JP7441591B2 - カバー部材の取付構造 - Google Patents
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Description
前記基準相手部は、
前記先端ガイド部を案内する第一ガイド縁と、
前記先端ガイド部と前記第一ガイド縁との遊びよりも大きな遊びをもって前記中間ガイド部を案内する第二ガイド縁と、
前記基端係合部と係合する基端相手部とを有し、
前記ガイド相手部は、前記ガイド突起部を案内する第三ガイド縁を有し、
前記係合相手部は、前記係合突起部が係合される係合凹部を有し、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される初期段階で、前記先端ガイド部は前記第一ガイド縁に案内されることで、前記本体部が前記基準突起部の伸延方向と交差する方向にずれることを規制し、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される途中で、かつ前記ガイド突起部が前記開口部内に挿入され始める中間段階に、前記中間ガイド部は前記第二ガイド縁に対応するように位置され、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される終期段階で、前記基端係合部と前記基端相手部とが係合し、かつ前記係合突起部が前記係合凹部に係合される形態が挙げられる。
前記凹部は、底壁と、前記開口部の開口縁と前記底壁とをつなぐ側壁とを有し、
前記第一ガイド縁、前記第二ガイド縁、前記基端相手部、及び前記第三ガイド縁は、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一方に設けられた孔の内縁で構成される形態が挙げられる。
前記ガイド相手部は、前記端部領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを規制し、かつ前記窪み領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを許容する第四ガイド縁を備える形態が挙げられる。
前記第一ガイド縁は、前記深さが深い箇所における前記側壁に設けられている形態が挙げられる。
前記開口部には、その内部に前記基準突起部を挿入・抜脱する際に前記基準ガイド面と摺接する支持ガイド縁を有する形態が挙げられる。
次に、図を参照して、本発明の実施例の詳細を説明する。各図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施例に係るカバー部材の取付構造は、図1から図4、及び図9に示すように、開口部210(図9)を有する車両用ベース部材200と、その開口部210を塞ぐように車両用ベース部材200に取り付けられるカバー部材100(図4)とを備える。本例では、自動車のフロントロアグリルを車両用ベース部材200とし、開口部210からボルトが見えることをカバー部材100で隠すための構造を例として説明を行う。このボルトは、車両用ベース部材200を図示しない車両の構造部材に固定するためのボルトである。以下の説明における各部材の方向はカバー部材100の取付状態での車両の方向を基準とする。即ち、各図中のFRは車両前方、RRは車両後方、UPは車両上方、LWRは車両下方、LHは車両左方、RHは車両右方を示す。なお、車両用ベース部材200を単にベース部材200といい、車両用ベース部材200の前方面及びカバー部材100の前方面の各々を正面、車両用ベース部材200の後方面及びカバー部材100の後方面の各々を背面ということがある。実施例に係るカバー部材の取付構造の特徴の一つは、特定構造の突起部を有するカバー部材100を特定構造のベース部材200の開口部210に対して取り付けられるように構成したことにある。以下、カバー部材100、ベース部材200の順に各部の詳細を述べ、その後でカバー部材100の取付手順を説明する。なお、本例では、各図において、ベース部材200の右方に設けられた開口部210に対してカバー部材100を取り付ける構造について説明し、ベース部材200の左方の構造の説明は省略する。ベース部材200の左方においても、右方に設けられた開口部210及びカバー部材100と左右対称の開口部及びカバー部材が用いられる。
カバー部材100は、ベース部材200の開口部210を覆うように取り付けられる部材である(図4から図8)。このカバー部材100は、開口部210を塞ぐ本体部110と、本体部110に設けられる複数種の突起部とを備える。複数種の突起部は、基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140を含む。
本体部110は、開口部210の形状に対応した形状とサイズとを有する。本例の本体部110は板状部材である。本体部110の形状は開口部210の形状に合わせて適宜選択できる。本例の本体部110を正面視した輪郭形状は上下方向よりも左右方向が長い五角形状である。勿論、開口部210の形状が円形、楕円形、五角形以外の多角形などであれば、その形状に対応した本体部110の形状とすればよい。
基準突起部120は、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、取付動作の支点を構成するための突起である。この基準突起部120は、カバー部材100の外縁から外方に突出するように設けられている。カバー部材100の外縁は、カバー部材100を正面視した際の輪郭のことである。本例の基準突起部120は、カバー部材100の背面から突出し、背面側に伸延しつつ、外縁から外方に向かって延びる突起で構成されている(図5、図7)。概略的には、基準突起部120の全体形状は、湾曲状又は屈曲状の長尺部材である。この基準突起部120の伸延方向は、本体部110の重心Oから離れる方向であることが好適である。重心Oについては後述する。本例では、本体部110における車両のほぼ右方、つまり図4の左方に基準突起部120が突出される。より具体的には、基準突起部120の基端部は本体部110に近接し、中間部は基準突起部120の伸延に伴って本体部110の背面から離れる。さらに基準突起部120の先端部は、本体部110の延長面に再度近づくように伸延されている。
先端ガイド部124は、カバー部材100の取付動作の初期段階において、開口部210に対する本体部110の所定方向へのブレを抑制しつつ、基準突起部120を開口部210の内部に案内する。本例では、並列する2つの基準突起部120が互いに対向する面に先端ガイド部124が構成される。より具体的には、上記各対向面の先端部、及び基準突起部120の長手方向の途中から基端側に向かって設けられる三角板状の領域が先端ガイド部124に相当する。両先端ガイド部124の互いに対向する縁部同士は、互いの対向方向の間隔が基準突起部120の長手方向にわたって一様である。基準突起部120の開口部210内への進入時、これら先端ガイド部124の間には、後述する第一ガイド縁223が挟まれるように配置される。この配置により、本体部110は基準突起部120の並列方向のずれが規制された状態で開口部210に近接するよう動作される。即ち、本体部110は概ね上下方向へのずれが規制された状態で開口部210に近接される。
さらに、基準突起部120の基端近傍では、三角板状の領域は切欠かれている。つまり、基準突起部120の基端近傍は、基準突起部120の幅が局所的に狭い。両基準突起部120の対向面のうち、この基準突起部120の幅が局所的に狭い領域が中間ガイド部126に相当する。中間ガイド部126は、後述する第二ガイド縁224に対する遊びが、先端ガイド部124と第一ガイド縁223との遊びよりも大きい。中間ガイド部126の数は、複数あることが好ましい。本例での中間ガイド部126は基準突起部120の対向面の各々に合計二箇所に設けられている。基準突起部120の長手方向における中間ガイド部126の長さは、ごく短くても十分である。後述するように、ガイド突起部130をガイド相手部230に対して嵌め合うための位置決めを行う間だけ、上記並列方向への本体部110のずれの規制が緩められれば良いからである。
一方、基準突起部120の基端には基端係合部128が設けられている。基端係合部128はカバー部材100を開口部210に取り付けた状態において、後述する基端相手部225と係合することで、基準突起部120が基準相手部220から外れることを抑制するための構成部材である。本例では、本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁が基端係合部128の一部に相当する。この基端係合部128は、後述する基端相手部225に対して僅かなギャップにて嵌め合うことで、カバー部材100の開口部210への取付後において、本体部110の開口部210に対するずれも規制する。さらに本例では、上記三角板状の領域の基端側の端面も基端係合部128を構成する。上述したように、三角板状の領域は、それよりも基端側の基準突起部120の開口縁に対しては、三角板状の領域の厚みに相当する段差を有している。この段差をカバー部材100の取付時に基準相手部220の段差面219(図21)に対して掛けることで、基準突起部120が基準相手部220から外れることを効果的に抑制できる。
ガイド突起部130は、カバー部材100の開口部210への取付時及び取付後において、開口部210に対して本体部110の所定方向へのずれを規制する構成部材である(図5、図7)。ガイド突起部130は、本体部110の外縁以内の領域に収まるように設けられている。本例のガイド突起部130は、本体部110の背面から開口部210の奥側、即ち車両後方に向かって直線状に伸延されている。このガイド突起部130の形状は特に限定されない。本例のガイド突起部130は、本体部110の外縁から外方側に向かって開口した四角柱状の突起である。このガイド突起部130のうち、本体部110の外縁から外方に臨む面が、後述するガイド相手部230、即ち第三ガイド縁234に対して摺接される。ガイド突起部130がガイド相手部230に対して摺接されることで、本体部110がブレることなく適切な向きを維持した状態でカバー部材100の取付動作を行うことができる。ガイド突起部130の数は特に限定されないが、複数であることが好ましい。本例では本体部110の上方に位置するガイド突起部131と、本体部110の下方に位置するガイド突起部132の合計2つのガイド突起部130を備えている。いずれのガイド突起部131,132も基端側から先端側に向かってテーパー状に構成されている。本例のガイド突起部130の内部に空間が構成されていることや補強リブを備える点は、基準突起部120と同じである。ガイド突起部130の突出長さは、基準突起部120の中間ガイド部126が第二ガイド縁224に対応する位置となる状態で、ガイド突起部130の先端がガイド相手部230(第三ガイド縁234)に位置決め可能な程度に接近できる長さであることが好ましい。ガイド突起部130の突出長さとは、本体部110の背面からガイド突起部130の先端までの寸法のことである。本例のガイド突起部130の突出長さは、後述する係合突起部140の突出長さよりも長い。
係合突起部140は、ベース部材200における開口部210内の係合相手部240に対して係合することで、カバー部材100が開口部210から不用意に外れることを抑制する構成部材である(図5,図6,図7,図13)。本例の係合突起部140は、本体部110の背面から開口部210の奥側、即ち車両後方に向かって直線状に伸延されている。係合突起部140の形状は、特に限定されないが、板状であることが好ましい。本例では、スナップフィットを有する係合突起部140としている。より具体的には、板状の部材にU字状のスリットを設け、スリットの内部の舌片を揺動自在に構成している。この舌片には、爪部142が設けられている。爪部142は、本体部110の外縁から外方に突出するように設けられている。本例の爪部142は、正面側から背面側に向かうに従って、本体部110の外縁から外方への突出量が小さくなるような形状に構成されている。カバー部材100を開口部210に装着した際、爪部142は後述する係合相手部240、即ち係合孔242に嵌められる。なお、係合突起部140における係合相手部240に対する係合構造は、上記の爪部142と係合孔242との嵌め合いに限定されず、カバー部材100を開口部210から取り外すことを阻害するものであれば種々の構造が利用できる。
上述した基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140は、基本的に本体部110の外縁に近接して配置することが好ましい。特に、各突起部120,130,140同士の本体部110に対する配置は、図8に示すように、次のように行うことが好ましい。以下の配置とすることで、本体部110の外縁を、その周方向にバランスよくいずれかの突起部120,130,140で開口部210に位置決めすることができる。
車両用ベース部材200は、車両に取り付けられる種々の部材のうち、カバー部材100(図1)で塞がれる開口部210を有する部材である(図9から図12)。ベース部材200の具体例としては、フロントグリルやバンパーなどが挙げられる。本例でのベース部材200はフロントロアグリルである。ベース部材200の形状は、特に限定されないが、一般に板状のものが好適に利用できる。ベース部材200の周縁部には、正面側に突出する枠部250が設けられている(図9)。枠部250は、その一部が開口部210の周辺部材に相当する。枠部250の内側には、開口部210と、開口部210以外の領域である基板面255とが設けられている。本例の基板面255にはダイヤ状の格子枠260が設けられている。格子枠260のうち、開口部210の近傍に位置するものも周辺部材の一部である。基板面255における格子枠260の内側は、外気をエンジンルーム内に導入する複数の通風孔262が設けられている。但し、開口部210の近傍における格子枠260の内側は、通風孔262を備えていない。基板面255の格子枠260と、上述したカバー部材100の格子枠112とは、カバー部材100を開口部210に装着した際に連続性のあるデザインを構成する(図1,図9)。このベース部材200も樹脂成形体で構成されている。
開口部210の詳細を説明する(図9から図12)。開口部210は、ベース部材200のうち、カバー部材100で塞がれる領域である(図9,図11)。この開口部210の開口縁の形状は、カバー部材100の本体部110の形状に対応した形状である。本例の開口部210は、その内部に凹部を備える。凹部は、底壁212と側壁214とを有する。底壁212は、開口部210の開口縁よりも深さ方向の奥側に位置する面で、概ね深さ方向に対して交差する方向に沿った面である。深さ方向は、開口部の開口縁よりもカバー部材100の取付面とは反対側に延びる方向である。より具体的には、深さ方向は、本例では車両の内側に延びる方向、つまり概ね車両の後方である。側壁214は、開口部210の開口縁と底壁212とをつなぐ面で、概ね凹部の深さ方向に沿った面である。この開口縁の輪郭は本体部110の輪郭に対応している。本例の凹部は、複雑な形状の底壁212と側壁214とを有する。凹部の右方は左方に比べて概ね深さが深く構成されている。底壁212は、カバー部材100の本体部110又は基板面255における格子枠260以外の箇所と概ね平行な面である。本例の底壁212は、開口部210からの深さが異なる複数の面を有している。本例の側壁214は、底壁212の深さに応じて、深さが異なる複数の面を有している。底壁212の一部には、ベース部材200を車両の構造部材に固定するためのボルトの貫通孔212hが設けられている。この貫通孔212hの右方には、貫通孔212hを有する底壁212から開口部210側に隆起したボックス状部216が設けられている(図9,図10,図11)。ボックス状部216は、上面、下面、正面、右側面及び左側面を有し、背面を有していない。ボックス状部216の上面216uは略T字状に構成されている。より具体的には、略T字状の上面216uは、ほぼ左右方向に沿って延びる矩形面と、矩形面の右端側につながってほぼ上下方向に延びる矩形状の帯状面とを備えている。概ね帯状面の上下方向の長さは、矩形面の上下方向の長さよりも大きい。ボックス状部216の上下に位置する底壁212の一部には、後述する基準孔221を構成する背面218が設けられている(図11)。この背面218は、略T字状の上面216uとほぼ平行に設けられる面で、ボックス状部216の右側面からも右方に突出している。つまり、基準孔221に挿入された基準突起部120を前後から上記帯状面と背面218との間で挟むように支持することができる。各背面218のボックス状部216側には、切欠部が設けられている。この切欠部により基準突起部120を開口部210に対して斜めに導入し、基準孔221に対してはめ込みやすい。さらに、帯状面の右方には、帯状面の厚みに相当する段差面219が形成されている(図21)。この段差面219には、先端ガイド部124を構成する三角板状の領域の基端側の端面が係合される。
基準相手部220は、カバー部材100の開口部210への取付時、基準突起部120を案内する部材である(図10,図11,図12)。本例の基準相手部220は、基準孔221の縁部により構成される。基準孔221の縁部には、支持ガイド縁222、第一ガイド縁223、第二ガイド縁224、及び基端相手部225が含まれる。基準突起部120のうち、基準ガイド面122は支持ガイド縁222に、先端ガイド部124は第一ガイド縁223に、中間ガイド部126は第二ガイド縁224に案内され、基端係合部128は基端相手部225に係合される。基端相手部225は、後述する複数の縁部や端面から構成される。
ガイド相手部230は、カバー部材100の開口部210への取付時、ガイド突起部130を案内する部材である(図11)。本例のガイド相手部230は、底壁212に設けられたガイド孔232の縁部により構成される。ガイド孔232には、ガイド突起部131が挿通されるガイド孔232aと、ガイド突起部132が挿通されるガイド孔232bを有する。ガイド孔232aは、上方に屈曲部を向けた略V字状のスリットである。ガイド孔232bは、下方に屈曲部を向けた略V字状のスリットである。いずれのガイド孔232a,232bもスリット状としているのは、スライドと回動とを伴う各ガイド突起部131,132がガイド孔232a,232bの内縁に干渉して、各ガイド突起部131,132の挿入動作の阻害要因になることを避けるためである。図3に示すように、ガイド孔232aの内縁のうち、上方から左方に向かうに従って下がる縁部がガイド相手部230、即ち第三ガイド縁234aを構成する。ガイド孔232bの内縁のうち、屈曲部から右方に向かうに従って上方に延びる縁部がガイド相手部230、即ち第三ガイド縁234bを構成する。カバー部材100を開口部210に取り付ける際、ガイド突起部131,132の各々は、上記第三ガイド縁234a,234bに摺接されることで、本体部110を適切な向きに保持しつつ、カバー部材100の取付動作を行うことができる。
係合相手部240は、カバー部材100の開口部210への取付時、係合突起部140を案内する部材である(図10,図11,図12)。本例の係合相手部240は、係合凹部を備える。より具体的には、係合凹部は係合孔242を有し、その係合孔242の縁部により係合相手部240は構成される。係合孔242は、ベース部材200を正面視又は背面視した場合に矩形状である。この係合孔242は、凹部の底壁212の一部から側壁214の一部にかけて設けられている。係合孔242の数は、係合突起部140の数に対応する数とする。本例では、2つの係合孔242が設けられている。そして、各係合孔242の上縁に係合突起部140の爪部142が掛けられることで、係合突起部140は係合相手部240に係合される。
上記カバー部材をベース部材の開口部に取り付ける手順は、以下の通りである。取付手順の説明は、初期段階、中間段階、終期段階の三段階に分けて行い、主として図13から図21を参照して行う。図13から図15は初期段階の説明で参照し、図16から図18は中間段階の説明で参照し、図19から図21は終期段階の説明で参照する。
初期段階は、主に基準突起部120を基準孔221に挿入し始めてから、ガイド突起部130がガイド孔232に挿入可能な位置に接近するまでの段階である。
中間段階は、ガイド突起部130がガイド孔232に挿入可能な位置にまで開口部210に接接すると共に、基準突起部120の中間ガイド部126が第二ガイド縁224に対応する段階である(図16から図18)。初期段階では、先端ガイド部124と第一ガイド縁223との摺接によって、基準突起部120の並列方向に本体部110がずれることを規制している。しかし、このままでは基準相手部220に対する基準突起部120のズレの規制が大きいため、ガイド突起部130を円滑にガイド孔232にはめ込むことが難しい場合がある。
終期段階は、中間段階経過後、カバー部材100が最終的な取付位置に固定されるまでの段階である(図19から図21)。
さらに基準突起部120を基準孔221に挿入しつつ、ガイド突起部130もガイド孔232に挿入すると、本体部110の背面の周縁が開口部210に支持される。同時に、本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁は基準孔221の縁部に達する。このとき、本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120は基準孔221の四方の縁部で囲まれる。併せて、先端ガイド部124の三角板状の領域における基端側の端面が、帯状面の右方に形成される段差面に引っ掛けられることで、基端係合部128が基端相手部225に確実に係合される。さらに係合突起部140の爪部142は、係合相手部240の係合孔242に係合される。以上の取付動作により、基準突起部120、ガイド突起部130、係合突起部140は、それぞれ基準孔221、ガイド孔232、係合孔242に対して係合され、カバー部材100は開口部210に確実に取り付けられる。
カバー部材100を取り外す場合、カバー部材100を取り付ける手順と逆の手順を行えばよい。まずは係合突起部140と係合孔242の係合を解除する。具体的にはスナップフィットの舌片を揺動させ、爪部142の係合孔242への係合を解除する。その状態で、本体部110の係合突起部140側の領域を正面側に回動させる。この回動は、基準ガイド面122と支持ガイド縁222との接触箇所を支点として行われる。この回動を行いながら、本体部110を開口部210に対して傾斜する方向にスライドさせ、基準突起部120を基準孔221から引き抜く。その間、ガイド突起部130がガイド相手部230に摺接されるため、本体部110の向きを適正な向きに保持した状態でカバー部材100取り外し動作を行うことができる。ガイド突起部130がガイド孔232から抜けると、基準突起部120の先端ガイド部124を第一ガイド縁223に対して案内することができる。そして、最終的に基準突起部120を基準孔221から引き抜くことで、カバー部材100の開口部210からの取り外しを行う。
上記の実施例に係るカバー部材の取付構造は、以下の効果を奏することができる。
次に、実施例1とは異なる構成のカバー部材の取付構造を、図22から図29に基づいて説明する。実施例2に係るカバー部材100の取付構造は、ガイド突起部130の形状とガイド相手部230の形状とが実施例1の構成と異なり、他の構成は実施例1の構成と同様である。以下、実施例2では、主に実施例1との相違点を説明し、共通する構成の説明は省略する。なお、以下の説明において、ガイド突起部130の先端側とは、本体部110からガイド突起部130の突出方向に離間する方向をいい、ガイド突起部130の根本側とは、ガイド突起部130の端部から本体部110側に近接する方向をいう。
《ガイド突起部》
図22に示すように、実施例2に係るカバー部材100の取付構造において、ガイド突起部130は実施例1と同様に2つある。この2つのガイド突起部131,132のうち、ガイド突起部131の周面には、端部領域131eと窪み領域131hとが設けられている。端部領域131eとは、ガイド突起部131の特定の周面131sのうち、ガイド突起部131の先端側に位置する領域である。一方、窪み領域131hとは、ガイド突起部131の特定の周面131sのうち、端部領域131eよりもガイド突起部131の根本側に位置する領域である。端部領域131eと窪み領域131hとは、互いにガイド突起部131の突出方向に並んでいる。本例のガイド突起部131は、3面の周面を持っている。この3面の周面のうち、特定の周面131sに端部領域131eと窪み領域131hとが設けられる。特定の周面131sとは、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、ガイド突起部131が第三ガイド縁234a(図24)に沿ってスライドされる前方に位置する面である。このスライドされる前方を換言すると、第三ガイド縁234aに摺接されるガイド突起部131の面に沿った方向であって、基準突起部120に近接する方向である。本例では、図24に示すように、ガイド孔232aは、2つの直線状の長孔をつないで逆V字状に構成されている。カバー部材100を開口部210に取り付ける際、ガイド突起部131は、一方の直線状の長孔に設けられた第三ガイド縁234aに沿ってスライドされる。より具体的には、図24のガイド孔232aにおける左側の直線状の長孔内で、左下から右上に向ってガイド突起部131aがスライドされる。よって、ガイド突起部131の周面のうち、図24の右上に臨む面、即ち上記スライド方向に交差する面であって、基準突起部120側に位置する面が特定の周面131sである。なお、図24では、カバー部材100で開口部210を塞ぎ終えた状態でのガイド突起部131を二点鎖線にて示している。
端部領域131eは、後述する第四ガイド縁235e(図24から図29)に摺接されることで、基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを規制する。基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向は、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、基準突起部120が開口部210内に進行する方向である。この端部領域131eは、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、後述する第四ガイド縁235eに摺接する。この摺接により、基準突起部120が基準孔221に挿入されることを規制し、さらに本体部110が開口部の内面に干渉することを抑制する。本例の端部領域131eは、平面で構成される。ガイド突起部131の突出方向に沿った端部領域131eの長さはカバー部材100の開口部210への取付時、本体部110がベース部材200の内側、本例では枠部250の内面に干渉することを防止できる適宜な長さを選択できる。本例では、ガイド突起部131の突出方向に沿った端部領域131eの長さは、同方向に沿った窪み領域131hの長さよりも若干短い。
ガイド相手部230は、第四ガイド縁235eを備える。第四ガイド縁235eは、端部領域131eに摺接することで基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを規制し、かつ窪み領域131hに摺接することで基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを許容する。
上記ガイド突起部131とガイド相手部230とを備えるカバー部材100の取付構造において、カバー部材100で開口部210を塞ぐ動作について、主に図25から図29に基づいて説明する。以下の説明は、実施例1と同様に基準突起部120を基準孔221に差し込み、ガイド突起部131がガイド孔232aにまで接近しているが、はめ込まれるには至らない状態(実施例1の図14に対応)よりも後の取付手順について述べる。この状態では、基準突起部120の一部が基準孔221に差し込まれているが、本体部110は枠部250の内面から離れた状態にある。
一方、ベース部材200からカバー部材100を取り外す場合、上述したカバー部材100の取付手順と逆の手順にて各部が動作される。つまり、図29から図26の順に示すように、第四ガイド縁235eに対してガイド突起部131が動作されることで、カバー部材100がベース部材200から取り外される。
実施例2に係るカバー部材100の取付構造によれば、カバー部材100で開口部210を塞ぐ際、本体部110が衝撃的に枠部250の内面に接触して、枠部250の内面が損傷することを実施例1に比べてより効果的に抑制できる。
上記の実施例1及び実施例2に対して、以下の変形例とすることができる。
110 本体部
112 格子枠
114 封止面
120 基準突起部
122 基準ガイド面
124 先端ガイド部
126 中間ガイド部
128 基端係合部
130,131,132 ガイド突起部
131s 特定の周面
131e 端部領域
131h 窪み領域
131i 交差面
131v 縦面
140 係合突起部
142 爪部
200 車両用ベース部材(ベース部材)
210 開口部
212 底壁
212h 貫通孔
214 側壁
216 ボックス状部
216u 上面
218 背面
219 段差面
220 基準相手部
221 基準孔
222 支持ガイド縁
223 第一ガイド縁
224 第二ガイド縁
225 基端相手部
230 ガイド相手部
232,232a,232b ガイド孔
234,234a,234b 第三ガイド縁
235 突片
235e 第四ガイド縁
240 係合相手部
242 係合孔
250 枠部
255 基板面
260 格子枠
262 通風孔
Claims (3)
- 開口部を有する車両用ベース部材と、前記開口部を塞ぐように前記車両用ベース部材に取り付けられるカバー部材とを備えるカバー部材の取付構造であって、
前記カバー部材は、
前記開口部に対応した形状の本体部と、
前記本体部の外縁よりも外方に突出するように設けられる基準突起部と、
前記本体部の外縁以内の領域に収まるように設けられるガイド突起部と、
前記開口部内に係合する係合突起部とを備え、
前記車両用ベース部材は、前記開口部内に、前記基準突起部、前記ガイド突起部、及び前記係合突起部の各々が位置決めされる基準相手部、ガイド相手部、及び係合相手部を有し、
前記基準突起部、前記ガイド突起部、及び前記係合突起部は、前記カバー部材を前記開口部に取り付ける際、前記基準相手部、前記ガイド相手部、及び前記係合相手部に順次対応するような突出長さと前記本体部に対する配置とを有し、
前記ガイド突起部は、前記基準突起部に近接する方向を向いた周面を備え、
前記周面は、前記ガイド突起部の先端側に位置する端部領域と、前記端部領域よりも前記ガイド突起部の根本側に位置する窪み領域とを有し、
前記ガイド相手部は、前記端部領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを規制し、かつ前記窪み領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを許容する第四ガイド縁を備える、カバー部材の取付構造。 - 前記基準突起部は、その先端から基端に向かって順に、先端ガイド部、中間ガイド部、及び基端係合部を有し、
前記基準相手部は、
前記先端ガイド部を案内する第一ガイド縁と、
前記先端ガイド部と前記第一ガイド縁との遊びよりも大きな遊びをもって前記中間ガイド部を案内する第二ガイド縁と、
前記基端係合部と係合する基端相手部とを有し、
前記ガイド相手部は、前記ガイド突起部を案内する第三ガイド縁を有し、
前記係合相手部は、前記係合突起部が係合される係合凹部を有し、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される初期段階で、前記先端ガイド部は前記第一ガイド縁に案内されることで、前記本体部が前記基準突起部の伸延方向と交差する方向にずれることを規制し、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される途中で、かつ前記ガイド突起部が前記開口部内に挿入され始める中間段階に、前記中間ガイド部は前記第二ガイド縁に対応するように位置され、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される終期段階で、前記基端係合部と前記基端相手部とが係合し、かつ前記係合突起部が前記係合凹部に係合される請求項1に記載のカバー部材の取付構造。 - 前記車両用ベース部材の前記開口部は凹部を有し、
前記凹部は、底壁と、前記開口部の開口縁と前記底壁とをつなぐ側壁とを有し、
前記第一ガイド縁、前記第二ガイド縁、前記基端相手部、及び前記第三ガイド縁は、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一方に設けられた孔の内縁で構成される請求項2に記載のカバー部材の取付構造。
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