JP7441591B2 - カバー部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、カバー部材の取付構造に関する。
フロントグリルやバンパーなどの車両用ベース部材の開口部をカバー部材で塞ぐことが行われている。例えば、特許文献1は、バンパーに設けた牽引フック用の開口部をカバー部材で塞ぐカバー部材の取付構造を開示する。この取付構造を構成するカバー部材は、その背面から突出する支持片と係留片とを備える。一方、開口部は、支持片を回転自在に支持する軸部と、係留片に係合されるスリットとを備える。カバー部材を開口部に取り付ける際、一対の支持片と軸部とを位置合わせすると共に、係留片とスリットとを位置合わせする。その状態で、カバー部材を開口部側に押し込み、各支持片と軸部を係合させ、かつ係留片とスリットとを係合させる。カバー部材で開口部を閉じた状態では、支持片が軸部に回転自在に支持され、係留片はスリット内に係合される。カバー部材を開ける際、カバー部材のうち、支持片を挟んで係留片と反対側の領域を開口部の内部側に押し込む。この押し込みに伴い、軸部に対して支持片が回転することで、カバー部材も軸部を回転軸として回転される。このカバー部材の回転により、カバー部材の係留片が設けられる側の領域は開口部の外側に位置し、支持片を挟んで係留片と反対側の領域は開口部の内部に位置する。部分的に開口部の外側に飛び出したカバー部材は、係留片をスリットに掛けたまま、支持片を軸部から外すことで、開口部を開状態とすることができる。
特開2004-175190号公報
上述のようなカバー部材の取付構造において、開口部へのカバー部材の組付け性を改善することが望まれている。特許文献1の構造では、一対の支持片の各々と軸部の各々同士、係留片とスリットという合計三箇所の部材同士を同時に位置合わせする必要がある。しかし、三箇所以上といった多数箇所を同時に位置合わせすることは必ずしも容易ではない。特に、車両用ベース部材の開口部の周囲に正面側へ突出するように設けられる周辺部材がある場合、カバー部材が開口部に対する適切な位置からずれると、周辺部材の内壁に係留片などが干渉する虞がある。このような周辺部材とカバー部材の構成部材との干渉は、周辺部材を傷付ける懸念がある。とりわけ、周辺部材によって車両用ベース部材の意匠面が構成される場合、周辺部材の損傷は極力避けたい。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、開口部に対するカバー部材の組付け性に優れるカバー部材の取付構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、車両用ベース部材の開口部にカバー部材を取り付ける際、開口部の周辺部材にカバー部材の構成部材が干渉して周辺部材が損傷されることを抑制できるカバー部材の取付構造を提供することにある。
本発明の実施形態の一態様に係るカバー部材の取付構造は、開口部を有する車両用ベース部材と、前記開口部を塞ぐように前記車両用ベース部材に取り付けられるカバー部材とを備える。前記カバー部材は、前記開口部に対応した形状の本体部と、前記本体部の外縁よりも外方に突出するように設けられる基準突起部と、前記本体部の外縁以内の領域に収まるように設けられるガイド突起部と、前記開口部内に係合する係合突起部とを備える。前記車両用ベース部材は、前記開口部内に、前記基準突起部、前記ガイド突起部、及び前記係合突起部の各々が位置決めされる基準相手部、ガイド相手部、及び係合相手部を有する。前記基準突起部、前記ガイド突起部、及び前記係合突起部は、前記カバー部材を前記開口部に取り付ける際、前記基準相手部、前記ガイド相手部、及び前記係合相手部に順次対応するような突出長さと前記本体部に対する配置とを有する。
基準突起部を基準相手部に対して摺接させながら開口部の奥側にスライドすると共に、本体部の係合突起部側を開口部に近接するように回動させることで、基準突起部の基準相手部に対する摺接箇所を支点とする所定の動作軌跡にて本体部を開口部に取り付けることができる。
この一連の取付動作において、基準突起部、ガイド突起部、及び係合突起部は、順次基準相手部、ガイド相手部、及び係合相手部に対して位置決めされる。そのため、互いに位置決めすべき箇所が三箇所以上ある場合でも、無理なく各構成部材同士の位置決めを適切に行うことができる。
カバー部材の取付動作における支点となる基準突起部は、本体部の外縁よりも外方に突出するように設けられることで、次の効果を奏する。
(1)本体部を開口部に対して斜めにスライドする動作軌跡を得やすく、カバー部材の組付け作業性に優れる。
(2)カバー部材の車両用ベース部材への取付後は、開口部を介して基準突起部を車両用ベース部材の背面側に回り込ませることができ、カバー部材が開口部から脱落することを効果的に抑制できる。
図1は、実施例1に係るカバー部材の取付構造の正面図である。 図2は、実施例1に係るカバー部材の取付構造の背面図である。 図3は、実施例1に係るカバー部材の取付構造の背面側斜視図である。 図4は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられるカバー部材の正面図である。 図5は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられるカバー部材の背面図である。 図6は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられるカバー部材の正面側斜視図である。 図7は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられるカバー部材の背面側斜視図である。 図8は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられるカバー部材に対する各突起部の取付位置を示す説明図である。 図9は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられる車両用ベース部材の正面図である。 図10は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられる車両用ベース部材の背面図である。 図11は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられる車両用ベース部材の正面側斜視図である。 図12は、実施例1に係るカバー部材の取付構造に用いられる車両用ベース部材の背面側斜視図である。 図13は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の初期段階における組付け状態を正面側から示す斜視図である。 図14は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の初期段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。 図15は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の初期段階における組付け状態を背面側から示す部分拡大斜視図である。 図16は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の中間段階における組付け状態を正面側から示す斜視図である。 図17は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の中間段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。 図18は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の中間段階における組付け状態を背面側から示す部分拡大斜視図である。 図19は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の終期段階における組付け状態を正面側から示す斜視図である。 図20は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の終期段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。 図21は、実施例1に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の終期段階における組付け状態を背面側から示す部分拡大斜視図である。 図22は、実施例2に係るカバー部材の取付構造に用いられるカバー部材の背面側斜視図である。 図23は、図22におけるガイド突起部の拡大図である。 図24は、実施例2に係るカバー部材の取付構造に用いられる車両用ベース部材の背面図である。 図25は、実施例2に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の第一段階における組付け状態を正面側から示す斜視図である。 図26は、実施例2に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の第一段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。 図27は、実施例2に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の第二段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。 図28は、実施例2に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の第三段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。 図29は、実施例2に用いられるカバー部材と車両用ベース部材の第四段階における組付け状態を背面側から示す斜視図である。
まず、本発明の実施の形態を列記して説明する。
(A)上記実施形態に係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部は、その先端から基端に向かって順に、先端ガイド部、中間ガイド部、及び基端係合部を有し、
前記基準相手部は、
前記先端ガイド部を案内する第一ガイド縁と、
前記先端ガイド部と前記第一ガイド縁との遊びよりも大きな遊びをもって前記中間ガイド部を案内する第二ガイド縁と、
前記基端係合部と係合する基端相手部とを有し、
前記ガイド相手部は、前記ガイド突起部を案内する第三ガイド縁を有し、
前記係合相手部は、前記係合突起部が係合される係合凹部を有し、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される初期段階で、前記先端ガイド部は前記第一ガイド縁に案内されることで、前記本体部が前記基準突起部の伸延方向と交差する方向にずれることを規制し、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される途中で、かつ前記ガイド突起部が前記開口部内に挿入され始める中間段階に、前記中間ガイド部は前記第二ガイド縁に対応するように位置され、
前記基準突起部が前記開口部内に挿入される終期段階で、前記基端係合部と前記基端相手部とが係合し、かつ前記係合突起部が前記係合凹部に係合される形態が挙げられる。
この構成によれば、カバー部材の取付動作の初期段階において、本体部が基準突起部の伸延方向と交差する方向にずれることを規制できる。よって、カバー部材は、そのブレが抑制された状態で所定の動作軌跡にて開口部に取り付けることができる。
上記取付動作の中間段階、即ち基準突起部が開口部内に挿入される途中で、かつガイド突起が開口部内に挿入され始める際には、中間ガイド部は第二ガイド縁に対応するように位置される。中間ガイド部は第二ガイド縁に対して、先端ガイド部と第一ガイド縁との遊びよりも大きな遊びをもって案内されている。よって、先端ガイド部と第一ガイド縁による基準突起部の伸延方向と交差する方向への規制を緩めることができ、ガイド突起部を第三ガイド縁に対して適度な遊びをもって適正位置に無理なく案内させることができる。
上記取付動作の終期段階では、基準突起部の基端係合部が基端相手部に係合し、かつ係合突起部が係合相手部に係合されることで、本体部を確実に開口部に対して固定することができる。
(B)上記実施形態に係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記車両用ベース部材の前記開口部は凹部を有し、
前記凹部は、底壁と、前記開口部の開口縁と前記底壁とをつなぐ側壁とを有し、
前記第一ガイド縁、前記第二ガイド縁、前記基端相手部、及び前記第三ガイド縁は、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一方に設けられた孔の内縁で構成される形態が挙げられる。
この構成によれば、凹部の底壁と側壁の少なくとも一方を利用して孔の内縁を構成することで、その内縁の伸延方向の自由度を高めることができる。特に、同一平面に沿った伸延方向の内縁は勿論、互いに交差する複数の平面の各々に沿った伸延方向の内縁を構成することができる。よって、スライドと回動を伴うカバー部材の取付動作に対して、基準突起部、ガイド突起部、係合突起部の各々を適切に位置決めできる基準相手部、ガイド相手部、係合相手部を構成できる。
(C)上記実施形態に係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記ガイド突起部は、その周面に設けられた端部領域と、前記端部領域よりも前記ガイド突起部の根本側に位置する窪み領域とを有し、
前記ガイド相手部は、前記端部領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを規制し、かつ前記窪み領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを許容する第四ガイド縁を備える形態が挙げられる。
この構成によれば、カバー部材で開口部を塞ぐ際、本体部が衝撃的に車両用ベース部材の内面に接触して、その内面が損傷することを抑制できる。その理由は次の通りである。カバー部材で開口部を塞ぐ動作の前段では、第四ガイド縁にガイド突起部の端部領域が摺接される。この摺接により、基準突起部の基準相手部に対する摺接方向の動きを規制する。そのため、本体部が車両用ベース部材の内面に衝撃的に当たることを抑制できる。一方、カバー部材で開口部を塞ぐ動作の後段では、第四ガイド縁に窪み領域が摺接される。この摺接により、基準突起部を基準相手部に対してぶれたりすることなく安定して摺接させつつ、カバー部材で開口部を塞ぐ動作を円滑に進行させることができる。
(D)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記凹部は、前記開口部の開口縁から前記底壁までの深さが相対的に深い箇所と浅い箇所とを有し、
前記第一ガイド縁は、前記深さが深い箇所における前記側壁に設けられている形態が挙げられる。
この構成によれば、本体部の外縁の外方に突出するように設けられた基準突起部を開口部に対して斜めに進入させ易い。よって、基準突起部を他の突起部に対して先に位置決めすることができ、他の突起部を開口部の適切な位置に案内させやすい。特に、深さが深い箇所であれば、凹部の側壁を利用して第一ガイド縁を構成し易い。
(E)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記開口部の周辺に、前記車両用ベース部材の正面側に突出する周辺部材を有する形態が挙げられる。
周辺部材としては、車両用ベース部材のデザイン上の必要性に応じて設けられる装飾凸部や、車両用ベース部材の機能上の必要性に応じて設けられる機能凸部が挙げられる。このような周辺部材を車両用ベース部材が有する場合であっても、所定の動作軌跡の取付動作によりカバー部材を開口部に取り付けられるため、周辺部材へのカバー部材の干渉を抑制できる。それに伴い、周辺部材への損傷も抑制できる。とりわけ、周辺部材が車両用ベース部材の意匠面を構成する場合、周辺部材への損傷の抑制は有効である。
(F)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部の少なくとも一部は、前記本体部の外縁よりも外方に突出するに従って前記本体部の背面から離れるように構成されている形態が挙げられる。
この構成によれば、基準突起部を基準相手部に対してスライドさせつつ、本体部における基準突起部と対向する側を開口部に近接するように回動させる動作を行いやすい。
(G)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部は、前記基端から前記先端に向かうに従ってテーパー状に構成されている形態が挙げられる。
この構成によれば、開口部内の基準相手部に対して基準突起部を進入させ易い。また、基準突起部を基準相手部に対して位置決めする動作の進行に伴い、基準突起部と基準相手部との遊びを順次小さくすることができ、カバー部材の取付動作を安定して行うことができる。
(H)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部は、前記基端よりも前記先端の厚みが薄い形態が挙げられる。
この構成によれば、開口部内の基準相手部に対して基準突起部を進入させ易い。
(I)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部は、所定の間隔をあけて並列される複数本を備える形態が挙げられる。
この構成によれば、複数の基準突起部の各々を基準相手部に対して位置決めすることができる。つまり、複数箇所で基準突起部を基準相手部に対して位置決めでき、カバー部材の取付時における本体部のブレを抑制することができる。
(J)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記先端ガイド部は、前記複数本の基準突起部同士の対向面の各々に設けられている形態が挙げられる。
この構成によれば、隣り合う基準突起部の各対向面に先端ガイド部を設けることで、複数の先端ガイド部を用いてカバー部材を車両用ベース部材に取り付けることができる。よって、カバー部材の取付動作を所定の動作軌跡にて行いやすい。
(K)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記先端ガイド部は、前記基準突起部の先端から基端に向かうに従って幅広となる三角板状である形態が挙げられる。
この構成によれば、簡易な構造の先端ガイド部を実現できる。先端ガイド部が三角形状であることで、テーパー状の基準突起部を容易に構成できる。また、先端ガイド部が板状であることで、基準相手部、すなわち第一ガイド縁との接触面積を小さくし易く、円滑にカバー部材の取付動作を行うことができる。
(L)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記中間ガイド部は、前記三角板状の前記先端ガイド部の基端側に切欠を設けることで構成されている形態が挙げられる。
この構成によれば、先端ガイド部の所定位置に切欠を設けることで、中間ガイド部と第二ガイド縁との遊びを先端ガイド部と第一ガイド縁との遊びよりも容易に大きく採ることができる。
(M)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部は、基準ガイド面を有し、
前記開口部には、その内部に前記基準突起部を挿入・抜脱する際に前記基準ガイド面と摺接する支持ガイド縁を有する形態が挙げられる。
この構成によれば、カバー部材の取付時、基準ガイド面と支持ガイド縁とを摺接させることで、より安定して取付動作を行うことができる。つまり、基準相手部は第一ガイド縁の他に支持ガイド縁を有することで、より安定してカバー部材の取付動作を行うことができる。
(N)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記先端ガイド部は、前記基準突起部の前記基準ガイド面側に偏在している形態が挙げられる。
この構成によれば、カバー部材の取付時、先端ガイド部は第一ガイド縁に対して案内されるだけではなく、支持ガイド縁に対しても案内されるようにできる。よって、カバー部材の取付動作を安定して行うことができる。
(O)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記ガイド突起部は複数設けられている形態が挙げられる。
この構成によれば、ガイド突起部が複数あることで、カバー部材の取付時、複数箇所で本体部の向きを規制することができ、安定して取付動作を行うことができる。
(P)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記複数のガイド突起部は、前記本体部の外縁の実質的に対向する位置に設けられている形態が挙げられる。
この構成によれば、複数のガイド突起部の各々が概ね本体部の対向する位置に設けられていることで、カバー部材の開口部への取付時、開口部に対するカバー部材の向きや位置を安定して適切に案内できる。
(Q)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記基準突起部と前記係合突起部とは、前記本体部の外縁の実質的に対向する位置に設けられている形態が挙げられる。
この構成によれば、基準突起部と係合突起部とが概ね本体部の対向する位置に設けられていることで、カバー部材の開口部に対する取付動作を行い易い。また、取付後のカバー部材が開口部に対してがたつくことを抑制できる。
(R)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記係合突起部は、スナップフィットを有する形態が挙げられる。
この構成によれば、係合突起部がスナップフィットを有することで、容易にカバー部材を車両用ベース部材の開口部に取り付けることができる。また、カバー部材を開口部から取り外すことも行い易い。
(S)上記実施形態のいずれかに係るカバー部材の取付構造の一形態として、前記車両用ベース部材は、車両のフロントグリルである形態が挙げられる。
この構成によれば、車両のフロントグリルに設けられた開口部をカバー部材で塞ぐことに好適に利用できる。
[実施例1]
次に、図を参照して、本発明の実施例の詳細を説明する。各図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<概要>
実施例に係るカバー部材の取付構造は、図1から図4、及び図9に示すように、開口部210(図9)を有する車両用ベース部材200と、その開口部210を塞ぐように車両用ベース部材200に取り付けられるカバー部材100(図4)とを備える。本例では、自動車のフロントロアグリルを車両用ベース部材200とし、開口部210からボルトが見えることをカバー部材100で隠すための構造を例として説明を行う。このボルトは、車両用ベース部材200を図示しない車両の構造部材に固定するためのボルトである。以下の説明における各部材の方向はカバー部材100の取付状態での車両の方向を基準とする。即ち、各図中のFRは車両前方、RRは車両後方、UPは車両上方、LWRは車両下方、LHは車両左方、RHは車両右方を示す。なお、車両用ベース部材200を単にベース部材200といい、車両用ベース部材200の前方面及びカバー部材100の前方面の各々を正面、車両用ベース部材200の後方面及びカバー部材100の後方面の各々を背面ということがある。実施例に係るカバー部材の取付構造の特徴の一つは、特定構造の突起部を有するカバー部材100を特定構造のベース部材200の開口部210に対して取り付けられるように構成したことにある。以下、カバー部材100、ベース部材200の順に各部の詳細を述べ、その後でカバー部材100の取付手順を説明する。なお、本例では、各図において、ベース部材200の右方に設けられた開口部210に対してカバー部材100を取り付ける構造について説明し、ベース部材200の左方の構造の説明は省略する。ベース部材200の左方においても、右方に設けられた開口部210及びカバー部材100と左右対称の開口部及びカバー部材が用いられる。
<カバー部材>
カバー部材100は、ベース部材200の開口部210を覆うように取り付けられる部材である(図4から図8)。このカバー部材100は、開口部210を塞ぐ本体部110と、本体部110に設けられる複数種の突起部とを備える。複数種の突起部は、基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140を含む。
《本体部》
本体部110は、開口部210の形状に対応した形状とサイズとを有する。本例の本体部110は板状部材である。本体部110の形状は開口部210の形状に合わせて適宜選択できる。本例の本体部110を正面視した輪郭形状は上下方向よりも左右方向が長い五角形状である。勿論、開口部210の形状が円形、楕円形、五角形以外の多角形などであれば、その形状に対応した本体部110の形状とすればよい。
本体部110は、その正面に周辺部材を有する。周辺部材は、ベース部材200のデザイン上、又は機能上の観点から設けられる部材であり、開口部210の周囲から正面側に突出する部材である。本例では、ダイヤ状の格子枠112により周辺部材が構成されている(図4)。この格子枠112は、ベース部材200のデザイン上の観点から設けられた装飾凸部である。格子枠112で囲まれる領域は、遮蔽面を有する。遮蔽面は開口部210にカバー部材100を取り付けた際、開口部210の内部をカバー部材100の外部から遮蔽して見え難くする部材である。本例の遮蔽面は、カバー部材100の正面から背面に貫通する孔を備えない封止面114で構成されている(図4)。その他、遮蔽面は、開口部210の内部をカバー部材100の外部から見え難くできる限り、正面から背面に貫通する適宜な透孔を有しても良い。
本体部110の構成材料は特に問わないが、樹脂が好適に利用できる。本例の本体部110も樹脂成形体である。
上記カバー部材100には、基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140が設けられている。いずれの突起部120,130,140も本体部110と一体の樹脂成形体で構成されている。
《基準突起部》
基準突起部120は、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、取付動作の支点を構成するための突起である。この基準突起部120は、カバー部材100の外縁から外方に突出するように設けられている。カバー部材100の外縁は、カバー部材100を正面視した際の輪郭のことである。本例の基準突起部120は、カバー部材100の背面から突出し、背面側に伸延しつつ、外縁から外方に向かって延びる突起で構成されている(図5、図7)。概略的には、基準突起部120の全体形状は、湾曲状又は屈曲状の長尺部材である。この基準突起部120の伸延方向は、本体部110の重心Oから離れる方向であることが好適である。重心Oについては後述する。本例では、本体部110における車両のほぼ右方、つまり図4の左方に基準突起部120が突出される。より具体的には、基準突起部120の基端部は本体部110に近接し、中間部は基準突起部120の伸延に伴って本体部110の背面から離れる。さらに基準突起部120の先端部は、本体部110の延長面に再度近づくように伸延されている。
基準突起部120の形状は、特に問わない。本例では、正面側が開口した四角柱状の突起であり、基端側と先端側の各端面、背面、上面及び下面を備えている。基準突起部120の内部は空間が形成され、軽量化に資する。この内部空間には、基準突起部120の伸延方向の中間部に補強リブが設けられている。
基準突起部120の幅は、先端側から基端側に向かうに従って広くなるように構成されている(図4、図5)。基準突起部120の幅とは、基準突起部120を正面視した際、基準突起部120の長手方向に対して直交する方向の寸法のことである。但し、基準突起部120の基端近傍は、局所的に幅が狭くなっている。
基準突起部120の厚さも、基端側から先端側に向かうに従って薄くなるように構成されている(図7)。基準突起部120の厚さとは、基準突起部120を上面視した際、基準突起部120の長手方向に対して直交する方向の寸法である。本例の基準突起部120の厚さは、基準突起部120の長手方向の中間部から先端までの間において、先端側に向かうに従って薄くなるように構成されている。
基準突起部120の数は、単数であっても複数であっても良い。複数の基準突起部120が並列されていることで、カバー部材100の取付動作の支点を安定して構成し易い。本例では、2つの基準突起部120を備えている。両基準突起部120は、ほぼ線対称の形状であり、本体部110の外縁の一辺から並列して突出するように設けられている。
基準突起部120の突出長さは、カバー部材100の開口部210への取付動作が可能なように十分な長さを有することが好適である。取付動作の詳細は後述するが、概略的には、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、まず基準突起部120を開口部210に導入するスライド動作を行いつつ、本体部110における基準突起部120と対向する領域を開口部210に対して近接させる回動動作を行うことで、順次ガイド突起部130、係合突起部140を開口部210に進入させる。
基準突起部120は、その正面側に基準ガイド面122を有する(図4,図6)。基準ガイド面122は、基準突起部120の開口部210への進入に伴って、開口部210内の所定箇所に摺接されることで、カバー部材100の取付動作の支点を構成する。この開口部210内の所定箇所とは、後述する支持ガイド縁222である(図10,図12)。本例の基準突起部120は、上述したように、正面側が開口した四角柱状の突起であり、その開口端面、すなわち、基準突起部120を構成する上面及び下面の正面側の端面が基準ガイド面122に相当する。
基準突起部120は、その先端から基端に向かって順に、先端ガイド部124、中間ガイド部126、及び基端係合部128を有する(図5、図7)。
(先端ガイド部)
先端ガイド部124は、カバー部材100の取付動作の初期段階において、開口部210に対する本体部110の所定方向へのブレを抑制しつつ、基準突起部120を開口部210の内部に案内する。本例では、並列する2つの基準突起部120が互いに対向する面に先端ガイド部124が構成される。より具体的には、上記各対向面の先端部、及び基準突起部120の長手方向の途中から基端側に向かって設けられる三角板状の領域が先端ガイド部124に相当する。両先端ガイド部124の互いに対向する縁部同士は、互いの対向方向の間隔が基準突起部120の長手方向にわたって一様である。基準突起部120の開口部210内への進入時、これら先端ガイド部124の間には、後述する第一ガイド縁223が挟まれるように配置される。この配置により、本体部110は基準突起部120の並列方向のずれが規制された状態で開口部210に近接するよう動作される。即ち、本体部110は概ね上下方向へのずれが規制された状態で開口部210に近接される。
先端ガイド部124の三角板状の領域(図4、図5)は、基準突起部120の先端側から基端側に向かうに従って幅広に構成されている。また、三角板状の領域は、基準突起部120の基準ガイド面122側に偏在されている(図7)。本例では、三角板状の領域は、その基端側よりも先端側において、基準ガイド面122と面一になるように設けられている。但し、三角板状の領域は、それよりも基端側の基準突起部の開口縁に対しては、三角板状の領域の厚みに相当する段差を有している(図7、図21)。本例の三角板状の領域の厚みは、基準突起部120における三角板状の領域以外の厚みに比べて十分に薄い。
(中間ガイド部)
さらに、基準突起部120の基端近傍では、三角板状の領域は切欠かれている。つまり、基準突起部120の基端近傍は、基準突起部120の幅が局所的に狭い。両基準突起部120の対向面のうち、この基準突起部120の幅が局所的に狭い領域が中間ガイド部126に相当する。中間ガイド部126は、後述する第二ガイド縁224に対する遊びが、先端ガイド部124と第一ガイド縁223との遊びよりも大きい。中間ガイド部126の数は、複数あることが好ましい。本例での中間ガイド部126は基準突起部120の対向面の各々に合計二箇所に設けられている。基準突起部120の長手方向における中間ガイド部126の長さは、ごく短くても十分である。後述するように、ガイド突起部130をガイド相手部230に対して嵌め合うための位置決めを行う間だけ、上記並列方向への本体部110のずれの規制が緩められれば良いからである。
(基端係合部)
一方、基準突起部120の基端には基端係合部128が設けられている。基端係合部128はカバー部材100を開口部210に取り付けた状態において、後述する基端相手部225と係合することで、基準突起部120が基準相手部220から外れることを抑制するための構成部材である。本例では、本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁が基端係合部128の一部に相当する。この基端係合部128は、後述する基端相手部225に対して僅かなギャップにて嵌め合うことで、カバー部材100の開口部210への取付後において、本体部110の開口部210に対するずれも規制する。さらに本例では、上記三角板状の領域の基端側の端面も基端係合部128を構成する。上述したように、三角板状の領域は、それよりも基端側の基準突起部120の開口縁に対しては、三角板状の領域の厚みに相当する段差を有している。この段差をカバー部材100の取付時に基準相手部220の段差面219(図21)に対して掛けることで、基準突起部120が基準相手部220から外れることを効果的に抑制できる。
《ガイド突起部》
ガイド突起部130は、カバー部材100の開口部210への取付時及び取付後において、開口部210に対して本体部110の所定方向へのずれを規制する構成部材である(図5、図7)。ガイド突起部130は、本体部110の外縁以内の領域に収まるように設けられている。本例のガイド突起部130は、本体部110の背面から開口部210の奥側、即ち車両後方に向かって直線状に伸延されている。このガイド突起部130の形状は特に限定されない。本例のガイド突起部130は、本体部110の外縁から外方側に向かって開口した四角柱状の突起である。このガイド突起部130のうち、本体部110の外縁から外方に臨む面が、後述するガイド相手部230、即ち第三ガイド縁234に対して摺接される。ガイド突起部130がガイド相手部230に対して摺接されることで、本体部110がブレることなく適切な向きを維持した状態でカバー部材100の取付動作を行うことができる。ガイド突起部130の数は特に限定されないが、複数であることが好ましい。本例では本体部110の上方に位置するガイド突起部131と、本体部110の下方に位置するガイド突起部132の合計2つのガイド突起部130を備えている。いずれのガイド突起部131,132も基端側から先端側に向かってテーパー状に構成されている。本例のガイド突起部130の内部に空間が構成されていることや補強リブを備える点は、基準突起部120と同じである。ガイド突起部130の突出長さは、基準突起部120の中間ガイド部126が第二ガイド縁224に対応する位置となる状態で、ガイド突起部130の先端がガイド相手部230(第三ガイド縁234)に位置決め可能な程度に接近できる長さであることが好ましい。ガイド突起部130の突出長さとは、本体部110の背面からガイド突起部130の先端までの寸法のことである。本例のガイド突起部130の突出長さは、後述する係合突起部140の突出長さよりも長い。
《係合突起部》
係合突起部140は、ベース部材200における開口部210内の係合相手部240に対して係合することで、カバー部材100が開口部210から不用意に外れることを抑制する構成部材である(図5,図6,図7,図13)。本例の係合突起部140は、本体部110の背面から開口部210の奥側、即ち車両後方に向かって直線状に伸延されている。係合突起部140の形状は、特に限定されないが、板状であることが好ましい。本例では、スナップフィットを有する係合突起部140としている。より具体的には、板状の部材にU字状のスリットを設け、スリットの内部の舌片を揺動自在に構成している。この舌片には、爪部142が設けられている。爪部142は、本体部110の外縁から外方に突出するように設けられている。本例の爪部142は、正面側から背面側に向かうに従って、本体部110の外縁から外方への突出量が小さくなるような形状に構成されている。カバー部材100を開口部210に装着した際、爪部142は後述する係合相手部240、即ち係合孔242に嵌められる。なお、係合突起部140における係合相手部240に対する係合構造は、上記の爪部142と係合孔242との嵌め合いに限定されず、カバー部材100を開口部210から取り外すことを阻害するものであれば種々の構造が利用できる。
《各突起部の本体部に対する配置》
上述した基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140は、基本的に本体部110の外縁に近接して配置することが好ましい。特に、各突起部120,130,140同士の本体部110に対する配置は、図8に示すように、次のように行うことが好ましい。以下の配置とすることで、本体部110の外縁を、その周方向にバランスよくいずれかの突起部120,130,140で開口部210に位置決めすることができる。
基準突起部120と係合突起部140の本体部110に対する配置は、本体部110の重心Oを挟んで互いに実質的に対向するように行うことが好適である。より具体的には、基準突起部120の基端から本体部110の重心Oを通る線分Aに対して±15°以内の範囲に係合突起部140が重なることが好適である。特に線分Aに対して±10°以内の範囲に係合突起部140が重なることが好適である。線分Aが通る基準突起部120の基端とは、背面視したカバー部材100における基準突起部120と本体部110との境界幅を二等分する点αのことである。重心Oとは、本体部110を背面視した際、本体部110の輪郭で構成される平面図形に対する幾何的重心のことである。線分Aに対して±15°以内の範囲A15とは、次の範囲のことである。重心Oから線分Aに対して+15°の線分A1と、-15°の線分A2とを採り、上記本体部110の輪郭における線分A1との交点X1と、線分A2との交点X2とを求める。交点X1と交点X2は、上記輪郭のうち、重心Oから見て点αと概ね対向する側の輪郭との交点とする。範囲A15は、重心O、交点X1及び交点X2で囲まれる扇状の領域のことである。図8では、範囲A15にハッチングを示している。この範囲A15に係合突起部140の少なくとも一部が重なることが好ましい。基準突起部120が複数ある場合、各基準突起部120の基端(点α)を起点として上記と同様の手法により範囲A15を求める。そして、いずれかの範囲A15に係合突起部140の少なくとも一部が重なればよい。
ガイド突起部130は、本体部110を背面視した輪郭のうち、基準突起部120又は係合突起部140に対して概ね均等にずれた位置に設けることが好ましい。ガイド突起部130が複数ある場合、各ガイド突起部130は、本体部110の重心Oを挟んで互いに実質的に対向するように配置することが好適である。より具体的には、ガイド突起部130の少なくとも一部が範囲B15に重なるように各ガイド突起部130を本体部110に対して配置すればよい。範囲B15は、次のように求める。重心Oを通り、かつ線分Aに対して直交する線分Bを採る。この線分Bに対して重心Oから+15°の線分B1と、-15°の線分B2とを採り、上記本体部110の輪郭における線分B1との交点Y1と、線分B2との交点Y2とを求める。重心O、交点Y1及び交点Y2で囲まれる領域が範囲B15である。図8では、範囲B15ハッチングを示している。この範囲B15に少なくとも一つのガイド突起部130が重なればよい。さらには、範囲B10に少なくとも一つのガイド突起部が重なることがより好適である。範囲B10は、線分Bに対する角度が±10°の線分を基準として上記と同様に求めた範囲のことである。
<車両用ベース部材>
車両用ベース部材200は、車両に取り付けられる種々の部材のうち、カバー部材100(図1)で塞がれる開口部210を有する部材である(図9から図12)。ベース部材200の具体例としては、フロントグリルやバンパーなどが挙げられる。本例でのベース部材200はフロントロアグリルである。ベース部材200の形状は、特に限定されないが、一般に板状のものが好適に利用できる。ベース部材200の周縁部には、正面側に突出する枠部250が設けられている(図9)。枠部250は、その一部が開口部210の周辺部材に相当する。枠部250の内側には、開口部210と、開口部210以外の領域である基板面255とが設けられている。本例の基板面255にはダイヤ状の格子枠260が設けられている。格子枠260のうち、開口部210の近傍に位置するものも周辺部材の一部である。基板面255における格子枠260の内側は、外気をエンジンルーム内に導入する複数の通風孔262が設けられている。但し、開口部210の近傍における格子枠260の内側は、通風孔262を備えていない。基板面255の格子枠260と、上述したカバー部材100の格子枠112とは、カバー部材100を開口部210に装着した際に連続性のあるデザインを構成する(図1,図9)。このベース部材200も樹脂成形体で構成されている。
《開口部》
開口部210の詳細を説明する(図9から図12)。開口部210は、ベース部材200のうち、カバー部材100で塞がれる領域である(図9,図11)。この開口部210の開口縁の形状は、カバー部材100の本体部110の形状に対応した形状である。本例の開口部210は、その内部に凹部を備える。凹部は、底壁212と側壁214とを有する。底壁212は、開口部210の開口縁よりも深さ方向の奥側に位置する面で、概ね深さ方向に対して交差する方向に沿った面である。深さ方向は、開口部の開口縁よりもカバー部材100の取付面とは反対側に延びる方向である。より具体的には、深さ方向は、本例では車両の内側に延びる方向、つまり概ね車両の後方である。側壁214は、開口部210の開口縁と底壁212とをつなぐ面で、概ね凹部の深さ方向に沿った面である。この開口縁の輪郭は本体部110の輪郭に対応している。本例の凹部は、複雑な形状の底壁212と側壁214とを有する。凹部の右方は左方に比べて概ね深さが深く構成されている。底壁212は、カバー部材100の本体部110又は基板面255における格子枠260以外の箇所と概ね平行な面である。本例の底壁212は、開口部210からの深さが異なる複数の面を有している。本例の側壁214は、底壁212の深さに応じて、深さが異なる複数の面を有している。底壁212の一部には、ベース部材200を車両の構造部材に固定するためのボルトの貫通孔212hが設けられている。この貫通孔212hの右方には、貫通孔212hを有する底壁212から開口部210側に隆起したボックス状部216が設けられている(図9,図10,図11)。ボックス状部216は、上面、下面、正面、右側面及び左側面を有し、背面を有していない。ボックス状部216の上面216uは略T字状に構成されている。より具体的には、略T字状の上面216uは、ほぼ左右方向に沿って延びる矩形面と、矩形面の右端側につながってほぼ上下方向に延びる矩形状の帯状面とを備えている。概ね帯状面の上下方向の長さは、矩形面の上下方向の長さよりも大きい。ボックス状部216の上下に位置する底壁212の一部には、後述する基準孔221を構成する背面218が設けられている(図11)。この背面218は、略T字状の上面216uとほぼ平行に設けられる面で、ボックス状部216の右側面からも右方に突出している。つまり、基準孔221に挿入された基準突起部120を前後から上記帯状面と背面218との間で挟むように支持することができる。各背面218のボックス状部216側には、切欠部が設けられている。この切欠部により基準突起部120を開口部210に対して斜めに導入し、基準孔221に対してはめ込みやすい。さらに、帯状面の右方には、帯状面の厚みに相当する段差面219が形成されている(図21)。この段差面219には、先端ガイド部124を構成する三角板状の領域の基端側の端面が係合される。
この凹部の底壁212及び側壁214の少なくとも一方には、基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140の各々を位置決めする基準相手部220、ガイド相手部230、及び係合相手部240が設けられている。いずれの相手部220,230,240も、本例では、凹部の底壁212及び側壁214の少なくとも一方に設けられた複数の孔の縁部により構成されている。より具体的には、複数の孔には、基準突起部120が挿通される基準孔221、ガイド突起部130が挿通されるガイド孔232、及び係合突起部140が係合される係合孔242が含まれる。
(基準相手部)
基準相手部220は、カバー部材100の開口部210への取付時、基準突起部120を案内する部材である(図10,図11,図12)。本例の基準相手部220は、基準孔221の縁部により構成される。基準孔221の縁部には、支持ガイド縁222、第一ガイド縁223、第二ガイド縁224、及び基端相手部225が含まれる。基準突起部120のうち、基準ガイド面122は支持ガイド縁222に、先端ガイド部124は第一ガイド縁223に、中間ガイド部126は第二ガイド縁224に案内され、基端係合部128は基端相手部225に係合される。基端相手部225は、後述する複数の縁部や端面から構成される。
基準孔221は、ベース部材200を正面視又は背面視した場合は屈曲したスリット状にしか見えないが(図9,図10)、右側面視した場合は、ほぼ矩形孔に見える(図12)。基準孔221の数は、基準突起部120の数に対応している。本例の基準孔221の数は2つである。両基準孔221は、図12に示すように、その大部分が凹部の側壁214に並列して設けられ、残部が底壁212に並列して設けられる。両基準孔221の間には、概ね深さ方向に沿った側壁214の一部である矩形面が介在される。この矩形面は、上述したボックス状部216を構成する右側面に相当する。矩形面を上下に二等分する深さ方向に沿った軸に対して、各基準孔221は上下対称に設けられている。そして、各基準孔221の縁部は、基準孔221を側面視した場合、矩形の短辺に相当する上縁及び下縁、矩形の長辺に相当する前縁及び後縁で構成される。
ここで、各基準孔221の前縁は、支持ガイド縁222に相当する。また、上方の矩形孔の下縁、即ち上記矩形面の上縁並びに下方の矩形孔の上縁、即ち上記矩形面の下縁が第一ガイド縁223に相当する。この矩形面は、並列される両基準突起部120の対向面の間に挟まれ、基準突起部120の先端ガイド部124が第一ガイド縁223に摺接される。第二ガイド縁224は、本例では第一ガイド縁223に兼ねられている。第二ガイド縁224を兼ねる第一ガイド縁223に対して基準突起部120の中間ガイド部126が対応することで、先端ガイド部124と第一ガイド縁223に対する遊びよりも大きな遊びを中間ガイド部126と第二ガイド縁224との間に構成できる。本例と異なり、第二ガイド縁224は第一ガイド縁223とは独立して設けられていても良い。その具体的な構成は後述する。一方、各矩形孔の前縁、後縁及び上縁は基端相手部225の一部を構成する。基端相手部225は、さらに上記帯状面の上縁及び下縁、並びに帯状面の右方に形成された段差面も含む。カバー部材100を開口部210に取り付けた際、本体部110と上方の基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁、即ち上方の基端係合部128は、矩形孔の前縁、後縁、上縁、並びに帯状面の上縁とで四方から囲まれる。同様に、本体部110と下方の基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁、即ち下方の基端係合部128は、矩形孔の前縁、後縁、上縁、並びに帯状面の下縁とで四方から囲まれる。さらに、先端ガイド部124の三角板状の領域における基端側の端面が、帯状面の右方に形成される段差面に引っ掛けられることで、基端係合部128が基端相手部225に確実に係合される。
(ガイド相手部)
ガイド相手部230は、カバー部材100の開口部210への取付時、ガイド突起部130を案内する部材である(図11)。本例のガイド相手部230は、底壁212に設けられたガイド孔232の縁部により構成される。ガイド孔232には、ガイド突起部131が挿通されるガイド孔232aと、ガイド突起部132が挿通されるガイド孔232bを有する。ガイド孔232aは、上方に屈曲部を向けた略V字状のスリットである。ガイド孔232bは、下方に屈曲部を向けた略V字状のスリットである。いずれのガイド孔232a,232bもスリット状としているのは、スライドと回動とを伴う各ガイド突起部131,132がガイド孔232a,232bの内縁に干渉して、各ガイド突起部131,132の挿入動作の阻害要因になることを避けるためである。図3に示すように、ガイド孔232aの内縁のうち、上方から左方に向かうに従って下がる縁部がガイド相手部230、即ち第三ガイド縁234aを構成する。ガイド孔232bの内縁のうち、屈曲部から右方に向かうに従って上方に延びる縁部がガイド相手部230、即ち第三ガイド縁234bを構成する。カバー部材100を開口部210に取り付ける際、ガイド突起部131,132の各々は、上記第三ガイド縁234a,234bに摺接されることで、本体部110を適切な向きに保持しつつ、カバー部材100の取付動作を行うことができる。
(係合相手部)
係合相手部240は、カバー部材100の開口部210への取付時、係合突起部140を案内する部材である(図10,図11,図12)。本例の係合相手部240は、係合凹部を備える。より具体的には、係合凹部は係合孔242を有し、その係合孔242の縁部により係合相手部240は構成される。係合孔242は、ベース部材200を正面視又は背面視した場合に矩形状である。この係合孔242は、凹部の底壁212の一部から側壁214の一部にかけて設けられている。係合孔242の数は、係合突起部140の数に対応する数とする。本例では、2つの係合孔242が設けられている。そして、各係合孔242の上縁に係合突起部140の爪部142が掛けられることで、係合突起部140は係合相手部240に係合される。
<カバー部材の開口部への取付手順と各部の関係>
上記カバー部材をベース部材の開口部に取り付ける手順は、以下の通りである。取付手順の説明は、初期段階、中間段階、終期段階の三段階に分けて行い、主として図13から図21を参照して行う。図13から図15は初期段階の説明で参照し、図16から図18は中間段階の説明で参照し、図19から図21は終期段階の説明で参照する。
《初期段階》
初期段階は、主に基準突起部120を基準孔221に挿入し始めてから、ガイド突起部130がガイド孔232に挿入可能な位置に接近するまでの段階である。
まず、図13から図15に示すように、基準突起部120を基準孔221に対して挿入する。この際、基準突起部120が枠部250の内側に干渉しないように、本体部110を開口部210に対して斜めに傾けて基準突起部120の先端側から順次、基準孔221に挿入する。この基準突起部120の挿入は、基準突起部120の基準ガイド面122を支持ガイド縁222に摺接しながら行う。換言すれば、基準ガイド面122と支持ガイド縁222との接触箇所を支点としてカバー部材100のスライド動作が行われる。その際、取付動作の支点は、基準ガイド面122上を先端側から基端側に向かって移動する。
基準突起部120の基準孔221への挿入に伴い、先端ガイド部124は第一ガイド縁223により案内される。つまり、先端ガイド部124と第一ガイド縁223の摺接に伴い、基準突起部120の並列方向、つまり上下方向へのカバー部材100の移動を規制しながら、本体部110がブレることなく取付動作が行われる。先端ガイド部124と第一ガイド縁223との遊びは比較的小さいため、実質的に上記並列方向のカバー部材100のブレは抑制できる。
基準突起部120をさらに基準孔221内に挿入する。その際、本体部110における基準突起部120とは反対側の領域、つまり係合突起部140が設けられている側の領域を開口部210に近づけるように本体部110を回動させる。この回動に伴い、ガイド突起部130は開口部210に接近し、さらにガイド孔232に挿入可能な位置にまで接近する。但し、係合突起部140は、開口部210に対して接近しておらず、十分な離隔を有する。
《中間段階》
中間段階は、ガイド突起部130がガイド孔232に挿入可能な位置にまで開口部210に接接すると共に、基準突起部120の中間ガイド部126が第二ガイド縁224に対応する段階である(図16から図18)。初期段階では、先端ガイド部124と第一ガイド縁223との摺接によって、基準突起部120の並列方向に本体部110がずれることを規制している。しかし、このままでは基準相手部220に対する基準突起部120のズレの規制が大きいため、ガイド突起部130を円滑にガイド孔232にはめ込むことが難しい場合がある。
基準突起部120の基準孔221への挿入に伴い、先端ガイド部124が第一ガイド縁223に案内されるが、先端ガイド部124における三角板状の領域は基端側に切欠が形成されている。そのため、先端ガイド部124と第一ガイド縁223との遊びよりも大きな遊びを中間ガイド部126と第二ガイド縁224との間に設けることができる。本例では第一ガイド縁223が第二ガイド縁224も兼ねているため、結局、中間ガイド部126と第二ガイド縁224との遊びが先端ガイド部124と第一ガイド縁223との遊びよりも大きくなる。これは、上記基準突起部120のズレの規制を緩めることにより、ガイド突起部130の移動代を十分に確保できることといえる。ガイド突起部130の移動が円滑に行えることで、ガイド突起部130の先端部をガイド孔232に対して容易に適切な位置に案内することができる。特に、ガイド突起部130がガイド孔232に挿入された後は、ガイド突起部130により本体部110の向きが確保された状態にて、基準突起部120と基準ガイド面122との摺接箇所を支点として本体部110を回動動作させることができる。よって、係合突起部140が基板面255や格子枠260などに接触して損傷させる虞が実質的にない。中間段階では、基端係合部128、即ち本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁は基準孔221の縁部には達していない。さらに、中間段階では、係合突起部140の爪部142は、係合相手部240の係合孔242に係合していない。
《終期段階》
終期段階は、中間段階経過後、カバー部材100が最終的な取付位置に固定されるまでの段階である(図19から図21)。
さらに基準突起部120を基準孔221に挿入しつつ、ガイド突起部130もガイド孔232に挿入すると、本体部110の背面の周縁が開口部210に支持される。同時に、本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120の周縁は基準孔221の縁部に達する。このとき、本体部110と基準突起部120との境界における基準突起部120は基準孔221の四方の縁部で囲まれる。併せて、先端ガイド部124の三角板状の領域における基端側の端面が、帯状面の右方に形成される段差面に引っ掛けられることで、基端係合部128が基端相手部225に確実に係合される。さらに係合突起部140の爪部142は、係合相手部240の係合孔242に係合される。以上の取付動作により、基準突起部120、ガイド突起部130、係合突起部140は、それぞれ基準孔221、ガイド孔232、係合孔242に対して係合され、カバー部材100は開口部210に確実に取り付けられる。
<カバー部材の開口部からの取り外し手順と各部の関係>
カバー部材100を取り外す場合、カバー部材100を取り付ける手順と逆の手順を行えばよい。まずは係合突起部140と係合孔242の係合を解除する。具体的にはスナップフィットの舌片を揺動させ、爪部142の係合孔242への係合を解除する。その状態で、本体部110の係合突起部140側の領域を正面側に回動させる。この回動は、基準ガイド面122と支持ガイド縁222との接触箇所を支点として行われる。この回動を行いながら、本体部110を開口部210に対して傾斜する方向にスライドさせ、基準突起部120を基準孔221から引き抜く。その間、ガイド突起部130がガイド相手部230に摺接されるため、本体部110の向きを適正な向きに保持した状態でカバー部材100取り外し動作を行うことができる。ガイド突起部130がガイド孔232から抜けると、基準突起部120の先端ガイド部124を第一ガイド縁223に対して案内することができる。そして、最終的に基準突起部120を基準孔221から引き抜くことで、カバー部材100の開口部210からの取り外しを行う。
<作用効果>
上記の実施例に係るカバー部材の取付構造は、以下の効果を奏することができる。
(1)基準突起部120を基準相手部220に対して摺接させながら開口部210の奥側にスライドすると共に、本体部110の係合突起部140側を開口部210に近接するように回動させることで、基準突起部120の基準相手部220に対する摺接箇所を支点とする所定の動作軌跡にて本体部110を開口部210に取り付けることができる。
(2)カバー部材100の一連の取付動作において、基準突起部120、ガイド突起部130、及び係合突起部140は、順次基準相手部220、ガイド相手部230、及び係合相手部240に対して位置決めされる。そのため、互いに位置決めすべき箇所が三箇所以上ある場合でも、無理なく各構成部材同士の位置決めを適切に行うことができる。この位置決めにより、周辺部材へのカバー部材100の干渉を抑制し、周辺部材の損傷を抑制することができる。
(3)カバー部材100の取付動作における支点となる基準突起部120は、本体部110の外縁よりも外方に突出するように設けられている。それに伴い、本体部110を開口部210に対して斜めにスライドする動作軌跡を得やすく、カバー部材100の組付け作業性に優れる。また、カバー部材100のベース部材200への取付後は、開口部210を介して基準突起部120をベース部材200の背面側に回り込ませることができ、カバー部材100が開口部210から脱落することを効果的に抑制できる。
[実施例2]
次に、実施例1とは異なる構成のカバー部材の取付構造を、図22から図29に基づいて説明する。実施例2に係るカバー部材100の取付構造は、ガイド突起部130の形状とガイド相手部230の形状とが実施例1の構成と異なり、他の構成は実施例1の構成と同様である。以下、実施例2では、主に実施例1との相違点を説明し、共通する構成の説明は省略する。なお、以下の説明において、ガイド突起部130の先端側とは、本体部110からガイド突起部130の突出方向に離間する方向をいい、ガイド突起部130の根本側とは、ガイド突起部130の端部から本体部110側に近接する方向をいう。
<構成>
《ガイド突起部》
図22に示すように、実施例2に係るカバー部材100の取付構造において、ガイド突起部130は実施例1と同様に2つある。この2つのガイド突起部131,132のうち、ガイド突起部131の周面には、端部領域131eと窪み領域131hとが設けられている。端部領域131eとは、ガイド突起部131の特定の周面131sのうち、ガイド突起部131の先端側に位置する領域である。一方、窪み領域131hとは、ガイド突起部131の特定の周面131sのうち、端部領域131eよりもガイド突起部131の根本側に位置する領域である。端部領域131eと窪み領域131hとは、互いにガイド突起部131の突出方向に並んでいる。本例のガイド突起部131は、3面の周面を持っている。この3面の周面のうち、特定の周面131sに端部領域131eと窪み領域131hとが設けられる。特定の周面131sとは、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、ガイド突起部131が第三ガイド縁234a(図24)に沿ってスライドされる前方に位置する面である。このスライドされる前方を換言すると、第三ガイド縁234aに摺接されるガイド突起部131の面に沿った方向であって、基準突起部120に近接する方向である。本例では、図24に示すように、ガイド孔232aは、2つの直線状の長孔をつないで逆V字状に構成されている。カバー部材100を開口部210に取り付ける際、ガイド突起部131は、一方の直線状の長孔に設けられた第三ガイド縁234aに沿ってスライドされる。より具体的には、図24のガイド孔232aにおける左側の直線状の長孔内で、左下から右上に向ってガイド突起部131aがスライドされる。よって、ガイド突起部131の周面のうち、図24の右上に臨む面、即ち上記スライド方向に交差する面であって、基準突起部120側に位置する面が特定の周面131sである。なお、図24では、カバー部材100で開口部210を塞ぎ終えた状態でのガイド突起部131を二点鎖線にて示している。
端部領域131e及び窪み領域131hの詳細を主に図23の拡大図を参照して説明する。
端部領域131eは、後述する第四ガイド縁235e(図24から図29)に摺接されることで、基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを規制する。基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向は、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、基準突起部120が開口部210内に進行する方向である。この端部領域131eは、カバー部材100を開口部210に取り付ける際、後述する第四ガイド縁235eに摺接する。この摺接により、基準突起部120が基準孔221に挿入されることを規制し、さらに本体部110が開口部の内面に干渉することを抑制する。本例の端部領域131eは、平面で構成される。ガイド突起部131の突出方向に沿った端部領域131eの長さはカバー部材100の開口部210への取付時、本体部110がベース部材200の内側、本例では枠部250の内面に干渉することを防止できる適宜な長さを選択できる。本例では、ガイド突起部131の突出方向に沿った端部領域131eの長さは、同方向に沿った窪み領域131hの長さよりも若干短い。
窪み領域131hは、後述する第四ガイド縁235eに摺接されることで、基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを許容する。窪み領域131hは、端部領域131eよりもガイド突起部131の根本側に位置し、かつ端部領域131eの延長面よりも上記スライド方向の後方に窪んだ領域である。このスライド方向の後方とは、図23における概ね左側である。
窪み領域131hは、交差面131iと縦面131vとを備える。交差面131iは、ガイド突起部131の突出方向に対して交差する面である。この交差面131iの先端側は端部領域131eにつながり、交差面131iの根本側は縦面131vにつながる。交差面131iは、基準突起部120の先端から根本側に向うに従って、端部領域131eの延長面より離れる方向に深く窪むように構成される。縦面131vは、ガイド突起部131の突出方向に沿った面である。縦面131vの先端側は交差面131iにつながり、縦面131vの根本側が本体部110につながる。本例では、交差面131iと縦面131vは、共に平面で構成されている。つまり、縦面131vに対して、交差面131iは傾斜する面で構成される。交差面131iは、平面で構成される傾斜面の他、湾曲面であってもよい。カバー部材100を開口部210に取り付ける際、交差面131iは第四ガイド縁235eに摺接し、基準突起部120が開口部210内に進行する動作を許容する。交差面131iが端部領域131eの延長面よりも窪む深さは、基準突起部120が開口部210内に進行し終わる状態、即ち基準孔221内に基準突起部120が挿入し終わる状態が実現できる程度の適宜な深さを選択できる。基準孔221内に基準突起部120が挿入し終わった状態では、第四ガイド縁235eは縦面131vに対向する。その際、縦面131vと第四ガイド縁235eとは、互いに接触しない状態又は過度に押圧し合わない程度に軽く接触する状態となる。
なお、端部領域131eと窪み領域131hは、ガイド突起部131の周面の代わりにガイド突起部132の周面に設けてもよい。さらに、端部領域131eと窪み領域131hは、ガイド突起部131の周面に加えてガイド突起部132の周面に設けてもよい。
《ガイド相手部》
ガイド相手部230は、第四ガイド縁235eを備える。第四ガイド縁235eは、端部領域131eに摺接することで基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを規制し、かつ窪み領域131hに摺接することで基準突起部120の基準相手部220に対する摺接方向の動きを許容する。
図24に示すように、ガイド相手部230を構成するガイド孔232aの内側に向って突片235が設けられている。この突片235は、逆V字状のガイド孔232aを構成する2つ直線状の長孔同士の連結箇所の近傍に設けられている。より具体的には、図24の左側、即ち基準突起部120から離れる側の直線状の長孔において、上記連結箇所から上記長孔の途中にまで至るように突片235が設けられている。図24を図2又は図10と対比してみれば、突片235の形状がわかりやすい。本例における突片235の形状は、概ね直角台形状である。但し、突片235の形状は、直角台形状に限定されるわけではなく、他の多角形状又は曲線を輪郭線に有する形状であってもよい。第四ガイド縁235eは、この突片235の縁部の一つとして構成されている。即ち、突片235の縁部のうち、第三ガイド縁234aに交差する縁部が第四ガイド縁235eである。
突片235の突出量、つまり第三ガイド縁234aからガイド孔232aの内側に突出する量は、ガイド突起部131の端部領域131e及び窪み領域131hを十分に当て止めできる程度の量とすればよい。この突出量は、本例では第四ガイド縁235eの長さに相当する。
第四ガイド縁235eの延伸方向は、第三ガイド縁234aに交差する方向であればよい。例えば、基準孔221とガイド孔232aが車幅方向に離れて設けられている場合、第三ガイド縁234aは、車両の上下方向に対して交差する方向に伸延される。よって、第四ガイド縁235eは車幅方向に対して交差する方向に伸延すればよい。
第四ガイド縁235eを設ける位置は、第三ガイド縁234aの基準突起部120に近い側に設けることが好適である。この位置に第四ガイド縁235eを設けることで、ガイド突起部131が第四ガイド縁235eに摺接された際、基準突起部120の基準孔221に対する進行状態、換言すれば本体部110が枠部250の内面に接触しない状態を制御しやすい。
<カバー部材の開口部への取付手順と各部の関係>
上記ガイド突起部131とガイド相手部230とを備えるカバー部材100の取付構造において、カバー部材100で開口部210を塞ぐ動作について、主に図25から図29に基づいて説明する。以下の説明は、実施例1と同様に基準突起部120を基準孔221に差し込み、ガイド突起部131がガイド孔232aにまで接近しているが、はめ込まれるには至らない状態(実施例1の図14に対応)よりも後の取付手順について述べる。この状態では、基準突起部120の一部が基準孔221に差し込まれているが、本体部110は枠部250の内面から離れた状態にある。
さらに基準突起部120を基準孔221内に差し込む。この差し込みに伴い、図25,図26に示すように、ガイド突起部131,132がそれぞれガイド孔232a,232bに進入し始める。図26では、ガイド突起部131の端部領域131eが第四ガイド縁235eに接触し始めた状態を示している。このとき、基準突起部120は支持ガイド縁222(図10、図12)に当接された状態にある。
図26の状態からさらにガイド突起部131をガイド孔232a内に進入させる。図27では、端部領域131eにおける窪み領域131hとの境界近傍と第四ガイド縁235eとが接触している状態を示している。つまり、図26の状態から図27の状態に至る間、基準突起部120と支持ガイド縁222との接触箇所を基点として、本体部110のガイド突起部131側を回動させる。その際、基準突起部120と基準相手部220との接触箇所と、端部領域131eと第四ガイド縁235eとの接触箇所の複数の接触箇所でカバー部材100は支持されるため、カバー部材100がぐらついたり突発的にずれたりするような不測の動きが抑制される。
図27の状態からさらにガイド突起部131をガイド孔232a内に進入させる。図28では、窪み領域131hの交差面131iと第四ガイド縁235eとが接触している状態を示している。交差面131iは端部領域131eの延長面よりも基準突起部120から概ね離れる方向に延びる傾斜面である。そのため、傾斜面を第四ガイド縁235eに対して摺接させると、相対的に基準突起部120は基準孔221内に進入する方向に移動される。つまり、交差面131iと第四ガイド縁235eとの接触箇所が、交差面131iの端部領域131e側から縦面131v側に向うに従って基準突起部120は基準孔221内により深く挿入される。この挿入時でも、基準突起部120と基準相手部220との接触箇所と、窪み領域131hと第四ガイド縁235eとの接触箇所の複数の接触箇所でカバー部材100は支持されるため、カバー部材100がぐらついたり突発的にずれたりするような不測の動きが抑制される。特に、基準突起部120の中間ガイド部126(図5)と基準相手部220の第一ガイド縁223,第二ガイド縁224(図10)とが離れた状態であっても、交差面131iと第四ガイド縁235eとが接触しているため、基準突起部120が基準孔221の内部、つまり車幅方向の外側に向って不測の動きをすることは抑制される。
図28の状態からさらにガイド突起部131をガイド孔232a内に進入させる。図29は、カバー部材100で開口部210を塞ぎ終えた状態を示している。この状態では、窪み領域131hの縦面131vと第四ガイド縁235eとが対向している。そのとき、窪み領域131hの縦面131vと第四ガイド縁235eとは非接触の状態となっている。そのため、カバー部材100が縦面131vを介して第四ガイド縁235eを押圧することもない。
<カバー部材の開口部からの取り外し手順と各部の関係>
一方、ベース部材200からカバー部材100を取り外す場合、上述したカバー部材100の取付手順と逆の手順にて各部が動作される。つまり、図29から図26の順に示すように、第四ガイド縁235eに対してガイド突起部131が動作されることで、カバー部材100がベース部材200から取り外される。
<作用効果>
実施例2に係るカバー部材100の取付構造によれば、カバー部材100で開口部210を塞ぐ際、本体部110が衝撃的に枠部250の内面に接触して、枠部250の内面が損傷することを実施例1に比べてより効果的に抑制できる。
実施例1の構成では突片235がないため、ガイド突起部131は、第三ガイド縁234aに沿ってガイド孔232aにおける直線状の長孔同士の連結箇所にまで移動することができる。この移動は、カバー部材100で開口部210を塞ぐ際、突発的に本体部110を枠部250の内面に衝突させる要因となり得る。一方、実施例2の構成では、ガイド孔232a内に突片235が設けられているため、ガイド突起部131の第三ガイド縁234aに沿った移動が規制される。特に、ガイド突起部131がガイド孔232aに進入する動作の前段では、本体部110と枠部250の内面との距離が比較的離れているため、本体部110を枠部250の内面に衝突させることが問題となりやすい。この動作の前段において、第四ガイド縁235eにガイド突起部131の端部領域131eを摺接させることにより、基準突起部120が基準孔221内に進入する動きを規制しつつ、ガイド突起部131のガイド孔232aへの進入が許容される。そのため、本体部110が開口部210の内面に衝撃的に当たることを抑制できる。
一方、ガイド突起部131がガイド孔232aに進入する動作の後段では、第四ガイド縁235eに窪み領域131hが摺接される。この摺接により、基準突起部120を基準相手部220に対してぶれたりすることなく安定して摺接させつつ、カバー部材100で開口部210を塞ぐ動作を進行させることができる。具体的には、交差面131iを第四ガイド縁235eに摺接させることで、スムーズに基準突起部120を基準孔221の内部に進入させることができる。そのため、本体部110が開口部210の内面に衝撃的に当たることを抑制できる。
[変形例]
上記の実施例1及び実施例2に対して、以下の変形例とすることができる。
(1)基準突起部120及び基準孔221を一つとする。例えば、実施例における2本の基準突起部120をつなげたような平板状の突起とする。この場合、一つの基準突起部120の上面及び下面の基端側を切り欠くことで、中間ガイド部126を構成できる。
(2)第二ガイド縁224が第一ガイド縁223とは独立している。例えば、先端ガイド部124の三角板状の領域が基準突起部120の基端側にまで至り、両基準突起部120の対向面と反対側の面の基端側において切欠が設けられていても良い。両基準突起部120の対向面と反対側の面とは、上方の基準突起部120の上面及び下方の基準突起部120の下面のことである。この場合、上記反対側の面の基端側に切欠を有することで、上方の基準孔221の上縁及び下方の基準孔221の下縁に対して基準突起部120との遊びをより大きくすることができる。つまり、上方の基準孔221の上縁及び下方の基準孔221の下縁が第二ガイド縁224となる。
(3)ベース部材200をフロントロアグリル以外の部材とする。例えば、ベース部材200をバンパーとし、そのバンパーに設けられた牽引フック用の開口部210に対してカバー部材100を取り付けることが挙げられる。
(4)基準孔221、ガイド孔232、及び係合孔242の少なくとも2つを一まとめの孔とする。基準孔221、ガイド孔232、及び係合孔242のすべてを一まとめの孔としてもよい。実施例では、基準孔221、ガイド孔232、及び係合孔242という3つの孔を用いているが、各突起部120,130,140を位置決めする各相手部220,230,240は、基本的に縁部を有すればよく、各突起部120,130,140ごとの個別の孔でなくてもよい。
100 カバー部材
110 本体部
112 格子枠
114 封止面
120 基準突起部
122 基準ガイド面
124 先端ガイド部
126 中間ガイド部
128 基端係合部
130,131,132 ガイド突起部
131s 特定の周面
131e 端部領域
131h 窪み領域
131i 交差面
131v 縦面
140 係合突起部
142 爪部
200 車両用ベース部材(ベース部材)
210 開口部
212 底壁
212h 貫通孔
214 側壁
216 ボックス状部
216u 上面
218 背面
219 段差面
220 基準相手部
221 基準孔
222 支持ガイド縁
223 第一ガイド縁
224 第二ガイド縁
225 基端相手部
230 ガイド相手部
232,232a,232b ガイド孔
234,234a,234b 第三ガイド縁
235 突片
235e 第四ガイド縁
240 係合相手部
242 係合孔
250 枠部
255 基板面
260 格子枠
262 通風孔

Claims (3)

  1. 開口部を有する車両用ベース部材と、前記開口部を塞ぐように前記車両用ベース部材に取り付けられるカバー部材とを備えるカバー部材の取付構造であって、
    前記カバー部材は、
    前記開口部に対応した形状の本体部と、
    前記本体部の外縁よりも外方に突出するように設けられる基準突起部と、
    前記本体部の外縁以内の領域に収まるように設けられるガイド突起部と、
    前記開口部内に係合する係合突起部とを備え、
    前記車両用ベース部材は、前記開口部内に、前記基準突起部、前記ガイド突起部、及び前記係合突起部の各々が位置決めされる基準相手部、ガイド相手部、及び係合相手部を有し、
    前記基準突起部、前記ガイド突起部、及び前記係合突起部は、前記カバー部材を前記開口部に取り付ける際、前記基準相手部、前記ガイド相手部、及び前記係合相手部に順次対応するような突出長さと前記本体部に対する配置とを有し、
    前記ガイド突起部は、前記基準突起部に近接する方向を向いた周面を備え、
    前記周面は、前記ガイド突起部の先端側に位置する端部領域と、前記端部領域よりも前記ガイド突起部の根本側に位置する窪み領域とを有し、
    前記ガイド相手部は、前記端部領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを規制し、かつ前記窪み領域に摺接することで前記基準突起部の前記基準相手部に対する摺接方向の動きを許容する第四ガイド縁を備える、カバー部材の取付構造。
  2. 前記基準突起部は、その先端から基端に向かって順に、先端ガイド部、中間ガイド部、及び基端係合部を有し、
    前記基準相手部は、
    前記先端ガイド部を案内する第一ガイド縁と、
    前記先端ガイド部と前記第一ガイド縁との遊びよりも大きな遊びをもって前記中間ガイド部を案内する第二ガイド縁と、
    前記基端係合部と係合する基端相手部とを有し、
    前記ガイド相手部は、前記ガイド突起部を案内する第三ガイド縁を有し、
    前記係合相手部は、前記係合突起部が係合される係合凹部を有し、
    前記基準突起部が前記開口部内に挿入される初期段階で、前記先端ガイド部は前記第一ガイド縁に案内されることで、前記本体部が前記基準突起部の伸延方向と交差する方向にずれることを規制し、
    前記基準突起部が前記開口部内に挿入される途中で、かつ前記ガイド突起部が前記開口部内に挿入され始める中間段階に、前記中間ガイド部は前記第二ガイド縁に対応するように位置され、
    前記基準突起部が前記開口部内に挿入される終期段階で、前記基端係合部と前記基端相手部とが係合し、かつ前記係合突起部が前記係合凹部に係合される請求項1に記載のカバー部材の取付構造。
  3. 前記車両用ベース部材の前記開口部は凹部を有し、
    前記凹部は、底壁と、前記開口部の開口縁と前記底壁とをつなぐ側壁とを有し、
    前記第一ガイド縁、前記第二ガイド縁、前記基端相手部、及び前記第三ガイド縁は、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一方に設けられた孔の内縁で構成される請求項2に記載のカバー部材の取付構造。
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JP2014108713A (ja) 2012-11-30 2014-06-12 Daihatsu Motor Co Ltd バンパのカバー取付け構造
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