JP6339607B2 - プロテクタおよびプロテクタ付ワイヤーハーネス - Google Patents

プロテクタおよびプロテクタ付ワイヤーハーネス Download PDF

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Description

この発明は、例えば、分岐する支線を有するワイヤーハーネスを保護するプロテクタおよび前記ワイヤーハーネスにプロテクタを装着させたプロテクタ付ワイヤーハーネスに関する。
近年、運転性能や安全性などを向上させるために様々な電子機器類が車両に搭載されている。これらの電子機器類は幹線と幹線から分岐させた支線とで構成されたワイヤーハーネスを接続することで前記電子機器類同士を電気的に接続されている。
具体的には、前記幹線をバッテリーと接続し、前記支線を様々な電子機器類と接続することで、前記電子機器類同士を電気的に接続している。このような前記幹線と前記支線とを有する前記ワイヤーハーネスを保護するプロテクタが多数提案されている。
例えば、特許文献1で提案されているプロテクタは、底面部と両側面部と蓋部とで断面中空状に形成された収容部と、収容部の側方から突出した分岐部を備えた構成であり、ワイヤーハーネスを構成する前記幹線と、前記支線と、前記幹線から前記支線が分岐する分岐部分とを収容部および分岐部で囲繞できるため前記ワイヤーハーネスを保護することができるとされている。
しかしながら、前記ワイヤーハーネスは車両に配置された前記電子機器類などの配置位置に合わせて配索されることから、前記収容部の端部から露出した前記幹線が前記蓋部から前記底面部に向かう方向に引っ張られることがある。この場合、前記幹線が前記底面部の角部分と干渉して損傷するおそれがあった。
特開2013−158130号公報
この発明は、上述した問題を鑑み、収納されるワイヤーハーネスが底面部と干渉して損傷することを防止するプロテクタおよびプロテクタ付ワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
この発明は、分岐する支線を有する長尺状のワイヤーハーネスを収容するプロテクタであって、長手方向に沿って配置され、ワイヤーハーネスを収容する収容部と、前記ワイヤーハーネスから分岐する前記支線を配置する複数の分岐部とで構成され、前記収容部は、開閉自在な蓋部と、閉塞状態において該蓋部と対向する底面部と、該底面部の短手方向の両端から延設する側面部とで断面中空状に構成され、前記分岐部は、前記長手方向と交差する側方に、前記収容部から突出するとともに、複数の前記分岐部が同方向に向けて配置され、前記底面部の前記長手方向の両端に、前記長手方向に延設するとともに、閉塞状態の前記蓋部から前記底面部に向かう閉塞方向に傾斜する傾斜延設部が備えられたことを特徴とすることができる。
またこの発明は、上記のプロテクタと、前記収容部に収容されたワイヤーハーネスとで構成されたプロテクタ付ワイヤーハーネスであることを特徴とする。
前記長手方向とは、前記ワイヤーハーネスを構成する幹線のうち前記収容部に収納された部分の長手方向を指す。
上述の閉塞状態における前記蓋部と対向する前記底面部とは、閉塞状態において前記蓋部と略向かい合わせるような構成をさし、例えば、閉塞状態の前記プロテクタを前記閉塞方向に見た場合に、前記蓋部と前記底面部とが略重なり合う場合や、前記蓋部または前記底面部の一方が長手方向に延出している場合を含む。
また、前記底面部は、前記プロテクタを車両本体などに取付ける場合において、前記車両本体などと対向する面をさす。すなわち、前記車両本体の位置によって前記底面部は鉛直方向下側となるように配置される場合や、鉛直方向と交差する方向に配置される場合、鉛直方向上側となるように配置される場合を含む。
前記収容部の断面形状は、特定の形状に限定する必要はなく、例えば長手方向に沿って切断した断面形状が略矩形状である場合や、円弧状である場合、底面部の断面形状がU字状やV字状である場合を含み、また対向する壁面部の高さが異なる場合も含む。
前記傾斜延設部は、前記底面部の長手方向両端から前記閉塞方向に傾斜した構成であり、例えば、先端までが前記閉塞方向に傾斜している構成や、前記傾斜延設部の中央部分までが前記閉塞方向に傾斜するとともに先端部分が前記底面部に沿っている構成などを含む。
これらの発明により、収納されるワイヤーハーネスが底面部と干渉して損傷することを防止できる。
詳述すると、前記傾斜延設部が前記底面部の両端から前記長手方向に延設するとともに、閉塞状態における前記蓋部から前記底面部に向かう閉塞方向に傾斜する構成であるため、前記傾斜延設部に沿って配置された前記ワイヤーハーネスを閉塞方向に向けて引っ張ると、前記底面部と前記傾斜延設部との連結部分において、前記ワイヤーハーネスが閉塞方向と反対の逆方向である開放方向に向けて円弧状に湾曲することとなる。したがって、前記ワイヤーハーネスが前記底面部の端部と干渉することがなく損傷を防止できる。
一方で、前記幹線は前記傾斜延設部に沿って配置されているため、前記傾斜延設部の端部と干渉することがなく、前記幹線が損傷することがない。
また、開閉自在の蓋部を備えることにより、前記蓋部を開けた開放状態の収容部および前記分岐部に前記幹線および前記支線を収納した後に、前記プロテクタを閉塞状態とすることができるため、容易にワイヤーハーネスを収容部などに収納できる。
さらに、前記底面部に沿って配置されたワイヤーハーネスの幹線を収容部に収容した場合、中央部分も開放方向に突出するように湾曲することとなるが、前記蓋部を閉じることで前記幹線の湾曲部分を閉塞方向に抑えることができる。
したがって、前記プロテクタに収納されるワイヤーハーネスのうち前記収容部の端部から露出する露出部分が損傷することを防止できることに加え、容易に前記ワイヤーハーネスを前記プロテクタに収容できる。
この発明の態様として、前記蓋部が、前記分岐部を配置した方向と逆側の側面部に枢支されることを特徴とすることができる。
この発明により、前記蓋部を容易かつ確実に閉じることができるとともに、容易に前記ワイヤーハーネスを前記収容部に収納できる。
詳述すると、前記蓋部が前記分岐部を配置した方向と逆側の側面部に枢支されているため、前記蓋部の枢支部分を枢動軸として枢動させて前記蓋部を開閉できる。すなわち、確実かつ容易に前記蓋部の開閉ができ、作業性を向上させることができる。
また、仮に前記蓋部が前記分岐部を配置した側面部に枢支されている場合、前記支線を前記分岐部に配置するには、前記蓋部が前記支線の配置を妨げることとなるため、前記支線を配置させるには前記蓋部を避けてなければならず、作業に手間を要することとなる。
しかしながら、前記蓋部が前記分岐部を配置した方向と逆側の側面部に枢支されていることにより、開放状態の前記収容部および前記分岐部に前記幹線および前記支線を収納する際に、前記蓋部が前記支線の配置を妨げることがなく、容易に前記支線を前記分岐部に配置することができる。
したがって、前記ワイヤーハーネスを前記プロテクタに収納した後に前記蓋部を閉じる作業が容易に行え、作業性を向上させることができる。
またこの発明の態様として、前記分岐部同士の間に前記蓋部を固定する中央固定手段が備えられたことを特徴とすることができる。
前記中央固定手段は、前記収容部が閉塞状態となるように前記蓋部を固定できればどのような固定手段であってもよく、例えば、前記側面部に設けられた係止枠と前記蓋部に設けられた係止部とが互いに係止して前記蓋部を固定する固定手段や、前記蓋部に設けた係止部を前記底面部に係止させて前記蓋部を固定する固定手段、前記蓋部の閉塞状態において別体の固定具などにより前記蓋部を固定する固定手段などを含む。
この発明により、前記収容部に収納された前記ワイヤーハーネスが前記収容部から飛び出すことを確実に防止することができる。
上述のように、閉塞状態の前記収容部に収納した前記ワイヤーハーネスの幹線は開放方向に向けて湾曲しているため、前記ワイヤーハーネスと干渉する前記蓋部には内側から外側に向けた力が作用することとなる。これにより、前記蓋部が開放されて、前記ワイヤーハーネスが前記収容部から飛び出すおそれがある。
しかし、前記支線を配置する前記分岐部同士の間に前記蓋部を固定する中央固定手段を設けているため、換言すると前記プロテクタの中央部分において前記蓋部を固定する前記中央固定手段が設けられているため、前記ワイヤーハーネスが最も湾曲している部分の近辺において、すなわち前記蓋部に対して外向きの力が最も作用する位置の近辺で前記蓋部が閉塞するように固定することができる。
これにより、前記ワイヤーハーネスの湾曲をより確実に押さえこむことができるため、前記蓋部が開放することを防止できる。したがって、確実に前記ワイヤーハーネスを収容部に収納した状態に保つことができるとともに、前記ワイヤーハーネスが前記収容部から飛び出すことを防止することができる。
またこの発明の態様として、前記収容部の長手方向端部に、前記蓋部を固定する端部側固定手段が設けられたことを特徴とすることができる。
この発明により、前記ワイヤーハーネスを構成する幹線をより確実に収容部に収納することができる。
詳述すると、前記収容部の長手方向端部に、前記蓋部を固定する端部側固定手段が設けられたことにより、端部における前記蓋部と前記側面部との間に異物が入り込むことにより前記蓋部が開放されることや、外力が作用することにより前記蓋部が開放されることを防止でき、前記収容部の端部の閉塞状態を確実に保持できる。したがって、前記ワイヤーハーネスを構成する幹線をより確実に収容部に収納することができる。
またこの発明の態様として、前記分岐部同士の間に前記蓋部を固定する中央固定手段と、前記収容部の長手方向端部に、前記蓋部を固定する端部側固定手段とが設けられ、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが、長手方向に沿って並んで配置されたことを特徴とすることができる。
上述の長手方向に沿って並んでとは、例えば前記底面部を鉛直下方側に配置した場合において、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが高さ方向(鉛直方向)および前記底面部に沿った方向に並んだ状態をさす。すなわち、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが前記底面部と平行な面状に沿って並ぶことをさす。
この発明により、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが前記底面部に対して同じ高さに配置されているため、各係止部が前記蓋部を係止する力が均等となるため、より安定した状態で前記蓋部を固定することができる。
また、一の動作で前記中央固定手段と前記端部側固定手段とを一括して固定することで、作業効率を向上させることができるとともに、前記蓋部を閉塞状態とするときの前記プロテクタの破損を防止できる。
詳述すると、前記幹線は開放方向に向けて湾曲しているため、前記中央固定手段または前記端部側固定手段を個別に固定した場合に、固定した個々の前記中央固定手段または前記端部側固定手段に負荷が集中して破損するおそれがある。
しかしながら、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが、長手方向に沿って並んで配置されたことにより、一の動作で前記中央固定手段と前記端部側固定手段とを一括して固定することができるため、前記蓋部の開放状態から閉塞状態にするときに、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とに係る負荷を分散することができ、前記プロテクタが破損することを防止できる。
このように、前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが前記底面部に対して同じ高さに配置することにより、一の動作で一括して前記蓋部を閉塞状態にすることができるとともに、前記蓋部を閉塞状態とするときの前記プロテクタの破損を防止できる。
またこの発明の態様として、閉塞状態における前記蓋部の前記分岐部の底面部に対向する位置に、前記分岐部が突出する方向に張出した張出部が設けられたことを特徴とすることができる。
この発明により、前記支線が前記蓋部と前記側面部との間に噛み込むことを防止することができる。
詳述すると、前記ワイヤーハーネスは前記傾斜延設部に沿って配置されることで、前記幹線が開放方向に向けて湾曲することとなる。これに伴い閉塞状態における前記蓋側に配置された前記支線が、車両の振動などにより前記蓋部と前記側面部との間に移動して噛み込まれるおそれがある。
しかしながら、閉塞状態における前記蓋部の前記分岐部に対応する位置に設けられた前記張出部が設けることにより、前記支線の移動が規制できるため、前記蓋部と前記側面部との間に噛み込まれることを防止できる。したがって、前記支線が損傷することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記張出部に、閉塞状態の前記蓋部から前記底面部に向かう方向に向けて延びる壁部が備えられたことを特徴とすることができる。
この発明により、前記支線が前記壁部によって閉塞方向に押し付けられるため、前記支線が前記底面部側に向かって移動することとなり、前記蓋部と前記側面部との間に噛み込まれることを確実に防止することができる。したがって、前記支線が損傷することを確実に防止できる。
またこの発明の態様として、前記分岐部に、前記分岐部に配置された前記支線を固定する支線固定部が備えられたことを特徴とすることができる。
この発明により、前記支線を前記分岐部に沿った所定の位置に固定できる。
なお前記支線固定部は、例えば、前記支線を固定するために用いられる結束バンドなどを通すために前記分岐部に設けられた貫通孔や、前記分岐部に設けられた前記結束バンドや弾性材、固定用テープなどを取付ける取付部、前記分岐部に一体として設けられた前記支線を固定する固定バンドなどを含む。
またこの発明の態様として、前記分岐部同士を長手方向に連結する連結部が設けられ、該連結部に、車両本体に固定する第一固定部および第二固定部が備えられ、前記第一固定部と前記第二固定部とが、前記長手方向と直交する直交方向に沿って配置されたことを特徴とすることができる。
前記第一固定部および前記第二固定部は、前記プロテクタと前記車両本体とを固定できればどのような固定手段であってもよく、例えば前記プロテクタと前記車両本体とをボルトで固定する構成や、一方に設けた嵌合片と他方に設けた嵌合穴とを嵌合させて固定する構成、係止して固定する構成などを含む。
なお、第一固定部と前記第二固定部とは、同じ固定手段であってもよいし、異なる固定手段の組み合わせであってもよい。
この発明により、前記プロテクタと前記車両本体とを確実に固定することができる。
詳述すると、前記プロテクタは2個の固定部を備えているため、1個の固定部で固定した場合に比べて強固に固定することができる。また、前記第一固定部と前記第二固定部とが、前記長手方向と直交する直交方向に沿って配置されていることから、閉塞状態の前記蓋部から前記底面部に向かう方向を回転軸として回転することを防止できる。
またこの発明の態様として、前記第一固定部は、前記連結部を貫通するとともに、前記車両本体と固定するボルト挿通孔で構成され、前記第二固定部は、前記車両本体に設けられた嵌合部と嵌合する嵌合片で構成され、前記嵌合片において前記嵌合部と当接する当接面が、前記ボルト挿通孔の中心を通る仮想直交平面に含まれることを特徴とすることができる。
この発明により、簡単な構成で強固に固定できるとともに、閉塞状態の前記蓋部から前記底面部に向かう方向と前記長手方向とを含む面と直交する軸を回転軸として回転することを防止することができる。
詳述すると、前記第一固定部および第二固定部を共にボルトで固定する構造とすると、固定に時間がかかり作業効率が下がる。一方で、前記第一固定部および第二固定部を共に嵌合して固定する構成とすると、振動などで嵌合状態が解除されるおそれがある。
しかし、前記第一固定部と第二固定部とを異なる固定手段で固定することで、安定した嵌合状態を維持できるとともに、作業効率を向上させることができる。
またこの発明の態様として、閉塞状態における前記蓋部が、前記底面部を覆う構成であることを特徴とすることができる。
上述の前記底面部を覆うとは、閉塞状態の前記プロテクタを前記閉塞方向に見た場合に、前記蓋部と前記底面部とが略重なり合う場合や前記蓋部の長手方向の長さが前記底面部の長手方向の長さよりも長い場合をさす。
この発明により、前記ワイヤーハーネスが前記閉塞状態の前記蓋部の端部と干渉することを確実に防止できるため、前記ワイヤーハーネスの損傷を確実に防止できる。
この発明により、簡素な構造で前記メインハーネスと前記サブハーネスとを同一の前記ベース材に分別して収納することができるプロテクタ、プロテクタ付ワイヤーハーネス、およびワイヤーハーネスにプロテクタを取り付けるワイヤーハーネス取付方法を提供することができる。
プロテクタ付ワイヤーハーネスの概略斜視図。 開放状態のプロテクタ付ワイヤーハーネスの概略斜視図。 開放状態のプロテクタの下方から見た概略斜視図。 プロテクタの説明図。 プロテクタの側面から見た状態の説明図。 開放状態のプロテクタの底面図。 収容部に収容されたワイヤーハーネスの状態を示す説明図。 閉塞状態のプロテクタの側面断面図。 プロテクタ付ワイヤーハーネスを車両本体に取り付けた状態の説明図。
図1はプロテクタ付ワイヤーハーネス1を上方から見た概略斜視図を示し、図2は開放状態におけるプロテクタ10を上方から見た概略斜視図を示し、図3は開放状態におけるプロテクタ10を下方から見た概略斜視図を示す。なお、図2と図3とは正反対の位置からプロテクタ10を観察した状態を示している。
ここで、収容部20の長手方向を長手方向Lとし、収容部20の幅方向を幅方向Wとし、収容部20の高さ方向(図面中の上下方向)を高さ方向Hとする。そして、図1および図2において長手方向Lに沿って手前側の方向を+L方向、奥側の方向を−L方向とし、幅方向Wに沿って奥側の方向を+W方向、手前側の方向を−W方向とする。そして図1において、底面部21に対して蓋部23が形成されている方向を上方とし、その反対方向(蓋部23に対して底面部21が形成されている方向)を下方とする。以下図4乃至図9も図1で示した方向に合わせるものとする。
図4は、閉塞状態におけるプロテクタ10の構成を説明するための説明図を示し、詳しくは、図4(a)はプロテクタ10の平面図を示し、図4(b)はプロテクタ10の正面図を示し、図4(c)は図4(b)において二点射線で囲った範囲の拡大図を示す。なお、図4(b)および図4(c)において二点射線で囲った範囲については中央側係止枠28および中央側係止部29を明確にするために断面図としている。
図5は、プロテクタ10を側面からみた状態を示す説明図である。詳しくは、図5(a)は長手方向Lに沿って+L方向からみた側面図を示しており、図5(a)の拡大図は図4(a)中に示す一点鎖線で切断したA−A断面図の拡大図を示し、図5(b)は図4(a)中に示す一点鎖線で切断したB−B断面図を示す。
図6は開放状態におけるプロテクタ10の底面図を示している。図7はプロテクタ付ワイヤーハーネス1についての図4(a)中に示す一点鎖線で切断したC−C断面図を示しており、詳述すると図7(a)は開放状態におけるC−C断面図を示しており、図7(b)は閉塞状態におけるC−C断面図を示す。
図8は、閉塞状態におけるプロテクタ付ワイヤーハーネス1の断面図のうち、図4(a)中に示す一点鎖線で切断したB−B断面図を示す。図9は車両本体に組付けられたプロテクタ付ワイヤーハーネス1の断面図、詳しくは図4(a)中に示す一点鎖線で切断したD−D断面図を示している。
プロテクタ付ワイヤーハーネス1は、図1に示すように、ワイヤーハーネス600にプロテクタ10を装着した構成である。
ここで、ワイヤーハーネス600は、図1に示すように、長手方向Lに沿った幹線610と、幹線610から分岐して幅方向W(−W方向)に延びた2本の支線620とで構成される。なお、幹線610の両端部が下方に傾斜している。
プロテクタ10は、図2ないし図4に示すように、ワイヤーハーネス600の幹線610を収容する収容部20と、支線620を配置する2つの分岐部30と、収容部20の両端から下方に延設する傾斜延設部40と、分岐部30同士の間において設けられた連結部50とで構成されている。なお、収容部20と分岐部30と傾斜延設部40の位置関係は、収容部20の中心を通り、かつ、長手方向に直交する仮想直交平面Pに対して面対称となるように配置されている(図4参照)。
収容部20は、図4(a)に示すように、長手方向Lに沿った中空状の角柱体であり、上述のように仮想直交平面Pに対して面対称に構成されている。このような収容部20は、図2ないし図5に示すように、長手方向Lに沿った板状体である底面部21と、底面部21の幅方向Wの両端から上方に延設される側面部22(側面部22Aと側面部22B)と、側面部22の一方側(側面部22B)と枢支部24を介して一体に形成された蓋部23とで構成されている。
底面部21は、幹線610の径よりも大きな幅を有する長方形の一枚板で形成されている。すなわち、底面部21は幹線610を配置できる。
側面部22は、幹線610の径よりも一回り大きな高さを有する板状体であり、底面部21の+W方向側の端部から上方に立設された側面部22Aと、−W方向側の端部から上方に立設された側面部22Bとで構成されている。
側面部22Aは、長手方向Lに沿って形成された一枚板であり、上端面には蓋部23との連結を介する枢支部24が一体に設けられている。
側面部22Bは、長手方向Lに沿って形成された板状体であり、側面部22Aと異なり、分岐部30と連接した2つの貫通孔を有しているとともに、両端部分には端部側係止枠26が、中央部分には2つの中央側係止枠28が−W方向に突出するように設けられている。
両端部に形成された端部側係止枠26は、所定の間隔を隔てて−W方向に突出した2本の端部側支持体261と、端部側支持体261の−W方向側端部を橋架する端部側係止板262とで形成されている。
中央側係止枠28は、端部側係止枠26と同形状の係止枠であり、端部側支持体261に対応する中央側支持体281と端部側係止板262に対応する中央側係止板282とで構成されている。
なお、両端部分に設けられた端部側係止枠26と中央部分2つ設けられた中央側係止枠28は、それぞれ仮想直交平面Pを対称面として面対称に配置されている。また端部側係止枠26と中央側係止枠28とは、図4(a)および図4(b)に示すように、同じ高さ、かつ、底面部21に沿って設けられている。
蓋部23は、図2ないし図4に示すように、幅方向Wの長さが底面部21の幅方向Wの長さよりもわずかに長く、長手方向Lの長さが底面部21の長手方向Lの長さと等しい長方形状の板状体であり、蓋部23を閉じた状態(以下、「閉塞状態」とする)における+W方向に形成された枢支部24を介して側面部22Aと一体に形成され、枢支部24を枢動軸として枢動して自在に開閉することができるように構成されている。
なお、枢支部24は、側面部22Aの上端部に2個設けられており、これらの枢支部24は仮想直交平面Pを対称面として面対称となる位置に配置されている。
蓋部23は、図4に示すように、閉塞状態における平面視において底面部21と重なり合っている。また、蓋部23の−W方向側端部には−W方向に突出した支線保持部25と、長手方向Lの両端部分において−W方向側端部から下方に下した端部側係止部27と、長手方向Lの中央部分において−W方向側端部から下方に下した中央側係止部29とを備えている。
支線保持部25は、図2および図5に示すように、閉塞状態において、側面部22Bに設けられた貫通孔に対応する位置設けられており、閉塞状態における蓋部23の−W方向側の端部から−W方向に突出した張出部251と、張出部251の−W方向側の端部に設けた壁部252と、張出部251の長手方向両端部から下方に向けて垂設した保持部側壁253とで構成されている。
張出部251は、図5(a)に示すように、側面部22Bに設けられた貫通孔の幅(長手方向Lに沿った長さ)よりも一回り長い幅を有する板状体であり、−W方向に所定の長さ突出している。
壁部252は、張出部251の−W方向側端部から下方に垂設された壁であり、幅(長手方向Lに対する長さ)が支線保持部25と同じであり、高さ方向Hに対する長さが蓋部23の板厚の3倍ほどの長さで構成されている。
保持部側壁253は、図3に示すように、支線保持部25の長手方向Lに沿った両端から下方に延設された壁部であり、その高さ方向の長さは壁部252の高さ方向Hの長さと等しく、幅方向Wの長さは張出部251の幅方向Wの長さと等しい。
すなわち、支線保持部25は蓋部23の−W方向端部から−W方向に突出しており、その断面形状は−W方向からみて下方が開口した矩形状に形成されている(図2参照)。
端部側係止部27および中央側係止部29は、端部側係止枠26および中央側係止枠28に対応する位置にはそれぞれ設けられており、閉塞状態において端部側係止枠26および中央側係止枠28と係合して蓋部23を側面部22Bに固定することができる。
具体的には端部側係止部27は、図3および図5に示すように、閉塞状態において蓋部23の−W方向端部から下方に延設する端部側支持板271と、端部側支持板271の先端部分中央から外側に突出する端部側係止部272とで構成している。なお、端部側支持板271は、力が作用した場合に撓むことができるように可撓性を有している。
端部側支持板271の長さは、端部側係止板262の高さよりも少し長く、端部側係止板262の幅長よりも一回り短い構成である。
端部側係止部272は、閉塞状態において、端部側支持板271の下端部分から外側方向に突出する突出部であり、端部側係止部272の上面である開口側上面272aが蓋部23と平行であるとともに、下方に向けて先細りする断面略直角三角形状に形成している。なお、端部側係止部272の下端側はわずかに丸みを帯びた形状をしている。
中央側係止部29は、端部側係止部27と同様の形状をしており、端部側支持板271に対応する中央側支持板291と端部側係止部272に対応する中央側突出部292とで構成している。
このように構成された端部側係止部27および中央側係止部29は、図5(a)の拡大図に示すように、閉塞状態において、端部側係止枠26および中央側係止枠28と係止して、蓋部23を側面部22に固定することができる。
具体的には、枢支部24を枢動軸として蓋部23を枢動させることにより、端部側係止部27および中央側係止部29の先端部分が、端部側係止板262および中央側係止板282と側面部22Bとが形成する間隙に入り込むこととなる。この際端部側係止部27および中央側係止部29は可撓性を有しているため、側面部22B側に撓む。
この状態で蓋部23を下方に押し込むことで、端部側係止部272aおよび中央側突出部292a(図示省略)と端部側係止板262および中央側係止板282の下端とをそれぞれ係止して蓋部23と側面部22Bとを固定することができる。これにより蓋部23を閉塞状態とすることができる。
分岐部30は、図2および図4に示すように、側面部22Bの貫通孔に対応する位置において−W方向に延びた断面凹状をした箱体であり(図4(b)参照)、底面部21と連結する分岐底面部31と、側面部22Bと連結する分岐側面部32とで構成されている。
なお、長手方向Lに沿って分岐部30の両端には、端部側係止枠26および中央側係止枠28が配置されている。換言すると、分岐部30は端部側係止枠26と分岐部30とに挟まれた位置に配置されている。
分岐側底面部31は、底面部21から−W方向に延設した所定の長さを有する板状体であり、底面部21と一体に連結している。分岐側底面部31の先端部分(−W方向側の端部分)には高さ方向Hに貫通した分岐部側貫通孔33が設けられている。また分岐側底面部31の下面には分岐側底面部31の中央部分に下方に突出した板状体の縦脚部34が長手方向Lに沿って設けられている(図3参照)。
分岐側面部32は、図2に示すように、分岐側底面部31の長手方向Lの両端から上方に垂設した分岐部30の側壁であり、その高さは側面部22の高さよりもわずかに低く形成されている。そして、側面部22Bとの連結部分には分岐側面部32の上端から上方に突出する移動規制部35が設けられている。また、分岐側面部32の先端部分の下端には、下方に向けて突出した板状体の横脚部36が幅方向Wに沿って設けられている。
移動規制部35は、分岐側面部32の基端側上端部分に設けられた板状体であり、その板厚は分岐側面部32の板厚と等しく、また上端が側面部22Bの上端と面一となるように形成されている。
傾斜延設部40は、図2ないし図4に示すように、底面部21の端部から下方に傾斜する傾斜底面部41と、傾斜延設部40の側壁を形成する傾斜側壁部42とで構成されている。
傾斜底面部41は、ワイヤーハーネス600を配置するための板状体であり、ワイヤーハーネス600の配索方向に合わせて下方に向けて傾斜した構成をしている。なお、底面部21と傾斜底面部41との接合部分は、若干丸みを帯びた形状をしている(図4(a)参照)。
傾斜側壁部42は、傾斜底面部41の+W方向端部から上方に垂設するとともに、側面部22Aと連結した側壁であり、端部には巻きつけた固定用テープ(図示省略)が外れないように支持する固定端43が形成されている。
連結部50は、図2に示すように、分岐部30同士、より詳しくは互いに隣接する分岐部30を構成する分岐側面部32のうち互いに対面する分岐側面部32同士と連結するとともに、中央側支持体281と接続するブロック体であり、その中央部分にはボルト700を挿通可能な貫通孔であるボルト挿通孔51と、−W方向側の両端部分(長手方向Lに沿った両端部分)には高さ方向に貫通した連結部側固定部52が形成されている。また、連結部50の−W側端部の略中央部分から−W方向に突出した嵌合片53が形成されている。
なお、連結部50の+W方向側端部であって、中央側係止板282と対向する部位は高さ方向に貫通している。これは中央側係止枠28に中央側係止部29を挿入する際に中央側係止板282が−W方向側に撓むことができるように設けた貫通孔である。
ボルト挿通孔51は、図2および図3に示すように、連結部50を貫通する貫通孔であり、平面からみて中心を仮想直交平面Pが通る位置に設けてある(図64参照)。
嵌合片53は、連結部50の−W方向側端部から−W方向に突出した矩形上の突出部であり、連結部50よりも下方に突出した形状をしている。また、図6に示すように、−L方向側の側面が仮想直交平面Pと一致する位置に設けられている。すなわち、嵌合片53はプロテクタ10の中心からわずかにずれた位置に設けられている。
このような構成を有するプロテクタ10に、ワイヤーハーネス600を収納する方法について、以下簡単に説明する。
まず、枢支部24を枢動軸として+W側に蓋部23を枢動させて蓋部23を開けることにより(以下、「開放状態」という)、収容部20の上面側を開口させる(図2参照)。そして開口させた収容部20の上方から−W方向に延びた2つの分岐部30に対して2本の支線620を配置するとともに、収容部20に沿うように幹線610を配置することでワイヤーハーネス600を収容部20に収容することができる。
次に、収容部20の両端から導出した幹線610を下方に引っ張るとともに、傾斜延設部40に配置させて固定用テープ(図示省略)を固定端43に引っかかるように巻きつけて、幹線610を傾斜延設部40に固定する。これにより、図7(a)に示すように、幹線610は正面から見て上方に若干湾曲した円弧状となる。したがって、幹線610から分岐する支線620も上方に若干湾曲した位置から−W方向に延びることとなる。
次に、分岐部30に配置した支線620を、先端側が規格の長さとなるように−W方向に引っ張り、分岐部側貫通孔33および連結部側固定部52に挿通させた結束バンド800を用いて分岐部30に固定させる。これにより、支線620が分岐側底面部31に固定されるとともに、支線620が下方にわずかに引っ張られる。これにより、幹線610と支線620との分岐部分もわずかに下方に引っ張られることとなる。
このように幹線610と支線620とをそれぞれ分岐部30と傾斜延設部40とに固定した後に、枢支部24を枢動軸として蓋部23を端部側係止部272及び中央側突出部292の下端が端部側係止板262及び中央側係止板282の上端と接する位置まで枢動させる。このとき、張出部251の先端に設けられた壁部252が支線620を下方に押し付けるため、支線620は下方に移動することとなる(図8参照)。これにより、支線620が長手方向Lに移動することを規制できるため、支線620が側面部22Aと蓋部23との間に噛み込まれることを防止できる。
そして、端部側係止部272及び中央側突出部292の下端が端部側係止板262及び中央側係止板282の上端と接する位置からさらに蓋部23を下方に押圧することで端部側係止部272及び中央側突出部292の上端が端部側係止板262及び中央側係止板282の下端と係止することとなり、蓋部23が側面部22Bに固定される。
このとき、図7(b)に示すように、蓋部23により幹線610が下方に押し付けられ、幹線610が収容部20に収容される。また、壁部252が支線620を押圧するため
また、ワイヤーハーネス600を装着したプロテクタ10を車両本体の所定の場所に組み付けた状態について、図9に基づいて、簡単に説明する。
ワイヤーハーネス付プロテクタ10を車両本体に組み付ける場合、プロテクタ10を構成する連結部50を車両本体900の所定の位置に固定する。
詳述すると、分岐部30の底面に設けられた縦脚部34及び横脚部36を車両本体の所定の位置に配置し、嵌合片53を車両本体900に設けた嵌合部910に嵌合させて仮固定させる。そして、ボルト挿通孔51と車両本体900に設けた車両側貫通孔920とを挿通するボルトを螺合してワイヤーハーネス付プロテクタ10と車両本体とを固定する。
このように、異なる構成であるとともに異なる固定手段を用いたボルト挿通孔51と嵌合片53を利用することで、ワイヤーハーネス付プロテクタ10と車両本体900とを確実に固定するとともに、平面から見て時計回り反時計回りに回転することを防止できる。
また、車両本体900に設けた嵌合部910は、図9に示すように、嵌合片53を挿入できるように嵌合片53の外形よりもわずかに大きな嵌合穴であるが、嵌合片53を嵌合させた場合に−L方向側の内面が嵌合片53と当接する位置に配置されている。より正確には、車両本体側のボルト挿通孔と同様に平面から見た状態で仮想直交平面Pが中心となる位置に嵌合穴は設けてあるが、嵌合片53が、プロテクタ10の対称面である仮想直交平面Pに対してわずかに+L方向側にずれているため、嵌合片53の−L方向側側面が嵌合穴AAの−L方向側の内面と当接する。
一方、嵌合片53の−L方向側の側面は、図8(a)に示すように、ボルト挿通孔51の中心を通る仮想直交平面Pに含まれる。換言すると嵌合片53を車両本体に嵌合させた場合における等接面は、仮想直交平面Pに含まれることとなる。
このように、分岐する支線620を有する長尺状のワイヤーハーネス600を収容するプロテクタ10であって、プロテクタ10は、長手方向Lに沿って配置された収容部20と、ワイヤーハーネス600から分岐する支線620を配置する複数の分岐部30とで構成され、収容部20は、開閉自在な蓋部23と、閉塞状態において蓋部23と対向する底面部21と、底面部21の幅方向Wの両端から延設する側面部22とで断面中空状に構成され、分岐部30は、長手方向Lと交差する側方(−W方向)に、収容部20から突出するとともに、2つの分岐部30が同方向に向けて配置され、底面部21の長手方向Lの両端に、長手方向Lに延設するとともに、下方に傾斜する傾斜延設部40が備えられたことにより、収納されるワイヤーハーネス600が底面部21の端部と干渉して損傷することを防止できる。
詳述すると、傾斜延設部40が底面部21の両端から長手方向Lに延設するとともに、下方に傾斜するため、傾斜延設部40に沿って配置された幹線610(ワイヤーハーネス600)を下方に向けて引っ張ると、底面部21と傾斜延設部40との連結部分において、幹線610が上方に向けて円弧状に湾曲することとなる。したがって、幹線610が底面部21の端部と干渉することがなく損傷を防止できる。
一方で、幹線610は傾斜延設部40に沿って配置されているため、傾斜延設部40の端部と干渉することがなく、幹線610が損傷することがない。
また、開閉自在の蓋部23を備えることにより、蓋部23を開けた開放状態の収容部20および分岐部30に幹線610および支線620を収納した後に、プロテクタ10を閉塞状態とすることができるため、容易にワイヤーハーネス600を収納できる。
さらに、底面部21に沿って配置されたワイヤーハーネス600の幹線610を収容部20に収容した場合、中央部分も上方に突出するように湾曲することとなるが、蓋部23を閉じることで幹線610の湾曲部分を下方に抑えることができる。
したがって、プロテクタ10に収納されるワイヤーハーネス600のうち収容部20の端部から露出する露出部分が損傷することを防止できることに加え、容易にワイヤーハーネス600をプロテクタ10に収容できる。
また、蓋部23が、分岐部30を配置した方向と逆側の側面部22に枢支されることにより、蓋部23を容易かつ確実に閉じることができるとともに、容易にワイヤーハーネス600を収容部20に収納できる。
詳述すると、蓋部23が分岐部30を配置した側面部22Aに枢支されているため、蓋部23の枢支部分を枢動軸として枢動させて蓋部23を開閉できる。すなわち、確実かつ容易に蓋部23の開閉ができ、作業性を向上させることができる。
また、仮に蓋部23が分岐部30を配置した側面部22Bに枢支されている場合、支線620を分岐部30に配置するには、蓋部23が支線620の配置を妨げることとなるため、支線620を配置させるには蓋部23を避けてなければならず、作業に手間を要することとなる。
しかしながら、蓋部23が分岐部30を配置した側面部22Aに枢支されていることにより、開放状態の収容部20および分岐部30に幹線610および支線620を収納する際に、蓋部23が支線620の配置を妨げることがなく、容易に支線620を分岐部30に配置することができる。
したがって、ワイヤーハーネス600をプロテクタ10に収納した後に蓋部23を閉じる作業が容易に行え、作業性を向上させることができる。
さらには、蓋部23が複数の枢支部24を介して側面部22Aと一体に構成されているため、蓋部23を枢動した場合に捻じれることがなく、端部側係止枠26と端部側係止部27及び中央側係止枠28と中央側係止部29の係止のうち、一部のみが外れることをさらに防止できる。
さらにまた、分岐部30同士の間に蓋部23を固定する中央側係止枠28及び中央側係止部29が備えられたことにより、収容部20に収納されたワイヤーハーネス600が収容部20から飛び出すことを確実に防止することができる。
閉塞状態の収容部20に収納したワイヤーハーネス600の幹線610は上方に向けて湾曲しているため、ワイヤーハーネス600と干渉する蓋部23には内側から外側に向けた力が作用することとなる。これにより、蓋部23が開放されて、ワイヤーハーネス600が収容部20から飛び出すおそれがあるが、支線620を配置する分岐部30同士の間、すなわちプロテクタ10の中央部分に蓋部23を固定する中央側係止枠28及び中央側係止部29を設けているため、ワイヤーハーネス600が最も湾曲している部分、すなわち蓋部23に対して外向きの力が最も作用する位置で蓋部23が閉塞するように固定することができる。
これにより、ワイヤーハーネス600の湾曲をより確実に押さえこむことができるため、蓋部23が開放することを防止できる。したがって、確実にワイヤーハーネス600を収容部20に収納した状態に保つことができるとともに、ワイヤーハーネス600が収容部20から飛び出すことを防止することができる。
さらにまた、収容部20の長手方向L端部に、蓋部23を固定する端部側係止枠26及び端部側係止部27が設けられたことにより、ワイヤーハーネス600を構成する幹線610をより確実に収容部20に収納することができる。
詳述すると、収容部20の長手方向L端部に、蓋部23を固定する端部側係止枠26及び端部側係止部27が設けられたことにより、端部における蓋部23と側面部22との間に異物が入り込むことにより蓋部23の開放することや、外力が作用することにより蓋部23が開放されることを防止でき、収容部20の端部の閉塞状態を確実に保持できる。したがって、ワイヤーハーネス600を構成する幹線610をより確実に収容部20に収納することができる。
さらにまた、分岐部30同士の間に蓋部23を固定する中央側係止枠28及び中央側係止部29と、収容部20の長手方向L端部に、蓋部23を固定する端部側係止枠26及び端部側係止部27とが設けられ、中央側係止枠28及び中央側係止部29と端部側係止枠26及び端部側係止部27とが、長手方向Lに沿って並んで配置されたことを特徴とすることにより、中央側係止枠28及び中央側係止部29と端部側係止枠26及び端部側係止部27とが底面部21に対して同じ高さに配置されているため、各係止部が蓋部23を係止する力が均等となるため、より安定した状態で蓋部23を固定することができる。
また、一の動作で端部側係止枠26及び端部側係止部27と中央側係止枠28及び中央側係止部29とを一括して固定することで、作業効率を向上させることができるとともに、蓋部23を閉塞状態とするときのプロテクタ10の破損を防止できる。
詳述すると、幹線610は上方に向けて湾曲しているため、端部側係止枠26及び端部側係止部27または中央側係止枠28及び中央側係止部29を個別に固定した場合に、固定した個々の端部側係止枠26及び端部側係止部27または中央側係止枠28及び中央側係止部29に負荷が集中して破損するおそれがある。
しかしながら、端部側係止枠26及び端部側係止部27と中央側係止枠28及び中央側係止部29とが、長手方向Lに沿って並んで配置されたことにより、一の動作で端部側係止枠26及び端部側係止部27と中央側係止枠28及び中央側係止部29とを一括して固定することができるため、蓋部23の開放状態から閉塞状態にするときに、端部側係止枠26及び端部側係止部27と中央側係止枠28及び中央側係止部29とに係る負荷を分散することができ、プロテクタ10が破損することを防止できる。
このように、端部側係止枠26及び端部側係止部27と中央側係止枠28及び中央側係止部29とが底面部21に対して同じ高さとなるように配置することにより、一の動作で一括して蓋部23を閉塞状態にすることができるとともに、蓋部23を閉塞状態とするときのプロテクタ10の破損を防止できる。
また、分岐部30の長手方向両端側に端部側係止枠26と端部側係止部27および中央側係止枠28と中央側係止部29とがそれぞれ係止されていることにより、支線620の分岐部分に対応する蓋部23の固定を確実にでき、支線620が外に飛び出すことをより確実に防止できる。
さらにまた、閉塞状態における蓋部23の分岐部30に対応する位置に、分岐部30が突出する方向に張出した張出部251が設けられたことにより、支線620が蓋部23と側面部22との間に噛み込むことを防止することができる。
詳述すると、ワイヤーハーネス600は傾斜延設部40に沿って配置されることで、幹線610が上方に向けて湾曲することとなる。これに伴い閉塞状態における蓋側に配置された支線620が、車両の振動などにより蓋部23と側面部22との間に移動して噛み込まれるおそれがあるが、閉塞状態における蓋部23の分岐部30に対応する位置に設けられた張出部251が設けることにより、支線620の移動が規制できるため、蓋部23と側面部22との間に噛み込まれることを防止できる。したがって、支線620が損傷することを防止できる。
さらにまた、張出部251に、閉塞状態の蓋部23から底面部21に向かう方向に向けて延びる壁部252が備えられたことにより、支線620が壁部252によって下方に押し付けられるため(図8参照)、支線620が底面部21側に向かって移動することとなり、蓋部23と側面部22との間に噛み込まれることを確実に防止することができる。したがって、支線620が損傷することを確実に防止できる。
また、ワイヤーハーネス600を収容した閉塞状態において張出部251の先端に設けた壁部252が支線620を下方に押し付けることととなり、支線620が振動などで±L方向に移動して側面部22Bと分岐側底面部31との間に噛み込まれることを防止できる。
さらにまた、側面部22Bと連接する分岐側面部32の上面端部に設けられた移動規制部35が、壁部252によって下方に押し下げられた支線620を長手方向Lの方向に移動することを規制するため、より確実に支線620が側面部22Bと蓋部23との間に噛み込まれることを防止できる。
さらにまた、分岐部30に、分岐部30に配置された支線620を固定する分岐部側貫通孔33及び連結部側固定部52が備えられたことにより、支線620を分岐部30に沿った所定の位置に固定できる。
また、支線620を固定する分岐部側貫通孔33及び連結部側固定部52を、底面部21と連結する分岐部30の分岐底面部31に設けることにより、支線620を下方に配置することができる。これにより、支線620が幹線610から分岐する箇所も下方に移動されることとなるため、ワイヤーハーネス600(幹線610および支線620)が蓋部23と側面部22Bとの間に噛み込まれることを防止できる。
さらにまた、分岐部30同士を長手方向Lに連結する連結部50が設けられ、連結部50に、車両本体に固定するボルト挿通孔51および嵌合片53が備えられ、ボルト挿通孔51と嵌合片53とが、長手方向Lと直交する直交方向に沿って配置されたことにより、プロテクタ10と車両本体とを確実に固定することができる。
詳述すると、プロテクタ10はボルト挿通孔51と嵌合片53とを備えているため、1個の固定部で固定した場合に比べて強固に固定することができる。また、ボルト挿通孔51と嵌合片53とが、長手方向Lと直交する直交方向に沿って配置されていることから、閉塞状態の蓋部23から底面部21に向かう方向を回転軸として回転することを防止できる。
さらにまた、車両本体900に設けた嵌合部920と当接する嵌合片53の当接面が、ボルト挿通孔51の中心を通る仮想直交平面Pに含まれることにより、簡単な構成で強固に固定できるとともに、高さ方向と長手方向Lとを含む面と直交する軸を回転軸として回転することを防止することができる。
詳述すると、2つの固定部を共にボルトで固定する構造とすると、固定に時間がかかり作業効率が下がる。一方で、2つの固定部を共に嵌合して固定する構成とすると、振動などで嵌合状態が解除されるおそれがある。
しかし、2つの固定部をボルト挿通孔51と嵌合片53といった異なる固定手段で固定する構成とすることで、安定した嵌合状態を維持できるとともに、作業効率を向上させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
中央固定手段は、中央側係止枠28および中央側係止部29に対応し、
端部側固定手段は、端部側係止枠26および端部側係止部27に対応し、
支線固定部は、分岐部側貫通孔33および連結部側固定部52に対応し、
第一固定部は、ボルト挿通孔51に対応し、
第二固定部は、嵌合片53に対応し、
閉塞方向は、下方に対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施形態において、蓋部23の長手方向Lに対する長さは、底面部21の長手方向Lに対する長さと等しい構成としているが、必ずしもこの形状である必要はなく、例えば長手方向Lに対する蓋部23の長さを、長手方向Lに対する底面部21の長さよりも長い構成とすることや、底面部21の長さよりも短い構成をすることができる。
ここで、蓋部23を長手方向Lに沿って延ばした板状体である場合には、傾斜延設部40の−L方向側端部を覆うことができるため、傾斜延設部40に配置したワイヤーハーネス600が閉塞状態の蓋部23の端部と干渉することを確実に防止できるため、ワイヤーハーネス600の損傷を確実に防止できる。
また、本実施形態において、傾斜延設部40の底面は板状の傾斜底面部41であるため、傾斜延設部40の形状を平坦な板状体が傾斜した構成としているが、この形状に限られるものでなく、例えば、底面部21に沿って長手方向Lに延設したのちに下方に傾斜した構成や、傾斜延設部40の中央部分が下方に傾斜するとともに先端部分が長手方向Lに沿っている構成などであってもよい。
また、本実施形態において、連結部よりも下方に突出した嵌合片53を車両本体900に設けた嵌合部920に嵌合させる構成としているが、例えば、嵌合片53に嵌合孔を設けて、車両本体900に設けた嵌合片と嵌合する構成としてもよく、また嵌合片53の代わりに係合手段を設けて車両本体900と係合する構成としてもよい。
さらにまた、本実施形態では、車両本体900に設けた嵌合部920と嵌合片53との当接面が仮想直交平面Pに含まれる構成としているが、例えば車両本体900に設けた嵌合部920と嵌合片53との当接面が仮想直交平面Pと平行な平面上にある構成としてもよい。
1 プロテクタ付ワイヤーハーネス
10 プロテクタ
20 収容部
21 底面部
22 側面部
23 蓋部
251 張出部
252 壁部
26 端部側係止枠
27 端部側係止部
28 中央側係止枠
29 中央側係止部
30 分岐部
33 分岐部側貫通孔
40 傾斜延設部
50 連結部
51 ボルト挿通孔
52 連結部側固定部
53 嵌合片
600 ワイヤーハーネス
620 支線
P 仮想直交平面

Claims (12)

  1. 分岐する支線を有する長尺状のワイヤーハーネスを収容するプロテクタであって、
    長手方向に沿って配置され、ワイヤーハーネスを収容する収容部と、
    前記ワイヤーハーネスから分岐する前記支線を配置する複数の分岐部とで構成され、
    前記収容部は、
    開閉自在な蓋部と、閉塞状態において該蓋部と対向する底面部と、該底面部の短手方向の両端から延設する側面部とで断面中空状に構成され、
    前記分岐部は、前記長手方向と交差する側方に、前記収容部から突出するとともに、複数の前記分岐部が同方向に向けて配置され、
    前記底面部の前記長手方向の両端に、
    前記長手方向に延設するとともに、閉塞状態の前記蓋部から前記底面部に向かう閉塞方向に傾斜する傾斜延設部が備えられた
    プロテクタ。
  2. 前記蓋部が、前記分岐部を配置した方向と逆側の側面部に枢支される
    請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記分岐部同士の間に前記蓋部を固定する中央固定手段が備えられた
    請求項1または請求項2に記載のプロテクタ。
  4. 前記収容部の長手方向端部に、前記蓋部を固定する端部側固定手段が設けられた
    請求項1または請求項2に記載のプロテクタ。
  5. 前記分岐部同士の間に前記蓋部を固定する中央固定手段と、
    前記収容部の長手方向端部に、前記蓋部を固定する端部側固定手段とが設けられ、
    前記中央固定手段と前記端部側固定手段とが、長手方向に沿って並んで配置された
    請求項1または請求項2に記載のプロテクタ。
  6. 閉塞状態における前記蓋部の前記分岐部の底面部に対向する位置に、前記分岐部が突出する方向に張出した張出部が設けられた
    請求項1乃至請求項5のうちのいずれかに記載のプロテクタ。
  7. 前記張出部に、
    閉塞状態の前記蓋部から前記底面部に向かう方向に向けて延びる壁部が備えられた
    請求項6に記載のプロテクタ。
  8. 前記分岐部に、
    前記分岐部に配置された前記支線を固定する支線固定部が備えられた
    請求項1乃至請求項7のうちのいずれかに記載のプロテクタ。
  9. 前記分岐部同士を長手方向に連結する連結部が設けられ、
    該連結部に、車両本体に固定する第一固定部および第二固定部が備えられ、
    前記第一固定部と前記第二固定部とが
    前記長手方向と直交する直交方向に沿って配置された
    請求項1乃至請求項8のうちのいずれかに記載のプロテクタ。
  10. 前記第一固定部は、前記連結部を貫通するとともに、前記車両本体と固定するボルト挿通孔で構成され、
    前記第二固定部は、前記車両本体に設けられた嵌合部と嵌合する嵌合片で構成され、
    前記嵌合片において前記嵌合部と当接する当接面が、前記ボルト挿通孔の中心を通る仮想直交平面に含まれた
    請求項9に記載のプロテクタ。
  11. 閉塞状態における前記蓋部は、前記底面部を覆う構成である
    請求項1乃至請求項10のうちのいずれかに記載のプロテクタ
  12. 請求項1乃至請求項10のうちのいずれかに記載のプロテクタと、
    前記収容部に収容されたワイヤーハーネスとで構成された
    プロテクタ付ワイヤーハーネス。
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