JP3772724B2 - ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車に配索するワイヤハーネスの配索構造に関し、特に、プロテクタの途中からワイヤハーネスの支線が外方に取り出され、該支線が車体にクリップ止めされるものにおいて、支線長さの調整を可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、自動車のエンジンルーム内に配索するワイヤハーネス(エンジンルームハーネス)W/Hは、エンジンルーム(X)と車室(Y)を仕切るダッシュパネルPの貫通孔Hを通す部分にグロメットGを装着し、該グロメットGよりエンジンルーム側の近傍に比較的長尺なプロテクタ1で外装している。
【0003】
上記ワイヤハーネスW/Hは、断面凹形状のプロテクタ1に貫通させるワイヤハーネスW/Hの幹線W1から、リレーボックス(図示せず)に接続する支線W2を分岐させている。この支線W2はプロテクタ1の側壁1aより突設したテープ巻き舌片1bにテープ3により巻き付けて外方へと引き出している。
上記プロテクタ1には、その底壁1cより車体係止用のクリップ部1dを突設すると共に、プロテクタ1より引き出した支線W2に車体係止用のクリップ4を取り付けている。
【0004】
上記ワイヤハーネスW/Hをエンジンルームに配索する時、まず、グロメットGをダッシュパネルPに装着固定し、ついで、プロテクタ1のクリップ部1dを車体に穿設されている係止穴に挿入係止し、ついで、支線W2に取り付けたクリップ4を車体の係止穴に挿入係止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記支線W2はプロテクタ1のテープ巻き舌片1bにテープ3により固定しているため、分岐寸法がずれ易く、プロテクタのクリップ部1dと支線W2のクリップ3の間の寸法が設計寸法よりずれ易くなっている。
上記寸法が設計寸法より短くなると、車体に予め穿設されている係止穴に挿入係止できなくなる。
よって、上記寸法を設計寸法よりも大きくなるように、支線W2に余長を持たせている場合が多い。しかしながら、支線W2に余長を持たせると、周辺部品との干渉が発生し、支線W2に損傷が発生しやすい問題がある。
【0006】
また、支線W2をプロテクタ1のテープ巻き舌片1bにテープ3で巻き付けて固定しているため、支線W2の柔軟性がなく、車両組みつけ性が悪くなってる。さらに、ワイヤハーネスW/Hをプロテクタ1に組みつける時、幹線W1の両端をプロテクタ1の底壁の長さ方向両端より突設したテープ巻き舌片1e、1fにテープ巻3’で巻き付け固定すると共に、支線W2は上記のように側壁1aより突設したテープ巻き舌片1bにテープ3で巻き付け固定しているため、作業手数がかかる問題がある。
【0007】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、プロテクタのクリップ位置と支線のクリップ位置との間の寸法を調整できるように支線に余長をもたせながら、該支線が周辺部品に干渉しないようにし、かつ、該支線を備えたワイヤハーネスのプロテクタへの組みつけ性能の向上および、支線の配索性能の向上を図ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、第1に、断面凹形状のプロテクタ本体にワイヤハーネスを貫通させた状態で車体に固定し、かつ、上記プロテクタ本体の途中からワイヤハーネスの幹線より分岐する支線を外方へと引き出すと共に、引き出された支線を車体にクリップ止めするものに用いるワイヤハーネス用のプロテクタに、上記支線分岐位置に当たるプロテクタ本体の上面開口を部分的に閉鎖する蓋を設け、該蓋とプロテクタ本体との間に支線の可動空間を形成し、
上記可動空間の内部で上記幹線より分岐する支線を屈曲させ、該屈曲部分のみ該支線を構成する電線群をテープ巻きで集束しており、上記蓋の先端を迂回させて上記支線を外方へと引き出し、該支線のクリップ位置に応じて、上記可動空間の内部で屈曲させている支線を引き出して、支線に取り付けたクリップ位置を調整して車体にクリップ止めしていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供している。
また、第2に、断面凹形状のプロテクタ本体にワイヤハーネスを貫通させた状態で車体に固定し、かつ、上記プロテクタ本体の途中からワイヤハーネスの幹線より分岐する支線を外方へと引き出すと共に、引き出された支線を車体にクリップ止めするものに用いるワイヤハーネス用のプロテクタに、上記支線分岐位置に当たるプロテクタ本体の上面開口を部分的に閉鎖する蓋を設け、該蓋とプロテクタ本体との間に支線の可動空間を形成し、
上記可動空間の内部で上記幹線より分岐する支線を屈曲させ、該屈曲部分のみ該支線を構成する電線群を幹線とテープ巻きで集束し、この集束するテープは支線が引っ張られると伸びるように設定しており、上記蓋の先端を迂回させて上記支線を外方へと引き出し、該支線のクリップ位置に応じて、上記可動空間の内部で屈曲させている支線を引き出して、支線に取り付けたクリップ位置を調整して車体にクリップ止めしていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造を提供している。
【0009】
上記蓋はプロテクタ本体の一方の側壁の先端より薄肉ヒンジで一体的に形成し、閉鎖時には蓋とプロテクタ本体との間に設けたロック機構で固定する構成としている。
上記蓋はプロテクタ本体内部にワイヤハーネスを貫通させた後に閉じて、該蓋で閉鎖していないプロテクタ本体の上面開口を通して、支線を外方へ引き出すことにより、支線は蓋とプロテクタ本体との間の上記可動空間で屈曲されて、蓋の線を迂回して外方に引き出される。
【0010】
上記のように、プロテクタ本体には、支線を引き出す位置に部分的に蓋を設け、該蓋とプロテクタ本体の底壁との間に余長を持たせた支線の可動空間を形成している。この可動空間に支線の余長部分を屈曲させて収納し、該屈曲部分より蓋の先端を迂回させて支線を外部に引き出す構成としているため、支線を車体にクリップ止めする時、車体の係止穴に合う位置まで支線がプロテクタより引き出すことができる。
よって、必要以上に長い支線部分はプロテクタ本体の可動空間に収納した状態のままとしておくことができ、支線が周辺部品と干渉して損傷が生じることを防止できる。
【0011】
また、支線はプロテクタにテープ巻きしていないため柔軟性を備え、車体への配索作業性を高めることができると共に、ワイヤハーネスをプロテクタに組みつける時、幹線のみをプロテクタにテープ巻き固定すればよく、支線のテープ巻きは不要であるため、作業工数を低減でき、組付性能も高めることができる。
【0012】
第1の発明では、上記支線は、蓋と底壁の間の可動空間で屈曲させる部分(支線の分岐根元部分)のみ、該支線を構成する電線群をテープ巻きで集束している。
上記以外の部分では支線をテープ巻きで集束していない。このように、可動空間で屈曲させる部分のみ、支線をテープ巻きで集束すると、支線がばらけることがなく、かつ、他の部分はテープ巻きしていないため、支線の柔軟性を保持することができる。
【0013】
また、第2の発明では、上記支線は、蓋と底壁の間の可動空間で屈曲させる部分のみを、支線を構成する電線群を幹線とテープ巻きで集束し、この集束するテープは支線が引っ張られると伸びるように設定している。
具体的には、上記テープは1回巻き程度とし、支線が引っ張られると塩化ビニル製のテープが伸びて支線の引き出しを可能としている。
このように、余長部分の支線を幹線とテープ巻きしておくと、支線をフラットとした状態で保持でき、プロテクタの高さを抑制でき、蓋への支線のテンションを緩和できると共に、プロテクタの薄型化を図ることができる。
【0014】
上記蓋の内面に支線長さ調整用の弾性調整板を片持ち支持で突設し、蓋閉鎖時に上記弾性調整板とプロテクタ本体の底壁との間に上記可動空間を設け、
上記支線を可動空間内で屈曲させ、上記弾性調整板の自由端を迂回して外方へと引き出し、該支線のクリップ位置に応じて支線を引き出すことにより上記弾性調整板を変位させる構成とすることが好ましい。
【0015】
具体的には、上記弾性調整板は平面視で略U形状とし、その両側部の先端を上向きに屈曲して上記蓋に固定すると共に、両側部を幹線の長さ方向に延在させ、その連結部を自由端とし、かつ、上記蓋への固定位置は上記支線の分岐位置の上方とし、上記弾性調整板の自由端に接触して外方に引き出される支線の引っ張り力に応じて、上記蓋の固定位置を基点として自由端が上下に変位する構成としている。
【0016】
上記のように、蓋の内面に支線押さえ用の弾性調整板を設けておくと、蓋と底壁との間の可動空間に屈曲させて収納する支線の余長部分が、上記弾性調整板により押圧保持され、必要寸法分だけ支線をプロテクタより引き出すことができる。よって、不用意に支線がプロテクタから出るのを防止でき、支線の損傷発生を確実に防止することができる。
また、弾性調整板により支線を原状位置に保持できるため、支線のテープ巻き結束を不要とでき、作業手数をより低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は第1実施形態のワイヤハーネスW/H用のプロテクタ10を示す。
プロテクタ10は合成樹脂にて一体成形されており、断面凹形状のプロテクタ本体11と、該プロテクタ本体の一側面の上端とヒンジ部12a、13aを介して部分的に連結された2つの蓋12、13とを備えている。
【0018】
プロテクタ本体11の外形は側面L形状で、水平配置部11fのグロメット装着側の一端に立ち上がり部11aを設けている。
水平配置部11fの他側面の両端部分にて直角水平方向にテープ巻き舌辺11b、1cを突出させており、底壁11hの下面側より車体係止用のクリップ部11eを一体成形で突出している。
水平配置部11fの両側面は、蓋12と蓋13との間で段差部11gを設け、蓋12の設置位置を蓋13の設置位置よりも高くしている。
底壁11hには立ち上がり部11aと反対側端に延在部11dを備え、延在部11dの両側にクリップ取付溝11d−1を切り欠いている。
【0019】
図3に示すように、ワイヤハーネスW/Hの幹線w1を断面凹形状のプロテクタ本体11の水平配置部11fから立ち上がり部11aに掛けて挿通し、蓋12、13を閉じてロック固定する。幹線w1より分岐した支線w2は、蓋12とプロテクタ本体11との間で形成された可動空間Sの内部で屈曲させた後に、蓋12と立ち上がり部11aの間の開口より上方に導引き出していると共に、クリップ14を所要位置に巻きつけている。
また、上記支線w2は、蓋12と底壁11hとの間の可動空間Sで屈曲させる部分、つまり、余長部w2aにおいて、支線w2を構成する電線群をテープT巻きしている。
【0020】
延在部11dのクリップ取付溝11dには、バンドクリップ16を幹線w1と共に巻きつけており、車体P1に予め穿設されている係止孔H1、H2にプロテクタ10のクリップ部11eとクリップ16を夫々挿入係止することにより、ワイヤハーネスW/Hと共にプロテクタ10を車体P1に固定している。
【0021】
プロテクタ本体11に段差部11gを設けることにより、蓋12を閉じた状態において蓋12とプロテクタ本体11との間に支線w2の可動空間Sが形成されており、該可動空間Sにて余長部w2aがゆとりをもって屈曲していることで、支線w2は図3に示す矢印のように上下方向に引き出すことができ、支線w2に取り付けられたクリップ14の位置を上下方向に調節することができる。
【0022】
よって、支線w2のクリップ14を車体P2の係止穴H3にクリップ止めする時、車体P2の係止穴H3に合う位置まで支線w2をプロテクタ10より引き出すことができる。 また、それと同時に、必要以上に長い支線w2部分はプロテクタ本体11の可動空間Sに収納した状態のままとしておくことができ、支線w2が周辺部品と干渉して損傷が生じることを防止できる。
【0023】
また、支線w2はプロテクタ10にテープT巻きしていないため柔軟性を備え、車体P2への配索作業性を高めることができると共に、ワイヤハーネスW/Hをプロテクタ10に組みつける時、幹線w1のみをプロテクタ10にテープT巻き固定すればよく、支線w2のテープ巻きは不要であるため、作業工数を低減でき、組付性能も高めることができる。
【0024】
さらに、支線w2のうち蓋12と底壁11hの間の可動空間Sで屈曲させる部分(支線w2の分岐根元部分)のみ、該支線w2を構成する電線群をテープT巻きで集束し、それ以外の部分では支線w2をテープ巻きで集束していないことにより、支線w2がばらけることがなく、かつ、他の部分はテープ巻きしていないため、支線w2の柔軟性を保持することができる。
【0025】
図5は第2実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、支線w2のうち蓋12と底壁11hの間の可動空間Sで屈曲させる部分のみを、支線w2を構成する電線群を幹線w1と共にテープT巻きで集束している点である。
【0026】
上記集束するテープTは塩化ビニル等の伸縮性を有する材質としており、その巻き回数を1回程度としている。 上記構成とすると、支線w2が引っ張られるとテープTが伸びて支線w2の引き出しを可能としている。 このように、支線w2の余長部w2aと幹線w1とテープT巻きしておくと、支線w2をフラットとした状態で保持でき、プロテクタ10の高さを抑制でき、蓋12への支線w2のテンションを緩和できると共に、プロテクタ10の薄型化を図ることができる。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0027】
図6(A)(B)(C)は第3実施形態を示す。
第1実施形態との相違点は、プロテクタ10’の蓋12’の内面に弾性調整板12b’を片持ち支持で突設している点である。
【0028】
弾性調整板12b’は平面視で略U形状とし、両側部12b−2’の先端を上向きに屈曲し、その先端部12b−3’を蓋12の内面に一体的に連続させていると共に、両側部12b−2’を幹線w1の長さ方向に延在させ、その連結部12b−1’を自由端としている。
また、弾性調整板12b’の蓋12への固定位置は支線w2の分岐位置の上方とし、弾性調整板12b’の自由端12b−1’に接触して外方に引き出される支線w2の引っ張り力に応じて、蓋12の固定位置を基点として自由端12b−1’が上下に変位する構成としている。
【0029】
上記構成とすると、支線w2を引き出すことができるため、クリップ14の位置を上下方向に調節することができ、車体の係止穴に容易に取り付けることができ、係止穴間の寸法誤差により取り付けられなくなることもない。
また、蓋12の内面に支線押さえ用の弾性調整板12b’を設けておくと、蓋12’と底壁11’との間の可動空間Sに屈曲させて収納する支線w2の余長部分w2aが、弾性調整板12b’により押圧保持され、必要寸法分だけ支線w2をプロテクタ10’より引き出すことができる。
したがって、不用意に支線w2がプロテクタ10から出るのを防止でき、支線w2の損傷発生を確実に防止することができる。
さらに、弾性調整板12b’により支線w2を原状位置に保持できるため、支線w2のテープ巻き結束を不要とでき、作業手数をより低減することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、プロテクタ本体には、支線を引き出す位置に部分的に蓋を設け、該蓋とプロテクタ本体の底壁との間の可動空間に支線の余長部分を屈曲させて収納し、支線を蓋の先端を迂回させて外部に引き出しているため、支線を車体にクリップ止めする時、車体の係止穴に合う位置まで支線を引き出すことができる。
【0031】
また、必要以上に長い支線部分は上記可動空間に収納した状態のままとすることで、周辺部品と干渉して損傷が生じることを防止できる。 さらに、支線はプロテクタにテープ巻きせずに、幹線のみをプロテクタにテープ巻きしているので、従来に比べ作業工数を低減でき、組付性能を向上することができる。
【0032】
あるいは、上記支線のうち上記蓋と上記底壁の間の可動空間で屈曲させる部分のみを幹線と共にテープ巻きで集束し、この集束するテープは支線が引っ張られると伸びるように設定しても、支線を車体にクリップ止めする時、車体の係止穴に合う位置まで支線を引き出すことができると共に、支線をフラットとした状態で保持できることでプロテクタの高さを抑制でき、蓋への支線のテンションを緩和できると共に、プロテクタの薄型化を図ることができる。
【0033】
あるいは、蓋の内面に支線押さえ用の弾性調整板を設けておくと、蓋と底壁との間の可動空間に屈曲させて収納する支線の余長部分が、上記弾性調整板により押圧保持され、必要寸法分だけ支線をプロテクタより引き出すことができることにより、支線を車体にクリップ止めする時、車体の係止穴に合う位置まで支線を引き出すことができると共に、不用意に支線がプロテクタから出るのを防止でき、支線の損傷発生を確実に防止することができる。
また、弾性調整板により支線を原状位置に保持できるため、支線のテープ巻き結束を不要とでき、作業手数をより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のプロテクタの上面図である。
【図2】 プロテクタの側面図である。
【図3】 プロテクタの車体への取付状態を示す断面図である。
【図4】 プロテクタの車体への取付状態を示す斜視図である。
【図5】 第2実施形態のプロテクタの取付状態の断面図である。
【図6】 (A)はプロテクタの上面図、(B)は要部斜視図、(C)は取付状態の断面図である。
【図7】 従来のプロテクタの取付状態を示す図面である。
【符号の説明】
10 プロテクタ
11 プロテクタ本体
11a 立ち上がり部
11e クリップ部
11f 水平配置部
11g 段差部
11h 底壁
12、13 蓋
14、16 クリップ
12b’ 弾性調整板
12b−1’ 連結部
12b−2’ 両側部
S 可動空間
T テープ
W/H ワイヤハーネス
w1 幹線
w2 支線
w2a 余長部

Claims (4)

  1. 断面凹形状のプロテクタ本体にワイヤハーネスを貫通させた状態で車体に固定し、かつ、上記プロテクタ本体の途中からワイヤハーネスの幹線より分岐する支線を外方へと引き出すと共に、引き出された支線を車体にクリップ止めするものに用いるワイヤハーネス用のプロテクタに、上記支線分岐位置に当たるプロテクタ本体の上面開口を部分的に閉鎖する蓋を設け、該蓋とプロテクタ本体との間に支線の可動空間を形成し、
    上記可動空間の内部で上記幹線より分岐する支線を屈曲させ、該屈曲部分のみ該支線を構成する電線群をテープ巻きで集束しており、上記蓋の先端を迂回させて上記支線を外方へと引き出し、該支線のクリップ位置に応じて、上記可動空間の内部で屈曲させている支線を引き出して、支線に取り付けたクリップ位置を調整して車体にクリップ止めしていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
  2. 断面凹形状のプロテクタ本体にワイヤハーネスを貫通させた状態で車体に固定し、かつ、上記プロテクタ本体の途中からワイヤハーネスの幹線より分岐する支線を外方へと引き出すと共に、引き出された支線を車体にクリップ止めするものに用いるワイヤハーネス用のプロテクタに、上記支線分岐位置に当たるプロテクタ本体の上面開口を部分的に閉鎖する蓋を設け、該蓋とプロテクタ本体との間に支線の可動空間を形成し、
    上記可動空間の内部で上記幹線より分岐する支線を屈曲させ、該屈曲部分のみ該支線を構成する電線群を幹線とテープ巻きで集束し、この集束するテープは支線が引っ張られると伸びるように設定しており、上記蓋の先端を迂回させて上記支線を外方へと引き出し、該支線のクリップ位置に応じて、上記可動空間の内部で屈曲させている支線を引き出して、支線に取り付けたクリップ位置を調整して車体にクリップ止めしていることを特徴とするワイヤハーネスの配索構造。
  3. 上記蓋の内面に支線長さ調整用の弾性調整板を片持ち支持で突設し、蓋閉鎖時に上記弾性調整板とプロテクタ本体の底壁との間に上記可動空間を設け、
    上記支線を可動空間内で屈曲させ、上記弾性調整板の自由端を迂回して外方へと引き出し、該支線のクリップ位置に応じて支線を引き出すことにより上記弾性調整板を変位させる構成としている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの配索構造。
  4. 上記弾性調整板は平面視で略U形状とし、その両側部の先端を上向きに屈曲して上記蓋に固定すると共に、両側部を幹線の長さ方向に延在させ、その連結部を自由端とし、かつ、上記蓋への固定位置は上記支線の分岐位置の上方とし、上記弾性調整板の自由端に接触して外方に引き出される支線の引っ張り力に応じて、上記蓋の固定位置を基点として自由端が上下に変位する構成としている請求項3に記載のワイヤハーネスの配索構造。
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