JP7303376B2 - ケーブルクランプ及びケーブルの組付方法 - Google Patents

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Description

本開示は、ケーブルが組み付けられるケーブルクランプに関するものである。
従来、上記ケーブルクランプに関し、種々の技術が提案されている。
例えば、下記特許文献1に記載のスライドドア用給電装置では、フラットケーブルが可撓管の中を通っている。可撓管の車体側の端部は、車体側固定ユニットによって把持されている。車体側固定ユニットのスライドドアと対向する側の面には、可撓管の最小曲げ半径を規制するラッパ状のガイド面が形成されている。また、車体側固定ユニットは、押さえ部材によって可撓管の車体内への引き出し方向を規制できるようになっている。
これにより、車体側固定ユニットでは、可撓管が屈曲された状態で固定されており、可撓管のスライドドア内への引き出し方向が規制されている。
特開2005-170188号公報
しかしながら、ケーブルが組み付けられるケーブルクランプは、その装備対象の装置・機器によっては大きな力でケーブルが引っ張られることがある。そのため、ケーブルクランプには、ケーブルが引っ張られても移動することなく耐えられる性質の向上、つまり引張強度の向上が望まれていた。
本開示は、上述した点を鑑みてなされたものであり、引張強度の向上を図るケーブルクランプを提供することを課題とする。
本明細書は、第1端と、第2端とを有する本体と、本体の第1端から第2端に貫く穴であって、ケーブルが貫装される穴部を備え、穴部は、第1端側においてケーブルをクランプする第1クランプ部と、第2端側において、第1クランプ部の位置から第1端側におけるケーブルの貫装方向と交差する方向にオフセットした位置にあって、ケーブルをクランプする第2クランプ部と、を備え、本体は、穴部をケーブルの貫装方向に沿って半割した第1半割体及び第2半割体を、備え、第1半割体は、第1半割体をケーブルの貫装方向で2分割した第1分割体および第2分割体を備え、第1半割体の第1分割体と第2半割体は、互いに、ケーブルが取り付けられるコネクタに係合された状態で連結されるケーブルクランプを開示する。
本開示によれば、ケーブルクランプは、引張強度を向上させる。
プラズマ処理機を示す斜視図である。 ケーブルクランプをその本体の前側半割体側から示す分解斜視図である。 ケーブルクランプをその本体の後側半割体側から示す分解斜視図である。 ケーブルクランプの前側半割体を示す正面図である。 ケーブルクランプの後側半割体を示す正面図である。 ケーブルクランプの後側半割体を示す正面図である。 ケーブルの組付方法を示すフローチャートである。
以下、本開示の好適な実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明に用いる図面では、基本的構成の一部が省略されて描かれていることがあり、描かれた各部の寸法比等は必ずしも正確ではない。図2乃至図6において、説明のために用いる上下方向D1、左右方向D2、及び前後方向D3は、各図に記載された通りである。但し、図4では、紙面の奥側が前側であり、紙面の手前側が後側である。図5及び図6では、紙面の奥側が後側であり、紙面の手前側が前側である。先ず、本実施形態のケーブルクランプが使用されるプラズマ処理機について、説明する。
図1に示すように、プラズマ処理機1は、ワークWが載置されるテーブル10と、テーブル10の傍らに配置されたシリアルリンク型ロボット(多間接型ロボットと呼ぶこともでき、以下、単にロボットと略す)12と、ロボット12に保持されてプラズマ化ガスを照射するためのプラズマヘッド14とを含んで構成されている。プラズマヘッド14の下部は、プラズマ化ガスを放出するノズル30とされている。更に、プラズマ処理機1は、プラズマヘッド14への電源でありプラズマヘッド14へのガスの供給を担う電源ガス供給ユニット16と、当該プラズマ処理機1の制御を司る制御装置としてのコントローラ18(コンピュータを主要構成要素とするものである)とを含んで構成されている。プラズマヘッド14と電源ガス供給ユニット16との間には、複数の外部ケーブル60が接続されている。ちなみに、ロボット12は、ワークWにプラズマ化ガスを照射するためにプラズマヘッド14を移動させるヘッド移動装置として機能する。
電源ガス供給ユニット16は、不図示のCPU、ROM、及びRAM等に加えて、タッチパネル17を備えている。タッチパネル17では、電源ガス供給ユニット16に関して、各種の設定画面や動作状態等が表示され、ユーザによる画面へのタッチによって操作情報が入力される。
プラズマヘッド14内には、ケーブルクランプが設けられている。ケーブルクランプは、複数の外部ケーブル60に接続している複数の内部ケーブルを、プラズマヘッド14に固定するものである。以下、ケーブルクランプについて、説明する。
図2及び図3の斜視図に示すように、ケーブルクランプ20は、ボルトB及びナットNの締結力によって、一対の内部ケーブル22,22を固定するものである。各内部ケーブル22の先端は、コネクタ100内において、不図示の電極等に半田付け等で固定されることによって、コネクタ100に取り付けられている。コネクタ100には、その前側及び後側の上部において、一対の凸部102,102が形成されている。各凸部102は、前方又は後方へ凸状に張り出し、コネクタ100の左右方向D2の中央を通る中心線を軸とする線対称に設けられている。
ケーブルクランプ20は、本体24を備えている。本体24は、後述する下面40及び上面42を備えている。上面42は、下面40と上下方向D1で対向している。
本体24は、前側半割体26及び後側半割体28で構成されている。更に、後側半割体28は、下側分割体32及び上側分割体34で構成されている。従って、以下では、本体24の下面40を、前側半割体26の下面40、後側半割体28の下面40、又は下側分割体32の下面40と表記する場合がある。また、本体24の上面42を、前側半割体26の上面42、又は後側半割体28の上面42と表記する場合がある。
前側半割体26及び後側半割体28は、それぞれの前後方向D3の厚さが本体24の前後方向D3の厚さの約半分となるように、本体24を上下方向D1及び左右方向D2に沿って割った外形を有している。前側半割体26及び後側半割体28の各半割面は、左右方向D2の長さが上下方向D1の長さよりも長い略矩形状をなしている。
これに対して、後側半割体28を構成する下側分割体32及び上側分割体34は、後側半割体28を左右方向D2及び前後方向D3に沿って2つに割った外形を有している。
尚、後述するようにして、前側半割体26及び後側半割体28が連結されると、ケーブルクランプ20の本体24には、その下面40及び上面42を貫いた一対の長穴部44,44が形成される。各長穴部44は、第1長穴部46、第2長穴部48、及び中空部50で構成されるが、その詳細な説明は後述する。
前側半割体26について、図2及び図3の斜視図に加えて、図4の正面図も参照にして説明する。ケーブルクランプ20の本体24のうち、前側半割体26には、その下面40の前端部において、板状の係合部35が形成されている。係合部35は、前側半割体26の下面40の前端部から左右方向D2に沿って下方へ突き出している。係合部35の後面には、一対の凹部37,37が形成されている。各凹部37は、前方へ凹状に窪み、前側半割体26の左右方向D2の中央を通る中心線C1(図4参照)を軸とする線対称に配設されている。
前側半割体26には、その半割面である後面の四隅において、ボルト穴BHが形成されている。また、前側半割体26の後面には、中心線C1上において、2つのピン穴PHが形成されている。更に、前側半割体26の後面には、その下端側二隅のボルト穴BHの間において、2つのボルト穴BHと、2つのピン穴PHとが、中心線C1を軸とする線対称に形成されている。各ボルト穴BH及び各ピン穴PHは、前後方向D3に沿って設けられている。但し、各ボルト穴BHは、前側半割体26の前面まで貫き通されているが、各ピン穴PHは、前側半割体26の前面まで貫き通されていない。
更に、前側半割体26の後面には、一対の長穴部44,44のうち、前側の半割部分が、中心線C1を軸とする線対称に形成されている。各長穴部44の前側半割部分は、第1長穴部46、第2長穴部48、及び中空部50のうち、それぞれの前側の半割部分で構成されている。
第1長穴部46の前側半割部分は、上下方向D1に平行な第1長穴部46の軸54に沿った第1周壁47によって、前側半割体26の下面40から上方へ向かって形成されている。これに対して、第2長穴部48の前側半割部分は、上下方向D1に平行な第2長穴部48の軸56に沿った第2周壁49によって、前側半割体26の上面42から下方へ向かって形成されている。
但し、第2長穴部48の軸56の位置は、第1長穴部46の軸54の位置よりも、左右方向D2おいて、前側半割体26の中央側(中心線C1側)へずれている。また、前側半割体26の上面42では、第2長穴部48の前側半割部分の開口外縁が面取りされている。
中空部50の前側半割部分は、第1長穴部46の前側半割部分と第2長穴部48の前側半割部分との間に介在する領域であって、第1長穴部46の前側半割部分と第2長穴部48の前側半割部分とを通し連ねている。また、中空部50の前側半割部分では、その外縁を形成する前側半割体26の内壁64が、左右方向D2及び前後方向D3において、第1長穴部46の前側半割部分又は第2長穴部48の前側半割部分よりも、前側半割体26の外方側へ入り込んでいる。
前側半割体26のうち、第2長穴部48の前側半割部分とその下方側で対向する第1部位58には、第1長穴部46の前側半割部分と中空部50の前側半割部分との境界において、面取りされた角部52が形成されている。同様にして、前側半割体26のうち、第1長穴部46の前側半割部分とその上方側で対向する第2部位62には、第2長穴部48の前側半割部分と中空部50の前側半割部分との境界において、面取りされた角部52が形成されている。
後側半割体28について、図2及び図3の斜視図に加えて、図5及び図6の正面図も参照にして説明する。尚、以下では、後側半割体28において、前側半割体26と同様な部分には、同一の符号を付す。
ケーブルクランプ20の本体24のうち、後側半割体28には、その下面40の後端部において、板状の係合部36が形成されている。係合部36は、後側半割体28の下面40の後端部から左右方向D2に沿って下方へ突き出している。係合部36の前面には、一対の凹部38,38が形成されている。各凹部38は、後方へ凹状に窪み、後側半割体28の左右方向D2の中央を通る中心線C2(図5及び図6参照)を軸とする線対称に配設されている。
後側半割体28には、その半割面である前面の四隅において、ボルト穴BHが形成されている。また、後側半割体28の前面には、中心線C2上において、2つのピン穴PHが形成されている。更に、後側半割体28の前面には、その下端側二隅のボルト穴BHの間において、2つのボルト穴BHと、2つのピン穴PHとが、中心線C2を軸とする線対称に形成されている。各ボルト穴BH及び各ピン穴PHは、前後方向D3に沿って設けられている。但し、各ボルト穴BHは、後側半割体28の後面まで貫き通されているが、各ピン穴PHは後側半割体28の後面まで貫き通されていない。
更に、後側半割体28の前面には、一対の長穴部44,44のうち、後側の半割部分が、中心線C2を軸とする線対称に形成されている。各長穴部44の後側半割部分は、第1長穴部46、第2長穴部48、及び中空部50のうち、それぞれの後側の半割部分で構成されている。
第1長穴部46の後側半割部分は、上下方向D1に平行な第1長穴部46の軸54に沿った第1周壁47によって、後側半割体28の下面40から上方へ向かって形成されている。これに対して、第2長穴部48の後側半割部分は、上下方向D1に平行な第2長穴部48の軸56に沿った第2周壁49によって、後側半割体28の上面42から下方へ向かって形成されている。
但し、第2長穴部48の軸56の位置は、第1長穴部46の軸54の位置よりも、左右方向D2おいて、後側半割体28の中央側(中心線C2側)へずれている。また、後側半割体28の上面42では、第2長穴部48の後側半割部分の開口外縁が面取りされている。
中空部50の後側半割部分は、第1長穴部46の後側半割部分と第2長穴部48の後側半割部分との間に介在する領域であって、第1長穴部46の後側半割部分と第2長穴部48の後側半割部分とを通し連ねている。また、中空部50の後側半割部分では、その外縁を形成する後側半割体28の内壁64が、左右方向D2及び前後方向D3において、第1長穴部46の後側半割部分又は第2長穴部48の後側半割部分よりも、後側半割体28の外方側へ入り込んでいる。
後側半割体28のうち、第2長穴部48の後側半割部分とその下方側で対向する第1部位58には、第1長穴部46の後側半割部分と中空部50の後側半割部分との境界において、面取りされた角部52が形成されている。但し、その角部52は、第1長穴部46の後側半割部分と中空部50の後側半割部分との境界の全域に亘って設けられている。これに対して、後側半割体28のうち、第1長穴部46の後側半割部分とその上方側で対向する第2部位62には、第2長穴部48の後側半割部分と中空部50の後側半割部分との境界において、面取りされた角部52が形成されている。
後側半割体28は、上述したようにして、下側分割体32と上側分割体34とに分割されている。そのため、係合部36、各凹部38、各第1長穴部46の後側半割部分、及び後側半割体28の下端側に位置する4つのボルト穴BHと2つのピン穴PH等は、下側分割体32に設けられている。これに対して、各第2長穴部48の後側半割部分、各中空部50の後側半割部分、後側半割体28の上端側に位置する2つのボルト穴BH、及び後側半割体28の中心線C2上に位置する2つのピン穴PH等は、上側分割体34に設けられている。
次に、ケーブルの組付方法について説明する。ケーブルの組付方法は、コネクタ100から上方へ延びた各内部ケーブル22を、ケーブルクランプ20で固定する方法である。図7に示すように、ケーブルの組付方法200では、第1クランプ工程S10及び第2クランプ工程S12が、その記載順で行われる。
第1クランプ工程S10では、ケーブルクランプ20の本体24のうち、前側半割体26と、後側半割体28の下側分割体32とが、各内部ケーブル22を挟んだ状態でボルトB及びナットNで連結される。これにより、各内部ケーブル22は、前側半割体26と、後側半割体28の下側分割体32とによって締め付けられる。
そのためには、先ず、作業者は、前側半割体26を、コネクタ100にその前方側から取り付ける。その際、作業者は、コネクタ100の前側の各凸部102に対して、前側半割体26の各凹部37を係合させる。これにより、前側半割体26の下面40が、コネクタ100の上面の前側部分に載置した状態になる。
更に、作業者は、前側半割体26の後面において、各内部ケーブル22のうち、その軸よりも前側部分を、各第1長穴部46の前側半割部分と各第2長穴部48の前側半割部分とに押し込む。その際、作業者は、各中空部50の前側半割部分において、各内部ケーブル22を、前側半割体26の内壁64から隔離した状態で、緩やかなS字状に湾曲させる(図4参照)。
また、作業者は、前側半割体26の後面において、各ピン穴PHに対して、各ピンPを差し込む。これにより、各ピンPのうち、前側半分が各ピン穴PHに入り込む状態となり、後側半分が各ピン穴PHから後方へ突き出した状態になる。
次に、作業者は、後側半割体28の下側分割体32を、コネクタ100にその後方側から取り付ける。その際、作業者は、コネクタ100の後側の各凸部102に対して、下側分割体32の各凹部38を係合させる。これにより、下側分割体32の下面40が、コネクタ100の上面の後側部分に載置した状態になる。
更に、作業者は、下側分割体32の前面を、前側半割体26の後面に接合させる。これにより、下側分割体32の各第1長穴部46の後側半割部分が、前側半割体26の各第1長穴部46の前側半割部分に重ね合わされた状態になる。そのため、ケーブルクランプ20の本体24の下面40側には、各第1長穴部46が形成される。その際、下側分割体32の各第1長穴部46の後側半割部分には、前側半割体26の各第1長穴部46の前側半割部分に押し込まれている各内部ケーブル22のうち、その軸よりも後側部分が押し込まれる。そのため、各第1長穴部46では、各内部ケーブル22が貫装された状態になり、更に、各内部ケーブル22は、各第1長穴部46から上方へ延びた状態になる。各第1長穴部46において、各内部ケーブル22の貫装方向は、上下方向D1に対して平行であり、各第1長穴部46の軸54と一致する。
また、前側半割体26では、各第1長穴部46の前側半割部分と各中空部50の前側半割部分との境界に形成された各角部52に対して、下側分割体32の角部52の一部が重ね合わされた状態になる。このようにして重ね合わされた各角部52には、各第1長穴部46から上方へ延びた各内部ケーブル22のうち、その基端部分が当接した状態になる。
また、下側分割体32にある4つのボルト穴BHと2つのピン穴PHとが、前側半割体26の下端側に位置する4つのボルト穴BHと2つのピン穴PHとに重ね合わされた状態になる。これにより、前側半割体26の下端側に位置する2つのピン穴PHから後方へ突き出した各ピンPの後側半分が、下側分割体32の各ピン穴PHに入り込む状態になる。このようにして、前側半割体26と下側分割体32との相対的な位置決めがなされる。
更に、下側分割体32にある4つのボルト穴BHと、前側半割体26の下端側に位置する4つのボルト穴BHとが、前後方向D3で連通した状態になる。このようにして連通した各ボルト穴BHのうち、各第1長穴部46よりも外方側にある各ボルト穴BHには、作業者によって、各ボルトBが、前側半割体26の前面側から差し込まれる。これにより、下側分割体32の後面側では、各ボルトBが後方へ突き出し、その突き出し部分には、作業者によって、各ナットNがねじ込まれる。これに対して、各第1長穴部46よりも内方側にある各ボルト穴BHには、作業者によって、各ボルトBが、下側分割体32の後面側から差し込まれる。これにより、前側半割体26の前面側では、各ボルトBが前方へ突き出し、その突き出し部分には、作業者によって、ナットNがねじ込まれる。
このようにして、ケーブルクランプ20の本体24の下面40側において、各第1長穴部46が形成されると、各内部ケーブル22が、ボルトB及びナットNの締結力によって、各第1長穴部46の第1周壁47で締め付けられる。
第2クランプ工程S12では、ケーブルクランプ20の本体24のうち、前側半割体26と、後側半割体28の上側分割体34とが、各内部ケーブル22を挟んだ状態でボルトB及びナットNで連結される。これにより、各内部ケーブル22は、前側半割体26と、後側半割体28の下側分割体32及び上側分割体34とによって、つまりケーブルクランプ20の本体24によって締め付けられる。
そのために、作業者は、上側分割体34を下側分割体32に載置させると共に、上側分割体34の前面を、前側半割体26の後面に接合させる。これにより、上側分割体34の各第2長穴部48の後側半割部分が、前側半割体26の各第2長穴部48の前側半割部分に重ね合わされた状態になる。そのため、ケーブルクランプ20の本体24の上面42側には、各第2長穴部48が形成される。その際、上側分割体34の各第2長穴部48の後側半割部分には、前側半割体26の各第2長穴部48の前側半割部分に押し込まれている各内部ケーブル22のうち、その軸よりも後側部分が押し込まれる。そのため、各第2長穴部48では、各内部ケーブル22が貫装された状態になり、更に、各内部ケーブル22は、各第2長穴部48から下方及び上方へ延びた状態になる。各第2長穴部48において、各内部ケーブル22の貫装方向は、上下方向D1に対して平行であり、各第2長穴部48の軸56と一致する。
また、上側分割体34の各中空部50の後側半割部分が、前側半割体26の各中空部50の前側半割部分に重ね合わされた状態になる。そのため、ケーブルクランプ20の本体24の下面40と上面42との間には、各中空部50が形成される。その際、各中空部50では、各内部ケーブル22が、上側分割体34及び前側半割体26の各内壁64から隔離した状態で、緩やかなS字状に湾曲している。これにより、各中空部50では、各内部ケーブル22が、移動可能に収納されている。
また、前側半割体26では、各第2長穴部48の前側半割部分と各中空部50の前側半割部分との境界に形成された各角部52に対して、上側分割体34の各角部52が重ね合わされた状態になる。このようにして重ね合わされた各角部52には、各第2長穴部48から下方(中空部50)へ延びた各内部ケーブル22のうち、その基端部分が当接した状態になる。
また、上側分割体34にある2つのボルト穴BHと2つのピン穴PHとが、前側半割体26の上端側に位置する2つのボルト穴BHと、前側半割体26の中心線C1上に位置する2つのピン穴PHとに重ね合わされた状態になる。これにより、前側半割体26の中心線C1上に位置する2つのピン穴PHから後方へ突き出した各ピンPの後側半分が、上側分割体34の各ピン穴PHに入り込む状態になる。このようにして、前側半割体26と上側分割体34との相対的な位置決めがなされる。
更に、上側分割体34にある2つのボルト穴BHと、前側半割体26の上端側に位置する2つのボルト穴BHとが、前後方向D3で連通した状態になる。このようにして連通した各ボルト穴BHには、作業者によって、各ボルトBが、上側分割体34の後面側から差し込まれる。これにより、前側半割体26の前面側では、各ボルトBが前方へ突き出し、その突き出し部分には、作業者によって、ナットNがねじ込まれる。
このようにして、ケーブルクランプ20の本体24の上面42側において、各第2長穴部48が形成されると、各内部ケーブル22が、ボルトB及びナットNの締結力によって、各第2長穴部48の第2周壁49で締め付けられる。
以上詳細に説明したように、本実施形態では、ケーブルクランプ20において、各内部ケーブル22が貫装される各長穴部44のうち、各内部ケーブル22を締め付ける各第1長穴部46の位置と各第2長穴部48の位置とが、各第1長穴部46の軸54と各第2長穴部48の軸56とが交差する左右方向D2において、オフセットされている。これにより、ケーブルクランプ20は、内部ケーブル22が引っ張られても移動することなく耐えられる性質(引張強度)を向上させている。
ちなみに、本実施形態において、内部ケーブル22は、ケーブルの一例である。前側半割体26は、第2半割体の一例である。後側半割体28は、第1半割体の一例である。下側分割体32は、第1分割体の一例である。上側分割体34は、第2分割体の一例である。下面40は、第1端の一例である。上面44は、第2端の一例である。長穴部44は、穴部の一例である。第1長穴部46は、第1クランプ部の一例である。第1長穴部46の位置は、第1クランプ部の位置の一例である。第2長穴部48は、第2クランプ部の一例である。第2長穴部48の位置は、第1クランプ部の位置から第1端側におけるケーブルの貫装方向と交差する方向にオフセットした位置の一例である。上下方向D1は、第1端側におけるケーブルの貫装方向の一例である。左右方向D2は、第1端側におけるケーブルの貫装方向と交差する方向の一例である。内壁64は、本体の内壁の一例である。
尚、本開示は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施形態において、各第2長穴部48の軸56の位置は、各第1長穴部46の軸54の位置から左右方向D2へずらしているが、各第1長穴部46の径方向へずらしてもよい。
また、本体24において、各長穴部44が貫かれる箇所は、上下方向D1で対向する下面40及び上面44に限定されるものではなく、例えば、他の面、辺、又は角などの端でもよく、また、それらの端は、互いに対向しなくてもよい。
また、本体24において、内部ケーブル22が貫装される箇所は、穴径よりも深い長穴部44に限定されるものでなく、例えば、穴径よりも浅い穴部であってもよい。
また、本実施形態において、ケーブルクランプ20は、プラズマ処理機1で使用されているが、電子部品装着装置又は工作機械等で使用されてもよい。
20:ケーブルクランプ、22:内部ケーブル、24:本体、26:前側半割体、28:後側半割体、32:下側分割体、34:上側分割体、40:下面、42:上面、44:長穴部、46:第1長穴部、48:第2長穴部、50:中空部、52:角部、100:コネクタ、200:ケーブルの組付方法、D1:上下方向、D2:左右方向、S10:第1クランプ工程、S12:第2クランプ工程

Claims (4)

  1. 第1端と、第2端とを有する本体と、
    前記本体の前記第1端から前記第2端に貫く穴であって、ケーブルが貫装される穴部を備え、
    前記穴部は、
    前記第1端側において前記ケーブルをクランプする第1クランプ部と、
    前記第2端側において、前記第1クランプ部の位置から前記第1端側における前記ケーブルの貫装方向と交差する方向にオフセットした位置にあって、前記ケーブルをクランプする第2クランプ部と、を備え、
    前記本体は、前記穴部を前記ケーブルの貫装方向に沿って半割した第1半割体及び第2半割体を、備え、
    前記第1半割体は、前記第1半割体を前記ケーブルの貫装方向で2分割した第1分割体および第2分割体を備え、
    前記第1半割体の前記第1分割体と前記第2半割体は、互いに、前記ケーブルが取り付けられるコネクタに係合された状態で連結されるケーブルクランプ。
  2. 前記第1端は、端面であり、
    前記第2端は、前記第1端に対向する端面であり、
    前記穴部は、長穴である請求項1に記載のケーブルクランプ。
  3. 前記穴部は、
    前記第1クランプ部と前記第2クランプ部とを連結する領域であって前記ケーブルを移動可能に収納する中空部を備え、
    前記本体は、
    前記中空部と前記第1クランプ部、および前記中空部と前記第2クランプ部、との境界であって前記ケーブルが当接する角部を備える請求項1または請求項2に記載のケーブルクランプ。
  4. 第1端と、第2端とを有する本体と、前記本体の前記第1端から前記第2端に貫く穴であって、ケーブルが貫装される穴部と、を備えるケーブルクランプに前記ケーブルを組み付ける方法であって、
    前記本体は、前記穴部を前記ケーブルの貫装方向に沿って半割した第1半割体及び第2半割体を、備え
    前記第1半割体は、前記第1半割体を前記ケーブルの貫装方向で2分割した第1分割体および第2分割体を備え、
    前記本体の前記第1端側で前記ケーブルをクランプする第1クランプ工程と、
    前記本体の前記第2端側において、前記第1クランプ工程によって前記第1端側で前記ケーブルをクランプした位置から前記第1端側における前記ケーブルの貫装方向と交差する方向にオフセットした位置で前記ケーブルをクランプする第2クランプ工程と、
    前記第1半割体の前記第1分割体と前記第2半割体を、互いに、前記ケーブルが取り付けられるコネクタに係合させた状態で連結する連結工程と、を備えるケーブルの組付方法。
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