JP2018069291A - レーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】板材料をクランプするための工数を低減すること。【解決手段】第3クランプ30及び第4クランプ40と基体3との間に介設され、第3クランプ30及び第4クランプ40の第1クランプ10及び第2クランプ20に対する相対変位をガイドするリニアガイド3cを備え、第3クランプ30及び第4クランプ40が一体に形成されるので、第3クランプ30及び第4クランプ40をリニアガイド3cに沿ってスライドさせることにより、板材料Pの2辺のクランプ位置に第3クランプ30及び第4クランプ40を同時に配置させることができる。即ち、板材料Pの加工ごとにクランプ位置を調整する場合、板材料Pの2辺に対して一つの動作でクランプ位置を調整することができる。よって、板材料Pをクランプするための工数を低減できる。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ加工機に関し、特に、板材料をクランプするための工数を低減できるレーザ加工機に関する。
被加工物である矩形の板材料をレーザ加工機で加工する際に、その板材料の4辺をクランプする技術が知られている。例えば、特許文献1には、メタルマスク1を取り囲む位置にテンションユニット13が配設されるマスク枠貼り装置10が開示される。このマスク枠貼り装置10によれば、テンションユニット13が備える固定爪17aにメタルマスク1を載せた状態で、可動爪17bをエアシリンダで駆動させることにより、メタルマスク1の4辺を複数のクランプ17によってクランプすることが可能とされる。
特開2006−152411号公報(例えば、図3,4)
しかしながら、上述した従来の技術では、メタルマスク1の加工ごとにクランプ位置を調整する場合、メタルマスク1をクランプする各クランプ17(例えば、メタルマスク1の2辺のクランプ位置を調整するためには、その2辺をクランプする各クランプ17)に対して、クランプ位置の調整を行わなければならない。よって、レーザ加工機へ板材料をクランプするための工数が増大するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、板材料をクランプするための工数を低減できるレーザ加工機を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載のレーザ加工機は、基体と、その基体に第1方向に沿って配設される第1クランプと、平面視において前記第1方向とは垂直な第2方向に沿って前記基体に配設される第2クランプと、前記第1クランプに所定間隔を隔てて対向する姿勢で前記基体に配設される第3クランプと、前記第2クランプに所定間隔を隔てて対向する姿勢で前記基体に配設される第4クランプとを備え、それら第1クランプ、第2クランプ、第3クランプ及び第4クランプによって矩形の板材料がクランプされるものであり、前記第3クランプ及び前記第4クランプと前記基体との間に介設され、前記第3クランプ及び前記第4クランプの前記第1クランプ及び前記第2クランプに対する相対変位をガイドするガイド部材を備え、前記第3クランプ及び前記第4クランプは、一体に形成され、前記ガイド部材は、前記第1方向に対して傾斜する方向に沿って延設される。
請求項2記載のレーザ加工機は、請求項1記載のレーザ加工機において、前記板材料の前記基体側の面を支持する支持部材と、その支持部材を挟んで前記基体とは反対側に配設される加工ヘッドとを備え、前記第1クランプ、前記第2クランプ及び前記第4クランプは、作業者の操作によって前記支持部材との間で前記板材料をクランプする手動クランプ部材を備え、前記第3クランプは、前記板材料のクランプ位置への配置に伴って前記支持部材との間で前記板材料をクランプする自動クランプ部材を備える。
請求項3記載のレーザ加工機は、請求項2記載のレーザ加工機において、前記第3クランプは、前記板材料の端部に当接する当接部を有する突き当て部材を備え、前記自動クランプ部材は、前記支持部材との間で前記板材料をクランプするクランプ面と、そのクランプ面に連設されて前記第1クランプ側へ突出して形成されると共に前記第1クランプ側に近付くにつれて前記基体から離間する方向へ傾斜して形成される傾斜面とを備え、弾性体によって前記支持部材側への付勢力が付与され、前記突き当て部材は、前記クランプ面を挟んで前記第1クランプとは反対側に配設される。
請求項4記載のレーザ加工機は、請求項3記載のレーザ加工機において、前記突き当て部材の当接部は、前記基体側の端部が前記支持部材の前記クランプ面側の端部よりも前記基体側に位置する。
請求項5記載のレーザ加工機は、請求項4記載のレーザ加工機において、前記支持部材は、前記基体側から立設して形成されると共に前記第2方向に沿って複数が配設され、前記複数の支持部材は、前記第1方向に沿ってそれぞれ延設されると共に前記基体に対してそれぞれ着脱可能に形成され、前記第4クランプは、前記板材料の端部に当接する突き当て部材が非形成とされる。
請求項6記載のレーザ加工機は、請求項5記載のレーザ加工機において、前記複数の支持部材は、その延設方向に沿って所定のピッチで形成されると共に前記クランプ面側へ向けて凸形状に形成される複数の凸部をそれぞれ備え、前記複数の支持部材それぞれの凸部の頂が前記第2方向に沿った位置に形成される。
請求項1記載のレーザ加工機によれば、第3クランプ及び第4クランプと基体との間に介設され、第3クランプ及び第4クランプの第1クランプ及び第2クランプに対する相対変位をガイドするガイド部材を備え、第3クランプ及び第4クランプが一体に形成され、ガイド部材は、第1方向に対して傾斜する方向に沿って延設されるので、第3クランプ及び第4クランプをガイド部材に沿ってスライドさせることにより、板材料の2辺のクランプ位置に第3クランプ及び第4クランプを同時に配置させることができる。即ち、板材料の加工ごとにクランプ位置を調整する場合、第3クランプ及び第4クランプをスライドさせる一つの動作によって板材料の2辺のクランプ位置を調整することができる。よって、板材料をクランプするための工数を低減できるという効果がある。
更に、ガイド部材は、第1方向に対して傾斜する方向に沿って延設されるので、相似形状の板材料であれば、寸法が異なる板材料であっても、第3クランプ及び第4クランプをスライドさせる一つの動作によってクランプ位置を調整することができるという効果がある。
請求項2記載のレーザ加工機によれば、請求項1記載のレーザ加工機の奏する効果に加え、板材料の基体側の面を支持する支持部材と、その支持部材を挟んで基体とは反対側に配設される加工ヘッドとを備え、第1クランプ、第2クランプ及び第4クランプは、作業者の操作によって支持部材との間で板材料をクランプする手動クランプ部材を備え、第3クランプは、板材料のクランプ位置への配置に伴って支持部材との間で板材料をクランプする自動クランプ部材を備えるので、第3クランプによる板材料のクランプを、自動クランプ部材によって自動で(作業者の操作を不要として)行うことができる。よって、第1クランプを作業者側に配設することにより、加工ヘッドを挟んで作業者とは反対側の板材料の辺をクランプする際に、作業者が加工ヘッドに接触することを抑制できるという効果がある。
この場合、第3クランプのみに自動クランプ部材を用いることにより、板材料の4辺の全てを自動クランプ部材によってクランプする(例えば、自動クランプ部材としてアクチュエータを用いる)場合に比べ、レーザ加工機の製品コストを低減できるという効果がある。
更に、第1クランプ、第2クランプ及び第4クランプに手動クランプ部材を用いることにより、板材料の3辺を強固にクランプすることができるので、第3クランプは比較的弱いクランプ力に設定することができる。よって、例えば、自動クランプ部材としてアクチュエータ(例えば、エアシリンダや油圧シリンダ)を用いる場合であっても、装置が大型化する(例えば、エアシリンダを用いる場合であれば、シリンダが大型化する)ことを抑制できるという効果がある。
請求項3記載のレーザ加工機によれば、請求項2記載のレーザ加工機の奏する効果に加え、自動クランプ部材は、支持部材との間で板材料をクランプするクランプ面と、そのクランプ面に連設されて第1クランプ側へ突出して形成されると共に第1クランプ側に近付くにつれて基体から離間する方向へ傾斜して形成される傾斜面とを備え、弾性体によって支持部材側への付勢力が付与されるので、第3クランプを板材料側にスライドさせた場合、傾斜面が板材料の端部に対して摺動し、弾性体の付勢力に抗して自動クランプ部材が持ち上げられる。
よって、弾性体の付勢力によって、板材料を自動で(作業者の操作を不要として)クランプすることができる。また、自動クランプ部材が持ち上げられた後、継続して第3クランプをスライドさせることにより、クランプ面を挟んで第1クランプとは反対側に配設される突き当て部材に板材料が当接するので、第3クランプの位置決めを行うことができる。
即ち、第3クランプによる板材料のクランプと、第3クランプ及び第4クランプのクランプ位置の位置決めとを、第3クランプを板材料側へスライドさせる一つの動作で行うことができるという効果がある。更に、アクチュエータ(例えば、エアシリンダや油圧シリンダ)を用いることなく、自動クランプ部材によって自動で板材料をクランプすることができるので、レーザ加工機の製品コストを低減できるという効果がある。
請求項4記載のレーザ加工機によれば、請求項3記載のレーザ加工機の奏する効果に加え、突き当て部材の当接部は、基体側の端部が支持部材のクランプ面側の端部よりも基体側に位置するので、板材料の端部と突き当て部材の当接部との接触面積を確保し、板材料に対する第3クランプの位置決めを確実に行うことができるという効果がある。
請求項5記載のレーザ加工機によれば、請求項4記載のレーザ加工機の奏する効果に加え、支持部材は、基体側から立設して形成されると共に第2方向に沿って複数が配設され、それら複数の支持部材は、第1方向に沿ってそれぞれ延設されると共に基体に対してそれぞれ着脱可能に形成され、第4クランプは、板材料の端部に当接する突き当て部材が非形成とされるので、複数の支持部材どうしの対向間隔に応じた寸法で板材料をあらかじめ形成することにより、自動クランプ部材と支持部材とによって板材料をクランプすることができる。この場合、第3クランプが突き当て部材を備える場合であっても、支持部材を基体に対して着脱することにより、寸法の異なる板材料を第3クランプによってクランプすることができる。
また、第4クランプは、板材料の端部に当接する突き当て部材が非形成とされ、第4クランプが支持部材に当接することを抑制できるので、寸法の異なる板材料をクランプする場合に、支持部材の延設方向における寸法(延設長さ)を変更する必要がない。よって、支持部材を着脱することにより、第3クランプ及び第4クランプによって寸法の異なる板材料を容易にクランプすることができるという効果がある。
請求項6記載のレーザ加工機によれば、請求項5記載のレーザ加工機の奏する効果に加え、複数の支持部材は、その延設方向に沿って所定のピッチで形成されると共にクランプ面側へ向けて凸形状に形成される複数の凸部をそれぞれ備え、複数の支持部材のそれぞれの凸部の頂が第2方向に沿った位置に形成されるので、支持部材が凸部を備える場合であっても、複数の支持部材それぞれにおける凸部の頂(第2方向に沿った位置に形成される凸部の頂)と第4クランプのクランプ部材とによって板材料を安定してクランプすることができるという効果がある。
本発明の一実施形態におけるレーザ加工機の上面図である。 (a)は、図1のIIa−IIa線における部分拡大断面図であり、(b)は、図1のIIb−IIb線における部分拡大断面図である。 (a)は、図1のIIIa−IIIa線における部分拡大断面図であり、(b)は、図1のIIIb−IIIb線における部分拡大断面図である。 (a)は、板材料が載置された状態を示すレーザ加工機の上面図であり、(b)は、図4(a)の状態から板材料がクランプされた状態を示すレーザ加工機の上面図である。 (a)は、図4(a)のVa−Va線における部分拡大断面図であり、(b)は、図4(b)のVb−Vb線における部分拡大断面図である。 (a)は、図4(a)のVIa−VIa線における部分拡大断面図であり、(b)は、図4(b)のVIb−VIb線における部分拡大断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるレーザ加工機1の上面図である。なお、図1では、理解を容易にするために、レーザ加工機1の一部が省略されると共に、模式的に図示される。
図1に示すように、レーザ加工機1は、レーザ光を照射するための加工ヘッド2と、基体3と、その基体3の上面(図1の紙面手前側の面)に配設される保持部材4と、その保持部材4に保持される支持部材5と、基体3に第1方向(図1の左右方向)に沿って配設される第1クランプ10と、第2方向(図1の上下方向)に沿って基体3に配設される第2クランプ20と、第1クランプ10に所定間隔を隔てて対向する姿勢で配設されると共に第1方向に沿って延設される第3クランプ30と、第2クランプ20に所定間隔を隔てて対向する姿勢で配設されると共に第2方向に沿って延設される第4クランプ40とを備える。なお、「第2方向」とは、平面視において第1方向とは垂直な方向と定義し、以下の説明においても同様とする。
このレーザ加工機1は、矩形金属材料の板材料P(本実施形態では、略550mm角の正方形で、厚さ略1mmのアルミ板)へ向けて加工ヘッド2からレーザ光を照射し、所定の開口部や溝を板材料Pに形成するための装置である。加工ヘッド2は、第1クランプ10、第2クランプ20、第3クランプ30及び第4クランプ40によって取り囲まれる矩形の領域の上方(即ち、支持部材5を挟んで基体3とは反対側)に配設される。
基体3は、各部材が配設されるベースとなる部材である。この基体3は、下方に向けて略直方体形状に凹設される凹部3aを備え、その凹部3aにおける第2クランプ20側および第4クランプ40側の壁面には、支持部材5の長手方向両端部を保持するための凹溝3bが、第2方向に沿って複数形成される。
また、基体3には、第3クランプ30及び第4クランプ40の第1クランプ10及び第2クランプ20に対する相対変位をガイドするための一対のリニアガイド3cが配設される。それら一対のリニアガイド3cは、基体3側に固定されるガイド3c1と、第3クランプ30及び第4クランプ40に固定されるレール3c2とをそれぞれ備え、平面視において第1方向に対して傾斜した方向(本実施形態では、45°)に沿ってそれぞれ配設される。
保持部材4は、第2クランプ20と第4クランプ40との対向間で支持部材5の長手方向における略中央部分を保持するための部材であり、第2方向に沿って延設される。この保持部材4には、支持部材5の延設方向に沿って形成されると共に基体3側へ向けて凹設される凹溝4aが形成され、この凹溝4aは、保持部材4の延設方向に沿って複数配設される。
支持部材5は、板材料Pを下方から支持するための部材であり、第1方向に沿って延設され、その長手方向両端が凹溝3bに支持されると共に、第2方向に沿って複数が所定のピッチ(本実施形態では、50mm間隔)で配設される。この支持部材5は、保持部材4を挟んで第2クランプ20側および第4クランプ40側に一対に配設される第1支持部材5a及び第2支持部材5bを備え、それら第1支持部材5a及び第2支持部材5bは、それぞれの両端が凹溝3b及び凹溝4aに支持(嵌合)される。
第1支持部材5a及び第2支持部材5bは、金属材料(本実施形態では、ステンレス)から平板状にそれぞれ形成されると共に、その延設方向(第1方向)に沿って所定のピッチで形成される複数の山形5a1,5b1(図2,3参照)をそれぞれ備える。
これら複数の山形5a1,5b1は、上方(後述するクランプ面11b1,33b1,42b1側。図1の紙面手前側)へ向けて凸形状の山形に形成される。また、複数の第1支持部材5a及び第2支持部材5bのそれぞれの山形5a1,5b1は、その頂が第2方向に沿った位置に形成される。
第1クランプ10及び第2クランプ20は、基体3に固定され、第1クランプ10が作業者側に配設される。第3クランプ30及び第4クランプ40は、基体3との間にリニアガイド3cが介設され、そのリニアガイド3cの延設方向に沿って、第1クランプ10及び第2クランプ20に対して相対変位可能に形成される。
次に、図2を参照して、第1クランプ10及び第2クランプ20の詳細構成について説明する。図2(a)は、図1のIIa−IIa線における部分拡大断面図であり、図2(b)は、図1のIIb−IIb線における部分拡大断面図である。なお、図2では、レーザ加工機1の一部を省略して図示している。
また、第1クランプ10及び第2クランプ20は、延設される方向が異なること以外は同一の構成のクランプとして形成される。よって、第2クランプ20には第1クランプ10と同一の符号を付してその説明は省略する。
図2に示すように、第1クランプ10(第2クランプ20)は、第1支持部材5a及び第2支持部材5bとの間で板材料Pをクランプするための手動クランプ部材11と、その手動クランプ部材11に対して第1支持部材5a及び第2支持部材5b側へのクランプ力を付与するための複数のボルト12と、アンクランプ時に手動クランプ部材11を上方へ持ち上げるためのスプリングプランジャ13(摺動部材)とを備える(スプリングプランジャ13は、図1参照)。
手動クランプ部材11は、基体3の上面に配設される被締結部11aと、その被締結部11aの端部(凹部3a側の端部)から垂下されると共に第1支持部材5a及び第2支持部材5bと上下方向(図2の上下方向)で対向して配設されるクランプ部11bとを備える。
被締結部11aには、その上下方向に沿って貫通して形成される複数の貫通孔が形成され、その貫通孔にボルト12が挿入される。ボルト12は、第1クランプ10(第2クランプ20)の延設方向に沿って複数(本実施形態では、6個)配設されると共にその下端側におねじが刻設される。このおねじを基体3に凹設されるめねじに螺合させることにより、手動クランプ部材11にクランプ力が付与される。
スプリングプランジャ13は、第1クランプ10(第2クランプ20)の延設方向に沿って複数(本実施形態では、4個)配設されると共に、その下端が基体3に固着され、このスプリングプランジャ13により、手動クランプ部材11が上方へ(アンクランプ時に、後述するクランプ面11b1と山形5a1,5b1とが離間する方向に)付勢される。
クランプ部11bには、板材料Pが載置される平面に平行な平面として形成されると共に山形5a1,5b1の頂に上下方向で対向するクランプ面11b1と、そのクランプ面11b1に連設される傾斜面11b2とが形成される。
この傾斜面11b2は、第3クランプ30側(第2クランプ20の傾斜面11b2は、第4クランプ40側)へ向けて突出して形成され、その突出先端側ほど基体3から離間する方向(上方)へ傾斜した姿勢で形成される。
次に、図3を参照して、第3クランプ30及び第4クランプ40の詳細構成について説明する。図3(a)は、図1のIIIa−IIIa線における部分拡大断面図であり、図3(b)は、図1のIIIb−IIIb線における部分拡大断面図である。なお、図3では、レーザ加工機1の一部を省略して図示している。
図3(a)に示すように、第3クランプ30は、リニアガイド3cのレール3c2が固着される本体部31と、その本体部31の第1クランプ10側(図3(a)の右側)の端部に配設される突き当て部材32と、第1支持部材5a及び第2支持部材5bとの間で板材料Pをクランプするための自動クランプ部材33と、その自動クランプ部材33に挿通されるボルト34と、そのボルト34の頭部と自動クランプ部材33との間に介設されるスプリング35とを備える。
突き当て部材32は、後述するクランプ面33b1を挟んで第1クランプ10とは反対側に配設され、第3クランプ30及び第4クランプ40のクランプ位置の位置決めを行うための部材である。突き当て部材32には、第1クランプ10側に当接部32aが形成され、この当接部32aが板材料Pの端部に当接される。
当接部32aは、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの上端に沿った平面に対して垂直かつ第1方向に沿った平坦面として形成され、その基体3側の端部(図3の下側の端部)が、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの上端(山形5a1,5b1の頂)よりも基体3側(下方)に位置して形成される。
自動クランプ部材33は、本体部31の上面に配設される被押圧部33aと、その被押圧部33aの第1クランプ10側(図3(a)の右側)の端部から垂下されると共に第1支持部材5a及び第2支持部材5bと上下方向(図3(a)の上下方向)で対向して配設されるクランプ部33bとを備える。
被押圧部33aには、その上下方向に沿って貫通して形成される複数の貫通孔が形成され、その貫通孔にボルト34が挿入される。ボルト34は、第3クランプ30の延設方向に沿って複数(本実施形態では、4個)配設されると共にその下端側におねじが刻設される。このおねじと本体部31に凹設されるめねじとが螺合されることにより、ボルト34が被押圧部33aの貫通孔を介して本体部31に立設する態様で配設される。
このボルト34の頭部と被押圧部33aの上面との間にスプリング35が介設され、被押圧部33aにはスプリング35の弾性回復力による押圧力が付与される。これにより、自動クランプ部材33は、スプリング35によって第1支持部材5a及び第2支持部材5b側に付勢される。
クランプ部33bには、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの上端に沿った平面に平行に形成されると共に、それら第1支持部材5a及び第2支持部材5b(山形5a1,5b1の頂)と上下方向で対向するクランプ面33b1と、そのクランプ面33b1に連設され、第1クランプ10側へ向けて突出して形成されると共にその突出先端側ほど基体3から離間する方向へ傾斜した姿勢で形成される傾斜面33b2とが形成される。
図3(b)に示すように、第4クランプ40は、リニアガイド3cのレール3c2が固着される本体部41と、その本体部41の上面に配設される手動クランプ部材42と、その手動クランプ部材42に挿通されるボルト43と、アンクランプ時に手動クランプ部材42を上方へ持ち上げるためのスプリングプランジャ44と、本体部41の上面に配設されるハンドル45とを備える(スプリングプランジャ44は、図1参照)。
この第4クランプ40の本体部41と第3クランプ30の本体部31とが連結部材6を介して連結されることで、第3クランプ30及び第4クランプ40が一体に形成される。これにより、第3クランプ30及び第4クランプ40は、第1クランプ10及び第2クランプ20に対して同時に近接または離間する方向へ相対変位可能に形成される。
手動クランプ部材42は、本体部41の上面に配設される被締結部42aと、その被締結部42aの第2クランプ20側(図3の左側)の端部から垂下されると共に第1支持部材5a及び第2支持部材5bと上下方向(図3(b)の上下方向)で対向して配設されるクランプ部42bとを備える。
被締結部42aには、その上下方向に沿って貫通して形成される複数の貫通孔が形成され、その貫通孔にボルト43が挿入される。ボルト43は、第4クランプ40の延設方向に沿って複数(本実施形態では、4個)配設されると共にその下端側におねじが刻設される。このおねじを本体部41に凹設されるめねじに螺合させることにより、手動クランプ部材42にクランプ力が付与される。
スプリングプランジャ44は、第4クランプ40の延設方向に沿って複数(本実施形態では、4個)配設され、このスプリングプランジャ44により、手動クランプ部材42が上方へ(アンクランプ時に、後述するクランプ面42b1と山形5b1とが離間するように)付勢される。
クランプ部42bには、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの上端に沿った平面に平行に形成されると共に、第2支持部材5bの山形5b1の頂と上下方向で対向するクランプ面42b1と、そのクランプ面42b1に連設され、第2クランプ20側へ向けて突出して形成されると共にその突出先端側ほど基体3から離間する方向へ傾斜した姿勢で形成される傾斜面42b2とが形成される。
次に、図4から図6を参照して、板材料Pをクランプする方法について説明する。図4(a)は、板材料Pが載置された状態を示すレーザ加工機1の上面図であり、図4(b)は、図4(a)の状態から板材料Pがクランプされた状態を示すレーザ加工機1の上面図である。図5(a)は、図4(a)のVa−Va線における部分拡大断面図であり、図5(b)は、図4(b)のVb−Vb線における部分拡大断面図である。図6(a)は、図4(a)のVIa−VIa線における部分拡大断面図であり、図6(b)は、図4(b)のVIb−VIb線における部分拡大断面図である。なお、図4〜図6では、レーザ加工機1の一部を省略して図示している。
図4に示すように、レーザ加工機1に板材料Pをクランプする場合、板材料Pを第1支持部材5a及び第2支持部材5bの上面(各山形5a1,5b1の頂)に載置し、板材料Pを第1クランプ10及び第2クランプ20側へスライドさせる。
この場合、第1クランプ10及び第2クランプ20の手動クランプ部材11は、スプリングプランジャ13によって上方へ付勢されているので(図2参照)、板材料Pを第1クランプ10及び第2クランプ20側へスライドさせることにより、板材料Pが基体3(凹部3aの壁面)に当接してそのクランプ位置が位置決めされる。即ち、板材料Pの2辺に対する第1クランプ10及び第2クランプ20(手動クランプ部材11)の位置決めを、第1クランプ10及び第2クランプ20側へ板材料Pをスライドさせる一つの動作によって行うことができる。
板材料Pの第1クランプ10及び第2クランプ20に対する位置決めを行った後、ボルト12を基体3のめねじに螺合させることにより、そのボルト12の締結力によって板材料Pの2辺がクランプされる。
この2辺がクランプされた板材料Pに対し、第3クランプ30及び第4クランプ40をハンドル45によって第1クランプ10及び第2クランプ20側に引き寄せることにより、第3クランプ30及び第4クランプ40がリニアガイド3cによってスライド変位される。よって、板材料Pの2辺(第1クランプ10及び第2クランプ20にクランプされていない2辺)のクランプ位置に第3クランプ30及び第4クランプ40を同時に配置させることができる。
即ち、板材料Pの加工ごとにその板材料Pに対するクランプ位置を調整する場合、第3クランプ30及び第4クランプ40をスライドさせる一つの動作によってクランプ位置の調整を行うことができる。よって、板材料Pをクランプするための工数を低減できる。
この場合、リニアガイド3cが第1方向に対して傾斜する方向に沿って延設されるので、寸法の異なる板材料Pであっても、相似形状であれば、第3クランプ30及び第4クランプ40をスライドさせる一つの動作によってクランプ位置を調整することができる。
特に本実施形態では、リニアガイド3cが第1方向に対して45°の角度で傾斜した姿勢で配設されるので、寸法の異なる板材料Pであっても、正方形の板材料Pであれば、第3クランプ30及び第4クランプ40によってクランプすることができる。
図5に示すように、第3クランプ30及び第4クランプ40をスライドさせた場合、第3クランプ30の自動クランプ部材33が傾斜面33b2を備えるので、傾斜面33b2が板材料Pの端部に対して摺動することで自動クランプ部材33が上方へ持ち上がる。
この場合、自動クランプ部材33は、スプリング35によって下方に付勢されているので、板材料Pが傾斜面33b2を摺動すると、かかる付勢力に抗して自動クランプ部材33が持ち上がる。よって、自動クランプ部材33を持ち上げた板材料Pには、スプリング35の弾性回復力が作用し、自動で(例えば、作業者によるボルトの締結を不要として)クランプ力が付与される。
よって、例えば、アクチュエータ(例えば、エアシリンダや油圧シリンダ)を用いることなく、自動クランプ部材33によって自動で板材料Pをクランプすることができるので、レーザ加工機1の製品コストを低減できる。
ここで、第1クランプ10が作業者側に配設される場合、第3クランプ30をクランプする際に、作業者が加工ヘッド2に接触する場合があり、例えば、第3クランプを手動のクランプから構成すると、作業者が危険に晒されることや、作業効率が低下するという問題点があった。特に、板材料Pの寸法が500mm角を超える場合には、作業者が第3クランプ30側へ身を乗り出す必要があるため、その問題が顕著になる。
これに対して、本実施形態のレーザ加工機1によれば、加工ヘッド2を挟んで第1クランプ10(作業者側)とは反対側の第3クランプ30を自動クランプ部材33によって自動で(作業者の操作を不要として)クランプすることができる。よって、作業者が第3クランプ30を操作する必要がないため、作業者が危険に晒されることや、作業効率が低下することを抑制できる。
また、自動クランプ部材33が板材料Pによって持ち上げられた後、継続して第3クランプ30及び第4クランプ40をスライドさせることにより、当接部32aに板材料Pが当接するので、第3クランプ30及び第4クランプ40のクランプ位置の位置決めを行うことができる。即ち、第3クランプ30による板材料Pのクランプと、第3クランプ30及び第4クランプ40のクランプ位置の位置決めとを、第3クランプ30及び第4クランプ40を板材料P側へスライドさせる一つの動作で行うことができる。
更に、当接部32aの基体3側の端部が山形5a1,5b1の頂よりも基体3側に位置して形成されるので、板材料Pの端部と当接部32aとの接触面積を確保し、それらを確実に当接させることができる。よって、板材料Pの端部に対する第3クランプ30の位置決めを確実に行うことができる。
ここで、当接部32aの基体3側の端部が山形5a1,5b1の頂よりも基体3側に位置して形成される場合、第3クランプ30は、第1支持部材5a及び第2支持部材5bを乗り越えてスライドすることができない。
これに対して、本実施形態のレーザ加工機1によれば、第1支持部材5a及び第2支持部材5bが基体3に対して着脱可能に設置されると共に、第1方向に沿って延設されるので、第1支持部材5a及び第2支持部材5bを着脱することにより、寸法の異なる板材料Pを第3クランプ30によってクランプすることができる。
即ち、複数の第1支持部材5a及び第2支持部材5bの第2方向における対向間隔(本実施形態では、50mm)に合わせて板材料Pの寸法をあらかじめ設定しておけば、その板材料Pの寸法に合わせて第1支持部材5a及び第2支持部材5bを着脱することで、平板状の第1支持部材5a及び第2支持部材5bの上端面(山形5a1,5b1の頂)と第3クランプ30とによって種々の寸法の板材料Pをクランプすることができる。
よって、自動クランプ部材33のクランプ力を第1支持部材5a及び第2支持部材5bによって下方から支持することができるので、板材料Pに対するクランプ力を高めることができる(第1支持部材5a及び第2支持部材5bの対向間で板材料Pに対して自動クランプ部材33のクランプ力が付与されると、板材料Pが撓むことにより、クランプ力が弱まる)。
図6に示すように、第4クランプ40の手動クランプ部材42は、スプリングプランジャ44によって上方へ付勢されているので、板材料Pの端部が第3クランプ30の突き当て部材32に当接すると同時に第4クランプ40のクランプ位置の位置決めが行われる。この状態でボルト43を操作し、第4クランプ40で板材料Pをクランプすることにより、板材料Pの全ての辺がクランプされる。
この場合、複数の第1支持部材5a及び第2支持部材5bのそれぞれの山形5a1,5b1は、その頂が第2方向に沿った位置に形成されるので、第1支持部材5a及び第2支持部材5bが山形5a1,5b1を備える場合であっても、第2方向に沿った位置に形成される複数の山形5a1,5b1の頂と、第4クランプ40の手動クランプ部材42とによって板材料Pをクランプすることができる。
即ち、山形5a1,5b1のピッチ(第1支持部材5a及び第2支持部材5bの延設方向におけるピッチ)に合わせてあらかじめ板材料Pの寸法を設定することにより、手動クランプ部材42のクランプ力を山形5a1,5b1の頂によって下方から支持することができる。よって、板材料Pに対するクランプ力を高めることができる(山形5a1,5b1の谷間で板材料Pに対して手動クランプ部材42のクランプ力が付与されると、板材料Pが撓むことにより、クランプ力が弱まる)。
ここで、第1支持部材5a及び第2支持部材5bが第1方向に沿って延設される場合、例えば、第4クランプ40に突き当て部材が形成されると、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの着脱のみでは寸法の異なる板材料Pをクランプすることが困難となる(寸法の異なる板材料Pをクランプするには、その都度、第2支持部材5bの長手方向における寸法(延設長さ)を変更しなければならない)。
これに対して、本実施形態のレーザ加工機1によれば、第4クランプ40には板材料Pの端部に当接する突き当て部材が非形成とされるので、第4クランプ40が第1支持部材5a及び第2支持部材5bに当接することを抑制できる。即ち、寸法の異なる板材料Pをクランプする場合に、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの延設方向における寸法(延設長さ)を変更する必要がない。
よって、第1支持部材5a及び第2支持部材5bを着脱することにより、第3クランプ30及び第4クランプ40によって寸法の異なる板材料Pを容易にクランプすることができる。この場合、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの一端が保持部材4によって保持されるので、その保持部材4側の端部を上方に持ち上げることで、第1支持部材5a及び第2支持部材5bを容易に着脱することができる(第1支持部材5a及び第2支持部材5bが一体に形成されると、その着脱時に第2クランプ20又は第4クランプ40に当接しやすくなる)。
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能である。
上記実施形態では、第1クランプ10、第2クランプ20及び第4クランプ40が手動のクランプ(手動クランプ部材11,42をそれぞれ備えるもの)として形成され、第3クランプ30が自動のクランプ(自動クランプ部材33を備えるもの)として形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、全てのクランプを手動または自動のクランプとして構成しても良い。また、手動のクランプ及び自動のクランプを組み合わせても良い。
上記実施形態では、手動クランプ部材11,42がボルト12,43の締結力によって板材料Pにクランプ力を付与する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、手動クランプ部材は、周知の手動クランプとして構成することが可能であり、例えば、カムクランプやトグルクランプが例示される。
上記実施形態では、スプリング35によって自動クランプ部材33に付勢力が付与される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、第3クランプを自動のクランプとするために、アクチュエータ(例えば、エアシリンダや油圧シリンダ)を用いても良い。
この場合にも、上記実施形態と同様に、第1クランプ10、第2クランプ20及び第4クランプ40を手動のクランプから構成することが好ましい。これにより、板材料の4辺の全てをアクチュエータによってクランプする場合に比べ、レーザ加工機1の製品コストを低減できるという効果がある。
更に、第1クランプ10、第2クランプ20及び第4クランプ40に手動のクランプを用いることにより、板材料Pの3辺を強固にクランプすることができるので、第3クランプは比較的弱いクランプ力に設定することができる。よって、例えば、第3クランプにアクチュエータ(例えば、エアシリンダや油圧シリンダ)を用いる場合であっても、装置が大型化する(例えば、エアシリンダを用いる場合であれば、シリンダが大型化する)ことを抑制できる。
上記実施形態では、第3クランプ30及び第4クランプ40がリニアガイド3cによってスライド変位される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、スライドレールやボールスプラインでスライド変位する構成でも良い。
上記実施形態では、リニアガイド3cが第1方向に対して45°の角度で傾斜して配設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、少なくとも第1方向に対して傾斜した姿勢で配設されれば良い。この場合、上記実施形態と同様、板材料Pの対角方向(即ち、上面視において、第1クランプ10、第2クランプ20、第3クランプ30及び第4クランプ40によって取り囲まれる矩形の領域における対角方向)に沿ってリニアガイド3cを延設することが好ましい。これにより、板材料Pが長方形であっても、相似形状であれば、寸法の異なる板材料Pをクランプすることができる。
上記実施形態では、第1支持部材5a及び第2支持部材5bに山形5a1,5b1がそれぞれ形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、第1支持部材5a及び第2支持部材5bを矩形の平板状や、針が立設される剣山状にそれぞれ形成しても良い。
上記実施形態では、ハンドル45によって第1クランプ10及び第2クランプ20側に引き寄せる(スライド変位を手動で行う)場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、第1クランプ10及び第2クランプ20をアクチュエータ(エアシリンダ、油圧シリンダ又はサーボモータ)によってスライドする構成でも良い。
上記実施形態では、支持部材5が第1支持部材5a及び第2支持部材5bを備える(即ち、延設方向に沿って一対が配設される)場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、延設方向(第1方向)に沿って3以上の複数の支持部材を配設しても良い。この場合には、各支持部材の延設長さを全て略同一の寸法に設定することが好ましい。これにより、第4クランプ40に突き当て部材(突き当て部材32に相当する構成)を設けた場合であっても、各支持部材を着脱することによって種々の寸法の板材料Pを各支持部材と第4クランプ40とによってクランプすることができる。
上記実施形態では、当接部32aの基体3側の端部(図3の下側の端部)が、第1支持部材5a及び第2支持部材5bにおけるクランプ面33b1側の端部(山形5a1,5b1の頂)よりも基体3側(下方)に位置して形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、当接部32aの基体3側の端部に、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの延設方向における山形5a1,5b1のピッチと同一のピッチで形成される山形を形成しても良い。
この場合には、当接部32aの山形の頂と、山形5a1,5b1の谷底とが、それぞれリニアガイド3cの延設方向に平行な直線上に位置するように(即ち、当接部32aの山形の頂のスライド方向に沿って山形5a1,5b1の谷底が位置するように)、第1支持部材5a及び第2支持部材5bの配設位置(第2方向におけるピッチ)を設定することが好ましい。これにより、第3クランプ30が突き当て部材32を備える場合であっても、第1支持部材5a及び第2支持部材5bを取り外すことなくスライド変位させることができる(第1支持部材5a及び第2支持部材5bの山形と、当接部32aの山形とが噛み合う態様で第3クランプ30をスライドさせることができる)。
上記実施形態では、板材料Pが略550mm角の寸法で形成される場合を説明したが、この板材料Pの寸法はあくまで例示である。即ち、板材料Pの寸法は適宜設定すれば良いが、板材料Pが第3クランプ30及び第4クランプ40によってクランプされる長さ(第3クランプ30及び第4クランプ40の延設長さ)を、板材料Pの寸法(辺の長さ)の8割以上の長さに設定すること(例えば、500mm角の板材料Pであれば、400mm以上の長さを第3クランプ30及び第4クランプ40でクランプすること)が好ましい。これにより、板材料Pを安定してクランプすることができる。
1 レーザ加工機
2 加工ヘッド
3 基体
3c リニアガイド(ガイド部材)
5 支持部材
5a1,5b1 山形(凸部)
10 第1クランプ
11 手動クランプ部材
20 第2クランプ
30 第3クランプ
32 突き当て部材
32a 当接部
33 自動クランプ部材
33b1 クランプ面
33b2 傾斜面
35 スプリング(弾性体)
40 第4クランプ
42 手動クランプ部材
P 板材料

Claims (6)

  1. 基体と、その基体に第1方向に沿って配設される第1クランプと、平面視において前記第1方向とは垂直な第2方向に沿って前記基体に配設される第2クランプと、前記第1クランプに所定間隔を隔てて対向する姿勢で前記基体に配設される第3クランプと、前記第2クランプに所定間隔を隔てて対向する姿勢で前記基体に配設される第4クランプとを備え、それら第1クランプ、第2クランプ、第3クランプ及び第4クランプによって矩形の板材料がクランプされるレーザ加工機において、
    前記第3クランプ及び前記第4クランプと前記基体との間に介設され、前記第3クランプ及び前記第4クランプの前記第1クランプ及び前記第2クランプに対する相対変位をガイドするガイド部材を備え、
    前記第3クランプ及び前記第4クランプは、一体に形成され、
    前記ガイド部材は、前記第1方向に対して傾斜する方向に沿って延設されることを特徴とするレーザ加工機。
  2. 前記板材料の前記基体側の面を支持する支持部材と、その支持部材を挟んで前記基体とは反対側に配設される加工ヘッドとを備え、
    前記第1クランプ、前記第2クランプ及び前記第4クランプは、作業者の操作によって前記支持部材との間で前記板材料をクランプする手動クランプ部材を備え、
    前記第3クランプは、前記板材料のクランプ位置への配置に伴って前記支持部材との間で前記板材料をクランプする自動クランプ部材を備えることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工機。
  3. 前記第3クランプは、前記板材料の端部に当接する当接部を有する突き当て部材を備え、
    前記自動クランプ部材は、前記支持部材との間で前記板材料をクランプするクランプ面と、そのクランプ面に連設されて前記第1クランプ側へ突出して形成されると共に前記第1クランプ側に近付くにつれて前記基体から離間する方向へ傾斜して形成される傾斜面とを備え、弾性体によって前記支持部材側への付勢力が付与され、
    前記突き当て部材は、前記クランプ面を挟んで前記第1クランプとは反対側に配設されることを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 前記突き当て部材の当接部は、前記基体側の端部が前記支持部材の前記クランプ面側の端部よりも前記基体側に位置することを特徴とする請求項3記載のレーザ加工機。
  5. 前記支持部材は、前記基体側から立設して形成されると共に前記第2方向に沿って複数が配設され、
    前記複数の支持部材は、前記第1方向に沿ってそれぞれ延設されると共に前記基体に対してそれぞれ着脱可能に形成され、
    前記第4クランプは、前記板材料の端部に当接する突き当て部材が非形成とされることを特徴とする請求項4記載のレーザ加工機。
  6. 前記複数の支持部材は、その延設方向に沿って所定のピッチで形成されると共に前記クランプ面側へ向けて凸形状に形成される複数の凸部をそれぞれ備え、
    前記複数の支持部材それぞれの凸部の頂が前記2方向に沿った位置に形成されることを特徴とする請求項5記載のレーザ加工機。
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