JP3154101B2 - スペアタイヤカバー - Google Patents

スペアタイヤカバー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両外部に取り付
けられたスペアタイヤを覆うスペアタイヤカバーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスペアタイヤカバーとしては、図
10の如く、硬質合成樹脂製のケース52の開口面に、
ビニールレザー製の覆い部53が縫合されており、覆い
部53の中心の円形開口部分の周囲に、ゴムバンド54
が縫い付けられたものが知られている。かかるスペアタ
イヤカバー51は、覆い部53をケース52の外周に捲
り上げた状態で、ケース52を、車両に取り付けられた
スペアタイヤに被せた後、捲り上げられた覆い部53
を、スペアタイヤと車両との間に、潜り込ませることに
よって装着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペアタイヤカバー51は、覆い部53をケース5
2の外周に捲り上げなければ、ケース52をスペアタイ
ヤに被せることができないため、装着作業がきわめて困
難である。また、装着後に側方から見た場合に、覆い部
53がシワになっているため、見栄えも悪い。さらに、
ゴムバンドのみを利用した装着であるため、装着強度が
非常に弱く、装着後に車両が走行する場合に、がたつく
ことがある。殊に、車両が悪路を走行する場合には、そ
の傾向が顕著なものとなる。
【0004】本発明の目的は、上記従来のスペアタイヤ
カバーの有する問題点を解消し、装着が容易で、装着後
の外観が良好で、その上、強固に装着することができる
スペアタイヤカバーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に記載された発明の構成は、車両外部に取り付けられた
スペアタイヤを覆うスペアタイヤカバーであって、本体
容器が、弾性を有する合成樹脂によって、片面を開口し
た扁平な有底円筒状に形成されており、その本体容器の
周状側面に、少なくとも1つ以上の切り込みが設けられ
ているとともに、その切り込みの両側に、互いに係合、
解除自在な第1金具と第2金具とが設置されており、か
つ、本体容器の周状側面の裏面の先端際に、金属板を三
角柱状に折り曲げ形成した少なくとも3つ以上の係止部
材が、山なりの折り曲げ線を周状側面の円周方向と一致
させた状態で取り付けられており、なおかつ、周状側面
前記第2金具を設置した部分の裏側に、先端を二股状
に形成したガイド板が当着されているとともに、そのガ
イド板の二股状の先端が、周状側面の表側の前記第1金
具の側方に位置しており、各切り込みを拡げるようにし
て周状側面の開口部分が拡大される場合に、前記ガイド
板の二股状の先端が、周状側面の表側に位置した状態に
保持されることにある。請求項2に記載された発明の構
成は、請求項1に記載された発明において、本体容器の
底板の裏面に、固定部材が設置されていることにある。
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または
2に記載された発明において、本体容器の周状側面の開
口した端縁全体に、樹脂が溶着されていることにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスペアタイヤカバ
ーの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0007】図1は、スペアタイヤカバーを後方から示
したものであり、スペアタイヤカバー21は、本体容器
1が、弾性を有する合成樹脂によって、片面を開口した
扁平な有底円筒状に形成されている。そして、本体容器
1の周状側面1bの左右の下方には、円周方向と垂直
に、2つの切り込み2,2が設けられている。各切り込
み2,2は、基端が一定幅のスリット状になっており、
先端が基端よりも幅広な円形になっている。また、各切
り込み2,2の両側には、互いに係合、解除自在な第1
金具6と第2金具12とが設置されている。
【0008】図2は、第1金具6および第2金具12の
側面を示したものである(なお、図2(a)は、第1金
具6と第2金具12とが係合した状態を示したものであ
り、図2(b)は、第1金具6と第2金具12との係合
が解除された状態を示したものである)。第1金具6
は、本体部材6aとベース部材6cとによって形成され
ており、ベース部材6cの先端際および後端際が、リベ
ット7,7によって、周状側面1bに固定されている。
また、ベース部材6cの中央には、施錠部材6dが突設
されており、その施錠部材6dには、施錠孔6hが穿設
されている。さらに、ベース部材6cの先端際には、係
合部6gが突設されている。一方、本体部材6aは、先
端際が、支軸6fによって、ベース部材6cの係合部6
gに回動自在に枢着されている。また、本体部材6a
は、中央の上部に施錠部材6dを挿通させる挿通孔(図
示せず)が穿設されている。このため、本体部材6a
は、底面をベース部材6cに当接させると、施錠部材6
dが挿通孔を挿通して上方に突出するようになっている
(図2(a)参照)。さらに、本体部材6aの先端の支
軸6fによる枢着部分の後方には、リング状部材6b
が、基端を中心として回転可能に軸支されている。加え
て、本体部材6aの後端には、取手6eが一体的に付設
されている。
【0009】また、第2金具12は、先端が、略U字状
に折り曲げ形成されており、引掛部12aになってい
る。そして、裏面を周状側面1bの表面に当接させた状
態で、周状側面1bの裏面に当接されたガイド板8とと
もに、リベット7,7によって、周状側面1bに固定さ
れている。
【0010】図3は、周状側面1bの切り込み2設置部
位の裏面を示したものであり、ガイド板8は、中間部分
が断面S字状に折り曲げられている。また、ガイド板8
は、先端が二股に分かれており、各先端が、周状側面1
bの表側に設置された第1金具6の側方に位置した状態
になっている。
【0011】一方、図1の如く、周状側面1bの裏面の
先端際には、金属製の4つの係止部材4,4・・が、略
等間隔に設置されている。図4は、係止部材4設置部位
においてスペアタイヤカバー21を直径方向に切断した
端面を示したものであり、各係止部材4,4・・は、金
属板を略三角柱状に折り曲げることによって形成されて
いる。そして、山なりの折り曲げ線を周状側面1bの円
周方向と一致させた状態で、基端の2つの当接面4a,
4aを、それぞれ周状側面1bの裏面に当接させ、それ
らの当接部分をネジ10,10で螺着することによっ
て、周状側面1bに設置されている。設置された各係止
部材4,4・・は、前板部分4bが周状側面1bと垂直
になっており、係止面4cが山なりの折り曲げ線部分か
ら後方に傾斜した状態になっている。
【0012】さらに、図1の如く、周状側面1bの裏面
には、4つの押止部材5,5・・が、周状側面1bの円
周方向に沿って設置されている。加えて、本体容器1の
底板1aの裏面の周縁際には、4つの固定部材3,3・
・が対角線上に設置されている。図5は、固定部材3設
置部位においてスペアタイヤカバー21を直径方向に切
断した端面を示したものであり、各押止部材5,5・・
は、硬質の合成樹脂によって、長尺状に形成されてお
り、断面が扁平な長方形状になっている。一方、各固定
部材3,3・・は、弾性を有する合成樹脂(合成ゴム)
によって、扁平な直方体状に形成されている。
【0013】一方、図2,図5に示されるように、周状
側面1bの先端縁(開口部分)には、硬質の樹脂が溶着
されており(溶融状態で付けられた後に再固化されてお
り)、コート部9になっている。
【0014】かかるスペアタイヤカバー21を、車両に
取り付けられたスペアタイヤに取り付ける場合には、図
6の如く、第1金具6と第2金具12との係合状態を解
除し、切り込み2,2を利用して、周状側面1bの開口
部分を拡大し、その状態で、スペアタイヤカバー21
を、車両に取り付けられたスペアタイヤ11に覆い被せ
る。そして、その状態で、第1金具6を第2金具12に
係合させる。なお、第1金具6と第2金具12との係合
状態の解除は、図2(a)の如く、第1金具6の取手6
eを上方に持ち上げて、本体部材6aを支軸6fを中心
として回動させ、リング状部材6bを、前方に押しやり
ながら上方へ回動させることによって行われる。また、
第1金具6と第2金具12との係合は、図2(b)の如
く、第1金具6のリング状部材6bを下方へ回動させた
状態で、取手6eを下方に押し下げ、本体部材6aを支
軸6fを中心として回動させ、リング状部材6bの先端
を第2金具12の引掛部12aに引っ掛けることによっ
て行われる。なお、この状態においては、第1金具6の
ベース部材6cに突設された施錠部材が6dが本体部材
6aの挿通孔から突出した状態となる。したがって、そ
の施錠部材6dに穿設された施錠孔6hを利用すれば、
南京錠等を用いることによって、第1金具6と第2金具
12とを係合させた状態で施錠することができる。
【0015】図7、図8は、それぞれ、スペアタイヤカ
バー21をスペアタイヤ11に装着した状態における係
止部材4設置部位、固定部材3設置部位を示したもので
ある。スペアタイヤカバー21が装着されると、各押止
部材5,5・・がスペアタイヤ11の周面を押止した状
態で(図7参照)、各係止部材4,4・・が、スペアタ
イヤ11の背面(車両側の面)の周縁際に係止される
(図8参照)。さらに、各固定部材3,3・・の表面
に、スペアタイヤ11の前面の周縁際が押し当てられる
(図7参照)。図9は、車両13に取り付けられたスペ
アタイヤ11にスペアタイヤカバー21を装着した状態
を示したものである。
【0016】スペアタイヤカバー21は、上記の如く、
本体容器1が、弾性を有する合成樹脂によって、片面を
開口した扁平な有底円筒状に形成されており、その本体
容器1の周状側面1bに、2つの切り込み2,2が設け
られているとともに、それらの切り込み2,2の両側
に、互いに係合、解除自在な第1金具6と第2金具12
とが設置されているため、第1金具6と第2金具12と
の係合状態を解除した後、切り込み2,2を利用して開
口部分を拡大し、その状態で、本体容器1を、車両13
に取り付けられたスペアタイヤ11に覆い被せ、しかる
後、第1金具6と第2金具12とを係合させるだけで、
非常に容易に装着することができる。
【0017】また、スペアタイヤカバー21は、本体容
器1の周状側面1bの裏面に、押止部材5,5・・が設
置されており、スペアタイヤ11に装着された場合に
は、各押止部材5,5・・がスペアタイヤ11の周面を
押止した状態となるため、装着強度が高く、走行中に脱
着したりしない。
【0018】さらに、スペアタイヤカバー21は、本体
容器1の底板1aの裏面に、固定部材3,3・・が設置
されているため、スペアタイヤ11に装着された後に
は、車両13が悪路を走行する場合でも、決してがたつ
いたりしない。
【0019】加えて、スペアタイヤカバー21は、本体
容器1の周状側面1bの裏面の先端際に、4つの係止部
材4,4・・が設置されており、スペアタイヤ11に装
着された場合には、各係止部材4,4・・がスペアタイ
ヤ11の背面の周縁際に係止された状態となるため、装
着強度がきわめて高く、車両13が悪路を走行する場合
でも、決して脱着したりしない。
【0020】その上、スペアタイヤカバー21は、本体
容器1の周状側面1bの開口した端縁全体に、樹脂が溶
着されているため、スペアタイヤ11に装着する場合
に、作業者が指先を損傷したりしない。
【0021】また、スペアタイヤカバー21は、各係止
部材4,4・・が、金属板を三角柱状に折り曲げ形成し
たものであり、山なりの折り曲げ線を周状側面1bの円
周方向と一致させた状態で、周状側面1bに取り付けら
れているため、乱暴に取り扱われた場合でも、それらの
係止部材4,4・・が簡単に損傷したりせず、長期間に
亘って、高い取付強度を維持することができる。
【0022】さらに、スペアタイヤカバー21は、各切
り込み2,2にガイド板8が付設されており、切り込み
2,2を拡げるようにして周状側面1bの開口部分が拡
大される際にも、ガイド板8が、二股に分かれた先端を
周状側面1bの表側に位置させた状態を保持する(図2
(b)参照)。このため、切り込み2,2が拡げられた
場合でも、切り込み2,2と隣接した部分が隆起して白
化やひび割れを起こす、という事態が生じない。
【0023】加えて、スペアタイヤカバー21は、上記
の如く、第1金具6と第2金具12とが、互いに係合し
合った状態で施錠可能な構造を有しているので、装着後
における盗難防止性能が優れている。
【0024】なお、本発明のスペアタイヤカバーの構成
は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではな
く、本体容器の材質、形状、構造、切り込みの形状、設
置箇所、設置個数、第1金具(本体部材、ベース部材)
・第2金具、係止部材、押止部材、固定部材の材質、形
状、構造、設置箇所、設置個数等の構成を、必要に応じ
て適宜変更することが可能である。
【0025】たとえば、切り込みは、基端がスリット状
で先端が幅広な円形のものに限定されず、単なるスリッ
ト状のものでも良い。なお、上記実施形態の如く、切り
込みを、基端がスリット状で先端が幅広な円形のものと
した場合には、スペアタイヤカバーは、周状側面の開口
部分を大きく拡大することができるものとなり、より装
着が容易なものとなる。
【0026】さらに、係止部材の形状も、上記実施形態
の如く、金属板を略三角柱状に折り曲げ形成したものに
限定されず、金属板を単なるL字状に折り曲げたもので
も良い。場合によっては、合成樹脂を三角柱状等の形状
に成形したものでも良い。加えて、係止部材の設置方法
は、ネジによる螺着に限定されず、リベットによる固着
等に変更することも可能である。なお、係止部材の設置
個数は、3個(いわゆる3点支持)以上であれば良く、
何ら4個に限定されない。
【0027】また、第1金具、第2金具は、金属によっ
て形成されたものに限定されず、合成樹脂によって形成
されたものでも良いし、一部が合成樹脂によって形成さ
れたもの等でも良い。さらに、第1金具、第2金具は、
上記実施形態の如く、第1金具のリング状部材を第2金
具の引っ掛け部に係合させるものに限定されず、他の機
構によって互いに係合・解除自在なものでも良い。加え
て、第1金具、第2金具の設置方法は、リベットによる
固着に限定されず、ネジによる螺着等でも良い。
【0028】さらに、本体容器は、合成樹脂製のものに
限定されず、たとえば、底板のみ金属によって形成され
ているもの等に変更することも可能である。また、底板
の中央部分に孔を設けたりすることも可能である。加え
て、本体容器は、周状側面の開口した端縁全体に樹脂が
溶着されたものに限定されず、周状側面の開口した端縁
の一部あるいは全部が折返し加工(ヘミング加工)され
たものや、周状側面の開口した端縁の一部あるいは全部
に樹脂モールが取り付けられたもの等でも良い。
【0029】一方、底板に設置する固定部材の個数は、
4個に限定されず、中央に1個のみ設置することも可能
である。なお、上記実施形態の如く、固定部材を底板の
周縁際に対角線状に配置した場合には、スペアタイヤに
装着されたスペアタイヤカバーのがたつきを非常に効果
的に防止することができる、というメリットがある。
【0030】加えて、切り込みに付設するベース部材
は、上記実施形態の如く、基端を第2金具側に固着して
先端を第1金具側に位置させたものに限定されず、基端
を第1金具側に固着して先端を第2金具側に位置させた
ものでも良い。さらに、基端を周状側面の裏側に固着し
たものに限定されず、基端を周状側面の表側に固着した
ものでも良い。なお、上記実施形態の如く、基端を周状
側面の裏側に固着したものとした場合には、スペアタイ
ヤカバーのデザインが煩雑なものとならす、シンプルな
ものとなる、というメリットがある。また、ベース部材
の形状も、上記実施形態の如き断面S字状や先端が二股
に分かれた形状に何ら限定されない。
【0031】加えて、第1金具と第2金具との施錠構造
も、上記実施形態の如く、南京錠等を利用する施錠構造
に限定されず、ダイヤルロック等を利用した施錠構造等
の別の施錠構造を採用することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載されたスペアタイヤカバ
ーは、本体容器が、弾性を有する合成樹脂によって、片
面を開口した扁平な有底円筒状に形成されており、その
本体容器の周状側面に、少なくとも1つ以上の切り込み
が設けられているとともに、その切り込みの両側に、互
いに係合、解除自在な第1金具と第2金具とが設置され
ているため、第1金具と第2金具との係合状態を解除し
た後、切り込みを利用して開口部分を拡大し、その状態
で、本体容器を、車両に取り付けられたスペアタイヤに
覆い被せ、しかる後、第1金具と第2金具とを係合させ
るだけで、非常に容易に装着することができる。また、
本体容器の周状側面の裏面の先端際に、少なくとも3つ
以上の係止金具が設置されており、スペアタイヤに装着
された場合には、係止部材がスペアタイヤの背面の周縁
際に係止された状態となるため、装着強度がきわめて高
く、車両が悪路を走行する場合でも、決して脱落したり
しない。さらに、各係止部材が、金属板を三角柱状に折
り曲げ形成したものであり、山なりの折り曲げ線を周状
側面の円周方向と一致させた状態で取り付けられている
ため、乱暴に取り扱われた場合でも、それらの係止部材
が簡単に損傷したりせず、長期間に亘って、高い取付強
度を維持することができる。加えて、周状側面の前記第
2金具を設置した部分の裏側に、先端を二股状に形成し
たガイド板が当着されているとともに、そのガイド板の
二股状の先端が、周状側面の表側の前記第1金具の側方
に位置しており、各切り込みを拡げるようにして周状側
面の開口部分が拡大される場合に、前記ガイド板の二股
状の先端が、周状側面の表側に位置した状態に保持され
るため、切り込みが拡げられた場合でも、切り込みと隣
接した部分が隆起して白化やひび割れを起こす、という
事態が生じない。
【0033】請求項2に記載されたスペアタイヤカバー
は、本体容器の底板の裏面に、固定部材が設置されてい
るため、スペアタイヤに装着された後には、車両が悪路
を走行する場合でも、決してがたついたりしない。
【0034】請求項3に記載されたスペアタイヤカバー
は、本体容器の周状側面の開口した端縁全体に、樹脂が
溶着されているため、スペアタイヤに装着する場合に、
作業者が指先を損傷したりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スペアタイヤカバーを裏側から見た状態を示す
説明図である。
【図2】第1金具および第2金具を示す説明図である。
【図3】周状側面の切り欠き設置部位の裏面を示す説明
図である。
【図4】係止部材設置部位においてスペアタイヤカバー
を直径方向に切断した端面を示す説明図である。
【図5】固定部材設置部位においてスペアタイヤカバー
を直径方向に切断した端面を示す説明図である。
【図6】スペアタイヤカバーをスペアタイヤに取り付け
る様子を示す説明図である。
【図7】スペアタイヤカバーをスペアタイヤに取り付け
た状態を示す説明図である。
【図8】スペアタイヤカバーをスペアタイヤに取り付け
た状態を示す説明図である。
【図9】車両に取り付けられたスペアタイヤにスペアタ
イヤカバーを装着した状態を示す説明図である。
【図10】従来のスペアタイヤカバーを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・本体容器、1a・・底板、1b・・周状側面、2
・・切り込み、3・・固定部材、4・・係止部材、4a
・・当接面、4b・・前板部分、4c・・係止面、5・
・押止部材、6・・第1金具、6a・・本体部材、6b
・・リング状部材、6c・・ベース部材、6d・・施錠
部材、6e・・取手、6f・・支軸、6g・・係合部、
6h・・施錠孔、7・・リベット、8・・ガイド板、9
・・コート部、10・・ネジ部材、11・・スペアタイ
ヤ、12・・第2金具、12a・・引掛部、13・・車
両、21・・スペアタイヤカバー、51・・スペアタイ
ヤカバー、52・・ケース、53・・覆い部、54・・
ゴムバンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−301226(JP,A) 特開 平8−150964(JP,A) 実開 昭61−14181(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 43/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両外部に取り付けられたスペアタイヤ
    を覆うスペアタイヤカバーであって、 本体容器が、弾性を有する合成樹脂によって、片面を開
    口した扁平な有底円筒状に形成されており、その本体容
    器の周状側面に、少なくとも1つ以上の切り込みが設け
    られているとともに、その切り込みの両側に、互いに係
    合、解除自在な第1金具と第2金具とが設置されてお
    り、かつ、 本体容器の周状側面の裏面の先端際に、金属板を三角柱
    状に折り曲げ形成した少なくとも3つ以上の係止部材
    が、山なりの折り曲げ線を周状側面の円周方向と一致さ
    せた状態で取り付けられており、なおかつ、 周状側面の前記第2金具を設置した部分の裏側に、先端
    を二股状に形成したガイド板が当着されているととも
    に、そのガイド板の二股状の先端が、周状側面の表側の
    前記第1金具の側方に位置しており、各切り込みを拡げ
    るようにして周状側面の開口部分が拡大される場合に、
    前記ガイド板の二股状の先端が、周状側面の表側に位置
    した状態に保持される ことを特徴とするスペアタイヤカ
    バー。
  2. 【請求項2】 本体容器の底板の裏面に、固定部材が設
    置されていることを特徴とする請求項1に記載のスペア
    タイヤカバー。
  3. 【請求項3】 本体容器の周状側面の開口した端縁全体
    に、樹脂が溶着されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のスペアタイヤカバー。
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