JPH0596524U - プラスチックファスナー - Google Patents

プラスチックファスナー

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JPH0596524U
JPH0596524U JP3538492U JP3538492U JPH0596524U JP H0596524 U JPH0596524 U JP H0596524U JP 3538492 U JP3538492 U JP 3538492U JP 3538492 U JP3538492 U JP 3538492U JP H0596524 U JPH0596524 U JP H0596524U
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JP
Japan
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mounting
fastener
hole
molding
elongated hole
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3538492U
Other languages
English (en)
Inventor
憲男 大森
政男 小林
Original Assignee
豊田合成株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊田合成株式会社 filed Critical 豊田合成株式会社
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Publication of JPH0596524U publication Critical patent/JPH0596524U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モール等の取付け長孔が形成された第一部材
に取付けたとき、第一部材から脱落し難いファスナーを
提供すること。 【構成】 取付け長孔16が形成された第一部材12
を、取付け丸孔18が形成された第二部材14に取付け
るに際して使用するプラスチックファスナー。取付け長
孔16の表側周縁に係止する座部22と、取付け丸孔1
8の裏側周縁に係止するアンカー部24とからなる。ア
ンカー部24は、座部22の裏面中央から略垂直に伸び
る首部28と、首部28の先端部から座部22方向へ向
かう一対の係止腕部26とからなる。首部28の元部に
は、長孔16に嵌合させたとき、90°回動可能に、略
正方形の一対の対角部が面取り30された断面の膨出ガ
イド部32を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチックファスナー(以下、単に「ファスナー」と称すること がある。)に関する。
【0002】 ここでは、プラスチック製の自動車用モール(第一部材)を、車体板金(第二 部材)に取付ける場合を、例にとり説明するがこれに限られるものではない。
【0003】
【従来の技術】
従来、モール(第一部材)12と車体板金(第二部材)14との熱伸縮差を吸 収する為に、モール12に取付け長孔16を形成すると共に、車体板金14に取 付け丸孔18を形成して、モール12を車体板金14にファスナー20Aで取付 けていた(図8〜9参照)。
【0004】 取付け長孔16を、モール側に形成することにより、モール12が熱により伸 縮したときファスナー20Aが動かず、ファスナー20Aと車体板金14に形成 された取付け丸孔18周縁との干渉に伴う、錆の発生のおそれがない為である。
【0005】 そして、図例の座部22とアンカー部24(係止腕部26と首部28とからな る。)を有するファスナー20Aを使用しての、モールの取付け態様は、下記の 様であった。
【0006】 車体板金14の取付け丸孔18に、モール12の取付け長孔16を位置合わせ して、手等でモール12を保持しながら、ファスナー20Aを各取付け長孔16 ・丸孔18に差し込む。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような取付け態様は、モールの取付け作業工数が嵩む。この為 予め、モールにファスナーを先付けして、上記作業を行なうことが検討されてい る。
【0008】 ところが、上記構成のファスナー20Aの場合、アンカー部24をモールの取 付け長孔16の短手端縁に係止させて、モール12に取付けることができるが、 その引っ掛りが十分でなく、回動してアンカー部24の係止腕部26が長手方向 に位置して、モール12から脱落し易かった。
【0009】 本考案は、上記にかんがみて、モール等の取付け長孔が形成された第一部材に 取付けたとき、第一部材から脱落し難いファスナーを提供することを目的とする 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を、下記構成により解決するものである。
【0011】 取付け長孔が形成された第一部材を、取付け丸孔が形成された第二部材に取付 けるに際して使用するプラスチックファスナーであって、 取付け長孔の表側周縁に係止する座部と、取付け丸孔の裏側周縁に係止するア ンカー部とからなり、 アンカー部は、座部の裏面中央から略垂直に伸びる首部と、該首部の先端部か ら座部方向へ向かう一対の係止腕部とからなり、 首部の元部には、長孔に嵌合させたとき、90°回動可能に、略正方形の一対 の対角部が面取りされた断面の膨出ガイド部を具備する、ことを特徴とする。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を一実施例に基づいて説明をする。本考案の技術的範囲は、これ に限られるものではなく、登録請求の範囲を逸脱しない範囲で、種々の態様に及 ぶものである。また、既述例と同一部分については、同一図符号を付して、説明 の全部又は一部を省略する。
【0013】 A.(1) 本考案のファスナー20は、取付け長孔16が形成された第一部材1 2を、取付け丸孔18が形成された第二部材14に取付けるに際して使用するも のである。
【0014】 (2) 取付け長孔16の表側周縁に係止する座部22と、取付け丸孔18の裏側 周縁に係止するアンカー部24とからなる。そして、アンカー部24は、座部2 2の裏面中央から略垂直に伸びる首部28と、首部28の先端部から座部22方 向へ向かう一対の係止腕部28とからなる。ここまでは、従来構成と同様である 。なお、図例では、係止腕部28の自由端側の係止端部29は、モール12及び 車体板金14の厚さバラツキを吸収する為に、外側面が階段状に形成されている 。
【0015】 (3) 上記従来と同様構成において、本実施例では、首部28の元部には、長孔 16に嵌合させたとき、90°回動可能に、略正方形の一対の対角部が面取り3 0された断面の膨出ガイド部32を具備する。この面取り形状は、斜面でもR面 でも良いが、R面の方が後述の補助ガイドリブ34を形成する場合には適してい る。
【0016】 膨出ガイド部32の高さは、上記係止腕部28の係止端部29と座部22裏面 との隙間より小さいものとする。係止端部29が内側にたわんだとき、膨出ガイ ド部34と干渉しないようにする為である。
【0017】 (4) 必然的ではないが、本実施例では、下記構成が付加されている。
【0018】 膨出ガイド部32の面取り部30に沿って、係止腕部26と干渉しない幅で首 部の軸方向に伸びる補助ガイドリブ34が形成されている。取付け長孔16に嵌 合させたときの嵌合安定性の向上のため、及び、取付け丸孔18への挿入作業性 の向上のためである。
【0019】 また、座部22の表面側には、ドライバー挿入用凹部36が形成されている。 モールの表面側から、ファスナーを回動する場合を想定した為である。通常は、 後述の使用態様の如く、アンカー部24を指等で杷持して回動させる為、必然的 ではない。
【0020】 B.次に、上記実施例の使用態様を説明する。
【0021】 (1) まず、モールの長孔方向と係止腕部の突出方向を合わせて、モールの長孔 にファスナーのアンカー部24を挿入する(図1〜3)。
【0022】 (2) 次に、アンカー部24を指等で杷持して、図3の白矢印方向に90°回動 させる(図4〜6)。すると、膨出ガイド部32の面取りされていない対角部3 3が、取付け長孔16の側面に当たり、回り止めされる。さらに、係止腕部26 の係止端部29も、取付け長孔16の側面に当たる。こうして、ファスナーは、 安定して直立に取付け長孔16に保持され、通常の外力では、モール12から脱 落しない。ここで、取付け長孔16の両側面に、二点鎖線の如く、係止凹部17 を形成しておくことが、さらに、回り止め作用が確実となり、ファスナーのモー ルからの脱落防止効果が向上する。
【0023】 (3) このようにして所定数のファスナー20を取付けたモール12を、車体板 金14の取付け部位に、ファスナー20の取付け位置と、車体板金14の取付け 丸孔18の形成位置とを合致するように当接させる。そして、順次、ファスナー 20の座部22を、指等で押える。すると、アンカー部24の係止腕部26は、 内側へたわませられながら取付け丸孔18を前進し、最終的に、係止脚部26の 係止端部29が取付け丸孔18の裏面端部に係合する。こうして、モールは車体 板金に離脱不能に取付けられる(図7)。
【0024】
【考案の作用・効果】 本考案るプラスチックファスナーは、上記構成により、下記のような作用・効 果を奏する。
【0025】 ファスナー20におけるアンカー部24の首部の元部に形成されたガイド膨出 部の存在により、ファスナーのアンカー部を第一部材(モール)の取付け長孔に 嵌合させたとき、膨出ガイド部32の面取りされていない対角部が、取付け長孔 16の側面に当たり、回り止めされる。さらに、係止腕部26の係止端部29も 、取付け長孔16の側面に当たる。こうして、ファスナーは、安定して直立に取 付け長孔16に保持され、通常の外力では、モール12から脱落しない。即ち、 モール20等の取付け長孔16が形成された第一部材12に取付けたとき、第一 部材12から脱落し難いファスナーを提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のファスナーをモールの取付け長孔に
挿入した状態を示す断面図、
【図2】図1の2−2線矢視断面図、
【図3】図1の3−3線矢視図、
【図4】図1の状態からファスナーを90°回転させた
状態を示す断面図、
【図5】図4の5−5線矢視断面図、
【図6】図4の6−6線矢視図、
【図7】図4の状態からファスナーを車体板金の取付け
丸孔に挿入した状態を示す断面図、
【図8】従来例のファスナーをモールに取付けた態様を
示す断面図、
【図9】図8の9−9線矢視断面図、
【符号の説明】
12 自動車用モール(第一部材) 14 車体板金(第二部材) 16 第一部材に形成された取付け長孔 18 第二部材二形成された取付け丸孔 20 プラスチックファスナー 22 ファスナーの座部 24 ファスナーのアンカー部 26 ファスナーの係合腕部 28 ファスナーの首部 30 膨出ガイド部に形成された面取り部 32 首部の元部に形成された膨出ガイド部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け長孔が形成された第一部材を、取
    付け丸孔が形成された第二部材に取付けるに際して使用
    するプラスチックファスナーであって、 前記取付け長孔の表側周縁に係合する座部と、前記取付
    け丸孔の裏側周縁に係合するアンカー部とからなり、 前記アンカー部は、前記座部の裏面中央から略垂直に伸
    びる首部と、該首部の先端部から前記座部方向へ向かう
    一対の係止腕部とからなり、 前記首部の元部には、前記長孔に嵌合させたとき、90
    °回動可能に、略正方形の一対の対角部が面取りされた
    断面の膨出ガイド部を具備する、 ことを特徴とするプラスチックファスナー。
JP3538492U 1992-05-27 1992-05-27 プラスチックファスナー Withdrawn JPH0596524U (ja)

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JP3538492U JPH0596524U (ja) 1992-05-27 1992-05-27 プラスチックファスナー

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