JP2559579Y2 - エンブレムの取付構造 - Google Patents

エンブレムの取付構造

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JP2559579Y2
JP2559579Y2 JP1991090249U JP9024991U JP2559579Y2 JP 2559579 Y2 JP2559579 Y2 JP 2559579Y2 JP 1991090249 U JP1991090249 U JP 1991090249U JP 9024991 U JP9024991 U JP 9024991U JP 2559579 Y2 JP2559579 Y2 JP 2559579Y2
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  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用キッキングプ
レート等の内装部品にエンブレムを取付けるエンブレム
の取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、自動車室内に装着される内装部品
の表面所定箇所に装飾等の目的でエンブレムが取付けら
れている。
【0003】図3は車両用キッキングプレートに取付け
られるエンブレムの取付構造を示すもので、図面におい
て、キッキングプレート1は、合成樹脂の射出成形体か
らなり、図示しないサイドシルパネル表面にクリップを
介して取付けられ、エンブレム2を取付けるための凹部
3と、凹部3の周縁に沿って、適宜間隔毎に複数のスリ
ット孔4が開設されている。
【0004】一方、エンブレム2はアルミやステンレス
等の金属材料からなり、キッキングプレート1の凹部3
の外周とほぼ同一外形状に設定され、複数のスリット孔
4に対応して、エンブレム2の周縁部分においても係止
爪5が一体に設けられている。
【0005】そして、エンブレム2の係止爪5をキッキ
ングプレート1のスリット孔4内に挿入した後、係止爪
5の先端部分を折曲加工することにより、キッキングプ
レート1の表面所定箇所にエンブレム2を確実に固定す
るようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来、エ
ンブレム2の取付構造は、キッキングプレート1等の内
装部品に設けられた複数のスリット孔4に対してエンブ
レム2の係止爪5を挿入した後、折曲加工するというも
のであり、エンブレム2が通常左右対称の外形状をした
ものが多いため、前後を逆に取付けてしまう誤着が頻繁
に生じ、取付作業性を著しく低下させる大きな要因とな
っていた。
【0007】この考案は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、本考案の目的とするところは、内装部品に
取付けられるエンブレムの取付構造において、エンブレ
ムの誤着を確実に防止することにより、エンブレムの取
付作業性を著しく高めたエンブレムの取付構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、車体パネルに装着される内装部品に複数
のスリット孔を開設し、エンブレム周縁に、上記スリッ
ト孔と対応する係止爪を設け、係止爪をスリット孔内に
挿入した後、折曲加工することにより、内装部品の表面
所定箇所にエンブレムを取付けるエンブレムの取付構造
において、前記スリット孔のうち、1箇所に係止爪の爪
幅よりも短い位置決め用スリット孔を設定するととも
に、上記位置決め用スリット孔に挿入可能な細幅の位置
決め用係止爪を対応設置する一方、位置決め用係止爪を
除いた係止爪の差込み端縁は位置決め用係止爪の寸法よ
り長いフラット面に設定されていることを特徴とする
【0009】
【0010】
【作用】以上の構成から明らかなように、内装部品に開
設されるスリット孔のうちには、他のスリット孔より短
小の位置決め用スリット孔が設けられており、この位置
決め用スリット孔内には、エンブレムに形成される複数
の係止爪のうち位置決め用係止爪だけが挿入可能である
ため、位置決め用スリット孔内に位置決め用係止爪を挿
入させるだけで、エンブレムを適正な姿勢(前後逆向き
とならない)で迅速、かつ確実に取付けることが可能と
なる。
【0011】さらに、内装部品に対してエンブレムを適
切でない姿勢、すなわち、誤着状態でセットしたとき、
位置決め用スリット孔に対して位置決め用係止爪以外の
係止爪が位置することになり、この係止爪は差込み端縁
部が位置決め用スリット孔の寸法より長いフラット面と
して設定されているため、大きな押圧力を加えても位置
決め用スリット孔内に嵌合することがなく、誤着が確実
に防止できる。
【0012】
【実施例】以下、本考案によるエンブレムの取付構造に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本考案によるエンブレムの取付構造
を示す全体斜視図、図2は本考案による係止爪と位置決
め用スリット孔とを示す要部断面図である。
【0014】図1において、車両用キッキングプレート
10は、図示しないサイドシルパネルに装着される内装
部品であり、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂の射出成
形体から構成されている。
【0015】そして、このキッキングプレート10の表
面所定箇所にはエンブレム20を収容設置するための凹
部11、および凹部11の周縁に沿って適宜間隔を配し
て複数のスリット孔12が開設されている。
【0016】ところで、本考案によるエンブレムの取付
構造の特徴は、まず、スリット孔12の1箇所に他のス
リット孔とは寸法の異なる位置決め用スリット孔12a
を設定したことである。
【0017】なお、この実施例では位置決め用スリット
孔12aの長さを6mm、他の3箇所のスリット孔12
b,12c,12dの長さを11mmと設定した。
【0018】一方、エンブレム20はアルミおよびステ
ンレス等の軽量で加工が容易な金属材料を使用し、この
エンブレム20は凹部11とほぼ同一の外形状を備えて
おり、周縁部に沿って、スリット孔12a,12b,1
2c,12dに対応する位置に係止爪21が一体に設け
られている。
【0019】さらに、このエンブレム20においても、
位置決め用スリット孔12aに対応する位置決め用係止
爪21aの爪幅が7mmに設定されており、他の係止爪2
1b,21c,21dについては通常のスリット孔12
b,12c,12d内への挿入は可能であるが、位置決
め用スリット孔12a内への挿入が不可能なように、そ
の爪幅が10mmに設定されている。
【0020】したがって、キッキングプレート10に対
してエンブレム20を取付ける際、キッキングプレート
10の位置決め用スリット孔12a内に挿入可能なの
は、エンブレム20の複数の係止爪21のうち爪幅の小
さな位置決め用係止爪21aだけであり、位置決め用ス
リット孔12aに位置決め用係止爪21aを合わせなけ
れば、複数のスリット孔12内に対応する係止爪21を
挿入させることができず、前後逆方向になるなどの誤着
が確実に防止できる。
【0021】よって、誤着が確実に防止できるため、エ
ンブレム20の取付作業性が著しく向上するという利点
がある。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】更に、図2に示すように、位置決め用係止
爪21aを除いた係止爪21b,21c,21dの形状
について、その差込み先端縁22がフラット面で、か
つ、その寸法(図中dで示す)が位置決め用スリット孔
12aの長さ(6mm)より大きく、7mmに設定されてい
る。
【0026】このことは、係止爪21の差込み先端縁2
2がR状になっていれば、係止爪21の爪幅よりも小さ
なスリット孔、すなわち位置決め用スリット孔12a内
に大きな外力を加えれば、係止爪21が位置決め用スリ
ット孔12aを引裂させて嵌合するという不具合を未然
に防止したものである。
【0027】このように、キッキングプレート10の位
置決め用スリット孔12aに対して位置決め用係止爪2
1a以外の係止爪21b,21c,21dが位置した場
合、係止爪21の差込み先端縁22が位置決め用スリッ
ト孔12a内に嵌合することが不可能であるため、位置
決め用スリット孔12aに位置決め用係止爪21aが対
したときだけエンブレム20の嵌合が可能となる。した
がって、エンブレム20の誤着が確実に防止できる。
【0028】
【考案の効果】以上説明した通り、本考案によるエンブ
レムの取付構造は、内装部品に開設される複数のスリッ
ト孔のうち1箇所に位置決め用スリット孔を設定する一
方、エンブレムの係止爪のうち位置決め用スリット孔内
に挿入可能な位置決め用係止爪を設けることにより、内
装部品に対してエンブレムを適正位置に取付けることが
でき、エンブレムの誤着を確実に防止できる。
【0029】したがって、エンブレムの誤着を確実に防
止できるため、エンブレムの取付作業性を著しく向上さ
せるという効果を有する。
【0030】さらに、係止爪の差込み先端縁が位置決め
用スリット孔の寸法より長いフラット面として設定され
ているため、仮に誤着状態で押圧しても、エンブレムが
内装部品に嵌合しないため、エンブレムの誤着防止をさ
らに確実に達成することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるエンブレムの取付構造を示す全体
斜視図。
【図2】本考案による位置決め用スリット孔と係止爪と
の関係を示す説明図。
【図3】従来のエンブレムの取付構造を示す全体斜視
図。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルに装着される内装部品(1
    0)に複数のスリット孔(12)を開設し、エンブレム
    (20)周縁に、上記スリット孔(12)と対応する係
    止爪(21)を設け、係止爪(21)をスリット孔(1
    2)内に挿入した後、折曲加工することにより、内装部
    品(10)の表面所定箇所にエンブレム(20)を取付
    けるエンブレムの取付構造において、 前記スリット孔(12)のうち、1箇所に係止爪(2
    1)の爪幅よりも短い位置決め用スリット孔(12a)
    を設定するとともに、上記位置決め用スリット孔(12
    a)に挿入可能な細幅の位置決め用係止爪(21a)を
    対応設置する一方、位置決め用係止爪(21a)を除い
    た係止爪(21b,21c,21d)の差込み端縁は位
    置決め用係止爪(12a)の寸法より長いフラット面に
    設定されていることを特徴とするエンブレムの取付構
    造。
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CN109204178A (zh) * 2017-06-30 2019-01-15 华晨汽车集团控股有限公司 一种汽车主标的定位安装结构

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JPH02110552U (ja) * 1989-02-23 1990-09-04

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