JPH0573307U - 部品取付用クリップ - Google Patents

部品取付用クリップ

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JPH0573307U
JPH0573307U JP2173692U JP2173692U JPH0573307U JP H0573307 U JPH0573307 U JP H0573307U JP 2173692 U JP2173692 U JP 2173692U JP 2173692 U JP2173692 U JP 2173692U JP H0573307 U JPH0573307 U JP H0573307U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
mounting
hole
clip body
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP2173692U
Other languages
English (en)
Inventor
恵司 嶋村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータグリル等の取付部品をボデーパネ
ル等の取付基板から取り外すときに、部品側に付けたま
まで取り外すことのできる部品取付クリップを提供す
る。 【構成】 クリップ本体31をグリル本体11のボス部
12内に回動可能に挿入する。クリップ本体31には抜
止用の係止部37と適度の回動抵抗力を付与する突部3
6と回動操作用の溝38を有する頭部34を設ける。そ
して、ボス部12から突出されたクリップ本体31の係
止突起32をボデーパネル20の横長の取付孔21に嵌
合し、係止爪35を取付孔21の孔縁21aに係止する
ことにより取付ける。ラジエータグリル10を取り外す
ときは、ドライバーを頭部34の溝38に嵌めてクリッ
プ本体31を前記突部36による抵抗に打ち勝って90
°回動することにより係止爪35をボデーパネル20の
取付孔21の孔縁21aから離脱する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車のボテーパネルにラジエータグリル等の部品を取り付 けるときに用いられる部品取付用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来一般の自動車では、ラジエータグリルをクリップによりボデーパネルに取 り付けるようにしている。図8はその一例を示したものであり、図示のように、 ラジエータグリル50のグリル本体51に形成したボス部52に複数個のクリッ プ70を取り付けたのち、このクリップ70の先端部をボデーパネル60の取付 孔61に嵌合することにより、ラジエータグリル50をボデーパネル60に取付 けるようにしたものである。なお、ラジエータグリル50の取り外しは、クリッ プ70の頭部71をドライバーによってこじることによりグリル本体51のボス 部52からクリップ70を分離することにより行っている。
【0003】 図9及び図10に上記の如きクリップ70の具体的構造と、該クリップ70を 用いてラジエータグリル50をボデーパネル60に組付けた状態を示している。 クリップ70は二股片72からなる頭部71を、グリル本体51のボス部52に 形成された略H形のクリップ取付孔53に裏面側から差し込むことによりグリル 本体51に取り付けられ、このとき、二股片72の側面に形成した係止凹部73 がクリップ取付孔53の細孔部の孔縁53aに係合することで抜け止めされるよ うになっている。
【0004】 一方、このようにしてグリル本体51に取り付けられたクリップ70は、その 先端に形成した略やじり状の係止突起74をボデーパネル60に形成した矩形の 取付孔61に嵌合することによってボデーパネル60に取り付けられるが、この とき係止突起74の係止爪75がボデーパネル60の取付孔61の孔縁に係止す ることで抜け止めされる構造となっている。 そして、ラジエータグリル50をボデーパネル60から取り外す必要が生じた 場合には、ドライバー等の工具を用いて図9に矢印で示す方向に力を加えてクリ ップ70の頭部71の二股片72を外側に拡開することにより、係止凹部73を クリップ取付孔53の孔縁53aから離脱することにより取り外すようになって いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のクリップ70は、ラジエータグリル50をボデーパ ネル60から取り外すときはグリル本体51から分離されることになる。つまり 、クリップ70はボデー側に残留することになるため、ラジエータグリル50を 再度取付けるときは、クリップ70をボデー側から離脱後、ラジエータグリル側 にセットしてから取付けるという作業が必要となる。 すなわち、従来のクリップ70はラジエータグリル50の脱着時には、一時的 にせよ該ラジエータグリル50及びボデーパネル60の双方から分離することか ら、特に夜間時にあっては紛失する可能性が高いものであり、しかもラジエータ グリル50とボデーパネル60との双方から分離させることから作業数が多い上 に、ボス部52の奥まった位置の二股片72を拡開するという面倒な作業を必要 とする関係で作業性が悪いという点に問題があった。
【0006】 そこで本考案は、上述の問題に鑑み、ラジエータグリル等の取付部品をボデー パネル等の取付基板から取り外すときに、部品側に付けたままで取り外すことの 可能な部品取付用クリップを提供することを、解決すべき技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成したものである。すなわ ち、取付基板の取付孔にクリップ本体の先端に形成した係止突起を嵌合すること により該係止突起の外面に設けた係止爪が取付孔の孔縁に係止して抜け止めされ る部品取付用クリップであって、取付部品のボス部内に前記係止突起及び係止爪 が該ボス部の端部から突出するように回動可能に挿入されるクリップ本体を主体 部とし、このクリップ本体の外面には抜止用の係止部と、適度の回動抵抗力を付 与するための突部とを形成し、また前記クリップ本体の他端部には回動操作用と しての頭部を形成し、クリップ本体を略90°回動することで前記係止爪を前記 取付孔の孔縁から離脱可能としたことを特徴としている。
【0008】
【作用】
上述のように構成された本考案に係る部品取付用クリップは、クリップ本体を 取付部品のボス部内に表面側から挿入して取付ける。取付部品に取り付けられた クリップ本体は、その先端部の係止突起及び係止爪をボス部の端部から突出した 状態で、かつ係止部により抜け止めされた状態でボス部の筒孔内に回動可能に支 持されるが、突部により適度の回動抵抗力が付与されて振動等による不用意な回 動は規制される。 このようにしてクリップを装着後、クリップ本体の係止突起を取付基板の取付 孔に嵌合すれば、該係止突起の外面に形成された係止爪が取付孔の孔縁に係止さ れて抜け止めされる。かくして、取付部品が取付基板に取り付けられる。 一方、取付部品を取付基板から取り外すときは、クリップ本体の頭部にドライ バー等を嵌めてクリップ本体を90°回動すると、係止突起の係止爪が取付基板 の取付孔の孔縁から離脱される。従って、取付部品にクリップを装着したままで 取付部品を取付基板から取り外すことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。本実施例の部品取 付用クリップはラジエータグリルを適用対象としたものである。図6は取付部品 としての自動車のラジエータグリル10の全体を示し、また図7はラジエータグ リル10を取付基板であるボデーパネル20に対してクリップ30を介して取り 付けた状態を概略的に示している。すなわち、ラジエータグリル10はその周縁 部に装着される複数個のクリップ30を介してボデーパネル20に取付けられる ようになっている。
【0010】 図5はグリル取付用の樹脂製クリップ30の全体を示し、また図1及び図2は クリップ30によるラジエータグリル10のボデーパネル20への取付状態を示 している。クリップ30は、図5に示すように、先端部に略やじり状の係止突起 32を有する略長方形の枠状に形成されたクリップ本体31と、このクリップ本 体31の他端部に形成された円柱状の頸部33と、この頸部33の端部に形成さ れた円形の頭部34とを一体に備えている。 そして、前記クリップ本体32の係止突起32の両側外面には抜止用としての 係止爪35が形成され、また、クリップ本体31の頸部33側には端面に2個の 回動規制用としての僅かな突出高さの突部36が、両側外面には抜止用の係止部 37がそれぞれ形成されており、さらに、頭部34にはドライバが嵌合可能なマ イナス(一)溝又はプラス(十)溝38が形成されている。
【0011】 上記の如く形成されたクリップ30は、図1及び図2に示すように、ラジエー タグリル10のグリル本体11に形成されたボス部12に表面側から挿入するこ とによって取付けられる。すなわち、クリップ本体31は図3に示すように、ボ ス部12内の隔壁13に形成された円形の嵌合孔14及びこの嵌合孔14の径方 向に連続する上下の案内溝15を通してボス部12の奥側に形成された円形の筒 孔16内に挿入される。このとき、クリップ本体31は案内溝15を通ることで 指向性が付与され、グリル本体11に対する取付け方向が定められる。
【0012】 また、クリップ本体31が前記隔壁13の嵌合孔14及び案内溝15を通過し て筒孔16内に位置した状態では、図1及び図2に示すように、該クリップ本体 31の係止突起32及び係止爪35がボス部12の筒孔16から外へ突出される とともに、クリップ本体31の頸部33が嵌合孔14に嵌合されて回動可能に支 持される。また、この状態では係止部37が隔壁13の溝縁13aに係止されて 抜け止めされるとともに、クリップ本体31の突部36が隔壁13の案内溝15 の奥側側端面に対して僅かな干渉高さを有して対向し、このことによりクリップ 30がボス部12内で簡単に回動することが規制されるとともに、その方向性が 維持される。 なお、前記ボス部11の筒孔16はクリップ本体32が自由に回動し得る太さ に設定され、また、隔壁13の裏面側には案内溝15に対して90°の間隔を置 いた位置に前記クリップ30の突部36が係合可能な溝17が形成され、さらに ボス部12における隔壁13の表面側にはクリップ本体31の頭部34を格納す る頭部収納孔部18が形成されており、従って、クリップ30がボス部12内に 装着された状態では、クリップ本体31の頭部34が頭部収納孔部18内に収納 される。
【0013】 上記の如くボス部12に装着されたクリップ30は、ボス部12から突出して いる係止突起32をボデーパネル20に形成された取付孔21内に嵌合すること によって取付けられる。この取付孔21は図4に示すように横長の角孔であり、 その短小側にクリップ本体31の係止突起32が差し込まれ、その状態で係止爪 35が取付孔21の孔縁21aに係止されて抜け止めされる。この状態は図1、 図2及び図4の(A)に示すとおりであり、かくして、ラジエータグリル10は ボデーパネル20にクリップ30を介して取付けられる。 なお、上記のようにして組付けられた状態においては、グリル本体11のボス 部12の端部にクリップ本体31の係止突起32を挟むように延出された左右の 支持突起19が図2及び図4に示すようにボデーパネル20の取付孔21内に嵌 入され、この支持突起19によってラジエータグリル10の上下方向の荷重が支 持されるようになっている。
【0014】 つぎに、上述の如く装着されたラジエータグリル10の取り外しについて説明 する。このときは、ドライバーをクリップ頭部34の溝38に嵌め込んでクリッ プ30を右回り又は左回りに90°回動すれば、係止突起32の係止爪35がボ デーパネル20の取付孔21の孔縁21aから外れて図4の(B)に示すように 取付孔12の長大側に平行となる。従って、クリップ30を付けたままでラジエ ータグリル10をボデーパネル20から外すことができる。
【0015】 なお、上記のドライバーによるクリップ30の回動は、頸部33に設けた突部 36が隔壁13の裏面上を擦りながらの移動となるため、その回動には適度の回 動抵抗が付与されることになる。従って、このときのクリップ30の回動は前記 抵抗に打ち勝って行われ、図3に仮想線で示す如く、90°回動した時点で突部 36が隔壁13の溝17に係合するため、そのときの感覚により前記係止爪35 の取付孔12に対する離脱を確認することができる。 そして、クリップ30は前記突部36と溝17との係合により離脱位置に保持 されるため、ラジエータグリル10の再度の取付時には、ドライバーによりさら に90°回動して初期位置に復帰したもとで、前述と同様にボデーパネル20の 取付孔21に係止突起32を差し込むことにより、ラジエータグリル10をボデ ーパネル20に取り付けることができる。
【0016】 なお、本実施例はラジエータグリル10を取付部品とし、ボデーパネル20を 取付基板として説明したが、取付部品は及び取付基板は必ずしもこれに限定する ものではない。また、本実施例ではクリップ本体31をドライバーにより回動さ せるために頭部34に溝38を形成したが、これに限らず、ボックスレンチによ り回動させるために六角形の外形としたり、六角レンチにより回動させるために 六角孔を設けたりしても差し支えない。さらにはボデーパネル20の取付孔21 は角孔に限らず長円形であっても実施可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案の部品取付用クリップによれば、部品側に付けた ままで基板から取り外すことができるため、クリップの紛失問題が解決されると ともに、部品の脱着作業が容易化されてサービス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る部品取付用クリップと該
クリップによる組付け状態を示す側断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図であり、ボデーパネルに
対するクリップの取付状態及び取り外し時を示す。
【図5】部品取付用クリップを示す全体斜視図である。
【図6】ラジエータグリルの全体図である。
【図7】本実施例のクリップを用いてラジエータグリル
をボデーパネルに取り付けた状態を示す概略縦断面図で
ある。
【図8】従来のクリップを使用してラジエータグリルを
ボデーパネルに取り付けた状態を示す概略縦断面図であ
る。
【図9】従来のクリップによる取付状態の詳細を示す正
面図である。
【図10】図9の上面図である。
【符号の説明】
10…ラジエータグリル 11…グリル本体 12…ボス部 20…ボデーパネ
ル 21…取付孔 30…クリップ 31…クリップ本体 32…係止突起 33…頸部 34…頭部 35…係止爪 36…突部突起 37…係止部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板の取付孔にクリップ本体の先端
    に形成した係止突起を嵌合することにより該係止突起の
    外面に設けた係止爪が取付孔の孔縁に係止して抜け止め
    される部品取付用クリップであって、 取付部品のボス部内に前記係止突起及び係止爪が該ボス
    部の端部から突出するように回動可能に挿入されるクリ
    ップ本体を主体部とし、このクリップ本体の外面には抜
    止用の係止部と、適度の回動抵抗力を付与するための突
    部とを形成し、また前記クリップ本体の他端部には回動
    操作用としての頭部を形成し、クリップ本体を略90°
    回動することで前記係止爪を前記取付孔の孔縁から離脱
    可能としたことを特徴とする部品取付用クリップ。
JP2173692U 1992-03-10 1992-03-10 部品取付用クリップ Pending JPH0573307U (ja)

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JP2173692U JPH0573307U (ja) 1992-03-10 1992-03-10 部品取付用クリップ

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JP2173692U Pending JPH0573307U (ja) 1992-03-10 1992-03-10 部品取付用クリップ

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JP (1) JPH0573307U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2968366A1 (fr) * 2010-12-02 2012-06-08 Peugeot Citroen Automobiles Sa Clip de fixation elastique.
ES2881829A1 (es) * 2020-05-28 2021-11-30 Seat Sa Deflector de aire para radiador de un vehículo

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