JP2554317Y2 - 部品取付用クリップ - Google Patents

部品取付用クリップ

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JP2554317Y2
JP2554317Y2 JP1992004507U JP450792U JP2554317Y2 JP 2554317 Y2 JP2554317 Y2 JP 2554317Y2 JP 1992004507 U JP1992004507 U JP 1992004507U JP 450792 U JP450792 U JP 450792U JP 2554317 Y2 JP2554317 Y2 JP 2554317Y2
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JP
Japan
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clip
component
mounting
mounting opening
locking claw
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JPH0557413U (ja
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明弘 近藤
恵司 嶋村
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Nifco Inc
Toyota Auto Body Co Ltd
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Nifco Inc
Toyota Auto Body Co Ltd
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  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマッドガード等の部品を
車両ボデーに取り付けるのに好適な部品取付用クリップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の部品取付用クリップとして、車
両ボデーのアウタパネルと、取付時にこれに対向する部
品の内側面とにそれぞれ取付開口を形成して、クリップ
の一端係止部を車両ボデーの取付開口縁に、クリップの
他端係止部を部品の取付開口縁にそれぞれ係止固定する
ものが多用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、マッドガー
ド等の部品はボデーパネル補修時等には比較的容易に取
り外しできることを要するが、取付状態での保持力を高
く維持するためにはクリップの剛性を大きくする必要が
あり、取り外しの際にクリップ係止部によりマッドガー
ドが破損する等の不具合があった。
【0004】本考案はかかる課題を解決するもので、取
付状態で部品を良好に保持できるとともに、取り外し時
の部品の破損等を生じない部品取付用クリップを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を説明する
と、長手方向の一端部1a側面に突設した係止爪部11
をボデーパネル2に設けた取付開口21縁に係止せしめ
るとともに、他端部1b側面に突設した係止爪部12を
部品3に設けた取付開口31縁に係止せしめてなる部品
取付用クリップ1であって、部品3の取付開口31の、
ボデーパネル2と対向する側の開口端縁に位置するクリ
ップ中間部1cを中実となすとともに、上記他端部1c
の幅方向中央には端面より上記中間部1cへ至るスリッ
トを形成し、かつスリット3で分離された他端部1bに
はそれぞれ抜き穴16を形成して、他端部1bの側面か
ら突出する上記係止爪部12の背面と中実の上記中間部
1cとが薄肉連結部18で連結する構造としたものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成のクリップにおいて、他端部1b側
面の係止爪部12を取付開口31縁に係止して部品3を
固定した状態で、上記取付開口31内には中実のクリッ
プ中間部1cが位置するから、上下左右方向の荷重に対
する部品保持力が良好であり、また連結部18によりク
リップ1の長手方向の荷重に対する部品保持力が良好で
ある。
【0007】部品3を取り外す際には,部品3を引き起
こすと、クリップ他端部1bはスリット13の間隙が小
さくなるように変形して係止爪部12が退入し、係止爪
部12と係止開口31との係合が速やかに解消されて部
品3は容易に取り外される。この場合、上記連結部18
は薄肉であるから、上記変形を阻害しない。
【0008】
【実施例】図1において、車両ドアの下縁部外面にサイ
ドマッドガード3が取付けられるが、その取付けは、ド
アアウタパネル2とこれに対向するマッドガード3の内
側面にそれぞれ多数の取付開口21,31を設けて、こ
れら取付開口21,31にクリップ1の両端1a,1
bを係合せしめて行う。なお、上記取付開口21,31
はいずれも矩形であり、取付開口21は上下方向へ延び
る長方形としてある。
【0009】クリップ1の詳細を図2〜図5で説明す
る。なお、図2は側面図、図3は部分断面平面図、図4
は図2のA矢視図、図5は図2のB矢視図である。
【0010】クリップ1の一端部1aは先端に向けて漸
次縮径する筒状体となっており、対向する左右の側面に
はコ字形の切り抜き14に囲まれて外側方へ略三角に突
出する係止爪部11がそれぞれ形成してある。クリップ
1の中間位置外周には円形のフランジ部15が突設して
あり、筒内空間17は該フランジ部15を越えた所で終
わってクリップ中間部1cは中実となっている。
【0011】クリップ1の他端部1bには上下の側面よ
り略三角に係止爪部12が突出せしめてある。この他端
部1bには上下方向の中央位置に端面より中間部1cに
至るスリット13が形成してあり、他端部1bは分離さ
れている。分離された他端部1bにはそれぞれ、外形に
沿う形状の抜き穴16が形成してある。そしてそれぞれ
の他端部1bの側面から突出する係止爪部12と中実の
中間部1cとがつながる連結部18は変形容易な薄肉と
してある。図例のように連結部18はその幅を他端部1
cの本体よりも細くすることで更に変形容易となる。
お、スリット形状の好ましい一例としては、図2のm1
=6mm,m2=1.0mmである。
【0012】上記構造のクリップ1でサイドマッドガー
ド3をドアアウタパネル2に取り付ける場合には、クリ
ップ他端部1bをマッドガード3の角型取付開口31内
に挿入せしめると、係止爪部12が図6に示す如く取付
開口31の内側上下縁に係合して固定される。この時、
ドアアウタパネル2と対向するマッドガード3の車両
側の面にはクリップ1のフランジ部15が接して位置
し、中実のクリップ中間部1c外周は取付開口31の
両内側の開口端縁に接して位置する。
【0013】クリップ1をマッドガード3の取付開口3
1に固定した状態で、ドアアウタパネル2の基準穴23
(図1)でマッドガードを位置決めしつつ、各クリップ
1の一端部1aを上記アウタパネル2の取付開口21内
に挿入すると、係止爪部11が取付開口21の内側左右
縁に係合して固定される。
【0014】かくして、クリップ1によりマッドガード
3をドアアウタパネル2に取り付けた状態で、マッドガ
ード3の取付開口31は中実のクリップ中間部1c外周
に密に嵌合するから、この部分の高い剛性によりドアア
ウタパネル2面に沿う上下左右方向の荷重に対してマッ
ドガード3は安定に保持される。また、クリップ1の長
手方向、すなわちマッドガード3をドアアウタパネル2
から引き離す方向の荷重に対しては、連結部18のテン
ションにより係止爪部12の変形が防止され、マッドガ
ード3は安定に保持される。なお、マッドガードの盗
難防止のためにアウタパネルにはネジ挿通穴22(図
1)が形成され、室内側よりこれにネジを挿通してマッ
ドガード3に設けた図略のナット部に結合する。
【0015】マッドガード3を取り外す際には、図6の
鎖線で示す如くマッドガード3を下方へ引き起こすと、
クリップ他端部1bのスリット13は間隙が小さくなる
ように変形し、これに伴って係止爪部12が退入して速
やかにマッドガート3が外れる。この時、連結部18
薄肉としてあることにより、退入変形はよりスムーズに
なされる。
【0016】クリップ1をアウタパネル2より取り外す
必要がある場合には、クリップ全体を90度捩じると、
係止爪部11が取付開口21の長辺側に回動して開口縁
との係合が解消される。
【0017】
【考案の効果】以上の如く、本考案の部品取付用クリッ
プによれば、マッドガード等の部品を車両ボデーパネル
に安定的に固定できるとともに、補修時の取り外しもス
ムーズかつ容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイドマッドガードの取付けを示す斜視図であ
る。
【図2】クリップの平面図である。
【図3】クリップの部分断面側面図である。
【図4】図1のA矢視図である。
【図5】図1のB矢視図である。
【図6】クリップ取付時の側面図である。
【符号の説明】
1 部品取付用クリップ 1a 一端部 1b 他端部 1c 中間部 11,12 係止爪部 13 スリット16 抜き穴 18 薄肉連結部 2 ドアアウタパネル(ボデーパネル) 21 取付開口 3 サイドマッドガード(部品) 31 取付開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−75681(JP,U) 実開 昭63−25811(JP,U) 実開 昭63−147914(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の一端部側面に突設した係止爪
    部をボデーパネルに設けた取付開口縁に係止せしめると
    ともに、他端部側面に突設した係止爪部を部品に設けた
    取付開口縁に係止せしめてなる部品取付用クリップであ
    って、上記部品の取付開口のボデーパネルと対向する側
    の開口端縁に位置するクリップ中間部を中実となすとと
    もに、上記他端部の幅方向中央には端面より上記中間部
    へ至るスリットを形成し、かつスリットで分離された他
    端部にはそれぞれ抜き穴を形成して、他端部の側面から
    突出する係止爪部の背面と上記中間部とが薄肉連結部で
    連結する構造としたことを特徴とする部品取付用クリッ
    プ。
JP1992004507U 1992-01-10 1992-01-10 部品取付用クリップ Expired - Fee Related JP2554317Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61119012A (ja) * 1984-11-15 1986-06-06 Toyo Commun Equip Co Ltd 粗結合トランス
JPS6241556A (ja) * 1985-08-12 1987-02-23 スカン−デヴエロプメント・カ−イユ− 加熱器

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JPH0557413U (ja) 1993-07-30

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