JP2553547Y2 - 箱形部材の取付構造 - Google Patents
箱形部材の取付構造Info
- Publication number
- JP2553547Y2 JP2553547Y2 JP6815192U JP6815192U JP2553547Y2 JP 2553547 Y2 JP2553547 Y2 JP 2553547Y2 JP 6815192 U JP6815192 U JP 6815192U JP 6815192 U JP6815192 U JP 6815192U JP 2553547 Y2 JP2553547 Y2 JP 2553547Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- box
- shaped member
- footrest
- mounting hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 13
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N3/00—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
- B60N3/06—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of footrests
- B60N3/063—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of footrests with adjustment systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/08—Quickly-detachable or mountable nuts, e.g. consisting of two or more parts; Nuts movable along the bolt after tilting the nut
- F16B37/0807—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts
- F16B37/0842—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts fastened to the threaded bolt with snap-on-action, e.g. push-on nuts for stud bolts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B5/00—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
- F16B5/02—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread
- F16B5/025—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening members using screw-thread specially designed to compensate for misalignement or to eliminate unwanted play
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B41/00—Measures against loss of bolts, nuts, or pins; Measures against unauthorised operation of bolts, nuts or pins
- F16B41/002—Measures against loss of bolts, nuts or pins
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フットレスト等の箱形
部材を、車体等のパネルから突出する2つの離れたスタ
ッドボルトと箱形部材に取付けられた2つの離れたクリ
ップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取付構造
に関する。
部材を、車体等のパネルから突出する2つの離れたスタ
ッドボルトと箱形部材に取付けられた2つの離れたクリ
ップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】フットレスト等の箱形部材を、車体等の
パネルから突出する2つの所定長さ離れたスタッドボル
トと箱形部材に取付けられた2つの所定長さ離れたクリ
ップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取付構造
は、実開昭62−156040号公報によって知られて
いる。この取付構造は、パネルのスタッドボルトに、フ
ットレストの踏面すなわち上面から下方に延びるガイド
に取付けられたクリップを差込むだけで、フットレスト
をパネルに取付けることができ、フットレストの下端側
のフランジでカーペットを押圧できるという利点があ
る。
パネルから突出する2つの所定長さ離れたスタッドボル
トと箱形部材に取付けられた2つの所定長さ離れたクリ
ップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取付構造
は、実開昭62−156040号公報によって知られて
いる。この取付構造は、パネルのスタッドボルトに、フ
ットレストの踏面すなわち上面から下方に延びるガイド
に取付けられたクリップを差込むだけで、フットレスト
をパネルに取付けることができ、フットレストの下端側
のフランジでカーペットを押圧できるという利点があ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した公知のフット
レスト取付構造は、クリップガイドがフットレストの上
面(踏面)から下方に延びていて、クリップが上面の側
から押込んでそのクリップガイドに取付けられている。
これは、車体の振動等によってクリップがスタッドボル
トから緩む方向に回転した場合に、フットレスト上面へ
足を置くと再度クリップが押込められ、クリップがクリ
ップガイドから外れないようにできる利点があるからで
ある。しかし、このように、フットレスト上面からクリ
ップを押込んで取付ける場合には、足置きの邪魔になら
ないようにし且つ泥や埃が溜まらないようにするため、
その上面(踏面)にクリップの頭部が埋入するように構
成せねばならず、フットレスト上面のクリップガイド入
口部分の形状を厳密に形成せねばならない。
レスト取付構造は、クリップガイドがフットレストの上
面(踏面)から下方に延びていて、クリップが上面の側
から押込んでそのクリップガイドに取付けられている。
これは、車体の振動等によってクリップがスタッドボル
トから緩む方向に回転した場合に、フットレスト上面へ
足を置くと再度クリップが押込められ、クリップがクリ
ップガイドから外れないようにできる利点があるからで
ある。しかし、このように、フットレスト上面からクリ
ップを押込んで取付ける場合には、足置きの邪魔になら
ないようにし且つ泥や埃が溜まらないようにするため、
その上面(踏面)にクリップの頭部が埋入するように構
成せねばならず、フットレスト上面のクリップガイド入
口部分の形状を厳密に形成せねばならない。
【0004】また、公知のフットレスト取付構造におい
て、2つのスタッドボルトの間隔と2つのクリップガイ
ドの間隔との間に誤差があると、一方のクリップはスタ
ッドボルトに取付けできるが、他方のクリップが対応す
るスタッドボルトに適正な姿勢で差込めなくなり、クリ
ップやフットレストに歪みが生じたり、フットレストが
1点でしか連結されず、取付けが不完全になったりして
いる。
て、2つのスタッドボルトの間隔と2つのクリップガイ
ドの間隔との間に誤差があると、一方のクリップはスタ
ッドボルトに取付けできるが、他方のクリップが対応す
るスタッドボルトに適正な姿勢で差込めなくなり、クリ
ップやフットレストに歪みが生じたり、フットレストが
1点でしか連結されず、取付けが不完全になったりして
いる。
【0005】従って、本考案の目的は、フットレストの
上面にはクリップガイドの入口を設けず、しかも、2つ
のスタッドボルトの間隔に誤差があってもその誤差を吸
収できるフットレスト等の箱形部材の取付構造を提供す
ることにある。
上面にはクリップガイドの入口を設けず、しかも、2つ
のスタッドボルトの間隔に誤差があってもその誤差を吸
収できるフットレスト等の箱形部材の取付構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本考案によれば、フットレスト等の箱形部材を、車
体等のパネルから突出する2つの所定長さ離れたスタッ
ドボルトと箱形部材に取付けられた2つの所定長さ離れ
たクリップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取
付構造であって、各クリップは、箱形部材の側面に設け
られたクリップガイドに、回転しないように取付けら
れ、該クリップガイドの少なくとも1つのクリップ取付
穴が、前記スタッドボルトの間隔の誤差を吸収するよう
に長穴に形成され、この長穴のクリップ取付穴において
クリップをその中央に取付け得るように、長穴及びクリ
ップのいずれか一方または両方にセンタリング手段が設
けられていることを特徴とする箱形部材の取付構造が提
供される。
め、本考案によれば、フットレスト等の箱形部材を、車
体等のパネルから突出する2つの所定長さ離れたスタッ
ドボルトと箱形部材に取付けられた2つの所定長さ離れ
たクリップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取
付構造であって、各クリップは、箱形部材の側面に設け
られたクリップガイドに、回転しないように取付けら
れ、該クリップガイドの少なくとも1つのクリップ取付
穴が、前記スタッドボルトの間隔の誤差を吸収するよう
に長穴に形成され、この長穴のクリップ取付穴において
クリップをその中央に取付け得るように、長穴及びクリ
ップのいずれか一方または両方にセンタリング手段が設
けられていることを特徴とする箱形部材の取付構造が提
供される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1〜図6に箱形部材としてのフッ
トレスト1を示し、図7〜図10にクリップ2の詳細を
示しており、図11〜図13に本考案に係るフットレス
ト1の取付構造の取付け作業時の態様を示す。
しながら説明する。図1〜図6に箱形部材としてのフッ
トレスト1を示し、図7〜図10にクリップ2の詳細を
示しており、図11〜図13に本考案に係るフットレス
ト1の取付構造の取付け作業時の態様を示す。
【0008】本考案に係るフットレスト1は、足置きす
なわち踏面となる上面3と、この上面3を支える前後の
側面4及び5と、左右の側面6及び7とから構成される
箱形部材であり、各側面の下端部分は、車体等のパネル
あるいはカーペット等の形状に合わせて形成されてい
る。本考案においては、箱形部材の上面3にではなく、
対向する両側面(図示の例では左右の側面6及び7)
に、それぞれクリップガイド8及び9が設けられてい
る。このクリップガイド8及び9は、図2に示すよう
に、車体等のパネル10に突出して2つの所定長さ離れ
て取付けられたスタッドボルト11及び12に対応した
位置に設けられている。
なわち踏面となる上面3と、この上面3を支える前後の
側面4及び5と、左右の側面6及び7とから構成される
箱形部材であり、各側面の下端部分は、車体等のパネル
あるいはカーペット等の形状に合わせて形成されてい
る。本考案においては、箱形部材の上面3にではなく、
対向する両側面(図示の例では左右の側面6及び7)
に、それぞれクリップガイド8及び9が設けられてい
る。このクリップガイド8及び9は、図2に示すよう
に、車体等のパネル10に突出して2つの所定長さ離れ
て取付けられたスタッドボルト11及び12に対応した
位置に設けられている。
【0009】クリップガイド8及び9は、クリップ2
(図5を参照されたい)を上面側から下方に押込むと取
付けできるように、側面6及び7に入口穴14及び15
を有する。入口穴14及び15の下方にはクリップ頭部
を受入れる大径の筒部16及び17が形成され、これら
の大径筒部の下方には、クリップ軸部を受入れる小径筒
部18及び19が形成されている。この小径筒部18及
び19には、クリップ2を抜け出さないように係止する
周方向段部20が形成され、クリップ2を回転しないよ
うに係止する溝(後述)が形成されている。また、小径
筒部18及び19のクリップ取付穴21は、図6に示す
ように、長穴に形成されている。かかる溝及びクリップ
取付穴について、後に詳しく述べる。クリップ取付穴2
1は、スタッドボルト11及び12の間隔の誤差を吸収
するもので、図示のように小径筒部18及び19の両方
に形成してもよいが、その一方に形成されてもよい。
(図5を参照されたい)を上面側から下方に押込むと取
付けできるように、側面6及び7に入口穴14及び15
を有する。入口穴14及び15の下方にはクリップ頭部
を受入れる大径の筒部16及び17が形成され、これら
の大径筒部の下方には、クリップ軸部を受入れる小径筒
部18及び19が形成されている。この小径筒部18及
び19には、クリップ2を抜け出さないように係止する
周方向段部20が形成され、クリップ2を回転しないよ
うに係止する溝(後述)が形成されている。また、小径
筒部18及び19のクリップ取付穴21は、図6に示す
ように、長穴に形成されている。かかる溝及びクリップ
取付穴について、後に詳しく述べる。クリップ取付穴2
1は、スタッドボルト11及び12の間隔の誤差を吸収
するもので、図示のように小径筒部18及び19の両方
に形成してもよいが、その一方に形成されてもよい。
【0010】図7〜図10に示すように、クリップ2
は、大径の頭部22と小径の軸部23と頭部22の反対
側の端部に設けられた係止爪24とを備えている。軸部
23には係止爪24の側に開口して、スタッドボルト1
1、12の軸部を受入れる空洞25が形成されて、この
空洞25には、スタッドボルト11、12のねじ山に係
止する係止爪26が設けられている。空洞25の開口部
分は直径が大きくなるようにテーパ面27に形成されて
おり、スタッドボルト11、12の先端を拾い易くして
いる。また、頭部22には、クリップ2を回転する工具
のための溝28が形成されている。軸部2の長さは、フ
ットレスト1のクリップガイド8、9の長さに合わせて
定められ、係止爪24の先端は、クリップガイド8、9
の周方向段部20に係止して、クリップ2が抜けないよ
うに固定される。
は、大径の頭部22と小径の軸部23と頭部22の反対
側の端部に設けられた係止爪24とを備えている。軸部
23には係止爪24の側に開口して、スタッドボルト1
1、12の軸部を受入れる空洞25が形成されて、この
空洞25には、スタッドボルト11、12のねじ山に係
止する係止爪26が設けられている。空洞25の開口部
分は直径が大きくなるようにテーパ面27に形成されて
おり、スタッドボルト11、12の先端を拾い易くして
いる。また、頭部22には、クリップ2を回転する工具
のための溝28が形成されている。軸部2の長さは、フ
ットレスト1のクリップガイド8、9の長さに合わせて
定められ、係止爪24の先端は、クリップガイド8、9
の周方向段部20に係止して、クリップ2が抜けないよ
うに固定される。
【0011】本考案において、フットレスト1のクリッ
プガイド8、9を貫通するクリップ取付穴21は、前述
のように長穴に形成され、更に、この穴を成す内壁に
は、その長手方向に延びる一対の縦溝30が形成され、
各縦溝30の両側にはその縦溝30より浅い凹部31、
31が形成されている。また、クリップ2の係止爪24
の先端には、溝30に嵌まる幅の突起32が形成されて
いる。クリップガイドの縦溝30にクリップ係止爪の突
起32が嵌まると、クリップ2がクリップガイド8、9
に対して回転するのを阻止し、車体の振動等によってク
リップ2が緩み方向に回転しないようにする。また、ク
リップ取付穴21は長穴に形成されているので、クリッ
プ2は、図11に示すように、クリップガイド18(ま
たは19)に対して、その長穴方向に種々の位置をとる
ことができる。この場合に、回転止めとなるクリップ係
止爪32の先端の突起32は、縦溝30だけなく、その
両側の凹部31にも嵌まって、クリップ2の回転を阻止
する。
プガイド8、9を貫通するクリップ取付穴21は、前述
のように長穴に形成され、更に、この穴を成す内壁に
は、その長手方向に延びる一対の縦溝30が形成され、
各縦溝30の両側にはその縦溝30より浅い凹部31、
31が形成されている。また、クリップ2の係止爪24
の先端には、溝30に嵌まる幅の突起32が形成されて
いる。クリップガイドの縦溝30にクリップ係止爪の突
起32が嵌まると、クリップ2がクリップガイド8、9
に対して回転するのを阻止し、車体の振動等によってク
リップ2が緩み方向に回転しないようにする。また、ク
リップ取付穴21は長穴に形成されているので、クリッ
プ2は、図11に示すように、クリップガイド18(ま
たは19)に対して、その長穴方向に種々の位置をとる
ことができる。この場合に、回転止めとなるクリップ係
止爪32の先端の突起32は、縦溝30だけなく、その
両側の凹部31にも嵌まって、クリップ2の回転を阻止
する。
【0012】上記のように、クリップ取付穴21に対し
てクリップ2の位置は、図11に示す種々の位置をとる
ので、2つのスタッドボルト11及び12(図2参照)
の間隔に誤差があっても、その誤差に対応してクリップ
2の位置を変化でき、これにより、スタッドボルトのピ
ッチ誤差を吸収できる。ところで、クリップ2の位置は
クリップガイドに対して種々の位置に取付け得るので、
最初から図12に示す位置にも配置できる。しかし、こ
のような配置の場合に、クリップ2の軸部23とクリッ
プ取付穴21の内壁との間に大きな隙間33ができてし
まう。この大きな隙間33は、スタッドボルト11(ま
たは12)の先端を導いて、スタッドボルトへのクリッ
プの取付けが不良になる惧れがある。
てクリップ2の位置は、図11に示す種々の位置をとる
ので、2つのスタッドボルト11及び12(図2参照)
の間隔に誤差があっても、その誤差に対応してクリップ
2の位置を変化でき、これにより、スタッドボルトのピ
ッチ誤差を吸収できる。ところで、クリップ2の位置は
クリップガイドに対して種々の位置に取付け得るので、
最初から図12に示す位置にも配置できる。しかし、こ
のような配置の場合に、クリップ2の軸部23とクリッ
プ取付穴21の内壁との間に大きな隙間33ができてし
まう。この大きな隙間33は、スタッドボルト11(ま
たは12)の先端を導いて、スタッドボルトへのクリッ
プの取付けが不良になる惧れがある。
【0013】従って、本考案においては、クリップ2
は、当初クリップガイド18(または19)の縦溝30
にクリップ係止爪24の突起32が嵌まるように配置す
る。すなわち、クリップ2の係止爪24の先端の突起3
2と、クリップガイド18(または19)の縦溝30
は、クリップ2をクリップガイドの中央に取付け得るよ
うにするセンタリング手段として機能する。なお、セン
タリング手段としては、クリップ2がクリップガイドの
クリップ取付穴21の中央に取付けられる限り、クリッ
プ取付穴21及びクリップ軸部のいずれか一方に設けら
れてもよい。
は、当初クリップガイド18(または19)の縦溝30
にクリップ係止爪24の突起32が嵌まるように配置す
る。すなわち、クリップ2の係止爪24の先端の突起3
2と、クリップガイド18(または19)の縦溝30
は、クリップ2をクリップガイドの中央に取付け得るよ
うにするセンタリング手段として機能する。なお、セン
タリング手段としては、クリップ2がクリップガイドの
クリップ取付穴21の中央に取付けられる限り、クリッ
プ取付穴21及びクリップ軸部のいずれか一方に設けら
れてもよい。
【0014】上記のように、クリップガイド18(また
は19)の縦溝30にクリップ係止爪24の突起32が
嵌まって、クリップ2は最初にクリップガイドのクリッ
プ取付穴21の中央にあるように配置され、隙間33
(図12参照)を生じないようにしてある。クリップ2
が、図13に示すように、スタッドボルト11(または
12)に対してずれた状態であてがわれた場合、フット
レストを押してクリップ2をスタッドボルト11(また
は12)に押込むと、クリップ2の空洞25の入口部分
のテーパ面27がスタッドボルトの先端に当接し、図1
1に示すように、クリップ2がクリップガイドのクリッ
プ取付穴21で移動して、クリップがスタッドボルトに
対して適正な姿勢で取付けられる。
は19)の縦溝30にクリップ係止爪24の突起32が
嵌まって、クリップ2は最初にクリップガイドのクリッ
プ取付穴21の中央にあるように配置され、隙間33
(図12参照)を生じないようにしてある。クリップ2
が、図13に示すように、スタッドボルト11(または
12)に対してずれた状態であてがわれた場合、フット
レストを押してクリップ2をスタッドボルト11(また
は12)に押込むと、クリップ2の空洞25の入口部分
のテーパ面27がスタッドボルトの先端に当接し、図1
1に示すように、クリップ2がクリップガイドのクリッ
プ取付穴21で移動して、クリップがスタッドボルトに
対して適正な姿勢で取付けられる。
【0015】図14〜図17には、本考案に係るクリッ
プの第2の実施例が示されている。このクリップ35で
は、図7に示す第1のクリップ2の係止爪24の先端に
形成された突起32が除去され、軸部23の中間高さ位
置の側面に一対の薄板状突起36が形成されている。そ
の他の点は、第1クリップ2と同じであるので説明を省
略する。この突起36は、薄板状に形成されているの
で、軸部23の半径方向内方に向けて撓む弾性を有す
る。この第2クリップ35によれば、図6に示すよう
な、小径筒部18のクリップ取付穴21の段部20から
下方に形成された縦溝30及びその両側の凹部31を形
成する必要がなくなる(図15参照)。図16及び図6
に示すように、取付穴21の段部20の上方に形成され
た縦溝37を利用して、クリップ35の突起36によ
り、取付穴21にセンタリングして取付けられる。そし
て、この突起36は取付穴21に係合してクリップの回
り止めとしても機能する。勿論、この第2クリップ36
においても、図17に示すように、スタッドの位置がず
れた場合、突起36は軸部23の半径方向内方に向けて
撓んでクリップ取付穴21に結合して、クリップがスタ
ッドボルトに対して適正な姿勢で取付けられる。従っ
て、第2クリップ35は、第1クリップ2と比較する
と、クリップ取付穴の形状が単純になり、また、センタ
リングも一層確実になり、図12に示す隙間33を更に
小さくできる。
プの第2の実施例が示されている。このクリップ35で
は、図7に示す第1のクリップ2の係止爪24の先端に
形成された突起32が除去され、軸部23の中間高さ位
置の側面に一対の薄板状突起36が形成されている。そ
の他の点は、第1クリップ2と同じであるので説明を省
略する。この突起36は、薄板状に形成されているの
で、軸部23の半径方向内方に向けて撓む弾性を有す
る。この第2クリップ35によれば、図6に示すよう
な、小径筒部18のクリップ取付穴21の段部20から
下方に形成された縦溝30及びその両側の凹部31を形
成する必要がなくなる(図15参照)。図16及び図6
に示すように、取付穴21の段部20の上方に形成され
た縦溝37を利用して、クリップ35の突起36によ
り、取付穴21にセンタリングして取付けられる。そし
て、この突起36は取付穴21に係合してクリップの回
り止めとしても機能する。勿論、この第2クリップ36
においても、図17に示すように、スタッドの位置がず
れた場合、突起36は軸部23の半径方向内方に向けて
撓んでクリップ取付穴21に結合して、クリップがスタ
ッドボルトに対して適正な姿勢で取付けられる。従っ
て、第2クリップ35は、第1クリップ2と比較する
と、クリップ取付穴の形状が単純になり、また、センタ
リングも一層確実になり、図12に示す隙間33を更に
小さくできる。
【0016】
【考案の効果】本考案の箱形部材の取付構造によれば、
クリップは、箱形部材の側面に設けられたクリップガイ
ドに、回転しないように取付けられ、該クリップガイド
の少なくとも1つのクリップ取付穴が、スタッドボルト
の間隔の誤差を吸収するように長穴に形成され、この長
穴のクリップ取付穴においてクリップをその中央に取付
け得るように、長穴及びクリップのいずれか一方または
両方にセンタリング手段が設けられているので、フット
レストの上面への複雑な成形や汚染を不要にし、また泥
等の堆積もなくして、2つのスタッドボルトの間隔に誤
差があってもその誤差を吸収でき、しかも、クリップが
スタッドボルトに対して適正な姿勢で取付けられるの
で、箱形部材はパネルに確実に且つ適正な姿勢で取付け
られる。
クリップは、箱形部材の側面に設けられたクリップガイ
ドに、回転しないように取付けられ、該クリップガイド
の少なくとも1つのクリップ取付穴が、スタッドボルト
の間隔の誤差を吸収するように長穴に形成され、この長
穴のクリップ取付穴においてクリップをその中央に取付
け得るように、長穴及びクリップのいずれか一方または
両方にセンタリング手段が設けられているので、フット
レストの上面への複雑な成形や汚染を不要にし、また泥
等の堆積もなくして、2つのスタッドボルトの間隔に誤
差があってもその誤差を吸収でき、しかも、クリップが
スタッドボルトに対して適正な姿勢で取付けられるの
で、箱形部材はパネルに確実に且つ適正な姿勢で取付け
られる。
【図1】本考案に係る箱形部材としてのフットレストの
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のフットレストの正面図である。
【図3】図1のフットレストの左側面図である。
【図4】図1のフットレストの右側面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図1のフットレストのクリップガイドを底面か
ら見た図である。
ら見た図である。
【図7】本考案に係る箱形部材の取付構造に使用するク
リップの正面図である。
リップの正面図である。
【図8】図7のクリップの平面図である。
【図9】図7のクリップの底面図である。
【図10】図7のB−B線断面図である。
【図11】クリップガイドのクリップ取付穴とクリップ
軸部との関係を示す図である。
軸部との関係を示す図である。
【図12】クリップ取付穴にクリップ軸部がずれて取付
けられた状態を示す図である。
けられた状態を示す図である。
【図13】スタッドボルトにクリップを取付ける状態を
示す図である。
示す図である。
【図14】本考案に係る箱形部材の取付構造に使用する
クリップの第2の実施例を、箱形部材の取付穴部分とと
もに示す断面図である。
クリップの第2の実施例を、箱形部材の取付穴部分とと
もに示す断面図である。
【図15】図14のクリップと箱形部材の取付穴部分と
の底面図である。
の底面図である。
【図16】図14のC−C線断面図である。
【図17】クリップ取付穴に図14のクリップの軸部が
ずれて取付けられた状態を示す図である。
ずれて取付けられた状態を示す図である。
1 フットレスト(箱形部材) 2 クリップ 3 フットレスト上面 4〜7 フットレスト側面 8、9 クリップガイド 10 パネル 11、12 スタッドボルト 14、15 入口穴 16、17 大径筒部 18、19 小径筒部 20 周方向段部 21 クリップ取付穴 22 クリップ頭部 23 軸部 24 係止爪 25 空洞 26 係止爪 30 縦溝 31 凹部 32 係止爪先端の突起 33 隙間 35 第2のクリップ 36 薄板状突起 37 取付穴21の縦溝
Claims (1)
- 【請求項1】 フットレスト等の箱形部材を、車体等の
パネルから突出する2つの所定長さ離れたスタッドボル
トと箱形部材に取付けられた2つの所定長さ離れたクリ
ップとを用いて、パネルに取付ける箱形部材の取付構造
において、 各クリップは、箱形部材の側面に設けられたクリップガ
イドに、回転しないように取付けられ、該クリップガイ
ドの少なくとも1つのクリップ取付穴が、前記スタッド
ボルトの間隔の誤差を吸収するように長穴に形成され、
この長穴のクリップ取付穴においてクリップをその中央
に取付け得るように、長穴及びクリップのいずれか一方
または両方にセンタリング手段が設けられていることを
特徴とする箱形部材の取付構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6815192U JP2553547Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 箱形部材の取付構造 |
EP93307800A EP0590993A1 (en) | 1992-09-30 | 1993-09-30 | Structure for mounting box member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6815192U JP2553547Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 箱形部材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0632177U JPH0632177U (ja) | 1994-04-26 |
JP2553547Y2 true JP2553547Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13365459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6815192U Expired - Lifetime JP2553547Y2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 箱形部材の取付構造 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0590993A1 (ja) |
JP (1) | JP2553547Y2 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000016136A (ja) * | 1998-06-30 | 2000-01-18 | Pop Rivet Fastener Kk | 自動車用フットレストの取付け構造 |
JP2000168422A (ja) * | 1998-12-08 | 2000-06-20 | Pop Rivet Fastener Kk | フットレストの取付構造 |
DE19860428B4 (de) * | 1998-12-28 | 2004-08-05 | Audi Ag | Anordnung einer Fußstütze im Fußraum eines Kraftfahrzeuges |
JP2002166774A (ja) | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | フットレスト用クリップ及びフットレスト装置 |
JP2003040019A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | フットレスト装置及びフットレスト装置用クリップ |
US6869124B2 (en) | 2001-07-31 | 2005-03-22 | Newfrey Llc | Footrest assembly and clip for footrest assembly |
JP2003074530A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-12 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | ダッシュサイレンサー取付用スペーサ |
US7059022B2 (en) | 2001-09-03 | 2006-06-13 | Newfrey Llc | Spacer for attaching a dash silencer |
JP2003095001A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | フットレストプレート |
US6910724B2 (en) | 2001-09-27 | 2005-06-28 | Newfrey Llc | Footrest plate |
JP2003104115A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | フットレストプレート及びその取付装置 |
US7062990B2 (en) | 2001-09-28 | 2006-06-20 | Newfrey Llc | Footrest plate and footrest plate mounting assembly |
JP4215496B2 (ja) | 2002-12-17 | 2009-01-28 | ポップリベット・ファスナー株式会社 | シート状部材の保持具 |
WO2006014740A1 (en) * | 2004-07-21 | 2006-02-09 | Magna International Inc. | Assembly aid for running boards |
DE102004048436A1 (de) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Bayerische Motoren Werke Ag | Steckhülse zur Befestigung eines Bauteils in einer Bohrung |
DE102009059996A1 (de) * | 2009-12-21 | 2011-06-22 | Volkswagen AG, 38440 | Fußstütze für ein Fahrzeug |
US9045059B1 (en) | 2014-02-19 | 2015-06-02 | Ford Global Technologies, Llc | Driver's plastic footrest assembly |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2582753B1 (fr) * | 1985-05-31 | 1989-07-21 | Trw Carr France Sa | Element de fixation en matiere plastique |
JPH0121206Y2 (ja) * | 1985-08-08 | 1989-06-26 | ||
WO1992007151A1 (en) * | 1990-10-18 | 1992-04-30 | Hy-Tol Australia Pty. Ltd. | Locating element |
DE9205186U1 (ja) * | 1992-04-14 | 1992-06-17 | Emhart Inc., Newark, Del., Us |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP6815192U patent/JP2553547Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-09-30 EP EP93307800A patent/EP0590993A1/en not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0632177U (ja) | 1994-04-26 |
EP0590993A1 (en) | 1994-04-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2553547Y2 (ja) | 箱形部材の取付構造 | |
JPH09219262A (ja) | コネクタ保持構造 | |
JPH11141528A (ja) | スタッド係止具 | |
JPH0329609Y2 (ja) | ||
JP3958979B2 (ja) | フットレスト等の取付部材を被取付部材に取付けるクリップ | |
JP3346325B2 (ja) | 電気接続箱 | |
JP4496597B2 (ja) | 車両の外装品取付構造 | |
JPH10309994A (ja) | ルーフキャリアの取付構造 | |
JPH0443615Y2 (ja) | ||
JPH062842Y2 (ja) | 自動車のガーニッシュの取付構造 | |
JPS6014976Y2 (ja) | 取付部品の係止構造 | |
JP2553081Y2 (ja) | 自動車用モールの取付構造 | |
JPH0529530Y2 (ja) | ||
JPH0723609Y2 (ja) | 板状体取付けクリップ | |
JPH09240444A (ja) | パーキングブレーキカバーの取付構造 | |
JP2501302Y2 (ja) | 点火プラグガ―ド取付け構造 | |
JP2002321577A (ja) | バンパフェイシャ保持構造 | |
JP2554317Y2 (ja) | 部品取付用クリップ | |
JP2003165374A (ja) | フットレストの取付構造 | |
JPH0318735Y2 (ja) | ||
JPH0338909Y2 (ja) | ||
JPS5844722Y2 (ja) | 取付枠への押え枠の固定構造 | |
KR0120184Y1 (ko) | 고정용 슬롯 클립 | |
JP2599468Y2 (ja) | ウインドモール用クリップ | |
JPH0448334Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |