JP2002321577A - バンパフェイシャ保持構造 - Google Patents

バンパフェイシャ保持構造

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JP2002321577A
JP2002321577A JP2001132153A JP2001132153A JP2002321577A JP 2002321577 A JP2002321577 A JP 2002321577A JP 2001132153 A JP2001132153 A JP 2001132153A JP 2001132153 A JP2001132153 A JP 2001132153A JP 2002321577 A JP2002321577 A JP 2002321577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンパフェイシャ上部とフロントフェンダと
の間に隙間ができないようにして、品質安定性の向上な
らびに見栄えの向上を図ること。 【解決手段】 バンパフェイシャ11に設けられた差込
片16を取付ブラケット4の上側片41と下側片43と
の間に形成されたコの字形状部45に差し込んで保持す
るようにしたバンパフェイシャ保持構造において、取付
ブラケット4の上部に、段差面22に係止可能な係止部
47を少なくとも一つ設け、係止部47の下方位置に、
上側片41と下側片43とを連結する連結部46を設
け、下側片43の下方から下側片43、連結部46、上
側片41および係止部47を貫通して貫通孔48を形成
し、取付ブラケット4を、係止部47を段差面22に係
止させ、かつ、貫通穴48の下方からビス33をねじ込
んで車体に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンパフェイシャ
保持構造に関し、特に、バンパフェイシャにおいて車体
サイドに回り込んでいる部分の保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のフロントバンパにおい
て、バンパフェイシャのサイド部分の保持は、図7に示
すような構成の樹脂製の取付ブラケット01のクリップ
部01cをフロントフェンダ02の下部の凹部の縦壁0
3に形成した穴03hに嵌合させ、取付ブラケット01
のコの字形状部01kにバンパフェイシャ04の上部に
横向きに形成されたフランジ04fを差し込み、ブラケ
ット01の爪01tとバンパフェイシャ04の係合穴0
4hとを係合させてバンパフェイシャ04のサイド部分
を保持していた。すなわち、取付ブラケット01は、ク
リップ部01cが略水平に取り付けられ、コの字形状部
01kの内側下面にバンパフェイシャ04のフランジ0
4fの係合穴04hと係合する爪01tが設けられてい
る。また、取付ブラケット01のクリップ設定面には、
クッション材05が貼り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に列挙する問題があった。 1)取付ブラケット01を車体に取り付けるクリップ部
01cが車体に対して略水平に嵌合しているとともに、
取付ブラケット01によるバンパフェイシャ04の支持
を取付ブラケット01の先端部で行っている構成である
ため、バンパフェイシャ04から取付ブラケット01に
入力される下向きの荷重により取付ブラケット01が基
端部のクリップ部01cを中心として先端部が下方に下
がるように揺動し易く、これによりバンパフェイシャ0
4とフロントフェンダ02との間に隙間0hが生じる。
そこで、その対策の1つとして、予めこのバンパフェイ
シャ04の上部とフロントフェンダ02との間に隙間0
hを設定しておき、上述のように取付ブラケット01が
回動するなどして隙間0hが広がっても目立たないよう
にしている。しかしながら、この部位に隙間0hが設定
されているため、見栄えが悪い。加えて、他の対策とし
て、取付ブラケット01と縦壁03との間にクッション
材05を設定して、取付ブラケット01が下方に回動す
るのを規制しているが、クッション材05の分だけコス
トが嵩む。 2)片輪乗り上げなどでの車体のたわみで、取付ブラケ
ット01を取り付けている縦壁03と、バンパフェイシ
ャ04とパーティングを形成しているフロントフェンダ
02の角部とが相対変位をし、バンパフェイシャ04と
フロントフェンダ02との間が口開きする。 3)取付ブラケット01のコの字形状部01kの先端
が、ブラケット成形時に広がりやすく、寸法安定性が悪
いので、バンパフェイシャ04の上部とフロントフェン
ダ02との間に隙間0hができやすいものであり、上述
したように隙間0hにより見栄えが低下し、かつ、品質
が低下する。 4)車両の軽衝突などでバンパフェイシャ04に負荷が
かかったときでも、爪01tが簡単に外れないように設
計するので、メンテナンスなどでバンパフェイシャ04
を取付ブラケット01から外そうとする作業では、爪0
1tと孔04hとの係合を外そうとバンパフェイシャ0
4を車両外横方向に引っ張ったりして、ブラケット01
の爪01tを破損し易い。
【0004】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、バンパフェイシャ上部とフロントフェ
ンダとの間に隙間ができないようにして、品質安定性の
向上ならびに見栄えの向上を図ることを主たる目的と
し、さらに、取付ブラケットの揺動防止を図るクッショ
ン材を不要として、コストダウンを図ること、および、
バンパフェイシャ上部とフロントフェンダとの間の口開
きを防止すること、加えて、軽衝突時にバンパフェイシ
ャが外れ難いがメンテナンスなどで外そうとした場合に
は、簡単に係合が外れるようにして、メンテナンス性の
向上を図ること、を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明は、車体側面に凹部(21)を設けて、車体側
面と凹部(21)の上端の段差面(22)とで角部(2
3)が形成され、前記凹部(21)にバンパフェイシャ
(11)の左右両端部に設けられたフェイシャ側部(1
2)が配置され、このフェイシャ側部(12)の上部の
上端フランジ部(13)に設けられた差込片(16)
を、凹部(21)に配置された取付ブラケット(4)の
上側片(41)と下側片(43)との間に形成されたコ
の字形状部(45)に差し込み、差込片(16)に形成
された係合穴(17)とコの字形状部(45)に上下に
移動可能に設けられた爪(49)とを係合させて抜け止
め状態として保持するようにしたバンパフェイシャ保持
構造において、前記取付ブラケット(4)の上部に、前
記段差面(22)に係止可能な係止部(47)が少なく
とも一つ設けられ、前記係止部(47)の下方位置に、
前記上側片(41)と下側片(43)とを連結する連結
部(46)が設けられ、前記下側片(43)の下方から
前記下側片(43)、連結部(46)、上側片(41)
および係止部(47)を貫通して貫通孔(48)が形成
され、前記取付ブラケット(4)は、係止部(47)を
段差面(22)に係止させ、かつ、貫通穴(48)の下
方からビス(33)をねじ込んで車体に固定されている
ことを特徴とする手段とした。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のバンパフェイシャ保持構造において、前記取付
ブラケット(4)において、係止部(47)と爪(4
9)とが前後方向で略一直線上に配置されていることを
特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のバンパフェイシャ保持構造において、
前記段差面(22)において、前記係止部(47)が取
り付けられる取付用孔(221)が角部(23)の近傍
に設けられていることを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
から3のいずれかに記載のバンパフェイシャ保持構造に
おいて、前記爪(49)において、フェイシャ側部(1
2)の先端方向側に、傾斜面(491)が形成され、前
記フェイシャ側部(12)の先端部は、ビス(31)に
より下方から段差面(22)に固定されていることを特
徴とする。
【0009】
【発明の効果】本発明では、取付ブラケットにおいて、
バンパフェイシャの差込片を保持する上側片と下側片と
を連結する連結部を設けたため、上側片と下側片との隙
間寸法精度が高くなり、また、これら上側片と下側片と
で形成されるコの字形状部が口開きをし難い。したがっ
て、取付ブラケットに支持されたバンパフェイシャの位
置が下方にずれ難く、見栄えを向上させることができる
とともに、品質を高く保つことができる。また、差込片
には、連結部と干渉するのを防止するための逃げ用切欠
部を設ける必用があるが、ビスは下側片の下方からねじ
込むため、逃げ用切欠部は、ビスの頭部ではなく、ねじ
軸部分およびその外側の連結部の樹脂厚を逃げるだけの
寸法で済み、逃げ用切欠部の寸法を小さくして、差込片
の剛性が低下しないようにすることができ、これにより
品質を確保することができる。
【0010】上記に加えて、請求項2に記載の発明にあ
っては、取付ブラケットの段差面に対する固定をバンパ
フェイシャと係合する爪と前後方向略同じ位置で行うた
め、取付ブラケットに負荷がかかったときに、取付ブラ
ケットは係合部を中心として揺動するようなモーメント
が発生することがない。したがって、フェイシャ側部と
車体の角部との間に隙間が生じることが無く、見栄えお
よび品質を確保することができる。さらに、取付ブラケ
ットが揺動することがないため、この揺動を防止するク
ッション材などを追加する必用が無く、コストダウンを
図ることができる。
【0011】上記に加えて、請求項3に記載の発明で
は、段差などに乗り上げて車体が撓んでも、取付ブラケ
ットは、段差面において剛性が高い角部に近い位置に取
り付けているため、角部と段差面における取付位置とが
相対変位することが無い。したがって、フェイシャ側部
と角部との間が口開きすることがない。
【0012】上記に加えて、請求項4に記載の発明で
は、バンパフェイシャを車体から外す場合、まず、フェ
イシャ側部の先端を固定しているビスを外してこの部位
の固定を解除し、次に、フェイシャ側部の先端を基端方
向に押して、フェイシャ側部と車体とを前後方向で相対
変位させる。これにより、差込片の係合穴の端縁部が爪
の傾斜面を押して爪を押し下げて、爪と係合穴との係合
が外れ、取付ブラケットによる保持を解除して、フェイ
シャ側部を車体から外すことができる。なお、車両の軽
衝突時には、フェイシャ側部と車体とは上記とは逆方向
に相対変位し、このときに爪において係合穴の端縁と当
接する側には斜面を形成しないことにより、爪と係合穴
との係合は外れない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は実施の形態のバンパフェ
イシャ保持構造を示す分解斜視図である。まず、車体の
構成について説明すると、本実施の形態では、車体の前
部に取り付けられるフロントバンパ1を支持するものと
するが、リヤバンパにも適用できるのはもちろんであ
る。図において2はフロントフェンダであり、このフロ
ントフェンダ2とフロントバンパ1の表面を形成する樹
脂製のバンパフェイシャ11とには、ホイールアーチ部
WAが連続して形成されている。また、フロントフェン
ダ2にあっては、ホイールアーチ部WAの前端から連続
して、車体内側に凹んだ凹部21が形成され、かつ、凹
部21の上端部には、下方を向いた段差面22と、この
段差面22とフロントフェンダ2の外表面とが成す角部
23が形成されている。さらに、段差面22には、その
前端部に2つの取付用孔221と後端部に1つの取付用
孔222とが穿設されている。
【0014】前記バンパフェイシャ11には、車両の側
面に回り込んで前後方向に延在されてフロントフェンダ
2の下方に配置されるフェイシャ側部12が設けられ、
このフェイシャ側部12の上端部には、略水平方向に伸
ばされた上端フランジ部13が形成されている。また、
この上端フランジ部13の下面には、薄い金属板により
形成されたリテーナ14が取り付けられて上端フランジ
部13の強度の確保が成されている。さらに、上端フラ
ンジ部13の前端部には、逃げ用切欠部15が前後に2
つ形成され、これら逃げ用切欠部15に挟まれている部
位の先端部に差込片16が設けられている。この差込片
16は、図3および図4に示すように、上端フランジ部
13の一般部よりも薄い板厚に形成されている。また、
差込片16の略中央には、略四角形状の係合穴17が穿
設されている。
【0015】前記上端フランジ部13は、その後端部が
ビス31によりフロントフェンダ2の段差面22に固定
され、かつ、その前端部が取付ブラケット4によりフロ
ントフェンダ2の段差面22に保持されている。すなわ
ち、フェイシャ側部12の後端部は、その上下寸法が短
くなっているために、ビス31を締結させる工具がフェ
イシャ側部12の下方から届くもので、ビス31により
段差面22に直接固定させることができる。この固定構
造は、図6の断面図に示すように、段差面22に穿設さ
れた取付用孔222に樹脂製のグロメット32を差し込
み、その下側に上端フランジ部13を当接させてビス3
1をグロメット32に締結させた構造となっている。な
お、取付用孔222の周囲は、グロメット32のフラン
ジ部32fの板厚分だけ板厚を薄く形成されている。
【0016】一方、上端フランジ部13の前端部にあっ
ては、フェイシャ側部12の上下寸法が大きくなってお
り、下方から工具を差し込むことが困難である。そこ
で、段差面22に予め取付ブラケット4を取り付けてお
き、その後、この取付ブラケット4によりフェイシャ側
部12を保持するようにしている。この取付手順は、従
来技術と同様である。
【0017】次に、本実施の形態で用いる取付ブラケッ
ト4の構成について説明する。この取付ブラケット4
は、樹脂により形成され、前記フロントフェンダ2の段
差面22に当接される略四角板形状の上側片41と、こ
の上側片41の端部から下方に垂下された略四角板形状
の垂下片42と、前記上側片41の下方に離間して上側
片41と略平行に配置されて垂下片42に連結された下
側片43と、この下側片43と垂下片42とを連結した
略三角板形状の4枚のリブ44とを備え、前記上側片4
1と下側片43と垂下片42とで囲まれて前記フェイシ
ャ側部12の差込片16の板厚に等しい幅の隙間Lを有
したコの字形状部45が形成されている。なお、この隙
間Lと上側片41の板厚とを足し合わせた寸法が、前記
フェイシャ側部12の上端フランジ部13の一般部の板
厚と等しい寸法となっている。
【0018】また、上側片41と下側片43とは、前後
の連結部46により連結されて口開きが防止されてい
る。さらに、前記連結部46の上方位置には、上側片4
1から係止部47が上方に立設されている。この係止部
47は、フロントフェンダ2の段差面22に穿設されて
いる取付用孔221に係合可能に形成され、これら2組
の連結部46および係止部47の少なくとも一方には、
下側片43の下面から上方に貫通した貫通孔48が形成
されている。また、下側片43には、フェイシャ側部1
2の差込片16に形成されている係合穴17と係合する
爪49が前記連結部46および係止部47と前後方向で
重なる位置に設けられている。この爪49は、下側片4
3の中央部に形成された切欠部431において片持ち状
態で支持されていることで、上下に弾性移動可能に支持
され、かつ、取付時に車両後方を向く面と車両左右方向
外側を向く面との2側面にそれぞれ後側斜面491と外
側斜面492とが形成されている。
【0019】上述した取付ブラケット4は、フロントフ
ェンダ2の段差面22に形成された取付用孔221に係
止部47を差し込み、さらに、貫通孔48の下方から図
3に示すようにビス33を締結させて係止部47の先端
を開かせて係止を確実なものとして取り付けられてい
る。このビス33の締結は、両方の係止部47について
行ってもよいし、また、一方についてのみ行ってもよ
い。さらに、ビス33を一方のみに設けるようにした場
合、他方の係止部47の下側に設けられている連結部4
6を廃止してもよい。なお、本実施の形態にあっては、
取付用孔221は、段差面22において、極力角部23
に近づけて配置されている。
【0020】また、バンパフェイシャ11は、上端フラ
ンジ部13に設けられた差込片16を、取付ブラケット
4のコの字形状部45に差し込んで保持される。すなわ
ち、差込片16を取付ブラケット4のコの字形状部45
に差し込むと、その先端部が爪49の外側斜面492を
押し、これにより爪49が下方に押し下げられて差込片
16の先端部が爪49を乗り越えた時点で、図4に示す
ように爪49と係合穴17とが係合し、フェイシャ側部
12が取付ブラケット4によりフロントフェンダ2に保
持される。また、差込片16の前後には逃げ用切欠部1
5が設けられており、コの字形状部45に設けられてい
る連結部46との干渉が避けられる。
【0021】この保持状態において、フェイシャ側部1
2の上端フランジ部13は、図3,4および図6に示す
ように一般部の上面がフロントフェンダ2の段差面22
に当接されて、角部23とフェイシャ側部12との間に
隙間が生じないため、見栄えがよい。また、取付ブラケ
ット4では、コの字形状部45を形成する上側片41と
下側片43とが連結部46で連結されているため、高い
寸法精度が得られるとともにコの字形状部45が口開き
をすることが無く、よって、上述のように、角部23と
フェイシャ側部12との間に隙間が生じない状態を保つ
ことができ、外観品質に優れている。さらに、取付ブラ
ケット4の連結部46を逃げるための逃げ用切欠部15
の大きさは、図3に示すように、ビス33のねじ部分と
連結部46の樹脂厚を逃げるだけでよいため、小さい寸
法で済む。したがって、上端フランジ部13を大きく切
り欠かなくてよく、切り欠きによる剛性低下を抑えて、
品質低下を防止することができる。ちなみに、本実施の
形態のようにビス33を下側片43の下方から締結する
のではなく上側片41の下側から締結するようにした場
合には、ビス33の頭部やワッシャが上端フランジ部1
3と水平方向で重なることになり、逃げ用切欠部15の
寸法を大きくする必要がある。
【0022】また、本実施の形態では、取付ブラケット
4を従来のように凹部21の部分ではなく段差面22に
取り付け、しかも、この取付点である係止部47と爪4
9との位置を前後方向で重なる位置としたため、バンパ
フェイシャ11から取付ブラケット4に負荷が入力され
たときに取付ブラケット4が下方に揺動することが無
く、したがって、上述のように、角部23とフェイシャ
側部12との間に隙間が生じない状態を保つことがで
き、外観品質を保持することができる。加えて、揺動を
防止するクッション材も不要となり、コスト低減も図る
ことができる。
【0023】さらに、段差を乗り越えるなどして車体が
撓んでも、取付ブラケット4の取付位置は、フロントフ
ェンダ2の強度を有した角部23に極めて近い位置であ
り、取付位置と角部23との間で相対変位が生じ難く、
よって、角部23とフェイシャ側部12との間が口開き
することが無く、外観品質を保つことができる。特に本
実施の形態にあっては、取付用孔221を極力角部23
に近づけて配置しているため、車体としてのフロントフ
ェンダ2において角部23と取付ブラケット4が取り付
けられている位置との相対変位がいっそう生じがたいも
のであり、よって口開きをいっそう防止することができ
る。
【0024】次に、修理などのためにバンパフェイシャ
11を取り外す際には、フェイシャ側部12にあって
は、まず、フェイシャ側部12の後端部において下方か
ら工具を差し込んで、ビス31を取り外す。次に、フェ
イシャ側部12を後方から前方に向けて押して、フロン
トフェンダ2とフェイシャ側部12とで前後方向に相対
変位させると、フェイシャ側部12の差込片16に形成
された係合穴17の後縁部が、爪49の後側斜面491
を押して爪49を下方に押し下げ、これにより爪49と
係合穴17との係合が外れて、差込片16を取付ブラケ
ット4のコの字形状部45から引き出すことができる。
このように、取付ブラケット4に対して工具などを用い
ることなく、簡単に取り外すことができるため、高い整
備性を得ることができる。なお、車両の前面軽衝突時に
は、フェイシャ側部12が取付ブラケット4に対して後
方に相対変位し、係合穴17の前縁部が爪49の前面に
あたるが、爪49の前面は図5に示すように立ってお
り、係合穴17と爪49との係合が外れることはない。
【0025】以上、図面により実施の形態について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、本発明は、フロントバンパだけでなく、リヤバンパ
にも適用することができる。また、連結部46,爪4
9,係止部47の数は、それぞれ実施の形態で示した数
に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態のバンパフェイシャ保持構造
を適用した車両の前部を示す分解斜視図である。
【図2】実施の形態における取付ブラケットを示す斜視
図である。
【図3】図2のS3−S3断面図である。
【図4】図2のS4−S4断面図である。
【図5】図2のS5−S5断面図である。
【図6】実施の形態のフェイシャ後端部固定構造を示す
断面図である。
【図7】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フロントバンパ 2 フロントフェンダ 4 取付ブラケット 11 バンパフェイシャ 12 フェイシャ側部 13 上端フランジ部 14 リテーナ 15 逃げ用切欠部 16 差込片 17 係合穴 21 凹部 22 段差面 221 取付用孔 222 取付用孔 23 角部 31 ビス 32 グロメット 32f フランジ部 33 ビス 41 上側片 42 垂下片 43 下側片 431 切欠部 44 リブ 45 コの字形状部 46 連結部 47 係止部 48 貫通孔 49 爪 491 後側斜面 492 外側斜面 L 隙間 WA ホイールアーチ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側面に凹部(21)を設けて、車体
    側面と凹部(21)の上端の段差面(22)とで角部
    (23)が形成され、 前記凹部(21)にバンパフェイシャ(11)の左右両
    端部に設けられたフェイシャ側部(12)が配置され、 このフェイシャ側部(12)の上部の上端フランジ部
    (13)に設けられた差込片(16)を、凹部(21)
    に配置された取付ブラケット(4)の上側片(41)と
    下側片(43)との間に形成されたコの字形状部(4
    5)に差し込み、差込片(16)に形成された係合穴
    (17)とコの字形状部(45)に上下に移動可能に設
    けられた爪(49)とを係合させて抜け止め状態として
    保持するようにしたバンパフェイシャ保持構造におい
    て、 前記取付ブラケット(4)の上部に、前記段差面(2
    2)に係止可能な係止部(47)が少なくとも一つ設け
    られ、 前記係止部(47)の下方位置に、前記上側片(41)
    と下側片(43)とを連結する連結部(46)が設けら
    れ、 前記下側片(43)の下方から前記下側片(43)、連
    結部(46)、上側片(41)および係止部(47)を
    貫通して貫通孔(48)が形成され、 前記取付ブラケット(4)は、係止部(47)を段差面
    (22)に係止させ、かつ、貫通穴(48)の下方から
    ビス(33)をねじ込んで車体に固定されていることを
    特徴とするバンパフェイシャ保持構造。
  2. 【請求項2】 前記取付ブラケット(4)において、係
    止部(47)と爪(49)とが前後方向で略一直線上に
    配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバン
    パフェイシャ保持構造。
  3. 【請求項3】 前記段差面(22)において、前記係止
    部(47)が取り付けられる取付用孔(221)が角部
    (23)の近傍に設けられていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のバンパフェイシャ保持構造。
  4. 【請求項4】 前記爪(49)において、フェイシャ側
    部(12)の先端方向側に、傾斜面(491)が形成さ
    れ、 前記フェイシャ側部(12)の先端部は、ビス(31)
    により下方から段差面(22)に固定されていることを
    特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のバンパフ
    ェイシャ保持構造。
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