JP3284533B2 - 自動車用グラブボックス - Google Patents

自動車用グラブボックス

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JP3284533B2
JP3284533B2 JP31848296A JP31848296A JP3284533B2 JP 3284533 B2 JP3284533 B2 JP 3284533B2 JP 31848296 A JP31848296 A JP 31848296A JP 31848296 A JP31848296 A JP 31848296A JP 3284533 B2 JP3284533 B2 JP 3284533B2
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grab box
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光照 前田
雄二 武藤
政明 清家
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用グラブボ
ックスに関する。
【従来技術】自動車用グラブボックスには、グラブボッ
クス本体内部を上下方向で区画する仕切り板を備え、か
つこの仕切り板が上下方向で位置を変えられるようにな
っているものがある。このような自動車用グラブボック
スは、例えば図11および12に示すようにインストル
メントパネル1に設けられたグラブボックス本体20の
両側壁の内面に、仕切り板30の左右両端を支持する支
持部20Aが上下方向に多段に形成されている。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の自動
車用グラブボックスでは、仕切り板の位置を変えるため
にいちいち仕切り板をグラブボックス本体から引き抜い
てまた差し込むというように操作が煩わしいという問題
があった。本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、使い勝手のよい自動車用グラブボックスを提供す
ることを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本第1発明の自動車用グ
ラブボックスは、開口部より奥が深く形成されている自
動車用グラブボックスにおいて、グラブボックス本体2
奥壁22の上記開口部2Aより低い位置に係合孔22B
を設け、該係合孔22Bに仕切り板3の一端に形成した
係止爪31を抜差自在に係合せしめるとともに、上記係
合孔22Bを支点として仕切り板3を上下回動可能に構
成したことを特徴とする。本第1発明の自動車用グラブ
ボックスによれば、係合孔22Bを支点として仕切り板
3を上方に回動させてグラブボックス本体2の底壁21
と仕切り板3との間に物品をいれると、仕切り板3は物
品によって所定の高さに保持されるので簡単に仕切り板
3の上下の位置を変えることができ、さらに仕切り板3
の上に別の物品を載置することができる。またグラブボ
ックス本体2の係合孔22Bから仕切り板3の係止爪3
1を抜くことによって簡単に仕切り板3を取外すことが
できる。また仕切り板3の他端がグラブボックス本体2
の底壁21に当接する位置では、底壁21と仕切り板3
との間に閉鎖された空間ができ、この空間に車検証など
を保管しておくことができる。
【0004】本第2発明の自動車用グラブボックスは、
上記グラブボックス本体2の両側壁23に、上記仕切り
板3の他端がグラブボックス本体2の底壁21に当接す
る位置で仕切り板3の左右両端を受ける受け部23Bを
形成したことを特徴とする。本第2発明の自動車用グラ
ブボックスによれば、仕切り板3の他端がグラブボック
ス本体2の底壁21に当接する位置で仕切り板3の左右
両端が受け部23Bによって受けられるため、仕切り板
3の上に物品を載置しても仕切り板3が撓むことはな
く、仕切り板3上に安定して物を載置することができ
る。
【0005】本第3発明の自動車用グラブボックスは、
上記仕切り板3の他端に、グラブボックス本体2の底壁
21に形成したロック孔21Fに係合して仕切り板3を
その他端が底壁21に当接する位置に保持するロック爪
32を設けたことを特徴とする。本第3発明の自動車用
グラブボックスによれば、簡易なロック機構により仕切
り板3をその他端がグラブボックス2の底壁21に当接
する位置に保持することができる。
【0006】本第4発明の自動車用グラブボックスは、
上記仕切り板3の他端に指を挿入可能な貫通孔33を設
けたことを特徴とする。本第4発明の自動車用グラブボ
ックスによれば、貫通孔33に指を挿入して仕切り板3
を引き上げることにより、簡単にロック解除ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すようにインストルメン
トパネル1の内部にはその前面に開口するグラブボック
ス本体2が設けられ、グラブボックス本体2にはその内
部を上下方向で区画する仕切り板3が設けられている。
図2に示すようにグラブボックス本体2は一体に形成さ
れた底壁21、奥壁22、および両側壁23と、周縁が
奥壁22および両側壁23の上端に形成したフランジ部
22A,23Aに、熱かしめ24Aにより固定された上
壁24とより構成されている。底壁21は開口部2A側
の半分が開口部2Aの下縁よりしだいに奥が深くなる傾
斜部21Aとされ奥側の半分が水平部21Bとなってい
る。傾斜部21Aの下面および上壁24の上面には幅方
向および前後方向の複数箇所に締め付け部21D,24
Bが形成されており、複数のビス4によりインストルメ
ントパネル1に固定されている。21E,24Cは各締
め付け部21D,24Bの左右両側位置において前後方
向に形成された補強用のリブである。
【0008】図3ないし図5に示すようにグラブボック
ス本体2奥壁22の、開口部2Aより低い位置には左右
2箇所に係合孔22Bが形成され、仕切り板3の一端に
はこの係合孔22Bに抜差可能に係合する係合爪31が
形成されており、仕切り板3はその他端がグラブボック
ス本体2底壁21に当接して開口部2Aに向かって上り
傾斜する状態から係合孔22Bを支点として上方へ回動
可能となっている。係止爪31は係合孔22B内に位置
する軸部31Aと、軸部31Aの先端に軸部31Aより
若干幅が広く形成された係止部31Bとからなる。図4
に示すように係合孔22B上縁の中央には凸部22Cが
形成されており軸部31Aがガタつかないようになって
いる。また図5に示すように、係合孔22Bは下縁が傾
斜して前方が拡開する形状となっており、軸部31Aの
揺動が可能となっている。
【0009】図6に示すようにグラブボックス本体2の
底壁21には開口部2A付近にロック孔21Fが形成さ
れ、仕切り板3の他端にはこのロック孔21Fに係合し
て仕切り板3をその他端が底壁21に当接する位置に保
持するロック爪32が形成されている。ロック爪32は
仕切り板3の裏面に突出する基部32Aと基部32Aの
中央に突設された爪部32Bとよりなり、爪部32Bの
周囲には爪部32Bが撓み易いようにコ字状の切欠き3
2Cが形成されている。また仕切り板3の他端には指を
挿入可能な貫通孔33が形成されている。
【0010】図1および図7に示すようにグロブボック
ス本体2の両側壁23は開口部2Aの横幅とほぼ同じ間
隔に配設されているとともに底壁21から所定高さまで
は若干幅が狭くなっており、この狭くなっている部分の
上端が、仕切り板3の他端がグラブボックス本体2の底
壁21に当接する位置で仕切り板3の左右両端を受ける
受け部23Bとなっている。
【0011】本実施の形態の作用を説明する。図8に示
すように仕切り板3の他端がグラブボックス本体2の底
壁21に当接する位置では、仕切り板3のロック爪32
がグラブボックス本体2のロック孔21Fに係合してグ
ラブボックス本体2の底壁21と仕切り板3との間に閉
鎖された空間ができ、この空間に車検証51などを保管
しておくことができる。この位置では図7に示すように
仕切り板3の左右両端が受け部23Bによって受けられ
るため、仕切り板の上に物品を載置しても仕切り板3が
撓むことはなく、仕切り板3の上に安定して物52を載
置することができる。
【0012】また、貫通孔33に指を挿入して仕切り板
3を引き上げることにより簡単にロック解除でき、図5
に示すように係合孔22Bを支点として仕切り板3を上
方に回動させ、グラブボックス本体2の底壁21と仕切
り板3との間に物品53を入れると仕切り板3は該物品
53によって所定の高さに保持されるので、さらに仕切
り板3の上に別の物品54を区画していれることができ
る。
【0013】また仕切り板3を引っ張り、グラブボック
ス本体2の係合孔22Bから仕切り板3の係止爪31を
抜くことによって簡単に仕切り板3を取外すことがで
き、図10に示すように仕切り板3のないグラブボック
ス本体2に、より大きな物品55を収納することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用グラブボックスが設けられ
たインストルメントパネルの斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 図1のB−B線に沿う断面図である
【図4】 係合孔の拡大図である。
【図5】 図3の要部拡大図である。
【図6】 ロック部の拡大斜視図である。
【図7】 図1のC−C線に沿う断面図である。
【図8】 本発明の自動車用グラブボックスの第1使用
形態を示す図である。
【図9】 本発明の自動車用グラブボックスの第2使用
形態を示す図である。
【図10】 本発明の自動車用グラブボックスの第3使
用形態を示す図である。
【図11】 従来の自動車用グラブボックスが設けられ
たインストルメントパネルの斜視図である。
【図12】 図12のD−D線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 グラブボックス本体 2A 開口部 21 底壁 21F ロック孔 22 奥壁 22B 係合孔 23 側壁 23B 受け部 3 仕切り板 31 係止爪 32 ロック爪 33 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−258627(JP,A) 実開 平5−82680(JP,U) 実開 平6−59154(JP,U) 実開 昭50−68441(JP,U) 実開 平6−41644(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部より奥が深く形成されている自動
    車用グラブボックスにおいて、 グラブボックス本体奥壁の上記開口部より低い位置に係
    合孔を設け、該係合孔に仕切り板の一端に形成した係止
    爪を抜差自在に係合せしめるとともに、上記係合孔を支
    点として仕切り板を上下回動可能に構成したことを特徴
    とする自動車用グラブボックス。
  2. 【請求項2】 上記グラブボックス本体の両側壁に、上
    記仕切り板の他端がグラブボックス本体底壁に当接する
    位置で仕切り板の左右両端を受ける受け部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車用グラブボック
    ス。
  3. 【請求項3】 上記仕切り板の他端に、グラブボックス
    本体の底壁に形成したロック孔に係合して仕切り板をそ
    の他端が底壁に当接する位置に保持するロック爪を設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の自動車用グ
    ラブボックス。
  4. 【請求項4】 上記仕切り板の他端に指を挿入可能な貫
    通孔を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の自動車用グラブボックス。
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