JPH0738005Y2 - 自動車のグローブボックスリッドの構造 - Google Patents

自動車のグローブボックスリッドの構造

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JPH0738005Y2
JPH0738005Y2 JP1990005208U JP520890U JPH0738005Y2 JP H0738005 Y2 JPH0738005 Y2 JP H0738005Y2 JP 1990005208 U JP1990005208 U JP 1990005208U JP 520890 U JP520890 U JP 520890U JP H0738005 Y2 JPH0738005 Y2 JP H0738005Y2
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lid
glove box
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lid outer
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JP1990005208U
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勇次 新宅
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西川化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のグローブボックスリッドの構造に係
り、特に、部品点数及び組付け工数の減少を図る対策に
関する。
(従来の技術) 従来より、自動車のインストルメントパネルには、車室
内における収納部としてグローブボックスが配設されて
いる。このグローブボックスのグローブボックスリッド
の構成の一例として、例えば、実開平1−111048号公報
に示されるように、車室内に露出するグローブボックス
リッドアウタ(以下リッドアウタと呼ぶ)と、グローブ
ボックスのボックス部を一体形成せしめたグローブボッ
クスリッドインナ(以下リッドインナと呼ぶ)とに分け
て、両者をネジ止めにより一体的に組付けたものが知ら
れている。しかしながら、このような構成では、ネジな
どを必要とするために部品点数が多く、それに伴って組
付け工数も多くならざるをえない。
この部品点数及び組付け工数を低減させるものとして、
実開昭57−179543号公報に示されるような嵌込み式のグ
ローブボックスリッドが提案されている。このグローブ
ボックスリッドは、リッドアウタ及びリッドインナの互
いに対向する面の略中央部分に、夫々相互に係合可能な
係止片を突設しておき、各リッドを相対的にスライドさ
せて、この両係止片を係合させることにより、リッドア
ウタとリッドインナとを一体的に組付けるようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の嵌込み式のグローブボックスリッ
ドでは、車室内側に位置するリッドアウタにおけるリッ
ドインナに対向する面の略中央部分に係止片を突設して
いるために、リッドアウタの成形時に、この係止片に対
応した表面の中央部分で引けが発生することがあり、グ
ローブボックスリッドの見映えが劣化するという問題が
あった。
また、前記両係止片を相対的にスライドさせて係合する
ために、リッドインナ及びリッドアウタの形状に制約を
受ける。更に、グローブボックスリッドの係合状態にお
いて両係止片間に製造誤差等により間隙が生じていると
両リッド間にがたつきが発生するおそれがある。
本考案は、これらの点に鑑みてなされたものであって、
嵌込み式グローブボックスリッドの構造を改良すること
で、リッドアウタ側の見映えを劣化させる要因を除去す
ると共に、リッドアウタ及びリッドインナ間のがたつき
を防止する構成を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案では、リッドアウ
タの車室内から見え難い箇所に係合手段を形成し、ま
た、リッドインナとリッドアウタとが組付けられた状態
において両者が所定の弾性力をもって係合するようにし
た。
そして、その具体的な手段としては、外表面が車室内に
面するグローブボックスリッドアウタと該リッドアウタ
の内側に位置するグローブボックスリッドインナとを一
体的に組付けて構成される自動車のグローブボックスリ
ッドを前提としている。そして、前記リッドアウタ及び
リッドインナの少なくとも上辺部及び左右側辺部に、夫
々互いに嵌合い可能なフランジを設け、前記リッドアウ
タ及びリッドインナの上辺部のフランジと下辺部に、夫
々互いに係合する係合手段を設ける。また、前記リッド
インナにおけるリッドアウタに対向する面に、先端がリ
ッドアウタに弾接し該リッドアウタをリッドインナから
離れる方向に常時押圧するリブを突設させた構成として
いる。
(作用) 上記の構成により本考案では、リッドアウタとリッドイ
ンナの組付け時には、リッドアウタ及びリッドインナの
係合手段を互いに係合して各フランジを嵌合わせること
で、リッドアウタとリッドインナとを一体的に組付け
る。従って、ネジ止め等の手段を採用することなくグロ
ーブボックスリッドを形成でき、部品点数の低減とそれ
に伴う組付け作業工程の低減がなされる。また、リッド
アウタとインナとは周縁部で係合するのでリッドアウタ
の中央部には両者を係合させるための突設部を成形する
必要がなく、このため、その成形時に引けなどが発生し
て車室内からの見映えが劣化することはない。更に、リ
ッドインナとリッドアウタとを組付けた状態では、リッ
ドインナに設けられたリブによって両者は離隔方向に付
勢力が作用し、この両者間におけるがたつきの発生が防
止される。また、このリブは、引けが発生しても車室内
からは見え難いリッドインナに形成されているので、リ
ッドの見映えを良好にしながら上記のがたつきが防止さ
れる。
(実施例) 次に、本考案の実施例について図面に沿って説明する。
第2図は、本考案の一実施例に係るグローブボックスリ
ッド1を示し、このグローブボックスリッド1は、図示
しない車室内のインストルメントパネルに取付けられて
車室内における収納部を形成するものであって、グロー
ブボックス本体2と、リッドアウタ3とが一体的に組付
けられて構成されている。
グローブボックス本体2は、第3図に示すように、ボッ
クス部4とリッドインナ5とが一体形成されて成ってい
る。ボックス部4は上部が開放された箱体であって、車
体前方側に位置する前壁4aと左右両側壁4b,4bとは鉛直
方向に延び、左右両側壁4b,4b外面の前端近傍の下部に
は水平方向に延びる支軸4c,4cが突設されており、この
支軸4c,4cがインストルメントパネルに支持されること
によって、グローブボックス本体2はインストルメント
パネルに対して支軸4c,4cを中心に回動自在となり、開
時に上部の開口を車室内側へ臨ませることが可能となっ
ている。また、左右両側壁4b,4bの後端縁は下方へ向か
って車体前方側へ傾斜しており、この後端縁に連続して
前記リッドインナ5が一体形成されている。即ち、この
リッドインナ5は前記ボックス部4の後壁を形成してお
り、このボックス部4の側壁4bの後端縁と接続している
部分は、この後端縁に沿って下方へ向かって車体前方側
へ傾斜している。また、その左右両側部はボックス部4
から左右に延長され、更に、上部はボックス部4から鉛
直方向に延びており、このリッドインナ5及びリッドア
ウタ3によりインストルメントパネルにおけるグローブ
ボックス収納開口部の蓋体を構成している。そして、こ
のリッドインナ5の上辺部及び左右両側辺部には、小寸
法をもって後方に折曲られたフランジ5a,5bが形成され
ている。このフランジ5a,5bのうち上辺部のフランジ5a
には矩形状の複数の係合孔5c,5c,…が左右方向に所定間
隔を存して開口されている。また、このリッドインナ5
の下辺部の左右両側近傍でボックス部4の外側に位置す
る部分には、下辺部を切り欠いてなる係止溝5d,5dが形
成されている。更に、このリッドインナ5の左右方向中
央部には車体前方側へ膨出されたフック収納部5eが形成
されている。
一方、リッドアウタ3は、基本的に前記リッドインナ5
と略一致した形状で成る。そして、その上辺部及び左右
両側辺部には、前記リッドインナ5のフランジ5a,5bよ
りも僅かに外側に位置するように設定されたフランジ3
a,3bが形成されており、リッドアウタ3とリッドインナ
5との組付時にフランジ3a,3b内にフランジ5a,5bが嵌合
されるようになっている。このフランジ3a,3bのうち上
辺部のフランジ3aの下面には前記リッドインナ5に設け
られている係合孔5c,5c,…に上方から係合可能な複数の
係合突起3c,3c,…が設けられている。また、このリッド
アウタ3の前面の下端近傍には、前記リッドインナ5に
形成された係止溝5dに係止可能な係止爪3dが突設されて
いる。更に、このリッドアウタ3において前記リッドイ
ンナ5のフック収納部5eに対応した位置にはグローブボ
ックスリッド1の開放時の把持部となる図示しないハン
ドルを挿入するための開口3eが形成されている。
そして、前記リッドインナ5の後面にはリブ5fが設けら
れている。このリブ5fは、第4図に示すように、リッド
インナ5の後面においてボックス部4との接続位置より
もややリッドインナ中央寄りで、リッドインナ5の上辺
部近傍から下辺部近傍に亘って突設された薄肉リップ状
の突起である。そして、このリブ5fの突出寸法tは前記
フランジ5a,5bより僅かに長く設定されている。
次に、上述の如く成形されたグローブボックス本体2と
リッドアウタ3との組付け作業を説明する。
先ず、リッドアウタ3上辺部に突設されている係合突起
3c,3c,…を、夫々対応するリッドインナ5の係合孔5c,5
c,…に挿入して係合する。そして、この係合部分を中心
としてリッドアウタ3をリッドインナ5側へ回動させ、
各係止爪3dを夫々リッドインナ5の係止溝5dに係止する
ことにより、リッドアウタ3とリッドインナ5とは一体
的に組付けられる。そして、この組付けの際、リッドア
ウタ3は、その前面でリブ5fの先端を押圧しながらリッ
ドインナ5側へ近付くために、組付け状態においては、
第1図及び第5図に示すように、リブ5fは、その先端が
リッドアウタ3の前面に圧接しながら弾性変形してい
る。これによって、リブ5fはリッドアウタ3を車室内方
向へ押圧付勢するように働くことになり、このリブ5fの
付勢力によりリッドアウタ3とリッドインナ5との組付
け状態の相対位置が決定され、両者間でのがたつきが防
止される。
従って、このように、本例の構成によれば、ネジなどの
手段を用いることなく、リッドインナ5とリッドアウタ
3とを嵌込んで組付けるようにしたため、部品点数が減
少し、それに伴って組付け工数の低減がなされる。ま
た、リッドアウタ3はリブ5fによって車室内側への付勢
力が作用されており、リッドインナ5とのがたつきが防
止されて、不快な振動や騒音の発生を抑制できる。更
に、リッドアウタ3の前面で乗員から見える箇所には突
出部材がないために、リッドアウタ3の成形時に、その
車室内側面での引けの発生がなく、グローブボックスリ
ッド1の見映えが向上される。また、本例の構成では、
リッドアウタ3をリッドインナ5に対して回動させるの
みで係合できるようにしたため、各リッドの形状の自由
度が高くなっている。
第6図及び第7図は本考案の他の実施例を示し、この実
施例においては、リッドインナ5の上辺部のフランジ5a
中間部がリッドインナ5の前面よりも僅かに後方へ折曲
されている。一方、リッドアウタ3の上辺部のフランジ
3a下面には、前記リッドインナ5のフランジ5aを収容可
能な凹部3fが形成されている。その他の構成は前述した
実施例と同様である。
従って、この例ではリッドアウタ3とリッドインナ5と
の組付け時には、リッドインナ5のフランジ5aをリッド
アウタ3の凹部3fに挿入した後、前述した実施例と同様
に係止爪3dを係止溝5dに係止すればよく、前記実施例と
同様の作用効果を得ることができる。
尚、上述した各実施例はリッドインナ5がボックス部4
と一体形成されたものについて述べたが、本考案はこれ
に限らず、この両者が別体で形成されたものに適用する
ことも可能である。また、各係合手段の配設位置は上述
したものに限らず、各リッド3,5の下端に係合突起3c及
び係合孔5cを設けると共に上端に係止爪3d及び係止溝5d
を設けるようにしてもよい。
(考案の効果) 上述したように、本考案によれば、グローブボックスリ
ッドアウタとリッドインナの組付け時に、ネジ止め等の
手段を採用することなくグローブボックスリッドを形成
できるため、部品点数の低減とそれに伴う組付け作業工
程の低減がなされる。また、リッドインナに突設された
リブによって、リッドインナとリッドアウタとを組付け
た際には、両者間に離隔する方向の弾性力が作用してい
るので、この両者間におけるがたつきの発生が防止され
る。そして、リッドアウタの中央部には突設部材を設け
る必要がないので、その成形時に引けなどが発生して見
映えが劣化することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は第
2図のI−I線に沿った断面図、第2図はグローブボッ
クスの斜視図、第3図はその分解斜視図、第4図はリブ
周辺の斜視図、第5図は第2図のV−V線に沿った断面
図である。第6図は他の実施例における第2図相当図、
第7図は第6図のVII−VII線に沿った断面図である。 1……グローブボックスリッド 3……グローブボックスリッドアウタ 3a,3b……フランジ 3c……係合突起 3d……係止爪 5……グローブボックスリッドインナ 5a,5b……フランジ 5c……係合孔 5d……係止溝 5f……リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外表面が車室内に面するグローブボックス
    リッドアウタと該リッドアウタの内側に位置するグロー
    ブボックスリッドインナとを一体的に組付けて構成され
    る自動車のグローブボックスリッドにおいて、 前記リッドアウタ及びリッドインナの少なくとも上辺部
    及び左右側辺部には、夫々互いに嵌合い可能なフランジ
    が設けられ、 前記リッドアウタ及びリッドインナの上辺部のフランジ
    と下辺部に、夫々互いに係合する係合手段が設けられ、 前記リッドインナにおけるリッドアウタに対向する面に
    は、先端がリッドアウタに弾接し該リッドアウタをリッ
    ドインナから離れる方向に常時押圧するリブが突設され
    ていることを特徴とする自動車のグローブボックスリッ
    ドの構造。
JP1990005208U 1990-01-23 1990-01-23 自動車のグローブボックスリッドの構造 Expired - Lifetime JPH0738005Y2 (ja)

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