JP2847806B2 - ハンドルエスカッションの取付構造 - Google Patents

ハンドルエスカッションの取付構造

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JP2847806B2
JP2847806B2 JP26616489A JP26616489A JP2847806B2 JP 2847806 B2 JP2847806 B2 JP 2847806B2 JP 26616489 A JP26616489 A JP 26616489A JP 26616489 A JP26616489 A JP 26616489A JP 2847806 B2 JP2847806 B2 JP 2847806B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、主としてドアインサイドハンドルに用い
るハンドルエスカッションの取付構造に関する。
(従来の技術) 従来のドアインサイドハンドルのエスカッション101
の取付構造を第3図に横断面図で、又、前記エスカッシ
ョン101の斜視図を第4図に、それぞれ示した。第3図
の横断面図は第5図で示すドア102のIII−III線矢視断
面であり、第6図にドアインナパネル側から見た取付構
造の分解斜視図を示す。類似構造として実公昭64−1887
号参照。
ドアインサイドハンドル103を回動可能に設けている
ハンドルベース105は、ドア本体のドアインナパネル106
に固定され、ドアトリム109に設けてあるドアインサイ
ドハンドル突出用の孔111からドアインサイドハンドル1
03が車室内へ覗んでいる。前記ハンドルベース105の前
端部115の周囲と前記孔111との隙間は、前記エスカッシ
ョン101により覆われる構造である。
そして、このエスカッション101は、合成樹脂で作ら
れ、複数個の弾力性のある爪117が裏面から後方へ突設
されている。
前記ドアトリム109の孔111の周囲複数箇所には、前記
爪117を挿入できる爪挿入孔119が設けられている。
そして、エスカッション101を取付けるには、まずハ
ンドルベース105をドアインナパネルに取付けておき、
次に、エスカッション101のそれぞれの爪117を、これら
の爪117に対応する爪挿入孔119へ押し込むと爪117の傾
斜部が爪挿入孔119の内周縁に接してこの爪117を押し開
かれ、爪117のフック部が爪挿入孔119を通り抜けるとフ
ック部は爪挿入孔119の内周部のドアトリム109の裏面12
1に弾性的に係止される。このとき、エスカッション101
の外周側端部125と後端部127は、ドアトリム109の表面
とハンドルベース105の前端部115に、それぞれ当接して
エスカッション101はドアトリム109に取付けられること
になる。この取付状態では、前記孔111、爪117および爪
挿入孔119は、エスカッション101によって目隠しされ
る。
前記取付状態でドアインサイドハンドル103は、ドア
本体107に取付けられている図示省略したドアロック機
構に連動構成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記従来のエスカッション101の取付機構で
は、次の問題点がある。
(a)造型の際、爪117の付け根の表面のA部付近にヒ
ケが発生し易く、爪117の係合剛性が弱くなってしか
も、外観が悪くなる。
即ち、爪117は、エスカッション101の裏面から延設さ
れているので、造型の際、溶融した樹脂はこの爪117を
形成するために流れる結果、爪117の付け根の表面のA
部付近で樹脂が不足勝ちとなり、しかも、エスカッショ
ン101は、後端部127、爪117、外周側端部125とによって
断面はE形となっていて、融けた樹脂が隅まで流動し難
く、前記A部付近が痩せ勝ちとなる。
(b)ドアトリム109からの取外しがむつかしい。
即ち、爪117のフック部は、ドアトリム109の裏面121
に係止されているので、爪117のフック部をドアトリム1
09の裏面121から取り外すための道具はエスカッション1
01外周のドアトリム109の表面側からは入り難く、爪117
を外周側へ開かせる操作が極めてむつかしくなってい
る。
互いに当接している後端部127と前端部115との間に例
えばマイナスドライバを挿し入れてこじると、ハンドル
ベース105が硬質であるため、ドライバが入り難くエス
カッション101の前記A部付近に割れが発生するなどの
恐れもある。
この発明は、従来の取付構造のこのような問題点を解
消して、造型時のヒケが発生せず、ドアトリムからの取
外し操作は容易であるように工夫されたハンドルエスカ
ッションの取付構造を提案することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) ドアインサイドハンドルのハンドルベースをドアイン
ナパネルに固定し、ドアトリムに形成したドアインサイ
ドハンドル突出用の孔からドアインサイドハンドルを車
室内へ覗かせ、前記ドアトリムの孔とハンドルベース周
囲との間をエスカッションで覆って、エスカッションの
内縁に形成した後端部をハンドルベースの側壁部の前端
部に当接してこれら後端部と側壁部の内周面を面一に整
合し、前記ハンドルベースの前端部周囲にドアトリムの
裏面に接する突起及び前記孔からドアトリムの表面側へ
突出する爪を設け、前記エスカッションの外周縁に前記
ドアトリム表面側へ突出して該ドアトリムの表面に当接
しつつ爪を係止する係止部を、エスカッションに設けた
ものである。
(作用) エスカッションをドアトリムに係止するのに必要な爪
および突起は、ハンドルベースに形成されていてエスカ
ッションには不要となったので、造型の際、これらの爪
や突起のためにエスカッションの肉が痩せてその外観が
悪くなる恐れは解消された。
エスカッションの取付けは、爪とドアトリムとの間に
エスカッションの係止部を挿し入れるようにしてエスカ
ッションの後端部をハンドルベースの前端部に対峙させ
ると、爪によって係止部がドアトリムの表面に圧着され
て前記取付けは完了する。
取外しは、エスカッションとドアトリムとの間にドラ
イバ等を差し込んで爪を押せばよい。ドアトリムは軟質
であり、ドライバ等を容易に挿入できる。
(実施例) 次にこの発明の一実施例を図にもとづいて説明する。
第1図に取付構造の縦断面図を、第2図にエスカッシ
ョン1の斜視図をそれぞれ示した。第1図は第3図と同
位置の断面図であり、基本的には第6図に示す分解斜視
図で示す構造と同様である。
ドアインサイドハンドル3を回動自在に設けているハ
ンドルベース5は前部が開口された箱形となっており、
底部7とこれから延びる側壁部9と、前端部11の近くの
側壁部9から底部7に略平行に左右外側方へ延設される
複数個の突起13と、それぞれの突起13から略直角に前記
開口部に向って突設される爪15とにより構成されてい
る。突起13はハンドルベース5の全周にあってもよく、
部分的でもよい。
このハンドルベース5は、図示しないドアインナパネ
ルにビス等により固定され、この状態で突起13はドアト
リム17の裏面に当接し、孔19から突出した爪15のフック
とドアトリム17の表面27との間に隙間が形成されること
になる。
エスカッション1は合成樹脂で作られた正面視が長方
形枠状で辺部の縦断面はチャンネル型に成形されてい
る。前記枠状の内縁には取付け時にハンドルベース5の
側壁部9の前端部11に当接して、該側壁部9の内周面と
面一に整合する後端部25が形成され、前記枠状の外周縁
には、取付け時にドアトリム17の表面27に当接し、か
つ、爪15のフックが係止できる係止部29が形成されてい
る。係止部29は全周に設けるものでもよく、また部分的
でもよい。
ハンドルベース5がドアインナパネルに固定された状
態でドアインサイドハンドル3は、図示を省略している
ドアロック機構に連動すべく結合されている。
次にエスカッション1の取付けおよび、取外し操作を
説明する。
すでにドアインナパネルに固定されているハンドルベ
ース5の前端部11にエスカッション1の後端部25を当接
させるように対向させ、そのままエスカッション1をハ
ンドルベース5に押し付ける。係止部29が爪15の斜面に
当接しつつ爪15を押しのけ、各爪15のフックとドアトリ
ム17の表面27との間の隙間にエスカッション1の係止部
29が位置すると、爪15は弾性的に復帰し、爪15によって
係止部29がドアトリム17の表面27に弾性圧接される。同
時にエスカッション1の後端部25はドアベース5の前端
部11へ圧接され、これらの圧接作用によってエスカッシ
ョン1はドアトリム17およびハンドルベース5へ固定さ
れる。
このように固定されたエスカッション1は、ドアトリ
ム17の孔19、爪15を目隠しすることになり、また、エス
カッション1の後端部25とハンドルベース5の側壁部9
の内周面とが面一に整合し、似て、エスカッション1と
ハンドルベース5との継目部分の内周側に、手の指が引
掛かる段差や突起がなく、手指の挿入開口面積が十分に
確保される。
エスカッション1の取外し操作は、ドアトリム17の表
面27とエスカッション1の係止部29との間に、例えばマ
イナスドライバのようなものをさし込んで爪15を押し、
係止部29を爪15のフックから外せば終了する。
この操作はエスカッション1の周囲から行なえ、しか
も、ドアトリム17は軟質であるからドライバ等が入り易
く、前記取外し操作は極めて簡単となった。
エスカッション1を取付けるための爪15および突起13
は、ハンドルベース5に形成されていてエスカッション
1に設ける必要は無くなったので、樹脂による造型の際
にこれらの爪15や突起13が形成される際にエスカッショ
ンの肉が痩せて外観が悪くなるという従来の問題は解消
され、充分な装飾機能を備えたエスカッション1となっ
ている。また、爪15の係合剛性も損なわれることがな
い。
[発明の効果] 以上によって明らかなようにこの発明の構成によれ
ば、エスカッションの内縁の後端部をハンドルベースの
側壁部の前端部に当接させて、これら後端部と側壁部の
内周面を面一に整合させて取付ける構造にあって、エス
カッションをドアトリムに係止するのに必要な爪および
突起は、ハンドルベースに形成されていて、エスカッシ
ョン側に形成することは不要となったので、これらの爪
や突起が造型されるための肉が不足してこれによりエス
カッションの表面側の肉が痩せて外観が悪くなったり、
爪の係合剛性が損なわれたりと云う欠点は解消され、充
分な装飾機能を備えることができた。
ドアトリムにエスカッションが取付けられている状態
で、エスカッションの外周側とドアトリムの表面との間
に工具を差し込んで爪の係合を解除できるので、取外し
は極めて簡単に行なうことができ、作業性は向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のドアトリムの取付状態に
おける縦断側面図、第2図は第1図における要部斜視
図、第3図は従来のドアトリムの取付状態における縦断
側面図、第4図は第3図における要部斜視図、第5図は
自動車用ドアの斜視図、第6図はドアインナパネル側か
ら見た同取付構造の分解斜視図である。 1……エスカッション 5……ハンドルベース 11……前端部、13……突起 15……爪、17……ドアトリム 19……孔、25……後端部 29……係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアインサイドハンドルのハンドルベース
    をドアインナパネルに固定し、ドアトリムに形成したド
    アインサイドハンドル突出用の孔からドアインサイドハ
    ンドルを車室内へ覗かせ、前記ドアトリムの孔とハンド
    ルベース周囲との間をエスカッションで覆って、エスカ
    ッションの内縁に形成した後端部をハンドルベースの側
    壁部の前端部に当接してこれら後端部と側壁部の内周面
    を面一に整合し、前記ハンドルベースの前端部周囲にド
    アトリムの裏面に接する突起及び前記孔からドアトリム
    の表面側へ突出する孔を設け、前記エスカッションの外
    周縁に前記ドアトリム表面側へ向けて突出して該ドアト
    リムの表面に当接しつつ爪を係止する係止部を設けたこ
    とを特徴とするハンドルエスカッションの取付構造。
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