JPH0712123Y2 - 自動車のドアポケット取付構造 - Google Patents

自動車のドアポケット取付構造

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JPH0712123Y2
JPH0712123Y2 JP9402689U JP9402689U JPH0712123Y2 JP H0712123 Y2 JPH0712123 Y2 JP H0712123Y2 JP 9402689 U JP9402689 U JP 9402689U JP 9402689 U JP9402689 U JP 9402689U JP H0712123 Y2 JPH0712123 Y2 JP H0712123Y2
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JP
Japan
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door trim
pocket
door
ribs
mounting structure
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JP9402689U
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政昭 繁定
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車用ドアの車室内側に取り付けるドアポケ
ットの取付構造に関するものである。
従来の技術 従来から第4図に示す自動車用ドア1の車室内側に装着
されたドアトリム2に、ドアポケット3を取り付けた構
成が知られているが、このドアポケット3の取付構造の
一例として1988年10月に発行された「MITSUBISHI ETERN
A整備解説書」の第42-25頁には、第5図に示した構造が
開示されている。即ちポケット本体4の下側部にドアト
リム2の方向に延びる取付ボス5が突設されており、固
定具としてのビス6がドアトリム2の反対側から該ドア
トリム2の一端部を貫通して、前記取付ボス5の連結孔
5a内に圧入されている。この取付ボス5の上側近傍部位
には、ポケット3内に投入される物品の受板7が上記ポ
ケット本体3aと一体に配設されている。又、ポケット本
体4の最下部には、該ポケット本体4をドアトリム2側
へ折り曲げた曲折部8が形成されている。
上記受板7の先端部7aと、曲折部8の先端部8aには、低
級音の発生を防止する摺動部材9,9がそれぞれ装着され
ている。該摺動部材9,9は例えば不織布もしくは特殊な
テープ等で成っている。
上記の低級音とは、ポケット本体4に対して図示のF1
しくはF2方向の外力が加えられた際に、前記受板7の先
端部7aと曲折部8の先端部8aの何れか一方がドアトリム
2に対して「こすれ」現象を発生した際に生じる不快音
を指しており、前記した摺動部材9,9を装着することに
よって摺動抵抗が低減されて、前記した不快音を吸収す
ることが可能である。
考案が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の自動車用ドアポケットの
取付構造にあっては、低級音の発生を防止するために、
前記受板7の先端部7aと曲折部8の先端部8aにそれぞれ
摺動部材9,9を別途に装着しなければならないため、部
品点数が増大してしまうとともに組付時の作業が煩瑣で
あるという課題があった。
更に長期に亙る使用中に前記摺動部材9,9が摩耗した
り、もしくは該摺動部材9,9が前記各先端部7a,8aから脱
落してしまうことがあるため、低級音の発生を完全に防
止することが難しいという問題点を有している。
そこで本考案はこのような従来のドアポケットの取付構
造が有している問題点を解消して、組付時の作業を簡易
化することができるとともに、長期の使用時にあっても
低級音が発生することがないドアポケット取付構造を提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成するために、内方にドアトリ
ムへ固定するための取付ボスと物品の受板とが一体成形
されているとともに、最下部にドアトリム側への曲折部
を有するポケット本体の前記取付ボスをドアトリムに固
定した自動車のドアポケット取付構造において、上記受
板のドアトリム側の端縁部と、曲折部のドアトリム側の
端縁部とにそれぞれ複数個のリブを突設する一方、該リ
ブに対応する部位のドアトリムに、前記リブが嵌合され
るとともに内壁面に摺動抵抗を低減させるための凹凸部
が形成された複数個の係合孔を開口したドアポケット取
付構造にしてある。
作用 かかるドアポケットの取付構造によれば、ポケット本体
を内側に引く方向の外力、もしくは該ポケット本体を外
側に押す方向の外力が加えられた場合には、該ポケット
本体が取付ボスを中心として回動しようとするが、ポケ
ット本体の受板及び曲折部の各端縁部に突設された複数
個のリブがドアトリムに開口された係合孔の内壁面に衝
接することによって、ポケット本体の回動が停止され
る。
上記の動作に際して、ポケット本体側の各リブがドアト
リム側の係合孔の内壁面に圧接された状態のままで僅か
に移動した場合にあっても、該係合孔の内壁面に形成さ
れた凹凸部の作用により、リブと係合孔との摺接時の摺
動抵抗を低減されて、両者間の「こすれ」現象に起因す
る低級音が発生することがないという作用が得られる。
実施例 以下本考案にかかる自動車ドアポケット取付構造の一実
施例を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の符号
を付して詳述する。
第1図は本考案の要部を示す分解斜視図、第2図は同組
付時の要部断面図であり、図中2はドアトリム,3はドア
ポケットであって、このドアポケット3を構成するポケ
ット本体4の内方下側部にはドアトリム2の方向に延び
る複数個の取付ボス5,5,5が一体成形されている。尚、
本例ではポケット本体4の長手方向両端部に位置する壁
部4a,4aにも同様な取付ボス5′,5′が設けられてい
る。
上記取付ボス5,5,5の上側近傍部位には、ポケット3内
に投入される物品の受板7がポケット本体4と一体成形
されており、この受板7のドアトリム2側の端縁部7bに
は、複数個のリブ7c,7c,7cが突設されている。
更にポケット本体4の最下部には、該ポケット本体4を
ドアトリム2側へ折り曲げた曲折部8が形成されてお
り、この曲折部8のドアトリム2側の端縁部8bにも同様
なリブ8c,8c,8cが突設されている。
尚、本例では上記受板7側のリブ7c,7c,7cと曲折部8側
のリブ8c,8c,8cとがポケット本体4の長手方向に沿って
位相がずれた状態として突設されている。
一方、ドアポケット3が取り付けられるドアトリム2に
は、上記リブ7c,7c,7cに対応する位置に複数個の係合孔
2a,2a,2aが開口されており、更に上記リブ8c,8c,8cに対
応する位置にも複数個の係合孔2b,2b,2bが開口されてい
る。10,10,10はドアトリム2に開口された取付孔であ
る。
一方、第2図のA部の拡大図である第3図に示したよう
に、ドアトリム2に開口された係合孔2aの内壁面には、
凹凸部11が形成されている。同様な凹凸部11が係合孔2b
の内壁面にも形成されている。
上記凹凸部11は、該係合孔2a及び係合孔2b内に嵌合され
た前記リブ7c,7c,7c及びリブ8c,8c,8cが内壁面に摺接し
た際の摺動抵抗を低減させる作用を有している。
かかる構成によれば、組付に際して第1図の仮想線L1,L
2に示したように受板7のリブ7c,7c,7cと曲折部8側の
リブ8c,8c,8cとをそれぞれドアトリム2に開口された係
合孔2a,2a,2a及び係合孔2b,2b2b内に嵌合し、次に固定
具としてのビス6をドアトリム2の反対側から上記取付
孔10,10,10内に挿通して、ドアポケット3側の取付ボス
5,5,5及び取付ボス5′,5′の連結孔5a,5a内に圧入する
ことによって第2図の要部断面図に示した組付状態が得
られて、ドアトリム2にドアポケット3を固定すること
ができる。
次にポケット本体4に外力が加えられた際の作用を以下
に説明する。即ち、第2図のF1に示したようにポケット
本体4を内側に引く方向の外力が加えられた場合には、
ポケット本体4が点Oを中心として図示上の時計方向に
回動しようとするが、この時、受板7側のリブ7cがドア
トリム2に開口された係合孔2aの内壁面に衝接するとと
もに、曲折部8側のリブ8cが同様にドアトリム2の係合
孔2bの内壁面に衝接するので、ポケット本体4の前記回
動が停止される。
更に第2図のF2に示したように、ポケット本体4を外側
に押す方向の外力が加えられた場合には、ポケット本体
4が点Oを中心として反時計方向に回動しようとする
が、このような場合にあっても、前記F1の外力が加えら
れた場合と同様にリブ7c,8cと係合孔2a,2bの内壁面の衝
接によりポケット本体4の回動が停止される。
即ち、取付ボス5の上下方向に所定長離反した部位のド
アトリム2に形成された係合孔2a,2bと、この係合孔2a,
2b内に嵌合されたポケット本体4側のリブ7c,8cの共働
作用に基づいて、外力F1,F2に起因するポケット本体4
の回動が停止される。従ってポケット本体4のドアトリ
ム2に対する組付強度を良好に維持することができる。
上記の動作に際して、リブ7c,8cが係合孔2a,2bの内壁面
に圧接された状態のままで僅かに移動することもある
が、係合孔2a,2bの内壁面に形成された凹凸部11が該係
合孔2a,2b内に嵌合されたリブ7c,8cと内壁面との摺接時
の摺動抵抗を低減させる作用を有しているので、両者間
の「こすれ」現象に起因する低級音が発生することがな
くなり、乗員に対して上記低級音による不快感を与える
ことがないという作用が得られる。
考案の効果 以上詳細に説明した如く、本考案にかかる自動車のドア
ポケット取付構造によれば、内方にドアトリムへ固定す
るための取付ボスと物品の受板とが一体成形されている
とともに、最下部にドアトリム側への曲折部を有するポ
ケット本体の前記取付ボスをドアトリムに固定した自動
車のドアポケット取付構造において、上記受板のドアト
リム側の端縁部と、曲折部のドアトリム側の端縁部とに
それぞれ複数個のリブを突設する一方、該リブに対応す
る部位のドアトリムに、前記リブが嵌合されるとともに
内壁面に摺動抵抗を低減させるための凹凸部が形成され
た複数個の係合孔を開口したドアポケット取付構造にし
たので、以下に記す作用効果がもたらされる。即ち、ポ
ケット本体をドアトリムに組み付けた後、ポケット本体
を回動させる外力が作用した場合にあっても、該ポケッ
ト本体の受板及び曲折部の各端縁部に突設された複数個
のリブがドアトリムに開口された係合孔の内壁面に衝接
することによってポケット本体の回動を停止することが
できるので、組付強度を良好に維持することができる。
更に従来用いられている摺動部材が不要となるので、部
品点数が減少されるとともに、組付時の作業が簡易化さ
れるという大きな利点がある。
又、使用中にポケット本体側の各リブがドアトリム側の
係合孔の内壁面に圧接された状態のままで僅かに移動し
た場合にあっても、該係合孔の内壁面に形成された凹凸
部の作用に基づいてリブと係合孔との摺動抵抗を低減す
ることができるので、長期の使用時にも両者間の「こす
れ」現象に起因する低級音の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるドアポケット取付構造の一実施
例を示す要部分解斜視図、第2図は組付後の要部断面
図、第3図は第2図のA部の拡大図、第4図は自動車用
ドアを示す斜視図、第5図は従来のドアポケット取付構
造を示すとともに第4図のV-V線に沿う断面図である。 2……ドアトリム、2a,2b……係合孔、3……ドアポケ
ット、4……ポケット本体、5,5′……取付ボス、5a…
…連結孔、6……ビス(固定具)、7……受板、8……
曲折部、7c,8c……リブ、10……取付孔、11……凹凸
部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアトリムに固定されるドアポケットであ
    って、ポケット本体の内方にドアトリムへ固定するため
    の取付ボスと物品の受板とが一体成形されているととも
    に、最下部にドアトリム側への曲折部を有し、固定具を
    用いて前記取付ボスをドアトリムに固定した自動車のド
    アポケット取付構造において、 上記受板のドアトリム側の端縁部と、曲折部のドアトリ
    ム側の端縁部とにそれぞれ複数個のリブを突設する一
    方、該リブに対応する部位のドアトリムに、前記リブが
    嵌合されるとともに内壁面に摺動抵抗を低減させるため
    の凹凸部が形成された複数個の係合孔を開口したことを
    特徴とする自動車のドアポケット取付構造。
JP9402689U 1989-08-10 1989-08-10 自動車のドアポケット取付構造 Expired - Lifetime JPH0712123Y2 (ja)

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JPH0335816U JPH0335816U (ja) 1991-04-08
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