JP3983442B2 - 自動車用ドアトリム構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用トリム構造、特に、アッパートリムとロアトリムとを互いに接合してドアトリム本体を構成する自動車用ドアトリム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の一般的な自動車のドアトリムとしては、図1に示すものが知られている。図1によれば、ドアトリム本体1は、上下方向に2分割されたアッパートリム2とロアトリム3とで構成しており、ロアトリム3側に形成したアームレスト4の上面付近で分割接合されている。
【0003】
そして、アッパートリム2とロアトリム3との接合は、従来では、分解斜視図である図12及び図12におけるD−D断面図である図13に示すように、ロアトリム3の両側部をアッパートリム2側に延長させて、この延長部に車室側に開口する凹溝10を形成すると共に、アッパートリム2における両側部には凹溝10を挿入する凸状フランジ部20を形成して構成しており、図13に示すように、凹溝10に凸状フランジ部20を挿入することにより、アッパートリム2の端末部を隠すことによって、接合部の見栄え向上を図っている。
【0004】
そして、アッパートリム2とロアトリム3は、図示はしないが、上記のように接合した後に、溶着或いはビス等を使用して一体的に組みつけられて、ドアトリム本体を構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アッパートリム2及びロアトリム3は、共に、剛体構造を採っており、両者は互いに別々に成形されるものであることから、それぞれ寸法や形状等にバラツキが生じ、また、組付け時においても組付けのバラツキや変形等が生じて、凹溝10に対して凸状フランジ部20が図13の二点鎖線視するよう状態で組み付けられることがあり、この場合、凸状フランジ部20と凹溝10との間に隙間が生じて、見栄えを損ねた場合があった。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑み、アッパートリム側の凸状フランジ部が外観上ロアトリム側の凹溝に隙間なく挿入されるように意図した自動車用ドアトリム構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、アッパートリムとロアトリムとを互いに接合してドアトリム本体を構成する自動車用ドアトリム構造において、前記ロアトリムにおけるアッパートリムとの接合部に、車室側に開口する凹溝を形成する一方、該凹溝が挿入される凸状フランジ部を前記アッパートリムの外周部に形成すると共に、前記凹溝に凸状フランジ部が挿入された際に、該凸状フランジ部の位置規制手段を前記ロアトリム又はアッパートリムの少なくとも一方に設け、前記位置規制手段を、前記アッパートリムの凸状フランジ部に突設した位置規制突起により構成し、この位置規制突起をロアトリムの凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に当接させることによって、前記アッパートリム側の凸状フランジ部を前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に押付けるように構成している。
【0008】
このように構成する結果、本発明は、位置規制手段によりアッパートリム或いはロアトリムの製作誤差や取付誤差等を吸収して、凸状フランジ部が凹溝内における挿入位置が規制されることになって、凸状フランジ部と凹溝との間に隙間を生じさせないように構成でき、アッパートリムとロアトリムとの接合部の見栄えを向上させることができる。
【0010】
また、このように構成することによって、位置規制突起がロアトリムの凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に当接して、アッパートリム側の凸状フランジ部を凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に押付けることができ、両者の間に隙間を生じさせず、美観向上に寄与する。
【0011】
また、請求項に記載する本発明において、前記位置規制突起は、前記凸状フランジ部を切り欠いて構成したものである。
【0012】
このように構成する結果、位置規制突起が別部品とならずに、部品点数が増加せず、取付工数も軽減できることになる。
【0013】
また、請求項に記載する本発明において、前記位置規制突起は、凸状フランジ部の長手方向に間欠的に形成した複数個で構成したものである。
【0014】
このように構成する結果、位置規制突起が凹溝における内側内壁面を間欠的に押付ける構造となって、凸状フランジ部の凹溝への挿入作業の容易性を図ることができると共に、挿入後は複数の位置規制突起により凸状フランジ部を凹溝の外側内壁面に押し付けていることから、アッパートリム或いはロアトリムの製作誤差や熱変形等を複数の位置規制突起が互いに影響しあって吸収して、常に凹溝の外側内壁面と凸状フランジ部との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0015】
また、請求項に記載する本発明において、前記位置規制突起は、弾性変形可能な突起構造とし、前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に弾性的に当接するように構成したものである。
【0016】
このように構成する結果、位置規制突起が弾性変形することにより、凸状フランジ部の凹溝への挿入作業が容易となり、しかも、挿入後は位置規制突起が凸状フランジ部を凹溝の外側内壁面に弾性的に押付けているために、アッパートリム或いはロアトリムの製作誤差や熱変形等を位置規制突起の弾性力による吸収して、常に凹溝の外側内壁面と凸状フランジ部との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0017】
また、上記目的を達成するために、請求項に記載の本発明アッパートリムとロアトリムとを互いに接合してドアトリム本体を構成する自動車用ドアトリム構造において、前記ロアトリムにおけるアッパートリムとの接合部に、車室側に開口する凹溝を形成する一方、該凹溝が挿入される凸状フランジ部を前記アッパートリムの外周部に形成すると共に、前記凹溝に凸状フランジ部が挿入された際に、該凸状フランジ部の位置規制手段を前記ロアトリム又はアッパートリムの少なくとも一方に設け、前記位置規制手段、前記ロアトリムの前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に突設した位置規制突起により構成し、該位置規制突起と前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面との間に前記凸状フランジ部を挟着して、前記アッパートリム側の凸状フランジ部を前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に押付けるように構成したものである。
【0018】
このように構成した結果、ロアトリム側の位置規制突起と凹溝の外側内壁面との間に、アッパートリム側の凸状フランジ部が挟着されることになって、凸状フランジ部が凹溝の外側内壁面に押付けられて両者の間に隙間を生じさせず、美観向上に寄与する。
【0019】
また、請求項に記載の本発明において、前記位置規制突起は、前記凹溝の互いに対向する内壁面のうち内側内壁面を切り欠いて構成したものである。
【0020】
このように構成する結果、また、請求項に記載の本位置規制突起が別部品とならずに、部品点数が増加せず、取付工数も軽減できることになる。発明において、前記位置規制突起は、前記凹溝の長手方向に間欠的に形成した複数個で構成したものである。
【0021】
このように構成する結果、位置規制突起が凸状フランジ部を間欠的に押付ける構造となって、凸状フランジ部の凹溝への挿入作業の容易性を図ることができると共に、挿入後は複数の位置規制突起により凸状フランジ部を凹溝の外側内壁面に押し付けていることから、アッパートリム或いはロアトリムの製作誤差や熱変形等を複数の位置規制突起が互いに影響しあって吸収して、常に凹溝の外側内壁面と凸状フランジ部との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0022】
また、請求項に記載の本発明において、前記位置規制突起は、弾性変形可能な突起構造とし、前記凸状フランジ部を前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に弾性的に押付けるように構成したものである。
【0023】
このように構成する結果、位置規制突起が弾性変形することにより、凸状フランジ部の凹溝への挿入作業が容易となり、しかも、挿入後は位置規制突起が凸状フランジ部を凹溝の外側内壁面に弾性的に押付けているために、アッパートリム或いはロアトリムの製作誤差や熱変形等をリブの弾性力による吸収して、常に溝部の外側内壁面と凸状フランジ部との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0024】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。尚、従来と類似する部分については、同一符号を付して説明する。
【0025】
図1において、ドアトリム本体1は、上下方向に2分割されたアッパートリム2とロアトリム3とで構成しており、ロアトリム3側に形成したアームレスト4の上面付近で分割接合されている。
【0026】
次に、図2及び図3を用いて、本発明による第1の実施の形態を説明する。
【0027】
図2は本発明による第1の実施の形態を分解して示す一部斜視図、図3は図1におけるA−A断面図である。
【0028】
図2及び図3において、アッパートリム2は、従来と同様に、その両側部に車室外に延在する凸状フランジ部20を形成して構成している。
【0029】
そして、本実施の形態においては、凸状フランジ部20の位置決め手段として位置規制突起30を用いている。
【0030】
位置規制突起30は、2つの辺部30a、30bをL字状に形成して構成されており、一の辺部30aの先端が凸状フランジ部20に固着されている。
【0031】
また、位置規制突起30は、凸状フランジ部20の長手方向に延びる単体ものとして形成してもよいが、本実施の形態では、複数個で構成して、これらを凸状フランジ部の長手方向に間欠的に設置されている。
【0032】
更には、位置規制突起30は、L字状の形状に限定されるものでなく、例えば、凸状フランジ部20に一体的に形成するような場合には、凸状フランジ部20を切り起すことによって形成される切り起し片によっても構成することができる。
【0033】
また、ロアトリム3は、やはり従来と同様、アッパートリム2側に延長させて、この延長部に車室側に開口するチャンネル状の凹溝10が成されて構成している。
【0034】
そして、アッパートリム2とロアトリム3とは、先ず、アッパートリム2の凸状フランジ部20をロアトリム3の凹溝10内に挿入して接合され、の後、図示しないが溶着或いはビス等を使用して一体的に組みつけられて、ドアトリム本体1を構成することになる。
【0035】
この結果、位置規制突起30の他の辺部30bが、凹溝10における互いに対向する内外側内壁面1,12の内、内側内壁面2に当接して、凸状フランジ部20が位置決めされており、これにより、凸状フランジ部20は凹溝10の外側内壁面1に押付けられている。
【0036】
従って、凸状フランジ部20と凹溝10の外側内壁面1との間に隙間を生じさせず、アッパートリム2とロアトリム3との接合部の見栄えを向上させている。
【0037】
また、位置規制突起30は、凸状フランジ20の長手方向に複数個間欠的に形成したことから、位置規制突起30が凹溝10における内側内壁面2を間欠的に押し付ける構造となって、凸状フランジ部20の凹溝10への挿入がしやすくなって、挿入作業の容易性を図ることができると共に、挿入後は複数の位置規制突起30により凸状フランジ部20を凹溝の内側内壁面12に押し付けていることから、アッパートリム2或いはロアトリム3の製作誤差や熱変形等を複数の位置規制突起30が互いに影響しあって吸収して、常に凹溝10の外側内壁面1と凸状フランジ部20との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0038】
また、上記の実施の形態では、位置規制突起30を剛体として形成しているが、これに限定されず、たとえば、位置規制突起30における他の辺部30bの先端に鈎状の折返し部を形成することによって、位置規制突起30を弾性変形可能な突起構造とし、凹溝10における内側内壁面2に弾性的に当接するように構成することが考えられ、この場合、凸状フランジ部20の凹溝10への挿入作業が、位置規制突起30が弾性変形することによって行なえることから、容易となり、しかも、挿入後は位置規制突起30が凸状フランジ部20を凹溝10の外側内壁面1に弾性的に押付けているために、アッパートリム2或いはロアトリム3の製作誤差や熱変形等を位置規制突起の弾性力によ吸収して、常に凹溝10の外側内壁面1と凸状フランジ部20との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0039】
次に、図4乃至10を用いて、本発明における他の実施の形態について説明する。
【0040】
図4及び図5に示すものは、本発明による第2の実施の形態を示しており、図4は第2の実施形態を分解して示す一部斜視図、図5は図1におけるA−A断面図である。
【0041】
前記第1の実施の形態においては、位置規制突起30を凸状フランジ部20側に設けたものであるのに対し、第2の実施の形態によれば、位置規制突起30を、凹溝10における内側内壁面12を複数個所切り起して一体に形成しており、その先端が鈎状に折り曲げられた弾性片に構成していることを特徴としている。
【0042】
この第2に実施の形態によれば、ロアトリム3側の位置規制突起30と凹溝10の外側内壁面11との間に、アッパートリム2側の凸状フランジ部20が挟着されることになって、凸状フランジ部20が凹溝10の外側内壁面11に押付けられて両者の間に隙間を生じさせず、美観向上に寄与することになる。
【0043】
また、位置規制突起30は、凹溝10の内側内壁面12を切り欠いて構成したことから、位置規制突起30が別部品とならずに、部品点数が増加せず、取付工数も軽減できることになる。
【0044】
また、位置規制突起30が凹溝10の長手方向に複数個間欠的に位置して構成されることから、凸状フランジ部20を間欠的に押付ける構造となって、凸状フランジ部20の凹溝10への挿入作業の容易性を図ることができると共に、挿入後は複数の位置規制突起30により凸状フランジ部20が凹溝10の外側内壁面11に押し付けられていることから、アッパートリム2或いはロアトリム3の製作誤差や熱変形等を複数の位置規制突起30が互いに影響しあって吸収して、常に凹溝10の外側内壁面11と凸状フランジ部20との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0045】
また、位置規制突起30は、弾性変形可能な突起構造としていることから、凸状フランジ部20が凹溝10の外側内壁面11に弾性的に押付けられることによって、凸状フランジ部20の凹溝10への挿入作業が容易となり、しかも、挿入後は位置規制突起30が凸状フランジ部20を凹溝10の外側内壁面11に弾性的に押付けているために、アッパートリム2或いはロアトリム3の製作誤差や熱変形等を位置規制突起30の弾性力によ吸収して、常に凹溝10の外側内壁面11と凸状フランジ部20との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0046】
図6乃至及び図8に示すものは、本発明による第3の実施の形態を示しており、図6は第3の実施形態を分解して示す一部斜視図、図7は図1におけるA−A断面図、図8は図7のB−B断面図である。
【0047】
第3の実施の形態によれば、位置規制突起30を、凹溝10における内側内壁面12及び凸状フランジ部20に共に複数個設けている点特徴としており、凹溝10側の位置規制突起30Aは、平面視略四半円状を呈しており、その両直辺部30A1、30A2がそれぞれ凹溝10の外側内壁面11及び底壁面13に形成もしくは別体のものとして装着されている。
【0048】
凸状フランジ部20側の位置規制突起30Bは、平面視略矩形状を基本として一辺から脚状部が延在した平板状を呈しており、この脚部とこれに連なる2辺が凸状フランジ部20に連設されている。
【0049】
そして、両位置規制突起30Aと30Bとは、アッパートリム2とロアトリム3とが接合した状態では、互いに交互に位置するように配置されていて、また、位置規制突起30Aは、凹溝10の内側内壁面12と共に、凸状フランジ部20を挟着しており、位置規制突起30Bは、凹溝10の外側内壁面11に当接して、両位置規制突起30A及び30Bによって、凸状フランジ部20の位置規制を行なっている。
【0050】
このように構成する本発明における第3の実施の形態においては、位置規制突起30Aが凹溝10の内側内壁面12と共に凸状フランジ部20を挟着すると共に、位置規制突起30Bが凹溝10の外側内壁面11に当接することによって、凸状フランジ部20の位置規制を行なっていることから、アッパートリム2或いはロアトリム3の製作誤差や熱変形等を複数の位置規制突起30A、30Bが互いに影響しあって吸収して、常に凹溝10の外側内壁面1と凸状フランジ部20との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0051】
また、位置規制突起30、30Bが凹溝10の内側内壁或いは凸状フランジ部20に一体に形成することによって、別部品構成とならずに、部品点数を増加させず、取付工数も軽減できることになる。
【0052】
図9乃至及び図11に示すものは、本発明による第4の実施の形態を示しており、図6は第3の実施形態を分解して示す一部斜視図、図7は図1におけるA−A断面図、図8は図7のB−B断面図である。
【0053】
第3の実施の形態によれば、位置規制突起30は、凹溝10の外側内壁面11を間欠的に複数個一体に突設させ形成した点を特徴としており、先端が縮小部となるような略台垂形を呈している。
【0054】
このように構成する本発明における第4の実施の形態においては、位置規制突起30の先端部が凹溝10の内側内壁面12と共に凸状フランジ部20を挟着することによって、凸状フランジ部20の位置規制を行なっていることから、アッパートリム2或いはロアトリム3の製作誤差や熱変形等を複数の位置規制突起30が互いに影響しあって吸収して、常に凹溝10の外側内壁面1と凸状フランジ部20との間に隙間を生じさせることなく、美観を保持できることになる。
【0055】
また、位置規制突起30は凹溝10の外側内壁面に一体に形成することから、位置規制突起30が別部品とならずに、部品点数が増加せず、取付工数も軽減できることになる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、位置規制手段によりアッパートリム或いはロアトリムの製作誤差や取付誤差等を吸収して、凸状フランジ部が凹溝内における挿入位置が規制されることになって、凸状フランジ部と凹溝との間に隙間を生じさせないように構成でき、アッパートリムとロアトリムとの接合部の見栄えを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な自動車用トリム構造を示す斜視図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態を分解して示す一部斜視図である。
【図3】同じく、図1におけるA−A断面図である。
【図4】本発明による第2の実施の形態を分解して示す一部斜視図である。
【図5】同じく、図1におけるA−A断面図である。
【図6】本発明による第3の実施の形態を分解して示す一部斜視図である。
【図7】同じく、図1におけるA−A断面図である。
【図8】図7におけるB−B断面図である。
【図9】本発明による第4の実施の形態を分解して示す一部斜視図である。
【図10】同じく、図1におけるA−A断面図である。
【図11】図10におけるC−C断面図である。
【図12】従来における自動車ようトリム構造を示す一部斜視図である。
【図13】同じく、図1におけるA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム本体
2 アッパートリム
3 ロアトリム
10 凹溝
11 外側内壁面
12 内側内壁面
13 底壁面
20 凸状フランジ部
30 位置規制突起
30A 凹溝側位置規制突起(位置規制突起)
30B 凸状フランジ部側位置規制突起(位置規制突起)

Claims (8)

  1. アッパートリムとロアトリムとを互いに接合してドアトリム本体を構成する自動車用ドアトリム構造において、
    前記ロアトリムにおけるアッパートリムとの接合部に、車室側に開口する凹溝を形成する一方、該凹溝が挿入される凸状フランジ部を前記アッパートリムの外周部に形成すると共に、
    前記凹溝に凸状フランジ部が挿入された際に、該凸状フランジ部の位置規制手段を前記ロアトリム又はアッパートリムの少なくとも一方に設け
    前記位置規制手段を、前記アッパートリムの凸状フランジ部に突設した位置規制突起により構成し、この位置規制突起をロアトリムの凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に当接させることによって、前記アッパートリム側の凸状フランジ部を前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に押付けるように構成したことを特徴とする自動車用ドアトリム構造。
  2. 前記位置規制突起は、前記凸状フランジ部を切り欠いて構成したことを特徴とする請求項に記載の自動車用ドアトリム構造。
  3. 前記位置規制突起は、凸状フランジ部の長手方向に間欠的に形成した複数個で構成したことを特徴とする請求項又は記載の自動車用ドアトリム構造。
  4. 前記位置規制突起は、弾性変形可能な突起構造とし、前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に弾性的に当接するように構成したことを特徴とする請求項乃至の何れか1に記載の自動車用ドアトリム構造
  5. アッパートリムとロアトリムとを互いに接合してドアトリム本体を構成する自動車用ドアトリム構造において、
    前記ロアトリムにおけるアッパートリムとの接合部に、車室側に開口する凹溝を形成する一方、該凹溝が挿入される凸状フランジ部を前記アッパートリムの外周部に形成すると共に、
    前記凹溝に凸状フランジ部が挿入された際に、該凸状フランジ部の位置規制手段を前記ロアトリム又はアッパートリムの少なくとも一方に設け、
    前記位置規制手段、前記ロアトリムの前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち内側内壁面に突設した位置規制突起により構成し、該位置規制突起と前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面との間に前記凸状フランジ部を挟着して、前記アッパートリム側の凸状フランジ部を前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に押付けるように構成したことを特徴とする動車用ドアトリム構造。
  6. 前記位置規制突起は、前記凹溝の互いに対向する内壁面のうち内側内壁面を切り欠いて構成したことを特徴とする請求項に記載の自動車用ドアトリム構造。
  7. 前記位置規制突起は、前記凹溝の長手方向に間欠的に形成した複数個で構成したことを特徴とする請求項又はに記載の自動車用ドアトリム構造。
  8. 前記位置規制突起は、弾性変形可能な突起構造とし、前記凸状フランジ部を前記凹溝における互いに対向する内壁面のうち外側内壁面に弾性的に押付けるように構成したことを特徴とする請求項乃至の何れか1に記載の自動車用ドアトリム構造
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