JP4911553B2 - 分割式カウルパネル - Google Patents
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Description
これに対して、従来、分割式カウルパネルは、その接合部にピン状の連結部材を挿入することによって、左右の半部が相互に引き寄せられて隙間を減少するようにしたものが知られている(例えば、特許文献2)。
また、分割式カウルパネルは、その接合面を車両の前後方向及び車幅方向に対してそれぞれ傾斜して配置し、部材に膨張収縮が生じた際に、ずれを目立たないようにしたものが知られている(例えば、特許文献3)。
上述した問題に鑑み、本発明の課題は、各部材相互間の位置合わせが容易でありかつ組立時の作業性が良好な分割式カウルパネルを提供することである。
請求項1の発明は、車両のフロントガラス前端部に備えられ、車幅方向に沿って分割された第1の部材、及び、第2の部材を有する分割式カウルパネルにおいて、前記第1の部材に対して前記第2の部材を前記車両の前後方向にガイドする前後方向ガイド部と、前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記車両の上下方向の移動を制限しかつ前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記前後方向の移動を許容する上下方向移動制限部とを備え、前記前後方向ガイド部は、前記第1の部材、前記第2の部材の一方に形成され、車両後方側では前記車両の前後方向に延在するとともに、車両前方側では車両の前後方向に対して傾斜した方向に延在して前記第1の部材と前記第2の部材とが分離した第1の位置と、前記前後方向ガイド部及び前記上下方向移動制限部がそれぞれ利用可能な第2の位置との間において、前記第1の部材に対する前記第2の部材の相対移動をガイドする装着ガイド部と連続して形成された溝部と、前記第1の部材、前記第2の部材の他方に設けられ、前記溝部に挿入される突起部とを備え、前記上下方向移動制限部は、前記第1の部材、前記第2の部材の一方が他方に対向する端面に形成された開口部と、前記第1の部材、前記第2の部材の他方に設けられ、前記開口部に係止される係止部とを備えることを特徴とする分割式カウルパネルである。
また、装着ガイド部を設けているから、これによってガイドされた状態で第1の部材、第2の部材を接合することによって、前後方向ガイド部及び上下方向移動制限部を容易に利用することができる。
さらに、装着ガイド部を前後方向ガイド部と連続して形成しているから、第1の部材、第2の部材の接合からその位置合わせまでを連続した動作で行うことができ、作業性が向上する。
図1は、分割式カウルパネル1の分割部の拡大断面図である。なお、図中において、X,Y,Z方向は、それぞれ車両の前後方向、車幅方向、上下方向を示している。
分割式カウルパネル1は、車幅方向に2分割され、左側パネル10と、右側パネル20とを有するものである。
左側パネル10、右側パネル20は、表面部11,21と、端面部12,22と、フロントガラス嵌合部13,23(23は図示しない)とを備えている。
端面部12,22は、左側パネル10、右側パネル20に、それぞれ他方のパネル側に対向して設けられ、車幅方向に対して垂直な平面状に形成されている。
フロントガラス嵌合部13,23は、左側パネル10,右側パネル20の後縁部に設けられ、略車幅方向に延在する溝部であって、図示しないフロントガラスの前端縁部が装着されるものである。
ガイド溝15a,15bは、それぞれの車両後方側の領域Rでは、それぞれ車両の前後方向に沿って延在し、その後端部は突き当たりとなっている。
一方、ガイド溝15a,15bは、それぞれの車両前方側の領域Fでは、車両の前後方向に対して傾斜した方向に延在し、車両後方側の領域に対して屈曲している。
車両前方側の領域では、ガイド溝15a,15bは、その端面部12からの距離が、車両の前方側に向かうにつれて徐々に大きくなるように配置されている。そして、ガイド溝15aの車両前方側の端部は開放され、また、ガイド溝15bの車両前方側の端部は、突き当たりとなっている。
なお、ガイド溝15bは、これに挿入されるボス24bの前後方向における位置を規制する前後方向規制形状が備えられている。この前後方向規制形状は、例えば、ガイド溝15bの一方の側面から他方の側面側に突き出して形成された突起部である。
開口16a,16bは、それぞれ矩形に形成され、車両の前後方向に離間して設けられている。
ボス24a,24bは、それぞれ右側パネル20の表面部21の下側の面から突き出して形成され、車両の前後方向に離間して設けられ、それぞれ左側パネル10のガイド溝15a,15bに挿入されガイドされる突起部である。
ボス24a,24bは、それぞれその長手方向を略鉛直に配置された円柱状に形成され、その外周面に放射状に配置された複数のリブを備え、右側パネル20と一体に形成されている。
なお、これらの開口16a,16bは、その車両の前後方向における長さが、爪部25a,25bよりも大きく形成され、その余裕の範囲内において、右側パネル20が左側パネル10に対して車両の前後方向に移動することを許容するようになっている。
図2は、比較例の分割式カウルパネルの分割部の分解図である。なお、比較例において、上述した実施例と同様の部分については、同じ符号を付して説明を省略し、相違点について説明する。
比較例の分割式カウルパネル2においては、ガイド溝15a,15bは、車両の前後方向に沿って直線状に延在し、実施例のように車両の前後方向に対して傾斜した部分は設けられていない。また、実施例に備えられている左側パネル10の開口16a,16b、及び、右側パネル20の爪部25a,25bは、比較例においては設けられていない。
次に、ボス24a,24bを、ガイド溝15a,15bの長手方向に沿って移動させ、右側パネル20を左側パネル10に対して車両の前後方向に相対移動させることによって、これら相互間の前後方向における位置合せを行う。
最後に、ボス24a,24bがガイド溝15a,15bに挿入される深さを調節することによって、左側パネル10と右側パネル20との上下方向における位置合せを行う。
しかし、この比較例の場合には、左側パネル10と右側パネル20との上下方向の位置決めは、ボス24a,24bとガイド溝15a,15bとの摩擦のみに依存しているから、不安定でありずれが生じやすい。また、前後方向、上下方向のいずれか一方の位置合せを行う場合に、他方の位置に影響が及びやすく、ずれが生じやすい。
そして、ボス24a,24bが、ガイド溝15a,15bの車両後方側の領域R内に配置された状態において、右側パネル20を左側パネル10に対して、車両の前後方向を規制することによって、これらの前後方向の位置合せを行う。
また、ガイド溝15a,15bの車両の前後方向に対して傾斜した部分によって、ボス24a,24bをガイドしながら右側パネル20を左側パネル10に装着することによって、容易にボス24a,24bをガイド溝15a,15bの車両後方側の領域Rに配置し、かつ、爪部25a,25bを開口16a,16bに係止することができ、さらに、上述した位置決め作業を、連続した動作によって行うことができるから、作業性が向上する。
さらに、組立に際し、例えばクリップ等の別部品が必要なく、さらに、組立後にガイド溝、ボス、爪部等が露出しないから、外観も向上することができる。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)前後方向ガイド部及び上下方向移動制限部の構成は、上述した実施例のものに限定されず、同様の機能を有する他の構成によって置換してもよい。
(2)上述した実施例は、車幅方向の中央部において2分割されたものであるが、これに限らず、分割位置や、分割個数は適宜変更することができる。
10 左側パネル
12 端面部
15a,15b ガイド溝
16a,16b 開口
20 右側パネル
22 端面部
24a,24b ボス
25a,25b 爪部
Claims (1)
- 車両のフロントガラス前端部に備えられ、車幅方向に沿って分割された第1の部材、及び、第2の部材を有する分割式カウルパネルにおいて、
前記第1の部材に対して前記第2の部材を前記車両の前後方向にガイドする前後方向ガイド部と、
前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記車両の上下方向の移動を制限しかつ前記第1の部材に対する前記第2の部材の前記前後方向の移動を許容する上下方向移動制限部と
を備え、
前記前後方向ガイド部は、前記第1の部材、前記第2の部材の一方に形成され、車両後方側では前記車両の前後方向に延在するとともに、車両前方側では車両の前後方向に対して傾斜した方向に延在して前記第1の部材と前記第2の部材とが分離した第1の位置と、前記前後方向ガイド部及び前記上下方向移動制限部がそれぞれ利用可能な第2の位置との間において、前記第1の部材に対する前記第2の部材の相対移動をガイドする装着ガイド部と連続して形成された溝部と、前記第1の部材、前記第2の部材の他方に設けられ、前記溝部に挿入される突起部とを備え、
前記上下方向移動制限部は、前記第1の部材、前記第2の部材の一方が他方に対向する端面に形成された開口部と、前記第1の部材、前記第2の部材の他方に設けられ、前記開口部に係止される係止部とを備えること
を特徴とする分割式カウルパネル。
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