JP4594907B2 - アシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造 - Google Patents

アシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造 Download PDF

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本発明は、アシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造に関する。
従来より、自動車の乗員の乗降車を補助するためのアシストグリップをピラー部の車内側に取り付ける技術が知られている。ピラー部にアシストグリップを設ける車両としては、路面からの車室内の床面の高さが高いRV車が多く、車両開口部のピラー(特にRV車の場合、フロントドアとリアドアとの間の支柱として設置されたBピラー)沿いにアシストグリップを取り付け、乗員が乗降時にアシストグリップを掴んで身体を支えて乗降できるように構成している。
この種のアシストグリップに関連する典型的な従来例として、車体側部に設けられたピラー部と、手持ち用の把持部と、前記ピラー部の取付部に固定される脚部とを備えたアシストグリップと、前記ピラー部に対して社内側から覆い付けられて、かつ前記脚部が挿通される挿通孔を備えたガーニッシュパネルとを備えたものにおいて、前記ガーニッシュパネルには、その端縁から前記挿通孔まで切り欠かれて、前記ピラー部への取付動作に伴って前記脚部を前記挿通孔へ進入させるための切欠部が設けれられているアシストグリップの取付構造が知られている(特許文献1参照。)。
特開2003−104113号公報
上記文献に開示された技術においては下記の課題が有った。
第1に、図2等を参照すると、ガーニッシュパネル60の側面部分とアシストグリップ40との境界が直線的であり意匠上の連続性が無い。そのため、ガーニッシュパネル60の側面から突然にアシストグリップ40が突出しているように見え、見栄えが良好ではなかった。
第2に、切欠部64の周囲には補強が施されていないため、切欠部64の開口周縁がたわみ変形しやすくなっていた。また、この開口周縁が変形すると外部からアシストグリップとガーニッシュパネルとの隙間が見えやすくなるため、この隙間を覆うためには乗員から見える側にヒレ(カバー部47)をより大きなサイズにて設ける必要があり、結果的に意匠性を低下させてしまう。
第3に、アシストグリップ40側の傾斜面44Aと当接するためにガーニッシュパネル60の内側に設けた位置決めリブ68は、他のパネル部分よりも厚肉に形成されるものと考えられ、かかる厚肉部分においては合成樹脂材によるガーニッシュパネル60の成形時に冷却遅れが発生しやすく、その結果ヒケ等の成形不良がガーニッシュパネル60に発生し易くなってしまう。
第4に、位置決めリブ68の傾斜面68Aと、アシストグリップ40側の傾斜面44Aとを当接させてアシストグリップ40の位置決めを行っているが、このような位置決めには両斜面68A,44Aについて高い成形精度が要求される。そして、斜面68A,44Aの両方または一方に誤差や変形がある場合には、アシストグリップ40の取付位置に誤差が生じ、特に図3における上下方向にアシストグリップ40が傾いてしまう恐れがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、外観上の見栄えがよく、合わせ部の変形や寸法誤差を防止し、また合わせ部に多少の寸法誤差が存在していてもアシストグリップを適切に位置決めすることの可能なアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車両のピラーパネルに装着されるアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造であって、ピラーガーニッシュは、ピラーパネルを略覆う輪郭であり、車室内側に面する略平坦な主面と、主面の車両前側の縁沿いおよび車両後側の縁沿いを夫々に折曲させて形成した側面とを備え、かつ側面をなだらかに膨出させることにより上記アシストグリップとの合わせ部としての膨出部を形成し、膨出部は、アシストグリップの把持部から連続して形成された嵌合部と嵌合するための少なくとも1つの切欠開口を形成し、切欠開口の周囲には、把持部の端面と当接する当接支持面を形成することを特徴とする。
ピラーガーニッシュの側面ではその一部をなだらかに膨出させて合わせ部(膨出部)を形成し、アシストグリップの側では嵌合部を切欠開口に嵌合させたときに把持部の端面が膨出部の当接支持面と当接するため、ピラーガーニッシュとアシストグリップとは外観的に連続性を持った状態で合体することができる。
ピラーガーニッシュは、切欠開口の近傍に上記嵌合部と嵌合したときにアシストグリップの位置を規制するリブであって、車両前後方向における位置を規制する前後位置規制リブと、上記主面と略垂直な方向における位置を規制するピラーパネル‐室内方向位置規制リブとを形成する。一方、アシストグリップの嵌合部は、上記各リブとそれぞれに当接する各当接面を組合わせて形成される。この結果、嵌合部を切欠開口に嵌合させることで、アシストグリップの車両前後方向における位置および上記主面と略垂直な方向における位置が規制され、アシストグリップが位置決めされる。ここで、前後位置規制リブおよびピラーパネル‐室内方向位置規制リブの肉厚は、ピラーガーニッシュの他の面の肉厚と略均一または当該他の面よりも薄肉状に形成される。つまり、ピラーガーニッシュにおいては、上記各リブが他の部分と比較して厚肉に形成されるということが無い。
前後位置規制リブは、切欠開口の縁から連続して車両前後方向かつ開口内側に向かって延びて形成されているとしてもよい。かかる態様にて前後位置規制リブを形成すれば、単に開口を形成した場合と比較して切欠開口が補強される。
さらに、前後位置規制リブは、切欠開口における上下の縁から夫々連続して形成されるとしてもよい。この場合、嵌合部には、上面および下面の夫々において上記把持部の端面から上記前後位置規制リブの長さに略対応する範囲を段下げすることにより端面と相対する当接面を上下に形成する。この結果、嵌合部を切欠開口に嵌合した際この上下の当接面が夫々に、上下の前後位置規制リブの終端に当接する。
ピラーパネル‐室内方向位置規制リブは、アシストグリップの車室内側への移動を規制する室内方向規制リブとアシストグリップのピラーパネル側への移動を規制するパネル方向規制リブとからなるとしてもよい。この場合、嵌合部は、切欠開口と嵌合したときに車室内側を向く当接面およびピラーパネル側を向く当接面を有する。この結果、当該二つの当接面が室内方向規制リブとパネル方向規制リブとによって挟まれる。
なお、嵌合部は、膨出部のピラーパネル側の縁と当該縁にまで到達した切欠開口との略全体をピラーパネル側から覆うヒレ状カバー部を備えるとしてもよい。
本発明によれば、ピラーガーニッシュとアシストグリップとを合わせたときに両者は外観上の連続性を持つため、意匠性の高いアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造を提供することができる。
また、前後位置規制リブとピラーパネル‐室内方向位置規制リブとの存在によって、アシストグリップの車両前後方向における位置および上記主面と略垂直な方向における位置を規制して、ピラーガーニッシュに対するアシストグリップの位置決めを確実に行うことが可能となる。
また、前後位置規制リブおよびピラーパネル‐室内方向位置規制リブは、ピラーガーニッシュの肉厚と略均一かそれより薄肉であるため成形時の冷却遅れが抑制され、その結果、合わせ部近傍においてピラーガーニッシュにヒケ等の不良が発生することを防止できる。
また、前後位置規制リブによって切欠開口が補強されるため、切欠開口の変形を防止することができる。
また、切欠開口の上下の縁から連続して形成された上下の前後位置規制リブと嵌合部の上下に形成された当接面とを上下2箇所において当接させることでアシストグリップの位置を規制するため、仮にこれらの当接面やリブの一部に若干の寸法誤差が存在する場合でもかかる寸法誤差がバランスよく吸収され、アシストグリップの位置決めを高精度に実現できる。
また、ピラーパネル‐室内方向位置規制リブは、嵌合部の二つの当接面を両側から挟み込むため、上記主面と略垂直な方向におけるアシストグリップの高精度な位置決めを行うことができる。
また、ピラーガーニッシュの側面に膨出部を形成したが為に車外側から見えてしまう恐れのあるピラーガーニッシュ(膨出部)の内部も、嵌合部にヒレ状カバー部を備えることで覆い隠すことができ、合わせ構造の外観上の見栄えが損なわれることが防止される。
下記の順序に従い、本発明にかかる好適な実施形態を各図を参照して説明する。
(1)ピラーガーニッシュおよびアシストグリップの説明
(2)合わせ構造の概略および外観的特徴
(3)合わせ構造の詳細
(4)まとめ
(1)ピラーガーニッシュおよびアシストグリップの説明
図1は、ピラーガーニッシュ10の外観を車室内に面する主面側から示した図であり、図2は、ピラーガーニッシュ10を主面の裏側(裏面)から示した図である。図3は(a)においてアシストグリップ20の車室内に面する外観を示しており、(b)においてアシストグリップ20の外観を車両前側から示している。
ピラーガーニッシュ10は、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン樹脂やABS樹脂など)を成形して得られる。ピラーガーニッシュ10の成形方法としては、熱可塑性樹脂を射出成形する手法が考えられる。ピラーガーニッシュ10は、取り付け対象となる後述のピラーパネル30を略覆う輪郭を有しており、各部位の肉厚は2.5mm程度としている。
ピラーガーニッシュ10は、概略、車室内側に面する略平坦な主面11と、主面11の車両前側の縁沿いを折曲して形成した前側面12と、主面11の車両後側の縁沿いを折曲して形成した後側面13とからなる。また、主面11の略中央には開口14が形成されている。開口14からは、公知の上下スライド式のシートベルトアジャスタ(不図示)の一部を露出させる。なお図1以外では、開口14の記載は省略する。
裏面15はピラーパネル30に相対する面であり、裏面15には図示しない衝撃吸収用のリブやクリップ取付座が形成される。クリップ取付座は、ピラーパネル30に対してピラーガーニッシュ10をクリップにて固定する際に用いられる固定手段である。ピラーガーニッシュ10には、主面11など所望の面に絞模様等の意匠を施したり、表皮材を貼着することができる。
本発明では、ピラーガーニッシュ10は、側面の一部をなだらかに膨出させて膨出部18を形成した形状的特徴を備えている。膨出部18はアシストグリップ20との合わせ部に相等する。本実施形態では、特にピラーガーニッシュ10の後側面13における上下2箇所に膨出部18を形成する。膨出部18はその先端において先端面を形成しており、先端面にはアシストグリップ20を受け入れるための切欠開口18aを形成している。切欠開口18aは先端面においてピラーパネル30側に向かって開放されている。以下では、先端面を当接支持面18bとも呼ぶこととする。
本実施形態では、切欠開口18aの近傍に、特許請求の範囲に言う前後位置規制リブとピラーパネル‐室内方向位置規制リブとを形成する。これらリブは、アシストグリップ20の嵌合部22が切欠開口18aと嵌合したときに、嵌合部22の所定の当接面と当接することにより、アシストグリップ20の位置を規制する役目を果たす。前後位置規制リブとピラーパネル‐室内方向位置規制リブとについては後に詳述する。
次に、アシストグリップ20について説明する。
アシストグリップ20は、概略、把持部21と嵌合部22と取付部23とからなる。本実施形態では、把持部21は、乗員が握り易い太さの大きさと形状(断面の大きさは15mm×25mm程度、断面形状は角が丸い四角形。)とされている。把持部21は、金属等の補強芯材を軟質表面材(軟質熱可塑性樹脂、エラストマー樹脂、合成皮革など)で被覆することにより構成される。補強芯材としては厚さ2mm程度の鋼板を用いることができる。補強芯材は、鋼板のエッジを曲げ込むことにより曲げ剛性を高めるとしてもよい。
把持部21においては、上下方向に略真直ぐに延伸する中央部位21aの上端部付近および下端付近の部位が同一の側に向かって曲げられており、曲げられた部位の各先端においては、中央部位21aの延伸方向と略平行な面である端面21bを形成している。端面21bは、ピラーガーニッシュ10とアシストグリップ20とが合体した際に、膨出部18の当接支持面18bと当接する部位であり、当接し合う端面21bの周囲と当接支持面18bの周囲とは略一致する形状となっている。
上下の端面21b上には、嵌合部22がそれぞれ形成されている。嵌合部22は把持部21の両端と一体的に樹脂成形されており、本発明の特徴として嵌合部22は、ピラーガーニッシュ10の前後位置規制リブ、ピラーパネル‐室内方向位置規制リブとそれぞれに当接するための当接面を備える。また、嵌合部22はピラーパネル30側の側面においてヒレ状のカバー部22fを一体的に形成している。嵌合部22に形成した各当接面については後に詳述する。
上下の嵌合部22の先端からは、車体(ピラーパネル30)への取付部23がそれぞれ突出している。取付部23は、補強芯材の両端を上下の嵌合部22の先端からそれぞれ露出延長させた部分である。なお、図3(b)においては、取付部23の記載は省略している。各取付部23には、それぞれ螺子孔23aが設けられており、当該螺子孔23aを介してピラーパネル30に取付部23を螺着できるように構成されている。本実施形態では、下側の取付部23にピラーパネル30側へ突出する位置決め片23bを形成している。位置決め片23bは、ピラーパネル30に設けられた位置決め孔31に差込まれることで、ピラーパネル30に対するアシストグリップ20の位置を略決定し、アシストグリップ20のピラーパネル30への取付作業の効率化を実現している。
アシストグリップ20は、補強芯材によって乗員の身体を支える強度を確保するとともに、把持部21を軟質の表面材で被覆することにより、乗員が掴んだときの触感をソフトにし、かつ安全性にも考慮して設計されている。
アシストグリップ20の形成方法としては、補強芯材を射出成形用の型内に配設した状態で補強芯材の外周に把持部21を形成するための樹脂を付加するか、あるいは、補強芯材の外周への軟質の被覆材の巻きつけ縫製等が考えられる。
(2)合わせ構造の概略および外観的特徴
図4は、ピラーガーニッシュ10およびアシストグリップ20をピラーパネル30に取り付ける様子を示している。ピラーパネル30は自動車の車体におけるいわゆるBピラーに該当し、同図ではピラーパネル30の車室内側の面を示している。
ピラーパネル30に対しては、まず、アシストグリップ20の下側の取付部23に形成した位置決め片23bをピラーパネル30の位置決め孔31に差し込むことにより、アシストグリップ20の位置合わせを行う。次に、上下の取付部23の螺子孔23aとピラーパネル30側の上下の螺子孔32とをそれぞれネジ等で螺着する。この結果、アシストグリップ20がピラーパネル30に対して固定される。
次に、ピラーガーニッシュ10の裏面15を車室内側からピラーパネル30に向けて接近させ、後側面13の上下の切欠開口18aにアシストグリップ20の上下の嵌合部22を嵌合させるとともに、膨出部18の各当接支持面18bと把持部21の各端面21bとを当接させる。そして、上記クリップ取付座等を利用してピラーガーニッシュ10をピラーパネル30に対して固定する。
図5は、ピラーガーニッシュ10にアシストグリップ20を取り付けた状態を車室内側から示しており、図6は、当該状態を裏面15側から示している。
上述したように、ピラーガーニッシュ10の膨出部18は後側面13からなだらかに膨出して形成されており、また、膨出部18の当接支持面18bと、把持部21の端面21bとは、面の周囲形状が略一致する形状となっている。従って、ピラーガーニッシュ10とアシストグリップ20とが合体した際には、車室内側から見えるピラーガーニッシュ10とアシストグリップ20との境界線K(当接支持面18bと端面21bとの境)の前後において、ピラーガーニッシュ10およびアシストグリップ20は外観上なめらかな連続性を持つこととなり、優れた意匠的効果を発揮する。
また本発明では、上記膨出部18をピラーガーニッシュ10の側面に形成したことで上記のような優れた意匠性を発揮するが、これと同時に、車外側から膨出部18の内部が見えてしまう恐れが生じる。なぜなら、膨出部18はピラーパネル30よりも車両後側に向かって突出しているからである。そこで、嵌合部22はピラーガーニッシュ10と嵌合したときに、上記カバー部22fによって、膨出部18のピラーパネル30側の縁と切欠開口18aとの略全体をピラーパネル30側から覆い隠す。その結果、車外側からの合わせ構造の外観についても、見栄えが損なわれることが防止される。
(3)合わせ構造の詳細
図7は、ピラーガーニッシュ10の上側の膨出部18の構造を裏面15側から詳細に示しており、図8は、アシストグリップ20の上側の嵌合部22の構造を車室内側から詳細に示している。図9は、図3,8におけるA‐A断面の形状を示している。なお図8では取付部23の記載は省略している。
図7に示すように、膨出部18の切欠開口18aの近傍には、前後位置規制リブ18a1(リブ18a1)と、室内方向規制リブ18a2(リブ18a2)と、パネル方向規制リブ18a3(リブ18a3)とが形成されている。リブ18a2およびリブ18a3は、ピラーパネル‐室内方向位置規制リブに該当する。
リブ18a1は、アシストグリップ20の車両前後方向における位置を規制するためのリブであり、本実施形態では、切欠開口18aの上下の縁から連続して車両前後方向かつ開口内側に向かって延びて形成されている。また、リブ18a1は裏面15とも接合している。リブ18a1は、高さ(主面10と略垂直な方向における長さ)が後側面13の高さと略同等であり、車両前後方向に5〜10mmの長さを持ち、肉厚はピラーガーニッシュ10の他の部分と略同等あるいはそれより薄肉状としている。本実施形態では、リブ18a1の肉厚を1.0mm程度としてある。
このように、切欠開口18aの縁からはリブ18a1が開口内側に向かってかつ裏面15に接合した状態で延びて形成されているため当該リブ18a1によって切欠開口18aの縁が補強され、切欠開口18aが変形することを防止している。
リブ18a2は、アシストグリップ20の車室内側への移動を規制するためのリブであり、本実施形態では、切欠開口18aの車室内側の縁の略中央から車両前後方向かつ開口内側に向かって形成されている。リブ18a2は、高さは1〜3mmであり、肉厚はピラーガーニッシュ10の他の部分と略同等あるいはそれより薄肉状としている。本実施形態ではリブ18a2の肉厚を1.0mm程度としてある。
なお、リブ18a2についてもこれを設けることで切欠開口18aの縁の強度が増し、切欠開口18aの変形を効果的に防止する。
リブ18a3は、アシストグリップ20のピラーパネル30側への移動を規制するリブであり、本実施形態では、切欠開口18aの上縁(ただし下縁や上下両縁であってもよい。)であって、上記リブ18a2よりもピラーパネル30側に形成している。リブ18a3は、切欠開口18aの縁から突起状に形成されており、上下方向への長さは2mm以下、車両前後方向への長さは2mm以下としている。また、肉厚はピラーガーニッシュ10の他の部分と略同等あるいはそれより薄肉状としている。本実施形態ではリブ18a3の肉厚を1.0mm程度としてある。
次に、嵌合部22について説明する。図8,9に示すように、把持部21の端面21bからはブロック状の嵌合部22が把持部21と同じ樹脂で形成されており、嵌合部22には、上記リブ18a1,18a2,18a3に各当接する当接面が形成されている。
リブ18aと当接するための当接面22a1,22b1は、嵌合部22の上面22aおよび下面22bにおいて、端面21bから上記リブ18a1の長さに略相等する位置までの範囲を3〜10mm段下げすることにより形成された、端面21bと相対する面である。この結果、端面21bと、当接面22a1,22b1との間にはそれぞれ凹溝22a2,22b2が形成され、後述するように、この上下の凹溝22a2,22b2に切欠開口18aの上下の縁に形成された上下のリブ18a1が各々収容される。
リブ18a2と当接するための当接面22cは、嵌合部22の車室内側の面が該当する。この車室内側の面(当接面22c)は、端面21bの外周よりも車外側(ピラーパネル側)に5〜10mm段下げすることにより形成される。
リブ18a3と当接するための当接面22dは、当接面22cよりもピラーパネル側に所定距離進んだ位置における、上側の凹溝22a2(ただし下側の凹溝22b2や上下両凹溝22a2,22b2であってもよい。)の底から立設した壁面であり、ピラーパネル側に向いている。図においては当接面22dの先端は上面22aよりも低い。言い換えれば、当接面22dも嵌合部22の上面22a(あるいは下面22b、上面22aと下面22bの両方。)を段下げ(3〜6mm程度)することにより形成されている。
また、当接面22dの先端と当接面22cとの間には、車室内側を向く斜面22eを形成している。かかる斜面22eを形成することにより、嵌合部22を切欠開口18aに嵌合させて当接面22dにリブ18a3を当接させる際、リブ18a3がこの斜面22eに沿って移動して当接面22dの先端を乗り越え易くしている。
図10は、図9の断面に対するリブ18a2,18a3の当接位置を示している。また、図11は、図3のB‐B断面における上側の嵌合部22に対するリブ18a1の当接位置を示している。図10,11では、ピラーガーニッシュ10側の部材の位置を2点鎖線により示している。
図10に示すように、リブ18a2は、車室内側から当接面22cに突き当たることで、アシストグリップ20の車室内側への移動を規制し、リブ18a3は、ピラーパネル30側から当接面22dに当接することで、アシストグリップ20のピラーパネル30側への移動を規制する。言い換えると、リブ18a2およびリブ18a3は、嵌合部22の当接面22c,22dを両側から共同して挟持することで、アシストグリップ20の、主面11に略垂直な方向における位置決めを行っている。
また、図11に示すように、上下2つのリブ18a1は、凹溝22a2,22b2にそれぞれ入り込むことにより、切欠開口18aから最も遠い終端を当接面22a1,22b1に対してそれぞれに当接させる。この結果、アシストグリップ20の車両前後方向における位置の規制がなされる。本発明においては、アシストグリップ20の車両前後方向への位置の規制を1つの嵌合部22の上下2箇所にて行ったことに1つの特徴がある。
つまり、嵌合部22は当接面22a1,22b1の2箇所において車両前後方向への位置規制がされるため、当接面の傾きや厚さの寸法誤差あるいはリブ18a1の長さの寸法誤差によって一方の位置規制箇所での位置規制に狂いが生じた場合であっても、他方の位置規制箇所での位置規制が当該狂いによるアシストグリップ20の傾きに歯止めをかけるため、結果的にアシストグリップ20の位置決めが高精度に実現される。
本実施形態では、リブ18a1,18a2,18a3は、各当接面22a1,22b1,22c,22dと当接したときに過干渉となるサイズに設計されている。つまり、リブ18a1であれば、当接支持面18bの外面からリブ18a1の終端までの長さを、端面21bから当接面22a1,22b1までの距離よりも若干長目に設計してある。また、リブ18a2とリブ18a3については、リブ18a2の先端とリブ18a3の車室内側面との間の距離が、挟み込む対象である当接面22c〜当接面22d間の距離よりも若干狭めに設計してある。これは、ピラーガーニッシュ10やアシストグリップ20の成形において若干の寸法誤差が生じた場合でも、各リブ18a1,18a2,18a3と、各当接面22a1,22b1,22c,22dとの間に隙間が生じないようにするためである。
なお、上記過干渉は以下のように吸収可能である。つまり、リブ18a1,18a2は、当接面22a1,22b1,22cに対して非常に狭い先端(終端)部分にて当接するため、厚肉でかつ表面に柔軟性のある当接面22a1,22b1,22cに対して食い込み状態で当接することになり、この結果、上記過干渉が吸収される。加えて、リブ18a1,18a2の肉厚については、上記では1.0mmと示したが、先端付近についてはより薄肉状(0.8mm程度)としてもよい。先端付近についてより薄肉状とすることで、リブ18a1,18a2は当接面22a1,22b1,22cに対してより食い込み易く、効果的に上記過干渉が吸収される。また、リブ18a3と当接する当接面22dにおいても、表面に柔軟性を備えているため、過干渉気味に当接するリブ18a3からの力を受けて表面を若干変形させることができる。
この結果、嵌合部22と切欠開口18aとの間においては、がたつきを生じる事無く適切にはめ合わせを行うことが可能となる。
(4)まとめ
このように本発明では、ピラーパネル30に装着されるアシストグリップ20とピラーガーニッシュ10との合わせ構造を実現するにあたり、ピラーガーニッシュ10の側面をなだらかに膨出させて合わせ部(膨出部18)を形成し、この膨出部18が備える切欠開口18aにアシストグリップ20の嵌合部22を嵌合したときに、膨出部18の先端面の外周形状と略同一の外周形状を持つアシストグリップ20の端面21bが先端面と当接するようにしたため、ピラーガーニッシュ10とアシストグリップ20との合わせ部分において良好な意匠的効果を発揮することができる。
また、切欠開口18aの縁には前後位置規制リブ18a1や室内方向規制リブ18a2を形成することにより開口の強度を確保し、当該開口が変形してしまうことを防止している。また上述したように、ピラーガーニッシュ10では、切欠開口18a近傍において各リブ18a1,18a2,18a3が、ピラーガーニッシュ10本体の肉厚と略均一あるいはそれより薄肉状に成形されている。そのため、各リブ18a1,18a2,18a3において成形時の冷却遅れが生じることが極力避けられ、切欠開口18a付近でヒケ等の成形不良が発生し難い。よって、アシストグリップ20の位置規制が高精度に実現される。また、膨出部18と嵌合部22とは、前後位置規制リブ18a1、室内方向規制リブ18a2、パネル方向規制リブ18a3の各リブと、当接面22a1,22b1,22c,22dとをそれぞれ当接させることにより、車両前後方向および主面11と略垂直な方向におけるアシストグリップ20の位置決めを高精度に行うことができ、従来生じ易かったアシストブリップ20の傾きを防止することができる。
ピラーガーニッシュの主面側外観図。 ピラーガーニッシュの裏面側外観図。 アシストグリップの外観図。 ピラーパネルへの取付状態の説明図。 ピラーガーニッシュとアシストグリップとの取付状態の主面側外観図。 ピラーガーニッシュとアシストグリップとの取付状態の裏面側外観図。 膨出部の構造を詳細に示した斜視図。 嵌合部の構造を詳細に示した側面図。 嵌合部の構造を詳細に示した断面図。 嵌合部の断面に対する室内方向規制リブおよびパネル方向規制リブの当接位置を示した説明図。 嵌合部の断面に対する前後位置規制リブの当接位置を示した説明図。
符号の説明
10…ピラーガーニッシュ、11…主面、12…前側面、13…後側面、15…裏面、18…膨出部、18a…切欠開口、18a1…前後位置規制リブ、18a2…室内方向規制リブ、18a3…パネル方向規制リブ、18b…当接支持面
20…アシストグリップ、21…把持部、21a…中央部位、21b…端面、22…嵌合部、22a…上面、22b…下面、22a1,22b1,22c,22d…当接面、22a2,22b2…凹溝、22e…斜面、22f…カバー部、23…取付部、23a…螺子孔、23b…位置決め片
30…ピラーパネル、31…位置決め孔、32…螺子孔

Claims (6)

  1. 車両のピラーパネルに装着されるアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造であって、
    ピラーガーニッシュは、ピラーパネルを略覆う輪郭であり、車室内側に面する略平坦な主面と、主面の車両前側の縁沿いおよび車両後側の縁沿いを夫々に折曲させて形成した側面とを備え、かつ側面をなだらかに膨出させることにより上記アシストグリップとの合わせ部としての膨出部を形成し、
    膨出部は、アシストグリップの把持部から連続して形成された嵌合部と嵌合するための少なくとも1つの切欠開口を形成し、切欠開口の周囲には、把持部の端面と当接する当接支持面を形成し、
    嵌合部は、膨出部のピラーパネル側の縁と当該縁にまで到達した切欠開口との略全体をピラーパネル側から覆うヒレ状カバー部を備えることを特徴とするアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造。
  2. 車両のピラーパネルに装着されるアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造であって、
    ピラーガーニッシュは、ピラーパネルを略覆う輪郭であり、車室内側に面する略平坦な主面と、主面の車両前側の縁沿いおよび車両後側の縁沿いを夫々に折曲させて形成した側面とを備え、かつ側面をなだらかに膨出させることにより上記アシストグリップとの合わせ部としての膨出部を形成し、
    膨出部は、アシストグリップの把持部から連続して形成された嵌合部と嵌合するための少なくとも1つの切欠開口を形成し、切欠開口の周囲には、把持部の端面と当接する当接支持面を形成し、
    ラーガーニッシュは、切欠開口の近傍に上記嵌合部と嵌合したときにアシストグリップの位置を規制するリブであって、車両前後方向における位置を規制する前後位置規制リブと、上記主面と略垂直な方向における位置を規制するピラーパネル‐室内方向位置規制リブとを形成し、
    合部は、上記各リブとそれぞれに当接する各当接面を組合わせて形成されることを特徴とするアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造。
  3. 上記前後位置規制リブおよびピラーパネル‐室内方向位置規制リブの肉厚は、ピラーガーニッシュの他の面の肉厚と略均一または当該他の面の肉厚よりも薄肉状に形成されることを特徴とする請求項2に記載のアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造。
  4. 上記前後位置規制リブは、切欠開口の縁から連続して、車両前後方向かつ開口内側に向かって延びて形成されることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造。
  5. 上記前後位置規制リブは、切欠開口における上下の縁から夫々連続して形成され、
    上記嵌合部は、上面および下面の夫々において上記把持部の端面から上記前後位置規制リブの長さに略対応する範囲を段下げすることにより端面と相対する当接面を上下に形成するとともに、この上下の当接面を上下の前後位置規制リブの終端に当接させることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載のアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造。
  6. 上記ピラーパネル‐室内方向位置規制リブは、アシストグリップの車室内側への移動を規制する室内方向規制リブとアシストグリップのピラーパネル側への移動を規制するパネル方向規制リブとからなり、
    上記嵌合部は、切欠開口と嵌合したときに車室内側を向く当接面およびピラーパネル側を向く当接面を有し、当該二つの当接面が室内方向規制リブとパネル方向規制リブとによって挟まれることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載のアシストグリップとピラーガーニッシュとの合わせ構造。
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