JPH10316156A - 本体と蓋体とのロック構造 - Google Patents
本体と蓋体とのロック構造Info
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- JPH10316156A JPH10316156A JP9129820A JP12982097A JPH10316156A JP H10316156 A JPH10316156 A JP H10316156A JP 9129820 A JP9129820 A JP 9129820A JP 12982097 A JP12982097 A JP 12982097A JP H10316156 A JPH10316156 A JP H10316156A
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Abstract
を簡易取り外し治具により容易に解除することができる
本体と蓋体とのロック構造を提供する。 【解決手段】 本体10から突設された係止突起12
に、蓋体20に形成した可撓性の係止枠21,21′で
構成される係止孔22を挿入・係止して、蓋体20によ
る本体10の閉塞状態をロックするようにした本体10
と蓋体20とのロック構造において、可撓性の係止枠2
1′に、係止突起12と係止孔22との係止状態を解除
させる係止解除孔23を係止孔22と並列に併設した。
Description
ック構造に関し、特に、本体の係止突起と蓋体の係止孔
との係止状態をドライバー等の簡易取り外し治具により
容易に解除可能な本体と蓋体とのロック構造に係わる。
て、図9に示すものが知られている。図9は、従来のロ
ック構造が適用された本体10(例えばワイヤハーネス
Wの相互接続等に用いられる電気接続箱の上部カバー
で、合成樹脂製の下面側が開口した箱形のもの)と、こ
の本体10の下面側の開口部11を閉塞する蓋体20
(例えば電気接続箱の下部カバーで、合成樹脂製の上面
側が開口した箱形のもの)とを示す。この本体10の側
壁外面の下縁側には複数の係止突起12をそれぞれ一体
突出形成してある。この各係止突起12に対向する蓋体
20の上縁には、可撓性の係止枠21を上方にそれぞれ
一体突出形成してある。この各可撓性の係止枠21の中
央には、上記本体10の各係止突起12が係脱される矩
形の係止孔22をそれぞれ形成してある。これら各係止
突起12と各係止孔22が本体10と蓋体20とのロッ
ク構造になっている。
取付片13,13を一体突出形成してあり、該各取付片
13の下部周壁13aからなる下面側の開口部13b内
に上記複数の係止突起12のうちの一つがそれぞれ位置
している。そして、本体10の側壁外面から突出した各
係止突起12に、蓋体20の上縁の可撓性の係止枠21
で構成される各係止孔22を挿入・係止することによ
り、本体10の下面側の開口部11が蓋体20により閉
塞されて該閉塞状態がロックされるようになってる。
尚、係止突起12の下部には傾斜面を形成してあると共
に、該傾斜面に対向する可撓性の係止枠21の内面上側
にも傾斜面を形成してあり、これら傾斜面により係止突
起12と係止枠21の係止孔22との係止が容易に行わ
れるようになっている。また、各取付片13は車両のパ
ネル等に取り付けられるようになっている。さらに、こ
の類似構造は、特開平5−338660号公報に開示さ
れている。
来の本体10と蓋体20とのロック構造では、本体10
の一側壁10aに一体突出形成された一対の取付片1
3,13の各下部周壁13aからなる狭い空間を利用し
て下面側(係止枠21の挿入方向)にのみ開口した開口
部13b内に係止突起12を配置しているため、当該係
止突起12と蓋体20の係止孔22との係止作業は問題
が生じないものの、保守点検や修理等により上記係止突
起12と係止孔22との係止状態を解除する場合には、
図10に示すように、各取付片13の下部周壁13aの
狭い空間内において、簡易取り外し治具としてのマイナ
ス型のドライバーDの先端を本体10の一側壁10aと
係止孔22を備えた可撓性の係止枠21との間に挿入し
て引っ掛け、該可撓性の係止枠21を外側(取付片13
の下部周壁13a側)の係止解除方向に弾性変形させる
ことが非常に難しく、係止突起12と係止孔22との係
止解除作業は非常に熟練を要した。
べくなされたものであり、本体の係止突起と蓋体の係止
孔との係止状態を簡易取り外し治具により容易に解除す
ることができる本体と蓋体とのロック構造を提供するこ
とを目的とする。
から突設された係止突起に、蓋体に形成した可撓性の係
止枠で構成される係止孔を挿入・係止して、前記蓋体に
よる前記本体の閉塞状態をロックするようにした本体と
蓋体とのロック構造において、前記可撓性の係止枠に、
前記係止突起と係止孔との係止状態を解除させる係止解
除孔を前記係止孔と並列に併設したことを特徴とする。
性の係止枠で構成された係止解除孔に簡易取り外し治具
の先端が簡単に挿入され、該簡易取り外し治具により可
撓性の係止枠が係止解除方向に簡単に弾性変形する。こ
れにより、係止突起と係止孔との係止状態が容易に解除
される。
止突起に、蓋体に形成した可撓性の係止枠で構成される
係止孔を挿入・係止して、前記蓋体による前記本体の閉
塞状態をロックするようにした本体と蓋体とのロック構
造において、前記可撓性の係止枠の一端部に、前記係止
突起と係止孔との係止状態を解除させる解除溝を有した
係止解除リブを突設したことを特徴とする。
性の係止枠の一端部の係止解除リブの解除溝に簡易取り
外し治具の先端が簡単に挿入され、該簡易取り外し治具
により可撓性の係止枠が係止解除方向に簡単に弾性変形
する。これにより、係止突起と係止孔との係止状態が容
易に解除される。
止突起に、蓋体に形成した可撓性の係止枠で構成される
係止孔を挿入・係止して、前記蓋体による前記本体の閉
塞状態をロックするようにした本体と蓋体とのロック構
造において、前記可撓性の係止枠の側部に、前記係止突
起と係止孔との係止状態を解除させる係止解除突起を突
設したことを特徴とする。
性の係止枠の側部の係止解除突起と本体との間に簡易取
り外し治具の先端が簡単に挿入され、該簡易取り外し治
具により可撓性の係止枠が係止解除方向に簡単に弾性変
形する。これにより、係止突起と係止孔との係止状態が
容易に解除される。
基づいて説明する。
体とのロック構造が適用された本体及び蓋体の斜視図、
図2(a)は本体の要部の拡大説明図、図2(b)は蓋
体の要部の拡大説明図、図3(a)は蓋体の要部の斜視
図、図3(b)は本体と蓋体の係止状態を示す要部の斜
視図、図4(a)は本体と蓋体の係止解除前の要部の説
明図、図4(b)は同係止解除時の要部の説明図であ
る。
用された本体10(例えばワイヤハーネスWの相互接続
等に用いられる電気接続箱の上部カバーで、合成樹脂製
の下面側が開口した箱形のもの)と、この本体10の下
面側の開口部11を閉塞する蓋体20(例えば電気接続
箱の下部カバーで、合成樹脂製の上面側が開口した箱形
のもの)とを示す。この本体10の側壁外面の下縁側に
は複数の係止突起12をそれぞれ一体突出形成してあ
る。この各係止突起12に対向する蓋体20の上縁に
は、可撓性の係止枠21,21′を上方にそれぞれ一体
突出形成してある。この各可撓性の係止枠21,21′
には、上記本体10の各係止突起12が係脱される矩形
の係止孔22をそれぞれ形成してある。これら各係止突
起12と各係止孔22が本体10と蓋体20とのロック
構造になっている。
取付片13,13を一体突出形成してあり、該各取付片
13の下部周壁13aからなる下面側の開口部13b内
に上記複数の係止突起12のうちの一つがそれぞれ位置
している。この各取付片13の開口部13b内に位置す
る係止突起12に対向する蓋体20の上縁の可撓性の係
止枠21′は他の可撓性の係止枠21より幅広になって
いて、係止孔22の図中右隣の位置に上記係止突起12
と上記係止孔22との係止状態を解除させる係止解除孔
23を併設してある。即ち、図1に示すように、上記可
撓性の係止枠21′の幅は他の可撓性の係止枠21の幅
より広くなっているが、図2(b)に示すように、係止
孔22と係止解除孔23との間のリブ部の幅を細くして
該リブ部を左右と中央に3箇所形成することにより、挿
入力と保持力及び強度を他の可撓性の係止枠21と変ら
ないようにしてある。
上記可撓性の係止枠21′の幅L1は、本体10の一側
壁10aの各取付片13の開口部13b内の幅L2より
少し狭くなるように形成してある。これにより、各取付
片13の下部周壁13aが可撓性の係止枠21′の挿入
時の位置決めと挿入ガイドとして機能するようになって
いる。さらに、本体10の一側壁10aの各取付片13
の開口部13b内に位置する係止突起12は、図2
(a)に示すように、開口部13b内の中央ではなく図
中左側に位置している。これにより、本体10の係止突
起12と蓋体20の係止枠21′の係止解除孔23との
誤係止を防止するようになっている。また、図2
(b),図3(a)に示すように、係止解除孔23の長
さは係止孔22の長さより短くなっていると共に、図3
(a)と図4(a),(b)に示すように、係止解除孔
23の上部には、外側から内面上側に傾斜した傾斜面2
3aを形成してある。
とのロック構造によれば、本体10の側壁外面から突出
した各係止突起12に、蓋体20の上縁の可撓性の係止
枠21,21′で構成される各係止孔22を挿入・係止
することにより、本体10の下面側の開口部11が蓋体
20により閉塞されて該閉塞状態がロックされる。
起12と係止孔22との係止状態を解除する場合には、
図3(b)及び図4(a)に示すように、可撓性の係止
枠21′を撓ませる方向に空間的余裕がない各取付片1
3の下部周壁13aの狭い空間内において、簡易取り外
し治具としてのマイナス型のドライバーDの先端を本体
10の一側壁10aと可撓性の係止枠21′の係止解除
孔23との間に下方より挿入し、図4(b)に示すよう
に、該ドライバーDの先端を係止解除孔23の傾斜面2
3aに当てて押し付けるだけで、該傾斜面23aの傾斜
角度により、係止枠21′が外側(取付片13の下部周
壁13a側)の係止解除方向に容易に撓む。これによ
り、係止突起12と係止孔22との係止解除作業を熟練
を要することなく簡単に行うことができる。
係止突起12と係止孔22とを再度係止させる場合に、
誤って係止解除孔23に本体10の係止突起12が入っ
たとしても、係止解除孔23の傾斜面23aが係止突起
12に当たって係止解除孔23と係止突起12とは完全
には係止されないため、係止突起12と係止枠21′の
取り外しは容易に行われる。これにより、本体10の係
止突起12と蓋体20の係止枠21′の係止解除孔23
との誤係止を確実に防止することができ、本体10の各
係止突起12と蓋体20の各係止枠21、21′の各係
止孔22とが確実に係止されて蓋体20による本体10
の閉塞状態がロックされる。
体20の係止孔22とから成るロック構造が、各取付片
13の下部周壁13aの狭い空間内の係止枠21′が挿
入される方向しか開口されていない下側の開口部13b
内に設けられていて、本体10の取付片13の下部周壁
13aの下面側の開口部13bの幅が比較的広いが、係
止枠21′を撓ませる方向に空間的余裕がない場合に、
ドライバーD等の簡易取り外し治具の先端を係止解除孔
23の傾斜面23aに挿入して押し付けるだけの簡単な
作業により、係止突起12と係止孔22との係止状態を
簡単に解除することができる。また、再度係止突起12
と係止孔22とを係止させる場合には、取付片13の下
部周壁13aが係止枠21′の挿入時の位置決め及びガ
イドとなるため、係止枠21′の係止孔22を係止突起
12に容易かつスムーズに係止させることができる。
の斜視図、図5(b)は第2の実施形態の本体と蓋体の
係止状態を示す要部の斜視図、図6(a)は第2の実施
形態の本体と蓋体の係止解除前の要部の説明図、図6
(b)は同係止解除時の要部の説明図である。
aの空間内に位置する蓋体20の可撓性の係止突起21
の上端部(一端部)21aには、本体10の係止突起1
2と可撓性の係止突起21の係止孔22との係止状態を
解除させる解除溝24aを有した逆U字状の係止解除リ
ブ24を一体突出形成してある。他の構成は前記第1の
実施形態と同様であるので、同一構成部分には同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
係止孔22から成るロック構造によれば、図6(a)に
示すように、可撓性の係止枠21の上端部21aの係止
解除リブ24の解除溝24aにドライバーD等の簡易取
り外し治具の先端を下方より挿入して引っ掛けて、可撓
性の係止枠21を外側(取付片13の下部周壁13a
側)の係止解除方向に簡単に撓ますことができ、図6
(b)に示すように、係止突起12と係止孔22との係
止解除作業を容易に行うことができる。特に、この第2
の実施形態では、本体10の取付片13の下部周壁13
aの下面側の開口部13bの幅が狭く、係止枠21を撓
ませる方向に空間的余裕がある場合に有効である。
の斜視図、図7(b)は第3の実施形態の本体と蓋体の
係止状態を示す要部の斜視図、図8(a)は第3の実施
形態の本体と蓋体の係止解除前の要部の説明図、図8
(b)は同係止解除時の要部の説明図である。
aの狭い空間内に位置する蓋体20の可撓性の係止突起
21の両側部21b,21bの上側には、本体10の係
止突起12と可撓性の係止突起21の係止孔22との係
止状態を解除させる左右一対の係止解除突起25,25
を一体突出形成してある。また、各係止解除突起25の
本体10の一側壁10a側には、外側から内面中央に傾
斜した傾斜面25aを形成してある。他の構成は前記第
1の実施形態と同様であるので、同一構成部分には同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
係止孔22から成るロック構造によれば、図7(b)及
び図8(a)に示すように、ドライバーD等の簡易取り
外し治具の先端を本体10の一側壁10aと可撓性の係
止枠21の一方の係止解除突起25の傾斜面25aとの
間に下方より挿入し、図8(b)に示すように、該簡易
取り外し治具の先端を一方の係止解除突起25の傾斜面
25aに当てて押し込むだけで、該傾斜面25aの傾斜
角により可撓性の係止枠21を外側(取付片13の下部
周壁13a側)の係止解除方向に簡単に撓ますことがで
き、係止突起12と係止孔22との係止解除作業を容易
に行うことができる。特に、この第3の実施形態では、
本体10の取付片13の下部周壁13aの下面側の開口
部13bの幅が比較的広く、係止枠21を撓ませる方向
に該係止枠21の撓み代しか空間的余裕がない場合に有
効である。
とのロック構造を、例えばワイヤハーネスの相互接続等
に用いられる電気接続箱の上,下部カバー間に適用した
が、電気接続箱以外の他の本体と蓋体との間に適用して
も良い。
よれば、可撓性の係止枠で構成された係止解除孔に簡易
取り外し治具の先端を簡単に挿入することができるた
め、該簡易取り外し治具により可撓性の係止枠を係止解
除方向に簡単に弾性変形させて本体の係止突起と蓋体の
係止枠の係止孔との係止状態を容易に解除することがで
きる。
の一端部の係止解除リブの解除溝に簡易取り外し治具の
先端を簡単に挿入することができるため、該簡易取り外
し治具により可撓性の係止枠を係止解除方向に簡単に弾
性変形させて本体の係止突起と蓋体の係止枠の係止孔と
の係止状態を容易に解除することができる。
の側部の係止解除突起と本体との間に簡易取り外し治具
の先端を簡単に挿入することができいるため、該簡易取
り外し治具により可撓性の係止枠を係止解除方向に簡単
に弾性変形させて本体の係止突起と蓋体の係止枠の係止
孔との係止状態を容易に解除することができる。
ク構造が適用された本体及び蓋体の斜視図である。
は上記蓋体の要部の拡大説明図である。
蓋体と本体の係止状態を示す要部の斜視図である。
説明図、(b)は同係止解除時の要部の説明図である。
図、(b)は同蓋体と本体の係止状態を示す要部の斜視
図である。
除前の要部の説明図、(b)は同係止解除時の要部の説
明図である。
図、(b)は同蓋体と本体の係止状態を示す要部の斜視
図である。
除前の要部の説明図、(b)は同係止解除時の要部の説
明図である。
図である。
の斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 本体から突設された係止突起に、蓋体に
形成した可撓性の係止枠で構成される係止孔を挿入・係
止して、前記蓋体による前記本体の閉塞状態をロックす
るようにした本体と蓋体とのロック構造において、 前記可撓性の係止枠に、前記係止突起と係止孔との係止
状態を解除させる係止解除孔を前記係止孔と並列に併設
したことを特徴とする本体と蓋体とのロック構造。 - 【請求項2】 本体から突設された係止突起に、蓋体に
形成した可撓性の係止枠で構成される係止孔を挿入・係
止して、前記蓋体による前記本体の閉塞状態をロックす
るようにした本体と蓋体とのロック構造において、 前記可撓性の係止枠の一端部に、前記係止突起と係止孔
との係止状態を解除させる解除溝を有した係止解除リブ
を突設したことを特徴とする本体と蓋体とのロック構
造。 - 【請求項3】 本体から突設された係止突起に、蓋体に
形成した可撓性の係止枠で構成される係止孔を挿入・係
止して、前記蓋体による前記本体の閉塞状態をロックす
るようにした本体と蓋体とのロック構造において、 前記可撓性の係止枠の側部に、前記係止突起と係止孔と
の係止状態を解除させる係止解除突起を突設したことを
特徴とする本体と蓋体とのロック構造。
Priority Applications (1)
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JP12982097A JP3226833B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 本体と蓋体とのロック構造 |
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JP12982097A Expired - Fee Related JP3226833B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 本体と蓋体とのロック構造 |
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1997
- 1997-05-20 JP JP12982097A patent/JP3226833B2/ja not_active Expired - Fee Related
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