JP2004040878A - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents

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関戸 利久
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Abstract

【課題】簡易な構造によりバッテリー収容ボックスに電気接続箱を取付可能とすると共に、両者を安定よく確実に固定できる取付構造を提供する。
【解決手段】電気接続箱21に設けた取付部22と、これを上方から受け入れる案内溝13aを備えたガイド部材13を設ける。案内溝13aは上方から下方へ至るに従い幅狭とすることで上方では遊び空間Sを有すると共に、下方では取付部22の両側端を緊密に保持して位置決め可能とする。そして、取付部22は屈曲部23を備え、この屈曲部23の弾性を利用して周壁12の上端部に突設したストッパ片14と係合させて取付部22を抜け止めするようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気接続箱の取付構造に関し、詳しくはバッテリー収容ボックスの周壁部に対し電気接続箱を安定的に取り付け可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来自動車に用いる電気接続箱を他の部材に隣接して配置する場合、その隣接面間に係合手段を設けて連結するようにした取付構造が知られている。例えば、実開昭60−34714号公報には、図5に示すように、箱部材Bに対し箱部材Aを取付固定するために両者の対向面間に上下スライド嵌合する係合手段1、2を設けると共に、弾性ロック片3とロック爪4からなるロック手段によって箱部材Bを抜け止めするようにしたものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の取付構造では、弾性ロック片3とロック爪4からなるロック手段を要するため構造が複雑化し、スペース上の制約がある。また、箱部材Aをスライド嵌合する凹凸係合の係合手段1、2は、隙間を広くして係合時の操作性を考慮すればガタツキを生じ、一方、ガタツキなく保持しようとすれば係合スライド操作の作業性が低下するという問題があった。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、バッテリー収容ボックスを利用して電気接続箱を取付可能とすると共に、簡易な構造により電気接続箱を確実に保持固定できる取付構造を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、バッテリー収容ボックスの周壁部に係合手段を介して電気接続箱を係合保持させるようにした電気接続箱の取付構造であって、
上記係合手段は上記電気接続箱に設けた弾性撓み可能な板状の取付部と、該取付部を上方からスライド可能に受け入れる案内溝を備えたガイド部材とからなり、上記案内溝は上方から下方へ至るに従い幅狭とすることで上方では上記取付部との間に遊び空間を有すると共に、下方では上記取付部を緊密に保持して位置決め可能とする一方、上記取付部は上下両端から中央部へ向かって上記周壁部から遠ざかる方向へ屈曲した屈曲部を備え、上記周壁部には上記案内溝の上方から挿入された上記取付部の上端部に上方から干渉して取付部の抜けを防止するストッパ片を突設していることを特徴とする電気接続箱の取付構造を提供している。
【0006】
上記構成によれば、バッテリー収容ボックスに対し電気接続箱を取り付けるに際し、ガイド部材の案内溝に沿って取付部を上方から挿入すると、最初は案内溝の上方では遊び空間を有するため間口が広くなっているので、案内溝への初期挿入操作を容易に行うことができる。更に取付部を下方へ挿入すると、取付部は周壁部側へ屈曲しているため外面にストッパ片が当接するが、取付部は弾性撓みしながら更に挿入される。そして、下端まで挿入されたとき、取付部の上端がストッパ片から外れると同時に、弾性復帰して案内溝における周壁部側の面に弾性的に押し付けられた状態となる。そして、この時点で取付部の上端がストッパ片の下面側に入り込むため、ストッパ片によって取付部の抜き方向の移動が規制される。このように、取付部の抜け止めは取付部の屈曲部による弾性撓みとストッパ片との係合を利用しているので、複雑なロック機構を要することなく構造を簡素化することができる。更に、取付部の弾性によって取付後のガタツキを防止でき、電気接続箱に対する信頼性の高い保持固定を実現できる。
【0007】
なお、バッテリー収容部に取り付けるべき電気接続箱としては、ジョイントボックス、ヒューズボックス、リレーボックス等、バッテリーの近傍に配置される各種電気部品のボックスを含む。また、電気接続箱の取付部としては、弾性を有する樹脂成型品のみから構成しても、弾性を有する金属板を樹脂コーティングしたものであってもよい。
【0008】
上記ストッパ片の突出寸法は、上記ガイド部材の案内溝の上部領域において上記取付部の板厚に相当する寸法にすると共に、上記遊び空間は上記取付部の板厚以上の幅に設定するのが好ましい。このようにすれば、取付部を案内溝へ挿入する初期段階においてストッパ片が邪魔にならず容易に挿入できると共に、挿入完了後は、ストッパ片により取付部を確実に抜け止めすることができる。
【0009】
上記ストッパ片には、上記対向する周壁面との間に橋渡しされるバッテリー固定用の押えステーの一端を固定可能な固定部材を突設してもよい。このように構成すれば、押えステーによってバッテリー収容ボックスに収容されたバッテリーリの抜けを規制できると共に、ストッパ片の突設された周壁部が補強されるため、ストッパ片の突設位置が変位することがない。よって、取付部に対するストッパ片の係止状態を安定的に維持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図4は本発明に係る電気接続箱の取付構造の実施形態を示す。
【0011】
図1はバッテリーBを収容するために上面が開口されたバッテリー収容ボックス11の周壁部12の一側面に電気接続箱21を係合保持した状態を示している。 なお、バッテリー収容ボックス11に保持すべき電気接続箱21としては、ジョイントボックス、リレーボックス、ヒューズボックス等、バッテリーBの近傍に配置される各種ボックス等に適用できる。
【0012】
バッテリー収容ボックス11と電気接続箱21を係合保持するための係合手段30として、バッテリー収容ボックス11側には、図2に示すように、周壁部12に上下方向へ延びる一対のガイド部材13を所要の間隔を開けて突設している。一対のガイド部材13は断面コ字状の案内溝13aを対向させるようにして配置し、下端部間にはストッパー作用をなす底板13bを連設している。
また、案内溝13aは上方から下方へ至るに従い幅狭となるテーパー状に形成し、上方の領域では取付部22の両側端のガイド部22aとの間に十分な遊び空間Sを有するようにしている。遊び空間Sは、案内溝13aに取付部22のガイド部22aが挿入された状態で、空いている空間であり、その幅寸法は取付部22の板厚以上の寸法に設定している。そして、下方の領域では取付部22のガイド部22aを緊密に保持できるように板厚分に相当する溝幅に設定し、ガイド部22aを凹凸嵌合可能としている。また、ガイド部材13の下方前面側には一対のガイド部材13間の間隔を狭くして、取付部22を安定よく保持するための受け板13cを対向方向に一体突設している。
【0013】
一方、電気接続箱21の一側面に設けた取付部22は、弾性撓み可能な板状部材からなり、この取付部22は上下両端から中央部へ向かって取付相手である周壁部12から遠ざかる方向へ、く字状に屈曲形成した屈曲部23を備えている。屈曲部23の屈曲度合いは、取付部22を案内溝13aへ嵌合したとき、ガイド部22aが案内溝13aに押圧されて、弾性に抗して屈曲状態から平面状態に矯正される程度としている。これにより、取付部22を案内溝13aに沿わせて完全挿入したとき、取付部22をガタツクことなく嵌合保持することができる。なお、弾性撓み可能な取付部22は電気接続箱21と一体成型される合成樹脂製または、弾性を有する金属板を樹脂コーティングした部材等から構成している。また、実施形態では取付部22の屈曲部23として、く字状の屈曲形状のものを示したが、R面状に湾曲するもの、段階的に屈曲するもの等であってもよい。
【0014】
また、一対のガイド部材13の間における周壁部12の上端部には、ガイド部材13に挿入された取付部22の上端部を抜け止め保持するためのストッパ片14を外方へ向けて突設している。このストッパ片14の突出寸法は、ガイド部材13の案内溝13aの上部領域において取付部22の板厚に相当する寸法としている。
【0015】
また、ストッパ片14から内方へ突出した座部14aには、対向する側の周壁部12との間に橋渡しされるバッテリー固定用の押えステー16の一端を固定可能なボルトからなる固定部材14b突設している。一方、固定部材14bに対向する反対側の周壁部12の上端部には内方へ向けて逆L字状に突出すると共に係止孔15aを形成した止め片15を突設している。そして、この止め片15の係止孔15aに係止可能なフック16aを一端に備えると共に、他端には固定部材14bに係止可能な孔部16bを備えた押えステー16を、固定部材14bとストッパ片14との間に橋渡し状に取り付け、更に固定部材14bにナット17を螺合することで押えステー16を介してバッテリーBを抜け止め固定するようにしている。
【0016】
次に、上記構成からなる実施形態の作用について説明する。
先ず、図2に示すように、バッテリー収容ボックス11内にバッテリーBを収容する。次いで図3に示すように、ガイド部材13の案内溝13aに電気接続箱21の取付部22におけるガイド部22aを上方から挿入して下方へ押圧する。このとき、周壁部12の上端からストッパ片14が突出しているが、案内溝13aの上方では遊び空間Sによって溝幅が広い設定とされているため、ストッパ片14に取付部22が干渉することなく、案内溝13aにガイド部22aを挿入することができる。更に、ガイド部22aが案内溝13aの下方に挿入されるに従い、溝幅が狭くなるため、取付部22の外面がストッパ片14に当接して、弾性的に屈曲が矯正される方向に押圧される。そして、図4(B)に示すように、案内溝13aに対しガイド部22aが完全挿入された時点で、幅狭の下方領域によって取付部22の下端部が位置決めされると同時に、ストッパ片14に対する取付部22上部外面の干渉状態が解除される。これに伴い、取付部22の上部は屈曲方向に弾性復帰するため、上端部がストッパ片14の下面側に入り込んだ状態となり、このストッパ片14によって取付部22の抜け方向の移動が規制される。
【0017】
このようにして、ガイド部材13の案内溝13aに対し、取付部22を固定できるため、取付部22に一体化された電気接続箱21をバッテリー収容ボックス11の周壁部12に保持することができる。そして、ストッパ片14の座部14aに突設した固定部材14bと、対向側の周壁部12上部に設けた止め片15との間に押えステー16を橋渡し状に係合し、固定部材14bにナット17を螺合して固定する。これにより、バッテリーBの抜け止めをなすと共に、ストッパ片14の突設された周壁部12の撓みが確実に規制されるため、振動やバッテリー収容ボックス11の変形等によりストッパ片14の係止状態が解除されるのを防止でき、電気接続箱21を安定的に保持することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の電気接続箱の取付構造によれば、バッテリー収容ボックスの周壁に電気接続箱を取り付けるに際し、複雑なロック機構を要することなく、簡易な構造で電気接続箱を保持固定することができ、また、その取付操作の作業性を向上することができる。さらに、その取付状態において、振動や衝撃等によっても係合手段が不意に解除されることがなく、安定よく保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気接続箱の取付構造の実施形態を示す斜視図である。
【図2】バッテリー収容ボックスにバッテリーを収容した状態の斜視図である。
【図3】ガイド部材にそって電気接続箱の取付部を挿入する工程を示す斜視図である。
【図4】(A)は図3のX−X断面図、(B)は取付部を完全挿入した状態の断面図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
B バッテリー
11 バッテリー収容ボックス
12 周壁部
13 ガイド部材
13a 案内溝
14 ストッパ片
14b 固定部材
16 押えステー
21 電気接続箱
22 取付部
22a ガイド部
23 屈曲部
S 遊び空間
30 係合手段

Claims (3)

  1. バッテリー収容ボックスの周壁部に係合手段を介して電気接続箱を係合保持させるようにした電気接続箱の取付構造であって、
    上記係合手段は上記電気接続箱に設けた弾性撓み可能な板状の取付部と、該取付部を上方からスライド可能に受け入れる案内溝を備えたガイド部材とからなり、上記案内溝は上方から下方へ至るに従い幅狭とすることで上方では上記取付部との間に遊び空間を有すると共に、下方では上記取付部を緊密に保持して位置決め可能とする一方、上記取付部は上下両端から中央部へ向かって上記周壁部から遠ざかる方向へ屈曲した屈曲部を備え、上記周壁部には上記案内溝の上方から挿入された上記取付部の上端部に上方から干渉して取付部の抜けを防止するストッパ片を突設していることを特徴とする電気接続箱の取付構造。
  2. 上記ストッパ片の突出寸法は、上記ガイド部材の案内溝の上部領域において上記取付部の板厚に相当する寸法にすると共に、上記遊び空間は上記取付部の板厚以上の幅に設定している請求項1に記載の電気接続箱の取付構造。
  3. 上記ストッパ片には、上記対向する周壁面との間に橋渡しされるバッテリー固定用の押えステーの一端を固定可能な固定部材を突設している請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の取付構造。
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