JPH0540049U - エンブレムの取付構造 - Google Patents

エンブレムの取付構造

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JPH0540049U
JPH0540049U JP9024991U JP9024991U JPH0540049U JP H0540049 U JPH0540049 U JP H0540049U JP 9024991 U JP9024991 U JP 9024991U JP 9024991 U JP9024991 U JP 9024991U JP H0540049 U JPH0540049 U JP H0540049U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内装部品にエンブレムを取付けるに当たり、
逆付け等の誤着を確実に防止することにより、エンブレ
ムの取付作業性を向上させることを目的とする。 【構成】 内装部品10に開設されるスリット孔12a
のうち、係止爪21の爪幅よりも短い位置決め用スリッ
ト孔12aを1箇所設置するとともに、この位置決め用
スリット孔12aに嵌合できる細幅の位置決め用係止爪
21aを設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両用キッキングプレート等の内装部品にエンブレムを取付ける エンブレムの取付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、自動車室内に装着される内装部品の表面所定箇所に装飾等の目的でエン ブレムが取付けられている。
【0003】 図4は車両用キッキングプレートに取付けられるエンブレムの取付構造を示す もので、図面において、キッキングプレート1は、合成樹脂の射出成形体からな り、図示しないサイドシルパネル表面にクリップを介して取付けられ、エンブレ ム2を取付けるための凹部3と、凹部3の周縁に沿って、適宜間隔毎に複数のス リット孔4が開設されている。
【0004】 一方、エンブレム2はアルミやステンレス等の金属材料からなり、キッキング プレート1の凹部3の外周とほぼ同一外形状に設定され、複数のスリット孔4に 対応して、エンブレム2の周縁部分においても係止爪5が一体に設けられている 。
【0005】 そして、エンブレム2の係止爪5をキッキングプレート1のスリット孔4内に 挿入した後、係止爪5の先端部分を折曲加工することにより、キッキングプレー ト1の表面所定箇所にエンブレム2を確実に固定するようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来、エンブレム2の取付構造は、キッキングプレート1等の内 装部品に設けられた複数のスリット孔4に対してエンブレム2の係止爪5を挿入 した後、折曲加工するというものであり、エンブレム2が通常左右対称の外形状 をしたものが多いため、前後を逆に取付けてしまう誤着が頻繁に生じ、取付作業 性を著しく低下させる大きな要因となっていた。
【0007】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、内装部品に取付けられるエンブレムの取付構造において、エンブレムの 誤着を確実に防止することにより、エンブレムの取付作業性を著しく高めたエン ブレムの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、車体パネルに装着される内装部品に複 数のスリット孔を開設し、エンブレム周縁に、上記スリット孔と対応する係止爪 を設け、係止爪をスリット孔内に挿入した後、折曲加工することにより、内装部 品の表面所定箇所にエンブレムを取付けるエンブレムの取付構造において、 前記スリット孔のうち、1箇所に係止爪の爪幅よりも短い位置決め用スリット 孔を設定するとともに、上記位置決め用スリット孔に挿入可能な細幅の位置決め 用係止爪を対応設置したことを特徴とする。
【0009】 さらに、本考案は、位置決め用係止爪を除いた係止爪の爪幅が位置決め用スリ ット孔の寸法より広く設定されているとともに、係止用爪の差込み端縁は位置決 め用係止爪の寸法より長いフラット面に設定されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
以上の構成から明らかなように、内装部品に開設されるスリット孔のうちには 、他のスリット孔より短小の位置決め用スリット孔が設けられており、この位置 決め用スリット孔内には、エンブレムに形成される複数の係止爪のうち位置決め 用係止爪だけが挿入可能であるため、位置決め用スリット孔内に位置決め用係止 爪を挿入させるだけで、エンブレムを適正な姿勢(前後逆向きとならない)で迅 速、かつ確実に取付けることが可能となる。
【0011】 さらに、内装部品に対してエンブレムを適切でない姿勢、すなわち、誤着状態 でセットしたとき、位置決め用スリット孔に対して位置決め用係止爪以外の係止 爪が位置することになり、この係止爪は差込み端縁部が位置決め用スリット孔の 寸法より長いフラット面として設定されているため、大きな押圧力を加えても位 置決め用スリット孔内に嵌合することがなく、誤着が確実に防止できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案によるエンブレムの取付構造について、添付図面を参照しながら 詳細に説明する。
【0013】 図1は本考案によるエンブレムの取付構造の第1実施例を示す全体斜視図、図 2,図3は本考案の第2実施例を示す斜視図ならびに要部断面図である。
【0014】 図1において、車両用キッキングプレート10は、図示しないサイドシルパネ ルに装着される内装部品であり、ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂の射出成形体 から構成されている。
【0015】 そして、このキッキングプレート10の表面所定箇所にはエンブレム20を収 容設置するための凹部11、および凹部11の周縁に沿って適宜間隔を配して複 数のスリット孔12が開設されている。
【0016】 ところで、本考案によるエンブレムの取付構造の特徴は、まず、スリット孔1 2の1箇所に他のスリット孔とは寸法の異なる位置決め用スリット孔12aを設 定したことである。
【0017】 なお、この実施例では位置決め用スリット孔12aの長さを8mm、他の3箇所 のスリット孔12b,12c,12dの長さを11mmと設定した。
【0018】 一方、エンブレム20はアルミおよびステンレス等の軽量で加工が容易な金属 材料を使用し、このエンブレム20は凹部11とほぼ同一の外形状を備えており 、周縁部に沿って、スリット孔12a,12b,12c,12dに対応する位置 に係止爪21が一体に設けられている。
【0019】 さらに、このエンブレム20においても、位置決め用スリット孔12aに対応 する位置決め用係止爪21aの爪幅が7mmに設定されており、他の係止爪21b ,21c,21dについては通常のスリット孔12b,12c,12d内への挿 入は可能であるが、位置決め用スリット孔12a内への挿入が不可能なように、 その爪幅が10mmに設定されている。
【0020】 したがって、キッキングプレート10に対してエンブレム20を取付ける際、 キッキングプレート10の位置決め用スリット孔12a内に挿入可能なのは、エ ンブレム20の複数の係止爪21のうち爪幅の小さな位置決め用係止爪21aだ けであり、位置決め用スリット孔12aに位置決め用係止爪21aを合わせなけ れば、複数のスリット孔12内に対応する係止爪21を挿入させることができず 、前後逆方向になるなどの誤着が確実に防止できる。
【0021】 よって、誤着が確実に防止できるため、エンブレム20の取付作業性が著しく 向上するという利点がある。
【0022】 次いで、図2,図3は本考案の別実施例を示すもので、上述実施例と同一部分 には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0023】 この実施例においても、キッキングプレート10に開設されている複数のスリ ット孔12のうち、1箇所に位置決め用スリット孔12aが短く開設されてあり 、位置決め用スリット孔12aの寸法は6mm、他のスリット孔12b,12c, 12dの寸法は11mmにそれぞれ設定されている。
【0024】 一方、エンブレム20に一体に設けられる係止爪21については、位置決め用 係止爪21aの寸法が7mm、他の係止爪21b,21c,21d寸法が10mmに 設定されているのは上述実施例と同様である。
【0025】 ただ、本実施例においては、図3に示すように、位置決め用係止爪21aを除 いた係止爪21b,21c,21dの形状について、その差込み先端縁22がフ ラット面で、かつ、その寸法(図中dで示す)が位置決め用スリット孔12aの 長さ(6mm)より大きく、この実施例では7mmに設定されている。
【0026】 このことは、係止爪21の差込み先端縁22がR状になっていれば、係止爪2 1の爪幅よりも小さなスリット孔、すなわち位置決め用スリット孔12a内に大 きな外力を加えれば、係止爪21が位置決め用スリット孔12aを引裂させて嵌 合するという不具合を未然に防止したものである。
【0027】 このように本実施例においても、キッキングプレート10の位置決め用スリッ ト孔12aに対して位置決め用係止爪21a以外の係止爪21b,21c,21 dが位置した場合、係止爪21の差込み先端縁22が位置決め用スリット孔12 a内に嵌合することが不可能であるため、位置決め用スリット孔12aに位置決 め用係止爪21aが対したときだけエンブレム20の嵌合が可能となる。 したがって、上述実施例同様、エンブレム20の誤着が確実に防止できる。
【0028】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるエンブレムの取付構造は、内装部品に開設さ れる複数のスリット孔のうち1箇所に位置決め用スリット孔を設定する一方、エ ンブレムの係止爪のうち位置決め用スリット孔内に挿入可能な位置決め用係止爪 を設けることにより、内装部品に対してエンブレムを適正位置に取付けることが でき、エンブレムの誤着を確実に防止できる。
【0029】 したがって、エンブレムの誤着を確実に防止できるため、エンブレムの取付作 業性を著しく向上させるという効果を有する。
【0030】 さらに、請求項2記載の考案によれば、係止爪の差込み先端縁が位置決め用ス リット孔の寸法より長いフラット面として設定されているため、仮に誤着状態で 押圧しても、エンブレムが内装部品に嵌合しないため、エンブレムの誤着防止を さらに確実に達成することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるエンブレムの取付構造の第1実施
例を示す全体斜視図。
【図2】本考案によるエンブレムの取付構造の第2実施
例を示す全体斜視図。
【図3】図2に示すエンブレムの取付構造において、位
置決め用スリット孔と係止爪との関係を示す断面図。
【図4】従来のエンブレムの取付構造を示す全体斜視
図。
【符号の説明】
10 車両用キッキングプレート 11 凹部 12 スリット孔 12a 位置決め用スリット孔 20 エンブレム 21 係止爪 21a 位置決め用係止爪 22 差込み先端縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルに装着される内装部品(1
    0)に複数のスリット孔(12)を開設し、エンブレム
    (20)周縁に、上記スリット孔(12)と対応する係
    止爪(21)を設け、係止爪(21)をスリット孔(1
    2)内に挿入した後、折曲加工することにより、内装部
    品(10)の表面所定箇所にエンブレム(20)を取付
    けるエンブレムの取付構造において、 前記スリット孔(12)のうち、1箇所に係止爪(2
    1)の爪幅よりも短い位置決め用スリット孔(12a)
    を設定するとともに、上記位置決め用スリット孔(12
    a)に挿入可能な細幅の位置決め用係止爪(21a)を
    対応設置したことを特徴とするエンブレムの取付構造。
  2. 【請求項2】 位置決め用係止爪(21a)を除いた係
    止爪(21b,21c,21d)の爪幅が位置決め用ス
    リット孔(12a)の寸法より広く設定されているとと
    もに、係止用爪(21b,21c,21d)の差込み端
    縁は位置決め用係止爪(12a)の寸法より長いフラッ
    ト面に設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    エンブレムの取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014503765A (ja) * 2010-12-09 2014-02-13 ルーカス・オートモーティブ・ゲーエムベーハー フローティング・キャリパ・ブレーキにマーキングするためのマーキングキャリア
CN109204178A (zh) * 2017-06-30 2019-01-15 华晨汽车集团控股有限公司 一种汽车主标的定位安装结构

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JPS6455149U (ja) * 1987-10-01 1989-04-05
JPH02110552U (ja) * 1989-02-23 1990-09-04

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