JPH0558503U - フィニッシャーの取付構造 - Google Patents

フィニッシャーの取付構造

Info

Publication number
JPH0558503U
JPH0558503U JP153192U JP153192U JPH0558503U JP H0558503 U JPH0558503 U JP H0558503U JP 153192 U JP153192 U JP 153192U JP 153192 U JP153192 U JP 153192U JP H0558503 U JPH0558503 U JP H0558503U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finisher
reinforcing rib
positioning
locking claw
cup holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP153192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2557810Y2 (ja
Inventor
純一 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP1992001531U priority Critical patent/JP2557810Y2/ja
Publication of JPH0558503U publication Critical patent/JPH0558503U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557810Y2 publication Critical patent/JP2557810Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カップホルダ等のフィニッシャーを内装部品
に取付ける際、フィニッシャーに設ける係止爪の破損,
変形を確実に防止できるとともに、フィニッシャーの取
付作業性を向上させることを目的とする。 【構成】 内装部品10の開口20周縁に設けられる位
置決め用切欠部21aのみに収容されるコ字状の補強リ
ブ34をフィニッシャー30に設置するとともに、この
補強リブ34の壁部35中央に位置決め用係止爪33a
を繰り抜き形成することにより、補強リブ34で位置決
め用係止爪33aを保護する構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリム等の内装部品に取付けられるカップホルダ等 のフィニッシャーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図4に示すように、ドアトリム1のアームレスト部2には、ドリンク 類等のカップを保持するカップホルダ3が装着されており、乗員の便宜を図る構 成になっている。
【0003】 そして、このカップホルダ3をドアトリム1に取付けるには、図5に示すよう に、ドアトリム1のアームレスト2上面にカップホルダ3を嵌着するための開口 4が開設され、この開口4周縁に複数の切欠部5が設けられている。
【0004】 一方、カップホルダ3は、容器状のホルダ本体3aとホルダ本体3aの上部に 形成されるフランジ部3bとからなり、このフランジ部3bの裏面に係止爪6が 設けられており、ホルダ本体3aを開口4内に嵌め入れた後、係止爪6を切欠部 5に係着することにより、カップホルダ3をドアトリム1に取付けるようにして いる。
【0005】 なお、カップホルダ3の誤着を防止するために、切欠部5のうち1箇所の切欠 部5aが幅広に切欠かれており、この位置決め用切欠部5aに幅の広い位置決め 用係止爪6aを対応させることにより、カップホルダ3をドアトリム1に正確に 取付けるようにしているのが実情である。
【0006】 しかしながら、カップホルダ3をドアトリム1の開口4内に嵌め入れる作業は 、盲作業となり、位置決め用係止爪6aが位置決め用切欠部5a内に収容されず に、一般の切欠部5に対してセットされた場合、無理にカップホルダ3を開口4 内に圧入しようとすれば、位置決め用係止爪6aが破損する不具合が多発してい る。
【0007】 この対策として、図6に示す補強リブ7や、図7に示すストッパ片8を設定す ることが提案されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来では、カップホルダ等のフィニッシャーの取付構造において 、誤着防止用の位置決め用係止爪6aの破損を防止するために、補強リブ7やス トッパ片8を設定しているが、例えば、図6に示す補強リブ7を位置決め用係止 爪6aに設定した場合、係止爪6本来の撓み量が規制され、位置決め用切欠部5 a内に位置決め用係止爪6aをスムースに係着することができず、作業性を損う という問題点があった。
【0009】 また、図7に示すストッパ片8を設定した場合には、表面ヒケ等の問題で単純 な形状のものしか設定できず、また型構造上スペース上の制約を受けるなどの欠 点があった。
【0010】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、カップホルダ等のフィニッシャーを内装部品に取付けるフィニッシャー の取付構造において、係止爪の破損が未然に防止でき、かつ良好な取付作業性を 確保したフィニッシャーの取付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、車体パネルに装着される内装部品に樹 脂成形体からなるフィニッシャーを取付ける開口が開設され、この開口周縁に位 置決め用切欠部を含む複数の切欠部が設けられているとともに、上記フィニッシ ャーに一体形成される複数の係止爪を上記切欠部内に係着することにより取付け るフィニッシャーの取付構造において、 前記フィニッシャーには、位置決め用切欠部のみに収容される略コ字状の補強 リブが設けられ、この補強リブの壁部中央に繰り抜き形成し、補強リブの基部側 をフリー端とした位置決め用係止爪を位置決め用切欠部の縁部に係着することを 特徴とする。
【0012】
【作用】
以上の構成から明らかなように、フィニッシャーの誤着が生じた場合、すなわ ち一般の切欠部上に補強リブが位置した場合、強固に圧入しようとしても、補強 リブはコ字状に強固に構成されているため、変形,破損したりすることがないた め、この補強リブの壁部に形成される位置決め用係止爪も破損することがない。
【0013】 さらに、位置決め用係止爪は補強リブの壁部に補強リブの基部側をフリー端と して繰り抜き形成されているため、フィニッシャーの取付時、位置決め用係止爪 は良好な撓み性が期待できる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案によるフィニッシャーの取付構造について、添付図面を参照しな がら詳細に説明する。
【0015】 図1は本考案によるフィニッシャーの取付構造をドアトリムに装着されるカッ プホルダに適用した実施例を示す全体斜視図、図2は同実施例に使用するカップ ホルダに設ける補強リブの形状を示す部分斜視図、図3は同補強リブの変形例を 示す部分斜視図である。
【0016】 図1において、本考案によるフィニッシャーの取付構造をドアトリムに対する カップホルダの取付構造に適用して説明する。
【0017】 図1において、自動車用ドアトリム10のアームレスト部11上面に略円形状 の開口20が開設されており、カップホルダ30がこの開口20内に嵌め込み固 定される。
【0018】 さらに詳しくは、開口20の周縁には4箇所に切欠部21が設けられており、 そのうちの1箇所は長さをほぼ2倍にした位置決め用切欠部21aとして設定さ れている。
【0019】 一方、カップホルダ30は、合成樹脂の射出成形体からなり、円筒ケース状の ホルダ本体31と、このホルダ本体31の上部に一体化され、開口20縁部上面 を覆うフランジ部32とからなっており、フランジ部32の裏面には、開口20 の切欠部21(位置決め用切欠部21aを含む)に係着する係止爪33(位置決 め用係止爪33aを含む)が設けられ、位置決め用切欠部21a内に位置決め用 係止爪33aを位置させることにより、カップホルダ30を適正位置に取付ける ことが可能となる。
【0020】 ところで、本考案の特徴は、位置決め用係止爪33aの補強と撓み性を確保し た点にある。
【0021】 すなわち、位置決め用係止爪33aは、図2に示すようにフランジ部32の裏 面に一体化されたコ字状の補強リブ34に形成されている。
【0022】 さらに詳しくは、この補強リブ34は、表面壁部35の両側に側面壁部36を 一体化した略コ字状をなしており、強固な強度を維持する構成であるとともに、 位置決め用係止爪33aは、表面壁部35の中央部に設けられ、位置決め用係止 爪33aのフリー端が補強リブ34の基部側に位置するように、表面壁部35に コ字状のスリット37を開設することにより形成され、位置決め用係止爪33a をそのたわみ量を充分確保する構成になっている。
【0023】 なお、開口20の切欠部21とカップホルダ30に設けられる係止爪33との 関係は、一般の係止爪33が一般の切欠部21内に係着可能に寸法設定がなされ ているとともに、補強リブ34は、位置決め用切欠部21a内に収容可能である が、一般の切欠部21内への挿入は不可能となるように寸法設定がされ、このこ とによりカップホルダ30の誤着防止が達成される。
【0024】 本考案によるフィニッシャーの取付構造は、上述実施例でカップホルダ30を 例にとり説明したように、万一、カップホルダ30が適正位置にセットされてい ない場合には、補強リブ34の先端部がドアトリム10の開口20縁部に当接し ており、この状態でカップホルダ30を下側に強く押圧しても、補強リブ34の 剛性により、カップホルダ30は破損,変形したりすることがない。
【0025】 さらに、カップホルダ30を適正位置に開口20内に装着すれば、補強リブ3 4に形成される位置決め用係止爪33aは撓み量を充分確保した構成になってい るため、円滑に位置決め用切欠部21a内に位置決め用係止爪33aを係着する ことができ、カップホルダ30の取付作業をスムースに行なうことができる。
【0026】 尚、一般の係止爪33に上述した構成を適用すれば、カップホルダ30の装着 をより円滑に行なうことができる。
【0027】 次いで、図3は本考案の別実施例を示すもので、本実施例においては、補強リ ブ34の表面壁部35と側面壁部36の双方に位置決め用係止爪33aを形成し た実施例であり、この実施例によれば、ドアトリム10に開設される開口20の 形状の制約により、位置決め用切欠部21aがコーナー部等に設定された場合で も、表面壁部35の位置決め用係止爪33aと、その両側に位置する側面壁部3 6に形成される位置決め用係止爪33aにより、カップホルダ30の確実な取付 が得られるという付随的な効果がある。
【0028】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるフィニッシャーの取付構造によれば、以下に 記載する格別の作用効果を有する。
【0029】 (1)本考案によれば、フィニッシャーに設けた補強リブの壁部中央に位置決め 用係止爪を繰り抜き形成するというものであるから、内装部品にフィニッシャー の誤着が生じた場合でも、補強リブの剛性により位置決め用係止爪の破損,変形 が防止できるという効果を有する。
【0030】 (2)位置決め用係止爪は、補強リブの壁部に、フリー端部が補強リブの基部側 に設定されているため、位置決め用係止爪の撓み性が充分確保されるため、フィ ニッシャーを内装部品に取付ける際、わずかな押圧力で装着でき、フィニッシャ ーの取付作業性が著しく向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるフィニッシャーの取付構造をカッ
プホルダに適用した実施例を示す全体斜視図。
【図2】図1に示すカップホルダに設けた係止爪を示す
部分斜視図。
【図3】カップホルダに設ける係止爪の別実施例を示す
部分斜視図。
【図4】カップホルダを設置した自動車用ドアトリムを
示す正面図。
【図5】従来のカップホルダの取付構造を示す全体斜視
図。
【図6】カップホルダに設置される係止爪の従来例を示
す斜視図。
【図7】カップホルダに設置される係止爪の従来例を示
す斜視図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 アームレスト 20 開口 21 切欠部 21a 位置決め用切欠部 30 カップホルダ 31 ホルダ本体 32 フランジ部 33 係止爪 33a 位置決め用係止爪 34 補強リブ 35 表面壁部 36 側面壁部 37 スリット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルに装着される内装部品(1
    0)に樹脂成形体からなるフィニッシャー(30)を取
    付ける開口(20)が開設され、この開口(20)周縁
    に位置決め用切欠部(21a)を含む複数の切欠部(2
    1)が設けられているとともに、上記フィニッシャー
    (30)に一体形成される複数の係止爪(33)を上記
    切欠部(21)内に係着することにより取付けるフィニ
    ッシャーの取付構造において、 前記フィニッシャー(30)には、位置決め用切欠部
    (21a)のみに収容される略コ字状の補強リブ(3
    4)が設けられ、この補強リブ(34)の壁部(35)
    中央に繰り抜き形成し、補強リブ(34)の基部側をフ
    リー端とした位置決め用係止爪(33a)を位置決め用
    切欠部(21a)の縁部に係着することを特徴とするフ
    ィニッシャーの取付構造。
  2. 【請求項2】 一般の係止爪(33)が略コ字状の補強
    リブ(34)の壁部(35)中央に繰り抜き形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のフィニッシャー類
    の取付構造。
JP1992001531U 1992-01-20 1992-01-20 フィニッシャーの取付構造 Expired - Fee Related JP2557810Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001531U JP2557810Y2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 フィニッシャーの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001531U JP2557810Y2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 フィニッシャーの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0558503U true JPH0558503U (ja) 1993-08-03
JP2557810Y2 JP2557810Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=11504108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992001531U Expired - Fee Related JP2557810Y2 (ja) 1992-01-20 1992-01-20 フィニッシャーの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2557810Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162013A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のスイッチベース取付け構造
JP2013203300A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61146454U (ja) * 1985-03-05 1986-09-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61146454U (ja) * 1985-03-05 1986-09-09

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162013A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Daihatsu Motor Co Ltd 車両のスイッチベース取付け構造
JP2013203300A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用内装材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2557810Y2 (ja) 1997-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1658199B1 (en) Vehicle body panel with integral clip
EP0627564A2 (en) Panel locator and attachement apparatus
JPH0558503U (ja) フィニッシャーの取付構造
JP5313631B2 (ja) 内装部材の取付構造
JP4230018B2 (ja) 自動車内装材の取付穴用キャップの構造
JPH0139922Y2 (ja)
JPS6233974B2 (ja)
JPS6328043Y2 (ja)
JPH068805U (ja) ドアベルトモール用クリップ
JPH0310404Y2 (ja)
JP2559579Y2 (ja) エンブレムの取付構造
JPH0430411Y2 (ja)
JP2553371Y2 (ja) 車両のピラーガーニッシュ
JP2603497Y2 (ja) ガーニッシュ固定構造
JP2606463Y2 (ja) クリップ取付座
JPH0532046U (ja) トリム部品におけるユニツトパネルの取付構造
JPH0510042U (ja) ドアトリム用プルハンドルの取付構造
JPS5941133Y2 (ja) エア−吹出口の取付構造
JPH0746605Y2 (ja) 自動車のフエンダーモール取付構造
JPH0679616U (ja) ドアグリップの取付構造
JPH0746805Y2 (ja) ウェザストリップ用のクリップ
JPS6023538Y2 (ja) 装飾板取付装置
JP3252995B2 (ja) グローブボックスの取付構造
JPH0885398A (ja) キッキングプレートの取付構造
JPH0573307U (ja) 部品取付用クリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970818

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees