JPH06247219A - 天井シート用クリップ - Google Patents

天井シート用クリップ

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Publication number
JPH06247219A
JPH06247219A JP3650493A JP3650493A JPH06247219A JP H06247219 A JPH06247219 A JP H06247219A JP 3650493 A JP3650493 A JP 3650493A JP 3650493 A JP3650493 A JP 3650493A JP H06247219 A JPH06247219 A JP H06247219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
mounting
ceiling
ceiling sheet
mounting hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP3650493A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Horiuchi
聖士 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP3650493A priority Critical patent/JPH06247219A/ja
Publication of JPH06247219A publication Critical patent/JPH06247219A/ja
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  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】車体の天井部分21に形成された取付孔23a
に天井シート22の取付け部材24に固定されたクリッ
プ31が挿入され係合することで、天井シート22が取
付けられる自動車の天井構造において、天井シート22
の取付け作業性を向上させ、かつ取付け不良率を低減す
る。 【構成】クリップ31の挿入部33の取付孔23aへの
係合が、当該挿入部33が正規の位置よりも浅く挿入さ
れた状態と、正規の位置まで深く挿入された状態の、少
なくとも2段階において生じるよう、前記挿入部33
に、前記取付孔23aに挿入される際に弾力的に内側に
変形する張出部36と、前記取付孔23aに嵌合するく
びれ部37とを、挿入方向に順次複数組形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の天井シートを
車体の天井部分に取り付けるための天井シート用クリッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の天井は、図6に示すよ
うに、車体の天井部分(車体ルーフ1)の車内側表面に
天井シート2(シート状の仕上材)を配設して構成され
るが、従来この天井シート2は、クリップ11を介して
車体ルーフ1のブラケット3に取付けられた取付け部材
(ガーニッシュ4)に両側を引っ掛けることにより保持
されて設けられる。
【0003】そして従来、クリップ11は、図5に示す
ように、帯状材を全体としてU字状に曲げ加工するとと
もに、両端を外側に直角に折曲げてなり、直角に折曲げ
られた基端12側にガーニッシュ4が固定され、U字状
部分が挿入部13としてブラケット3の取付孔に挿入さ
れて係合することにより、ガーニッシュ4を車体ルーフ
1のブラケット3に取り付けるものである。
【0004】すなわち、挿入部13の両側には、打ち抜
き加工等により可撓性を有する切起こし片14及び1
5,15がそれぞれ形成され、両側の切起こし片14が
前記取付孔の径よりも大きく外側に張出す山形状とされ
ることによって、この切起こし片4の山形状部分16が
挿入時に一旦内側にたわんだ後取付孔内部で拡がって係
合するようになっていた。
【0005】なお、図5に示す切起こし片15,15
は、内側に斜めに伸びるもので、ガーニッシュ4への固
定のために、挿入部3内に挿入されるガーニッシュ4上
面の突出部を挟み付けるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の天井シート用クリップ11は、係合部である切起こ
し片14の山形状部分16が一段しか形成されていない
ために、天井シート2の取付作業性の向上に限界があっ
た。
【0007】すなわち、上記クリップであると、クリッ
プを正規位置まで押し込まないと係合させることができ
ないので、ガーニッシュ4を取付けた後で天井シート2
の両側をガーニッシュ4の上端内側に挿入して係止させ
るためには、天井シート2を変形させなければならず、
天井シート2の折れ曲りが起こる可能性がある。
【0008】このため、この取付け作業は、通常2名以
上の作業者で天井シート2を持上げて車体ルーフ1の車
内側の所定位置に位置決めした後、ガーニッシュ4をい
っせいに取付けることにより行なわれており、特に大型
車の場合は天井シート2が大型で高重量であるので作業
者が多数必要であった。
【0009】また、このように作業性が良くない故に天
井シート2の位置ずれ等の作業不良も生じ易く、その修
正もめんどうであった。というのは、ガーニッシュ4に
よる天井シート2の保持状態を緩めるにはガーニッシュ
4を完全に取外さなければならないからである。
【0010】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、天井シートの取付け
作業性が向上し、かつ取付け不良率も低減される天井シ
ート用クリップを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、基端(32)側に天
井シート(22)の取付け部材(24)が固定され、先
端側の挿入部(33)が車体の天井部分(21)に形成
された取付孔(23a)に挿入されて該取付孔(23
a)に係合することで、前記取付け部材(24)を車体
の天井部分(21)に取り付ける天井シート(22)用
クリップにおいて、前記挿入部(33)の取付孔(23
a)への係合が、当該挿入部(33)が正規の位置より
も浅く挿入された状態と、正規の位置まで深く挿入され
た状態の、少なくとも2段階において生じるよう、前記
挿入部(33)に、前記取付孔(23a)に挿入される
際に弾力的に内側に変形する張出部(36)と、前記取
付孔(23a)に嵌合するくびれ部とを、挿入方向に順
次複数組形成したことを特徴とする天井シート用クリッ
プに存する。
【0012】
【作用】本発明のクリップは、正規の位置よりも浅く挿
入した状態と、正規の位置まで深く挿入した状態の、少
なくとも2段階において車体天井部分の取付け穴に係合
させることができるから、ガーニッシュ等の取付け部材
(24)は、天井シート(22)を最終的に強固に保持
する正規位置よりも、天井シート(22)の係止端が挿
入可能な手前の位置に揺動可能に仮止めすることができ
る。
【0013】このため、仮止め状態であれば取付け部材
(24)を取付けた後でも、天井シート(22)の係止
端をこの取付け部材(24)の内側に滑り込ませて係止
させることができるようになり、各取付け部材(24)
を予め仮止めした後、順次各取付け部材(24)に天井
シート(22)の各係止端を係止させ、その後最終的に
各取付け部材(24)を最終位置まで取付けるという手
順で、一人の作業者でも大きな天井シート(22)を容
易に取付けることが可能となる。
【0014】しかも、天井シート(22)の位置調整等
は、仮取付け状態において天井シート(22)をずらす
ことで一人でも容易かつ正確にできるので、作業品質も
向上する。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。本実施例の天井シート用クリップ31は、図1,
2に示すように、帯状材を全体としてU字状に曲げ加工
するとともに、両端を外側に直角に折曲げてなり、直角
に折曲げられた基端32側にガーニッシュ24(取付け
部材)が固定され、U字状部分が挿入部33としてブラ
ケット23の取付孔23aに挿入されて係合することに
より、ガーニッシュ24を車体ルーフ21のブラケット
23に取り付けるものである。
【0016】すなわち、挿入部33の両側には、打ち抜
き加工等により可撓性を有する切起こし片34及び3
5,35がそれぞれ形成され、両側の切起こし片34が
前記取付孔23aの径よりも大きく外側に張出す2段階
の山形状とされることによって、この切起こし片4の山
形状部分36(張出部)が挿入時に一旦内側にたわんだ
後取付孔23a内部で拡がって、切起こし片4の谷状部
分37(くびれ部)において取付孔23aに係合するも
のである。
【0017】また、切起こし片35,35は、内側に斜
めに伸びるもので、挿入部3内に挿入されるガーニッシ
ュ24上面の突出部25を挟み付けるものである。ま
た、このクリップ31は、例えば基端32においてガー
ニッシュ24の上面に接着されることにより強固にガー
ニッシュ24へ固定される。
【0018】次に作用を説明する。上記クリップ31
は、正規の位置よりも浅く挿入した状態と、正規の位置
まで深く挿入した状態の、2段階においてブラケット2
3の取付け穴23aに係合させることができるから、ガ
ーニッシュ24は、天井シート22を最終的に強固に保
持する正規位置(最終取付け位置)よりも、天井シート
22の係止端が挿入可能な手前の位置(一次取付け位
置)に揺動可能に仮止めすることができる。
【0019】すなわち、先端側の谷状部分37を取付け
穴23aに係合させた一次取付け位置では、ブラケット
23とクリップ31の基端32との間には隙間があり、
ガーニッシュ24は基端側の谷状部分37を係合させた
最終取付け位置よりも図2に示す揺動可能角度だけ揺動
可能となる。
【0020】このため、一次取付け位置(仮止め状態)
であればガーニッシュ24を取付けた後でも、ガーニッ
シュ24は図3において符号24aで示すように開動さ
せることができるから、天井シート22の係止端をガー
ニッシュ24の内側に滑り込ませて係止させることがで
きるようになり、各ガーニッシュ24を予め仮止めした
後、順次各ガーニッシュ24に天井シート22の各係止
端を係止させ、その後最終的に各ガーニッシュ24を最
終取付け位置まで取付けるという手順で、一人の作業者
でも大きな天井シート22を容易に取付けることが可能
となる。
【0021】しかも、天井シート22の位置調整等は、
前記仮止め状態において天井シート22をずらすことで
一人でも容易かつ正確にできるので、作業品質も向上す
る。したがって、上記クリップ31によると、クリップ
以外の部分を変更することなく天井シート22の取付け
工数及び取付け作業の不良率が低減される。
【0022】なお、本発明のクリップは上記実施例に限
られず、各種の態様が有り得る。例えば、張出部とくび
れ部とは、2段に限らずさらに複数段にわたって形成さ
れていてもよい。また、上記実施例のように帯板の塑性
加工により制作されたものに限らず、例えば図4に示す
ように、合成樹脂の射出成形により制作され、基端部4
2から伸びる棒状の挿入部43の外周に環状の張出部4
6,46が形成されたクリップ41であってもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明にかかる天井シート用クリップに
よれば、ガーニッシュ等の取付け部材を、天井シートを
最終的に強固に保持する正規位置よりも、天井シートの
係止端が挿入可能な手前の位置に揺動可能に仮止めする
ことができる。このため、各取付け部材を予め仮止めし
た後、順次各取付け部材に天井シートの各係止端を係止
させ、その後最終的に各取付け部材を最終位置まで取付
けるという手順で、一人の作業者でも大きな天井シート
を容易に取付けることが可能となる。
【0024】しかも、天井シートの位置調整等は、仮取
付け状態において天井シートをずらすことで一人でも容
易かつ正確にできるので、作業品質も向上する。
【0025】したがって、クリップ以外の部分を変更す
ることなく自動車における天井シートの取付け工数及び
取付け作業の不良率が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の作用を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施例を適用した自動車の天井を示
す側断面図である。
【図4】本発明の変形例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】従来例を適用した自動車の天井を示す側断面図
である。
【符号の説明】 21…車体ルーフ 22…天井シート 23…ブラケット 24…ガーニッシュ 31…クリップ 32…基端 33…挿入部 36…張出部(山形状部分) 37…くびれ部(谷状部分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基端側に天井シートの取付け部材が固定さ
    れ、先端側の挿入部が車体の天井部分に形成された取付
    孔に挿入されて該取付孔に係合することで、前記取付け
    部材を車体の天井部分に取り付ける天井シート用クリッ
    プにおいて、 前記挿入部の取付孔への係合が、当該挿入部が正規の位
    置よりも浅く挿入された状態と、正規の位置まで深く挿
    入された状態の、少なくとも2段階において生じるよ
    う、前記挿入部に、前記取付孔に挿入される際に弾力的
    に内側に変形する張出部と、前記取付孔に嵌合するくび
    れ部とを、挿入方向に順次複数組形成したことを特徴と
    する天井シート用クリップ。
JP3650493A 1993-02-25 1993-02-25 天井シート用クリップ Pending JPH06247219A (ja)

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JP3650493A JPH06247219A (ja) 1993-02-25 1993-02-25 天井シート用クリップ

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JP3650493A Pending JPH06247219A (ja) 1993-02-25 1993-02-25 天井シート用クリップ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003285697A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Mazda Motor Corp 自動車の内装材取付構造
WO2006051787A1 (ja) * 2004-11-09 2006-05-18 Piolax Inc. 車両アクセサリ固定用金属クリップ及びそれを用いた車両アクセサリ取付け構造
JP2018094952A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 トヨタ車体株式会社 車両用外装部品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61202952A (ja) * 1985-03-05 1986-09-08 Honda Motor Co Ltd 車両用ボンネツトへのインシユレ−タ取付構造

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