JPS6220361Y2 - - Google Patents

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JPS6220361Y2
JPS6220361Y2 JP1980179520U JP17952080U JPS6220361Y2 JP S6220361 Y2 JPS6220361 Y2 JP S6220361Y2 JP 1980179520 U JP1980179520 U JP 1980179520U JP 17952080 U JP17952080 U JP 17952080U JP S6220361 Y2 JPS6220361 Y2 JP S6220361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、車輛バンパのプロテクタモール等の意
匠用モールデイングを当該バンパ主面等のパネル
面へ取付ける取付構造の改良に関する。
独特の質量感があり、色調の選択性が広く、デ
ザイン設計上の自由度がある等の意匠的要件と、
弾性に留み外力を吸収できるという機能的特質が
買われてプラスチツクをモールデイングの主素材
とすることも多い。しかし、従来の取付構造で
は、モールデイングの全体をプラスチツクとする
と取付後のモールデイングの外力による変形、外
れを防げないということから、モールデイングの
内部に金属のチヤネル状の芯金を埋設乃至付設し
ていた。今、こうした在来の芯金埋設形樹脂モー
ルデイングの取付構造の代表的一例を第1図に示
し、説明する。
モールデイング1の裏面2を除く三面は意匠面
であつて、種々の形態、デザインを与えられる
が、いづれにも共通する構成は内部が長さ方向に
連続する中空となつていること、そしてこの中空
部3が裏面で長さ方向に連続して開口し、当該裏
面2に開口両側縁4,4を形成していることであ
り、金属のチヤネル部材乃至芯金5は、中空部3
の内壁面に沿う形でモールデイング1と一体的に
設けられる。
パネルPへの取付けにはプラスチツク・クリツ
プ10が用いられるが、このクリツプは先づモー
ルデイング1の方に取付けられる。これに就き説
明すると、クリツプ10は、モールデイング1の
中空部3の長さ方向の端部開口から挿入されて所
定の位置迄ずらされてくる基板部6を持つてお
り、この基板部6は中空部3に丁度収まる寸法で
あつて素材の弾性が殺された或る程度剛性の高い
ものである。
基板部6の下面からは、モールデイング裏面の
両側開口縁4,4の間から突き出るスナツプ係止
部材が垂下している。スナツプ係止部材は、パネ
ルPに穿つた取付孔に押し込みにより係止するも
ので、周知のように、アンカー型、カヌー型、フ
ツク型等と各呼称される様々な形態のものがある
が、図示の場合はアンカー型を例示している。即
ち、基板部6の下面から垂下した比較的剛性の高
い幹部7の先端にここから基板部に向けて折れ返
り状に一対の弾性係止片8,8を付け、この係止
片の自由端近傍に取付孔の孔縁に係止する係止面
9を設けているのである。
而して、先に触れたように、先づもつてクリツ
プ10の基板部6をモールデイング中空部3内に
収めることによりクリツプをモールデイングに取
付けてから、パネルPの取付孔に幹部7の先端を
臨ませ、モールデイングごとパネルに向けて押圧
すれば、上に行く程互いに離れている係止片8,
8相互は、取付孔の孔縁で互いに相寄るように撓
され乍ら進み、やがて係止面9,9に至つて復元
して該係止面を孔縁に掛け留めるため、クリツプ
の基板部6とパネル表面とでモールデイング裏面
の開口の両側縁4,4を押し挾むようにしてモー
ルデイング1をパネルPに取付け得るのである。
これは、スナツプ係止部材が他の構成のもので
も全く同様で、逆に言えば、従来の取付構造にお
けるモールデイングの固定力は、いづれも、クリ
ツプの基板部6とパネルPの表面とによるパネル
表面に直角な方向の押挾み力にのみよつていたの
である。これによる欠点は次のように説明するこ
とができる。
第1図示のように取付けが終わつたモールデイ
ング1には様々な外力が加わることが容易に予想
される。例えば車輛バンパ用プロテクタモールデ
イング等では、図面上の上方を車輛の前方と考え
ると理解し易いように、当該前方から大きな力F
が加わることがあり得る。すると、この力Fはモ
ールデイング1を潰そうとする力であつて、一
方、この力Fに正対する反力は、固定のパネル面
から得られるため、結局は力の受面と直交する二
つの面(図面上の両側面)部分が両開口縁4,4
をより拡げる方向fcに、即ち相対的にはまくり上
げる方向fcに大きな力を受けることになる。
而して、図示のように、モールデイング1が芯
金5にて補強され、且つ両者の接着性が良好であ
れば、この力fcに対して芯金5の強度をして一応
は抗することができる。
然し、作今に至つて、車輛重量の低減化やロー
コスト化が標榜されてくると、当然のこと乍ら、
芯金5を廃止できないかという要請が生まれてく
るのである。ところが、直ぐに判かる通り、第1
図示の従来構成で単に芯金5を省いてしまうと、
力成分fcに抵抗する部材が全くなくなるため、モ
ールデイング1は容易に変形し、クリツプ10と
パネル表面との間から両開口縁4,4が横方向に
滑り出し、取付けが外れてしまうようになるので
ある。
ましてや意図的に直接に力fcが加えられた時に
は抵抗する術がない。
本案は、以上に鑑てなされたもので、例えモー
ルデイング全体がプラスチツクのみから成つてお
り、それ自体の変形性は比較的大きくとも、先に
述べたようなまくり上げ力fcに良く抗することが
できる取付構造を提供せんとするものである。
以下、添付の図面に即し本案実施例に就き詳記
する。
第2図には本案取付構造の一実施例が分解状態
乃至未取付状態で示されている。そして、第3,
4,5図には、夫々、本取付構造に用いるプラス
チツク・クリツプ20の平面、側面、底面図が各
示されている。説明は主として第2図に即して行
うが平行して第3,4,5図を各参照されたい。
また、一般にモールデイング11はその長さ方
向の複数個所でパネルPに留め付けられるが、い
づれの個所でも同様であるので、図面上、一個所
に就いてのみ説明する。
モールデイング11は、概略的にコの字をなす
三面11a,11b,11cが意匠面であつて、
任意のデザインに応ずるものであり、内部は裏面
12に長さ方向に亘り適当な巾で開口した中空部
13となつている。そして開口両側には側縁部1
4が設けられている。ここまでは従来の構成と
略々同じで良く、芯金が省かれているだけである
が、特徴的なのは、側縁部14,14に、図示上
方を向いて起きた隆起部15,15があり、その
互いに背向する面、即ち外面16,16が後述の
ようにクリツプの弾性腕先端を引掛ける係止面と
なつていることである。
クリツプ20に就いては、従来の単に剛性のあ
る基板部に代えて、中央の基部21とこの基部の
両側から張出す腕22,22を用いたことに特徴
があるが、便宜的に、他の公知の構成と同様で良
い部分から説明する。
基部21の下面からは、スナツプ係止部材23
が垂下しており、これ自体は、従来例におけると
同様、公知適宜なもので良く、パネルPに開けた
取付孔Hに対し、単なる押込みで係止するもので
ありさえすれば良いが、図示実施例ではやはりア
ンカー型のものを用いている。
即ち、基部21の下面から垂下した比較的頑丈
な幹部24があり、この幹部の先端近傍を基端と
して、一対の弾性係止片25,25が背向して斜
め上向きに生えている。そして、各弾性係止片の
自由端近傍の外面にはパネル取付孔縁に掛け留ま
る係止面26,26が設けられている。
而して、基部21の両側に各張出す腕(この場
合、平面的に見ると平板状)22,22は、先端
に向かう途中で下向きに屈曲し、その先端にモー
ルデイングの開口縁14,14への当接面27,
27と開口縁に設けた隆起15,15の係止面1
6,16への相補的係止面28,28とを形成し
ている。
そして本案においては、望ましい配慮として、
腕22,22は適度な弾性を有し、かつ相向かい
合う先端内面(係止面)28,28間の距離l1
モールデイングの方の相背向する係止面16,1
6間の距離l2よりもやや短く寸法付けられている
(l1<l2)。
従つて、クリツプ20をモールデイング11の
端部から中空部13内に挿入し、所定の位置に付
ける時には、弾性腕22,22を少しく強引に上
方へ撓め拡げ乍ら(第2図仮想線でその模様を示
す)、腕先端の相向い合う係止面28,28をモ
ールデイングの両開口縁に中空部に向けて起ち上
げた隆起部分15,15の相背向する係止面1
6,16に掛け留めることになる。また、腕先端
の下向きの面27,27はモールデイング両開口
縁14,14の内面に当接する。このようなクリ
ツプとモールデイングとの組付状態は第6図に示
されており、先に述べた腕と開口縁との係合関係
の外、更に本案において腕22,22に各設けた
リブ29,29がモールデイング11の図面上の
両側面部11a,11cの内面に密に当接してい
る様子も示されている。このリブ29,29は補
強用、位置決め用であるが詳しくは後述する。
また、第6図には、パネルPの取付孔Hに対し
てスナツプ係止部材23を介しての取付終了状態
も示されているが、既述の如くしてモールデイン
グに予じめクリツプを取付けた後のパネルPへの
固定作業は従来通りで良く、特に詳しい説明は要
しない。単にクリツプ先端を取付孔Hに臨ませて
モールデイングをパネルに押付ければ、この場合
のスナツプ係止部材の両係止片25,25が孔縁
で撓され乍ら通過し、係止面26,26に至つて
復元して該孔縁にこの係止面26,26を掛け留
める。
斯くして、モールデイング11はパネルPの表
面とクリツプ20の腕22,22の先端下向き面
27,27とで両開口縁14,14の部分にて挾
持され、パネルPに取付いた状態となる。
然し、本案では、単にこの挾持関係のみなら
ず、腕22と対応するモールデイング側の隆起部
15との相補的係止面28,16にての臨向関係
があるため、例えばモールデイング11のパネル
Pと平行な面11bに力Fが加わるか或いは直接
の作用により、モールデイングの両側面部11
a,11cを外方へまくり上げようとする力fcが
働いても、この係止面28,16の相互の当接力
により良く抗することができ、従来のように簡単
に変形、外れを許したりはしないのである。
特に本案において、既述したように腕22,2
2の係止面間距離l1を、相手方のそれl2より短く
したことの効果は大きい。
即ち、モールデイングとクリツプとを組付けた
状態においては、第6図示のように、腕22,2
2は係止面間距離l2に無理に拡げられることにな
るので、成形後の元の距離l1に戻ろうとする復元
力fRを蓄えることになり、一方、この力fRは両
開口縁14,14を両側から押し挟もうとする力
となつて作用するから、これとは逆の方向に働こ
うとするこじり力乃至まくり上げ力に対して極め
て良く抵抗し得る状態を具現できるのである。
さらに本考案においては、図中に明示されてい
るように、クリツプの基部21の中央部分が全体
として隆起しているので、これによつても上記力
Fが加わつた場合の抵抗性をより一層、高めるこ
とができる。
すなわち、上記力Fが印加されると、モールデ
イング11の面部11bは中央部分程、下側にた
わもうとするが、このときに本考案におけるよう
に、クリツプの基部21の中央部分が十分な剛性
をもつて全体として隆起していると、当該モール
デイング面部11bの中央部分は少したわんだ所
ですぐにこの基部21の中央隆起部分に当接し、
その時点以降、力Fは当該クリツプの存在により
真反対方向に直接の抵抗力を受ける外、当該力F
中にあつてクリツプ基部の中央隆起部分に当接し
たことにより、クリツプの腕22,22を拡げよ
うとする力に転化した成分は、先のこじり力fcに
対すると同様、既述した力fRによつて抵抗され
るのである。
ただし、上記作用から顕かなように、基部21
の中央隆起部分は必要な剛性が見込まれる程度の
厚さと面積で隆起していれば足りる。
また、図示の場合には、腕22,22の側部
に、モールデイング両側面部内面に当接するリブ
29,29が設けてあるので、旨く寸法付けるこ
とによりリブ29,29が該内面に密接して逆に
押のけ力を得るようにすると、クリツプ20をモ
ールデイング内へ当初挿入する時の案内となる
外、この押のけ力が腕先端の係止面28を相対応
する係止面16へ向けて押し付ける力となるため
具合が良い。勿論、モールデイング自体に対する
補強ともなる。
尚、図示していないが、モールデイング裏面1
2とパネル表面との間に座を入れる等は任意の問
題である。その他、本案要旨に則る改変は自由で
ある。
ともかくも、本案に依れば、特に変形性がある
樹脂製モールデイングに対しても好適な取付構造
が得られ、しかもその構成は至便という大きな効
果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の代表的なモールデイング取付構
造の断面構成図、第2図は本案一実施例の未組立
状態における要部断面による正面図、第3図、第
4図、第5図は夫々、この実施例に用いるクリツ
プの平面図、側面図、底面図、第6図はモールデ
イング取付終了後の断面図、である。 図中、11はモールデイング、14は開口縁、
15は隆起部、16は係止面、20はクリツプ、
22は腕、23はスナツプ係止部材、28は腕先
端内面の係止面、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モールデイング11の裏面の長さ方向に開口し
    た内部中空部13にプラスチツクのクリツプ20
    を入れ、該開口から外方へ伸びたクリツプ20の
    スナツプ係止部材23をパネルPの取付孔Hに係
    止させることにより、パネルPへモールデイング
    11を取付ける取付構造であつて、 上記モールデイング11の裏面開口の両側縁部
    14,14に、夫々、上記中空部13側へ隆起す
    る隆起部15,15を設け、該一対の隆起部1
    5,15の背向する面を第一の係止面16,16
    とすると共に、 上記クリツプ20を、上記スナツプ係止部材2
    3が垂下する基部21と、この基部21の両側に
    張り出す一対の腕22,22と、該一対の腕の側
    部にあつてモールデイング両側面部11a,11
    cの各内面に当接するリブ29,29と、から構
    成し、 該一対の腕22,22の各先端には、上記第一
    の係止面16,16に係止する相補的な第二の係
    止面28,28と、上記開口両側縁14,14に
    上から当接する面27,27とを夫々設け、 かつ、上記クリツプ20の基部21の中央部分
    は、上記モールデイング11の上記パネルPに向
    かい合う面部11bの内面側に向けて、所定の厚
    さ、所定の面積にわたり隆起させ、 さらに、上記一対の腕22,22の各先端に設
    けた上記一対の第二の係止面28,28相互の距
    離l1は、対応する相手方の上記一対の第一の係止
    面16,16相互の距離l2よりも小さくしたこ
    と、 を特徴とするモールデイング取付構造。
JP1980179520U 1980-12-16 1980-12-16 Expired JPS6220361Y2 (ja)

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