JPH09175293A - バンパとグリルの組付構造 - Google Patents

バンパとグリルの組付構造

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JPH09175293A
JPH09175293A JP33737495A JP33737495A JPH09175293A JP H09175293 A JPH09175293 A JP H09175293A JP 33737495 A JP33737495 A JP 33737495A JP 33737495 A JP33737495 A JP 33737495A JP H09175293 A JPH09175293 A JP H09175293A
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JP
Japan
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grill
bumper
locking
rib
hole
Prior art date
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Application number
JP33737495A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Aso
忠弘 麻生
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンパとグリルの一方もしくはその両方が軟
質材料で形成されていても十分な係止強度で組付ける。 【解決手段】 フロントバンパ1に突出形成されたリブ
5を、ラジエータグリル2に形成された貫通穴12に嵌
挿させることにより、ラジエータグリル2はフロントバ
ンパ1に対して組付けられる。組付け状態において、リ
ブ5は貫通穴12の内壁面にてその基部側が差込み保持
されるとともに、その先端部に形成された係止穴6が、
貫通穴12の上面を形成して後方に延出する延出部14
の下面に形成された係止突起15と嵌合することにより
係止されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
設けられたフロントバンパに対しラジエータグリルを取
付けるためのバンパとグリルの組付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の自動車のフロントバンパとラジ
エータグリルの組付構造として、例えば実開昭59−1
653号公報、実開平4−91549号公報及び実開平
5−76907号公報等には、フロントバンパに対しラ
ジエータグリルを係止構造により固定するものが開示さ
れている。
【0003】例えば実開平5−76907号公報に開示
された組付構造は、図8に示す構造を有している。同図
に示すように、フロントバンパ51にはラジエータグリ
ル52の取付位置となる上端部にT字状の突起53が形
成されており、一方、ラジエータグリル52の下端部に
は突起53に対しその軸部を挟み込むように係止する係
止部54が延出形成されている。係止部54は突起53
の軸部を挟み込むとともに、その先端の係止爪54aに
よる係止により外れないように突起53に対して係止さ
れる。
【0004】この組付構造によれば、ラジエータグリル
52はフロントバンパ51に対し、係止部54が突起5
3を挟み込むことにより左右方向に位置決めされるとと
もに、係止爪54aによる係止により前後方向に位置決
めされ、さらにT字状の突起53の上端部の規制部53
aにより上下方向にも位置決めされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示した
組付構造は、突起53の比較的細い軸部を係止部54で
挟み込んだ係止構造であるため、その材質がABSやア
クリル系の樹脂など硬質なものであれば組付強度は十分
確保される。しかし、フロントバンパ51はポリプロピ
レン等の比較的軟質な樹脂より形成される場合が多く、
ラジエータグリル52も近年はリサイクル性に優れたポ
リプロピレン等の比較的軟質な樹脂で形成される場合が
ある。
【0006】このようにフロントバンパ51とラジエー
タグリル52の一方もしくはその両方が比較的軟質の樹
脂で形成されている場合、ラジエータグリル52に対し
前後・左右方向に加わる力により、軟質の樹脂の可撓性
によりその係止が外れ易いという欠点があった。つま
り、図8の組付構造は、フロントバンパ51とラジエー
タグリル52が共に硬質な材質で形成されていることを
前提とした組付構造であり、フロントバンパ51とグリ
ル52の一方でも軟質な材質であると、十分な係止強度
が得られないのが現状である。このことは前記の他の公
報に開示された組付構造においても共通の問題であっ
た。
【0007】また、前記の各公報に開示されたフロント
バンパとラジエータグリルの組付構造では、ラジエータ
グリルはフロントバンパの上端面に前記係止構造にてそ
の下端部を固定されるだけであってその支持が不安定な
ため、通常、車体フレームに固定したステー等の支持部
材に対してクリップ等を介してラジエータグリルの上方
側を固定し、その支持強度の確保を図るようにしてい
る。そのため、係止構造だけでフロントバンパに対する
ラジエータグリルの組付けが完結する訳ではなく、その
後にラジエータグリルの上方側までを安定に支持するた
めにクリップの装着作業などの別作業が必要であった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、バンパとグリルの一
方もしくはその両方が比較的に軟質材料で形成されてい
ても十分な係止強度を得ることができるバンパとグリル
の組付構造を提供することにある。また、第2の目的
は、バンパに対するグリルの組付けを係止による組付作
業だけで完結でき、組付けのための他の別作業を省くこ
とができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、バンパとグリルには一方
に延出部が、他方に該延出部を差込み保持する挿通部が
形成され、該延出部と該挿通部には一方に係止凹部が、
他方に前記延出部が前記挿通部に挿通された状態で前記
係止凹部と係止可能な係止突起が形成されており、前記
グリルは前記バンパに対し、前記延出部が前記挿通部に
挿通された状態で前記係止凹部と前記係止突起とを係止
させて組付けられている。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のバンパとグリルの組付構造において、前記バンパに
は、前記グリルの下端部以外でも該グリルを支持可能な
支持部が、前記グリルを取付けるための取付凹部を形成
するように形成されており、該支持部に前記バンパに設
けられた前記延出部もしくは前記挿通部が形成されてい
る。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のバンパとグリルの組付構造において、前記グリルは
外枠と、該外枠内を横切る補助枠部とを有し、前記支持
部は前記取付凹部内を前記補助枠部と対応する位置を横
切るように延びる第2の支持部を有しており、前記補助
枠部と前記第2の支持部に前記グリルとバンパとを固定
するための前記延出部と前記挿通部のそれぞれが設けら
れている。
【0012】請求項4に記載の発明では、グリル一体意
匠型バンパには、前記グリルが請求項2又は請求項3の
いずれか一項に記載の組付構造により前記バンパの取付
凹部に一体的に組付けられている。
【0013】従って、請求項1に記載の発明によれば、
グリルはバンパに対し、延出部を挿通部に差込んで係止
凹部と係止突起とを係止させることにより、延出部が挿
通部内に差込み保持された状態で組付けられる。延出部
は挿通部内で差込み保持されることによりその差込み方
向と直交する方向に対して位置決めされ、係止凹部と係
止突起との係止によりその差込み方向に対して位置決め
される。また、グリルとバンパの一方もしくは両方が軟
質な材料であっても、延出部が挿通部内に差込み保持さ
れていることから、グリルに前後・左右・上下方向に力
が加わっても延出部は挿通部内でしっかり保持されるた
め、その係止が外れることがない。従って、グリルとバ
ンパの一方もしくは両方を軟質な材料としても十分な支
持強度が得られる。
【0014】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、グリルはバンパの取付凹部に、請求項1に記載の組
付構造を介して、バンパに一体形成された支持部にその
下端部以外でも支持された状態で組付けられる。従っ
て、この組付け作業によりグリルの支持強度が十分に確
保されるので、クリップの装着作業など、グリルの上方
側の支持強度を補強するための組付作業を後でする必要
がなくなる。
【0015】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、グリルはその外枠内側を横切る補助枠部を、バンパ
の取付凹部内の補助枠部に対応する位置を横切るように
延びる第2の支持部に対し、一方側に形成された延出部
を他方側に形成された挿通部に挿通させることにより、
その下端部以外で支持された状態で組付け固定される。
従って、グリルの中央部側をバンパに固定することが可
能となるので、支持強度が一層確保される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1に示すよう
に、バンパとしてのフロントバンパ1の上部中央には、
フロントバンパ1から上方に延出して2本の延出部1a
がフロントバンパ1に一体形成されることにより、グリ
ルとしてのラジエータグリル2を取付けるための取付凹
部1bが前後方向に貫通した状態で形成されている。取
付凹部1bにはこれを上下に二分して水平方向(車幅方
向)に横切って延びる支持部及び第2の支持部としての
1本の支持部3が、2本の延出部1a間に横架支持され
た状態でフロントバンパ1に一体形成されている。
【0017】フロントバンパ1の取付凹部1bの内周面
底部を形成する底板部4と支持部3には、それぞれ後方
へ水平に突出する延出部としての3本のリブ5が車幅方
向に所定間隔をおいて一体形成されている。各リブ5は
その先端寄り中央に係止凹部としての1つの係止穴6を
有している。フロントバンパ1は例えばポリプロピレン
等の比較的軟質な樹脂より形成されている。
【0018】一方、ラジエータグリル2は外枠7と、外
枠7の内側をその長手方向(車幅方向)に横切るように
延びる補助枠部としての1本の桟部8と、外枠7と桟部
8との間の間隙を覆うように設けられたメッシュ部9と
から構成されている。このラジエータグリル2もポリプ
ロピレン系樹脂等の比較的軟質な樹脂より形成されてい
る。ラジエータグリル2は車幅方向に取付凹部1bより
若干長く形成されており、図2に示すように取付凹部1
bに取付けられた状態において、取付凹部1bがメッシ
ュ部11により塞がれるようになっている。
【0019】フロントバンパ1の取付凹部1bの底板部
4と支持部3との間隔と、ラジエータグリル2の外枠7
を構成する下板部10と桟部8との間隔はほぼ等しく設
定されており、フロントバンパ1の底板部4と支持部3
は、それぞれラジエータグリル2の下板部10と桟部8
に対応するようになっている。
【0020】図1,図4及び図5に示すように、桟部8
及び下板部10の前面には、その長手方向(車幅方向)
に沿って溝部11がそれぞれ形成されており、各溝部1
1にはフロントバンパ1の支持部3及び底板部4が嵌め
込み可能となっている。溝部11の底部にはリブ5と対
応する位置にリブ5を嵌挿可能な挿通部を構成する貫通
穴12(図4〜図6参照)が形成されている。ラジエー
タグリル2は各貫通穴12に各リブ5を挿通させること
によりフロントバンパ1に係止されて、図2に示す組付
状態に組付けられるようになっている。
【0021】図3に示すように、リブ5に形成された係
止穴6は、リブ5の厚み方向に略四角柱状に貫通して形
成されている。また、図4,図6に示すように、リブ5
が嵌挿される貫通穴12の内周面を形成している側壁1
3は、リブ5の形状に合わせて奥側ほど狭く形成されて
おり、リブ5が貫通穴12に嵌挿された状態でリブ5の
基部側側面に僅かな隙間を開けてほぼ接触し、リブ5を
車幅方向(左右方向)に位置決めするようになってい
る。
【0022】また、貫通穴12の高さはリブ5を嵌挿可
能にリブ5の厚みより若干大きく設定されており、リブ
5が貫通穴12に嵌挿された状態でリブ5の基部側上面
及び下面に僅かな隙間を開けて貫通穴12内の上下面に
ほぼ接触し、リブ5を上下方向に位置決めするようにな
っている。
【0023】図5に示すように、嵌挿状態においてリブ
5の先端は貫通穴12から後方へ突出するようになって
いる。また、図4,図5に示すように、ラジエータグリ
ル2の桟部8と下板部10には、車幅方向において貫通
穴12と対応する位置で、貫通穴12に嵌挿されたリブ
5の先端部上方を通るように後方へ水平に延出する挿通
部を構成する延出部14が形成されている。延出部14
の下面には係止突起15が形成されており、リブ5が貫
通穴12に嵌挿された状態で、リブ5の係止穴6に係止
突起15が嵌合により係止されるようになっている。係
止突起15のリブ5の挿入側端面は斜面15aに形成さ
れており、リブ5を貫通穴12に嵌挿したときに、リブ
5の先端が斜面15a上を移動して係止突起15を乗り
越えてその基部まで嵌挿できるようになっている。
【0024】リブ5が貫通穴12に嵌挿されて係止突起
15と係止穴6とが嵌合係止した状態において、延出部
14がリブ5の先端よりも長く後方に延出するようにな
っており、延出部14の先端部を上方へ持ち上げること
により、係止突起15と係止穴6との嵌合を外せるよう
になっている。
【0025】次に、フロントバンパ1とラジエータグリ
ル2の組付構造の作用を説明する。ラジエータグリル2
には予め所定色の塗装が施される。フロントバンパ1の
取付凹部1bに対して、ラジエータグリル2を後方側か
ら各リブ5を貫通穴12に嵌挿させて図2に示すように
装着する。リブ5は貫通穴12に差込まれると係止突起
15の斜面15aに先端部を摺動させて係止突起15を
押し上げながらその基部まで貫通穴12内に嵌挿され
る。そして、リブ5が基部まで貫通穴12内に嵌挿され
ると、係止穴6と係止突起14とが嵌合し、リブ5は貫
通穴12内に差込み保持される。
【0026】この嵌挿状態において、リブ5は貫通穴1
2内に差込み保持されることにより、左右・上下方向に
位置決めされるとともに、係止穴6と係止突起15との
係止により前後方向にも位置決めされる。
【0027】本実施の形態では、フロントバンパ1及び
ラジエータグリル2が共に軟質の樹脂で形成されてい
る。ラジエータグリル2に左右・上下方向に力が加えら
れても、リブ5が貫通穴12内に差込み保持されてその
基部でしっかり保持(ホールド)されるため、リブ5と
貫通穴12との相対位置関係がその材質自体の可撓性に
より変化することが抑えられる。そのため、係止突起1
5が係止穴6から外れることはない。また、ラジエータ
グリル2に前後方向に力が加えられた場合、係止突起1
5自体のサイズが小さいため、その材質自体の可撓性に
より変形したとしてもその変形量が極めて僅かである。
そのため、この場合にも係止突起15が係止穴6から外
れることはない。
【0028】また、ラジエータグリル2はその下端部の
下板部10だけでなく、その中央部を横切る桟部8でも
支持された状態にフロントバンパ1に組付けられるの
で、十分に強い支持強度が得られる。その結果、リブ5
と貫通穴12に挿通して係止突起15を係止穴6に嵌合
係止させただけの挿着作業のみで、ラジエータグリル2
の組付けは完結される。従って、従来技術で述べたよう
なラジエータグリルの上方側の支持強度確保のためにフ
ロントバンパへの装着後に行っていたクリップの嵌着等
の別作業が不要となる。
【0029】また、例えばラジエータグリル2のメッシ
ュ部9などが破損した場合には、ラジエータグリル2を
新しいものと交換する。この場合、フロントバンパ1に
組付けられたラジエータグリル2を外す必要があるが、
延出部14の先端部を手で持ち上げれば係止突起15を
係止穴6から比較的簡単に外すことができ、この係止を
外した後、ラジエータグリル2をフロントバンパ1の後
方側へ引き抜けば、リブ5が貫通穴12から抜き取ら
れ、比較的簡単にその組付けが外される。
【0030】以上詳述したように本実施の形態では、以
下に列記する効果が得られる。 (a)フロントバンパ1に対してラジエータグリル2を
前後・左右・上下方向に位置決め状態に組付ける組付構
造として、リブ5を貫通穴12に差込み保持した状態
で、係止穴6と係止突起15とを係止させて固定する係
止構造を採用したので、ラジエータグリル2とフロント
バンパ1の一方もしくは両方を軟質な材料としても、十
分な支持強度を得ることができる。
【0031】(b)ラジエータグリル2の外枠7内を横
切る桟部8と、フロントバンパ1の取付凹部1b内を横
切る支持部3とを係止構造により固定し、ラジエータグ
リル2をその下端部以外の中央部にてフロントバンパ1
に支持させたので、その支持強度を十分確保することが
できる。従って、クリップの装着作業など、ラジエータ
グリル2の上方側の支持強度を確保するため従来行われ
ていた別作業をなくすことができる。
【0032】(c)係止突起15が形成された延出部1
4を、貫通穴12から貫通したリブ5の先端よりも長く
延出するように形成し、その先端を手で持ち上げられる
ようにしたので、延出部14の先端を持ち上げることに
より係止突起15を係止穴6から比較的簡単に外すこと
ができる。よって、フロントバンパ1からラジエータグ
リル2を簡単に取り外すことができる。
【0033】(e)ラジエータグリル2をフロントバン
パ1に組付ける別体型としたので、一体型のようにラジ
エータグリル2の塗装時にフロントバンパ1のマスキン
グの必要がなく、高価なマスキング紙を使用しなくて済
むため、ラジエータグリル2付きフロントバンパ1の塗
装コストを低く抑えることができる。
【0034】(f)ラジエータグリル2はフロントバン
パ1にその上部中央の取付凹部1bに一体的に嵌め込ま
れて組付けられるので、デザイン的にも優れている。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のように構
成することもできる。
【0035】(1)図7に示すように、延出部14に係
止穴21を形成し、リブ5に係止突起22を形成した組
付構造としてもよい。この構成であっても、リブ5は同
様に貫通穴12に差込み保持されるので、フロントバン
パ1とラジエータグリル2の一方もしくは両方を軟質材
料としても十分な係止強度を得ることができる。
【0036】(2)ラジエータグリル2にリブを設け、
フロントバンパ1に挿通部(貫通穴)を設けてもよい。
この構成によっても、リブが挿通部に差込み保持される
ので、フロントバンパ1とラジエータグリル2の一方も
しくは両方を軟質材料としても十分な係止強度を得るこ
とができる。
【0037】(3)フロントバンパ1とラジエータグリ
ル2の一方だけを軟質材としてもよい。また、フロント
バンパ1とラジエータグリル2の両方が硬質材である組
合せに本発明の組付構造を採用してもよい。
【0038】(4)取付凹部を有しないフロントバンパ
に対するラジエータグリルの組付けに本発明を適用する
ことができる。例えば実開平5−76907号公報に開
示された形状を有するフロントバンパに対するラジエー
タグリルの組付けに本発明の組付構造を採用してもよ
い。
【0039】(5)係止箇所や係止箇所の数は前記実施
形態に限定されない。例えばフロントバンパ1の延出部
1aに対してラジエータグリル2の外枠側部を係止させ
るようにしてもよい。また、フロントバンパ1の延出部
1aを前記実施形態よりもさらに上方へ延出させるなど
してラジエータグリル2の外枠上部を係止させ、さらに
支持強度の向上を図ってもよい。また、係止箇所の数も
6箇所に限定されず、係止箇所などから十分な支持強度
が得られる数に適宜変更することができる。
【0040】(6)前記実施形態において、支持強度を
一層の確保を目的としてクリップを装着してもよい。 (7)挿通部を貫通穴でなくリブを差込み保持可能な収
容部としてもよい。
【0041】(8)挿通部内に挿通されて差込み保持さ
れる延出部としてのリブを係止するための係止凹部と係
止突起の構造は、リブが少なくともその一部で差込み保
持される構造を備えれば適当な係止構造を採用すること
ができる。例えば実開平5−76907号公報に開示さ
れたような係止部で突起を挟み込むような係止構造であ
ってもよい。
【0042】(9)係止凹部は係止突起と係合する係止
機能を備えればよく、前記実施形態で示したような貫通
した係止穴6でなく単に凹部であってもよい。前記実施
の形態から把握され、特許請求の範囲に記載されていな
い発明を、その効果とともに以下に記載する。
【0043】(イ)請求項1に記載のバンパとグリルの
組付構造において、前記延出部と前記挿通部の一方に
は、前記係止凹部と前記係止突起との係合を外す方向に
前記延出部と前記挿通部の一方を相対変位させるための
操作部が形成されている。この構成によれば、係止状態
にある延出部と挿通部に対し、その一方に形成された操
作部を、係止凹部と係止突起との係合が外れる方向に操
作することにより、延出部と挿通部との相対位置関係が
変化し、係止凹部と係止突起との係合が外れる。その結
果、挿通部から延出部を簡単に抜き取ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、延出部を挿通部に差込んだ状態で係止凹部
と係止突起とを係止させることにより、延出部を挿通部
内に差込み保持して、グリルをバンパに組付ける組付構
造を採用したので、グリルとバンパの一方もしくは両方
を軟質な材料としても、十分な支持強度を得ることがで
きる。
【0045】請求項2及び請求項4に記載の発明によれ
ば、グリルはバンパの取付凹部に、バンパに一体形成さ
れた支持部にその下端部以外でも支持された状態で組付
けられるので、この組付けだけでグリルに十分な支持強
度が確保され、クリップの装着作業など、グリルの上方
側の支持強度を補強するため従来行われていた組付作業
を後でしなくて済む。
【0046】請求項3及び請求項4に記載の発明によれ
ば、グリルはその外枠内側を横切る補助枠部と、バンパ
の取付凹部内を横切る第2の支持部との固定部を介して
その下端部以外で支持された状態で組付けられるので、
グリルの中央部をバンパに支持した状態とされてその支
持強度を一層確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントバンパとラジエータグリルの分解斜視
図。
【図2】フロントバンパとラジエータグリルの組付後の
斜視図。
【図3】フロントバンパの要部斜視図。
【図4】ラジエータグリルの要部斜視図。
【図5】フロントバンパとラジエータグリルの係止部を
示す側断面図。
【図6】同じく底断面図。
【図7】別例の係止構造を示す側断面図。
【図8】従来技術の係止構造を示す平断面図。
【符号の説明】 1…バンパとしてのフロントバンパ、1b…取付凹部、
2…グリルとしてのラジエータグリル、3…支持部及び
第2の支持部としての支持部、5…延出部としてのリ
ブ、6,21…係止凹部としての係止穴、7…外枠、8
…補助枠部としての桟部、12…挿通部を構成する貫通
穴、14…挿通部を構成する延出部、15,22…係止
突起。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンパとグリルには一方に延出部が、他
    方に該延出部を差込み保持する挿通部が形成され、該延
    出部と該挿通部には一方に係止凹部が、他方に前記延出
    部が前記挿通部に挿通された状態で前記係止凹部と係止
    可能な係止突起が形成されており、前記グリルは前記バ
    ンパに対し、前記延出部が前記挿通部に挿通された状態
    で前記係止凹部と前記係止突起とを係止させて組付けら
    れているバンパとグリルの組付構造。
  2. 【請求項2】 前記バンパには、前記グリルの下端部以
    外でも該グリルを支持可能な支持部が、前記グリルを取
    付けるための取付凹部を形成するように形成されてお
    り、該支持部に前記バンパに設けられた前記延出部もし
    くは前記挿通部が形成されている請求項1に記載のバン
    パとグリルの組付構造。
  3. 【請求項3】 前記グリルは外枠と、該外枠内を横切る
    補助枠部とを有し、前記支持部は前記取付凹部内を前記
    補助枠部と対応する位置を横切るように延びる第2の支
    持部を有しており、前記補助枠部と前記第2の支持部に
    前記グリルとバンパとを固定するための前記延出部と前
    記挿通部のそれぞれが設けられている請求項2に記載の
    バンパとグリルの組付構造。
  4. 【請求項4】 前記グリルが請求項2又は請求項3のい
    ずれか一項に記載の組付構造により前記バンパの取付凹
    部に一体的に組付けられたグリル一体意匠型バンパ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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