JPH0627853Y2 - ルーフライニング取付クリップ - Google Patents

ルーフライニング取付クリップ

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JPH0627853Y2
JPH0627853Y2 JP4469589U JP4469589U JPH0627853Y2 JP H0627853 Y2 JPH0627853 Y2 JP H0627853Y2 JP 4469589 U JP4469589 U JP 4469589U JP 4469589 U JP4469589 U JP 4469589U JP H0627853 Y2 JPH0627853 Y2 JP H0627853Y2
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JP
Japan
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arch
roof lining
clip
leg
leg portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4469589U
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English (en)
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JPH02135708U (ja
Inventor
浩 竹本
和則 町田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ボディ側取付孔に係止するクリップ部材の脚
部を、ルーフライニング裏面に固着するベース部材のア
ーチ部内に差し込み式としたルーフライニング取付クリ
ップの改良に関するものである。
[従来の技術] 実開昭53-67213号公報において、ボディ側取付孔に係止
されるクリップ部材とルーフライニング裏面に固着され
るベース部材とからなり、クリップ部材に設けられた脚
部をベース部材に形成したアーチ部内に差し込んで構成
されるルーフライニング取付クリップが公知となってい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このルーフライニング取付クリップは、
ボディ側取付孔に係止するクリップ部材がルーフライニ
ング裏面に固着するベース部材に対して、アーチ部内へ
の脚部の差し込み方向には移動可能であるが、アーチ部
内において、脚部の差し込み方向と直交方向には殆ど移
動できないものとなっていた。このため、ボディ側取付
孔やルーフライニング裏面へのベース部材の取付位置に
誤差があっても、前後方向及び左右方向の誤差を充分に
吸収することができなかった。
そこで本考案の目的は、例えば前後方向の誤差をボディ
側取付孔にて吸収できるとともに、左右方向の誤差をベ
ース部材のアーチ部内において、脚部の差し込み方向と
直交方向へのクリップ部材の移動により吸収できるよう
にしたルーフライニング取付クリップを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本考案は、ボディ側取付け孔に
係止されるクリップ部材とルーフライニング裏面に固着
されるベース部材とからなり、クリップ部材に設けられ
た脚部をベース部材に形成したアーチ部内に差し込んで
構成されるルーフライニング取付クリップにおいて、前
記脚部に前記アーチ部からの抜け止め部を設けるととも
に、前記脚部の差し込み方向と直交方向における前記ア
ーチ部内の幅を該直交方向における前記脚部の幅よりも
充分に大きく形成して、脚部をアーチ部内にて差し込み
方向と直交方向に移動可能としたことを特徴とする。
更に詳細には、アーチ部は脚部の抜け止め部が係止する
上方アーチ片と脚部の下面を受ける下方アーチ片とから
なり、下方アーチ片の上面には脚部の差し込み方向と直
交方向の幅の外側に位置する突部が設けられている。
[作用] 先ずクリップ部材の脚部にベース部材のアーチ部からの
抜け止め部を設けたので、例えばボディ側取付孔を前後
方向への長孔としておくことで、前後方向の誤差をボデ
ィ側取付孔にて吸収できるものとなる。
そして脚部の差し込み方向と直交方向におけるアーチ部
内の幅を同方向の脚部の幅よりも充分に大きく形成し
て、脚部をアーチ部内にて差し込み方向と直交方向に移
動可能としたため、左右方向の誤差についても、ベース
部材に対するクリップ部材のアーチ部内における脚部の
差し込み方向と直交方向への移動により吸収できるもの
となる。
また詳細構造のようにアーチ部を構成する下方アーチ片
の上面に脚部の差し込み方向と直交方向の幅の外側に位
置する突部を設けておけば、この突部が脚部差し込み時
におけるガイド役を果たすので、組付時の作業性が向上
するとともに、特に左右方向の位置ズレがある場合に脚
部が突部を乗り越えて移動し、脚部は上方アーチ片と突
部間に挟まれた状態となってフリクションが発生するこ
とで、脚部が適宜位置にしっかりと固定される。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
先ず車室内を示す第1図において、1はピラーガーニッ
シュ、2はルーフライニングであって、ルーフライニン
グ2は後部を後述する本考案に係るクリップによってボ
ディに取り付けられるとともに、前部がボディにビス止
めされる。
第2図の如くルーフライニング2の後部裏面、即ち後部
上面には左右方向に複数(三個または四個)のベース部
材11……が設けられ、このベース部材11に第3図の
如くクリップ部材16を組み込んでルーフライニング取
付クリップ10が構成される。第3図において、3はル
ーフパネル、4はルーフレールであり、ルーフパネル3
の後部下に配設したルーフレール4に前後方向へ長孔形
状のボディ側取付孔5が夫々形成されている。
ルーフライニング取付クリップ10を構成するベース部
材11とクリップ部材16はともにバネ鋼製である。
第4図に示すようにベース部材11は、左右の取付片1
2,12の間に前後二枚の上方アーチ片13,13とそ
の間の一枚の下方アーチ片14とによるアーチ部を形成
している。そしてクリップ部材16は、このベース部材
11のアーチ部内に差し込み可能としたフラットな脚部
17の一端側に上方へ起立して前記ボディ側取付孔5の
左右幅よりも幅広に中間部が拡開された左右のクリップ
片18,18を形成している。ここで脚部17の厚さは
前記上方アーチ片13,13と下方アーチ片14間の高
さと略等しくなっている。
以上において、ベース部材11の上方アーチ片13,1
3及び下方アーチ片14によるアーチ部内の左右幅をク
リップ部材11の脚部17の左右幅よりも充分に大きく
形成しておく。更にベース部材11の下方アーチ片14
に下方からのプレスによって前記脚部17の左右幅の外
側に位置する左右の突部15,15を形成する。また脚
部17には下方からの半打ち抜きによる抜け止め部19
を形成する。この抜け止め部19は後側の前記上方アー
チ片13に対する下側への差し込み時には弾性変形し、
且つ差し込み後は起き上がって後側上方アーチ片13の
前縁に係止するものである。
以上のベース部材11とクリップ部材16とからなるル
ーフライニング取付クリップ10は、ルーフライニング
2の後部裏面にベース部材11の取付片12,12を接
着シート6,6によって固着し、クリップ部材16の脚
部17を後方からベース部材11の上下の各アーチ片1
3,13,14によるアーチ部内に差し込むことで合体
構成される(第5図参照)。
この差し込み時において、下方アーチ片14に形成した
左右の突部15,15により脚部17のガイドが行わ
れ、これによりアーチ部内の左右中央部に脚部17が位
置した状態でベース部材11に対するクリップ部材16
の初期位置が決められる。また差し込み後は、後側の上
方アーチ片13の前縁に抜け止め部19が係止状態とな
ってクリップ部材16の後方への抜けが防止される。
次にルーフライニング2を持ち上げて、各取付クリップ
10……のクリップ片18,18……を下方よりルーフ
レール4に形成した各ボディ側取付孔5……内に押し込
むことで、第3図及び第6図の如く各ボディ側取付孔5
……上方の側縁に各クリップ片18,18……を嵌着し
て係止させる。
以上の組付作業時において、ボディ側取付孔5は前後方
向の長孔のため、クリップ片18,18との位置関係に
前後方向の誤差があっても、その前後方向の長孔による
ボディ側取付孔5に沿った第3図矢印方向へのルーフラ
イニング2の移動によって、前後方向誤差を吸収して組
み付けることができる。
そしてベース部材11のアーチ部内において、クリップ
部材16の脚部17が左右方向へ移動可能なため、ボデ
ィ側取付孔5とクリップ片18,18との位置関係に左
右方向の誤差があっても、ボディ側取付孔5内へのクリ
ップ片18,18の押し込みに際して、クリップ部材1
6の脚部17が第7図に示す如く下方アーチ片14の突
部15上に乗り上げると同時に上方アーチ片13,13
を若干上方へ弾性変形させて第7図矢印方向の如く側方
に移動することによって、左右方向誤差をも吸収して組
み付けることができる。
この第7図の状態においては、脚部17は上方アーチ片
13,13と突部15に挟まれた状態となってフリクシ
ョンが発生し、脚部17が適宜位置にしっかりと固定さ
れている。
尚、実施例のように下方アーチ片14の前後に上方アー
チ片13,13を夫々設けておくことにより、脚部17
に対するアーチ部内の支持が側面から見て三点支持とな
って、脚部17を安定性良く保持できるようになってい
る。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、クリップ部材の脚部にベ
ース部材のアーチ部からの抜け止め部を設けたため、ボ
ディ側取付孔を前後方向への長孔としておくことにより
前後方向の誤差をボディ側取付孔にて吸収することがで
きるとともに、脚部の差し込み方向と直交方向における
アーチ部内の幅を同方向の脚部の幅よりも充分に大きく
形成することで、脚部をアーチ部内にて差し込み方向と
直交方向に移動可能としたため、左右方向の誤差もベー
ス部材に対するクリップ部材のアーチ部内における脚部
の差し込み方向と直交方向への移動によって吸収するこ
とができる。
またアーチ部を構成する下方アーチ片の上面に脚部の差
し込み方向と直交方向の幅の外側に位置する突部を設け
ると、この突部が脚部差し込み時におけるガイ役を果た
すので、組付時の作業性が向上するとともに、特に左右
方向の位置ズレがある場合に脚部が突部を乗り越えて移
動し、脚部は上方アーチ片と突部間に挟まれた状態とな
ってフリクションが発生するため、脚部が適宜位置にし
っかりと固定されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は車室内方から見たルーフライニングの一部破断
斜視図、第2図はルーフライニング裏面の後部斜視図、
第3図は本考案の取付クリップによるルーフライニング
のボディ側取付状態の要部縦断側面図、第4図はクリッ
プ部材とベース部材の分解斜視図、第5図は脚部差し込
み状態を示す取付クリップの斜視図、第6図は取付状態
を示す第5図の矢印VI−VI線に沿った拡大断面図、第7
図は突部乗り越え状態を示す第6図と同様の拡大断面図
である。 尚、図面中、2はルーフライニング、4はルーフレー
ル、5はボディ側取付孔、10はルーフライニング取付
クリップ、11はベース部材、13は上方アーチ片、1
4は下方アーチ片、15は突部、16はクリップ部材、
17は脚部、19は抜け止め部である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディ側取付孔に係止されるクリップ部材
    とルーフライニング裏面に固着されるベース部材とから
    なり、クリップ部材に設けられた脚部をベース部材に形
    成したアーチ部内に差し込んで構成されるルーフライニ
    ング取付クリップにおいて、 前記脚部に前記アーチ部からの抜け止め部を設けるとと
    もに、 前記脚部の差し込み方向と直交方向における前記アーチ
    部内の幅を該直交方向における前記脚部の幅よりも充分
    に大きく形成して、脚部をアーチ部内にて差し込み方向
    と直交方向に移動可能としたことを特徴とするルーフラ
    イニング取付クリップ。
  2. 【請求項2】前記アーチ部は前記脚部の前記抜け止め部
    が係止する上方アーチ片と前記脚部の下面を受ける下方
    アーチ片とからなり、該下方アーチ片の上面には前記脚
    部の差し込み方向と直交方向の幅の外側に位置する突部
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載のルー
    フライニング取付クリップ。
JP4469589U 1989-04-17 1989-04-17 ルーフライニング取付クリップ Expired - Lifetime JPH0627853Y2 (ja)

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JPH02135708U JPH02135708U (ja) 1990-11-13
JPH0627853Y2 true JPH0627853Y2 (ja) 1994-07-27

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