JPH05310083A - ピラートリムの取付構造 - Google Patents
ピラートリムの取付構造Info
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- JPH05310083A JPH05310083A JP14000292A JP14000292A JPH05310083A JP H05310083 A JPH05310083 A JP H05310083A JP 14000292 A JP14000292 A JP 14000292A JP 14000292 A JP14000292 A JP 14000292A JP H05310083 A JPH05310083 A JP H05310083A
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Abstract
しての取付基準部を設け、ピラートリムを正規の位置に
位置決めした状態でガタツキなく安定性良くピラーパネ
ルに取付けることができ、しかも取付構造の剛性の向上
を図ることができるようにする。 【構成】 ピラートリム2の裏面2a側にそれぞれ一体
的に突設された複数の差込部4a〜4eを、ピラーパネ
ル1に形成された差込孔3a〜3eに差込み、差込部4
a〜4e及び差込孔3a〜3eの周縁部19a,19b
を互いに連結するクリップ8にてピラートリム2をピラ
ーパネル1に取付けるようにしたピラートリム2の取付
構造において、複数の差込部4a〜4eのうちの1つの
差込部4eにリブ6,7を設け、リブ6,7と差込孔4
eの周面との間の係合作用にてピラーパネル1に対する
ピラートリム2の取付位置を規制するように構成する。
Description
にピラートリムを取付けるための取付構造に関するもの
である。
は、シートベルトアジャスタ取付部等を覆うためにピラ
ートリムが取付けられる場合がある。
ピラーインナパネル20にピラートリム21を取付ける
ために従来より採用されている取付構造を示すものであ
る。図5に示すように、ピラーインナパネル20には、
所定の複数箇所に差込孔22a,22b,22c,22
d,22eがそれぞれ穿設されており、ピラートリム2
1の裏面21a側には、前記複数の差込孔22a〜22
eに対応するように複数の断面I形状の差込部23a,
23b,23c,23d,23eが一体的に突設されて
いる。なお、前記差込部23a〜23eは同一形状のも
のであり、図6に示す如く、上下のフランジ24,25
と、これらのフランジ24,25の中央腹部を連結する
ウェブ26とで構成されている。
部23a〜23eをピラーインナパネル20の複数の差
込孔22a〜22e内にそれぞれ差込んだ状態の下で、
クリップ27の一対の挾持片27aを図7に示す如く前
記差込部23a〜23eのウェブ26に装着すると共
に、このクリップ27の一対の係着片27bをピラーイ
ンナパネル20に係着することにより、ピラーインナパ
ネル20とピラートリム21とが前記クリップ27を介
して互いに連結され、ピラートリム21がピラーインナ
パネル20に取付けられるようになっている。
如き従来の取付構造にあっては、次のような問題点があ
る。すなわち、ピラートリム21は、通常、ポリプロピ
レン等の樹脂成形品であるため、成形誤差や熱変形が可
成り大きく生じる。従って、それらを充分に吸収する目
的で前記差込部23a〜23eの外径寸法を前記差込孔
22a〜22eの寸法よりも相対的に小さく成形するよ
うにしているのが実状である。例えば、図7に示すよう
に、差込部23a〜23eの上下のフランジ24,25
間の外形寸法L1 が差込孔22a〜22eの上下方向の
寸法L2 よりも約5mm程度小さく構成されている。
込部23a〜23eの何れもがピラートリム21の取付
位置の基準部とならず、自動車の各々においてピラーパ
ネル20に対するピラートリム21の取付位置にバラツ
キを生じ、ピラートリム21の周辺部品との合わせ関係
が一定にならないという問題点がある。また、ピラート
リム21の取付完了後にピラートリム21が上下方向等
に動いてしまう可能性があり、自動車走行時にピラート
リム21がピラーインナパネル20に対して上下方向に
動いてしまうと、ピラーインナパネル20とクリップ2
7との間に擦れ合いを生じて不快な異音(擦れ音)を発
生するおそれがある。
くなされたものであって、その目的は、ピラーパネルへ
のピラートリムの取付位置のための取付基準部を得るこ
とができると共に、ピラートリムを所定の取付位置にお
いて動きを生じない状態で安定良く取付けることができ
るようなピラートリムの取付構造を提供することにあ
る。
めに、本発明では、ピラートリムの裏面側にそれぞれ一
体的に突設された複数の差込部を、ピラーパネルに形成
された差込孔に差込み、前記差込部及び差込孔の周縁部
を互いに連結するクリップにて前記ピラートリムを前記
ピラーパネルに取付けるようにしたピラートリムの取付
構造において、前記複数の差込部のうちの1つの差込部
にリブを設け、前記リブと前記差込孔の周面との間の係
合作用にて前記ピラーパネルに対する前記ピラートリム
の取付位置を規制するようにしている。
差込部に設けられたリブがピラーパネルの差込孔の周面
に係合し、当該差込部と差込孔の周面との間の隙間(ガ
タツキ)が吸収される。その結果、ピラーパネルに対す
るピラートリムの取付位置が所定位置に規制(位置決
め)されると共に、ピラーパネルへのピラートリムの取
付完了後におけるピラートリムの相対的な動きが防止さ
れる。
参照して説明する。
構成する金属製のピラーパネル(センターピラーインナ
パネル)1の上部箇所に樹脂製のピラートリム2を取付
けるための構造を示すものである。上述のピラーパネル
1は金属板を屈曲成形して成るものであって、ピラーパ
ネル1には、図1に示すように適宜の複数箇所に矩形の
差込孔3a,3b,3c,3d,3eが形成されてい
る。
上述の差込孔3a〜3eにそれぞれ対応する差込部4
a,4b,4c,4d,4eが一体的に突設されてい
る。これらの差込部4a〜4eには、図1及び図2に示
すように、上下一対のフランジ5a,5bの中央腹部を
ウェブ5cにて連結して断面I字状に成形して成る樹脂
製一体成形品である。そして、これらの差込部4a〜4
eのうちの1つ、例えば、最下方の差込部4eには、図
2に明示するように位置規制用のリブ6,7が一体成形
されている。
参照して更に詳述すると、上方のフランジ5aの上面中
央部にウェブ5cに沿って延びる薄板状のリブ6が一体
成形され、下方のフランジ5bの下面中央部にウェブ5
cに沿って延びる薄板状のリブ7が一体成形されてい
る。かくして、リブ6,7は上下対称となるように配置
されており、図2及び図3に明示するように、リブ6の
上端面(6a)は先端部6bからピラートリム2の側に
向けて徐々に上方に傾斜する傾斜面6aとなされると共
に、リブ7の下端面(7a)は先端部7bからピラート
リム2の側に向けて徐々に下方に傾斜する傾斜面7aと
なされている。
ム2を取付けるために用いられるクリップ8を示すもの
である。このクリップ8は、樹脂製一体成形品から成る
ものであって、断面U字状に屈曲成形された屈曲部9
と、この屈曲部9の両端にそれぞれ延設された第1及び
第2の各一対の弾性片部10,11及び12,13とを
具備している。また、第1の一対の弾性片部10,11
の先端には外側に向けて屈曲されたガイド片部14,1
5が設けられると共に、第2の一対の弾性片部12,1
3の先端には断面くの字状の係着部16,17が設けら
れている。
クリップ8を用いて取付ける時の取付作業に付き述べ
る。まず、ピラートリム2の裏面側の差込部4a〜4e
をピラーパネル1の差込孔3a〜3eにそれぞれ対応せ
しめて差込み。この際、最下方の差込部4eのリブ6,
7とピラーパネル1の最下方の差込孔3eとの間の位置
規制作用(位置決め作用)にて、ピラーパネル1に対す
るピラートリム2の相対位置が定められる。すなわち、
前記差込部4eを前記差込孔3eに差込むのに伴って、
前記リブ6,7の傾斜面6a,7aが図3に示すように
前記差込孔3eの上下の周面18a,18bに当接する
ため、ピラートリム2の上下方向の位置決めがなされ
る。一方、ピラートリム2のその他の差込部4a〜4d
はピラーパネル1のその他の差込孔3a〜3d内のほぼ
中央箇所に遊嵌状態で挿入配置される。
パネル1に位置決めした状態で係着した後に、クリップ
8を差込部4a〜4e及び差込孔3a〜3eにそれぞれ
装着する。クリップ8の装着に当たっては、クリップ8
の第1の一対の弾性片部10,11間に差込部4a〜4
eのウェブ5cをそれぞれ挾持した状態とし、かつ、第
2の一対の弾性片部12,13の係着部16,17を差
込孔3a〜3eの左右の対向縁部19a,19b(図1
参照)にそれぞれ係着する。これにより、ピラートリム
2はクリップ8及び差込部4a〜4eを介してピラーパ
ネル1に固定される。
れば、1つの差込部4eに一対のリブ6,7を設けるよ
うにしたので、これらのリブ6,7をピラートリム2の
取付基準部として機能させることができる。すなわち、
このリブ6,7と差込孔3eの周面18a,18bとの
間の位置規制作用により、ピラートリム2を正規の位置
に位置決めし得てピラーパネル1にガタツキなく(特
に、上下方向の動きを生じることなく)取付けることが
できる。また、取付基準部が設けられることにより、ピ
ラートリム2の取付けのバラツキをなくすことができ、
ピラートリム2と他部品との合わせ関係を一定にするこ
とが可能となる。さらに、本例においては、最下方の1
つの差込部4eのみにしかリブ6,7を設けていないの
で、他の差込部4a〜4dの成形誤差及び熱変形は従来
と同様に充分に吸収することができ、何ら支障を生じな
い。また、リブ6,7の存在により差込部4eの剛性を
向上させることができ、ひいては取付構造の剛性を向上
させることができる。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、差込部4eにリブ6,7を設ける必要は
必ずしもなく、差込部4e以外の差込部4a〜4dのう
ちの何れか1つに前記リブ6,7を設けるようにしても
よい。また、差込部4a〜4eの何れか1つを横向きに
してその1つの差込部に設けられたリブ6,7と差込孔
の左右両側面との間の位置規制作用にてピラートリム2
の前後方向の位置決め及びガタツキ防止を図るようにし
てもよい。さらに、リブ6,7は必ず一対設ける必要は
なく、場合によっては1つのリブ6又は7のみを設ける
ようにしてもよい。
裏面側に一体的に突設された複数の差込部のうちの1つ
の差込部にリブを設け、このリブとピラーパネルに形成
された差込孔の周面との係合作用にて前記ピラーパネル
に対する前記ピラートリムの取付位置を規制するように
したもので、前記リブをピラートリムの取付基準部とし
て機能せしめることができ、ピラートリムをピラーパネ
ルに対して正規の位置に位置決めした状態の下でガタツ
キなく安定性良く取付けることが可能となり、従って、
ピラートリムが自動車走行時に動いて擦れ音を発するよ
うな不具合を防止できる。また、リブを取付基準部とし
て付設したため、ピラーパネルへのピラートリムの組付
作業が容易となり、組付作業の向上を図ることができる
と共に、ピラートリムとその周辺の他部品との合わせが
正確になされるため、外観上の見栄えを良好にすること
が可能である。さらに、リブを差込部に設けたことに伴
い、差込部の剛性を向上させることができ、ひいては取
付構造の剛性の向上を図ることができる。
解斜視図である。
解斜視図である。
の拡大斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ピラートリムの裏面側にそれぞれ一体的
に突設された複数の差込部を、ピラーパネルに形成され
た差込孔に差込み、前記差込部及び差込孔の周縁部を互
いに連結するクリップにて前記ピラートリムを前記ピラ
ーパネルに取付けるようにしたピラートリムの取付構造
において、前記複数の差込部のうちの1つの差込部にリ
ブを設け、前記リブと前記差込孔の周面との間の係合作
用にて前記ピラーパネルに対する前記ピラートリムの取
付位置を規制するようにしたことを特徴とするピラート
リムの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14000292A JP3173125B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | ピラートリムの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14000292A JP3173125B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | ピラートリムの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05310083A true JPH05310083A (ja) | 1993-11-22 |
JP3173125B2 JP3173125B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=15258653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14000292A Expired - Fee Related JP3173125B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | ピラートリムの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173125B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120248821A1 (en) * | 2009-10-28 | 2012-10-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Flat Vehicle Body Component Made of a Carbon Fiber Reinforced Plastic |
JP2017039343A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | しげる工業株式会社 | 車両のピラートリム |
JP2018144575A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用機能部品取付け構造 |
JP2022064999A (ja) * | 2018-01-17 | 2022-04-26 | トヨタ紡織株式会社 | 係合構造 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP14000292A patent/JP3173125B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120248821A1 (en) * | 2009-10-28 | 2012-10-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Flat Vehicle Body Component Made of a Carbon Fiber Reinforced Plastic |
US8714630B2 (en) * | 2009-10-28 | 2014-05-06 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Flat vehicle body component made of a carbon fiber reinforced plastic |
JP2017039343A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | しげる工業株式会社 | 車両のピラートリム |
JP2018144575A (ja) * | 2017-03-03 | 2018-09-20 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用機能部品取付け構造 |
JP2022064999A (ja) * | 2018-01-17 | 2022-04-26 | トヨタ紡織株式会社 | 係合構造 |
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JP3173125B2 (ja) | 2001-06-04 |
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