JP2002264745A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JP2002264745A JP2001065204A JP2001065204A JP2002264745A JP 2002264745 A JP2002264745 A JP 2002264745A JP 2001065204 A JP2001065204 A JP 2001065204A JP 2001065204 A JP2001065204 A JP 2001065204A JP 2002264745 A JP2002264745 A JP 2002264745A
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edge
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shelf
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Takeshi Mori
赳 森
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドランプとフロントフェンダおよびバン
パーフェイシャとのパーティング部分の隙間や段差を均
一化して外観の向上を図る。 【解決手段】 ヘッドランプ8のランプハウジング4を
バンパーフェイシャ1に一体成形してあるため、バンパ
ーフェイシャ1をフロントフェンダ14を取付基準にし
て取付けることによって、ランプハウジング4もフロン
トフェンダ14を取付基準にしてその前端に取付けるこ
とができ、ヘッドランプ8とフロントフェンダ14およ
びバンパーフェイシャ1とのパーティング部分の隙間や
段差を均一化して外観を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体前部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のヘッドランプはランプユ
ニットとして構成されていて、このランプユニットを車
体の組立工程でラジエータコアサポートに組付けるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、車体の組立工程
の簡略化と組付作業の自動化等を狙って、ラジエータコ
アサポートにヘッドランプユニットやフロントバンパー
等をサブアッセンブリして所謂フロントエンドモジュー
ルを構成し、車体の組立ラインで該フロントエンドモジ
ュールを車体前部に組付けることが行われつつある。
【0004】このようなフロントエンドモジュール化を
図る場合にあっても、ヘッドランプはランプユニットと
して構成されているため、ラジエータコアサポートとフ
ードリッジパネルとの組付精度公差やヘッドランプユニ
ットとラジエータコアサポートとの間の組付精度公差,
およびフロントバンパーとラジエータコアサポートとの
間の組付精度公差の集積によって、ヘッドランプユニッ
トとフロントフェンダ前端とのパーティング部分や、ヘ
ッドランプユニットとフロントバンパーのバンパーフェ
イシャとのパーティング部分の隙間や段差に不均一を生
じて外観を損なう可能性があった。
【0005】そこで、本発明はヘッドランプとフロント
フェンダ前端およびフロントバンパーのバンパーフェイ
シャとのパーティング部分の隙間や段差が不均一となる
ことがなく、外観を一段と向上することができる自動車
の車体前部構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、弾性材料からなるバンパーフェイシャのセンター部
の車幅方向両側部にヘッドランプのランプハウジングを
一体に形成し、該ランプハウジングの前側開口部の周縁
部に、該前側開口部に取付けられたランプレンズの周縁
を重合定置させて、該ランプレンズ面をバンパーフェイ
シャの外表面と面一に整合させる棚部を形成し、バンパ
ーフェイシャのサイド部の上縁をフロントフェンダの前
部下縁に重合して締結固定すると共に、該フロントフェ
ンダの前端のフランジ縁に、前記ランプハウジングの棚
部の該フランジ縁に対応した部分を重合定置させ、か
つ、前記ランプレンズの外形を前記棚部の外形よりも小
さく形成して、前記フランジ縁とランプレンズの周縁端
末との間に間隙を設定し、ランプレンズとフランジ縁と
を非接触としたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の車体前部構造において、フロントフェンダ前端のフ
ランジ縁の上,下部位にロケート孔を設ける一方、ラン
プハウジングの棚部の該フランジ縁に対応する部分の背
面に前記ロケート孔に嵌合する上,下のロケートピンを
設け、かつ、前記下部のロケート孔を縦長に形成したこ
とを特徴としている。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項2に記
載の車体前部構造において、上部のロケートピンは、上
部のロケート孔に対して抜止めされていることを特徴と
している。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項1〜3
に記載の車体前部構造において、バンパーフェイシャの
センター部の中央部分に、車幅方向に撓み変形可能なフ
ェイシャ剛性の低い剛性低下部を設けたことを特徴とし
ている。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項4に記
載の車体前部構造において、剛性低下部を、バンパーフ
ェイシャのセンター部中央の下側部に設けたスポイラー
開口部の下側縁部に設けたことを特徴としている。
【0011】請求項6の発明にあっては、請求項1〜5
に記載の車体前部構造において、ランプハウジングをバ
ンパーフェイシャの他の部分に較べて硬度の高い樹脂材
料で形成したことを特徴としている。
【0012】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ヘッド
ランプのランプハウジングをバンパーフェイシャのセン
ター部に一体に形成してあるため、バンパーフェイシャ
をフロントフェンダを取付基準にして該バンパーフェイ
シャのサイド部をフロントフェンダの前部下縁に締結固
定することによって、前記ランプハウジングも該フロン
トフェンダを取付基準にしてその前端に取付けることが
でき、従って、ヘッドランプとバンパーフェイシャとの
パーティング部分の隙間や段差を成形金型の寸法精度を
管理することで均一にすることができることは勿論、バ
ンパーフェイシャとフロントフェンダとの組付精度を管
理することで、ヘッドランプとフロントフェンダ前端と
のパーティング部分の隙間や段差を均一にすることがで
きる。
【0013】しかも、ランプレンズ面とバンパーフェイ
シャの外表面とを面一に整合させることができるため、
フラッシュサーフェイス化を実現することができて、空
力特性上有利に得ることができると共に、前記パーティ
ング間隙等の均一化と相俟って外観を一段と向上するこ
とができる。
【0014】また、バンパーフェイシャのセンター部の
車幅方向両側部にランプハウジングを一体成形してある
ため、バンパーフェイシャの車幅方向両側部の剛性が高
められて、フロントフェンダへの取付後における該バン
パーフェイシャの中央側への縮み方向の弾性変形を抑え
て取付精度を維持することができる。
【0015】更に、ランプレンズはその外形をランプハ
ウジングの棚部外形よりも小さく形成して、フロントフ
ェンダ前端のフランジ縁とランプレンズの周縁端末との
間に間隙を設定し、前記ランプレンズとフランジ縁とを
非接触としてあるから、走行時における車体のねじれ等
によってランプレンズ周縁が前記フランジ縁に擦れて損
傷するのを回避できて品質感を高めることができる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、ランプハウジングのロケートピ
ンをフロントフェンダのロケート孔に嵌合することによ
って、左右のフロントフェンダとバンパーフェイシャと
の車幅方向の位置決めを行えて、バンパーフェイシャの
サイド部のフロントフェンダに対する組付けを容易に行
うことができる。
【0017】また、上部のロケートピンとロケート孔と
の嵌合によってランプハウジングの上部側の上下方向お
よび車幅方向の位置決めを行って、下部の縦長のロケー
ト孔で上下方向の組付誤差を吸収して取付けるため、車
外から目につき易いランプハウジングの上部側の組付精
度を高められて外観をより一層向上することができる。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の発明の効果に加えて、上部のロケートピンが上部のロ
ケート孔に対して抜止めされるため、バンパーフェイシ
ャの組付け時に該バンパーフェイシャを左右のフロント
フェンダに対して仮り止めできて、バンパーフェイシャ
のフロントフェンダへの組付をより一層容易に行うこと
ができる。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、バンパーフェイシャのセン
ター部の中央部分には、車幅方向に撓み変形可能なフェ
イシャ剛性の低い剛性低下部を設けてあるため、左右の
フロントフェンダに対するバンパーフェイシャの車幅方
向の寸法精度の公差による該バンパーフェイシャの車幅
方向の撓み変形を前記剛性低下部に集中させて、バンパ
ーフェイシャの外表面に全体的に歪等が生じるのを回避
できてフェイシャ外観を維持することができる。
【0020】また、ロケートピンとロケート孔との嵌合
によって取付位置決めを行う場合には、前記剛性低下部
で車幅方向の撓み変形が許容されるため、これらロケー
トピンとロケート孔との嵌合を行い易く、組付作業性を
向上することができる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の発明の効果に加えて、バンパーフェイシャの剛性低下
部をライセンスプレートを装着することによってその裏
側に隠れるフロントスポイラー開口部の下側縁部に設け
てあるため、剛性低下部を外観上有利に設定することが
できる。
【0022】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜5の発明の効果に加えて、ランプハウジングをバンパ
ーフェイシャの他の部分に較べて硬度の高い樹脂材料で
形成してあるため、バンパーフェイシャの車幅方向両側
部の剛性を更に高められて、左右のフロントフェンダに
対する取付精度を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0024】図1〜4において、1は合成樹脂等の弾性
材料をもって射出成形等により成形したバンパーフェイ
シャを示し、センター部2と該センター部2の車幅方向
両側から車体後方へ向けて曲折して成形されたサイド部
3とを備えている。
【0025】センター部2の車幅方向両側部には、前側
を開放したボックス状のランプハウジング4を一体成形
してあり、該ランプハウジング4内に図外のリフレクタ
やバルブを装着すると共に、前側開口部5にランプレン
ズ9を取付けてヘッドランプ8を構成するようにしてい
る。
【0026】ランプハウジング4の前側開口部5の周縁
部には、ランプレンズ9の板厚相当の寸法でバンパーフ
ェイシャ1外表面よりも低く段差をもって成形した棚部
6を形成してあり、該棚部6にランプレンズ9の周縁を
重合定置して、該ランプレンズ9面とバンパーフェイシ
ャ1外表面とを面一に整合できるようにしてある。
【0027】棚部6の内周側に隣接してレンズ取付溝7
を形成してあり、該レンズ取付溝7に図外のシール材を
兼ねた接着材を充填すると共に前記ランプレンズ9の内
面の周縁近傍に突設した脚部10を挿入してランプレン
ズ9を固定できるようにしてある。
【0028】バンパーフェイシャ1は前記サイド部3の
上縁をフロントフェンダ14の前部下縁に重合し、該サ
イド部3の上縁に例えば前後2ケ所に形成した取付孔1
1に図外のボルトを挿通して、該ボルトによりフロント
フェンダ14の前部下縁に締結固定されるが、本実施形
態にあっては前記棚部6の車体中央側の側部外縁にブラ
ケット部12を突設し、該ブラケット部12に形成した
取付孔13に図外のボルトを挿通して、該ボルトにより
図外のラジエータコアサポートに締結固定するようにし
てある。
【0029】フロントフェンダ14の前端にはフランジ
縁15を曲折成形してあり、このフランジ縁15に前記
ランプハウジング4の棚部6を部分的に突当てて重合定
置させ、該棚部6を支持するようにしてある。
【0030】前記フランジ縁15の上下部位にはロケー
ト孔16,17を形成してある。
【0031】ロケート孔16,17のうち、下部のロケ
ート孔17は縦長孔として形成してある。
【0032】一方、前記棚部6の前記フランジ縁15に
対応する部分には、前記ロケート孔16,17に嵌合す
る上下のロケートピン18,19を突設してある。
【0033】ロケートピン18,19のうち、上部のロ
ケートピン18はかえりを持つスナップピンとして形成
し、このかえりによって上部のロケート孔16に対して
抜止めが行われるようにしてある。
【0034】ロケートピン18,19は何れも棚部6と
一体成形してもよいが、金属ピンをインサート成形する
ようにしてもよい。
【0035】また、特にロケートピン18,19を金属
製とする場合は、ロケート孔16,17に弾性グロメッ
トを嵌着してメタルタッチを回避することが望ましい。
【0036】ここで、前記ランプレンズ9はその外形を
棚部6の外形よりも若干小さく形成して、前記フロント
フェンダ14のフランジ縁15とランプレンズ9の周縁
端末との間に間隙δを設定し、ランプレンズ9とフラン
ジ縁15とを非接触としてある。
【0037】本実施形態にあっては、バンパーフェイシ
ャ1のセンター部2の上側中央部分にグリル取付棚20
を有段成形してあり、該グリル取付棚20にラジエータ
グリル21を取付けて、該ラジエータグリル21面とバ
ンパーフェイシャ1の外表面とを面一に整合するように
してある。
【0038】また、グリル取付棚20の下方、つまり、
センター部2の下側中央部分にフロントスポイラー開口
部22を形成して走行風を取入れるようにしてある。
【0039】なお、図1,2,4図中、24はエンジン
フードを示す。
【0040】以上の第1実施形態にあっては、バンパー
フェイシャ1のランプハウジング4内に図外のリフレク
タやバルブを組付けると共に、前側開口部5にランプレ
ンズ9を取付けてヘッドランプ8を構成し、そして、こ
のバンパーフェイシャ1のサイド部3をフロントフェン
ダ14の前部下縁に締結固定すると共に、前記ランプハ
ウジング4の棚部6に設けたブラケット部12を図外の
ラジエータコアサポートに締結固定して、該バンパーフ
ェイシャ1の車体側への取付けが行われる。
【0041】このように本実施形態の構造によれば、バ
ンパーフェイシャ1を左右のフロントフェンダ14,1
4を取付基準にしてサイド部3をフロントフェンダ14
の前部下縁に締結固定することによって、前記ヘッドラ
ンプ8のランプハウジング4も、該フロントフェンダ1
4を取付基準にしてその前端に取付けることができる。
【0042】従って、ヘッドランプ8とバンパーフェイ
シャ1とのパーティング部分の隙間もしくは段差を、バ
ンパーフェイシャ1の成形金型の寸法精度を管理するこ
とで均一にすることができることは勿論、バンパーフェ
イシャ1とフロントフェンダ14との組付精度を管理す
ることで、ヘッドランプ8とフロントフェンダ14の前
端とのパーティング部分の隙間や段差を均一にすること
ができる。
【0043】しかも、ランプレンズ9面とバンパーフェ
イシャ1の外表面とを面一に整合させることができるた
め、フラッシュサーフェイス化を実現することができ
て、空力特性上有利に得ることができると共に、前記パ
ーティング間隙の均一化と相俟って外観を一段と向上す
ることができる。
【0044】また、バンパーフェイシャ1のセンター部
2の車幅方向両側部にボックス状のランプハウジング4
を一体成形してあるため、バンパーフェイシャ1の車幅
方向両側部の剛性が高められて、フロントフェンダ14
への取付後における該バンパーフェイシャ1の中央側へ
の縮み方向の弾性変形を抑えて取付精度を維持すること
ができる。
【0045】更に、ランプレンズ9はその外形をランプ
ハウジング4の棚部6の外形よりも小さく形成して、フ
ロントフェンダ14の前端のフランジ縁15とランプレ
ンズ9の周縁端末との間に間隙δを設定し、前記ランプ
レンズ9とフランジ縁15とを非接触としてあるから、
走行時における車体のねじれ等によってランプレンズ9
の周縁が前記フランジ縁15に擦れて損傷するのを回避
できて品質感を高めることができる。
【0046】ここで、特に本実施形態にあっては前記バ
ンパーフェイシャ1のフロントフェンダ14への取付に
際して、ランプハウジング4の上下のロケートピン1
8,19を、対応するフロントフェンダ14のフランジ
縁15の上下のロケート孔16,17に嵌合することに
よって、左右のフロントフェンダ14,14とバンパー
フェイシャ1との車幅方向の位置決めを行えて、バンパ
ーフェイシャ1のサイド部3のフロントフェンダ14に
対する組付けを容易に行うことができる。
【0047】しかも、上部のロケートピン18とロケー
ト孔16との嵌合によってランプハウジング4の上部側
の上下方向および車幅方向の位置決めを行って、下部の
縦長のロケート孔17で上下方向の組付誤差を吸収して
取付けるため、車外から目につき易いランプハウジング
4の上部側の組付精度を高められて外観をより一層向上
することができる。
【0048】また、この上部のロケートピン18が上部
のロケート孔16に対して抜止めされるため、バンパー
フェイシャ1の組付け時に該バンパーフェイシャ1の組
付時に該バンパーフェイシャ1を左右のフロントフェン
ダ14に対して仮り止めできて、バンパーフェイシャ1
のフロントフェンダ14への組付けをより一層容易に行
うことができる。
【0049】図5は本発明の第2実施形態を示すもの
で、前記第1実施形態におけるバンパーフェイシャ1の
センター部2の中央部分に、車幅方向に撓み変形可能な
フェイシャ剛性の低い剛性低下部23を設けてある。
【0050】この剛性低下部23としては同図に示すよ
うに部分的に蛇腹部23aを設けて構成することができ
る。
【0051】本実施形態にあっては、この蛇腹部23a
をスポイラー開口部22の下側縁部に設けているが、該
スポイラー開口部22とグリル取付棚20との間の中央
部分に設けてもよく、あるいはグリル取付棚20の上側
縁部に設けてもよい。
【0052】特に、本実施形態のように蛇腹部23aを
スポイラー開口部22の下側縁部に設けた場合、この部
分にはライセンスプレート25が取付けられるため、蛇
腹部23aが該ライセンスプレート25の裏側に隠れて
外観上有利となる。
【0053】この第2実施形態の構造によれば、バンパ
ーフェイシャ1のセンター部2の中央部分には、車幅方
向に撓み変形可能なフェイシャ剛性の低い剛性低下部2
3を設けてあるため、左右のフロントフェンダ14,1
4に対するバンパーフェイシャ1の車幅方向の寸法精度
の公差による該バンパーフェイシャ1の車幅方向の撓み
変形を前記剛性低下部23に集中させて、バンパーフェ
イシャ1の外表面に全体的に歪が生じるのを回避できて
フェイシャ外観を維持することができる。
【0054】また、前記バンパーフェイシャ1の組付け
の際にロケートピン18,19をロケート孔16,17
に嵌合して取付位置決めを行う場合に、前記剛性低下部
23によって車幅方向の撓み変形が許容されるため、こ
れらロケートピン18,19とロケート孔16,17と
の嵌合を行い易く、組付作業性を向上することができ
る。
【0055】ここで、前記第1,第2実施形態の何れの
構成にあっても、ランプハウジング4をバンパーフェイ
シャ1の他の部分に較べて硬度の高い樹脂材料、例えば
繊維強化樹脂で成形すれば、バンパーフェイシャ1の車
幅方向両側部の剛性を更に高められて、左右のフロント
フェンダ14,14に対する取付精度を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す外観斜視図。
【図2】本発明の一実施形態の分解斜視図。
【図3】本発明の一実施形態の要部を示す横断面図。
【図4】本発明の一実施形態の要部を示す縦断面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示す外観斜視図。
【符号の説明】
1 バンパーフェイシャ 2 センター部 3 サイド部 4 ランプハウジング 5 前側開口部 6 棚部 8 ヘッドランプ 9 ランプレンズ 14 フロントフェンダ 15 フランジ縁 16 上部ロケート孔 17 下部ロケート孔 18 上部ロケートピン 19 下部ロケートピン δ 間隙 22 スポイラー開口部 23 剛性低下部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材料からなるバンパーフェイシャ
    (1)のセンター部(2)の車幅方向両側部にヘッドラ
    ンプ(8)のランプハウジング(4)を一体に形成し、 該ランプハウジング(4)の前側開口部(5)の周縁部
    に、該前側開口部(5)に取付けられたランプレンズ
    (9)の周縁を重合定置させて、該ランプレンズ(9)
    面をバンパーフェイシャ(1)の外表面と面一に整合さ
    せる棚部(6)を形成し、 バンパーフェイシャ(1)のサイド部(3)の上縁をフ
    ロントフェンダ(14)の前部下縁に重合して締結固定
    すると共に、 該フロントフェンダ(14)の前端のフランジ縁(1
    5)に、前記ランプハウジング(4)の棚部(6)の該
    フランジ縁(15)に対応した部分を重合定置させ、 かつ、前記ランプレンズ(9)の外形を前記棚部(6)
    の外形よりも小さく形成して、前記フランジ縁(15)
    とランプレンズ(9)の周縁端末との間に間隙(δ)を
    設定し、ランプレンズ(9)とフランジ縁(15)とを
    非接触としたことを特徴とする自動車の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 フロントフェンダ(14)前端のフラン
    ジ縁(15)の上,下部位にロケート孔(16),(1
    7)を設ける一方、ランプハウジング(4)の棚部
    (6)の該フランジ縁(15)に対応する部分の背面に
    前記ロケート孔(16),(17)に嵌合する上,下の
    ロケートピン(18),(19)を設け、かつ、前記下
    部のロケート孔(17)を縦長に形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 上部のロケートピン(18)は、上部の
    ロケート孔(16)に対して抜止めされていることを特
    徴とする請求項2に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 バンパーフェイシャ(1)のセンター部
    (2)の中央部分に、車幅方向に撓み変形可能なフェイ
    シャ剛性の低い剛性低下部(23)を設けたことを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載の自動車の車体前部
    構造。
  5. 【請求項5】 剛性低下部(23)を、バンパーフェイ
    シャ(1)のセンター部(2)中央の下側部に設けたス
    ポイラー開口部(22)の下側縁部に設けたことを特徴
    とする請求項4に記載の自動車の車体前部構造。
  6. 【請求項6】 ランプハウジング(4)をバンパーフェ
    イシャ(1)の他の部分に較べて硬度の高い樹脂材料で
    形成したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載
    の自動車の車体前部構造。
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