JP2017039343A - 車両のピラートリム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジャンプ台がピラートリム本体とは別体となった車両用ピラートリムにおいて、カーテンエアバッグの展開荷重によるジャンプ台の変位にピラートリム本体を確実に追従させる。【解決手段】ピラートリム3のピラートリム本体10に台取付部12を設ける。ピラートリム本体10とは別体のジャンプ台20の棚壁25を台取付部12の上端部に被せ、被着壁26を台取付部12の車外側面に被せる。棚壁25の第1嵌合穴25bに台取付部12の第1嵌合凸部15を嵌合させる。被着壁26の第2嵌合穴26cに台取付部12の第2嵌合凸部16を嵌合させる。【選択図】図6

Description

本発明は、車両のピラートリムに関し、特に、カーテンエアバッグの展開を補助するジャンプ台がピラートリム本体とは別体に設けられたピラートリムに関する。
カーテンエアバッグは、乗用車などの車両における側面衝突の際の乗員保護のための装備として知られている(特許文献1等参照)。特許文献1等に開示されているように、カーテンエアバッグは、ピラーの上方のルーフサイドに配置されている。ピラーの車室側にはピラートリムが設けられている。ピラートリムの上端部には、案内壁を有するジャンプ台が設けられている。案内壁は、車外側から車室側へ向かうにしたがって下方へ傾く斜面になっている。側面衝突の際は、カーテンエアバッグが、膨張ガスによって膨張しながらルーフライニングを押し開き、車室内にカーテン状に展開される。このとき、ジャンプ台の案内壁によって、カーテンエアバッグがスムーズに展開されるように補助できる。
特開2001−246989号公報
ジャンプ台がピラートリム本体と一体になっていると、金型の制約から形状の自由度が低くなる。一方、ジャンプ台がピラートリム本体と別体である場合、カーテンエアバッグの展開荷重でジャンプ台が下方又は車外側へ変位されたとき、ピラートリム本体がその変位に追従せずにそのままの位置にとどまる可能性がある。そうすると、展開中のカーテンエアバッグがピラートリム本体の上端部に引っ掛かって展開不良を招くことが考えられる。
本発明は、かかる事情に鑑み、ジャンプ台がピラートリム本体とは別体となったピラートリムにおいて、カーテンエアバッグの展開荷重によるジャンプ台の変位にピラートリム本体を確実に追従させることができるジャンプ台取付構造を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明は、カーテンエアバッグを備えた車両に設けられるピラートリムであって、
ピラートリム本体と、前記カーテンエアバッグの展開を補助するジャンプ台とを、互いに別体に備え、
前記ピラートリム本体の車幅方向の車外側を向く面の上側部には、台取付部が設けられ、
前記ジャンプ台が、車幅方向の車室側へ向かって下へ傾斜された案内壁と、前記案内壁の下方に連なるとともに前記台取付部の上端部に被さる棚壁と、前記棚壁の車外側の端部から下方へ延びて前記台取付部の車外側面に被さる被着壁と、を有し、
前記棚壁及び前記台取付部の上端部の一方には、第1嵌合穴が形成され、
前記棚壁及び前記台取付部の上端部の他方には、前記第1嵌合穴に嵌合される第1嵌合凸部が形成され、
前記被着壁及び前記台取付部の車外側面の一方には、第2嵌合穴が形成され、
前記被着壁及び前記台取付部の車外側面の他方には、前記第2嵌合穴に嵌合される第2嵌合凸部が形成されていることを特徴とする。
前記第1嵌合凸部が前記第1嵌合穴に嵌合されることによって、前記棚壁と前記台取付部どうしの少なくとも車幅方向への相対変位を規制でき、ひいては前記ジャンプ台と前記ピラートリム本体どうしの少なくとも車幅方向への相対変位を規制することができる。また、前記第2嵌合凸部が前記第2嵌合穴に嵌合されることによって、前記被着壁と前記台取付部どうしの少なくとも上下方向への相対変位を規制でき、ひいては前記ジャンプ台と前記ピラートリム本体どうしの少なくとも上下方向への相対変位を規制することができる。この結果、カーテンエアバッグの展開時において、ジャンプ台がカーテンエアバッグから展開荷重を受けて車外側又は下側へ変位しようとしたときは、これに追従して、ピラートリム本体もジャンプ台と一緒に変位させることができる。これによって、カーテンエアバッグがピラートリム本体の上端部に引っ掛かる等の不具合を防止することができる。
前記第1嵌合凸部が、前記台取付部から上方へ延び出るとともに延出方向と直交する幅方向を前記車幅方向に向けた板状の車幅方向拘束部を有し、
前記第2嵌合凸部が、前記台取付部から前記車幅方向の車外側へ突出されるとともに突出方向と直交する幅方向を上下に向けた板状の上下方向拘束部を有していることが好ましい。
前記車幅方向拘束部を含む第1嵌合凸部を棚壁の第1嵌合穴に嵌合し、前記上下方向拘束部を含む第2嵌合凸部を被着壁の第2嵌合穴に嵌合する。これによって、ピラートリム本体及びジャンプ台どうしを車幅方向及び上下方向に確実に拘束できる。したがって、ピラートリム本体が、ジャンプ台と確実に追従して一体に変位されるようにできる。
前記台取付部には、前記車幅方向の車外側へ突出されるとともに上下へ延びる凸板部が形成され、前記凸板部の上端部に前記車幅方向拘束部が連なり、前記凸板部の下端部に前記上下方向拘束部が連なっていることが好ましい。
これによって、ピラートリム本体が、一層確実にジャンプ台と一体に変位されるようにできる。
本発明によれば、カーテンエアバッグの展開荷重によるジャンプ台の変位にピラートリム本体を確実に追従させることができる。これによって、カーテンエアバッグがピラートリム本体の上端部に引っ掛かる等の不具合を防止することができる。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るピラートリムを車幅方向の車室側から見た正面図である。図1(b)は、前記ピラートリムを車幅方向の車外側から見た背面図である。 図2(a)は、前記ピラートリムをピラートリム本体とジャンプ台とに分解した分解正面図である。図2(b)は、前記ピラートリムの分解背面図である。 図3(a)は、前記ピラートリムを車室側から見た分解斜視図である。図3(b)は、組状態の前記ピラートリムを車室側から見た斜視図である。 図4(a)は、前記ピラートリムを車外側から見た分解斜視図である。図4(b)は、組状態の前記ピラートリムを車外側から見た斜視図である。 図5は、前記ピラートリムを備えた車両のピラー上部を、図1のV−V線に沿って示す断面図である。 図6は、図1のVI−VI線に沿う断面図である。 図7は、図1のVII−VII線に沿う断面図である。 図8(a)は、図6のVIIIa−VIIIa線に沿う断面図である。図8(b)は、図6のVIIIb−VIIIb線に沿う断面図である。 図9は、図6におけるカーテンエアバッグの展開時を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図5に示すように、車両1のピラー1b(車体)の車室側にピラートリム3(車両用内装)が設けられている。ピラートリム3の上方のルーフ1a内には、カーテンエアバッグモジュール2が設けられている。カーテンエアバッグモジュール2には、カーテンエアバッグ2aが展開可能に収容されている。
図1及び図2に示すように、ピラートリム3は、ピラートリム本体10と、ジャンプ台20を備えている。ピラートリム本体10は、例えばポリプロピレン等の樹脂を射出成型することによって構成されている。ピラートリム本体10は、上下に延びている。ピラートリム本体10の表側面は、車幅方向の車室側(図1(a)において紙面手前)へ向けられている。ピラートリム本体10の裏面は、車幅方向の車外側(図1(b)において紙面手前)へ向けられている。図7に示すように、ピラートリム本体10の水平断面は、緩やかなU字形状になっている。
図3(a)に示すように、ピラートリム本体10の上部にジャンプ台20が設けられている。図9に示すように、ジャンプ台20は、カーテンエアバッグ2aが展開されるとき、これを補助する役目を担う。図3(a)に示すように、本発明形態のジャンプ台20は、ピラートリム本体10とは別体になっている。ジャンプ台20は、例えばポリプロピレン等の樹脂を射出成型することによって構成されている。ジャンプ台20の材質は、ピラートリム本体10と同種の樹脂でもよく、ピラートリム本体10とは別種の樹脂でもよい。
図2(a)に示すように、詳しくは、ジャンプ台20は、案内壁21と、中間壁22と、棚壁25と、被着壁26を一体に含む。図5及び図6に示すように、案内壁21は、その上端部から車幅方向の車室側(図5において左側)へ向かって下方へ傾斜されている。案内壁21の厚みは、それより下側の壁22,25,26の厚みよりも大きい。
案内壁21の下端部に中間壁22が連なっている。中間壁22は、案内壁21から車幅方向の車外側(図5において右側)へ向かって下方へ傾斜されている。
図4(a)に示すように、案内壁21及び中間壁22の裏面(車外側を向く面)には、複数の補強リブ23が形成されている。補強リブ23は、上下に延び、案内壁21から中間壁22に跨っている。
図5に示すように、中間壁22の下端部から棚壁25が車幅方向の車外側へ段差状に突出されている。図4に示すように、補強リブ23の下端部が棚壁25の上面に一体に連なっている。
図2に示すように、ジャンプ台20の中央部には、分割溝29が形成されている。分割溝29は、案内壁21の上端部に達するとともに、そこから下方へ延び、案内壁21及び中間壁22、更には棚壁25を2つに分割している。図4に示すように、棚壁25の分割溝29を挟んで両側部には、第1嵌合穴25bが形成されている。
図4及び図5に示すように、中間壁22の下端部に棚壁25を介して被着壁26が連なっている。被着壁26は、棚壁25の車外側の端部から下方へ延びている。図4(a)に示すように、被着壁26の周縁部には、リム24が形成されている。
図5及び図7に示すように、被着壁26の中央部には、クリップ座30が形成されている。クリップ座30は、被着壁26から車幅方向の車外側(図7において上側)へ突出されるとともに、上下(図7の紙面と直交する方向)に延びている。図7に示すように、クリップ座30の断面は、断面コ字状になっている。詳しくは、クリップ座30は、座板部31と、一対の側板部32,32を有している。座板部31には、クリップ装着孔34及び荷重受渡部35が形成されている。図7に示すように、クリップ装着孔34は、座板部31の中央部から片側の側板部32に達している。一対の側板部32は、比較的薄肉になり、かつ断面が段差状に折曲されている。これによって、クリップ座30が適度に弱体化されている。
図2(b)に示すように、座板部31におけるクリップ装着孔34の上方かつ近傍に荷重受渡部35が設けられている。荷重受渡部35は、U字状の断面を有して、座板部31から車幅方向の車外側(図2(b)において紙面手前)へ突出されている。図2(a)及び図5に示すように、座板部31における荷重受渡部35とは反対側の面には、リブ36が設けられている。リブ36は、座板部31から車幅方向の車室側(図2(a)において紙面手前)へ突出されるとともに上下に延びている。
図5及び図7に示すように、断面コ字状のクリップ座30の内部空間は、車幅方向の車室側及び上下(図7において紙面直交方向)へ開放されている。分割溝29が、クリップ座30の内部空間に連なっている。言い換えると、分割溝29が、クリップ座30の内部に延出されている。
図5に示すように、クリップ装着孔34にクリップ40が装着されている。クリップ40が、ピラー1bのクリップ係止孔1cに係止されている。これによって、ジャンプ台20が、クリップ40を介してピラー1bに取り付けられている。荷重受渡部35は、ピラー1bの穴状の荷重受け係止部1dに差し込まれている。クリップ座30に掛かる荷重が、荷重受渡部35を介して、ピラー1b(車体)に受け渡し可能になっている。
<ピラートリム本体10とジャンプ台20との連結構造>
ピラートリム本体10とジャンプ台20とは、次のようにして連結されている。
図4(a)に示すように、ピラートリム本体10の上側部分の両側部には、それぞれ台取付部12が設けられている。図7に示すように、各台取付部12は、ピラートリム本体10の裏面(車幅方向の車外側の面)から突出された台座状になっている。図4(a)に示すように、台取付部12には、第1嵌合凸部15と第2嵌合凸部16とが互いに近接して形成されている。第1嵌合凸部15は、台取付部12の上端部から上方へ延び出ている。第1嵌合凸部15の平面視の断面形状は、T字状になっている。
詳しくは、図8(a)及び(b)に示すように、第1嵌合凸部15は、車長方向拘束部15xと、車幅方向拘束部15yを有している。車長方向拘束部15xは、幅方向を車長方向へ向けた板状になっている。車長方向拘束部15xの中央部から車幅方向拘束部15yが車幅方向の車外側へ突出されている。車幅方向拘束部15yは、幅方向(台取付部12から上方への延出方向と直交する方向)を車幅方向に向けた板状になっている。
図4(a)及び図8(b)に示すように、台取付部12の中央部には、第2嵌合凸部16が設けられている。第2嵌合凸部16は、十字形のリブ状に形成され、台取付部12から車幅方向の車外側(図8(b)において紙面手前)へ突出されている。詳しくは、図8(b)に示すように、第2嵌合凸部16は、上下方向拘束部16zと、車長方向拘束部16xを有している。上下方向拘束部16zは、幅方向(台取付部12からの突出方向と直交する方向)を上下に向けた板状になっている。車長方向拘束部16xは、幅方向を車長方向へ向けた板状になっている。上下方向拘束部16zと車長方向拘束部16xとが互いに直交している。
図4(a)及び図8(b)に示すように、台取付部12の第1嵌合凸部15と第2嵌合凸部16との間には、凸板部13が設けられている。凸板部13は、台取付部12から車幅方向の車外側(図8(b)において紙面手前側)へ突出されるとともに上下へ延びている。凸板部13の上端部に車幅方向拘束部15yが一体に連なっている。凸板部13の車外側(図8(b)において紙面手前側)の端縁が、車幅方向拘束部15yの車外側の端縁15yeと面一に連なっている。凸板部13の下端部には、上下方向拘束部16zが一体に連なっている。上下方向拘束部16z及び車長方向拘束部16xが、凸板部13よりも車外側(図8(b)において紙面手前側)へ突出されている。
台取付部12における第2嵌合凸部16より下側には、円柱状のビス螺合部17が形成されている。
図4に示すように、棚壁25の分割溝29を挟んで両側部には、第1嵌合穴25bが形成されている。第1嵌合穴25bは、四角形状に形成され、棚壁25を厚み方向(上下)に貫通している。
図4に示すように、被着壁26のクリップ座30を挟んで両側部には、第2嵌合穴26c及び挿通穴26dが形成されている。第2嵌合穴26cは、四角形状に形成され、かつ被着壁26の表側面から裏側面へ厚み方向に貫通している。この第2嵌合穴26cが、第1嵌合穴25bの下方かつ近傍に配置されている。第2嵌合穴26cの下方に円形の挿通穴26dが形成されている。
図4(b)に示すように、ジャンプ台20の棚壁25及び被着壁26が、ピラートリム本体10の上側部分の裏側(車幅方向の車外側)に重ねられている。図6に示すように、棚壁25は、台取付部12の上端部に被さっている。第1嵌合凸部15が第1嵌合穴25bに嵌合されている。第1嵌合凸部15が断面T字形状になっているため、嵌合時の差し込み抵抗を小さくできる。また、図8に示すように、車長方向拘束部15xの幅方向の両端縁15xe,15xeが、第1嵌合穴25bの車長方向の両側の縁に当接し、好ましくは圧接している。さらに、車長方向拘束部15xの車室側の面15xaと、車幅方向拘束部15yの車外側の端縁15yeとが、第1嵌合穴25bの車幅方向の両側の縁に当接し、好ましくは圧接している。
かかる第1嵌合凸部15と第1嵌合穴25bとの嵌合によって、ピラートリム本体10とジャンプ台20とが車幅方向及び車長方向に互いに拘束されている。
図6に示すように、被着壁26は、台取付部12の車外側面に被さっている。図4(b)に示すように、第2嵌合凸部16が第2嵌合穴26cに嵌合されている。第2嵌合凸部16が十字形状になっているため、嵌合時の差し込み抵抗を小さくできる。また、図8(b)に示すように、上下方向拘束部16zの幅方向(上下)の両端縁16ze,16zeが、第2嵌合穴26cの上下の縁に当接し、好ましくは圧接している。さらに、車長方向拘束部16xの幅方向の両端縁16xe,16xeが、第2嵌合穴26cの車長方向の両側縁に当接し、好ましくは圧接している。
かかる第2嵌合凸部16と第2嵌合穴26cとの嵌合によって、ピラートリム本体10とジャンプ台20とが、互いに上下方向及び車長方向に拘束されている。
さらに、ビス52が、挿通穴26dを通してビス螺合部17にねじ込まれている。
上記構成のピラートリム3によれば、ジャンプ台20がピラートリム本体10とは別体になっているため、金型の設計がしやすく、ピラートリム本体10及びジャンプ台20それぞれの形状の自由度を高めることができる。
上記ピラートリム3を備えた車両1において、図9に示すように、カーテンエアバッグ2a内に膨張ガスが導入されると、カーテンエアバッグ2aが、案内壁21に当たるとともに、案内壁21に案内されて車室側へ向けて膨張展開される。このとき、案内壁21には、カーテンエアバッグ2aの展開荷重Fが掛かる。この荷重Fによって、案内壁21が、車幅方向の車外側及び下方へ変位しようとする。
これに対して、ピラートリム3によれば、第1嵌合凸部15が第1嵌合穴25bに嵌合されることによって、棚壁25と台取付部12どうしの車幅方向及び車長方向への相対変位を規制できる。ひいては、ジャンプ台20とピラートリム本体10どうしの車幅方向及び車長方向への相対変位を規制することができる。また、第2嵌合凸部16が第2嵌合穴26cに嵌合されることによって、被着壁26と台取付部12どうしの上下方向及び車長方向への相対変位を規制できる。ひいては、ジャンプ台20とピラートリム本体10どうしの上下方向及び車長方向への相対変位を規制することができる。
したがって、カーテンエアバッグ2aの展開時において、ジャンプ台20がカーテンエアバッグ2aから展開荷重を受けて変位しようとしたときは、これに追従して、ピラートリム本体10もジャンプ台20と一緒に変位させることができる。これによって、カーテンエアバッグ2aがピラートリム本体10の上端部に引っ掛かる等の不具合を防止することができる。
室内衝撃を受けた時は、ジャンプ台20の分割溝29が拡幅変形することで、衝撃を吸収できる。さらには、弱体構造のクリップ座30が変形又は破損することで、衝撃を一層吸収できる。一方、組立時や平常時にクリップ座30に荷重が掛かったときは、その荷重を、荷重受渡部35を介してピラー1b(車体)へ受け渡すことができる。したがって、組立時や平常時にクリップ座30が破損したりクリップ40が外れたりするのを防止できる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、ジャンプ台20に第1嵌合凸部15が設けられ、ピラートリム本体10の台取付部12に第1嵌合穴25bが設けられていてもよい。ジャンプ台20に第2嵌合凸部16が設けられ、ピラートリム本体10の台取付部12に第2嵌合穴26cが設けられていてもよい。
嵌合凸部15,16及び嵌合穴25b,26cの形状は任意に改変できる。第1嵌合凸部15が断面十字状になっていてもよい。第1嵌合凸部15は、少なくとも車幅方向拘束部15yを有していればよく、車長方向拘束部15xは省略してもよい。第2嵌合凸部16は、少なくとも上下方向拘束部16zを有していればよく、車長方向拘束部16xは省略してもよい。
本発明は、車両のピラートリムに適用できる。
1 車両
2a カーテンエアバッグ
3 ピラートリム
10 ピラートリム本体
12 台取付部
13 凸板部
15 第1嵌合凸部
15y 車幅方向拘束部
16 第2嵌合凸部
16z 上下方向拘束部
20 ジャンプ台
21 案内壁
25 棚壁
25b 第1嵌合穴
26 被着壁
26c 第2嵌合穴

Claims (3)

  1. カーテンエアバッグを備えた車両に設けられるピラートリムであって、
    ピラートリム本体と、前記カーテンエアバッグの展開を補助するジャンプ台とを、互いに別体に備え、
    前記ピラートリム本体の車幅方向の車外側を向く面の上側部には、台取付部が設けられ、
    前記ジャンプ台が、車幅方向の車室側へ向かって下へ傾斜された案内壁と、前記案内壁の下方に連なるとともに前記台取付部の上端部に被さる棚壁と、前記棚壁の車外側の端部から下方へ延びて前記台取付部の車外側面に被さる被着壁と、を有し、
    前記棚壁及び前記台取付部の上端部の一方には、第1嵌合穴が形成され、
    前記棚壁及び前記台取付部の上端部の他方には、前記第1嵌合穴に嵌合される第1嵌合凸部が形成され、
    前記被着壁及び前記台取付部の車外側面の一方には、第2嵌合穴が形成され、
    前記被着壁及び前記台取付部の車外側面の他方には、前記第2嵌合穴に嵌合される第2嵌合凸部が形成されていることを特徴とするピラートリム。
  2. 前記第1嵌合凸部が、前記台取付部から上方へ延び出るとともに延出方向と直交する幅方向を前記車幅方向に向けた板状の車幅方向拘束部を有し、
    前記第2嵌合凸部が、前記台取付部から前記車幅方向の車外側へ突出されるとともに突出方向と直交する幅方向を上下に向けた板状の上下方向拘束部を有していることを特徴とする請求項1に記載のピラートリム。
  3. 前記台取付部には、前記車幅方向の車外側へ突出されるとともに上下へ延びる凸板部が形成され、前記凸板部の上端部に前記車幅方向拘束部が連なり、前記凸板部の下端部に前記上下方向拘束部が連なっていることを特徴とする請求項2に記載のピラートリム。
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