JP3281310B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JP3281310B2 JP00326298A JP326298A JP3281310B2 JP 3281310 B2 JP3281310 B2 JP 3281310B2 JP 00326298 A JP00326298 A JP 00326298A JP 326298 A JP326298 A JP 326298A JP 3281310 B2 JP3281310 B2 JP 3281310B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体前部
構造に関し、詳細には車体前面に配設されるフロントエ
ンドパネルとフロントバンパとの合せ面処理構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体前部は、図8,図9に示す
ように、ラジエータ51が取付けられるラジエータ開口
52a,及びヘッドライト53が装着されるライト開口
52bを有するラジエータサポート52を車体前後方向
に延びる左, 右のサイドメンバ(不図示)に接合し、該
サイドメンバの前端間に車幅方向に延びるクロスメンバ
54を固定するとともに、該クロスメンバ54にリイン
ホースメント56を固定した構造が一般的である。
【0003】そして上記ラジエータサポート52にグリ
ル開口55b,及びヘッドライト開口55cが形成され
たフロントエンドパネル55をボルト締め固定し、上記
リインホースメント56にフロントバンパ57をこれの
上縁フランジ57aが上記フロントエンドパネル55の
下縁55aに重なるようにボルト締め固定するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造では、フロントエンドパネル55とリインホース
メント56とをそれぞれ別々に組付ける構造であるの
で、組付け精度にばらつきが生じ易く、その結果フロン
トエンドパネル55とフロントバンパ57との合わせ部
にずれが生じ、見栄えが悪化するという問題がある。
【0005】ここで、見栄えの悪化を回避することは、
サイドメンバに対するラジエータサポート及びクロスメ
ンバの組付け精度を高めるとともに、該クロスメンバに
対するリインホースメントの組付け精度を高めることに
より可能である。しかしこのようにするには各部品の精
度を高める必要があり、コストが上昇するという問題が
ある。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するため
になされたもので、コストの上昇を抑制しながら組付け
精度を確保でき、ひいては見栄えの悪化を防止できる自
動車の車体前部構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体前面に配
設され車幅方向に延びるフロントエンドパネルをラジエ
ータサポートに固定し、該フロントエンドパネルの下方
に車幅方向に延びるリインホースメントを配設し、該リ
インホースメントにフロントバンパを該バンパの上縁が
上記フロントエンドパネルの下縁に重なるように取り付
けた自動車の車体前部構造において、上記フロントエン
ドパネルに上記リインホースメントを予め溶接して一体
化し、この状態でフロントエンドパネルを上記ラジエー
タサポートにボルト締め固定するとともに、上記リイン
ホースメントに上記フロントバンパをボルト締め固定し
たことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用効果】本発明に係る自動車の車体前部構造
によれば、フロントエンドパネルにリインホースメント
を予め溶接して一体化したので、該リインホースメント
にフロントバンパを組付ける際のフロントエンドパネル
との合わせ精度を確保でき、見栄えの悪化を防止できる
効果がある。また上記フロントエンドパネルに対するリ
インホースメントの組付け精度を管理するだけで済むの
で、従来の各部品の精度を高める場合に比べて品質管理
を緩和でき、それだけコストの上昇を抑制できる効果が
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図7は、本発明の
一実施形態による自動車の車体前部構造を説明するため
の図であり、図1,図2は車体前部の分解斜視図、図3
〜図5はそれぞれ車体前部の断面図、図6はラジエータ
サポートの正面図、図7は自動車の斜視図である。
【0010】図において、1は自動車の車体前部であ
り、これはエンジンルームの上方を覆うフードパネル2
の左, 右側方にフロントサイドカバー3を配設し、該サ
イドカバー3内に前輪4を配設して構成されている。ま
た上記フードパネル2の前端下方には車幅方向に延びる
フロントエンドパネル5が配設されており、該フロント
エンドパネル5の下方には車幅方向に延びる樹脂製のフ
ロントバンパ6が配設されている。
【0011】上記車体前部1のエンジンルーム内は車体
前後方向に延びる左, 右のサイドメンバ7,7に上記サ
イドカバー3とで前輪4を覆う不図示のフェンダパネル
を接合するとともに、車幅方向に延びるラジエータサポ
ート8を接合し、上記サイドメンバ7,7の前端間にク
ロスメンバ9を固定した概略構造となっている。
【0012】上記ラジエータサポート8は、図6に示す
ように、ヘッドライト開口10aが形成された左, 右の
サポートサイド10の上端間に横断面下向きコ字状に形
成されたラジエータサポートアッパ11を架け渡して接
合し、上記サポートサイド10を左, 右のサイドメンバ
7に接合した構造のもので、左, 右のサポートサイド1
0とラジエータサポートアッパ11とで形成された開口
内8a内にラジエータ(不図示)が配設されている。ま
た上記ラジエータサポートアッパ11の内面にはエンド
パネル取付け用ナット11aが固着されている。
【0013】上記クロスメンバ9は上,下フランジ9
a,9bが屈曲形成された断面ハット状のもので、上,
下フランジ9a,9bが上記サイドメンバ7の前端面に
ボルト締め固定されている。またクロスメンバ9は衝突
時の衝撃を吸収する部材として機能する。
【0014】上記フロントバンパ6は平面視大略コ字状
のもので、上記クロスメンバ9の前方に配置されてい
る。このフロントバンパ6は、バンパ本体6aの上縁に
取付けフランジ6bを一体形成するとともに、中央部に
走行風導入孔6cを形成し、該導入孔6c内にライセン
スプレート取付け板部6dを一体形成した構造のもので
ある。また上記取付けフランジ6bの中央部,左, 右側
部,及び取付け板部6dにはそれぞれボルト挿入孔6e
が形成されている。
【0015】上記フロントエンドパネル5は、外方に露
出する前壁5aと、該前壁5aの下縁から内側に略水平
に延びる底壁5bと、上記前壁5aの上縁から後方に略
段状に延びる天壁5cとから構成されており、この天壁
5cは上記フードパネル2により覆われている。上記底
壁5bとフロントバンパ6の走行風導入孔6cとでグリ
ル開口が形成されており、上記前壁5aの左,右上部に
はヘッドライト装着用凹部5d,5dが切り欠いて形成
されている。また上記前壁5aの左,右下縁には縦フラ
ンジ5e,5eが屈曲形成されており、上記天壁の中央
部には内側に延びる横フランジ5fが形成されている。
【0016】上記フロントエンドパネル5の中央部内面
には左, 右一対の帯板状のブラケット12,12が接合
されている。このブラケット12は、フロントエンドパ
ネル5の内面に大略沿うように形成された本体部12a
と、該本体部12aに続いて上方に延びる延長部12b
と、該延長部12bの上端部に屈曲形成された取付け部
12cとからなり、該取付け部12cにはボルト挿入孔
12dが形成されている。上記本体部12aはフロント
エンドパネル5の底壁5b,及び横フランジ5fにスポ
ット溶接されている。
【0017】上記左, 右のブラケット12の取付け部1
2cはこれのボルト挿入孔12dに挿入されたボルト1
7をラジエータサポートアッパ11のナット11aに螺
着することにより締め付け固定されている。
【0018】上記フロントエンドパネル5の下方には車
幅方向に延びるリインホースメント15がグリル開口を
横切るように配設されている。このリインホースメント
15は、車体前方に突出する凸部15aを有する断面ハ
ット状に形成されており、該凸部15aの左, 右両端部
には上フランジ15b,下フランジ15cが一体形成さ
れている。この凸部5aの内面の中央部,両端部にはそ
れぞれバンパ取付け用ナット16が固着されている。
【0019】上記リインホースメント15の左, 右下フ
ランジ15cは上記クロスメンバ9にボルト18,18
により締め付け固定されている。またリインホースメン
ト15には上記フロントバンパ6が、これの左, 右上縁
6fをフロントエンドパネル5の前壁5aの左, 右下縁
5gに重ねるように配設されている。
【0020】上記フロントバンパ6は、取付けフランジ
6b,取付け板部6dの各ボルト挿入孔6eに挿入され
たボルト19をリインホースメント15のナット16に
螺着するとともに、クロスメンバ9に螺着することによ
り締め付け固定されている。
【0021】そして上記リインホースメント15の左,
右上フランジ15bはフロントエンドパネル5の縦フラ
ンジ5e,5eにスポット溶接されており、これにより
リインホースメント15とフロントエンドパネル5とは
一体化されている。
【0022】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。上記車体前部1の組付けにおいては、左, 右のサイ
ドメンバ7,7間にラジエータサポート8を接合すると
ともに、該サイドメンバ7の前端間にクロスメンバ9を
ボルト締め固定する。
【0023】また上記工程とは別にフロントエンドパネ
ル5の左,右縦フランジ5e,5eにリインホースメン
ト15の上フランジ15bを位置決めした状態でスポッ
ト溶接して一体化する。
【0024】そして上記フロントエンドパネル5の左,
右ブラケット12をラジエータサポートアッパ11にボ
ルト17により締め付け固定するとともに、リインホー
スメント15をクロスメンバ9にボルト18により締め
付け固定する。この状態で上記リインホースメント15
にフロントバンパ6をボルト19により締め付け固定す
る。
【0025】このように本実施形態によれば、フロント
エンドパネル5にリインホースメント15をスポット溶
接して一体化し、この状態でフロントエンドパネル5を
ラジエータサポートアッパ11にボルト締め固定すると
ともに、リインホースメント15にフロントバンパ6を
ボルト締め固定したので、該フロントバンパ6を組付け
る際のフロントエンドパネル5との合わせ部A(図3参
照)の精度を向上でき、外観の向上を図ることができ
る。
【0026】また上記フロントエンドパネル5に対する
リインホースメント15の組付け精度を管理するだけで
済むので、従来のように4つの部品の精度を高める場合
に比べて品質管理を緩和でき、それだけコストの上昇を
抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車の車体前部構
造を説明するための分解斜視図である。
【図2】上記車体前部の組付け状態を示す分解斜視図で
ある。
【図3】上記車体前部の断面図である(図1のIII-III
線断面図) 。
【図4】上記車体前部のフロントエンドパネルとリイン
ホースメントとの接合部を示す断面図である(図2のIV
-IV 線断面図) 。
【図5】上記フロントエンドパネルの断面図である(図
1のV-V 線断面図) 。
【図6】上記車体前部を構成するラジエータサポートの
概略正面図である。
【図7】上記車体前部が採用された自動車の斜視図であ
る。
【図8】従来の一般的な車体前部を示す斜視図である。
【図9】従来の車体前部の組付けを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 車体前部 5 フロントエンドパネル 5g 下縁 6 フロントバンパ 6f 上縁 11 ラジエータサポートアッパ 15 リインホースメント A 合わせ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前面に配設され車幅方向に延びるフ
    ロントエンドパネルをラジエータサポートに固定し、該
    フロントエンドパネルの下方に車幅方向に延びるリイン
    ホースメントを配設し、該リインホースメントにフロン
    トバンパを該バンパの上縁が上記フロントエンドパネル
    の下縁に重なるように取り付けた自動車の車体前部構造
    において、上記フロントエンドパネルに上記リインホー
    スメントを予め溶接して一体化し、この状態でフロント
    エンドパネルを上記ラジエータサポートにボルト締め固
    定するとともに、上記リインホースメントに上記フロン
    トバンパをボルト締め固定したことを特徴とする自動車
    の車体前部構造。
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JP3690232B2 (ja) * 2000-02-10 2005-08-31 トヨタ自動車株式会社 エアバッグ装置のサテライトセンサ取付構造
CN107985418B (zh) * 2017-12-11 2020-03-17 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车前上构件总成

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