JPH0114499Y2 - - Google Patents

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JPH0114499Y2
JPH0114499Y2 JP1981155468U JP15546881U JPH0114499Y2 JP H0114499 Y2 JPH0114499 Y2 JP H0114499Y2 JP 1981155468 U JP1981155468 U JP 1981155468U JP 15546881 U JP15546881 U JP 15546881U JP H0114499 Y2 JPH0114499 Y2 JP H0114499Y2
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JP
Japan
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cab
panel
intake
air
space
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JP1981155468U
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JPS5860576U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はキヤブオーバ車の吸気装置に関し、特
にエアクリーナに連結される吸気管の吸気口から
の雨水等の浸入を防止するようにした吸気装置に
関する。
[従来技術] 第1図は従来のキヤブオーバ車の吸気装置を示
し、1はキヤブオーバ車のキヤブであり、このキ
ヤブ1はフロントパネル2とフロアパネル3およ
び後述するピラーやコーナーパネル等により構成
されており、そしてフロントパネル2の下方には
ラジエータグリル4が設けられている。キヤブ1
の後部下方位置に設置されたエンジン5に吸気を
供給するためのインテークハウジング6はその上
流側がエアークリーナ7を介して吸気管8に連結
されている。そして吸気管8の吸気口9はラジエ
ータグリル4の後側に車両の進行方向を向いて取
付けられている。そのため車両走行中に空気がは
いりやすく、好適である。しかしながら、空気が
はいりやすいということは同時に雨水やタイヤの
はね返しによる汚水やごみが流入しやすくなる。
また例えば実開昭56−4909号公報には、車両の
換気および吸気をするために、ドアに空気流入口
および空気流出口を設け、そして空気流入口より
流入した空気をドアの付近でフロントパネルの内
側に挿入された吸気取入箱を設けた技術が開示さ
れている。
しかしながら、かかる公知技術では、ドアから
一度車室内に取入れられた空気をドア内部の通路
やドアインサート部を介して吸気取入箱に送り、
そこから吸気管を介してエアクリーナに送るの
で、空気抵抗による損失が多く、またフロントパ
ネルの内側に挿入される吸気取入箱により、それ
だけ室内のスペースが制約される。
[考案の目的] したがつて本考案の目的は、空気抵抗が少な
く、かつスペースが制約されることのないキヤブ
オーバ車の吸気装置を提供するにある。
[考案の構成] 本考案によるキヤブオーバ車の吸気装置は、キ
ヤブオーバ車のキヤブのフロントパネルの端部を
内側に曲折して形成される曲折部と、キヤブの側
面前端部を内側に曲折して形成されるピラーと、
キヤブのフロアーパネルとコーナーパネルとによ
り画成された空間部をキヤブコーナー部に形成
し、この空間部にエアクリーナに連結される吸気
管を配置し、前記吸気管を空間部に沿つて上方へ
インストルメントパネルの付近に延長し、上端部
に吸気口を設け、前記コーナーパネルには前記空
間部と外部とを連通するスリツト構造の外気取入
口を設けてある。
[考案の作用効果] したがつて走行風はまずコーナーパネルに設け
たスリツトの外気取入口から空間部に流入する
が、その際雨水はスリツトのために若干流入が阻
止される。そして空間部において雨水は下方に落
下するので、インストルメントパネルの上面付近
に延びている吸気管の吸気口にははいらない。そ
して空気のみがその吸気管の吸気口から流入す
る。それ故に流入空気は何ら損失を伴うことなく
雨水や汚れが吸気管に流入するのを確実に防止で
きる。しかも本考案によれば、フロントパネルと
ピラーと、コーナーパネルとに囲まれた空間を利
用するので、スペース的に問題がなく、突出部分
がなく、構成も容易に実現できる。また吸気口が
高い位置にあるので、例えばキヤブ床面付近まで
冠水していても、吸気が確保できる。
さらに本考案では、キヤブオーバ車のフロント
パネル、フロアパネル、ピラーおよびコーナーパ
ネルで囲まれた既存の室内を利用しており、車体
部品とは別部品であるコーナーパネルにスリツト
を設ければよく、その製造も極めて簡単である。
[実施例] 以下本考案の実施例を第2図ないし第4図を参
照して説明する。
第2図において吸気管8はキヤブ1の前部位置
で上方に延長されており、その上端において吸気
口9が開口している。さて第3図ないし第4図に
示されるようにフロントパネル2の端部には内側
に曲折された曲折部10が形成され、またキヤブ
1の側面の前端部にはピラー11が形成されてい
る。そしてこの曲折部10とピラー11の相互の
端縁部が接合されており、したがつてキヤブ1の
コーナー部には前記フロアーパネル3とピラー1
1とで画成される凹所が形されている。そして吸
気管8はこの凹所内を上方に延びて、図示の如く
この凹所の上方にあるキヤブ1内のインストルメ
ントパネルの付近の所で吸気口9を開口してい
る。またこの凹所を覆つてコーナーパネル12が
取付けられ、このコーナーパネル12にはスリツ
ト13が形成されている。なお、吸込口は突出さ
せて設けるようにしてもよい。さらにスリツト1
3の内側に水切り装置を設けるのも好ましい。
以上の実施例において、例えば雨中を走行する
場合でもコーナーパネル12のスリツト13を通
つて流入した外気は吸気口9から吸引されるが、
雨水はスリツト13により遮られて浸入すること
はない。またタイヤにはねられた水もラジエータ
グリル4の位置する高さまでははね上ることはあ
るが、コーナーパネル12の上部位置までは達せ
ず、したがつて吸気口9には浸入し得ない。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、キヤブオーバ
車の吸気管の吸気口をキヤブコーナー部に形成さ
れた空間部に配置し、この空間部をスリツトが設
けられたコーナーパネルにより覆うようにしたこ
とにより、吸気口に雨水が浸入しない。また吸気
口が比較的高い位置に配置されるので、路上の水
たまり等を走行する場合でも水は浸入しない。ま
た吸気口への汚水等の浸入も防止できる。
さらに本考案では、既存部品に対してスリツト
を加工するだけでよく、製造も容易であり、既存
の空間部を利用できるので、スペース上の問題も
ない。特に空気の流れが走行風を好適に利用で
き、空気の流れの損失が少なく、キヤブオーバ車
の吸気装置として、極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図は本考案の実
施例の断面図、第3図は第2図の実施例の斜視
図、第4図は第3図のA−A線断面図である。 1……キヤブ、2……フロントパネル、3……
フロアーパネル、7……エアークリーナ、8……
吸気管、9……吸気口、10……曲折部、11…
…ピラー、12……コーナーパネル、13……ス
リツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブオーバ車のキヤブのフロントパネルの端
    部を内側に曲折して形成される曲折部と、キヤブ
    の側面前端部を内側に曲折して形成されるピラー
    と、キヤブのフロアーパネルとコーナーパネルと
    により画成された空間部をキヤブコーナー部に形
    成し、この空間部にエアクリーナに連結される吸
    気管を配置し、前記吸気管を空間部に沿つて上方
    へインストルメントパネルの付近に延長し、上端
    部に吸気口を設け、前記コーナーパネルには前記
    空間部と外部とを連通するスリツト構造の外気取
    入口を設けたことを特徴とするキヤブオーバ車の
    吸気装置。
JP15546881U 1981-10-21 1981-10-21 キヤブオ−バ車の吸気装置 Granted JPS5860576U (ja)

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JP15546881U JPS5860576U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 キヤブオ−バ車の吸気装置

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JP15546881U JPS5860576U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 キヤブオ−バ車の吸気装置

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Publication Number Publication Date
JPS5860576U JPS5860576U (ja) 1983-04-23
JPH0114499Y2 true JPH0114499Y2 (ja) 1989-04-27

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ID=29948048

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JP15546881U Granted JPS5860576U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 キヤブオ−バ車の吸気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089418Y2 (ja) * 1987-09-26 1996-03-21 いすゞ自動車株式会社 キヤブオーバー車のインテークダクト

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564909B2 (ja) * 1973-06-11 1981-02-02

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JPS564909U (ja) * 1979-06-26 1981-01-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564909B2 (ja) * 1973-06-11 1981-02-02

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Publication number Publication date
JPS5860576U (ja) 1983-04-23

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