JP2582913B2 - 自動車用エアボックス構造 - Google Patents

自動車用エアボックス構造

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JP2582913B2
JP2582913B2 JP2006723A JP672390A JP2582913B2 JP 2582913 B2 JP2582913 B2 JP 2582913B2 JP 2006723 A JP2006723 A JP 2006723A JP 672390 A JP672390 A JP 672390A JP 2582913 B2 JP2582913 B2 JP 2582913B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車の車室内に外気を導入する自動車
用エアボックス構造、特に外気導入口から車室内への水
の浸入を防止するエアボックス構造に関するものであ
る。
[従来技術] この種のエアボックス構造は、例えば第5図および第
6図に示すようなものがある。すなわち、このエアボッ
クス構造は、第5図に示すように、エンジンフード1と
フロントウインドガラス2との間に配設され、第6図に
示すように、カウルトップパネル3とダッシュアッパー
パネル4とが接合されて空間部5が形成されると共に、
そのカウルトップパネル3の上側には、カウルカバー6
が配設されている。
そして、カウルカバー6の吸気口6aおよびカウルトッ
プパネル3の開口部3aから導入された外気が空間部5を
通り、ダッシュアッパーパネル3の外気導入口4aを介し
て車室内へ導入されるようになっている。この外気導入
口4aは、開口部3aから外気とともに入った水(液体)が
車室内に入らないように、開口部3aの下方より側方に離
間する位置に形成されると共に、この外気導入口4aの周
囲には、所定の高さのフランジ壁7が上方に突設されて
いる。
そして、第6図に示すように、カウルトップパネル3
から空間部5内に流入した水は、ダッシュアッパーパネ
ル3の底面部を流れ、サイドパネル8の下部に形成され
た連通開口8aおよびフードリッジレインフォース9に形
成された水抜き開口9aから車外へ排出される。
なお、この種のものとしては、例えば特開昭59−2372
0号公報に記載されたようなものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のエアボックス構造に
あっては、ブロアモータ10により外気導入口4aから外気
を車室内に導入する場合、第6図中二点鎖線に示すカウ
ルカバー6上の積雪等にて開口部3aからの空気流通抵抗
が大きくなると、空気が水抜き開口9aおよび連通開口8a
を介して外気導入口4aから吸い込まれ、この際に、連通
開口8aでは空気流流速が速くなる結果、水が逆流して外
気導入口4aから車室内に吸い込まれてしまう。また、カ
ウルトップパネル3の裏面側を流れる水滴は、第6図に
示すように、外気導入口4aに滴下して車室内に浸入する
虞がある。
[課題を解決するための手段] この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、断面ボックス構造を呈するエアボックスの上面部
に外気を導入する開口部を形成し、該開口部から入った
外気を車室内に導く外気導入口を、前記エアボックスの
底面部の前記開口部とオフセットした位置に開設すると
共に、エアボックスの車幅方向両端部に設けられたサイ
ドパネルに排水用の連通開口を形成する一方、該サイド
パネルの側方に配設されたフードリッジレインフォース
に、前記連通開口からの水を排水する水抜き開口を開設
した自動車用エアボックス構造において、前記サイドパ
ネルの上部側に開口部を開設し、該開口部の下側から外
気導入口の上側まで延設されて前記エアボックス上面部
の裏面を伝わる水を前記開口部まで案内する案内板を設
けると共に、前記案内板と前記エアボックスの上面部と
の間に形成される空間を前記外気導入口から離れた位置
で前記エアボックスに連通させることにより、前記サイ
ドパネル上部の開口部を前記エアボックスに前記空間を
介して連通させた自動車用エアボックス構造としたこと
を特徴としている。
[作 用] かかる手段によれば、エアボックス上面部の開口部上
が積雪等により塞がれた場合には、外気が水抜き開口か
ら、サイドパネルの上部の開口部および下部の連通開口
を介してエアボックス内に流入し、外気導入口から車室
内に吸入される。この際には、サイドパネルでは、開口
部および連通開口から空気が流入するため、連通開口に
おける空気流速が遅くなり、水の逆流が抑制され、外気
導入口からの水の浸入が防止されることとなる。
また、エアボックス上面部の開口部から流入し、この
上面部の裏面を伝わり、外気導入口まで流れて滴下した
水は、案内板に案内されてサイドパネルの上部の開口部
から水抜き開口を介して車外に排水され、外気導入口か
ら車室内に浸入することはない。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示す図で
ある。従来と同一ないし均等な部材は、同一符号を付し
て説明する。
まず構成を説明すると、開口部3aが形成されたカウル
トップパネル3に、ダッシュアッパーパネル4が接合さ
れて空間部5が形成されている。このダッジュアッパー
パネル4の底面部4bには、開口部3aから入った外気を車
室内に導く外気導入口4aが形成されている。また、前記
外気導入口4aの周りには、所定高さのフランジ壁7が上
方に向けて突設されている。
また、車幅方向両端部には、サイドパネル8およびフ
ードリッジレインフォース9が配設されている。このサ
イドパネル8及び上述のカウルトップパネル3,ダッシュ
アッパーパネル4等は、第3図に示した様な断面ボック
ス状(断面ボックス構造)を有するエアボックスを形成
している(第1図,第2図参照)。しかも、サイドパネ
ル8に連通開口8aが、フードリッジレインフォース9に
水抜き開口9aがそれぞれ形成されている。詳しくは、サ
イドパネル8は、断面が大略逆L字状を呈し、上面部8b
側に形成された縦フランジ8cが、フードリッジレインフ
ォース9の上面部9bの縦フランジ9cに接合され、このフ
ードリッジレインフォース9の下端部に形成された下部
フランジおよび、サイドパネル8の下部フランジ8dがそ
れぞれダッシュアッパーパネル4の底面部4bに接合され
ている。また、このフードリッジレインフォース上面部
9bには、カウルトップパネル3の両端部が接合されてい
る。
このサイドパネル8には、上部側に開口部8eが形成さ
れ、この開口部8eと所定の位置関係で、ワイパーモータ
レインフォース12が配設されている。詳しくは、このワ
イパーモータレインフォース12は、カウルトップパネル
3のエンジンルーム側の縦壁部3cに固定される鉛直板部
13と、外気導入口4aの上側でカウルトップパネル上面部
3bの裏面側に沿って略水平に配設される案内板14とから
構成されている。この鉛直板部13は、第4図に示すよう
に、ワイパーリンク15が回動自在に装着されるようにな
っていると共に、ワイパーモータ16が支持されるように
なっており、このワイパーモータ16から突設された駆動
軸16aが、前記ワイパーリンク15に嵌合されて駆動力が
伝達されるようになっている。また、案内板14は、第1
図に示すように、サイドパネル8の開口部8eの下縁部側
にフランジ部14aが固定されて、ここから外気導入口4a
の上側を覆う位置まで延長されている。しかも、この案
内板14は、先端側が多少上方に位置するように傾斜して
いる。
尚、第1図,第3図から明らかな如く、案内板14とカ
ウルボックスの上面部すなわちカウルカバー6との間に
は空間が形成され、この空間は第1図の如く一端が開口
部8eに連通し且つ他端が外気導入口4aから左方上部に離
れた位置でカウルボックス内すなわち空間部5内に連通
している。また、案内板14とカウルボックスの上面部と
の間の空間は、第3図に示した様に、外気導入口4aから
左端部側(車両前側)に離れた位置でカウルボックス内
すなわち空間部5内に連通している。また、この連通開
口8aには、ワンウェイバルブを配設することもできる。
次に、かかる構成よりなる自動車用エアボックス構造
の作用について説明する。
まず、カウルトップパネル3の開口部3aから外気とと
もに水が空間部5に入ると、外気は空気導入口4aから車
室内の吸入され、水はダッシュアッパーパネル4の底面
部4b上を車両側方に向って流れ、サイドパネル8の連通
開口8aおよびフーリッジレインフォース9の水抜き開口
9aから車外に排水される。
一方、第1図中二点鎖線に示すような積雪により、開
口部3aにおける空気流入抵抗が大きくなると、外気は主
にフードリッジレインフォース9側の水抜き開口9aから
フードリッジレインフォース9とサイドパネル8との間
の空間に吸入される。そして、この空間に吸入された外
気は、サイドパネル8の上部側の開口部8eと下側の連通
開口8aを介してエアボックス内すなわち空間部5内に吸
入された後、外気導入口4aから車室内に吸入される。こ
のようにサイドパネル8の連通開口8aだけでなく、開口
部8eからも外気が吸入されるため、その連通開口8aにお
ける空気流速が従来より小さくなることから、水の逆流
が抑制され、外気導入口4aからの水の浸入を防止するこ
とができる。
また、第1図に示すように、カウルトップパネル3上
面の裏面側を伝わる水は、外気導入口4aの上側から滴下
したとしても、傾斜する案内板部14に案内されて、サイ
ドパネル8の開口部8eから、フードリッジレインフォー
ス9の水抜き開口9aを介して車外に排水され、外気導入
口4aから車室内に浸入することがない。
さらに、ワイパーモータレインフォース12に案内板14
を一体成形し、この案内板14のフランジ部14aをサイド
パネルに接合したため、ワイパーモータ16取付部の剛性
が向上し、ワイパーモータ16のうなり音が低減されるこ
ととなる。
なお、上記実施例では、案内板14をワイパーモータレ
インフォース12に一体成形したが、これに限らず、別体
に形成しても良いことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば、サイド
パネルの上部側に開口部を開設し、この開口部の下側か
ら外気導入口の上側まで延設されてカウルトップパネル
裏面を伝わる水を開口部まで案内する案内板を設けると
共に、前記案内板と前記エアボックスの上面部との間に
形成される空間を前記外気導入口から離れた位置で前記
エアボックスに連通させることにより、前記サイドパネ
ル上部の開口部を前記エアボックスに前記空間を介して
連通させた構成としたので、エアボックスの上面部の開
口部が積雪等により塞がれた場合でも、フードリッジレ
インフォースの水抜き開口から吸い込まれた外気がサイ
ドパネル下部の連通開口及びサイドパネル上部の開口部
を介してエアボックス内に吸入されることとなる。これ
により、サイドパネル下部の連通開口からエアボックス
内に吸入される外気の流速は小さくなるので、連通開口
から水の逆流を防止することができると共に、カウルト
ップパネル上面の裏面を伝わる水滴の空気導入口から車
室内への浸入を防止することができる、という実用上有
益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の自動車用エアボックス
構造の一実施例を示す図で、第1図は第2図のI−I線
に沿う断面図、第2図は要部を示す斜視図、第3図は第
2図のIII−III線に沿う断面図、第4図は第2図のIV−
IV線に沿う断面図、第5図および第6図は従来例を示す
図で、第5図は自動車の斜視図、第6図は第5図のVI−
VI線に沿う断面図である。 3……カウルトップパネル 3a……開口部 3b……上面部 4……ダッシュアッパーパネル 4a……外気導入口 4b……底面部 8……サイドパネル 8a……連通開口 8e……開口部 9……フードリッジレインフォース 9a……水抜き開口 14……案内板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面ボックス構造を呈するエアボックスの
    上面部に外気を導入する開口部を形成し、該開口部から
    入った外気を車室内に導く外気導入口を、前記エアボッ
    クスの底面部の前記開口部とオフセットした位置に開設
    すると共に、エアボックスの車幅方向両端部に設けられ
    たサイドパネルに排水用の連通開口を形成する一方、該
    サイドパネルの側方に配設されたフードリッジレインフ
    ォースに、前記連通開口からの水を排水する水抜き開口
    を開設した自動車用エアボックス構造において、 前記サイドパネルの上部側に開口部を開設し、該開口部
    の下側から外気導入口の上側まで延設されて前記エアボ
    ックス上面部の裏面を伝わる水を前記開口部まで案内す
    る案内板を設けると共に、前記案内板と前記エアボック
    スの上面部との間に形成される空間を前記外気導入口か
    ら離れた位置で前記エアボックスに連通させることによ
    り、前記サイドパネル上部の開口部を前記エアボックス
    に前記空間を介して連通させたことを特徴とする自動車
    用エアボックス構造。
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