JP2616083B2 - 自動車用エアボックス構造 - Google Patents

自動車用エアボックス構造

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JP2616083B2
JP2616083B2 JP2006724A JP672490A JP2616083B2 JP 2616083 B2 JP2616083 B2 JP 2616083B2 JP 2006724 A JP2006724 A JP 2006724A JP 672490 A JP672490 A JP 672490A JP 2616083 B2 JP2616083 B2 JP 2616083B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車の車室内に外気を導入する自動車
用エアボックス構造、特に水抜き開口から車室内への水
の逆流による浸入を防止すると共に、フードヒンジ部の
取付け強度の向上を図るエアボックス構造に関するもの
である。
[従来技術] この種のエアボックス構造は、例えば第4図ないし第
6図に示すように、カウルトップパネル1とダッシュア
ッパーパネル2とが接合されて車幅方向に沿う閉断面が
形成され、このカウルトップパネル1には、その閉断面
内に外気を導入する開口部1aが開設される一方、ダッシ
ュアッパーパネル2には車室内に外気を導入する外気導
入口2aが形成されている。この外気導入口2aの周囲に
は、所定高さのフランジ壁3が配設されている。そし
て、この閉断面の両端部側には、フードリッジレインフ
ォース内側部としてのサイドパネル4およびフードリッ
ジレインフォースパネル5が配設されている。このサイ
ドパネル4の下部には、連通開口4aが形成されると共
に、フードリッジレインフォースパネル5の下部には、
水抜き開口5aが形成されている。
なお、図中符号6はフロントフェンダーパネル、符号
7はフードヒンジである。
かかる構成によれば、カウルトップパネル1の開口部
1aから導入された外気が、ダッシュアッパーパネル2の
外気導入口2aを介して車室内へ導入されるようになって
いる。
また、開口部1aから浸入した水は、ダッシュアッパー
パネル2の底面部を流れ、連通開口4a,水抜き開口5aを
介して車外に排水されることとなる。
なお、この種のものとしては、例えば特開昭59−2372
0号公報に記載されたようなものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のエアボックス構造に
あっては、図示省略のブロアユニットにより外気導入口
2aから外気を車室内に導入する場合、カウルトップパネ
ル1上に図中二点鎖線に示すように積雪Cがあると、開
口部1aでの流通抵抗が大きくなり、空気が水抜き開口5a
および連通開口4aを早い流速で通過し、外気導入口2aか
ら吸い込まれる。連通開口4aでの空気流速が早いことか
ら、水が逆流して外気導入口2aから車室内に吸い込まれ
てしまうという問題が生じる虞がある。また、カウルト
ップパネル1上面部は多少凹んでいるため水が溜り易
く、錆の発生の原因となると共に、この水がエンジンル
ームE側に流れると、電気部品Pの故障の原因にもな
る。という問題がある。
[課題を解決するための手段] この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、ボックス断面構造を呈するエアボックスの上面に
外気を導入する開口部を形成し、該開口部から入った外
気を車室内に導く外気導入口と、エアボックスの底面部
の前記開口部とオフセットした位置に開設すると共に、
エアボックスの車幅方向両端部に設けられたフードリッ
ジレインフォースに、前記エアボックス内の水を排水す
る水抜き手段を設け、前記エアボックス上面部の両端部
を覆うフロントフェンダーパネルが配設された自動車用
エアボックス構造において、 前記エアボックス上面部の、前記フロントフェンダー
パネルの上部内側端縁より外側位置に、外気と間接的に
接する吸入口を形成すると共に、前記フードリッジレイ
ンフォース内側縦壁部の下端部側に開口部を形成し、外
気を前記吸入口から開口部まで案内する案内部材を、フ
ードリッジレインフォース内部で前記エアボックス上面
部からフードリッジレインフォース内側縦壁部に向かっ
て配設したことを特徴とする自動車用エアボックス構造
としたことを特徴としている。
[作用] かかる手段によれば、エアボックス上面部上の水は、
吸入口から案内部材を介して開口部より、エアボックス
内に流入した後、フードリッジレインフォースの水抜き
手段を介して車外に排水される。従って、エアボックス
上面部上に水が溜まるようなことなく、錆の発生が防止
されると共に、エンジンルーム側への水の流れが防止さ
れ、電気部品の故障が防止されることとなる。
また、エアボックス上面部の開口部上が積雪等により
塞がれた場合には、その吸入口および開口部等を介して
外気導入口から外気を導入できる。従って、車外側から
水抜き手段を介して外気導入口に導入される空気の、連
通開口における流速が従来より小さくなり、その結果、
この水抜き手段での水の逆流が抑制され外気導入口への
水の浸入が防止されることとなる。
なお、その吸入口は、フロントフェンダーの上部内側
端縁の外側に形成され、このフロントフェンダーの上部
にて覆われているため、外部から見えることがなく外観
品質を維持できると共に、この吸入口は、間接的に外気
が導入されるので、直接、水がかかることはない。
さらに、エアボックス上面部からフードリッジレイン
フォース内側縦壁部へ向かって案内部材を配設すること
により、この部分の強度を向上させることができ、この
エアボックス上面部に取り付けられるフードヒンジの取
付け強度が向上することとなる。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて詳説する。
第1図ないし第3図はこの発明の一実施例を示す図で
ある。従来と同様ないし均等な部材については、同一符
号を付して説明する。
まず構成を説明すると、図中符号1はカウルトップパ
ネルで、このカウルトップパネル1とダッシュアッパー
パネル2とが接合されて車幅方向に沿う閉断面が形成さ
れ、このカウルトップパネル1の上面部1bには、その閉
断面内に外気を導入する開口部1aが開設される一方、ダ
ッシュアッパーパネル2の底面部2bには、車室内に外気
を導入する外気導入口2aが形成されている。この外気導
入口2aの周囲には、所定高さのフランジ壁3が配設され
ると共に、この外気導入口2aの下側には、外気を吸入す
る図示省略のブロアモータが配設されている。
そして、この閉断面の両端部側には、フードリッジレ
インフォースを構成するサイドパネル4およびフードリ
ッジレインフォースパネル5が互いに配設されている。
この両者は、それぞれ上面部4b,5bに形成されたフラン
ジ部4c,5cが接合されている。このサイドパネル4の下
部には、第2図に示すように、内側の水抜き手段として
の連通開口4aが形成されると共に、フードリッジレイン
フォースパネル5の下部には、外側の水抜き手段として
の水抜き開口5aが形成されて、エアボックス内の水を排
水するように構成されている。
更に、それらフードリッジレインフォースパネル5等
の外側には、フロントフェンダーパネル6が配設され、
このフロントフェンダーパネル6の上部6aには、縦フラ
ンジ6bが形成され、この上部6aにより、カウルトップパ
ネル1の両端部側が覆われるようになっている。そし
て、この縦フランジ6bより車両中央側近傍には、フード
ヒンジ7が固定されている。なお、この縦フランジ6bの
下端とカウルトップパネル上面部1bとの間には、多少の
間隙が設けられている。
そして、フロントフェンダーパネル6の縦フランジ6b
の外側近傍には、カウルトップパネル上面部1bとサイド
パネル上面部4bとに、外気と間接的に接するようにフロ
アパネル6が、あたかも傘をかけたような状態で吸入口
8が開設され、サイドパネル縦壁部4dの下端部には、開
口部9が開設されている。そして、その吸入口8から開
口部9まで、外気や水等の流体を案内する案内部材10
が、フードリッジレインフォースパネル5及び前記サイ
ドパネル4で構成されて車両前後方向へ延設されるフー
ドリッジレインフォース内部で、前記カウルトップパネ
ル上面部1bからサイドパネル縦壁部4dに向かって配設さ
れている。
この案内部材10は、主に第3図に示すように、傾斜板
10aとこの傾斜板10aの両側に設けられた側壁板10bとか
ら一体成形されている。そして、これらの周囲に形成さ
れたフランジ部10cが、サイドパネル上面部4bおよびフ
ードリッジレインフォースパネル縦壁部4dに接合されて
いる。これで、案内部材10等より閉断面部が形成されて
いる。
なお、前記連通開口4aには、第1図に示すように、ワ
ンウェイバルブ11を配設することもできる。
次に、かかる構成よりなる自動車用エアボックス構造
の作用について説明する。
まず、カウルトップパネル1の開口部1aから外気とと
もに水が入ると、外気は空気導入口2aから車室内の吸入
され、水はダッシュアッパーパネル2の底面部2b上を車
両側方に向って流れ、サイドパネル4の連通開口4aおよ
びフーリッジレインフォースパネル5の水抜き開口5aか
ら車外に排水される。
一方、第1図中二点鎖線に示す積雪Cにより、開口部
1aにおける外気流入抵抗が大きくなると、外気は主に吸
入口8,開口部9を介してエアボックス内に吸い込まれる
ため、連通開口4aからの空気流入量が従来より減少し、
流速が遅くなることから、連通開口4a等からの水の逆流
が従来より減少されることとなる。
この際、吸入口8の上部には、フロントフェンダーパ
ネル6が、あたかも傘をかけたような状態で位置するの
で、直接、積雪によりこの吸入口が塞がれることはな
い。
また、カウルトップパネル上面部1bの水は、吸入口8,
開口部9を介してエアボックス内に流入して、ダッシュ
アッパーパネル2の底面部2bを流れて、サイドパネル4
の連通開口4aおよびフーリッジレインフォースパネル5
の水抜き開口5aから車外に排水される。従って、従来の
ように、カウルトップパネル上面部1b上に水が溜まるこ
とがなく、錆の発生を防止できると共に、エンジンルー
ムE側への水の流れを抑制できる結果、電気部品Pの故
障を防止することができる。
さらに、フードリッジレインフォース内部で、前記カ
ウルトップパネル上面部1bからサイドパネル縦壁部4dに
向かって案内部材10を配設することにより、サイドパネ
ル4等との間で、略長方形の閉断面を形成するフードリ
ッジレインフォースの内部を、更に、複数に画成し、小
さな閉断面で荷重が分散支持される。
このため、フードリッジレインフォース33の上に取り
付けられるフードヒンジ7の取付部の強度を向上させる
サイドパネル4等との間で閉断面を形成することによ
り、この上に取り付けられるフードヒンジ7の取付部の
強度が向上することとなる。
なお、開口部9には、第1図に示すように、ワンウェ
イバルブ11を配設することもできる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば、エアボ
ックス上面部の、フロントフェンダーパネル上部内側端
縁より外側位置に、外気と間接的に接する吸入口を形成
すると共に、フードリッジレインフォース内側の下端部
側に開口部を形成し、更に、流体を吸入口から開口部ま
で案内する案内部材を、エアボックス上面部とフードリ
ッジレインフォース内側縦壁部との間に配設することに
より、水の逆流を防止して外気導入口への水の浸入を防
止できると共に、エアボックス上面部上に水を水抜き手
段を介して排水できるため、そのエアボックス上面部の
錆の発生を防止できると共にエンジンルーム内の電気部
品の故障を防止できる。また、フードリッジレインフォ
ース内部で、前記エアボックス上面部からフードリッジ
レインフォース内側縦壁部に向かって配設される案内部
材により車体強度を向上させることができ、フードヒン
ジ取付部の強度を向上させることができる、という実用
上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の自動車用エアボックス
構造の一実施例を示す図で、第1図は第2図のI−I線
に沿う断面図、第2図は同構造の要部を示す斜視図、第
3図は案内部材の斜視図、第4図ないし第6図は従来例
を示す図で、第4図は同構造の要部を示す斜視図、第5
図および第6図は第4図のV−V線,VI−VI線に沿う断
面図である。 1…カウルトップパネル 1a…開口部 1b…上面部 2…ダッシュアッパーパネル 2a…外気導入口 2b…底面部 フードリッジレインフォース 4…サイドパネル(内側部) 5…フードリッジレインフォースパネル 4b…上面部 4d…縦壁部 水抜き手段 4a…連通開口 5a…水抜き開口 6…フロントフェンダーパネル 6b…縦フランジ(上部内側端縁) 8…吸入口 9…開口部 10…案内部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス断面構造を呈するエアボックスの
    上面部に外気を導入する開口部を形成し、該開口部から
    入った外気を車室内に導く外気導入口を、エアボックス
    の底面部の前記開口部とオフセットした位置に開設する
    と共に、エアボックスの車幅方向両端部に設けられたフ
    ードリッジレインフォースに、前記エアボックス内の水
    を排水する水抜き手段を設け、前記エアボックス上面部
    の両端部を覆うフロントフェンダーパネルが配設された
    自動車用エアボックス構造において、 前記エアボックス上面部の、前記フロントフェンダーパ
    ネルの上部内側端縁より外側位置に、外気と間接的に接
    する吸入口を形成すると共に、前記フードリッジレイン
    フォース内側縦壁部の下端部側に開口部を形成し、外気
    を前記吸入口から開口部まで案内する案内部材を、フー
    ドリッジレインフォース内部で前記エアボックス上面部
    からフードリッジレインフォース内側縦壁部に向かって
    配設したことを特徴とする自動車用エアボックス構造。
JP2006724A 1990-01-16 1990-01-16 自動車用エアボックス構造 Expired - Lifetime JP2616083B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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