JP2561374B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

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JP2561374B2
JP2561374B2 JP2201380A JP20138090A JP2561374B2 JP 2561374 B2 JP2561374 B2 JP 2561374B2 JP 2201380 A JP2201380 A JP 2201380A JP 20138090 A JP20138090 A JP 20138090A JP 2561374 B2 JP2561374 B2 JP 2561374B2
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JP
Japan
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air box
reinforcing member
body structure
engine room
drain
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礼生 橋本
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は自動車の前部車体構造に関するものであ
る。
<従来の技術> 従来の自動車の前部車体構造としては、例えば第4図
〜第6図に示されるようなものがある(特開昭62−1202
77号公報参照)。
1がフロアパネルで、2がエアボックスである。そし
て、3がダッシュパネルであり、その下端はフロアパネ
ル1の上面に接合され、また、上端はエアボックス2の
底面部4の下面に接合されている。そして、5がフロン
トサイドメンバで、6がエクステンションメンバであ
る。フロントサイドメンバ5の後端上側部はダッシュパ
ネル3に突き当て状態で接合されており、また、フロン
トサイドメンバ5の後端下側部にはエクステンションメ
ンバ6が前後方向(図中A及びB方向)に連結されてい
る。そして、エクステンションメンバ6は、フロアパネ
ル1の下面に突出した状態で接合されている。また、8
がクロスメンバであり、左右のフロントサイドメンバ5
を連結している。
また、エアボックス2の底面部4で車幅方向の略中央
には、エアボックス2内に侵入した雨水W等を排水する
ためのドレン(第一の排水口)7がエンジンルームE内
で下方に開口して設けられている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の技術にあっては、エ
アボックス2に侵入した雨水W等を排水するためのドレ
ン7がエンジンルームE内に開口されているため、エン
ジンルームE内にある電気系統等の確実な防水が要求さ
れていた。また、エンジンルームE内の空気がドレン7
から逆流して、燃料臭気や雨水W等が車室内Rに侵入す
るおそれがあった。
この発明は以上のような従来の技術に着目してなされ
たものであり、排水性能を向上させて車室内の臭気発生
及び雨水の侵入を阻止することのできる自動車の前部車
体構造を提供するものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係る自動車の前部車体構造は、上記の目的
を達成するために、エアボックスの底面部に設けられた
第一の排水口に、二股状の下端部がフロアの左右強度部
材へそれぞれ連結された補強部材を接続すると共に、該
補強部材の下端部近辺に第二の排水口を設けたものであ
る。
<作用> この発明に係る自動車の前部車体構造によれば、エア
ボックスの底面部に設けられている第一の排水口とエク
ステンションメンバの前端とを連結する補強部材を設
け、この補強部材の下端部に第二の排水口を設けたの
で、エアボックスに侵入した雨水はエンジンルームに入
ることなく車外に排水される。また、第一の排水口の開
口部がエンジンルームに開放されていないため、エンジ
ンルーム内の臭気が逆流して車室内に侵入することがな
い。
また、補強部材により左右の強度部材を連結すること
になるので、従来のようなクロスメンバが不要になる。
<実 施 例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図〜第3図に基
づいて説明する。ここで、従来例と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
20が補強部材である。この補強部材20は矩形状の密閉
断面を有し、その上端はエアボックス2の底面部4に設
けられているドレン(第一の排水口)7を内部に含むよ
うにして底面部4下面に密閉状態で接合されている。ま
た、補強部材20はダッシュパネル3の前面に沿って下方
に延び、左右二股に分かれる(第1図参照)。分岐後も
ダッシュパネル3の前面に沿って下方に延び、左右両下
端部はどちら側も同じように各々の側にあるエクステン
ションメンバ6の前端部に連結されている。そして、エ
クステンションメンバ6との連結部の手前には、エアボ
ックス2からの雨水W等を車外に排出するためのドレン
(第二の排水口)21が設けられており、この部分が補強
部材20の最も低い部分となっている。
このように、エアボックス2の底面部4に設けられて
いるドレン7とエクステンションメンバ6の前端部を連
結する補強部材20を排水路として使用し、ドレン21をフ
ロアパネル1の下方に設けたため、エアボックス2内部
に侵入してきた雨水WがエンジンルームE内に排出され
ることなく車外に排水される。また、雨水Wが逆流する
ことがない。従って、エンジンルームE内の部品に水が
かからなくなるので、錆による品質の低下を防ぐことが
できる。また、特に水分を嫌う電気系統のようなものに
対する防水上効果がある。
そして、従来のようにエンジンルームEにエアボック
ス2の開口がないため、エンジンルームE内の臭気や雨
水Wが車室内Rに侵入することがない。
また、左右のエクステンションメンバ6を補強部材20
によって連結することになるので、車幅方向の入力に対
する強度が向上するため、クロスメンバ8を省略するこ
とができる。同時に、エクステンションメンバ6の前端
をエアボックス2に連結することにもなるので、フロン
トサイドメンバ5やエクステンションメンバ6への上下
方向の入力に対する強度も向上すると共に、エアボック
ス2の取付剛性が向上するため、音振性能の向上も図れ
る。そして、補強部材20をダッシュパネル3の前面に接
合したため、ダッシュパネル3の剛性も向上する。
さらに、補強部材20が下端部で二股状に分岐形成され
ているので、ダッシュパネル3と接合された部分の二股
状の下端部にステアリングラック(図示せず)をマウン
トすることが可能となり、新たにダッシュパネル3にス
テアリングラックをマウントするための補強部を形成す
る必要がない。
<発明の効果> この発明に係る自動車の前部車体構造は、以上説明し
てきたような内容のものであって、エアボックスの底面
部に設けられている第一の排水口とエクステンションメ
ンバの前端とを連結する補強部材を設け、この補強部材
の下端部に第二の排水口を設けたので、エアボックスに
侵入した雨水はエンジンルームに入ることなく補強部材
内部を通って車外に排水される。また、第一の排水口の
開口部がエジンルームに開放されていないため、エンジ
ンルーム内の臭気が逆流して車室内Rに侵入することが
ない。
また、補強部材が左右の強度部材を連結することにな
るので、車幅方向の入力に対する強度を低下させること
なくクロスメンバを省略することができ、重量の面で有
利な構造となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る自動車の前部車体構
造を示す斜視図、 第2図は第1図中II−II線に沿う断面図、 第3図は車体の下方から見た補強部材とエクステンショ
ンメンバとの取付部を示す平面図、 第4図は従来のエアボックスの排水状態を示す説明図、 第5図は第4図相当の前部車体構造を示す拡大斜視図、
そして、 第6図は第5図中矢示VI方向から見た概略側面図であ
る。 1……フロアパネル(フロア) 2……エアボックス 4……底面部 6……エクステンションメンバ(強度部材) 7……ドレン(第一の排水口) 20……補強部材 21……ドレン(第二の排水口)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアボックスの底面部に設けられた第一の
    排水口に、二股状の下端部がフロアの左右強度部材へそ
    れぞれ連結された補強部材を接続すると共に、該補強部
    材の下端部近辺に第二の排水口を設けたことを特徴とす
    る自動車の前部車体構造
JP2201380A 1990-07-31 1990-07-31 自動車の前部車体構造 Expired - Lifetime JP2561374B2 (ja)

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US10351178B2 (en) 2017-07-12 2019-07-16 Hyundai Motor Company Dash panel supporting structure for vehicle

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