JPH0352613Y2 - - Google Patents

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JPH0352613Y2
JPH0352613Y2 JP1985061405U JP6140585U JPH0352613Y2 JP H0352613 Y2 JPH0352613 Y2 JP H0352613Y2 JP 1985061405 U JP1985061405 U JP 1985061405U JP 6140585 U JP6140585 U JP 6140585U JP H0352613 Y2 JPH0352613 Y2 JP H0352613Y2
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JP
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dash panel
panel
flange
air box
side wall
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JP1985061405U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の前部車体構造に関し、さら
に詳しくはエンジンルームと車室とを仕切るダツ
シユパネル上部に配設されるエアボツクスの取付
構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、自動車の前部において、エンジンルー
ムと車室とを仕切るダツシユパネルの上方に、フ
ロントウインドの下部を形成するとともに、左右
のフロントピラーを結合するためのカウルトツプ
を設けたものは良く知られており、かかるタイプ
の自動車において、前記カウルトツプ内にエアボ
ツクスを形成するようにしたものは既に提案され
ている(例えば、実公昭57−11813号公報参照)。
上記公知例のものの場合、エンジンルームと車
室とを仕切るダツシユパネルの車室側にエアボツ
クスが配設されており、しかも該エアボツクスは
車幅方向全長に亙つて設けられているため、この
エアボツクスの後方に配設されるべきインストル
メントパネルが車室側へ大きく突出することとな
り、車室内空間が制限されるおそれがある。そこ
で、ダツシユパネル上部におけるエンジンルーム
側に部分的なエアボツクスを配設する新規な構造
を採用することが考えられる。本考案者らは、こ
のような新規な車体構造を開発するに当たり、ダ
ツシユパネルのエンジンルーム側に対するエアボ
ツクスの取付を容易且つ確実ならしめんとして本
考案をするに至つたのである。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き新規な構造の自動車にお
いて、エアボツクスを容易に取り付け得るような
前部車体構造を提供することを目的とするもので
ある。
(目的を達成するための手段) 本考案では、上記目的を達成するための手段と
して、エンジンルームと車室とを仕切るダツシユ
パネル上部のエンジンルーム側に、ダツシユパネ
ル上端に接合されて車幅方向に延びるカウルパネ
ルの下面に接合されるとともに、前記ダツシユパ
ネル前面に対して取付片を介して取り付けられて
車室内への空気通路となるエアボツクスを配設し
且つ該エアボツクスの上部開口縁および後部開口
縁に、前記カウルパネル下面およびダツシユパネ
ル前面に対してシール材を介してそれぞれ当接さ
れる上部フランジおよび後部フランジをそれぞれ
一体に形成する一方、前記ダツシユパネルにおい
て、前記後部フランジのうちの上下方向に延びる
側壁側フランジと対向する位置に、該側壁側フラ
ンジおよび該側壁側フランジとダツシユパネルと
の間に介設されるシール材の車幅方向への移動を
規制すべく上下方向に延びるビードを形成してい
る。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
即ち、エアボツクス内は、該エアボツクスとカ
ウルパネルおよびダツシユパネルとの間に介設さ
れるシール材によつてエンジンルームと気密的に
区画されることとなる。また、ダツシユパネルに
形成されたビードにより、エアボツクスの側壁側
フランジの位置決めおよびシール材の車幅方向へ
の逃げが防止される。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な
実施例を説明する。
本実施例の自動車の車体1前部において、エン
ジンルーム2と車室3との間には、両者を仕切る
ダツシユパネル4が設けられている。該ダツシユ
パネル4の上部に、車幅方向中央部で前方に折り
曲げられて前傾し、側方に向かうにしたがつて漸
次前傾度が減少する形状を呈しており、その車室
側には、車幅方向全長に延び且つダツシユパネル
4とともに閉断面を形成する断面コ字状の補強メ
ンバー5が設けられている。該補強メンバー5
は、その前端部のフランジ部5a,5aを介して
ダツシユパネル4に接合するとともに、その両側
端部をフロントピラー(図示省略)に接合するこ
とによつて、ダツシユパネル4上部の補強と左右
フロントピラーの結合との用に供されている。
また、前記ダツシユパネル4の上端には、車室
3側に折り返されてフロントウインド枠部6を構
成している。該フロントウインド枠部6の前面に
は、車幅方向に延びる樋状のカウルパネル7が接
合されており、該接合部7aはフロントウインド
ガラス8の接着部とされている。
前記カウルパネル7の適所には、空気吸込口と
なる開口10が形成され、該開口10には、吸込
グリル11が設けられている(第2図参照)。ま
た、ダツシユパネル4上部にも、前記カウルパネ
ル7の開口10と対応する位置に車室3側へ通ず
る開口12が形成されている。
そして、前記ダツシユパネル4上部のエンジン
ルーム2側には、前記カウルパネル7下面に接合
された状態で前記ダツシユパネル4前面に取り付
けられ、前記カウルパネル7の開口10とダツシ
ユパネル4の開口12とを連通する車室3内への
空気通路となるエアボツクス9が配設固定されて
いる。
該エアボツクス9は、前記カウルパネル7の開
口10から侵入する水を受ける水受部9aを有し
ており、水受部9aには、水の跳ね返りを防止す
べくスポンジ等からなる吸水部材13が設けられ
ている。符号14は水受部9aからの水の溢流を
防止するための邪魔板、15は水抜き穴である。
また、このエアボツクス9の上部開口縁および
後部開口縁には、それぞれカウルパネル7下面お
よびダツシユパネル4前面にシール材18,19
を介して当接される上部フランジ16および後部
フランジ17がそれぞれ一体に形成されている。
更に、エアボツクス9の両側壁には、取付片2
0,20が突設されており、該取付片20,20
をダツシユパネル4のエンジンルーム2側に固設
した止め具21,21に対してボルト22,22
を用いて固着することによつて、エアボツクス9
がダツシユパネル4に固定されるようになつてい
る。
前記後部フランジ17は、側壁側に突設された
側壁側フランジ17a,17aと底壁側に突設さ
れた底壁側フランジ17bとからなつている。
そして、前記ダツシユパネル4において、前記
各側壁側フランジ17aが当接される位置には、
これを両側から挟む位置において上下に延びる一
対のビード23,23が形成されている。該ビー
ド23,23は、ダツシユパネル4を車室3側か
ら凹陥せしめることによつてエンジンルーム2側
に凸となるように形成されている。従つて、各ビ
ード23の背面側においては、補強メンバー5の
フランジ部5a,5aとの間に、〓間Sが形成さ
れることとなる(第4図参照)。該〓間Sは,車
体1を電着塗装する際における空気抜き用および
電着液抜き用通路として作用する。
前記各対のビード23,23は、エアボルト9
の側壁側フランジ17aの車幅方向への移動を規
制して位置決めするとともに、側壁側フランジ1
7aとダツシユパネル4との間に介設されるシー
ル材19の逃げ・ずれを防止する作用をも有して
いる。
なお、エアボツクス9の上部開口縁側のフラン
ジ16の前部は、カウルパネル7下面に設けた係
止具24に係合されて支持されている。
図面中、符号25はボンネツト、26はエンジ
ンを示している。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、ダツシユパネル
前面上部とカウルパネルに接合された状態で取り
付けられたエアボツクス内を、車室内への空気通
路とする構成としているので、エアボツクスが車
室側へ突出することもなく、エンジンルームにお
いて占めるスペースも小さくなり、車室およびエ
ンジンルームにおけるスペースの有効利用が可能
となるという実用的な効果がある。
また、ダツシユパネルにおいて、エアボツクス
の側壁側に形成されたフランジが当接される位置
に、該側壁側フランジおよびシール材の車幅方向
移動を規制するビードを形成したので、エアボツ
クス取付時における取付片の位置決めが容易に得
られるとともに、エアボツクスとカウルパネルと
の当接位置決めも確実となるところから、組付作
業性の向上およびシール性の確保が得られるとい
う実用的な効果がある。
さらに、前記ビードによりエアボツクスとダツ
シユパネルとの間に介設されるシール材の車幅方
向が規制されることとなつているので、シール材
の不用意なずれ等によるシール性悪化が防止でき
るという効果もある。
さらにまた、ダツシユパネルに形成されたビー
ドは、ダツシユパネルの剛性向上にも寄与するこ
ととなるため、車体剛性上有利となるという利点
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる自動車の前部
車体構造を示す概略断面図、第2図は第1図の前
部車体構造の要部を示す分解斜視図、第3図は第
1図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B断
面図である。 2……エンジンルーム、3……車室、4……ダ
ツシユパネル、7……カウルパネル、9……エア
ボツクス、16……上部フランジ、17……後部
フランジ、17a……側壁側フランジ、18,1
9……シール材、20……取付片、23……ビー
ド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルームと車室とを仕切るダツシユパネ
    ル上部のエンジンルーム側には、ダツシユパネル
    上端に接合されて車幅方向に延びるカウルパネル
    の下面に接合されるとともに、前記ダツシユパネ
    ル前面に対して取付片を介して取り付けられて車
    室内への空気通路となるエアボツクスが配設さ
    れ、該エアボツクスの上部開口縁および後部開口
    縁には、前記カウルパネル下面およびダツシユパ
    ネル前面に対してシール材を介してそれぞれ当接
    される上部フランジおよび後部フランジがそれぞ
    れ一体に形成されており、前記ダツシユパネルに
    は、前記後部フランジのうちの上下方向に延びる
    側壁側フランジと対向する位置に該側壁側フラン
    ジおよび該側壁側フランジとダツシユパネルとの
    間に介設されるシール材の車幅方向への移動を規
    制すべく上下方向に延びるビードが形成されてい
    ることを特徴とする自動車の前部車体構造。
JP1985061405U 1985-04-23 1985-04-23 Expired JPH0352613Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985061405U JPH0352613Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23
US06/854,587 US4750780A (en) 1985-04-23 1986-04-22 Dash panel configuration for a motor vehicle front body structure
DE19863613775 DE3613775A1 (de) 1985-04-23 1986-04-23 Aufbau-vorderteil fuer kraftfahrzeuge

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JP1985061405U JPH0352613Y2 (ja) 1985-04-23 1985-04-23

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JPS61176069U JPS61176069U (ja) 1986-11-01
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