JP2595735B2 - 自動車用エアボックス構造 - Google Patents
自動車用エアボックス構造Info
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- JP2595735B2 JP2595735B2 JP2006025A JP602590A JP2595735B2 JP 2595735 B2 JP2595735 B2 JP 2595735B2 JP 2006025 A JP2006025 A JP 2006025A JP 602590 A JP602590 A JP 602590A JP 2595735 B2 JP2595735 B2 JP 2595735B2
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- outside air
- air box
- shielding plate
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車の車室内に外気を導入する自動車
用エアボックス構造、特に外気導入口からの水の浸入を
防止すると共に車体強度を有効に向上させるエアボック
ス構造に関するものである。
用エアボックス構造、特に外気導入口からの水の浸入を
防止すると共に車体強度を有効に向上させるエアボック
ス構造に関するものである。
[従来技術] この種のエアボックス構造は、例えば第5図および第
6図に示すように、カウルトップパネル1とダッシュア
ッパーパネル2とが接合されて車幅方向に沿う閉断面が
形成され、このカウルトップパネル1には、その閉断面
内に外気を導入する開口部1aが開設される一方、ダッシ
ュアッパーパネル2には車室内に外気を導入する外気導
入口2aが形成されている。この外気導入口2aの周囲に
は、所定高さのフランジ壁3が配設されている。そし
て、この閉断面の両端部側には、サイドパネル4および
フードリッジレインフォース5が配設されている。この
サイドパネル4の下部には、連通開口4aが形成されると
共に、フードリッジレインフォース5の下部には、水抜
き開口5aが形成されている。
6図に示すように、カウルトップパネル1とダッシュア
ッパーパネル2とが接合されて車幅方向に沿う閉断面が
形成され、このカウルトップパネル1には、その閉断面
内に外気を導入する開口部1aが開設される一方、ダッシ
ュアッパーパネル2には車室内に外気を導入する外気導
入口2aが形成されている。この外気導入口2aの周囲に
は、所定高さのフランジ壁3が配設されている。そし
て、この閉断面の両端部側には、サイドパネル4および
フードリッジレインフォース5が配設されている。この
サイドパネル4の下部には、連通開口4aが形成されると
共に、フードリッジレインフォース5の下部には、水抜
き開口5aが形成されている。
かかる構成によれば、カウルトップパネル1の開口部
1aから導入された外気が、ダッシュアッパーパネル2の
外気導入口2aを介して車室内へ導入されるようになって
いる。
1aから導入された外気が、ダッシュアッパーパネル2の
外気導入口2aを介して車室内へ導入されるようになって
いる。
また、上面部1bに形成された開口部1aから浸入した水
は、ダッシュアッパーパネル2の底面部2bを流れ、連通
開口4a,水抜き開口5aを介して車外に排水されることと
なる。
は、ダッシュアッパーパネル2の底面部2bを流れ、連通
開口4a,水抜き開口5aを介して車外に排水されることと
なる。
なお、この種のものとしては、例えば特開昭59−2372
0号公報に記載されたようなものがある。
0号公報に記載されたようなものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のエアボックス構造に
あっては、図示省略のブロアユニットにより外気導入口
2aから外気を車室内に導入する場合、カウルトップパネ
ル1上に積雪がある場合、開口部1aでの流通抵抗が大き
くなり、空気が水抜き開口5aおよび連通開口4aを早い流
速で通過し、外気導入口2aから吸い込まれる。従って、
連通開口4aでの空気流速が早いことから、水が逆流して
外気導入口2aから車室内に吸い込まれてしまうという問
題が生じる。なお、この連通開口4aを拡大すれば、空気
流速は低下するが、車体強度が低下してしまう、という
問題がある。
あっては、図示省略のブロアユニットにより外気導入口
2aから外気を車室内に導入する場合、カウルトップパネ
ル1上に積雪がある場合、開口部1aでの流通抵抗が大き
くなり、空気が水抜き開口5aおよび連通開口4aを早い流
速で通過し、外気導入口2aから吸い込まれる。従って、
連通開口4aでの空気流速が早いことから、水が逆流して
外気導入口2aから車室内に吸い込まれてしまうという問
題が生じる。なお、この連通開口4aを拡大すれば、空気
流速は低下するが、車体強度が低下してしまう、という
問題がある。
[課題を解決するための手段] この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、断面ボックス構造を呈するエアボックスの上面に
外気を導入する開口部を形成し、該開口部から入った外
気を車室内に導く外気導入口を前記エアボックスの底面
部の前記開口部とオフセットした位置に開設すると共
に、該底面部の前記外気導入口の前側近傍に車幅方向に
沿って排水溝を形成し、エアボックスの車幅方向両端部
に設けられたサイドパネルに、該排水溝と連通する連通
開口を形成し、該底面部の該排水溝と前記外気導入口と
の間に補強部材の遮蔽板部の下端部を接合すると共に、
該遮蔽板部の上端部をエアボックスのエンジンルーム側
縦壁部と上面部との間に接合して、該遮蔽板部を斜めに
仕切るように車幅方向に沿って延設し、前記開口部から
外気導入口まで外気を導く外気導入路と前記開口部から
侵入した水を前記排水溝を介して車外に導く排水通路と
を車幅方向に沿って前後方向で遮蔽して分離し、更に、
該補強部材の前記遮蔽板部の上端部から一体となって連
続する延長部をストラットハウジングの上面部に接合し
た自動車用エアボックス構造を特徴としている。
ので、断面ボックス構造を呈するエアボックスの上面に
外気を導入する開口部を形成し、該開口部から入った外
気を車室内に導く外気導入口を前記エアボックスの底面
部の前記開口部とオフセットした位置に開設すると共
に、該底面部の前記外気導入口の前側近傍に車幅方向に
沿って排水溝を形成し、エアボックスの車幅方向両端部
に設けられたサイドパネルに、該排水溝と連通する連通
開口を形成し、該底面部の該排水溝と前記外気導入口と
の間に補強部材の遮蔽板部の下端部を接合すると共に、
該遮蔽板部の上端部をエアボックスのエンジンルーム側
縦壁部と上面部との間に接合して、該遮蔽板部を斜めに
仕切るように車幅方向に沿って延設し、前記開口部から
外気導入口まで外気を導く外気導入路と前記開口部から
侵入した水を前記排水溝を介して車外に導く排水通路と
を車幅方向に沿って前後方向で遮蔽して分離し、更に、
該補強部材の前記遮蔽板部の上端部から一体となって連
続する延長部をストラットハウジングの上面部に接合し
た自動車用エアボックス構造を特徴としている。
[作 用] かかる手段によれば、エアボックス内に補強部材の遮
蔽板部を配設して、外気を車室内に導く外気導入路と、
エアボックス内に流入して水を連通開口まで導く排水通
路とを分離しているため、水が従来のように連通開口か
ら逆流しても、その遮蔽板部により遮蔽されて、分離さ
れていて、逆流した水は、排水溝に沿って車幅方向へ流
れて、外気導入口から車室内に水が侵入することが防止
される。また、補強部材の延長部をエアボックスからス
トラットハウジングまで延長することにより、この遮蔽
板部の上端部がエアボックスのエンジンルーム側縦壁部
と上面部との間に接合されて、延長部の基部が上下両側
から挟持される構造となり、高剛性を有して車体強度が
向上することとなる。
蔽板部を配設して、外気を車室内に導く外気導入路と、
エアボックス内に流入して水を連通開口まで導く排水通
路とを分離しているため、水が従来のように連通開口か
ら逆流しても、その遮蔽板部により遮蔽されて、分離さ
れていて、逆流した水は、排水溝に沿って車幅方向へ流
れて、外気導入口から車室内に水が侵入することが防止
される。また、補強部材の延長部をエアボックスからス
トラットハウジングまで延長することにより、この遮蔽
板部の上端部がエアボックスのエンジンルーム側縦壁部
と上面部との間に接合されて、延長部の基部が上下両側
から挟持される構造となり、高剛性を有して車体強度が
向上することとなる。
しかも、前記補強部材の遮蔽板部によって、車幅方向
に沿って前後方向に、エアボックス内が分離されること
により、画成された空間が、並列して配設されること
で、エアボックスが上下方向に高剛性を有して、ストラ
ットハウジングに印加される突き上げ方向の応力が、該
エアボックスにストラットハウジングの上面部に接合さ
れた部分から、延長部を介して、伝達されて有効に吸収
される。
に沿って前後方向に、エアボックス内が分離されること
により、画成された空間が、並列して配設されること
で、エアボックスが上下方向に高剛性を有して、ストラ
ットハウジングに印加される突き上げ方向の応力が、該
エアボックスにストラットハウジングの上面部に接合さ
れた部分から、延長部を介して、伝達されて有効に吸収
される。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて詳説する。
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示す図で
ある。従来と同様ないし均等な部材については、同一符
号を付して説明する。
ある。従来と同様ないし均等な部材については、同一符
号を付して説明する。
まず構成を説明すると、図中符号1は上側パネルで、
この上側パネル1,ダッシュアッパーパネル2およびエン
ジンルーム側縦壁部6とが接合されて車幅方向に沿う閉
断面(エアボックス)が形成され、この上側パネル1の
上面部1bには、その閉断面内に外気を導入する開口部1a
が開設される一方、ダッシュアッパーパネル2の底面部
2bには、車室内に外気を導入する外気導入口2aが形成さ
れている。この外気導入口2aの周囲には、所定高さのフ
ランジ壁3が配設されると共に、この外気導入口2aの下
側には、外気を吸入する図示省略のブロアモータが配設
されている。
この上側パネル1,ダッシュアッパーパネル2およびエン
ジンルーム側縦壁部6とが接合されて車幅方向に沿う閉
断面(エアボックス)が形成され、この上側パネル1の
上面部1bには、その閉断面内に外気を導入する開口部1a
が開設される一方、ダッシュアッパーパネル2の底面部
2bには、車室内に外気を導入する外気導入口2aが形成さ
れている。この外気導入口2aの周囲には、所定高さのフ
ランジ壁3が配設されると共に、この外気導入口2aの下
側には、外気を吸入する図示省略のブロアモータが配設
されている。
そして、この閉断面の両端部側には、サイドパネル4
およびフードリッジレインフォース5が配設されてい
る。このサイドパネル4の上面部4bには、前記上側パネ
ル1の両端部が接合され、このサイドパネル4の下部に
は、連通開口4aが形成されると共に、フードリッジレイ
ンフォース5の下部には、水抜き開口5aが形成されてい
る。さらに、ダッシュアッパーパネル2の底面部2bに
は、外気導入口2aの前側で車幅方向に沿って前記連通開
口4a,水抜き開口5aと連続する排水溝2cが形成されてい
る。
およびフードリッジレインフォース5が配設されてい
る。このサイドパネル4の上面部4bには、前記上側パネ
ル1の両端部が接合され、このサイドパネル4の下部に
は、連通開口4aが形成されると共に、フードリッジレイ
ンフォース5の下部には、水抜き開口5aが形成されてい
る。さらに、ダッシュアッパーパネル2の底面部2bに
は、外気導入口2aの前側で車幅方向に沿って前記連通開
口4a,水抜き開口5aと連続する排水溝2cが形成されてい
る。
一方、前記外気導入口2aと排水溝2cとの間に、補強部
材11の遮蔽板部12が配設されている。この補強部材11
は、前記エアボックス内を斜めに仕切るように延設され
る遮蔽板部12と、この遮蔽板部12から略水平方向に延長
された延長部13とが一体成形されている。そして、この
遮蔽板部12の下端部12aが、前記ダッシュアッパーパネ
ル底面部2bの外気導入口2aと排水溝2cとの間に接合さ
れ、遮蔽板部12の上端部12bが、上側パネル1とエンジ
ンルーム側縦壁部6との間に接合されている。そして、
この補強部材11には、前記遮蔽板部12の上端部から一体
となって連続する延長部13が車両前方に向けて延長され
てストラットハウジング14の上面部14aに接合されてい
る。その遮蔽板部12により、前記開口部1aから外気導入
口2aまで外気Aを導く外気導入路15と、開口部1aから侵
入した水Wを前記排水溝2cを介して車外に導く排水通路
16とが、車幅方向に沿って、前後方向で遮蔽されて、分
離されるようにしている。
材11の遮蔽板部12が配設されている。この補強部材11
は、前記エアボックス内を斜めに仕切るように延設され
る遮蔽板部12と、この遮蔽板部12から略水平方向に延長
された延長部13とが一体成形されている。そして、この
遮蔽板部12の下端部12aが、前記ダッシュアッパーパネ
ル底面部2bの外気導入口2aと排水溝2cとの間に接合さ
れ、遮蔽板部12の上端部12bが、上側パネル1とエンジ
ンルーム側縦壁部6との間に接合されている。そして、
この補強部材11には、前記遮蔽板部12の上端部から一体
となって連続する延長部13が車両前方に向けて延長され
てストラットハウジング14の上面部14aに接合されてい
る。その遮蔽板部12により、前記開口部1aから外気導入
口2aまで外気Aを導く外気導入路15と、開口部1aから侵
入した水Wを前記排水溝2cを介して車外に導く排水通路
16とが、車幅方向に沿って、前後方向で遮蔽されて、分
離されるようにしている。
かかる構成よりなる自動車用エアボックス構造の作用
について説明する。
について説明する。
まず、上側パネル1の開口部1aから外気Aとともに水
Wが入ると、この水Wはダッシュアッパーパネル2の底
面部2bの排水溝2cを車幅方向両端部に向かって流れ、ダ
ッシュアッパーサイドパネル4の連通開口4aおよびフー
リッジレインフォースパネル5の水抜き開口5aから車外
に排水される。
Wが入ると、この水Wはダッシュアッパーパネル2の底
面部2bの排水溝2cを車幅方向両端部に向かって流れ、ダ
ッシュアッパーサイドパネル4の連通開口4aおよびフー
リッジレインフォースパネル5の水抜き開口5aから車外
に排水される。
また、外気Aは、上側パネル1の開口部1aから入り、
外気導入口2aを介して車室内に吸入される。
外気導入口2aを介して車室内に吸入される。
一方、積雪等により、開口部1aにおける外気流入抵抗
が大きくなると、外気Aは水抜き開口5aおよび連通開口
4aを介して吸い込まれることから、連通開口4aにおける
空気流速が速くなり、この部分において水Wの逆流が生
じることになる。しかし、遮蔽板部12により、外気導入
路15と排水通路16とが遮蔽されているため、逆流した水
Wは遮蔽板部12により遮蔽されて、分離されていて、逆
流した水は、排水溝に沿って車幅方向へ流れて、外気導
入路15側に侵入することがなく、外気導入口2aから水W
が車室内に導入されるようなことはない。また、自動車
がローリング等した場合には水Wが跳ね上がるが、この
場合も、外気導入口2aの近傍の排水溝2cを流れる水W
は、遮蔽板部12にて遮られて跳ね上がりが防止され、外
気導入口2aからの水Wの浸入が防止されることとなる。
が大きくなると、外気Aは水抜き開口5aおよび連通開口
4aを介して吸い込まれることから、連通開口4aにおける
空気流速が速くなり、この部分において水Wの逆流が生
じることになる。しかし、遮蔽板部12により、外気導入
路15と排水通路16とが遮蔽されているため、逆流した水
Wは遮蔽板部12により遮蔽されて、分離されていて、逆
流した水は、排水溝に沿って車幅方向へ流れて、外気導
入路15側に侵入することがなく、外気導入口2aから水W
が車室内に導入されるようなことはない。また、自動車
がローリング等した場合には水Wが跳ね上がるが、この
場合も、外気導入口2aの近傍の排水溝2cを流れる水W
は、遮蔽板部12にて遮られて跳ね上がりが防止され、外
気導入口2aからの水Wの浸入が防止されることとなる。
さらに、遮蔽板部12をエアボックス内に配設して閉断
面部を、車幅方向に沿って、前後方向に2箇所形成する
ことにより、画成された空間が、並列して配設されるこ
とで、エアボックスの強度が向上する。
面部を、車幅方向に沿って、前後方向に2箇所形成する
ことにより、画成された空間が、並列して配設されるこ
とで、エアボックスの強度が向上する。
そして、この遮蔽板部12からストラットハウジング14
の上面部14aまで延長部13を延長することにより、この
遮蔽板部12の上端部12bがエアボックスのエンジンルー
ム側縦壁部6と上側パネル1との間に接合されて、延長
部13の基部が上下両側から挟持される構造となり、高剛
性を有して車体強度が向上することとなる。
の上面部14aまで延長部13を延長することにより、この
遮蔽板部12の上端部12bがエアボックスのエンジンルー
ム側縦壁部6と上側パネル1との間に接合されて、延長
部13の基部が上下両側から挟持される構造となり、高剛
性を有して車体強度が向上することとなる。
しかも、前記補強部材11の遮蔽板部12によって、車幅
方向に沿って前後方向に、エアボックス内が分離される
ことにより、画成された空間が、並列して配設されるこ
とで、エアボックスが上下方向に高剛性を有する。この
ため、ストラットハウジング14に印加される突き上げ方
向の応力が、このエアボックスに、ストラットハウジン
グ14の上面部14aに接合された部分から、延長部13を介
して、伝達されて有効に吸収される。
方向に沿って前後方向に、エアボックス内が分離される
ことにより、画成された空間が、並列して配設されるこ
とで、エアボックスが上下方向に高剛性を有する。この
ため、ストラットハウジング14に印加される突き上げ方
向の応力が、このエアボックスに、ストラットハウジン
グ14の上面部14aに接合された部分から、延長部13を介
して、伝達されて有効に吸収される。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば、排水溝
と外気導入口との間に補強部材の遮蔽板部の下端部を接
合すると共に、この遮蔽板部の上端部をエアボックスの
エンジンルーム側縦壁部と上面部との間に接合して、開
口部から外気導入口まで外気を導く外気導入路と、前記
開口部から侵入した水を排水溝を介して車外に導く排水
通路とを遮蔽して分離し、更に、補強部材の遮蔽板部と
連続する延長部をストラットハウジングに接合すること
により、水抜き開口から逆流した水の外気導入口から車
室内への浸入を防止することができると共に、車体の強
度も向上させることができる、という実用上有益な効果
を発揮する。
と外気導入口との間に補強部材の遮蔽板部の下端部を接
合すると共に、この遮蔽板部の上端部をエアボックスの
エンジンルーム側縦壁部と上面部との間に接合して、開
口部から外気導入口まで外気を導く外気導入路と、前記
開口部から侵入した水を排水溝を介して車外に導く排水
通路とを遮蔽して分離し、更に、補強部材の遮蔽板部と
連続する延長部をストラットハウジングに接合すること
により、水抜き開口から逆流した水の外気導入口から車
室内への浸入を防止することができると共に、車体の強
度も向上させることができる、という実用上有益な効果
を発揮する。
第1図ないし第4図はこの発明の自動車用エアボックス
構造の一実施例を示す図で、第1図は同構造の要部平面
図、第2図は同構造の要部斜視図、第3図は第1図のII
I−III線に沿う断面図、第4図は補強部材の斜視図、第
5図および第6図は従来例を示す図で、第5図は要部を
示す斜視図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図で
ある。 1……上側パネル 1a……開口部 1b……上面部 2……ダッシュアッパーパネル 2a……外気導入口 2b……底面部 2c……排水溝 4……サイドパネル 4a……連通開口 6……エンジンルーム側縦壁部 11……補強部材 12……遮蔽板部 12a……下端部 12b……上端部 13……延長部 14……ストラットハウジング 15……外気導入路 16……排水通路
構造の一実施例を示す図で、第1図は同構造の要部平面
図、第2図は同構造の要部斜視図、第3図は第1図のII
I−III線に沿う断面図、第4図は補強部材の斜視図、第
5図および第6図は従来例を示す図で、第5図は要部を
示す斜視図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図で
ある。 1……上側パネル 1a……開口部 1b……上面部 2……ダッシュアッパーパネル 2a……外気導入口 2b……底面部 2c……排水溝 4……サイドパネル 4a……連通開口 6……エンジンルーム側縦壁部 11……補強部材 12……遮蔽板部 12a……下端部 12b……上端部 13……延長部 14……ストラットハウジング 15……外気導入路 16……排水通路
Claims (1)
- 【請求項1】断面ボックス構造を呈するエアボックスの
上面に外気を導入する開口部を形成し、該開口部から入
った外気を車室内に導く外気導入口を前記エアボックス
の底面部の前記開口部とオフセットした位置に開設する
と共に、該底面部の前記外気導入口の前側近傍に車幅方
向に沿って排水溝を形成し、エアボックスの車幅方向両
端部に設けられたサイドパネルに、該排水溝と連通する
連通開口を形成し、該底面部の該排水溝と前記外気導入
口との間に補強部材の遮蔽板部の下端部を接合すると共
に、該遮蔽板部の上端部をエアボックスのエンジンルー
ム側縦壁部と上面部との間に接合して、該遮蔽板部を斜
めに仕切るように車幅方向に沿って延設し、前記開口部
から外気導入口まで外気を導く外気導入路と前記開口部
から侵入した水を前記排水溝を介して車外に導く排水通
路とを車幅方向に沿って前後方向で遮蔽して分離し、更
に、該補強部材の前記遮蔽板部の上端部から一体となっ
て連続する延長部をストラットハウジングの上面部に接
合したことを特徴とする自動車用エアボックス構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025A JP2595735B2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | 自動車用エアボックス構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025A JP2595735B2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | 自動車用エアボックス構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03208781A JPH03208781A (ja) | 1991-09-11 |
JP2595735B2 true JP2595735B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=11627142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006025A Expired - Lifetime JP2595735B2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | 自動車用エアボックス構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595735B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013105322A1 (ja) * | 2012-01-11 | 2013-07-18 | 本田技研工業株式会社 | 車両前部構造 |
JP6372344B2 (ja) * | 2014-12-19 | 2018-08-15 | スズキ株式会社 | 車両前部構造 |
US10562374B2 (en) | 2016-02-15 | 2020-02-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle air intake apparatus, and methods of use and manufacture thereof |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH035180Y2 (ja) * | 1985-06-17 | 1991-02-08 | ||
JPH01240382A (ja) * | 1988-03-23 | 1989-09-25 | Mazda Motor Corp | 車両の前部車体構造 |
-
1990
- 1990-01-11 JP JP2006025A patent/JP2595735B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03208781A (ja) | 1991-09-11 |
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