JP2567217Y2 - オープンカーの排水構造 - Google Patents
オープンカーの排水構造Info
- Publication number
- JP2567217Y2 JP2567217Y2 JP1991014283U JP1428391U JP2567217Y2 JP 2567217 Y2 JP2567217 Y2 JP 2567217Y2 JP 1991014283 U JP1991014283 U JP 1991014283U JP 1428391 U JP1428391 U JP 1428391U JP 2567217 Y2 JP2567217 Y2 JP 2567217Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door sash
- drain hole
- weather strip
- door
- drainage structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オープンカーの排水構
造に関するものである。
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オープンカーにおいては、フロントヘッ
ダと該フロントヘッダに着脱するルーフとの間に、シー
ル対策および排水対策が施されている。
ダと該フロントヘッダに着脱するルーフとの間に、シー
ル対策および排水対策が施されている。
【0003】図4に示した従来のオープンカーにおいて
は、フロントヘッダウェザストリップ1の上面に溝2を
形成し、このウェザストリップ1によってフロントヘッ
ダ3とルーフ4との間のシールを確保するとともに、溝
2に溜った雨水等を該溝2に連通させたフロントピラー
ウェザストリップ5およびサイドシルウェザストリップ
6を経て、該サイドシルウェザストリップ6の適宜個所
から車体下方へ排出させている。
は、フロントヘッダウェザストリップ1の上面に溝2を
形成し、このウェザストリップ1によってフロントヘッ
ダ3とルーフ4との間のシールを確保するとともに、溝
2に溜った雨水等を該溝2に連通させたフロントピラー
ウェザストリップ5およびサイドシルウェザストリップ
6を経て、該サイドシルウェザストリップ6の適宜個所
から車体下方へ排出させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記オープ
ンカーの排水構造では、ドアを閉成した場合に、フロン
トピラーウェザストリップ5が潰され、それによって排
水路を構成している中空部が狭められる場合がある。こ
のような場合には、十分な排水がされず、室内に水が流
込む虞れがある。
ンカーの排水構造では、ドアを閉成した場合に、フロン
トピラーウェザストリップ5が潰され、それによって排
水路を構成している中空部が狭められる場合がある。こ
のような場合には、十分な排水がされず、室内に水が流
込む虞れがある。
【0005】そこで、本考案の目的は、排水を確実にす
ることのできるオープンカーの排水構造を提供すること
にある。
ることのできるオープンカーの排水構造を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のオープンカーの
排水構造では、オープンカーのフロントヘッダ部3にフ
ロントヘッダウェザストリップ11を配設し、該フロン
トヘッダウェザストリップ11の上面に車幅方向に沿っ
た溝12を形成するとともに、上部にドアサッシュ14
を有するドア20を車体側部に開閉自在に配設し、この
ドアサッシュ14の前端部に沿ってドアサッシュウェザ
ストリップ15を配設したオープンカーの排水構造にお
いて、上記溝12の端部に第1の排水孔13を形成し、
上記ドアサッシュウェザストリップ15の室内側で、か
つ、ドア20の閉成時に上記排水孔13の下部に位置す
る部位に水受け16を設け、該水受け16に第2の排水
孔17を形成し、上記ドアサッシュ14の前端部の上部
から下部に亘って、上記排水孔17に連通する中空部1
9を設け、該中空部19の下部に開口を形成することに
より、上記溝12に溜まった水を上記排水孔13、水受
け16、上記排水孔17及びドアサッシュ14の中空部
19を経て該中空部19の下部から車体外部へ排出させ
るように構成している。
排水構造では、オープンカーのフロントヘッダ部3にフ
ロントヘッダウェザストリップ11を配設し、該フロン
トヘッダウェザストリップ11の上面に車幅方向に沿っ
た溝12を形成するとともに、上部にドアサッシュ14
を有するドア20を車体側部に開閉自在に配設し、この
ドアサッシュ14の前端部に沿ってドアサッシュウェザ
ストリップ15を配設したオープンカーの排水構造にお
いて、上記溝12の端部に第1の排水孔13を形成し、
上記ドアサッシュウェザストリップ15の室内側で、か
つ、ドア20の閉成時に上記排水孔13の下部に位置す
る部位に水受け16を設け、該水受け16に第2の排水
孔17を形成し、上記ドアサッシュ14の前端部の上部
から下部に亘って、上記排水孔17に連通する中空部1
9を設け、該中空部19の下部に開口を形成することに
より、上記溝12に溜まった水を上記排水孔13、水受
け16、上記排水孔17及びドアサッシュ14の中空部
19を経て該中空部19の下部から車体外部へ排出させ
るように構成している。
【0007】
【作 用】ドアサッシュは、変形されることはないの
で、該ドアサッシュ内に構成された排水路は、常に確保
される。
で、該ドアサッシュ内に構成された排水路は、常に確保
される。
【0008】
【実施例】図1及至図3は、本考案に係るオープンカー
の排水構造を示している。このオープンカーでは、図1
に示したように、フロントヘッダウェザストリップ11
の上面に溝12が形成されている。この溝12は、車幅
方向に延びており、図2に示したように端部底面に第1
の排水孔13が形成されている。そして、この排水孔1
3はウェザストリップ11の下面に開口している。
の排水構造を示している。このオープンカーでは、図1
に示したように、フロントヘッダウェザストリップ11
の上面に溝12が形成されている。この溝12は、車幅
方向に延びており、図2に示したように端部底面に第1
の排水孔13が形成されている。そして、この排水孔1
3はウェザストリップ11の下面に開口している。
【0009】一方、ドアサッシュ14には、ドアサッシ
ュウェザストリップ15が装着されている。このウェザ
ストリップ15は、上部内側面に水受け16を有してい
る。この水受け16の底面には、第2の排水孔17が形
成されており、この排水孔17は、図3に示したよう
に、ドアサッシュ14の孔18に合致している。
ュウェザストリップ15が装着されている。このウェザ
ストリップ15は、上部内側面に水受け16を有してい
る。この水受け16の底面には、第2の排水孔17が形
成されており、この排水孔17は、図3に示したよう
に、ドアサッシュ14の孔18に合致している。
【0010】したがって、このオープンカーでは、フロ
ントヘッダウェザストリップ11の溝12に溜った雨水
等は、孔13からドアサッシュウェザストリップ15の
水受け16に排出され、該水受けの孔17、ドアサッシ
ュ14の孔18を経てドアサッシュ14の中空部19に
流入し、該中空部19に沿って流れ、そしてドアサッシ
ュ14の下端、即ちドア20の下端から地表等へ排出さ
れる。
ントヘッダウェザストリップ11の溝12に溜った雨水
等は、孔13からドアサッシュウェザストリップ15の
水受け16に排出され、該水受けの孔17、ドアサッシ
ュ14の孔18を経てドアサッシュ14の中空部19に
流入し、該中空部19に沿って流れ、そしてドアサッシ
ュ14の下端、即ちドア20の下端から地表等へ排出さ
れる。
【0011】
【考案の効果】本考案においては、ドアサッシュウェザ
ストリップ15に水受け16を設け、ドアサッシュ14
に中空部19が形成してあり、上記水受け16で受けた
雨水等を中空部19の中を通して車外に排水させる。通
常、ドアサッシュ14は金属等の硬質部材によって形成
されており、かつ、複数の開口から中空部の内部にも塗
料が浸入して中空部内面も塗装される。このため、ドア
20を閉成した状態でもドアサッシュ14の中空部19
は変形しないので、簡単な構造で雨水等の排水を良好に
行うことができる。また、経時劣化して雨水等の漏れが
発生するおそれがない。さらに、中空部19の断面積が
大きいため、大量の雨水等が流れても漏れるおそれがな
い。
ストリップ15に水受け16を設け、ドアサッシュ14
に中空部19が形成してあり、上記水受け16で受けた
雨水等を中空部19の中を通して車外に排水させる。通
常、ドアサッシュ14は金属等の硬質部材によって形成
されており、かつ、複数の開口から中空部の内部にも塗
料が浸入して中空部内面も塗装される。このため、ドア
20を閉成した状態でもドアサッシュ14の中空部19
は変形しないので、簡単な構造で雨水等の排水を良好に
行うことができる。また、経時劣化して雨水等の漏れが
発生するおそれがない。さらに、中空部19の断面積が
大きいため、大量の雨水等が流れても漏れるおそれがな
い。
【図1】本考案に係る排水構造を備えたオープンカーを
概念的に示した斜視図である。
概念的に示した斜視図である。
【図2】本考案に係る排水構造の主要素であるフロント
ヘッダウェザストリップとドアサッシュウェザストリッ
プとを示した分解斜視図である。
ヘッダウェザストリップとドアサッシュウェザストリッ
プとを示した分解斜視図である。
【図3】本考案に係る排水構造のドア閉成状態における
要部断面図である。
要部断面図である。
【図4】従来の排水構造を備えたオープンカーを概念的
に示した斜視図である。
に示した斜視図である。
11 フロントヘッダウェザストリップ 12 溝 13 孔 14 ドアサッシュ 15 ドアサッシュウェザストリップ 16 水受け 17 孔 18 孔 19 中空部 20 ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−246829(JP,A) 実開 昭62−137720(JP,U) 実公 平1−44333(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】 オープンカーのフロントヘッダ部3にフ
ロントヘッダウェザストリップ11を配設し、該フロン
トヘッダウェザストリップ11の上面に車幅方向に沿っ
た溝12を形成するとともに、上部にドアサッシュ14
を有するドア20を車体側部に開閉自在に配設し、この
ドアサッシュ14の前端部に沿ってドアサッシュウェザ
ストリップ15を配設したオープンカーの排水構造にお
いて、上記溝12の端部に第1の排水孔13を形成し、
上記ドアサッシュウェザストリップ15の室内側で、か
つ、ドア20の閉成時に上記排水孔13の下部に位置す
る部位に水受け16を設け、該水受け16に第2の排水
孔17を形成し、上記ドアサッシュ14の前端部の上部
から下部に亘って、上記排水孔17に連通する中空部1
9を設け、該中空部19の下部に開口を形成することに
より、上記溝12に溜まった水を上記排水孔13、水受
け16、上記排水孔17及びドアサッシュ14の中空部
19を経て該中空部19の下部から車体外部へ排出させ
るように構成したことを特徴とするオープンカーの排水
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014283U JP2567217Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | オープンカーの排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991014283U JP2567217Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | オープンカーの排水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0512227U JPH0512227U (ja) | 1993-02-19 |
JP2567217Y2 true JP2567217Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=11856767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991014283U Expired - Lifetime JP2567217Y2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | オープンカーの排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567217Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH042088Y2 (ja) * | 1986-02-19 | 1992-01-24 | ||
JPS6444333U (ja) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 | ||
JPH02246829A (ja) * | 1988-09-20 | 1990-10-02 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウエザーストリップ |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP1991014283U patent/JP2567217Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0512227U (ja) | 1993-02-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH042088Y2 (ja) | ||
US7073294B2 (en) | Weather strip for door provided with latch | |
JPS591612B2 (ja) | 自動車用雨どい | |
JP2567217Y2 (ja) | オープンカーの排水構造 | |
JP5337444B2 (ja) | 車両の排水構造 | |
JPH0790742B2 (ja) | 自動車用ル−フサイドウエザストリツプ | |
JP2600389Y2 (ja) | 自動車乗降用ドアの水抜き構造 | |
JPH0126502Y2 (ja) | ||
JPS62273118A (ja) | 自動車用ドアのシ−ル構造 | |
JPH034575Y2 (ja) | ||
JPH078275Y2 (ja) | オープンカーのシール構造 | |
JP2548383Y2 (ja) | 自動車におけるリヤゲートのシール構造 | |
JP2598424Y2 (ja) | 自動車のルーフサイドウエザストリップ | |
JPH0246410Y2 (ja) | ||
JP3133871B2 (ja) | 自動車のドアシール構造 | |
JP2603063Y2 (ja) | ドアウエザーストリップ | |
JP3297646B2 (ja) | 車体固定三角窓を備えた車両のドアシール構造 | |
JPH0229526B2 (ja) | ||
JPH0692147A (ja) | オープンカーのシール構造 | |
JPS58118415A (ja) | サツシユレスドアにおけるウエザ−ストリツプ | |
JPS634686Y2 (ja) | ||
JPS5928898Y2 (ja) | 自動車の天井窓装置 | |
JPH0237615Y2 (ja) | ||
JPH0225717Y2 (ja) | ||
JPS5917687Y2 (ja) | 自動車のドア窓肩部の排水構造 |