JPH04135852U - 出入口扉のシール構造 - Google Patents

出入口扉のシール構造

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JPH04135852U
JPH04135852U JP4353291U JP4353291U JPH04135852U JP H04135852 U JPH04135852 U JP H04135852U JP 4353291 U JP4353291 U JP 4353291U JP 4353291 U JP4353291 U JP 4353291U JP H04135852 U JPH04135852 U JP H04135852U
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JP
Japan
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entrance
exit door
vehicle body
drip
vehicle
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Withdrawn
Application number
JP4353291U
Other languages
English (en)
Inventor
直樹 仲條
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
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Publication date
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリップ内の雨水をバスから排出する排水路
を車体の内側に形成し、排水路による車体前部の凹凸を
なくして風切り音を防止する。 【構成】 ピラー5と出入口扉8との間にアウタシール
7が取付けられ、アウタシール7でこれらの間を封止す
る。アウタシール7をチューブ状に形成すると共にその
一端部をドリップ2に接続する。従って、出入口扉8を
閉めると、排水路となるアウタシール7は外部に露出し
ないようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は出入口扉部分におけるシール材を雨水の排出用として用いた出入口扉 のシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
バス等の車両においては、従来より雨水を流すための樋であるドリップが車体 側部に沿って形成されている。そして、ドリップ内を流れる雨水を車体下部に排 出するための排水路が乗降用の出入口扉の近傍に設置されていて、この排水路の 開口より路面に雨水を排水していた。
【0003】 一方、車両の出入口扉の周囲に対応する車体部分には、車室内を外部から封止 すると共にゴム等の材料で形成されたシール材であるウェザストリップが取付け られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のドリップは、車体外壁側に沿って形成されている。この為、ドリップか ら雨水を車体外に排出する排水路も一般に車体外壁側に形成されている。このよ うな構造の場合、車両の走行時において、排水路の凹凸により風切り音が発生す るという課題を有していた。
【0005】 また、外観上も、排水路が外部から見える為、見ばえが良好でなかった。
【0006】 一方、出入口扉の近傍で車体の一部を形成するピラー内に排水路を設置するこ とも考えられるが、バックミラーなどの止めねじがピラー内に突出したりして、 流路を確保することが困難であった。また、ピラー内に排水路を設置できた場合 でも、雨水の凍結等が原因で排水路が破損することがあり、結果として、ピラー 内が水びたしとなって、ピラーが錆る虞れを有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による出入口扉のシール構造は、車両を形成する車体に取付けられ且つ 該車両の出入口扉と該車体との間を封止するシール材を有した出入口扉のシール 構造において、前記シール材をチューブ状の形状とすると共に、雨水を流し出す ドリップに前記シール材の一端側が接続して、前記シール材の他端側から雨水を 排出するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
車両を形成する車体と出入口扉との間をチューブ状のシール材が封止する。ま た、ドリップからの雨水が、チューブ状のシール材の一端側からシール材間に入 り、シール材内を通過して他端側から排出される。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例に係る出入口扉のシール構造を図1から図3に示し、これら の図に基づき本実施例を説明する。
【0010】 図1に示すように、雨水をバス1の車体側部の外側に沿って矢印Yで示す前方 側に流す断面U字形のドリップ2が形成されており、このドリップ2の前端部2 aは、車両4の前部に位置するガーニッシュ10の内側に位置している。また、 車体4の前部に位置して車体4の一部を構成する出入口扉8が開かれることによ り、乗降口12から乗降可能となる。さらに、出入口扉8の閉鎖状態における出 入口扉8の拡大図を図2に示し、図2のA−A矢視断面図を図3に示す。
【0011】 これらの図に示すように、車体1の一部を形成してフロントガラス9を支持す るピラー5と、出入口扉8との間には、インナシール6及びアウタシール7がそ れぞれピラー5側に取付けられて介在していて、これらのシール6,7がピラー 5と出入口扉8との間を封止している。そして、これらのシール6,7の出入口 扉8と接する側をチューブ形状とすることにより弾性を高くして、シール効果を 高めている。
【0012】 一方、アウタシール7のチューブ状をした接合部7aは、出入口扉8の上部に 位置して空気の取入口11を覆うガーニッシュ10内で、ドリップ2の前端部2 aに差込まれており、ドリップ2内の雨水が接合部7a内に流れ込むようになっ ている。従って、車体4の下部側に位置するアウタシール7の他端側からこの雨 水が排出されることとなる。
【0013】 以上より、ドリップ2は、車体4の前部側に形成されたガーニッシュ10の部 分から車体4の内側に入り、車体4前部の雨水の排水路が外部より見えることが なくなる。この結果、ドリップの見えないいわゆるコンシールドドリップが車体 4前部で、実現されることとなった。
【0014】 尚、インナシール6は、出入口扉8の周囲部分全周に対応して車体4に取付け られており、アウタシールについても、図示しない別のアウタシールが出入口扉 8の他の周囲部分に対応して車体4に取付けられている。
【0015】
【考案の効果】
本考案の出入口扉のシール構造によれば、車体と出入口扉との間を封止するシ ール材の一端側を雨水を流し出すドリップと接続するような構造とした結果、雨 水を車体外に排出する排水路を車体外部に形成しないでよいこととなった。
【0016】 従って、車両の走行時において、排出路の凹凸による風切り音が防止されると 共に、外観を良好とすることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を採用したバス前部側の側面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
1 バス 2 ドリップ 4 車体 5 ピラー 6 インナシール 7 アウタシール 7a 接合部 8 出入口扉 9 フロントガラス 10 ガーニッシュ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を形成する車体に取付けられ且つ該
    車両の出入口扉と該車体との間を封止するシール材を有
    した出入口扉のシール構造において、前記シール材をチ
    ューブ状の形状とすると共に、雨水を流し出すドリップ
    に前記シール材の一端側が接続して、前記シール材の他
    端側から雨水を排出するようにしたことを特徴とする出
    入口扉のシール構造。
JP4353291U 1991-06-11 1991-06-11 出入口扉のシール構造 Withdrawn JPH04135852U (ja)

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JPH04135852U true JPH04135852U (ja) 1992-12-17

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