JPH0356416Y2 - - Google Patents

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JPH0356416Y2
JPH0356416Y2 JP1986072548U JP7254886U JPH0356416Y2 JP H0356416 Y2 JPH0356416 Y2 JP H0356416Y2 JP 1986072548 U JP1986072548 U JP 1986072548U JP 7254886 U JP7254886 U JP 7254886U JP H0356416 Y2 JPH0356416 Y2 JP H0356416Y2
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vehicle body
window
roof
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rainwater
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、サンルーフを有する自動車におけ
るルーフの排水装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動車の車体には第3図と第4図とで示さ
れるようなものがある。これを図により説明す
る。
図において、1は自動車の車体で、矢印Frは
その前方を示している。この車体1の前面にはフ
ロントウインド2が設けられ、同上車体1の前部
側面にはフロントドア3が設けられている。
5は車体ルーフで、この車体ルーフ5の両側に
は車体1の前後方向に延びるドリツプチヤンネル
6が設けられる。このドリツプチヤンネル6は車
体ルーフ5上からこの車体ルーフ5の両側に流下
してくる雨水を受けてこれを車体1の前部もしく
は後部に向けて案内する(第3図中矢印A)。
また、上記車体ルーフ5はその前部に前部サン
ルーフ7を有し、かつ、この前部サンルーフ7の
後方に左右一対の後部サンルーフ8,8を有して
いる。
上記前部サンルーフ7について説明すると、車
体ルーフ5の前部に窓開口10が形成 される。
また、この窓開口10を上方から覆う窓パネルで
ある窓ガラス11が設けられる。この窓ガラス1
1は第4図中P点を中心として上下に回動するよ
うに車体ルーフ5に枢支される。そして、この窓
ガラス11の回動で窓開口10が開閉される。
上記窓ガラス11はその上面が前方に進むに従
い下傾する形状であり、この窓ガラス11の前縁
部下方で同上窓開口10の前部開口縁には雨樋1
2が形成されている。この雨樋12は車幅方向に
延びその端部は上記ドリツプチヤンネル6の前部
上方に向つて延びている。そして、この雨樋12
は窓ガラス11の前端側から流下してくる雨水を
受けてこれをドリツプチヤンネル6の前部内に向
けて流下させる(第3図中矢印B)。
13はウエザーストリツプで、このウエザース
トリツプ13は窓開口10の開口縁と窓ガラス1
1との間に介在しており、これは窓開口10を通
しての車室への雨水の浸入を防止する。
前記各後部サンルーフ8も上記前部サンルーフ
7とほぼ同構成で、それぞれ窓ガラス14を有し
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、降雨時に雨量が多いと、雨樋12か
ら流下してきた雨水がドリツプチヤンネル6に流
れ込む部分では、このドリツプチヤンネル6の容
量に対してここを流れる排水量が過多となること
があり、この場合には、このドリツプチヤンネル
6から雨水が溢流することとなる(第3図中矢印
C)。
そして、上記溢流が生じているときに、例え
ば、乗降しようとしてフロントドア3を開くと、
上記溢流した雨水が車室に落下するという不都合
を生じる。そこで、ドリツプチヤンネル6の容量
を大きくすることが考えられるが、ドリツプチヤ
ンネル6を大きくすると風切音の発生等の新たな
不都合を生じるおそれがある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、降雨量が多い場合でもドリツプチヤ
ンネルを流れる雨水がこのドリツプチヤンネルか
ら溢流しないようにし、かつ、このように溢流を
防止しても風切音の発生など新たな不都合が生じ
ないようにすることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、前部サンルーフを構成する窓パネル
上から雨樋に流入しようとする雨水の一部を別経
路で排水させてこの雨樋に流入させないように
し、これによつて、雨樋からドリツプチヤンネル
に向う排水量を軽減させることにより、ドリツプ
チヤンネルでの排水量をその容量内に迎えるよう
にした点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図と第2図とに
より説明する。なお、この実施例における基本構
成は上記従来例とほぼ同様である。そこで、上記
と異なる構成につき説明し、共通の構成について
は単に図面に符号を付しその説明は省略する。
図において、窓ガラス11の前部上面と、この
窓ガラス11よりも前方の車体ルーフ5の一般面
5aとの間に雨水ガイド16が介設され、この特
に、第2図で示すように、上記窓ガラス11の前
部上面11aと、雨水ガイド16の上面16a
と、車体ルーフ5前端の一般面5aとがほぼ面一
とされて、連続する平坦面とされている。このた
め、上記窓ガラス11の車幅方向中央部上面の雨
水はこの雨水ガイド16の上面16aを通つてフ
ロントウインド2側に流下する(第1図中矢印
D)。
また、上記雨水ガイド16はゴム等の弾性材で
成形され、窓ガラス11前端と雨樋12の前部底
面との間に弾性的にわずかに縮小された状態で介
設され、雨樋12の底面側に接着テープにより接
着されている。
窓ガラス11がP点回りに回動するときには、
雨水ガイド16はこの窓ガラス11の前端に押さ
れて弾性的に縮小するため、この窓ガラス11の
回動を阻害することはない。この雨水ガイド16
内には二本の孔16bが形成されており、この孔
16bは雨水ガイド16の弾性係数をある程度小
さくさせており、このため、上記弾性的な縮小は
円滑になされる。また、雨水ガイド16は雨樋1
2内の前部に設けられているため、後部の空間は
この雨樋12内における車幅方向への雨水の移動
を許容する。
(考案の効果) この考案によれば、車体ルーフの窓開口の前部
開口縁に形成された雨樋内の水が、この雨樋から
車体ルーフの側部に形成されたドリツプチヤンネ
ルに流れ込むようにした場合において、上記窓開
口を覆う窓パネルの前部上面と、この窓パネルよ
り前方の車体ルーフの一般面との間に弾性の雨水
ガイドを介設し、これら窓パネルの前部上面と、
雨水ガイドの上面と、車体ルーフの一般面とを連
続する平坦面としたため、窓パネル上の雨水の一
部はこの雨水ガイド上を通つて車体ルーフから前
方に排水される。よつて、車体ルーフ上から雨樋
を通りドリツプチヤンネルに流入する雨水の量が
軽減されることから、ドリツプチヤンネルを通つ
て排水される排水量がドリツプチヤンネルの容量
に対して過多となることは防止される。この結
果、降雨量が多い場合でもドリツプチヤンネルか
らの溢流が防止され、乗降時に車体ドアを開いて
もここから雨水が車室に落下するという不都合の
発生が防止される。
また、上記構成において車体ルーフと窓パネル
との間に介在されることとなる雨水ガイドを弾性
体としたため、これにより窓パネルのがたつきを
吸収させることができる。
更に、この考案ではドリツプチヤンネルの容量
を大きくすることなく、即ち、ドリツプチヤンネ
ルの形状を大きくすることなく、このドリツプチ
ヤンネルからの溢流を防止したため、このドリツ
プチヤンネルにより風切音の生じることは回避さ
れる。しかも、窓パネルの前部上面と、車体ルー
フの一般面とを結ぶ弾性の雨水ガイドを雨樋内に
設けたことから、窓パネルと雨樋内面との間の隙
間が雨水ガイドにより埋められるのであり、よつ
て、上記隙間における風切音の発生も軽減される
という利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの考案の実施例を示し、第
1図は車体ルーフの斜視図、第2図は第1図の
−線矢視断面図、第3図と第4図は従来例を示
し、第3図は車体ルーフの斜視図、第4図は第3
図の−線矢視断面図である。 1……車体、5……車体ルーフ、5a……一般
面、6……ドリツプチヤンネル、10……窓開
口、11……窓ガラス(窓パネル)、11a……
前部上面、12……雨樋、16……雨水ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体ルーフの両側に車体の前後方向に延びるド
    リツプチヤンネルを設ける一方、同上車体ルーフ
    の前部に窓開口を形成し、この窓開口を上方から
    覆う窓パネルを設け、この窓パネルの前縁部下方
    で同上窓開口の前部開口縁に雨樋を形成し、この
    雨樋内の水がこの雨樋から上記ドリツプチヤンネ
    ルに流れ込むようにした自動車ルーフの排水装置
    において、上記窓パネルの前部上面と、この窓パ
    ネルより前方の車体ルーフの一般面との間に弾性
    の雨水ガイドを介設し、これら窓パネルの前部上
    面と、雨水ガイドの上面と、車体ルーフの一般面
    とを連続する平坦面としたことを特徴とする自動
    車ルーフの排水装置。
JP1986072548U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0356416Y2 (ja)

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JP1986072548U JPH0356416Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP1986072548U JPH0356416Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62184028U JPS62184028U (ja) 1987-11-21
JPH0356416Y2 true JPH0356416Y2 (ja) 1991-12-18

Family

ID=30916092

Family Applications (1)

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JP1986072548U Expired JPH0356416Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

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JP (1) JPH0356416Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5820408Y2 (ja) * 1977-03-08 1983-04-27 マツダ株式会社 自動車のサンル−フの排水構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62184028U (ja) 1987-11-21

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