JPH0347932Y2 - - Google Patents

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JPH0347932Y2
JPH0347932Y2 JP1983002533U JP253383U JPH0347932Y2 JP H0347932 Y2 JPH0347932 Y2 JP H0347932Y2 JP 1983002533 U JP1983002533 U JP 1983002533U JP 253383 U JP253383 U JP 253383U JP H0347932 Y2 JPH0347932 Y2 JP H0347932Y2
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JP
Japan
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bumper
gap
vehicle
step portion
snow
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JP1983002533U
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JPS59110251U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ステツプバンパーを備える自動車ボ
デー後部構造に関し、詳しくは、自動車の後部か
ら乗降するためのステツプと後部バンパーとを兼
ねたステツプバンパーにおいて、自動車走行時こ
のステツプバンパー上に雪、ほこり、ドロ等がた
い積しないよいに構成したものに関する。
第1図および第2図に示すような4輪駆動車
は、一般にタイヤ径が大きく、車高が高く、また
後部には荷室兼用の乗員室を備えたものが多く、
その後部バンパーは、自動車後部からの乗降の便
宜のためのステツプを兼ねたいわゆるステツプバ
ンパーとなつているものが見受けられる。このよ
うな自動車は、一般道路以外の悪路、および悪条
件の中で使用されることが多く、走行中、ステツ
プバンパーのステツプ部あるいは後部ドアと車体
外板とのすきま等に、車輪により巻き上げられた
雪、ほこり、ドロ等が溜まり、乗降に支障を来た
すばかりか時として後部ドアが開きにくいという
現象が見られた。
後部バンパー上に溜まつた雪を走行中車両の後
方に発生するうずによつて落下させるべく、バン
パーの車体に近接した部位に上下に貫通する孔を
設けたものが実開昭56−46446号公報に示されて
いるが、このものは走行中車体後方にうずが発生
することが前提となつているため、本考案の第1
図に示すような悪路、悪条件の中で使用すること
の多い自動車においては不十分である。すなわ
ち、本願の第1図および第2図に示す形式の自動
車は、上記実開昭56−46446号公報に示された乗
用車のように空気抵抗係数を低減するためのボデ
ー形状とはなつておらず、悪路、悪条件で走行す
るための機能を向上させることに重点をおいて設
計されているため、上記公報に示されている程度
の改良を後部バンパーに施したとしても、車輪に
よつて巻き上げられる大量の雪、ほこり、ドロ等
がステツプ上あるいは後部ドアとボデーとのすき
ま等に付着、たい積するのを避けることはできな
いのである。
本考案は、ボデー後部下方に、ステツプ部が上
記ボデーの後面からさらに後方に延出するように
してステツプバンパーを固定状に取付けてなる自
動車ボデー後部構造において、上記ステツプ部の
上下方向位置を、ステツプ部上面とボデー後部下
面との間に間隙が形成されるように設定し、これ
により、自動車走行時、ボデーの下面に沿つて流
れる空気が上記間隙から上記ステツプ部上面上を
吹き抜けるようになしたことを特徴としており、
ステツプ部上面にたい積しようとする雪、ほこ
り、ドロ等吹き飛ばすとともに、ボデー後方にお
けるステツプバンパー近傍のうずを強制的に消失
させ、これにより後部ドアとボデーとのすきま等
に車輪によつて巻き上げられた雪等が付着するの
を最小限に抑え、かつ、空気抵抗係数をも低減さ
せうるようにしたものである。
以下、本考案の好ましい実施例を図面を参照し
つつ具体的に説明する。
第3図は本考案に係るステツプバンパーの第1
実施例を示す一部断面斜視図であり、第4図は第
3図中央縦断面図である。
第3図および第4図から明らかなように、ステ
ツプバンパー1は、ボデー2の後端部下面に対し
て一定間隔離れて下方に位置するように取付けら
れており、ステツプバンパー1の略水平状にステ
ツプ部3とボデー2の下面2aとの間に空気が流
通するための間隙4が形成されている。ステツプ
バンパー1は、ボデー後端部から若干後方に延出
するように形成された一定幅横長状の板材5によ
り構成され、これの後端部は後方に折り込んで断
面U字状に形成することにより剛性を高めてバン
パーとしての機能の向上を図つている。また、こ
のステツプバンパー1の取付けは、第3図に示さ
れているように、車体フレーム(図示略)より後
方に延出して構成した左右1対のバンパステー6
を介して取付けるほか、ボデー2の後端部下面2
aより下垂させた左右1対の支持片(図示略)を
介して取付けるようにしてもよい。また、本実施
例においては、前記間隙4に、ステツプ部3ある
いはボデー2の下面2aと平行をなす複数枚の整
流板7,7……を設けてある。この整流板7,7
……はバンパステー6あるいはボデー2の下面に
取付けた適宜の取付部材(図示略)を介して容易
に取付けることができる。また、この整流板7,
7……は、その後方部をそれぞれ斜下方に向けて
折曲げ、間隙を通過する空気の流れ方向を前記ス
テツプ部上面3aに向け変化させるようにしてあ
る。
かくして自動車が走行中、前記間隙4を空気が
ステツプ部3の上面を前方から後方へ吹き抜ける
ように流れ、しかも前記整流板7,7……により
この空気はステツプ部3上面に吹き付けるように
流れることとなるので、ステツプバンパー1のス
テツプ部3に、雪、ほこり、ドロ等がたい積する
ということがない。さらにこの空気流はボデーの
下部からボデーの後面に巻き込むようにして発生
するうずを強制的に消失させるため、従来のよう
にこのうずにより雪等が後部ドア8とボデー外板
2bとのすきま等に付着するということもなくな
り、かつボデーの空気抵抗係数も減少することと
なる。
なお、図において板想線で示すように、ステツ
プバンパー1の左右端部にたとえば樹脂製のバン
パコーナピース9,9を取付けておくと、車両後
部の外観をすつきりした感じに処理できる。
第5図は、本考案の他の実施例を示す。
この例においては、ステツプ部3に複数の通気
孔10,10……を設けるとともに、空気をこの
ステツプ部3の下面側から前記通気孔10,10
を通つてステツプ部3の上面3aに導くための整
流板11を設けてある。この整流板11として
は、図に示すように、ステツプ部3の下面後方部
から下前方に傾斜する板材により形成するほか、
これと同様のものを複数枚平行状に設けてもよ
い。またこの整流板11はステツプバンパー1と
別体形成したものを取付けるほか、一体に形成す
ることもできる。
かくして、ボデー2の下面2aとの間隙4をス
テツプ部3上を前方から後方に向け流れる空気流
れによる負圧により、前記整流板11によつて流
れの方向を変えられたステツプ部3の下方を流れ
る空気は前記通気孔10,10からステツプ部3
の上面に噴出するようになる。したがつて、ステ
ツプ部3に雪等が滞溜することが一切なくなる。
第6図は本考案のさらに他の実施例を示す。
この例においては、第3図および第4図に示し
た例と同様の整流板7,7……を前記間隙4に設
けるとともに、さらにステツプ部3に複数の通気
孔12,12……を設けてある。このようにする
と、ステツプ部3の上面3aに前記間隙4からの
空気が吹き付けられるため、前記上面3a至近の
流速が大きくなり、通気孔12,12から吸い上
げられるように噴出する空気の量も増える。した
がつて、ステツプ部3の上面3aに滞留しようと
する雪等をさらに効果的に排除することができ
る。
第7図は本考案のさらに他の実施例を示す。
この例においてはステツプ部3に明ける通気孔
13,13をステツプ部3に横方向に切溝を複数
本平行に設けて形成した帯状部14,14……を
それぞれ斜状のフイン状に曲げて形成してある。
かくして自動車走行時、上記フインにより整流
された空気がステツプ板3上に吹き上げることに
なるので、この空気流れと前記間隙4からの空気
流れにより、ステツプ部3上にたい積しようとす
る雪等を効果的に排除することができる。
なお、第5図および第7図における間隙4にも
第4図におけると同様の整流板7,7……を設け
ることができることは無論である。
第8図および第9図は本考案のさらに他の実施
例を示す。
この例においては、ステツプ部3と、このステ
ツプ部3の前端から上方にのびる立上り片15と
を一体的に折曲形成するとともに、この立上り片
15に開口4aを設けることにより前記間隙4を
構成してある。この開口4aとしては、第9図に
示すように、前記立上り片15を適宜切込んで、
その切込部16,16を内側に折込んでこれを整
流フイン状に形成するように構成するとよい。こ
のようにすると、第3図に示す例における整流板
7を別途形成する必要がなくらるのでコスト的に
有利である。
以上説明したように、本考案に係るステツプバ
ンパーを備える自動車ボデー後部構造において
は、自動車走行時、ボデーの下面に沿つて流れる
空気が、ステツプ部上面上を前方から後方へ吹き
抜けるように構成されているため、ステツプバン
パーのステツプ部上面に雪、ほこり、ドロ等がた
い積するといつたことがなくなる。またステツプ
バンパーの上面に前方から後方へ向けての空気流
れが形成されることにより、従来車体下面から車
体後面に巻き込むようにして発生していたうずを
消失させることができる。このため、雪、ほこり
等がこのようなうずによつて巻き上げられてバン
パ上面や車体後面のドアと車体外板とのすきま
等、微少な凹陥部に入り込むということも少なく
なる。さらに、うずを消失させることにより、車
体全体として空気抵抗を低減することができ、走
行性能ないしは燃費が改善されるという付随的な
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用すべき自動車の一例を示
す斜視図、第2図は、第1図に示す自動車の走行
時における車体回りの空気流れの説明図、第3図
は本考案の一実施例を示す一部切欠斜視図、第4
図は第2図の車体中央線に沿つた断面図、第5図
ないし第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を示
す断面図、第8図は本考案のさらに他の実施例を
示す斜視図、第9図は第8図の−線断面図で
ある。 1……ステツプバンパー、2……ボデー、2a
……(ボデー後部の)下面、3……ステツプ部、
3a……(ステツプ部の)上面、4……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ボデー後部下方に、ステツプ部が上記ボデーの
    後面からさらに後方に延出するようにしてステツ
    プバンパーを固定状に取付けてなる自動車ボデー
    後部構造において、 上記ステツプ部の上下方向位置を、ステツプ部
    上面とボデー後部下面との間に間隙が形成される
    ように設定し、これにより、自動車走行時、ボデ
    ーの下面に沿つて流れる空気が、上記間隙から上
    記ステツプ部上面上を吹き抜けるようになしたこ
    とを特徴とする、ステツプバンパーを備える自動
    車ボデー後部構造。
JP253383U 1983-01-11 1983-01-11 ステップバンパーを備える自動車ボデー後部構造 Granted JPS59110251U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP253383U JPS59110251U (ja) 1983-01-11 1983-01-11 ステップバンパーを備える自動車ボデー後部構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP253383U JPS59110251U (ja) 1983-01-11 1983-01-11 ステップバンパーを備える自動車ボデー後部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110251U JPS59110251U (ja) 1984-07-25
JPH0347932Y2 true JPH0347932Y2 (ja) 1991-10-14

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ID=30134191

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JP253383U Granted JPS59110251U (ja) 1983-01-11 1983-01-11 ステップバンパーを備える自動車ボデー後部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023066769A (ja) * 2021-10-29 2023-05-16 株式会社アイシン 車両用ステップ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737043A (en) * 1980-08-11 1982-03-01 Mazda Motor Corp Rear step device of car

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JPS5737043A (en) * 1980-08-11 1982-03-01 Mazda Motor Corp Rear step device of car

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JPS59110251U (ja) 1984-07-25

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