JPH0230388Y2 - - Google Patents

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JPH0230388Y2
JPH0230388Y2 JP1984091876U JP9187684U JPH0230388Y2 JP H0230388 Y2 JPH0230388 Y2 JP H0230388Y2 JP 1984091876 U JP1984091876 U JP 1984091876U JP 9187684 U JP9187684 U JP 9187684U JP H0230388 Y2 JPH0230388 Y2 JP H0230388Y2
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JP
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opening
spoiler
roof panel
airflow
fin portion
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JP1984091876U
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JPS617477U (ja
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  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用スポイラーに関し、特に車
体後部のバツクウインドの直上に配置されるスポ
イラーの改良に関する。
(従来の技術) 従来より、自動車が走行している際、車体上面
に沿つて流れる気流が剥離する部位に相当する車
体後部部材の直上部分、例えばバツクウインド直
上やテールランプ直上にスポイラーを配置して、
該スポイラーの空力効果により車体に下向きの力
を与えることにより、特に高速走行時での走行安
定性を向上させるようにすることはよく知られて
いる。
一方、上記の如く気流が剥離する部位(車体後
部のバツクウインドやテールランプ等の車体後部
部材の直上)の後方では、気流が乱れて乱流域と
なるので、塵埃や泥等がバツクウインドやテール
ランプ等の車体後部部材に付着しやすく、また付
着すると落ち難いという問題がある。この対策と
して、例えば実開昭57−50483号公報には、テー
ルランプ直上に整流板を設けて、該整流板により
気流をテールランプ側へ流すことにより、上記塵
埃や泥等のテールランプへの付着を防止すること
が開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、特に上述の如く車体後部のバツクウ
インドの直上にスポイラーを設けた場合、悪路走
行時や雨天走行時には、走行中、ルーフ上に沿つ
て流れた走行風が上記スポイラーによりはね上げ
られて、スポイラー後方で気流が大きく乱れて激
しい乱気流となり、これにより、フロア下面より
はね上げられた塵埃や泥等が上記乱気流に吸い上
げられて、バツクウインド等に付着しその汚れが
顕著となる。これを防止するためには、上記の塵
埃や泥等のはね上げ流をくずしてやれば効果的で
ある。
そこで、本考案はかかる点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、上記の如く車体
後部のバツクウインド直上に配置するスポイラー
部材を一種の可動タイプのものとし、かつ必要時
に走行風を後方へ斜め下方に変向案内することに
より、安定したスポイラー効果を確保しながら、
必要時に前方からの気流を後方斜め下方へ流して
上記はね上げ流をくずすことで塵埃や泥等のバツ
クウインド等への付着を防止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体後部においてルーフパネルの後端から該
ルーフパネルに対し所定角度傾斜して形成される
バツクウインドの直上にスポイラー部材が配置さ
れていることを前提とする。該スポイラー部材
は、中央部に気流を上記バツクウインドの表面側
へ導く開口部を有する枠部と、該開口部に開口部
を閉塞する位置と開口部を開放する位置とに開閉
可能に設けられたフイン部とからなる。そして、
上記フイン部は下部に回動中心が設定された上開
きに構成され、上記開口部の上壁面には前方から
流入する気流を後方へ斜め下方に変向案内するガ
イド面が形成され、かつ該ガイド面は弧状を成し
ているものとする。
(作用) 上記の構成により、本考案では、通常走行時
は、フイン部を開口部を閉塞する位置に位置付け
ておくことにより、フイン部と枠部とで形成され
たスポイラー部材によつてスポイラー効果を安定
して発揮して、その空力効果により車体に下向き
の力を与え走行安定性を向上させる。一方、悪路
走行時や雨天走行時等、上記スポイラー部材によ
り塵埃や泥等のはね上げ流が生じやすい時には、
上開きタイプのフイン部を開口部を開放する位置
に位置付けることにより、前方からの気流を枠部
の開口部に流入させ、該開口部上壁面に形成され
た弧状のガイド面により後方斜め下方へ小渦流を
形成させることにより、この小渦流で上記はね上
げ流をくずして塵埃や泥等がバツクウインド等に
付着するのを防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図は本考案をハツチバツク車に適
用した実施例を示す。第1図において、1は車
体、2は車体1のルーフ面を構成するルーフパネ
ル、3は車体1の後部に設けられた開口部、4は
該開口部3を開閉するバツクドアであつて、該バ
ツクドア4はその上端部においてヒンジ(図示せ
ず)を介して上記開口部3に回動自在に取付けら
れている。また、上記バツクドア4は、ルーフパ
ネル2後端に対して後方に向かつて斜め下方に傾
斜するように形成されていて、フレーム部5と該
フレーム部5の央部に設けた開口部に装着された
バツクウインド6とを備えてなる。
上記バツクドア4のバツクウインド6直上のル
ーフパネル2上面後端部には車幅方向に延びる断
面略三角翼形状のスポイラー部材7が配設されて
いる。該スポイラー部材7は、第2図および第3
図に示すように、ルーフパネル2に固定され、中
央部に前後方向に貫通する開口部8を有し、スポ
イラー周辺部を構成する枠部9と、該枠部9の開
口部8背面に配設され、可動スポイラー板を構成
するフイン部10とからなる。上記開口部8の上
壁面は該開口部8に前方から流入する気流を後方
へ斜め下方に変向案内する弧状のガイド面8aに
形成されていて、ルーフパネル2上面に沿つてほ
ぼ水平に流れてきた気流を開口部8上壁面のガイ
ド面8aにより後方斜め下方への小渦流となるよ
うにしている。
また、上記フイン部10は、その下端部にて可
動片11aと固定片11bとからなるヒンジ11
を介して枠部9の開口部8下部に上開きタイプに
開閉可能に取付けられている。該ヒンジ11には
フイン部10を閉方向に付勢するスプリング12
が設けられているとともに、ヒンジ11の可動片
11aには該スプリング12の付勢力に抗してフ
イン部10を開操作するためのワイヤケーブル1
3が連結されていて、該ワイヤケーブル13の他
端は図示していないが車室内の運転席付近に設け
た操作部材に連結されている。そして、通常走行
時は、スプリング12の付勢力によりフイン部1
0の上端部を開口部8の上壁面前端に形成したス
トツパー面8bに当接させて該開口部8を閉塞す
る閉塞位置に位置付けている。一方、悪路走行時
や雨天走行時等、スポイラー部材7により塵埃や
泥等のはね上げ流が生じやすい時には、上記操作
部材の操作によりフイン部10の上端部をスプリ
ング12の付勢力に抗して下方に回動させて開口
部8を開放する開放位置に位置付けるように構成
されている。尚、第2図および第3図中、14は
バツクウインドウエザーストリツプ、15はリヤ
ヘツダ、16は枠部9内に埋設されたベースプレ
ート、17はフイン部10内に埋設されたベース
プレートである。
したがつて、上記実施例においては、通常走行
時は、スポイラー部材7のフイン部10のスプリ
ング12の付勢力により枠部9の開口部8を閉塞
する閉塞位置に位置付けられていることにより、
走行に伴いルーフパネル2上面に沿つてほぼ水平
に流れてきた気流はルーフパネル2上面後端部に
おいて、該部位に設けた枠部9と閉塞位置のフイ
ン部10とからなるスポイラー部材7によつて斜
め上方へ案内されたのち後方へ剥離してスポイラ
ー効果(空力効果)が発揮され、特にフイン部1
0と協働して枠部9により安定して発揮されて、
車体1に対して下向きの力が有効に付与されるこ
とになり、よつて特に高速走行時での走行安定性
を向上させることができる。
一方、上記のスポイラー効果によりスポイラー
部材7後方で激しく発生する乱気流によつて塵埃
や泥等のはね上げ流が生じやすい悪路走行時や雨
天走行時等には、操作部材の操作によりフイン部
10をスプリング12の付勢力に抗して開放位置
に位置付けると、上記ルーフパネル2上面に沿つ
てほぼ水平に流れてきた気流は枠部9の開口部8
へ流入し、該開口部8上壁面に形成された弧状の
ガイド面8aにより後方斜め下方へ小渦流が形成
されるので、この小渦流により上記塵埃や泥等の
はね上げ流がくずされて塵埃や泥等がバツクウイ
ンド6に付着するのを未然に防止することがで
き、汚れを効果的に解消することができる。
尚、上記実施例ではハツチバツク車に適用した
場合について述べたが、本考案はその他のタイプ
車においてバツクウインド直上にスポイラー部材
を設ける場合に対しても同様に適用でき、同様の
作用効果を奏することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、通常走
行時は、車体後部部材の直上に設けたフイン部と
枠部とからなるスポイラー部材によつてそのスポ
イラー効果を安定して発揮できて走行安定性の向
上を図るとともに、悪路走行時や雨天走行時等、
上記スポイラー部材により塵埃や泥等のはね上げ
流が生じやすいときには、フイン部を開操作して
後方斜め下方へ小渦流を形成することによつて、
上記塵埃や泥等のはね上げ流をくずして塵埃や泥
等がバツクウインド等に付着するのを防止するこ
とができ、よつて安定したスポイラー効果とバツ
クウインド等の汚れの解消との両立を図ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体概
略斜視図、第2図は第1図の部分斜視図、第3図
は同要部の拡大斜面図である。 1……車体、2……ルーフパネル、4……バツ
クドア、6……バツクウインド、7……スポイラ
ー部材、8……開口部、8a……ガイド面、9…
…枠部、10……フイン部、11……ヒンジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体後部においてルーフパネルの後端から該ル
    ーフパネルに対し所定角度傾斜して形成されるバ
    ツクウインドの直上にスポイラー部材が配置され
    ており、 該スポイラー部材は、中央部に気流を上記バツ
    クウインドの表面側へ導く開口部を有する枠部
    と、該開口部に開口部を閉塞する位置と開口部を
    開放する位置とに開閉可能に設けられたフイン部
    とからなり、 上記フイン部は下部に回動中心が設定された上
    開きに構成され、上記開口部の上壁面には前方か
    ら流入する気流を後方へ斜め下方に変向案内する
    ガイド面が形成され、かつ該ガイド面は弧状を成
    していることを特徴とする自動車用スポイラー。
JP9187684U 1984-06-20 1984-06-20 自動車用スポイラ− Granted JPS617477U (ja)

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JP9187684U JPS617477U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 自動車用スポイラ−

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JP9187684U JPS617477U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 自動車用スポイラ−

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JPS617477U JPS617477U (ja) 1986-01-17
JPH0230388Y2 true JPH0230388Y2 (ja) 1990-08-15

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JP9187684U Granted JPS617477U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 自動車用スポイラ−

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KR101655150B1 (ko) * 2015-03-25 2016-09-07 이용섭 모형 자동차용 가변 스포일러

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947612U (ja) * 1972-07-28 1974-04-25

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JPS617477U (ja) 1986-01-17

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