JPH0239906Y2 - - Google Patents

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JPH0239906Y2
JPH0239906Y2 JP9187784U JP9187784U JPH0239906Y2 JP H0239906 Y2 JPH0239906 Y2 JP H0239906Y2 JP 9187784 U JP9187784 U JP 9187784U JP 9187784 U JP9187784 U JP 9187784U JP H0239906 Y2 JPH0239906 Y2 JP H0239906Y2
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spoiler
backwind
airflow
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JP9187784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の後部車体構造に関し、特に
車体後部に配設されたバツクウインドの下部後方
位置にスポイラーを設ける場合におけるスポイラ
ー効果の向上対策に関する。
(従来の技術) 従来より、自動車が走行している際、車体上面
に沿つて流れる気流が剥離する部位に相当する車
体部分にスポイラーを設けて、該スポイラーの空
力効果により車体に下向きの力を与えることによ
り、特に高速走行時での走行安定性を向上させる
ようにすることは知られている。例えば、実開昭
57−74888号公報には、セダンタイプの自動車に
おいてトランクリツド後端上部にスポイラーを設
けたものが開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、車体後部に配設されたバツクウイン
ドの下部後方位置にスポイラーを設ける場合、バ
ツクウインド上部からの気流の一部が車体側方へ
逃げるとともに、車体側部からの気流の一部がバ
ツクウインド側へ回り込もうとしても上記バツク
ウインド側から車体側方へ逃げる気流と衝突して
渦流を生じてしまい、これら気流をスポイラーに
有効に導けないことからスポイラー効果を十分に
発揮できないという問題がある。
また、上記バツクウインドに該バツクウインド
を払拭するためのワイパーが設けられている場
合、該ワイパーの特にブレード部がバツクウイン
ド面に沿つて流れる気流の邪魔になつて乱れを生
じてしまい、同じくスポイラー効果の低下を招く
ことになる。
そこで、本考案はかかる点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、バツクウインド
の下部後方位置にスポイラーを設けるにあたつ
て、該バツクウインドの側方部分の構造およびワ
イパー構造を適切に改善することにより、バツク
ウインド上部からの気流を車体側方へ逃がすこと
なく、かつ車体側部からの気流をバツクウインド
側へスムーズに回り込ませて、これら気流をスポ
イラーに有効に導き、しかもワイパーのブレード
部による気流の乱れを極力抑えて、スポイラー効
果を向上させることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案の解決手段
は、車体後部に配設されたバツクウインドの下部
後方位置に車幅方向に沿つて突設されたスポイラ
ーを備える一方、バツクウインドの側方位置に側
部突条部を上記スポイラーの端部に連続するよう
にバツクウインド側端に沿つて突設し、かつ該側
部突条部にその上部内側からバツクウインド側端
部上に張出するよう屈折した上部屈折部を一体形
成し、さらにバツクウインド面を払拭するための
ワイパーをそのブレード部が上記上部屈折部の下
方に収納されるように構成したものである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、バツクウイン
ド上部からの気流は側部突条部の上部屈折部によ
つて車体側方へ逃げるのが阻止されてすべてスポ
イラーに導かれるとともに、車体側部からの気流
の一部は上記上部屈折部によつて上記バツクウイ
ンド側からの気流と衝突することなくバツクウイ
ンド側へスムーズに回り込んでスポイラーに導か
れ、さらに上記上部屈折部の下方にワイパーのブ
レード部が収納されてバツクウインド面に沿つて
流れる気流の邪魔にならないことによつて気流の
乱れが極力抑制され、よつてこれらの相剰作用に
よりスポイラー効果が大幅に高められることにな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案をハツチバツク車
に適用した実施例を示す。第1図において、1は
車体、2は車体1のルーフ面を構成するルーフパ
ネル、3は車体1の後部に設けられた開口部、4
は該開口部3を開閉するバツクドアであつて、該
バツクドア4は、その上端部においてヒンジ(図
示せず)を介して上記開口部3に回動自在に取付
けられている。また、上記バツクドア4は、ルー
フパネル2の後端にほぼ連続して後方に向かつて
斜め下方に傾斜した形状に形成されていて、フレ
ーム部5と該フレーム部5の央部に設けた開口部
に装着されたバツクウインド6とを備えてなる。
上記バツクドアのバツクウインド6の下部後方
位置のフレーム部5上には、車幅方向に沿つて突
出する断面略三角翼形状のスポイラー7が配設さ
れてい。また、バツクドアのバツクウインド6の
左右側方位置のフレーム部5上にはそれぞれ、上
記スポイラー7の左右各端部に連続するようにバ
ツクウインド6側端に沿つて突出する左右の側部
突条部8,8が設けられている。さらに、バツク
ドアのバツクウインド6の上部前方位置のフレー
ム部5上には、上記左右の側部突条部8,8の前
端部に連続するようにバツクウインド6前端に沿
つて突出する前部突条部9が設けられている。
尚、本例では、上記スポイラー7と左右の側部突
条部8,8と前部突条部9とは一体形成されてい
るが、それぞれ別体に形成してもよく、また側部
突条部8,8と前部突条部9とのみを一体成形し
てもよい。
そして、上記側部突条部8は、第2図に詳示す
るように、その上部内側からバツクウインド6側
端部上に張出すように屈折したオーバハング状の
上部屈折部8aが一体形成されている。
さらに、10はバツクウインド6面を払拭する
ためのワイパーであつて、該ワイパー10は、後
端部がバツクドア4のバツクウインド6の下部後
方位置に枢支された回動可能なアーム部10a
と、該アーム部11の先端部に装着されたブレー
ド部10bとからなり、該ブレード部10bが上
記一方(図では左側)の側部突条部8の上部屈折
部8aの下方に収納されるように構成されてい
る。
尚、第2図中、11はバツクドアウザーストツ
プ、12はバツクウインドウエザーストリツプで
ある。
したがつて、上記実施例においては、バツクド
ア4を閉じた状態で走行しているとき、走行に伴
い、ルーフパネル2およびバツクドア4上端部に
沿つてバツクウインド6上部から流れてきた気流
は、その一部がバツクウインド6から車体1側方
へ逃げようとしても、該バツクウインド6側端に
沿つて設けられ、バツクウインド6側端部上に張
出した上部屈折部8aを有する側部突条部8によ
つて阻止されて、その気流のすべてがスポイラー
7に導かれる。また、車体1の側部に沿つて流れ
てきた気流の一部は、車体1後部においてバツク
ウインド6側へ回り込むが、その際、上記の上部
屈折部8aを有する側部突条部8によつて、バツ
クウインド6側から車体側方へ逃げる気流との衝
突もなくスムーズにバツクウインド6側に回り込
んでスポイラー7に導かれる。このことにより、
上記バツクウインド6上部からの気流のすべてお
よび車体1側部からの気流が有効にかつスムーズ
にスポイラー7に導かれることから、該スポイラ
ー7による空力効果つまりスポイラー効果が最大
限に有効に発揮されることになり、車体1に対し
て下向きの力を付与して特に高速走行時での走行
安定性の向上を図ることができる。
さらに、バツクウインド6を払拭するワイパー
10のブレード部10bが上記側部突条部8の上
部屈折部8a下方に収納されているので、バツク
ウインド6に沿つて流れる気流の邪魔にならず、
該ブレード部10bによる気流の乱れの発生が極
力抑えられることになり、上記スポイラー効果の
向上を一層図ることができる。
また、バツクウインド6の下部後方位置のスポ
イラー7、側方位置の側部突条部8,8および前
方位置の前部突条部9はバツクウインド6の周囲
に一連に連続していて、恰もモールの如き働きを
し、外観の向上を図ることができる。
尚、上記実施例ではハツチバツク車に適用した
場合について述べたが、本考案はその他、ノツチ
バツク車等、車体後部にバツクウインドが配設さ
れた各種自動車に対しても適用可能であるのは勿
論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、バツク
ウインドの下部後方位置に設けたスポイラーに対
し、バツクウインド上部からの気流のすべてをス
ポイラーに導くことができるとともに、車体側部
からの気流の一部をもスムーズに回り込ませてス
ポイラーに導くことができ、しかもワイパーのブ
レード部による気流の流れを極力抑制することが
できるので、上記スポイラーによる空力効果(ス
ボイラー効果)を大幅に向上させることができ、
走行安定性の向上に大いに寄与できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は車体後
方から見た斜視図、第2図は第1図の−線に
おける拡大断面図である。 1……車体、6……バツクウインド、7……ス
ポイラー、8……側部突条部、8a……上部屈折
部、10……ワイパー、10b……ブレード部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体後部に配設されたバツクウインドの下部後
    方位置に車幅方向に沿つて突設されたスポイラー
    と、バツクウインドの側方位置に上記スポイラー
    の端部に連続するようにバツクウインド側端に沿
    つて突設され、上部内側からバツクウインド側端
    部上に張出すように屈折した上部屈折部を有する
    側部突条部と、ブレード部が上記上部屈折部の下
    方に収納されるように構成されたバツクウインド
    用のワイパーとを備えたことを特徴とする自動車
    の後部車体構造。
JP9187784U 1984-06-20 1984-06-20 自動車の後部車体構造 Granted JPS617478U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187784U JPS617478U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 自動車の後部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187784U JPS617478U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 自動車の後部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS617478U JPS617478U (ja) 1986-01-17
JPH0239906Y2 true JPH0239906Y2 (ja) 1990-10-25

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ID=30648157

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JP9187784U Granted JPS617478U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 自動車の後部車体構造

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FR2965538B1 (fr) * 2010-10-04 2013-07-05 Renault Sa Ensemble aerodynamique pour vehicule automobile

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JPS617478U (ja) 1986-01-17

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