JP3649051B2 - 車両のカウルルーバ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のフロントフードの後端とフロントウインドガラスの前端との間に設けるカウルルーバの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、自動車のカウルルーバ5Aは、フロントフード1の後端とフロントウインドガラス2の前端との間に設けられている。図中、3はワイパ、4はカウルパネルで、ワイパ3はフロントウインドガラス2の下方に配設されている。これを図4に示す従来例について説明すると、フロントフード1の後端とフロントウインドガラス2の前端との間に段差が設けられ、フロントフード1後端とフロントウインドガラス2前端との間にカウルルーバ5Aが取付けられている。カウルルーバ5Aの下方にはカウルパネル4とでエアダクト室7が形成されている。
【0003】
自動車の走行時、フロントフード1の上面に沿って流れる気流Aの一部A’が外気としてカウルルーバ5Aに設けられた外気導入口6Aから上記エアダクト室7を通り、さらに図略のエアベントを経て車室に吹き出すようになっている。なお、外気A’を必要に応じて車室に導入できるようにエアベントには開閉自在なベントシャッタが設けられている。フロントフード1の後方にはフロントウインドガラス2を払拭するためのワイパ3の駆動部がエアダクト室7内に取付けられ、ワイパアーム31がカウルルーバ5Aに設けた透孔を介してフロントウインドガラス2側に突設されている。そして、自動車走行時にフロントフード1の後端とフロントウインドガラス2の前端との間の段差によってフロントウインドガラス2の下方に配設した上記ワイパ3に気流Aが直接当たらないようにして風切り音の発生を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フロントフード1とフロントウインドガラス2との間に段差を設けた場合、フロントフード1の上面に沿って流れる気流Aによってフロントフード1の後端部の後方が負圧となる。このように外気導入口6Aを有するカウルルーバ5A部分が負圧になると、外気導入口6Aからエアダクト室7に外気A’を十分に取り入れることができなくなり、車室への動圧換気性能が低下する。また、フロントフード1上面に沿って流れる気流Aが、フロントフード1の後端からフロントウインドガラス2の表面に急勾配で再付着するため、再付着時のフロントウインドガラス2表面の音圧レベルが大きくなるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決することを目的とし、カウルルーバの形状を改良することで車室への動圧換気性能を満足するとともに、フロントウインドガラス表面の音圧レベルを低下させる車両のカウルルーバ構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両のフロントフードの後端とフロントウインドガラスの前端との間に設置されるカウルルーバにおいて、カウルルーバの前後方向の傾斜角度をフロントフードの傾斜角度よりも緩やかとし、前端部をフロントフードの後端とほぼ面一状に連接せしめ、前後方向中間部に車両幅方向に延びる凹面部を形成し、該凹面部を緩やかな円弧状の断面形状とするとともに、該凹面部に外気導入口を設けたことを特徴とする。本発明では、自動車走行時、外気導入口部分は正圧となり、外気導入口から外気を充分に取り入れ得る。また気流は、鋭角状にフロントウインドガラスに付着し、ガラス面の音圧レベルが小さくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。カウルルーバ5は、図3に示すように、フロントフード1の後端とフロントウインドガラス2の前端との間に位置して車両の左右のフロントピラー間を車両幅方向につなぐカウルパネル4の上部開口を覆うように取付けられている。図1に示すように、カウルルーバ5はカウルパネル4とでボックス状断面のエアダクト室7を形成し、カウルルーバ5には外気導入口6を設けて、該外気導入口6からエアダクト室7に自動車の走行時にフロントフード1上面に沿って流れる気流Aの一部A’を外気として導入し、さらに図略のエアベントを経て車室へ吹き出し動圧換気を行う。
【0008】
カウルルーバ5は合成樹脂の成形体で、図2に示すように前端縁部はカウルパネル4の前端上縁の形状に、後端縁部はフロントウインドガラス2の前端縁の形状にそれぞれ対応して、カウルパネル4の上部開口の全面部を覆うように車両幅方向に延びる帯状に形成されている。カウルルーバ5の前端縁には車両幅方向に所定の間隔をおいて複数個の取付用の透孔9を設けるとともに、カウルルーバ5の後端縁下面には車両幅方向に所定の間隔をおいて複数個のクリップ8がL字状に一体成形されている。カウルルーバ5の前端縁は透孔9によりカウルパネル4の前端上縁にボルト・ナット10により締結され、カウルルーバ5の後端縁はフロントウインドガラス2の前端縁にクリップ8を嵌着して固定される。
【0009】
カウルルーバ5の上面部は、図1に示すように前後方向に緩やかな波形の断面形状で、全体として、後方へ向けて上昇するフロントフード1の傾斜角度よりも緩やかな傾斜角度としてあり、上面部の前端はフロントフード1の後端とほぼ面一状に連接している。そして、カウルルーバ5の上面部には前後方向中間の前後位置に、車両幅方向に延びる凹面部C,Dが形成してある。凹面部C,Dはいずれも緩やかな円弧状の断面形状としてある。前側の凹面部Cには外気導入口6が形成してある。外気導入口6は、格子状に形成してあり、木の葉などの落ち込みを防止する。なお、外気導入口6は必要に応じて後側の凹面部Dにも設けてよい。
【0010】
また、カウルルーバ5の上面部の後端にはワイパ3の貫通用の透孔11が設けてあり、外気導入口6よりも前方位置にウォッシャノズル取付用の透孔12が設けてある。また、エアダクト室7内に駆動部を取付けたワイパアーム31を上記透孔11を介してフロントウインドガラス2側に突出せしめてフロントウインドガラス2の表面を払拭可能に配設される。上記透孔11は後側の凹面部Dに設けて気流Aがワイパ3に直接当らないようにしてある。
【0011】
上記カウルルーバ構造において、自動車走行時にフロントフード1に沿う気流Aはフロントフード1の後端から、さらにこれに連接するカウルルーバ5の前端に沿って流れ、その一部A’が凹面部Cに開口する外気導入口6からエアダクト室7内に取入れられ、エアベントを経て車室へ勢いよく吹き出す。そして、気流Aは凹面部Cからさらにその後方の山部Eの傾斜面に沿うようにやや上向きとなり、ワイパ3を回避してその上方を流れて、フロントウインドガラス2の表面に鋭角状に付着する。
【0012】
従って、凹面部C付近は負圧とならず、外気A’はエアダクト室7に充分に取り入れられる。また気流Aはワイパ3に当接せずワイパによる風切り音の発生を無くし、かつフロントウインドガラス2の表面への付着時の表面音圧レベルを小さくして、車体全体の風切り音に対する品質レベルを向上せしめることができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明のカウルルーバ構造によれば、カウルルーバ上面を正圧にして動圧換気性能を満足せしめるとともに、ワイパによる風切り音の発生を防止し、かつフロントウインドガラス面の音圧レベルを小さくし、車体全体の風切り音に対する品質レベルの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカウルルーバ構造の図3のI−I線に沿う位置での断面図である。
【図2】本発明のカウルルーバ構造の要部斜視図である。
【図3】カウルルーバを備えた車両の前部斜視図である。
【図4】従来のカウルルーバ構造の図1対応図である。
【符号の説明】
1 フロントフード
2 フロントウインドガラス
4 カウルパネル
5 カウルルーバ
6 外気導入口
7 エアダクト室
8 クリップ
9,11,12 透孔
A,A’ 気流
C,D 凹面部

Claims (1)

  1. フロントフードの後端とフロントウインドガラスの前端との間に設置されるカウルルーバであって、前後方向の傾斜角度をフロントフードの傾斜角度よりも緩やかとし、前端部をフロントフードの後端とほぼ面一状に連接せしめ、前後方向中間部に車両幅方向に延びる凹面部を形成し、該凹面部を緩やかな円弧状の断面形状とするとともに、該凹面部に外気導入口を設けたことを特徴とする車両のカウルルーバ構造。
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