JP2006335087A - 車両の換気構造 - Google Patents

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雅之 石渡
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Abstract

【課題】 ベンチレータアウトレット部とダクト部との間の空間に流れ込む風量を調節できてバルブ部のバタツキを防止できると共に、その空間内に水や塵埃などの浸入を防止できるような車両の換気構造を提供する。
【解決手段】 換気装置1のベンチレータアウトレット部3から換気装置1のカバー部材5の側に向けて突出する第1のリブ10をベンチレータアウトレット部3に設けると共に、車両上下方向から見て、カバー部材5の下方の開口7を覆う位置であって、かつ、下方の開口7と車両上下方向において間隔を隔てた位置に第1のリブ10を配置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車室内の空気を車外に排出するための車両の換気構造に関する。
自動車にあっては、通常、リヤバンパ裏側となる車体後方箇所に車幅方向に沿って延びるテールエンドメンバが配設され、車室内の空気を車外に排気する換気装置(ベンチレータ)がテールエンドメンバに取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
図7に示すように、換気装置20は、換気窓21aを有するベンチレータアウトレット部21と、換気窓21aを覆う薄膜のバルブ部22と、ベンチレータアウトレット部21及びバルブ部22を覆うように配置されたカバー部材23とで構成されている。そして、この換気装置20は、車体の後部を構成するテールエンドメンバ24にベンチレータアウトレットシール25を介して取付けられており、このベンチレータアウトレットシール25を換気装置20とテールエンドメンバ24との間に介在させることにより換気装置20とテールエンドメンバ24との接触力が分散されるようになっている。
また、上述のカバー部材23には、下方に向けて開放された開口26(図1参照)と車幅方向に向けて開放された開口(図示せず)とがそれぞれ設けられている。すなわち、車室内に進入した雨水などを排出する目的、並びに、排気面積を確保する目的のために、下方に向けて開放された開口が設けられると共に、排気面積を充分に確保する目的のために、車幅方向に向けて開放された開口(図示せず)が設けられている。
特開2005−81882号公報
上述のような換気装置20を用いた従来の換気構造にあっては、車両の走行による風(走行風)によって図8において矢印で示すように開口26を通して逆流(乱流)空気27が、換気装置の中に流れ込むことがある。この逆流空気27の流れ込みに伴って、この逆流空気27の空気圧やバルブ部22に直接風が当たることによってバルブ部22が図示のように車外方向に開き、その後にバルブ部22が元の閉塞位置に戻るときにバルブ部22がベンチレータアウトレット部21にぶつかって異音(バルブ部22のバタツキによる異音)が発生し、この異音により乗員に不快感を与えてしまうという問題がある。また、走行中における車室内への逆流空気27の流れ込みの問題、車室内への逆流空気27の流れ込みに伴う車室内への塵埃や水の浸入、車室内への逆流空気27の流れ込みに伴う車室内への風音の侵入、バルブ部22が開位置に配置されて換気窓2が開状態になることに伴う車外音の侵入などの問題が生じる虞もある。
本発明は、このような問題を解消すべくなされたものであって、その目的は、ベンチレータアウトレット部とダクト部との間の空間に流れ込む風量を調節できてバルブ部のバタツキを防止できると共に、その空間内に水や塵埃などの浸入を防止でき、走行に伴う風の影響を少なくすることができる車両の換気構造を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明では、リヤバンパ裏側となる車体後方箇所に車幅方向に沿って延びるテールエンドメンバを配設し、車室内の空気を車外に排出する換気装置を前記テールエンドメンバに取付けた車両の換気構造において、前記換気装置は、換気窓を有するベンチレータアウトレット部と、前記ベンチレータアウトレット部に上端側が回動可能に取付けられて前記換気窓を覆い、かつ、空気圧の作用により下端側が外方に回動して前記換気窓を開放する薄膜のバルブ部と、前記バルブ部及び前記ベンチレータアウトレット部を覆うように配置され、かつ、下方と車幅方向とにそれぞれ向けて開放された開口を形成するカバー部材とを備え、前記ベンチレータアウトレット部から前記カバー部材の側に向けて突出する第1のリブを前記ベンチレータアウトレット部に設けると共に、車両上下方向から見て、前記下方の開口を覆う位置であって、かつ、前記下方の開口と車両上下方向において間隔を隔てた位置に前記第1のリブを配置している。
また、本発明では、前記下方の開口にダクト部を設けると共に、前記ダクト部から前記ベンチレータアウトレット部の側に向けて突出して前記ダクト部の開口を部分的に塞ぐ第2のリブを前記ダクト部に設け、前記第1のリブと前記第2のリブとを車両上下方向において間隔を隔てた位置で互いにオーバーラップさせた状態(段違いの配置関係)で配置している。
また、本発明では、前記ベンチレータアウトレット部に設けられた前記第1のリブを、車両上下方向で前記バルブ部よりも下方であってかつ前記ダクト部に設けられた前記第2のリブに対して上方に配置している。
また、本発明では、前記リヤバンパの下端を、前記テールエンドメンバよりも車両上下方向の下方に配置すると共に、車両前後方向の前方側に屈曲した屈曲部とし、前記リヤバンパの側端を車体の側方に回り込んで前方に延出される延出部とし、前記リヤバンパには、前記リヤバンパを前記テールエンドメンバ側にへこませることにより、ライセンスプレートの取付位置となるライセンスプレート配置部を形成し、前記延出部と前記ライセンスプレート配置部と前記屈曲部とによって囲まれた空間に前記換気装置を配置している。
請求項1に記載の本発明は、バルブ部及びベンチレータアウトレット部を覆うように配置され、かつ、下方と車幅方向とにそれぞれ向けて開放された開口を形成するカバー部材とを備え、ベンチレータアウトレット部からカバー部材の側に向けて突出する第1のリブを前記ベンチレータアウトレット部に設けると共に、車両上下方向から見て、下方の開口を覆う位置であって、かつ、下方の開口と車両上下方向において間隔を隔てた位置に第1のリブを配置したものであるから、カバー部材によって走行風の換気装置への影響を減少させることができる。また、下方の開口と車両上下方向において間隔を隔てた位置に第1のリブを配置したので、開口から吹き込む風が直接バルブ部に影響を与えることを防止できると共に、吹き込む風の勢いを抑えることができる。
また、請求項2に記載の本発明は、下方の開口にダクト部を設けると共に、ダクト部からベンチレータアウトレット部の側に向けて突出してダクト部の開口を部分的に塞ぐ第2のリブを前記ダクト部に設け、第1のリブと前記第2のリブとを車両上下方向において間隔を隔てた位置で互いにオーバーラップさせた状態で配置するようにしたものであるから、ダクト部の存在により開口へ吹き込む風の方向を規制し、上述の第1のリブと第2のリブの存在により、ベンチレータアウトレット部とカバー部材との間の空間に流れ込む風量を調節できると共に、ラビリンス効果(作用)にてその空間内への水や挨の浸入を防止することができる。さらに、互いに間隔をおいてオーバーラップして配置されている第1のリブ及び第2のリブのラビリンス効果(作用)にて風量を調節することにより、バルブ部のバタツキを防止することができ、ひいてはバルブ部のバタツキに伴う異音の発生を防止することができる。
また、請求項3に記載の本発明は、ベンチレータアウトレット部に設けられた第1のリブを、車両上下方向で前記バルブ部よりも下方であってかつダクト部に設けられた第2のリブに対して上方に配置するようにしたものであるから、バルブ部の近傍位置に第1のリブを配置することができるので、ベンチレータアウトレット部とカバー部材との間の空間における風の流れ経路をバルブ部から離れた位置にすることができ、バルブ部ヘの風の流れによる影響を減少させることができる。また、車両走行時の風は、リヤバンパの内側面に沿って流れると考えられるが、下側となる第2のリブがダクト部からベンチレータアウトレット部の側に向けて突出している配置により、その開口はベンチレータアウトレット部の側に位置することとなり、開口がリヤバンパから離れる位置となるため、開口への走行風の影響を減少させることができる。
また、請求項4に記載の本発明は、リヤバンパの下端を、テールエンドメンバよりも車両上下方向の下方に配置すると共に、車両前後方向の前方側に屈曲した屈曲部とし、リヤバンパの側端を車体の側方に回り込んで前方に延出される延出部とし、リヤバンパには、リヤバンパをテールエンドメンバ側にへこませることにより、ライセンスプレートの取付位置となるライセンスプレート配置部を形成し、延出部とライセンスプレート配置部と屈曲部とによって囲まれた空間に換気装置を配置するようにしたものであるから、次のような作用効果を奏することができる。すなわち、リヤバンパの延出部とライセンスプレート配置部と屈曲部とによって囲まれた空間では、車両の走行によって風が発生すると共に空気の圧力が高くなり、バルブ部の開閉に影響が出たり、その開閉が円滑に行われないことがあるが、このような位置に本発明の換気装置を配置すると、前記空間における風の流れを抑制できるため、バルブ部の開閉を円滑に行わしめることができて良好な換気作用を得ることができる。さらに、上述の空間内の空気(走行風)は、ライセンスプレートを照らすランプのために設けられた開孔から流れ出ることとなるが(走行速度にもよるが風の流れの勢いは比較的に強い)、このような位置に換気装置を配置してもバルブ部の開閉を円滑に行わしめることができて良好な換気作用を得ることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る車両の換気構造について図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2は、車室内の空気を車外に排出する換気装置1の取付箇所を示すものであって、リヤバンパ裏側となる車体後方箇所に車幅方向に沿って延びるテールエンドメンバ6が車体の一部として配設されており、換気装置1がこのテールエンドメンバ6に設けられた孔に取付けられるようになっている。
本実施形態の換気構造に用いられる換気装置1は、図3及び図4に示すように、換気窓2を有するベンチレータアウトレット部3と、このベンチレータアウトレット部3に上端側が回動可能に取付けられて換気窓2をベンチレータアウトレット部3の外側において覆い、かつ、空気圧の作用により下端側が外方に回動して前記換気窓を開放する樹脂製薄膜のバルブ部4と、このバルブ部4及びベンチレータアウトレット部3を覆うように配置され、かつ、下方に向けて開放された開口7と車幅方向のほぼ中央箇所において車幅方向に向けて開放された開口(図示せず)を形成するカバー部材5とを備えている。
本実施形態の換気装置1の上記開口は、ベンチレータアウトレット部3とカバー部材5の合わせ部分に設けられ、ベンチレータアウトレット部3とカバー部材5との間に間隔をあけた開放部分を設けることで形成されている。さらに、下方に向けて開放された開口7では、ベンチレータアウトレット部3の下端を延長した下端縁部3aとカバー部材5の開口縁部を下方に垂下させた垂下片部5aによって、ダクト部が構成されている(図4参照)。こうすることで、開口やダクト部およびリブを容易に形成できる。また、車幅方向に向けて開放された開口は、ライセンスプレートを照らすランプのために設けられたリヤバンパ12の開孔近傍に配置されて、リヤバンパ12内の走行風の影響(特に、リヤバンパ12内の圧力の上昇)が換気装置に及ぶことを防止している。上述のベンチレータアウトレット部3及びカバー部材5は、樹脂成形品から成るものであって、ベンチレータアウトレット部3には第1のリブ10が一体成形されており、ダクト部には第2のリブ11が一体成形されている。さらに具体的に述べると、図4に明示するように、ベンチレータアウトレット部3の下端縁部3aには、ベンチレータアウトレット部3からカバー部材5の側に向けて突出し、車両の上下方向から見て、カバー部材5の下方の開口7を覆う位置であって、かつ、前記下方の開口と車両上下方向において間隔を隔てた位置に第1のリブ10が設けられると共に、カバー部材5の開口7にダクト部を構成する垂下片部5aが形成され、垂下片部5aからベンチレータアウトレット部3の側に向けて突出する第2のリブ11が設けられている。このようにリブ10,11を形成することによって、型構成が簡単となり生産性が向上する。そして、図3及び図4に示すように、ベンチレータアウトレット部3に設けられた第1のリブ10が、車両上下方向でバルブ部4よりも下方であってかつダクト部に設けられた第2のリブ11に対して上方に配置され、これらの第1のリブ10及び第2のリブ11が、車両上下方向において間隔を隔てた位置で互いにオーバーラップされた状態で配置されている。つまり、第1のリブ10及び第2のリブ11は、車両の上下方向から見て少なくともその一部が重なる位置に配置されている。かくして、第1及び第2のリブ10,11は、車両上下方向における段違いの配置関係をもって互いにオーバーラップした状態で配置されるようになっている。
また、図4に明示する如く、第1のリブ10の先端(突出端)は、カバー部材5の裏面から一定の隙間L1だけ距離を隔てた位置に配置されると共に、第2のリブ11の先端(突出端)は、ベンチレータアウトレット部3の下端から一定の隙間L2だけ距離を隔てた位置に配置されている。バルブ部4の近傍位置に第1のリブ10を配置したので、ベンチレータアウトレット部3とカバー部材5との間の空間における風の流れがカバー部材5の裏面側となり、風の流れをバルブ部4から離れた位置にすることができ、バルブ部4ヘの風の流れによる影響を減少させることができる。なお、本実施形態であっては、第2のリブ11とベンチレータアウトレット部3との間の隙間(幅L2)は、第1のリブ10とカバー部材5の裏面との間の隙間(幅L1)よりも狭くなるように設定されている(L1>L2)。かくして、ダクト部の下方の開口7は、その大部分が第2のリブ11によって塞がれており、幅L1,L2をそれぞれ有する比較的狭い隙間部分が換気装置1における排気面積の一部として寄与するように換気用の通路が構成されている。
ここで、換気装置1の配設位置について述べると、次の通りである。まず、図3に示す如く、リヤバンパ12の下端は、テールエンドメンバ6の下端よりも車両上下方向の下方に配置されており、その下端が車両前後方向の前方側に屈曲成形された屈曲部13となされている。一方、リヤバンパ12の側端部は、車体の側方に回り込んで前方に延出される延出部14となされている(図2及び図6参照)。また、リヤバンパ12の上端は、車両前後方向の前方側に屈曲成形されてテールエンドメンバ6に接近配置されている。そして、リヤバンパ12には、このリヤバンパ12をテールエンドメンバ6側にへこませることにより、ライセンスプレートの取付位置となるライセンスプレート配置部(凹部)15が形成されており(図2,図5及び図6参照)、延出部14とライセンスプレート配置部15と屈曲部13及びリヤバンパ12の上端とによって囲まれた空間S(図6参照)に換気装置1が配置されるようになっている。なお、リヤバンパ12の下端がテールエンドメンバ6の下端よりも車両上下方向の下方に配置されているので、車両の走行に伴う走行風が空間S(リヤバンパ12の裏側)に吹き込むこととなるが、この空間Sは延出部14とライセンスプレート配置部15と屈曲部13とリヤバンパ12の上端とによって囲まれているため、この空間S内の気圧は車室内の気圧よりも高圧になる。換気装置1は空気圧の作用によって開閉するものであるため、リヤバンパ裏の高圧は換気装置1の働き(機能)に影響を及ぼして、空調装置による車室内への外気導入に支障を生じる虞がある。しかし、第1及び第2のリブ10,11の存在により、高圧の逆流空気の流入が抑えられるため、このような支障が生じるのを回避し得る。
このような構成の換気構造によれば、換気装置1のベンチレータアウトレット部3及びカバー部材5に第1及び第2のリブ10,11(段違い配置で互いにオーバーラップさせたリブ)を追加して設けるようにしているので、開口7における換気用の通路は、ダクト部の開口領域,第2のリブ11とベンチレータアウトレット部3との間の隙間,第1のリブ10と第2のリブ11との間の領域,及び第1のリブ10とカバー部材5の裏面との間の隙間を順次に通る経路となり、第1のリブ及び第2のリブ10,11のラビリンス効果により換気装置1内への逆流空気16(図4参照)の侵入を抑えることができると共に、その勢いを抑えることができる。従って、車室内の空気を排気する機能を妨げる要因がなくなるため、結果として、換気装置1の性能の低下を防ぐことができる。また、第1のリブ及び第2のリブのラビリンス効果にて風量を調節することにより、バルブ部4のバタツキの防止、ひいてはバルブ部4のバタツキに伴う異音の発生を防止することができる。すなわち、逆流空気が換気装置1を通して車室内に侵入することが少なく、バルブ部4が逆流空気の圧力(負圧)により開くのを抑えることができるため、その結果として、バルブ部4がベンチレータアウトレット部3と接触する際に発生する異音を抑えることができる。また、開口7の大部分を第2のリブ11にて塞いで第2のリブ11とベンチレータアウトレット部3との間の隙間を狭くするようしているので、逆流空気に混ざっている雪,枯葉,雨水などがベンチレータアウトレット部3の下方の開口7を通して逆流空気と一緒に車室内へ侵入するなどの不具合を回避することができる。
また、本実施形態の換気構造によれば、第1のリブ10とカバー部材5との間の隙間(幅L1)を第2のリブ11とベンチレータアウトレット部3との間の隙間(幅L2)よりも相対的に広くなるように設定するようにしているので(L1>L2)、必要な排気面積を確保することができ、開口7を通して車外へ排出される空気の流れをスムースにすることができる。従って、第1及び第2のリブ10,11を設けたことに起因して換気機能に悪影響を及ぼすような不具合を生じることはない。また、ダクト部の下方の開口7の大部分を第2のリブ11にて覆っているものの、開口7を完全に塞ぐようにしていないため、換気性能を大幅に衰えさせることがなく、雨水や雪などの排出機能をも果たすことができる。さらに、段違い配置の関係をもって互いにオーバーラップさせた第1及び第2のリブ10,11の存在により、逆流空気(乱流空気)を整流することができ、換気作用を良好に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る車両の換気構造を備えた車体後部を示す斜視図である。 車体後部のテールエンドメンバに取付けられた換気装置を示す車体の背面図である。 図2におけるA−A線拡大断面図である。 換気装置の断面図である。 図2におけるB−B線拡大断面図である。 図2におけるC−C線拡大断面図である。 従来の換気構造に用いられる換気装置の断面図である。 図7の換気装置に逆流空気が流れ込んだときの状態を示す換気装置の断面図である。
符号の説明
1 換気装置
2 換気窓
3 ベンチレータアウトレット部
4 バルブ部
5 カバー部材
6 テールエンドメンバ
7 開口
10 第1のリブ
11 第2のリブ
12 リヤバンパ
13 屈曲部
14 延出部
15 ライセンスプレート配置部
S 空間

Claims (4)

  1. リヤバンパ裏側となる車体後方箇所に車幅方向に沿って延びるテールエンドメンバを配設し、車室内の空気を車外に排出する換気装置を前記テールエンドメンバに取付けた車両の換気構造において、
    前記換気装置は、換気窓を有するベンチレータアウトレット部と、前記ベンチレータアウトレット部に上端側が回動可能に取付けられて前記換気窓を覆い、かつ、空気圧の作用により下端側が外方に回動して前記換気窓を開放する薄膜のバルブ部と、前記バルブ部及び前記ベンチレータアウトレット部を覆うように配置され、かつ、下方と車幅方向とにそれぞれ向けて開放された開口を形成するカバー部材とを備え、
    前記ベンチレータアウトレット部から前記カバー部材の側に向けて突出する第1のリブを前記ベンチレータアウトレット部に設けると共に、
    車両上下方向から見て、前記下方の開口を覆う位置であって、かつ、前記下方の開口と車両上下方向において間隔を隔てた位置に前記第1のリブを配置したこと、
    を特徴とする車両の換気構造。
  2. 前記下方の開口にダクト部を設けると共に、前記ダクト部から前記ベンチレータアウトレット部の側に向けて突出して前記ダクト部の開口を部分的に塞ぐ第2のリブを前記ダクト部に設け、
    前記第1のリブと前記第2のリブとを車両上下方向において間隔を隔てた位置で互いにオーバーラップさせた状態で配置したこと、
    を特徴とする請求項1に記載の車両の換気構造。
  3. 前記ベンチレータアウトレット部に設けられた前記第1のリブを、車両上下方向で前記バルブ部よりも下方であってかつ前記ダクト部に設けられた前記第2のリブに対して上方に配置したことを特徴とする請求項2に記載の車両の換気構造。
  4. 前記リヤバンパの下端を、前記テールエンドメンバよりも車両上下方向の下方に配置すると共に、車両前後方向の前方側に屈曲した屈曲部とし、
    前記リヤバンパの側端を車体の側方に回り込んで前方に延出される延出部とし、
    前記リヤバンパには、前記リヤバンパを前記テールエンドメンバ側にへこませることにより、ライセンスプレートの取付位置となるライセンスプレート配置部を形成し、
    前記延出部と前記ライセンスプレート配置部と前記屈曲部とによって囲まれた空間に前記換気装置を配置したこと、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両の換気構造。
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