JP6428809B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両後部における例えば車幅方向外側ボディにおける空力特性を改善した車両の後部構造に関する。
従来、車両の後部構造における空力性能改善のため、下記特許文献1に例示されるように、車両後部に突起やダクト形状等を設けたものが知られている。
特許文献1の車両用リアアウトレット構造は、車体後部の外表面に設けられたアウタ部材の内側に、上下方向に延びる内側面側空間(11)が設けられており、この内側面側空間(11)の下部は、車体下面側の空気を導入するエアインテーク開口部(20)が下方に向けて開口形成されるとともに、内側面側空間(11)の上部は、リヤコンビネーションランプ装置(3)のカバーレンズ部材(10)にエアアウトレット開口部(13)が設けられたものである。
そして、内側面側空間(11)を、空気の通過経路としてエアインテーク開口部(20)から導入した走行風を、エアアウトレット開口部(13)からその外方に位置する負圧領域に向けて吸い出すように構成されたものである。
しかし、内側面側空間(11)は、車体後部下面からリヤコンビネーションランプ装置(3)の間にかけて上下方向に長い経路で構成されており、その周辺には例えば、リヤホイールハウジングやリヤバンパ部材等の車体側部材や、各種センサやその配線等が配設されている。このため、実際にはこれらのレイアウトスペースを確保しながらエアインテーク開口部(20)からエアアウトレット開口部(13)までの空気の通過経路を設けることは困難であるとともに、複雑な構成となるおそれがあり、改善の余地があった。
特許第4962596号公報
そこでこの発明は簡素な構造により空力特性を改善することを目的とする。
この発明は、後方開口が形成された車体後部と、該後方開口を開閉自在に覆う後部ドアとリヤランプとを備え、上記車体後部の側部に、上記リヤランプを配設するリヤランプ配設部が設けられ、上記後方開口の外周を上記車体後部の意匠面から凹設して設けられる外縁部と、該外縁部を覆う上記後部ドアの外周部と、上記外縁部の開口側端部と上記外周部との間をシールするシール部とにより上記後部ドアの外周に沿って導風路を形成するドア外周路を備えた車両の後部構造であって、上記リヤランプ配設部の車幅方向の内側かつ後側の内側後部に、該リヤランプ配設部と上記ドア外周路との間で開口する導入開口部が設けられ、上記リヤランプ配設部の車幅方向外側かつ前側の外側前部に、上記リヤランプ配設部と車両外側との間で開口する導出開口部が設けられ、上記リヤランプ配設部に、上記導入開口部と上記導出開口部とを連通する連通路が上記リヤランプに沿って配設されたものである。
上記構成によれば、既存構造を有効活用し、既存構造に対して最小限の構造を備えることにより空力改善することができる。
この発明の態様として、上記導出開口部は、上記リヤランプと、上記車体後部における該リヤランプとの隣接部位とで協働して設けられたものである。
上記構成によれば、上記導出開口部は、リヤランプの構成部材のみによって開口形状に形成する場合と比較して、該導出開口部の一部を車体側部材を有効に用いて形成することで、より簡素でコンパクトな構成とすることができる。
またこの発明の態様として、上記後部ドアは、前後方向に延びるリッド上部と、該リッド上部の後端から下方に延びるリッド後部とを有するトランクリッドであるとともに、上記後方開口はトランク開口であり、上記導入開口部は、上記ドア外周路の延設方向における、上記リッド後部の車幅方向外側に対応する部位に設けられたものである。
上記構成によれば、上記導入開口部は、上記ドア外周路の延設方向における、上記リッド後部の車幅方向外側部位に対応する部位に設けることで、その部位を流れる走行風の流速をドア外周路におけるリッド上部の車幅方向外側部位を流れる時よりも低く抑えることができ、これにより、走行風が導入開口部を素通りすることなく該導入開口部を通じて走行風を連通路へ効率よく導入させることができる。
またこの発明の態様として上記導入開口部は、上記リッド後部の少なくとも上部に対応する部位に設けられるとともに、上下方向に長尺に設けられたものである。
上記構成によれば、上記ドア外周路は、上記リッド後部の車幅方向外辺の上部に対応する部位を含めて上下方向に延設されており、このような上下方向に延びるドア外周路に沿って広い範囲で上記導入開口部を設けることができるため、上記リッド後部の上部に対応する部位を流れる走行風を含めて連通路に取り込むことができる。
またこの発明の態様として、上記リヤランプ配設部を構成する車体側部材と、上記車体後部を形成するリヤバンパとが前後各側に離間して設けられており、上記リヤランプ配設部における上記リヤランプの下方において、上記車体側部材と上記リヤバンパとの間を前後方向に延びて両部品間を遮蔽する遮蔽部材が設けられ、上記連通路は、上記遮蔽部材と上記リヤランプとの間に形成されたものである。
上記構成によれば、リヤランプの下方、すなわち、リヤバンパとその前方に有する車体側部材との間には、隙間を有していることが多いため、この隙間を上記遮蔽部材で遮蔽するだけで、該上記遮蔽部材と、リヤランプ配設部に備えたリヤランプとの間に略閉空間の連通路を形成することができる。すなわち、連通路は、その一部をリヤランプ配設部に配設するリヤランプを有効に用いて形成することができるため、例えば、ダクト等で連通路全体を形成する場合と比較して、より簡素でコンパクトな構成とすることができる。
またこの発明の態様として、上記リヤバンパは、上記リヤランプの下方位置において車幅方向外方に膨出するものである。
上記構成によれば、リヤバンパは、車幅方向外方に膨出する形状であるが故に、車体の車幅方向の外側表面に沿って流れる走行風が通過する際に乱流になり易いが、リヤランプの導出開口部から風(空気)を導出することで、車体の外表面に沿って流れる走行風がリヤバンパに当たり難くすることができるため、このようなリヤバンパにおける乱流を効果的に抑制することができる。
この発明によれば、簡素な構造により空力特性を改善することができる。
本実施形態の車体後部構造の右側部分を後方から見た斜視図。 本実施形態の車体後部構造の要部を拡大して示した斜視図。 遮蔽部材の斜視図。 本実施形態の車体後部構造の要部を示す右側面図。 本実施形態の車体後部構造の右側部分を示す平面図。 図6は図4中のA−A線の要部を示す断面図。 図4中のB−B線の要部を示す断面図。 図5中のC−C線の要部を示す断面図。 図4中のD−D線の要部を示す断面図。 遮蔽部材を取り外した状態の図4中のE−E線要部断面図(a)、図5中のF−F線要部断面図(b)。 本実施形態、従来例の夫々における車体後部構造の走行風の流れを可視化した解析図。 他の実施形態における車体後部構造の要部を拡大して示した斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は本実施形態の車体後部構造の右側部分を後方から見た斜視図、図2はトランクリッド及びリヤランプを取り外した状態を示す車体側ランプ配設部周辺の要部拡大図、図3は遮蔽部材の外観図、図4は本実施形態の車体後部構造の要部を示す右側面図、図5は本実施形態の車体後部構造の右側部分を示す平面図、図6は図4中のA−A線の要部を示す断面図、図7は図4中のB−B線の要部を示す断面図、図8は図5中のC−C線の要部を示す断面図、図9は図4中のD−D線の要部を示す断面図、図10(a)は遮蔽部材を取り外した状態の図4中のE−E線の要部を示す断面図、図10(b)は図5中のF−F線の要部を示す斜視断面図である。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両右方を示し、矢印Lは車両左方を示し、矢印Uは車両上方を示すものとする。また、本実施形態の車体後部構造の要部は左右対称形状であるため、車両右側の構成に基づいて説明し、車両左側の構成については省略するものとする。
本実施形態に係る車両の車体後部Vには、図1に示すように、上方及び後方に向けて開口するトランク開口1Aを有するトランクルーム1が形成されるとともに、トランク開口1Aを開閉するトランクリッド2が設けられている。図1、図4に示すように、トランクリッド2は、閉状態においてその意匠面2s(外表面2s)が、略前後方向に延びるリッド上部2aと、該リッド上部2aの後端から略下方に延びてトランクリッド2の後壁を形成するリッド後部2bとでパネル状に一体に形成されている。なお、リッド後部2bは、図9に示すように、アウタパネル2eとインナパネル2fとその間で車幅方向に延びるレインフォースメント2gとで構成されている。
トランク開口1Aは、車体後部Vのアウタパネル6,7等によって形成されており、該アウタパネル6,7におけるトランク開口1Aの縁部(開口縁部)には、図2、図6、図10(b)に示すように、トランク開口1Aを取り囲むように断面略U字形状の開口フランジ部3が形成されている。開口フランジ部3におけるトランク開口1A側の端部に形成された立上り片3aには、シール部4(ウェザストリップ)が開口縁部に沿って嵌着されている。
そしてトランクリッド2が閉状態において、シール部4が該トランクリッド2の外周部2cの内面に圧接されることによってトランク開口1Aに雨水等の水分が浸入しないようにシールすることができる。
なお、図6中の符号44は、荷室トリムであり、その上端が立上り片3aよりも車幅方向内側でシール部4に嵌着されている。
すなわち、図1に示すように、これら車体後部Vのアウタパネル6,7の開口フランジ部3と、トランクリッド2の外周部2cと、シール部4とによって、トランクリッド2と車体後部Vのアウタパネル6,7との間には、トランクリッド2の外周部2cに沿って排水路としてのドア外周路5が形成されている。
このドア外周路5は、車体後部Vのアウタパネル6,7及びトランクリッド2の各意匠面6s,7s,2sに対して略閉断面をした凹状に形成されている(図6、図10(b)参照)。
図1に示すように、ドア外周路5は、その延設方向においてリッド上部2aの上辺において車幅方向に延びるドア外周路上辺部5aと、リッド上部2aの左右各辺において略前後方向に延びるドア外周路第1サイド辺部5b,5b(右側のみ図示)と、リッド後部2bの左右各辺において略上下方向に延びるドア外周路第2サイド辺部5c,5c(右側のみ図示)と、リッド後部2bの下辺において車幅方向に延びるドア外周路下辺部5dとで無端状に形成されている。
ここで車両の前方走行時には、車体後部Vにおけるリヤウインドウ45の表面に沿って流れる走行風は、リッド上部2aの上縁辺からドア外周路5に入り込み、ドア外周路5の延設方向に沿って流れた後、車体後部Vから剥離して車両後方へ流れる。
具体的には、図1中の矢印wに示すように、リヤウインドウ45の表面に沿って流れる走行風wは、ドア外周路5の延設方向におけるドア外周路上辺部5aに入り込み、ドア外周路上辺部5aの左右両縁のドア外周路第1サイド辺部5bに沿って後方に流れ、ドア外周路第1サイド辺部5bの後端において下方へ方向転換するとともにドア外周路第2サイド辺部5cに沿って下方に流れ、ドア外周路第2サイド辺部5cの下端において車幅方向内側へ方向転換するとともにドア外周路下辺部5dに沿って車幅方向の内側(中央)へと流れる。
これらドア外周路下辺部5dの左右各側から車幅方向の内側へと流れてきた走行風は、車幅方向の中央部で合流して集約され、その状態で車体後部Vから剥離して該車体後部Vの後方へと流れる。
またこの車体後部構造においては、車体後部Vの左右各部にリヤコンビネーションランプ10,10(以下、「リヤランプ10,10」という。)が左右対称に設けられており(右側のみ図示)、左右夫々が車体後部V側とトランクリッド2側とに跨るように車幅方向に延設されている。
ここで本実施形態では、車体後部Vのアウタパネル6,7としては、リッド上部2aに対して左右各側に設けられるとともに、前後方向に延びるリヤフェンダ60のアウタパネル6、すなわちリヤフェンダパネル6(「サイドアウタパネル」ともいう。)と、リッド後部2bに対して左右各側及び下方に設けられた車幅方向に延びるリヤバンパ7である。リヤバンパ7は、リヤランプ10およびリッド後部2bよりも下側部位が、これらリヤランプ10およびリッド後部2bよりも後方に膨出するとともに、リヤランプ10よりも車幅方向外側に膨出するように形成されている。
上述のリヤランプ10は、図1、図4に示すように、トランクリッド2側に配設されたリッド側ランプユニット10Aと車体後部V側に配設された車体側ランプユニット10Bとで車幅方向に略連続して形成されており、これら両ランプユニット10A,10Bを分断するように上記のドア外周路第2サイド辺部5cが上下方向に延びている。
リッド側ランプユニット10Aは、リッド後部2bの左右各端部に配設されるとともに、車体側ランプユニット10Bは、車体後部Vの左右各コーナー部C,C(右側のみ図示)に配設されている。
これら両ランプユニット10A,10Bのうち、以下では車体側ランプユニット10Bについて詳述する。
車体側ランプユニット10Bは、不図示の灯具と、該灯具を内包する樹脂製のランプハウジング12と、車体側ランプユニット10Bの外表面を形成するようにランプハウジング12に外嵌装着され、ランプハウジング12と共に内部に灯室を形成する透明樹脂製のカバーレンズ部材13とを備えている。
車体側ランプユニット10Bは、リヤバンパ7の意匠面7sの左右各上縁よりも上部からリヤフェンダパネル6の意匠面6sの後端を切欠くように、前記車体後部Vのコーナー部Cに沿って、車両前方に向けて湾曲形成されている(図1参照)。
カバーレンズ部材13によって、車体側ランプユニット10Bの意匠面として、車体後部Vの左右コーナー部C,Cの後面部と側面部とに相当する意匠面が形成されており、カバーレンズ部材13の意匠面は、リヤフェンダパネル6及びリヤバンパ7の各意匠面6s,7sと略面一に形成されるとともに、カバーレンズ部材13の後面は、トランクリッド2のリッド後部2bの意匠面2sと略面一に形成されている。
図2、図6、図8に示すように、車体側ランプユニット10Bは、車体後部Vの左右コーナー部C,Cに、取付凹部11が各々車体内部に向けて凹設形成されている。この取付凹部11は、リヤフェンダパネル6の前部に一体的に取り付けられ、リヤフェンダ60の一部として備えた部材であり、下面部11aと、上面部11b(図6、図8参照)と、車幅方向内面かつ前面を形成する周壁部11cとを有している。
そして、取付凹部11の内部には、車体側ランプユニット10Bを配設する車体側ランプ配設部60B(車体側ランプ配設空間)が構成されており、取付凹部11には、車体側ランプ配設部60Bに車体側ランプユニット10Bが嵌め込まれ、該車体側ランプユニット10Bに備えた樹脂製のランプハウジング12が装着されている。
図2、図10(a)に示すように、取付凹部11の周壁部11cには、不図示の灯具が車体側ランプ配設部60B側へ突き出した状態で挿着する灯具挿着用孔11dが貫通形成されるとともに、ランプハウジング12をビス等により取り付ける取付け孔11eが適宜設けられている(図2参照)。
図6、図10(a)に示すように、取付凹部11は、車幅方向に延びるリヤバンパ7に対して前方に離間して対向配設されており、取付凹部11の下面部11aとリヤバンパ7との間には、前後方向の隙間Zを有している。
また図1、図4、図8に示すように、リヤバンパ7の意匠面7sの左右各上縁は、車体側ランプユニット10Bの下縁辺に沿って形成されており、このリヤバンパ7の意匠面7sの左右各上縁には、前後方向に沿って上端フランジ部7aが車幅方向内側へ延出されている(図2、図4、図8参照)。
また図7、図9に示すように、車体側ランプ配設部60Bの車幅方向の内側かつ後側の内側後部Paには、樹脂製のエア導入部材20が設けられている。エア導入部材20は、ランプハウジング12の内側側面部に一体又は一体的に取り付けられている。エア導入部材20は、リッド後部2bの車幅方向外側部位に対応する部位において、ドア外周路5の延設方向におけるドア外周路第2サイド辺部5cと、車体側ランプ配設部60Bとの間に介在する板状のエア導入縦壁部21を備えている。
このエア導入縦壁21は、車体側ランプ配設部60Bの内側後部部Paの位置、換言すると上下方向に延びるドア外周路第2サイド辺部5cの車幅方向外側の位置に、縦壁面を形成するように上下方向に長尺に立設されている。
さらに、このエア導入縦壁21には、導入開口部22(インテーク開口部)が形成されている。この導入開口部22は、前後方向に略水平に延びるスリット状の導入開口スリット22a…がエア導入縦壁21の上下方向に複数配設されることによって上下方向に長尺に形成されている。そしてこの導入開口部22(複数の導入開口スリット22a)は、ドア外周路第2サイド辺部5cと車体側ランプ配設部60Bとを連通するようにエア導入縦壁部21の板厚方向に開口形成されている。
すなわち、ドア外周路第2サイド辺部5cと車体側ランプ配設部60Bとは、該車体側ランプユニット10Bの内側後部Paに配設したエア導入縦壁部21を介して車幅方向に隣接し、導入開口部22を介して互いに連通している。
一方、図1、図2、図4〜図7に示すように、車体側ランプ配設部60Bの車幅方向外側かつ前側の外側前部Pbでは、車体側ランプ配設部60Bと車両外側とを連通する導出開口部23(アウトレット開口部)が設けられている。
この導出開口部23は、図1、図4、図7に示すように、車体側ランプ配設部60Bと、リヤバンパ7における車体側ランプユニット10Bとの隣接部位との間に設けられている。
具体的には、導出開口部23は、カバーレンズ部材13の外側前部の下縁を上方に切欠き状に形成したカバーレンズ下縁外側前部13dと、該カバーレンズ下縁外側前部13dに下方で対向するリヤバンパ7の上端フランジ部7aとで車幅方向に延びるスリット状に開口形成されている(図7参照)。
また、図2、図6、図8に示すように、車体側ランプ配設部60Bにおける車体側ランプユニット10Bの下側には、リヤフェンダ60に備えた取付凹部11の一部を形成する底面部11aと、その後方に離間して配置されるリヤバンパ7との間に有する隙間Zを遮蔽する板状の遮蔽部材30が配設されている。
遮蔽部材30は、樹脂製であり、図2、図3、図6、図8の特に図3に示すように、底面部31と、該底面部31の周縁から立ち上がる縦壁部32とを備えている。底面部31は、前部に位置する浅底面部31aと、後部に位置し、浅底面部31aよりも深い深底面部31bと、浅底面部31aと深底面部31bとの前後方向の間に位置し、浅底面部31aから深底面部31bに向けて徐々に深くなるように傾斜状に形成された傾斜底面部31cとを有しており、深底面部31bの車幅方向外側且つ前側部位には、厚み方向(上下方向)に貫通形成した排水孔33が形成されている(図3参照)。なおこの排水孔33は、深底面部31bの前側部位と隣接する車幅方向外側の縦壁部32aの一部もえぐるようにして形成されている。
この排水孔33は、リヤバンパ7及びリヤフェンダ60の間の隙間Zと平面視で一致する部位に形成されており、排水孔33から排水された水は隙間Zを通じて車両下面に滴下するようになっている。
上記の遮蔽部材30は、底面部11aと、その後方に離間して配置されるリヤバンパ7との間を跨ぐように前後方向に延びており、これら底面部11aとリヤバンパ7に取り付けられている。
具体的には図3に示すように、遮蔽部材30における、縦壁部32の周方向における車幅方向外側の縦壁部32aには、後端から前部にかけて上端から車幅方向外方かつ後方へフランジ状に延設したリヤバンパ取付けフランジ部34が一体に形成されている。リヤバンパ取付けフランジ部34の前部、後部及びその前後方向の中間部には、取付け孔34aが形成されている(図3参照)。
一方、図2、図6〜図8に示すように、リヤバンパ7の上縁部にはリヤバンパ取付けフランジ部34を支持可能な受け座としての上端フランジ部7aが設けられており、この上端フランジ部7aにおける、リヤバンパ取付けフランジ部34側の取付け孔34aに対応する部位にも、取付け孔7bが形成されている(図2参照)。そしてリヤバンパ取付けフランジ部34および上端フランジ部7aの各取付け孔34a,7bと、これらに挿着するファスナ41とで遮蔽部材30は、リヤバンパ7に取り付けられている。
また図2、図3、図8に示すように、遮蔽部材30における、縦壁部32における車幅方向内側の縦壁部32bの前部には、リヤフェンダ取付けフランジ部36が一体に上方に突出形成されている。リヤフェンダ取付けフランジ部36には、車幅方向内側に向けて突設された係止爪42a(図3、図8参照)を備えたクリップ部材42が装着されている。
一方、上記の取付凹部11の周壁部11cにおける、クリップ部材42の係止爪42aとの対向部位には、被係止孔11eが形成されている(図8参照)。そしてクリップ部材42の係止爪42aがこの被係止孔11eに挿着されることにより、遮蔽部材30はリヤフェンダ60に取り付けられている。
さらに図6、図8に示すように、遮蔽部材30の車幅方向内側の縦壁部32bと底面部31とのコーナー部35と、該コーナー部35と対向する取付凹部11のコーナー部11eとの間の隙間には、ゴムやウレタン等で形成された弾性支持部材43が介在されており、遮蔽部材30は弾性支持部材43を介して取付凹部11に弾性支持されている。
このように、同図に示すように、遮蔽部材30は、取付凹部11とリヤバンパ7とに跨るように取り付けた状態において、車体側ランプ配設部60Bの下側位置において車体側ランプ配設部60Bに備えたランプハウジング12に対して下方に離間して配設される。
そして、車体側ランプ配設部60Bにおいては、遮蔽部材30と、該遮蔽部材30の上方に配置されたランプハウジング12との間に、導入開口部22と導出開口部23とを連通する連通路50が該ランプハウジング12の底面部に沿って形成される。
上述した本実施例の車両の後部構造は、後方開口としてのトランク開口1Aが形成された車体後部Vと、該トランク開口1Aを開閉自在に覆う後部ドアとしてのトランクリッド2と、リヤランプ10とを備え、車体後部Vの側部に、リヤランプ10のうち車体側ランプユニット10Bを配設する車体側ランプ配設部60B(リヤランプ配設部)が設けられ、トランク開口1Aの外周を車体後部Vの意匠面6s,7sから凹設して設けられる開口縁部に設けた開口フランジ部3と、該開口縁部を覆うトランクリッド2の外周部2cと、これら3a,2cとの間をシールするシール部4とによりトランクリッド2の外周部2cに沿って導風路を形成するドア外周路5を備えた車両の後部構造であって(図1、図2、図10(b)参照)、車体側ランプ配設部60Bの内側後部Paに、該車体側ランプ配設部60Bとドア外周路5のドア外周路第2サイド辺部5cとの間で開口する導入開口部22が設けられ(図7、図9参照)、車体側ランプ配設部60Bの車幅方向外側かつ前側の外側前部Pbに、車体側ランプ配設部60Bと車体外側との間で開口する導出開口部23が設けられ(図1、図4、図6参照)、車体側ランプ配設部60Bに、導入開口部22と導出開口部23とを連通する連通路50が車体側ランプユニット10Bに沿って配設されたものである(図6、図8参照)。
図1に示すように、車体後部Vの上面のリヤウインドウ45からドア外周路5のドア外周路上辺部5aに入り込んだ走行風w1は、ドア外周路5の延設方向に沿って拡散せずに流れるとともに、ドア外周路第2サイド辺部5cに達する途中においてドア外周路5に入り込んだ走行風と合流しながら徐々に集約される(図1中の走行風を示す矢印w3参照)。
そして図7、図9に示すように、ドア外周路5のドア外周路第2サイド辺部5cは、車体側ランプ配設部60Bの内側後部Paにおいて該車体側ランプ配設部60Bの直近に設けられており、車体側ランプ配設部60Bとドア外周路第2サイド辺部5cとの間に介在するエア導入縦壁部21に導入開口部22を設けることにより、ドア外周路第2サイド辺部5cを流れる走行風w3を、導入開口部22によって車体側ランプ配設部60Bの連通路50に容易に取り込むことができる(図1中の矢印w4参照)。
さらに図2、図6、図8に示すように、連通路50を、車体側ランプ配設部60Bの下部においてランプハウジング12に沿って配設することで、該連通路50に取り込まれた走行風w4は、該連通路50に沿って車体側ランプユニット10Bの外側前部Pbまで流れ(図1中の矢印w5参照)、該外側前部Pbに位置する導出開口部23を通じて車体外側へ吹き出すように車体外側へと導出することができる(図1中の矢印w6参照)。
そして、導出開口部23から車体外側へと走行風を吹き出すようにして導出することにより、リヤフェンダパネル6やリヤバンパアウタパネル7等で形成される車両側部の表面(意匠面6s,7s)に沿って後方へ流れる走行風の空力特性を改善することができる。
図11(a)は本実施形態における車体後部構造の車体右側側部に沿って流れる走行風を可視化した解析図、図11(b)は従来例における車体後部構造の車体右側側部に沿って流れる走行風を可視化した解析図である。
すなわち、図11(b)に示す従来の車体後部構造(V100)によれば、車両側部表面に沿って流れる走行風wが車両側部の後部から剥離する際には、車幅方向内側へ回り込むようにして剥離することで車両後方において渦流になるおそれがあった。これに対して本実施形態における車体後部構造(V)においては、上述したように、導出開口部23から車体外側へと走行風を吹き出すように車体外側へと導出することこれにより、車両側部表面に沿って流れる走行風wを該車両側部6,7の後方からスムーズに剥離させることができ、図11(a)に示すように、車両後方において車幅方向内側へ回り込んで渦流になることなく空力特性を改善することができる。
また上記構成によれば、車体側ランプ配設部60Bの内側後部Paにおいて、ドア外周路5のドア外周路第2サイド辺部5cと、車体側ランプ配設部60Bとの間で開口する導入開口部22が設けられ(図7、図9参照)、車体側ランプ配設部60Bの下部に、車体側ランプユニット10B(ランプハウジング12)に沿った空間を利用して連通路50を配設したため(図6、図8参照)、リヤランプ10の周辺に配設された複数の車体側部材や車載部品等とのレイアウトを考慮しながら連通路50を延設することがなく、走行風を、ドア外周路5から導入開口部22を通じて連通路50へ最短距離でダイレクトに取り込むことができる。
さらに車体後部Vに備えたドア外周路5は、本来、雨水等の水分がトランク開口1に浸入することを防ぐためにトランク開口1の開口フランジ部3に沿って設けられた既存の排水路であるが、本実施形態においてはこのようなドア外周路5を、後方へ流れる走行風を導入開口部22へと導く導風路(エア流路)としてとしても有効に用いることができる。
従って、簡素な構造で空力特性を改善することができる。
この発明の態様として、導出開口部23は、リヤランプ10と、車体後部Vにおける該リヤランプ10との隣接部位とで協働して設けられたものである。
すなわち本実施形態においては、導出開口部23を、車体側ランプユニット10Bのカバーレンズ部材13のみで形成せずに、該カバーレンズ部材13のカバーレンズ下縁外側前部13dと、リヤバンパの上端フランジ部7aとで協働して設けることにより(図4、図5参照)、カバーレンズ部材13の一部を切欠き状に形成するだけで導出開口部23を設けることができるため、より簡素でコンパクトな構成とすることができる。
またこの発明の態様として、前後方向に延びるリッド上部2aと、該リッド上部2aの後端から下方向に延びるリッド後部2bとを有するトランクリッド2を備え(図1参照)、導入開口部22は、ドア外周路5の延設方向における、リッド後部2bの車幅方向外側部位に対応する部位、すなわち本実施形態ではドア外周路第2サイド辺部5cの車幅方向の外側壁面を形成するように配設したエア導入縦壁部21に設けられたものである(図9参照)。
上記構成によれば、図1に示すように、ドア外周路5の延設方向を流れる走行風のうち、ドア外周路第1サイド辺部5bを流れる走行風w2は、車両の進行方向(前方)と略相反する方向(後方)に流れるのに対して、ドア外周路第2サイド辺部5cを流れる走行風w3は、ドア外周路第1サイド辺部5bの後端において一旦、下方へ方向転換してから車両の進行方向と略直交する方向(下方)を流れる。
これらにより、ドア外周路第2サイド辺部5cに沿って下方に流れる走行風w3は、ドア外周路第1サイド辺部5bに沿って後方に流れる走行風w2と比較して流速を低く抑えることができる。
そこで、導入開口部22を、ドア外周路5の延設方向における、リッド後部2bの車幅方向外側に位置するドア外周路第2サイド辺部5cに対応する部位に設けることで、例えば、ドア外周路第1サイド辺部5bに設ける場合と比較して走行風が素早く流れて導入開口部22を素通りし難くすることができる。すなわち、ドア外周路第2サイド辺部5cを流れる走行風は、流速が抑制されることによって導入開口部22を通じて連通路50へより確実に導入させることができる。
またこの発明の態様として、導入開口部22は、エア導入縦壁部21における、リッド後部2bの上部に対応する部位、すなわちドア外周路第2サイド辺部5cの上部に対応する部位に設けられるとともに、上下方向に長尺に設けられたものである(図7、図9参照)。
上記構成によれば、ドア外周路第1サイド辺部5bの後端からドア外周路第2サイド辺部5c(下方)へ方向転換した直後の流速が弱まった走行風を導入開口部22を通じて確実に連通路50に取り込むことができる。
しかも、上下方向に延びるドア外周路第2サイド辺部5cに沿って下方へと流れる走行風を、上下方向に長尺に設けられた導入開口部22を通じて上下方向に広い範囲に亘って車体側ランプ配設部60B側へ取り込むことができる。
なお、上下方向に長尺に設けられた導入開口部22を構成する複数の導入開口スリット22aのうち、エア導入縦壁部21の下部に設けられた導入開口スリット22aから車体側ランプ配設部60Bに流れ込んだ走行風は、ランプハウジング12の下方に位置する連通路50へと直接流れ込むが、エア導入縦壁部21の上部に設けられた導入開口スリット22aから車体側ランプ配設部60Bに流れ込んだ走行風は、車体側ランプ配設部60Bにおいてランプハウジング12の側壁に一旦衝突するが、それに伴って下方へと方向転換することで連通路50へと確実に流れ込むことができ、結果的にエア導入縦壁部21の下部に設けられた導入開口部22から流れ込んだ走行風と合流したうえで連通路5に沿って導出開口部23へと流れる。
またこの発明の態様として、車体側部材としてのリヤフェンダ60に設けられ、車体側ランプ配設部60Bを構成する取付凹部11と、車体後部Vの一部を形成するリヤバンパ7とが前後各側に離間して設けられており(図8、図10参照)、車体側ランプ配設部60Bにおける車体側ランプユニット10Bの下方において、取付凹部11とリヤバンパ取付凹部11との間を前後方向に延びて両部品間11,7の隙間Z(図8、図10参照)を遮蔽する遮蔽部材30が設けられ(図3参照)、上記連通路50は、上記遮蔽部材30と上記リヤランプ10との間に形成されたものである(図2、図6、図8参照)。
上記構成によれば、リヤバンパ7とその前方に有する取付凹部11との間に有する隙間Zを遮蔽部材30で遮蔽するだけで、車体側ランプ配設部60Bにおいて、該遮蔽部材30と、車体側ランプユニット10Bとの間に略閉空間の連通路50を形成することができる。すなわち、連通路50は、その一部を車体側ランプユニット10Bの構成部材であるランプハウジング12を有効に用いて形成することができるため、例えば、ダクト等で連通路50全体を形成する場合と比較して、より簡素でコンパクトな構成とすることができる。
またこの発明の態様として、リヤバンパ7は、車体側ランプ配設部60Bの下方位置において車幅方向外方に膨出するものである。
上記構成によれば、リヤバンパ7は、車体側ランプ配設部60Bの下方位置において車幅方向外方に膨出する形状であるが故に、走行風がリヤバンパ7の意匠面7sに沿って通過する際に乱流になり易い。このような乱流になり易い部位の上方近傍に位置する車体側ランプ配設部60Bの上記外側前部Pbに設けた導出開口部23から風(エア)を導出することで走行風がリヤバンパ7の意匠面7sに当たり難くしてリヤバンパ7を通過する走行風が乱流になることを効果的に抑制することができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
図12は他の実施形態における車体後部構造の要部を拡大して示した要部拡大図であり、本発明は、例えば、この図12に示す車体後部構造V1のように、連通路50Aをノズル部材30Aによって形成した実施形態を採用してもよい。
具体的には、図12に示すノズル部材30Aは、車体側ランプユニット10B’が嵌装される車体側ランプ配設部60B’に配置され、車体側ランプ配設部60B’の内側後部Paに配置された導入部71と、外側前部Pbに配置された導出部72と、これら71,72を連結する連結部73とで一体に形成されている。さらに導入部71には、ドア外周路第2サイド辺部5cに向けて開口した導入開口部22Aが形成されるとともに、導出部72には、車体外側に向けて開口した導出開口部23Aが形成され、車体側ランプユニット10B’は、これら22A,23Aを連通する連通路50Aを内部に有する構成としている。
なお、図12中の符号74は、主に、夜間時等に、常時点灯することにより、自車の存在を認識させるテールランプであり、符号75は、ブレーキを踏んだことを自車後方を走行する車両に視認させるストップランプであり、ノズル部材30Aは、これら灯具74,75の照射方向を遮らないように車体側ランプ配設部60B’の下方に配置されている。
また上述した実施形態においては、リヤランプ10は、トランクリッド2と車体後部Vとに跨るようにリッド側ランプユニット10Aと車体側ランプユニット10Bとで車幅方向に延ばした構成を際ようしたが、この実施形態に限定せず、例えば、リヤランプ10は、トランクリッド側に設けずに車体側ランプユニット10B(車体側ランプ配設部60B)に相当する構成のみから成る実施形態を採用してもよい(図示省略)。
本発明は、上述したように、車体後部にトランク開口1Aが設けられるとともにトランクリッド2を備えたセダンタイプの車両の後部構造に限定せず、例えば、後方開口を開閉するリフトゲート(バックドア)を備えたハッチバックタイプの車両の後部構造に適用してもよい。
V,V1…車両後部
1A…トランク開口(後方開口)
2…トランクリッド(後部ドア)
2a…リッド上部
2b…リッド後部
2c…トランクリッドの外周部(後部ドアの外周部)
3…開口フランジ部((上記車体後部の側部に設けられる)外縁部)
4…シール部
5…ドア外周路
5c…ドア外周路第2サイド辺部(ドア外周路の延設方向における、上記リッド後部の車幅方向外側に対応する部位)
6s,7s…アウタパネル上記車体後部の意匠面
7…リヤバンパ
7a…リヤバンパの上端フランジ部(車体後部における該リヤランプとの隣接部位)
10…リヤランプ
10B,10B’…車体側ランプユニット
11…取付凹部(上記リヤランプ配設部を構成する車体側部材)
13d…カバーレンズ下縁外側前部
22,22A…導入開口部
23,23A…導出開口部
30…遮蔽部材
50,50A…連通路
60B,60B’…車体側ランプ配設部(リヤランプ配設部)
Pa…車体側ランプ配設部の内側後部
Pb…車体側ランプ配設部の外側前部

Claims (6)

  1. 後方開口が形成された車体後部と、該後方開口を開閉自在に覆う後部ドアとリヤランプとを備え、
    上記車体後部の側部に、上記リヤランプを配設するリヤランプ配設部が設けられ、
    上記後方開口の外周を上記車体後部の意匠面から凹設して設けられる外縁部と、該外縁部を覆う上記後部ドアの外周部と、上記外縁部の開口側端部と上記外周部との間をシールするシール部とにより上記後部ドアの外周に沿って導風路を形成するドア外周路を備えた車両の後部構造であって、
    上記リヤランプ配設部の車幅方向の内側かつ後側の内側後部に、該リヤランプ配設部と上記ドア外周路との間で開口する導入開口部が設けられ、
    上記リヤランプ配設部の車幅方向外側かつ前側の外側前部に、上記リヤランプ配設部と車両外側との間で開口する導出開口部が設けられ、
    上記リヤランプ配設部に、上記導入開口部と上記導出開口部とを連通する連通路が上記リヤランプに沿って配設された
    車両の後部構造。
  2. 上記導出開口部は、上記リヤランプと、上記車体後部における該リヤランプとの隣接部位とで協働して設けられた
    請求項1に記載の車体後部構造。
  3. 上記後部ドアは、前後方向に延びるリッド上部と、該リッド上部の後端から下方に延びるリッド後部とを有するトランクリッドであるとともに、上記後方開口はトランク開口であり、
    上記導入開口部は、上記ドア外周路の延設方向における、上記リッド後部の車幅方向外側に対応する部位に設けられた
    請求項1又は2に記載の車体後部構造。
  4. 上記導入開口部は、上記リッド後部の少なくとも上部に対応する部位に設けられるとともに、上下方向に長尺に設けられた
    請求項3に記載の車体後部構造。
  5. 上記リヤランプ配設部を構成する車体側部材と、上記車体後部を形成するリヤバンパとが前後各側に離間して設けられており、
    上記リヤランプ配設部における上記リヤランプの下方において、上記車体側部材と上記リヤバンパとの間を前後方向に延びて両部品間を遮蔽する遮蔽部材が設けられ、
    上記連通路は、上記遮蔽部材と上記リヤランプとの間に形成された
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車体後部構造。
  6. 上記リヤバンパは、上記リヤランプの下方位置において車幅方向外方に膨出する
    請求項5に記載の車体後部構造。
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