JPH0434130Y2 - - Google Patents

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JPH0434130Y2
JPH0434130Y2 JP1985060028U JP6002885U JPH0434130Y2 JP H0434130 Y2 JPH0434130 Y2 JP H0434130Y2 JP 1985060028 U JP1985060028 U JP 1985060028U JP 6002885 U JP6002885 U JP 6002885U JP H0434130 Y2 JPH0434130 Y2 JP H0434130Y2
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Japan
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guide member
wind
vehicle
air guide
vehicle body
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JP1985060028U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車体後部におけるリヤウインドウの
傾斜が比較的大きい(ルーフの延長線とリヤウイ
ンドウとのなす角度が概ね20度以上のものを意味
する)自動車、特にワンボツクス型、ツウボツク
ス型自動車の後部車体構造に関するものである。
多くのワンボツクス型及びツウボツクス型自動
車では、車体後部に設けられたリヤウインドウと
隣接するルーフとのなす角度が比較的大きいため
に、雨天走行中、車体後部に近接して走行風の渦
が発生し、多量の雨滴がリヤウインドウのガラス
面に付着して視界を損なう不具合がある。そこで
従来、車体のルーフ後端部分に導風板を設け、ル
ーフに沿つて流れて来た走行風を上記導風板によ
りリヤウインドウに沿い流下させて、リヤウイン
ドウガラスへの雨滴の付着を防止するようにした
対策が施されているが、この種の導風板は、雨天
時以外では徒らに空気抵抗を増大し、燃費の悪化
及び最高速度の低下を招く不具合があつた。
本考案は、上記事情に鑑み創案されたもので、
リヤウインドウが形成された車体後面と、上記リ
ヤウインドウの車幅方向両側縁から夫々車両後方
に向かつて延出するとともに車体側面と略平行に
形成された板状の固定導風フインと、上記両導風
フイン間に配設されるとともに同導風フインに沿
つて延びる両側縁と上記車幅方向に沿つて延びる
前後端縁とを有する板状の導風部材と、同導風部
材の両側縁を上記前後端縁から離れた位置で夫夫
揺動自在に支持する支持部材と、上記導風フイン
と協働して上記ルーフに沿つて流れる走行風を上
記リヤウインドウに沿い流下させるべく上記導風
部材の前端縁がルーフを車体後方に延長した仮想
面より上方に位置しかつ後端縁が上記仮想面より
下方に位置する第1位置に上記導風部材を保持す
る第1の位置決め手段と、上記走行風を車両後方
に流通させるべく上記導風部材が上記仮想面に沿
う第2位置に上記導風部材を保持する第2の位置
決め手段とを備えたことを特徴とする自動車の後
部車体を要旨とするものである。
以下本考案の実施例を添付図面について具体的
に説明する。図中符号10は自動車の後部車体を
総括的に示し、12はルーフ、14はリヤウイン
ドウ、16は上記ルーフ12の後端部分に隣接し
て配置された板状の導風部材、18は上記導風部
材16の車巾方向両端部を支持すると共に走行風
を案内する側方導風フインである。第2図に良く
示されているように、上記導風部材16は、その
両端部を側方導風フイン18に螺合された枢支ピ
ン20によつて自在に廻動し得るように支持され
ている。更に、上記側方導風フイン18には、第
3図に詳細に示すようなストツパ22が上記枢支
ピン20の周りの同一円周上に2個所設けられて
いる。スツトパ22はスプリング24によつて常
時導風部材16の端面に向つて付勢され、その先
端が導風部材端面の対応する係止孔26に嵌合す
ることによつて、導風部材16を位置決めするも
のである。そして、ストツパ22の一つは、導風
部材16を第1図に実線で示した位置、即ちルー
フ12の後端部において大体その延長線上に位置
し、走行風を図中矢印W1で示すように大体ルー
フ12に沿つて後方に導く位置(第2位置)であ
り、その二は、第1図において鎖線で示した位
置、即ちルーフ12に沿つて流れて来た走行風を
鎖線矢印W2で示すようにリヤウインドウ14に
沿つて導く位置(第1位置)である。
上記構成において、雨天走行時には導風部材1
6は第1位置に保持され、ルーフ12に沿つて流
れて来た走行風が矢印W2で示すようにリヤウイ
ンドウ14に沿つて流れるので、車体直後方に発
生する走行風の渦に基因しウインドウガラスに水
滴が付着して視界が損なわれることが、効果的に
防止されるのである。しかし、この場合導風部材
16が空気抵抗を増す要因となるので、若干の燃
費の悪化、最高速度の低減が視界確保の己むを得
ない代償となるのである。一方、晴天時には、導
風部材16は、第1図実線で示す第2位置に保持
され、ルーフ12に沿つて流れて来た走行風が矢
印W1で示すように遠く車体後方に導かれるので、
車体後方に発生する渦が長く後方に延ばされるこ
とによつて、車体後端面に働く負圧を小さくし、
空気抵抗を小さくすることができる。即ち、導風
部材16を全く具備しない場合、高速走行時に、
車体後部の直後方に近接して渦が発生し、車体後
端面に作用する負圧が大きくなり、従つて空気抵
抗が増大するのであるが、上述したように、第2
位置に保持された導風部材16によつて、空気抵
抗が低減され、燃費を改善し、最高速度を向上す
ることができるのである。なお、導風部材16を
支持する側方導風フインは、特に導風部材16が
第1位置にあるとき、走行風をリヤウインドウ1
4に沿つて流すのに効果的であり、かつ高速走行
時の直進性を向上して走行安定性を改善するのに
極めて有効である。又導風部材16を、その第1
位置から第2位置へ、又はその逆に変位させる場
合、導風部材16に強い廻転力を加えることによ
り、ストツパ22がスプリング24を圧縮して後
退し係止孔26から抜け出すので、導風部材16
の位置を容易に変更することができる。更に、上
記実施例では、導風部材の位置決め用ストツパ2
2が側方導風フイン18内に二個設けられている
が、逆にストツパ22を導風部材16内に一個設
け、側方導風フイン18側に二個所の係止孔26
を設けるようにしてもよい。
叙上のように、本考案に係る自動車の後部車体
構造は、リヤウインドウが形成された車体後面
と、上記リヤウインドウの車幅方向両側縁から
夫々車両後方に向かつて延出するとともに車体側
面と略平行に形成された板状の固定導風フイン
と、上記両導風フイン間に配設されるとともに同
導風フインに沿つて延びる両側縁と上記車幅方向
に沿つて延びる前後端縁とを有する板状の導風部
材と、同導風部材の両側縁を上記前後端縁から離
れた位置で夫夫揺動自在に支持する支持部材と、
上記導風フインと協働して上記ルーフに沿つて流
れる走行風を上記リヤウインドウに沿い流下させ
るべく上記導風部材の前端縁がルーフを車体後方
に延長した仮想面より上方に位置しかつ後端縁が
上記仮想面より下方に位置する第1位置に上記導
風部材を保持する第1の位置決め手段と、上記走
行風を車両後方に流通させるべく上記導風部材が
上記仮想面に沿う第2位置に上記導風部材を保持
する第2の位置決め手段とを備えたことを特徴と
し、雨天走行時にはリヤウインドウに対する水滴
の付着を効果的に防止して視界を確保し、又雨天
以外の走行時には空気抵抗を低減して燃費を改善
し最高速度を向上し得る利点があり、実用上有益
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略側断面
図、第2図は第1図の部分的拡大平面図、第3図
は第2図の−線に沿う部分的断面図である。 10……後部車体、12……ルーフ、14……
リヤウインドウ、16……導風部材、20……枢
支ピン、22……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リヤウインドウが形成された車体後面と、上記
    リヤウインドウの車幅方向両側縁から夫々車両後
    方に向かつて延出するとともに車体側面と略平行
    に形成された板状の固定導風フインと、上記両導
    風フイン間に配設されるとともに同導風フインに
    沿つて延びる両側縁と上記車幅方向に沿つて延び
    る前後端縁とを有する板状の導風部材と、同導風
    部材の両側縁を上記前後端縁から離れた位置で夫
    夫揺動自在に支持する支持部材と、上記導風フイ
    ンと協働して上記ルーフに沿つて流れる走行風を
    上記リヤウインドウに沿い流下させるべく上記導
    風部材の前端縁がルーフを車体後方に延長した仮
    想面より上方に位置しかつ後端縁が上記仮想面よ
    り下方に位置する第1位置に上記導風部材を保持
    する第1の位置決め手段と、上記走行風を車両後
    方に流通させるべく上記導風部材が上記仮想面に
    沿う第2位置に上記導風部材を保持する第2の位
    置決め手段とを備えたことを特徴とする自動車の
    後部車体構造。
JP1985060028U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH0434130Y2 (ja)

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JP1985060028U JPH0434130Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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JP1985060028U JPH0434130Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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JPS61175071U JPS61175071U (ja) 1986-10-31
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JP1985060028U Expired JPH0434130Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54157925A (en) * 1978-05-01 1979-12-13 Ford Motor Co Speed responding air divagation instrument

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