JPH0423117Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0423117Y2 JPH0423117Y2 JP1986054052U JP5405286U JPH0423117Y2 JP H0423117 Y2 JPH0423117 Y2 JP H0423117Y2 JP 1986054052 U JP1986054052 U JP 1986054052U JP 5405286 U JP5405286 U JP 5405286U JP H0423117 Y2 JPH0423117 Y2 JP H0423117Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- vehicle body
- roof
- lower guide
- deflects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車の車体後部上端に設けられる
リヤスポイラーに関するものである。
リヤスポイラーに関するものである。
従来から自動車においては、車体後部上端に、
例えば実開昭53−8628号公報に示されているよう
に、バツクドアの上端部やルーフの後端部にリヤ
スポイラーを設けられており、走行中における車
体後方の空気流を整え車体の安定化の向上や燃費
の向上が図られている。
例えば実開昭53−8628号公報に示されているよう
に、バツクドアの上端部やルーフの後端部にリヤ
スポイラーを設けられており、走行中における車
体後方の空気流を整え車体の安定化の向上や燃費
の向上が図られている。
しかしながら、自動車車体後部上端に装着され
る従来のリヤスポイラーでは、走行中ルーフから
車体後方に流れる空気流を車体後部下方に偏向し
て車体後方に生じ易い空気渦の発生を抑えるもの
のの形状と、前記空気流を車体後部上方に偏向し
てリヤリフトを低減するようにしたものの形状と
が大きく異なることら、これらを、すなわち空気
渦の抑止とリヤリフトの低減を同時に満足させる
ことができないという問題点があり、いずれか一
方の機能を果すリヤスポイラーを装着しているの
が現状であつた。
る従来のリヤスポイラーでは、走行中ルーフから
車体後方に流れる空気流を車体後部下方に偏向し
て車体後方に生じ易い空気渦の発生を抑えるもの
のの形状と、前記空気流を車体後部上方に偏向し
てリヤリフトを低減するようにしたものの形状と
が大きく異なることら、これらを、すなわち空気
渦の抑止とリヤリフトの低減を同時に満足させる
ことができないという問題点があり、いずれか一
方の機能を果すリヤスポイラーを装着しているの
が現状であつた。
本考案は、上記した従来の問題点を考慮してな
されたもので、車体後部上端に設けられるリヤス
ポイラーにおいて、車体後部上方に向けて傾斜し
た案内面を有し走行中にルーフから車体後方に流
れる空気流を車体後部上方に向けて偏向する上方
案内部と、車体後部下方に向けて傾斜した案内面
を有し走行中にルーフから車体後方に流れる空気
流を車体後部下方に向けて偏向する下方案内部と
を備え、車幅方向に亘つて、前記下方案内部を中
央に配しこの下方案内部の両側に上方案内部を配
したことを特徴とする自動車用リヤスポイラーを
提供して、上記した従来の問題点を解消するもの
である。
されたもので、車体後部上端に設けられるリヤス
ポイラーにおいて、車体後部上方に向けて傾斜し
た案内面を有し走行中にルーフから車体後方に流
れる空気流を車体後部上方に向けて偏向する上方
案内部と、車体後部下方に向けて傾斜した案内面
を有し走行中にルーフから車体後方に流れる空気
流を車体後部下方に向けて偏向する下方案内部と
を備え、車幅方向に亘つて、前記下方案内部を中
央に配しこの下方案内部の両側に上方案内部を配
したことを特徴とする自動車用リヤスポイラーを
提供して、上記した従来の問題点を解消するもの
である。
本考案においては、車体ルーフ上を流れる空気
の流速が中央部分が最も速く、左右端に行くに従
つて流速が下つていることから、流速が異なる空
気流それぞれに対応して上方案内部と下方案内部
とを配列し、流速が大きく運動エネルギーの大き
い空気流を車体後方下部に偏向して、また流速の
小さい空気流を車体後方上部に偏向して、空気渦
の発生を抑えるとともに、リヤリフトの悪化を抑
えるようにしたのである。
の流速が中央部分が最も速く、左右端に行くに従
つて流速が下つていることから、流速が異なる空
気流それぞれに対応して上方案内部と下方案内部
とを配列し、流速が大きく運動エネルギーの大き
い空気流を車体後方下部に偏向して、また流速の
小さい空気流を車体後方上部に偏向して、空気渦
の発生を抑えるとともに、リヤリフトの悪化を抑
えるようにしたのである。
つぎに、本考案を第1図から第3図に示す一実
施例に基づいて詳細に説明する。
施例に基づいて詳細に説明する。
図中1は車体aの後部上端に装着されたリヤス
ポイラーで、該リヤスポイラー1は、ルーフbの
中央部分cに対応した下方案内部2と、ルーフb
の側端部分dに対応し前記下方案内部2の両側に
位置した上方案内部3とからなり、前記下方案内
部2と上方案内部3とが車幅方向に配列されてい
る。前記下方案内部2はルーフbから連続し車体
後方下部に向けて傾斜した案内面20を有してい
て、走行中ルーフbの中央部分を流れる流速の大
きい空気流を車体後方下部に偏向し、車体後方で
生じ易い空気渦の発生を抑えて車体の空気抵抗を
軽減するのである。
ポイラーで、該リヤスポイラー1は、ルーフbの
中央部分cに対応した下方案内部2と、ルーフb
の側端部分dに対応し前記下方案内部2の両側に
位置した上方案内部3とからなり、前記下方案内
部2と上方案内部3とが車幅方向に配列されてい
る。前記下方案内部2はルーフbから連続し車体
後方下部に向けて傾斜した案内面20を有してい
て、走行中ルーフbの中央部分を流れる流速の大
きい空気流を車体後方下部に偏向し、車体後方で
生じ易い空気渦の発生を抑えて車体の空気抵抗を
軽減するのである。
また上記上方案内部3は前縁がルーフbと連続
し後縁が車体後方上部に向けて傾斜した案内面3
0を有していて、走行中ルーフbの側端部分を流
れる流速の小さい空気流を車体後方上部に偏向
し、リヤリフトの悪化を抑えるのである。
し後縁が車体後方上部に向けて傾斜した案内面3
0を有していて、走行中ルーフbの側端部分を流
れる流速の小さい空気流を車体後方上部に偏向
し、リヤリフトの悪化を抑えるのである。
なお、上記実施例において、下方案内部2の案
内面20の傾斜角度を約8°とし、上方案内部3の
案内面30は案内面20の傾斜角度と同様に傾斜
させたのち後縁が約10mm跳ね上つた形状とすると
ともに、上方案内部を幅寸法を約300mmと設定し
た場合、空気抵抗が2%低減し、かつリヤリフト
の悪化が見られないという結果が得られた。
内面20の傾斜角度を約8°とし、上方案内部3の
案内面30は案内面20の傾斜角度と同様に傾斜
させたのち後縁が約10mm跳ね上つた形状とすると
ともに、上方案内部を幅寸法を約300mmと設定し
た場合、空気抵抗が2%低減し、かつリヤリフト
の悪化が見られないという結果が得られた。
以上説明したように、本考案によれば、走行中
ルーフから車体後方に流れる空気流を車体後方下
部に向けて偏向する下方案内部と、空気流を車体
後方上部に向けて偏向する上方案内部とを車幅方
向に下方案内部にあつては中央に、上方案内部に
あつては下方案内部の両側に配列したので、ルー
フ上の流速の速い中央部分の空気流を下方案内部
が車体後方下部に偏向して車体後方の空気渦の発
生を抑え、ルーフ上の流速の遅い側端部分の空気
流を上方案内部が車体後方上部に偏向してリヤリ
フトの悪化を抑えて、走行中の車体が極めて安定
するなど、実用性にすぐれた効果を奏するもので
ある。
ルーフから車体後方に流れる空気流を車体後方下
部に向けて偏向する下方案内部と、空気流を車体
後方上部に向けて偏向する上方案内部とを車幅方
向に下方案内部にあつては中央に、上方案内部に
あつては下方案内部の両側に配列したので、ルー
フ上の流速の速い中央部分の空気流を下方案内部
が車体後方下部に偏向して車体後方の空気渦の発
生を抑え、ルーフ上の流速の遅い側端部分の空気
流を上方案内部が車体後方上部に偏向してリヤリ
フトの悪化を抑えて、走行中の車体が極めて安定
するなど、実用性にすぐれた効果を奏するもので
ある。
第1図は本考案に係る自動車用リヤスポイラー
の一実施例を車体に装着した状態で示す説明図、
第2図は第1図−線部の車体およびリヤスポ
イラーの輪郭を示す説明図、第3図は第1図−
線部の車体およびリヤスポイラーの輪郭を示す
説明図である。 1……リヤスポイラー、2……下方案内部、3
……上方案内部、20……案内面、30……案内
面。
の一実施例を車体に装着した状態で示す説明図、
第2図は第1図−線部の車体およびリヤスポ
イラーの輪郭を示す説明図、第3図は第1図−
線部の車体およびリヤスポイラーの輪郭を示す
説明図である。 1……リヤスポイラー、2……下方案内部、3
……上方案内部、20……案内面、30……案内
面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体後部上端に設けられるリヤスポイラーにお
いて、 車体後部上方に向けて傾斜した案内面を有し走
行中にルーフから車体後方に流れる空気流を車体
後部上方に向けて偏向する上方案内部と、車体後
部下方に向けて傾斜した案内面を有し走行中にル
ーフから車体後方に流れる空気流を車体後部下方
に向けて偏向する下方案内部とを備え、車幅方向
に亘つて、前記下方案内部を中央に配しこの下方
案内部の両側に上方案内部を配したことを特徴と
する自動車用リヤスポイラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986054052U JPH0423117Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986054052U JPH0423117Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62165183U JPS62165183U (ja) | 1987-10-20 |
JPH0423117Y2 true JPH0423117Y2 (ja) | 1992-05-28 |
Family
ID=30880684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986054052U Expired JPH0423117Y2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0423117Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5262400B2 (ja) * | 2008-07-29 | 2013-08-14 | マツダ株式会社 | 車両の後部構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6087834U (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-17 | 三菱自動車工業株式会社 | テ−ルランプ防汚装置 |
-
1986
- 1986-04-10 JP JP1986054052U patent/JPH0423117Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62165183U (ja) | 1987-10-20 |
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