JPH088954Y2 - 自動車のベンチュリースカート構造 - Google Patents

自動車のベンチュリースカート構造

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JPH088954Y2
JPH088954Y2 JP5214290U JP5214290U JPH088954Y2 JP H088954 Y2 JPH088954 Y2 JP H088954Y2 JP 5214290 U JP5214290 U JP 5214290U JP 5214290 U JP5214290 U JP 5214290U JP H088954 Y2 JPH088954 Y2 JP H088954Y2
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venturi
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正彦 福田
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (考案の技術分野) この考案は、車体のフロントエンドに設けられる自動
車のベンチュリースカート構造に関する。
(従来の技術) レーシングカー、スポーツカーなどの高速走行用の自
動車においては、空気抵抗係数(CD)および揚力係数
(CL)が大きな問題となる。したがって、スポーツカー
などにおいては、空気抵抗を低減するために、車体の形
状を空気抵抗をできるだけ受けない流線形すなわちエア
フロータイプにし、さらに揚力を低下させるために、フ
ロントスポイラ、リヤスポイラを装着している。そし
て、高速走行時に走行安定性を向上させるとともに、コ
ーナリング時に負の揚力を発生させている。
ところで、車体のフロントエンドに設けられるベンチ
ュリー、エアダムスカートは、一般に第7図および第8
図に示すように構成されている。
すなわち、第7図は車体1のフロントバンパ2と前輪
3との間にベンチュリー4を設けた状態を示すもので、
第8図は車体1のフロントバンパ2の後方にエアダムス
カート5を設けた状態を示すものである。前記ベンチュ
リー4は、合成樹脂材料からなる1枚プレートによって
形成され、エンジンルームに巻き込まれる空気を押さえ
ることができ、空気抵抗を減少させる効果があり、エア
ダムスカート5も、合成樹脂材料からなる1枚プレート
によって形成され、揚力を減少させる効果がある。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前述のベンチュリー4は空気抵抗を減少さ
せるのみ目的のであるが、ベンチュリー4に案内されて
後方に向かった空気が前輪3に当り、十分な効果が得ら
れない。また、エアダムスカート5は揚力を減少させる
のみで、逆に空気抵抗が増大するという問題があり、両
立ができない。
この考案は、前記事情に着目してなされたもので、そ
の目的とするところは、前輪に当る空気を減少させ、空
気抵抗を減少させるとともに、揚力を減少させ、空気抵
抗係数(CD)および揚力係数(CL)を低減できる自動車
のベンチュリースカート構造を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段及び作用) この考案は、前述した目的を達成するために、ベンチ
ュリースカート本体を流線形状とするとともに、前輪の
前側に位置するベンチュリースカート本体の一部に、ベ
ンチュリースカート本体の下面を流れる空気を整流して
前記前輪の外側へ逃がす凹陥部を設けたことにある。
走行時に、空気はベンチュリースカート本体の下面に
沿って流れるとともに、前輪に向かう空気を凹陥部によ
って前輪の外側へ逃げるため、空気抵抗が減少するとと
もに、凹陥部によって揚力を減少させる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はスポーツカーなどの高速走行用自動車のフロ
ント側を示すもので、11は車体であり、12はフードパネ
ル、13はフロントフェンダである。車体11のフロントエ
ンド14にはフロントサイドメンバおよびフロントエンド
クロスメンバ(図示しない)に取付けられるフロントバ
ンパ15が設けられ、このフロントバンパ15の下側にはフ
ロントスカートパネル16が設けられている。さらに、フ
ロントエンド14と前輪17との間の下部にはベンチュリー
スカート本体18が設けられている。
前記ベンチュリースカート本体18は、第2図〜第4図
に示すように、金属プレートまたは合成樹脂プレートに
よって流線形状に形成され、側断面が円弧状に形成され
ている。ベンチュリースカート本体18の前縁部18aは前
記フロントバンパ15の形状に沿って円弧状に形成され、
後縁部18bの左右両端部は前輪17、17に近接するように
突出して設けられている。さらに、ベンチュリースカー
ト本体18の下面の左右両側部、つまり前輪17、17の前方
に位置する部分には凹陥部19、19が設けられている。こ
れら凹陥部19、19はベンチュリースカート本体18の前縁
部18aから後縁部18bに向かって漸次深さが深くなってお
り、車幅方向の中心側および後部側には円弧状に連続す
る空気案内壁20が形成されているとともに、凹陥部19、
19はベンチュリースカート本体18の幅方向に両端縁には
空気逃げ部21が形成されている。
前記ベンチュリースカート本体18は、車体の大きさに
よって異なるが、幅aが1500mmのベンチュリースカート
本体18の場合には、凹陥部19の幅bが300mm、長さcが4
00mm、深さ40mmに形成されている。
このように車体11のフロント側にベンチュリースカー
ト本体18を設けることによって、走行中の空気のうち、
車幅方向の中央域の空気はベンチュリースカート本体18
の下面に沿って流れるため、空気抵抗を減少させること
ができ、従来のベンチュリースカートの役目を果たす。
また、車幅方向の両端域の空気はベンチュリースカート
本体18の下面から凹陥部19、19に流れる。このとき、凹
陥部19、19には車幅方向の中心側および後部側には円弧
状に連続する空気案内壁20が形成されているとともに、
ベンチュリースカート本体18の幅方向に両端縁には空気
逃げ部21が形成されているため、空気は整流となって空
気案内壁20に当って下向きとなり、揚力を低減し、従来
のエアダムスカートと同様の働きをする。さらに、凹陥
部19、19に入った空気は、空気逃げ部21から前輪17、17
の外側に導かれるために、前輪17、17に当る空気量を減
少させることができる。
したがって、1つのベンチュリースカート本体18によ
ってベンチュリースカートとエアダムスカートの役目を
果たし、空気抵抗係数(CD)および揚力係数(CL)を低
減できるという効果がある。高速走行時の走行安定性を
向上できるとともに、風切り音を低減できる。
また、ベンチュリースカート本体18は軽量であり、1
枚板であるために、取り付け作業も容易である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、前輪の前側
に位置するベンチュリースカート本体の一部に、ベンチ
ュリースカート本体の下面を流れる空気を整流して前記
前輪の外側へ逃がす凹陥部を設けたことにより、走行時
に、空気はベンチュリースカート本体の下面に沿って流
れるとともに、前輪に向かう空気を凹陥部によって前輪
の外側へ逃げるため、空気抵抗が減少するとともに、凹
陥部によって揚力を減少させることができる。したがっ
て、空気抵抗係数(CD)および揚力係数(CL)を低減で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示すもので、第
1図は自動車のフロント側を示す側面図、第2図はベン
チュリースカート本体の正面図、第3図は同下面図、第
4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は自動車
の概略的正面図、第6図は同下面図、第7図はベンチュ
リースカートを取り付けた自動車のフロント側の側面
図、第8図はエアダムスカートを取り付けた自動車のフ
ロント側の側面図である。 11……車体、13……フロントエンド、17……前輪、18…
…ベンチュリースカート本体、19……凹陥部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のフロントエンドから前輪までの間に
    設けられる自動車のベンチュリースカート構造におい
    て、前記ベンチュリースカート本体を流線形状とすると
    ともに、前記前輪の前側に位置するベンチュリースカー
    ト本体の一部に、ベンチュリースカート本体の下面を流
    れる空気を整流して前記前輪の外側へ逃がす凹陥部を設
    けたことを特徴とする自動車のベンチュリースカート構
    造。
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JP4613630B2 (ja) * 2005-02-10 2011-01-19 マツダ株式会社 車両の前部整流構造
JP5844193B2 (ja) * 2012-03-27 2016-01-13 小島プレス工業株式会社 フェンダーライナ

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