JPS6337348Y2 - - Google Patents
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- JPS6337348Y2 JPS6337348Y2 JP13616883U JP13616883U JPS6337348Y2 JP S6337348 Y2 JPS6337348 Y2 JP S6337348Y2 JP 13616883 U JP13616883 U JP 13616883U JP 13616883 U JP13616883 U JP 13616883U JP S6337348 Y2 JPS6337348 Y2 JP S6337348Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- vehicle body
- vehicle
- cut flap
- balance panel
- Prior art date
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
Description
本考案は、自動車の前面構造に係り、特に、車
体前端下部に車体幅方向に長く形成されるエアカ
ツトフラツプを有して成り、走行中の車両の車体
前部に作用する空気力学的特性を改善した自動車
の前面構造に関する。
体前端下部に車体幅方向に長く形成されるエアカ
ツトフラツプを有して成り、走行中の車両の車体
前部に作用する空気力学的特性を改善した自動車
の前面構造に関する。
走行中の自動車に作用する車速風による空気抵
抗は相当に大きなものであり、走行安定性、操縦
性、更に、燃費等に悪影響を及ぼしている。 従来においては、例えば、第1図に示される様
に、自動車10の車体前端下部に車体幅方向に長
く配置されるフロントバランスパネル12の下端
部を、前方に凸の円弧状としたことにより、車体
前面の空気抵抗を低減するようにしたものがあ
る。図の符号2はフロントバンパ、4はラジエー
タ、6はエンジンを示す。 しかしながら、この場合には、前方からの空気
流が車体の下側に流れ込むため、該気流が車体下
側面の凹凸個所に当り、従つて、車両全体として
受ける空気抵抗を効果的に低減することができな
いという問題点があつた。 上記問題の対策として、空気部品、いわゆる、
エアロパーツを車体前端下部に装着することが既
に知られており、例えば、第2図に示される様
に、エアカツトフラツプ24を、フロントバラン
スパネル22の下端部に沿つて一体的に、車体幅
方向に長く、かつ、略垂直に形成することによ
り、車体下側に流れ込む空気流を前記エアカツト
フラツプ24の後方で、かつ、車体下側の特定範
囲にわたり前方の車体下側面から剥離して、車体
下側面の凹凸個所の空気抵抗を低減するようにし
たものがある。 この場合には、前者と比較して、車両全体の空
気抵抗を低減することができるが、エアカツトフ
ラツプ24自体の空気抵抗が大きいために効果的
に空気抵抗を低減することができなかつた。 また、上記以外に、車体に加わる空気力学的特
性を改善するための手段として、例えば、実開昭
55−119275号公報の第3図に示される如く、車体
前面のフロントパネル36の下端部に、略垂直で
かつ車体幅方向にのびたエアカツトフラツプ形状
の車体の前面構造としてのロアシユラウド34
と、該ロアシユラウド34に沿つて車体幅方向に
のびたフロントエアスカート32と、を有して成
り、前記フロントエアスカート32とロアシユラ
ウド34との間隙に、空気流路38を形成し、前
記空気流路の38の間隙幅を上方から下方に向け
て漸次減少するようにしたものがある。 この場合には、車両前面に当たる車速風の一部
を空気流路38を通して車体の下方に偏向させる
ことにより、車体前部の下側に剥離流を効果的に
生じさせることができ、従つて、ロアシユラウド
34の下端部に更にエアカツトフラツプを形成し
た場合と同様な空気特性を得ることができる。し
かしながら、この場合においても、フロントエア
スカート32の前面に当る空気流も下向きに案内
されて強い剥離流が形成されるので剥離が過剰と
なり、前記従来例と同様に、空気抵抗が大きくな
るという問題点があつた。 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、簡単な構成で、車体前部下側に剥離
流を形成しつつ、車体前部の空気抵抗を低減する
ことができる自動車の前面構造を提供することを
目的とする。
抗は相当に大きなものであり、走行安定性、操縦
性、更に、燃費等に悪影響を及ぼしている。 従来においては、例えば、第1図に示される様
に、自動車10の車体前端下部に車体幅方向に長
く配置されるフロントバランスパネル12の下端
部を、前方に凸の円弧状としたことにより、車体
前面の空気抵抗を低減するようにしたものがあ
る。図の符号2はフロントバンパ、4はラジエー
タ、6はエンジンを示す。 しかしながら、この場合には、前方からの空気
流が車体の下側に流れ込むため、該気流が車体下
側面の凹凸個所に当り、従つて、車両全体として
受ける空気抵抗を効果的に低減することができな
いという問題点があつた。 上記問題の対策として、空気部品、いわゆる、
エアロパーツを車体前端下部に装着することが既
に知られており、例えば、第2図に示される様
に、エアカツトフラツプ24を、フロントバラン
スパネル22の下端部に沿つて一体的に、車体幅
方向に長く、かつ、略垂直に形成することによ
り、車体下側に流れ込む空気流を前記エアカツト
フラツプ24の後方で、かつ、車体下側の特定範
囲にわたり前方の車体下側面から剥離して、車体
下側面の凹凸個所の空気抵抗を低減するようにし
たものがある。 この場合には、前者と比較して、車両全体の空
気抵抗を低減することができるが、エアカツトフ
ラツプ24自体の空気抵抗が大きいために効果的
に空気抵抗を低減することができなかつた。 また、上記以外に、車体に加わる空気力学的特
性を改善するための手段として、例えば、実開昭
55−119275号公報の第3図に示される如く、車体
前面のフロントパネル36の下端部に、略垂直で
かつ車体幅方向にのびたエアカツトフラツプ形状
の車体の前面構造としてのロアシユラウド34
と、該ロアシユラウド34に沿つて車体幅方向に
のびたフロントエアスカート32と、を有して成
り、前記フロントエアスカート32とロアシユラ
ウド34との間隙に、空気流路38を形成し、前
記空気流路の38の間隙幅を上方から下方に向け
て漸次減少するようにしたものがある。 この場合には、車両前面に当たる車速風の一部
を空気流路38を通して車体の下方に偏向させる
ことにより、車体前部の下側に剥離流を効果的に
生じさせることができ、従つて、ロアシユラウド
34の下端部に更にエアカツトフラツプを形成し
た場合と同様な空気特性を得ることができる。し
かしながら、この場合においても、フロントエア
スカート32の前面に当る空気流も下向きに案内
されて強い剥離流が形成されるので剥離が過剰と
なり、前記従来例と同様に、空気抵抗が大きくな
るという問題点があつた。 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、簡単な構成で、車体前部下側に剥離
流を形成しつつ、車体前部の空気抵抗を低減する
ことができる自動車の前面構造を提供することを
目的とする。
本考案は、車体前端下部に車体幅方向に長く形
成されるエアカツトフラツプを有してなる自動車
の前面構造において、前記エアカツトフラツプの
前方に、車両走行時に車速風の一部を上方の開口
部より導入して下方の開口部から下方へ偏向させ
るようにした空気流路を、前記エアカツトフラツ
プ前面との間に形成するとともに、前後方向の縦
断面で、下端角部が前方に凸の円弧状とされた略
L字形字状のバランスパネルを配置したことによ
り、前記目的を達成したものである。
成されるエアカツトフラツプを有してなる自動車
の前面構造において、前記エアカツトフラツプの
前方に、車両走行時に車速風の一部を上方の開口
部より導入して下方の開口部から下方へ偏向させ
るようにした空気流路を、前記エアカツトフラツ
プ前面との間に形成するとともに、前後方向の縦
断面で、下端角部が前方に凸の円弧状とされた略
L字形字状のバランスパネルを配置したことによ
り、前記目的を達成したものである。
本考案においては、バランスパネルの下端角部
を前方に凸の円弧形状として、これに当る空気流
を該バランスパネルの下端部に沿つて車体下側後
方へ流れるようにすることにより、車体前面の空
気抵抗を大幅に低減することができ、更に、空気
流路を介して、車体前面に当る空気流の一部を車
体下方へ偏向することにより、エアカツトフラツ
プの下側にエアカーテンを生じさせ、該エアカー
テン後方に剥離流を効果的に生じさせることがで
きる。
を前方に凸の円弧形状として、これに当る空気流
を該バランスパネルの下端部に沿つて車体下側後
方へ流れるようにすることにより、車体前面の空
気抵抗を大幅に低減することができ、更に、空気
流路を介して、車体前面に当る空気流の一部を車
体下方へ偏向することにより、エアカツトフラツ
プの下側にエアカーテンを生じさせ、該エアカー
テン後方に剥離流を効果的に生じさせることがで
きる。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。 なお、第1図ないし第3図に示される従来の自
動車の前面構造におけると同一または相当する部
分については、第1図ないし第3図と同一の符号
を附することにより説明を省略する。 本実施例は、第4図および第5図に示される様
に、自動車40の車体前端下部に車体幅方向に長
く形成されるエアカツトフラツプ44を有してな
る自動車40の前面構造40Aにおいて、前記エ
アカツトフラツプ44の前方に、車両走行時に車
速風の一部を上方の開口部48Aより導入して下
方の開口部48Bから下方へ偏向させるようにし
た空気流路48を、前記エアカツトフラツプ44
前面との間に車体幅方向に長く形成するととも
に、前後方向の縦断面で、下端角部42Aが前方
に凸の円弧状とされた略L字形状のフロントバラ
ンスパネル42を配置したものである。 前記フロントバランスパネル42は、前記エア
カツトフラツプ44の下端部に沿つて車体幅方向
に長く設けられている。 前記空気流路48は、前記フロントバランスパ
ネル22が前後方向の縦断面で、略L字形状とさ
れているため、該フロントバランスパネル42と
前記エアカツトフラツプ44とによる車体前後方
向の間隙幅が上方開口部48Aから下方開口部4
8Bに向かい急減するように形成されている。 前記上方開口部48Aおよび下方開口部48B
は、車体幅方向に長く開口されている。 次に、本実施例の作用について説明する。 車両走行時に自動車40の前面構造40Aに当
たる空気流は、上下、左右に分流して車体後方に
流れる。この空気流一部は、フロントバランスパ
ネル42に当たり、あるいは、上方開口部48A
から空気流路48に流入する。 フロントバランスパネル42付近においては、
該フロントバランスパネル42の下端角部42A
が前後方向に縦断面で前方に凸の円弧状とされて
いるため、フロントバランスパネル42に当たる
空気流は、その下端角部42Aに沿つて、速やか
に車体下側後方へ流れ、従つて、フロントバラン
スパネル42の空気抵抗は大幅に低減される。 一方、空気流路48に流入する空気流は、下方
開口部48Bから車体下方に向かい流出する。 ここで、前記空気流路48においては、前記上
方開口部48Aの間隙幅より下方開口部48Bの
間隙幅が小とされているため、上方開口部48A
より流入する空気流は、下方開口部48Bで流速
が増加され、車体下方に向かい勢いよく流出す
る。これにより、下方開口部48Bの下側にエア
カーテンが形成される。 前方から車体下側に流れ込む空気流は、前記エ
アカーテンにより下方に押しやられ、該エアカー
テンを回り込むように流れるため、該空気流はエ
アカーテン後方で剥離流となり、車体前部下側に
剥離域を生じさせる。 これにより、前記空気流が車体前部下側の凹凸
部を避けて車体後方に流れるため、車体前部下側
の空気抵抗は大幅に低減される。 本実施例によれば、下端角部が前方に凸の円弧
状とされたフロントバランスパネル42をエアカ
ツトフラツプ44に沿つて車体幅方向に長く全体
的に配置したことにより、車体前面下部の空気抵
抗を低減するとともに、該フロントバランスパネ
ル42によつて形成された後方への空気流を下方
開口部48から噴出される下向きのエアカーテン
により、車体前部下側への剥離流として、車体前
部下側の空気抵抗を大幅に低減することができ
る。 これに対して、第3図に示される従来例の場合
は、フロントエアスカート32が前方に凹となつ
ていて、これに当る主空気流が下向きになり、こ
れに空気流路38の下向きの流れが加わり、過剰
な剥離が生じ、空気抵抗が却つて増大してしま
う。 次に、本考案の第2実施例を説明する。 この実施例は、第6図に示される様に、車体幅
方向に長く形成されるエアカツトフラツプ54の
前方に、第1実施例におけるフロントバランスパ
ネル42の代りに、フロントホイール(図示省
略)に対向する位置でエアカツトフラツプ54の
前面との間に空気流路58を形成するように、下
端角部52Aが前後方向の縦断面で前方の凸の円
弧状とされた略L字形状のフロントバランスパネ
ル52,52を配置したものである。 前記エアカツトフラツプ54は、第7図および
第8図に示される様に、前記フロントバランスパ
ネル52,52が配置された部分を除き、下端部
54Bが前後方向の縦断面で前方に凸の円弧状と
されており、該フロントバランスパネル52,5
2が配置された部分の下端部54Aが前後方向の
縦断面で前方に凸のL字形状とされている。 この実施例の場合には、第1実施例と同様に、
エアカツトフラツプ54およびフロントバランス
パネル52に当たる空気流を速やかに車体下側後
方へ流すことができ、従つて、エアカツトフラツ
プ54およびフロントバランスパネル52の空気
抵抗を低減することができる。 また、この場合には、空気流路58により前方
からの空気流の一部を車体下方に向けてフロント
タイヤに対向する位置に放出するようにしている
ので、フロントホイールの空気抵抗を低減するこ
とができる。従つて、この実施例は、車体前部下
側が比較的に平らな車両に用いるのに好適であ
る。 なお、本考案のエアカツトフラツプとフロント
バランスパネルとの構成は、前記第1実施例およ
び第2実施例に限定されるものではなく、例え
ば、第9図に示される様に、第1実施例と第2実
施例とを組合わせるようにしたものであつてもよ
い。 また、上記実施例においては、フロントバラン
スパネルは、自動車の前面構造と別体とされてい
たが、本考案は、これに限定されるものではな
く、例えば、フロントバランスパネル22をフロ
ントバンパに一体的に形成したものであつてもよ
い。
る。 なお、第1図ないし第3図に示される従来の自
動車の前面構造におけると同一または相当する部
分については、第1図ないし第3図と同一の符号
を附することにより説明を省略する。 本実施例は、第4図および第5図に示される様
に、自動車40の車体前端下部に車体幅方向に長
く形成されるエアカツトフラツプ44を有してな
る自動車40の前面構造40Aにおいて、前記エ
アカツトフラツプ44の前方に、車両走行時に車
速風の一部を上方の開口部48Aより導入して下
方の開口部48Bから下方へ偏向させるようにし
た空気流路48を、前記エアカツトフラツプ44
前面との間に車体幅方向に長く形成するととも
に、前後方向の縦断面で、下端角部42Aが前方
に凸の円弧状とされた略L字形状のフロントバラ
ンスパネル42を配置したものである。 前記フロントバランスパネル42は、前記エア
カツトフラツプ44の下端部に沿つて車体幅方向
に長く設けられている。 前記空気流路48は、前記フロントバランスパ
ネル22が前後方向の縦断面で、略L字形状とさ
れているため、該フロントバランスパネル42と
前記エアカツトフラツプ44とによる車体前後方
向の間隙幅が上方開口部48Aから下方開口部4
8Bに向かい急減するように形成されている。 前記上方開口部48Aおよび下方開口部48B
は、車体幅方向に長く開口されている。 次に、本実施例の作用について説明する。 車両走行時に自動車40の前面構造40Aに当
たる空気流は、上下、左右に分流して車体後方に
流れる。この空気流一部は、フロントバランスパ
ネル42に当たり、あるいは、上方開口部48A
から空気流路48に流入する。 フロントバランスパネル42付近においては、
該フロントバランスパネル42の下端角部42A
が前後方向に縦断面で前方に凸の円弧状とされて
いるため、フロントバランスパネル42に当たる
空気流は、その下端角部42Aに沿つて、速やか
に車体下側後方へ流れ、従つて、フロントバラン
スパネル42の空気抵抗は大幅に低減される。 一方、空気流路48に流入する空気流は、下方
開口部48Bから車体下方に向かい流出する。 ここで、前記空気流路48においては、前記上
方開口部48Aの間隙幅より下方開口部48Bの
間隙幅が小とされているため、上方開口部48A
より流入する空気流は、下方開口部48Bで流速
が増加され、車体下方に向かい勢いよく流出す
る。これにより、下方開口部48Bの下側にエア
カーテンが形成される。 前方から車体下側に流れ込む空気流は、前記エ
アカーテンにより下方に押しやられ、該エアカー
テンを回り込むように流れるため、該空気流はエ
アカーテン後方で剥離流となり、車体前部下側に
剥離域を生じさせる。 これにより、前記空気流が車体前部下側の凹凸
部を避けて車体後方に流れるため、車体前部下側
の空気抵抗は大幅に低減される。 本実施例によれば、下端角部が前方に凸の円弧
状とされたフロントバランスパネル42をエアカ
ツトフラツプ44に沿つて車体幅方向に長く全体
的に配置したことにより、車体前面下部の空気抵
抗を低減するとともに、該フロントバランスパネ
ル42によつて形成された後方への空気流を下方
開口部48から噴出される下向きのエアカーテン
により、車体前部下側への剥離流として、車体前
部下側の空気抵抗を大幅に低減することができ
る。 これに対して、第3図に示される従来例の場合
は、フロントエアスカート32が前方に凹となつ
ていて、これに当る主空気流が下向きになり、こ
れに空気流路38の下向きの流れが加わり、過剰
な剥離が生じ、空気抵抗が却つて増大してしま
う。 次に、本考案の第2実施例を説明する。 この実施例は、第6図に示される様に、車体幅
方向に長く形成されるエアカツトフラツプ54の
前方に、第1実施例におけるフロントバランスパ
ネル42の代りに、フロントホイール(図示省
略)に対向する位置でエアカツトフラツプ54の
前面との間に空気流路58を形成するように、下
端角部52Aが前後方向の縦断面で前方の凸の円
弧状とされた略L字形状のフロントバランスパネ
ル52,52を配置したものである。 前記エアカツトフラツプ54は、第7図および
第8図に示される様に、前記フロントバランスパ
ネル52,52が配置された部分を除き、下端部
54Bが前後方向の縦断面で前方に凸の円弧状と
されており、該フロントバランスパネル52,5
2が配置された部分の下端部54Aが前後方向の
縦断面で前方に凸のL字形状とされている。 この実施例の場合には、第1実施例と同様に、
エアカツトフラツプ54およびフロントバランス
パネル52に当たる空気流を速やかに車体下側後
方へ流すことができ、従つて、エアカツトフラツ
プ54およびフロントバランスパネル52の空気
抵抗を低減することができる。 また、この場合には、空気流路58により前方
からの空気流の一部を車体下方に向けてフロント
タイヤに対向する位置に放出するようにしている
ので、フロントホイールの空気抵抗を低減するこ
とができる。従つて、この実施例は、車体前部下
側が比較的に平らな車両に用いるのに好適であ
る。 なお、本考案のエアカツトフラツプとフロント
バランスパネルとの構成は、前記第1実施例およ
び第2実施例に限定されるものではなく、例え
ば、第9図に示される様に、第1実施例と第2実
施例とを組合わせるようにしたものであつてもよ
い。 また、上記実施例においては、フロントバラン
スパネルは、自動車の前面構造と別体とされてい
たが、本考案は、これに限定されるものではな
く、例えば、フロントバランスパネル22をフロ
ントバンパに一体的に形成したものであつてもよ
い。
以上説明したとおり、本考案によれば、簡単な
構成で、車体前部下側に剥離流を形成しつつ、車
体前面の空気抵抗を低減することができ、従つ
て、自動車の走行安定性、操縦性を向上し、更に
燃料消費の低減、最高速度の増進を図ることがで
きるという優れた効果を有する。
構成で、車体前部下側に剥離流を形成しつつ、車
体前面の空気抵抗を低減することができ、従つ
て、自動車の走行安定性、操縦性を向上し、更に
燃料消費の低減、最高速度の増進を図ることがで
きるという優れた効果を有する。
第1図ないし第3図は、従来の自動車の前面構
造の構成を示す略示側面図、第4図は、本考案に
係る自動車の前面構造の第1実施例の構成を示す
略示側面図、第5図は、前記実施例の主要部の構
成を示す拡大斜視図、第6図は、本考案の第2実
施例の主要部の構成を示す斜視図、第7図または
第8図は、第6図の−線または−線に沿
う断面図、第9図は、その他の実施例の主要部の
構成を示す斜視図である。 10,20,30,40……自動車、10A,
20A,30A,40A……前面構造、12,2
2,42,52,62……フロントバランスパネ
ル、24,44,54,64……エアカツトフラ
ツプ、38,48,58、68……空気流路、4
2A,52A……下端角部、48A……上方開口
部、48B……下方開口部。
造の構成を示す略示側面図、第4図は、本考案に
係る自動車の前面構造の第1実施例の構成を示す
略示側面図、第5図は、前記実施例の主要部の構
成を示す拡大斜視図、第6図は、本考案の第2実
施例の主要部の構成を示す斜視図、第7図または
第8図は、第6図の−線または−線に沿
う断面図、第9図は、その他の実施例の主要部の
構成を示す斜視図である。 10,20,30,40……自動車、10A,
20A,30A,40A……前面構造、12,2
2,42,52,62……フロントバランスパネ
ル、24,44,54,64……エアカツトフラ
ツプ、38,48,58、68……空気流路、4
2A,52A……下端角部、48A……上方開口
部、48B……下方開口部。
Claims (1)
- 車体前端下部に車体幅方向に長く形成されるエ
アカツトフラツプを有してなる自動車の前面構造
において、前記エアカツトフラツプの前方に、車
両走行時に車速風の一部を上方の開口部より導入
して下方の開口部から下方へ偏向させるようにし
た空気流路を、前記エアカツトフラツプ前面との
間に形成するとともに、前後方向の縦断面で、下
端角部が前方に凸の円弧状とされた略L字形状の
バランスパネルを配置したことを特徴とする自動
車の前面構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13616883U JPS6046385U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 自動車の前面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13616883U JPS6046385U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 自動車の前面構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6046385U JPS6046385U (ja) | 1985-04-01 |
JPS6337348Y2 true JPS6337348Y2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=30306250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13616883U Granted JPS6046385U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 自動車の前面構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046385U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1091711C (zh) * | 1998-03-17 | 2002-10-02 | 本田技研工业株式会社 | 机动两轮车的踏板托架装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030047348A (ko) * | 2001-12-10 | 2003-06-18 | 기아자동차주식회사 | 자동차의 전면부 공기유입구조 |
JP4692153B2 (ja) * | 2005-08-24 | 2011-06-01 | 日産自動車株式会社 | 車輪の風圧抵抗低減装置 |
-
1983
- 1983-09-02 JP JP13616883U patent/JPS6046385U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1091711C (zh) * | 1998-03-17 | 2002-10-02 | 本田技研工业株式会社 | 机动两轮车的踏板托架装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6046385U (ja) | 1985-04-01 |
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